JP2005322140A - 運用監視システムおよびその方法、並びに中継サーバ - Google Patents

運用監視システムおよびその方法、並びに中継サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】 OSの種類やバージョンに影響されない運用監視システムおよびその方法、並びに中継サーバを提供する。
【解決手段】 被監視サーバ20と運用監視サーバ50との間に中継サーバ30を設置し、被監視サーバ20で監視対象21の状態変化を検知してこれを中継サーバ30に通信回線を介して通知し、中継サーバ30で、検知情報書込処理手段31により、通知を受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイル32にメッセージを書き込み、さらに必要メッセージの抽出およびその変換処理を行ってOSログファイル34に書き込む。そして、中継サーバ30のログファイル監視処理手段38により、ログファイル34を監視し、運用監視サーバ50の運用監視処理手段51に通信回線を介してメッセージを通知する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被監視サーバの運用状態を監視するための運用監視システムおよびその方法、並びに中継サーバに係り、例えば、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSを搭載した被監視サーバを新規に導入する場合等に利用できる。
従来より、1つの運用監視サーバにより、複数の被監視サーバの運用状態の監視が行われている。このような運用監視を行う場合には、通常、運用監視の対象となる複数の被監視サーバのそれぞれに、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェントと称されるプログラムをインストールし、一方、運用監視サーバには、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャと称されるプログラムをインストールする。これらのエージェントおよびマネージャには、例えば、OpenView(非特許文献1参照)等の市販のプログラムが用いられている。
図3には、このようなエンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェントおよびマネージャにより実現される従来の運用監視システム90の構成が例示されている。後述する如く、本発明の運用監視システムは、従来の運用監視システムと1つの運用監視サーバを共有する形で併設することができ、後述する図1では、既存の被監視サーバ70の監視を行う従来の運用監視システムを含む形で、新規に導入された被監視サーバ20の監視を行う本発明の運用監視システムの構成が説明されている。従って、図3では、後述する図1のシステム構成における既存の被監視サーバ70の監視を行う部分を、従来の運用監視システム90であるものとして説明を行うものとする。
図3において、既存の被監視サーバ70、つまり従来の運用監視方法により運用状態を監視される被監視サーバには、3つに分類される監視対象71,72,73がある。そして、従来の運用監視システム90では、これらの3分類された監視対象71,72,73に対し、それぞれ異なる方法での監視を行っている。これらの3つの監視方法を監視パターン(1),(2),(3)とする。
監視パターン(1)では、監視対象71について生じる障害等、すなわち被監視サーバ70に常駐するシステム管理ソフトウェア(事後的にインストールするエンタープライズ・システム管理ソフトウェアではなく、被監視サーバ70に最初から搭載されているシステム管理ソフトウェア)により検知可能な障害等の監視を行う。先ず、被監視サーバ70において、システム管理ソフトウェアのエージェント(プログラム)を実行して実現される状態変化検知処理手段74により、監視対象71の状態変化(障害等)を検知する処理を行う。そして、システム管理ソフトウェアのマネージャ(プログラム)を実行して実現される検知情報書込処理手段75により、状態変化検知処理手段(エージェント)74からの通知を受け取り、システム管理ソフトウェアのログファイル76に、検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行う。
続いて、監視情報抽出処理手段77により、ログファイル76から、検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに、抽出したメッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイル78に、変換後のメッセージを書き込む処理を行う。
次に、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェント(プログラム)を実行して実現されるログファイル監視処理手段82により、オペレーティングシステムのログファイル78を監視し、運用監視サーバ50に通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを運用監視サーバ50に通知する処理を行う。そして、運用監視サーバ50において、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャ(プログラム)を実行して実現される運用監視処理手段51により、ログファイル監視処理手段(エージェント)82からの通知を受け取り、この通知に基づき被監視サーバ70の運用状態を監視する処理を行う。
なお、ログファイル監視処理手段82を構成するエンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェントは、被監視サーバ70の監視を行うために、運用監視サーバ50にインストールされたエンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャに対応させて、その被監視サーバ70に事後的にインストールされるものであるのに対し、状態変化検知処理手段74を構成するシステム管理ソフトウェアのエージェントおよび検知情報書込処理手段75を構成するシステム管理ソフトウェアのマネージャ、並びにシステム管理ソフトウェアのログファイル76、監視情報抽出処理手段77、OSログファイル78は、被監視サーバ70に最初から搭載され、あるいは設置されているものである。
監視パターン(2)では、監視対象72について生じる障害等、すなわち被監視サーバ70に常駐するシステム管理ソフトウェアにより検知不可能な障害等であって、かつ、監視対象72自らによりログファイルに書き込まれる障害等の監視を行う。先ず、被監視サーバ70において、監視対象72の状態変化(障害等)の情報が、監視対象72自らにより監視対象自発書込用のログファイル79に書き込まれる。この監視対象自発書込用のログファイル79には、オペレーティングシステムのログファイル78も含まれるが、図3では、説明の便宜上、分けて記載されている。
続いて、ログファイル監視処理手段(エージェント)82により、監視対象自発書込用のログファイル79を監視し、運用監視サーバ50に通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを運用監視サーバ50に通知する処理を行う。そして、運用監視サーバ50において、運用監視処理手段(マネージャ)51により、ログファイル監視処理手段(エージェント)82からの通知を受け取り、この通知に基づき被監視サーバ70の運用状態を監視する処理を行う。
監視パターン(3)では、監視対象73について生じる障害等、すなわち被監視サーバ70に常駐するシステム管理ソフトウェアにより検知不可能な障害等であって、かつ、別途作成されてインストールされた監視アプリケーションで監視対象73の状態を監視することにより検知可能な障害等の監視を行う。先ず、被監視サーバ70において、監視アプリケーションを定期的に起動・実行して実現される状態変化監視処理手段80により、監視対象73の状態変化を監視する処理を行う。そして、状態変化監視処理手段(監視アプリケーション)80により異常を検知した場合に、その検知した異常に関するメッセージを、状態変化監視処理手段(監視アプリケーション)80により状態変化監視処理手段書込用のログファイル81に書き込む。
続いて、ログファイル監視処理手段(エージェント)82により、状態変化監視処理手段書込用のログファイル81を監視し、運用監視サーバ50に通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを運用監視サーバ50に通知する処理を行う。そして、運用監視サーバ50において、運用監視処理手段(マネージャ)51により、ログファイル監視処理手段(エージェント)82からの通知を受け取り、この通知に基づき被監視サーバ70の運用状態を監視する処理を行う。
なお、状態変化検知処理手段74を構成するシステム管理ソフトウェアのエージェントが、被監視サーバ70に最初から搭載されている常駐のプログラムであるのに対し、状態変化監視処理手段80を構成する監視アプリケーションは、被監視サーバ70の運用状態を監視するために作成されて事後的にインストールされたプログラムである。
また、運用状態を監視し、障害等を検知するシステムとしては、通信ネットワークを介して順不同に到着する監視情報の効率的な並べ替えを行う状態監視システム(特許文献1参照)、ビジネスオフィス機器の遠隔監視・診断・修理を可能にしたシステム(特許文献2参照)がある。
特開平10−190657号公報(段落[0013]、図1、要約) 特開2001−309454号公報(段落[0008]、要約) 日本ヒューレット・パッカード株式会社、"HP OpenViewとは?"、[online]、日本HPホームページ、[平成16年4月24日検索]、インターネット<URL:http://www.compaq.co.jp/products/software/management/openview/about/index.html>
ところで、前述した図3に示す従来の運用監視システム90では、1つの運用監視サーバ50により、複数の被監視サーバ70の運用状態を監視することができるが、新システムの構築や既存の被監視サーバ70のオペレーティングシステム(OS)のサポート切れ等の種々の事情により、被監視サーバを新規に導入する場合(本願明細書では、コンピュータのハードウェアを変えずにOSを入れ替えてバージョンアップする場合も、被監視サーバを新規に導入することと捉え、そのようなサーバも新規導入の被監視サーバと呼ぶものとする。)には、その被監視サーバにも既存の被監視サーバ70の場合と同様に、ログファイル監視処理手段82を構成するエンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェントをインストールする必要がある。
しかしながら、新規に導入する被監視サーバのOSが、全く新しい種類のOSであったり、バージョンアップされたOSであった場合には、それらのOSが、運用監視システムを構成するエンタープライズ・システム管理ソフトウェアがサポートするOSの対象外となり、この新規に導入する被監視サーバに、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェントをインストールすることができない場合がある。すなわち、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェントとして市販のプログラムを採用する場合には、その市販のエージェントが、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSに対応したエージェントでなければ、インストールすることができず、そのような新しい種類のOSやバージョンアップされたOSに対応したエージェントが販売されていない場合には、新規に導入する被監視サーバの運用状態の監視を行うことができないことになる。例えば、LINUX(商標)の最新バージョンは、運用監視システムを構成するエンタープライズ・システム管理ソフトウェアがサポートするOSの対象外なので、導入することができない等であり、また、これに準ずる場合として、WINDOWS(商標)の最新版のサポートのためには、パッチを必要とすることが多い等の不都合もある。
また、仮に、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSに対応したエージェントを入手できるとしても、このエージェントのバージョンアップに対応させて、運用監視サーバに搭載するエンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャについても、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSに対応したバージョンアップされたものとする必要がある。しかしながら、市販のエンタープライズ・システム管理ソフトウェアについては、エージェントの価格に比べ、マネージャの価格が2桁程高いため、バージョンアップされたマネージャを購入するのはコストがかかるうえ、運用監視サーバのマネージャをバージョンアップすると、それまで旧バージョンのマネージャで監視を行っていた他の被監視サーバについて今まで通りに支障なく監視を行うことができるか否かのテストを行わなければならず、この点でも手間やコストがかかるという問題が生じる。
一方、後者のような他の被監視サーバについての監視を継続するうえでの問題点を解消するために、他の被監視サーバ(既存のもの。)を監視するための運用監視サーバ(旧バージョンのマネージャが搭載されているもの。)とは別に、新規に導入する被監視サーバ(新しい種類のOSやバージョンアップされたOSが搭載されたもの。)を監視するための運用監視サーバ(バージョンアップしたマネージャが搭載されているもの。)を設置することも考えられるが、この場合には、バージョンアップしたマネージャの購入費用と合わせ、運用監視サーバの設置費用として非常に高額なコスト(例えば、億単位のコスト)がかかるので、例えば、サーバの監視を依頼される運用監視システムの管理者は、新規に導入する被監視サーバ(新しい種類のOSやバージョンアップされたOSが搭載されたもの。)について監視を依頼してきた依頼人から受け取ることができる対価に比べ、見合わない投資をすることになりかねない。
以上のことから、結果的に、システムを構築するにあたり、被監視サーバに導入することができるOSに制約が生じていた。従って、OSの種類やバージョンに影響されない運用監視方法を実現することにより、被監視サーバに、様々な種類のOSや、様々なバージョンのOSを導入することができるようにし、OSの制約なくシステム構築を行うことができるようにすることが望まれる。
なお、前述した特許文献1,2に記載されたシステムは、上記のようなOSの種類やバージョンに影響されない運用監視方法を実現するという課題を解決するものではない。
本発明の目的は、OSの種類やバージョンに影響されない運用監視システムおよびその方法、並びに中継サーバを提供するところにある。
本発明は、被監視サーバと運用監視サーバとの間に中継サーバを設置して前記目的を達成するものである。
具体的には、本発明は、被監視サーバの運用状態を監視するために、被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を検知する処理を行う状態変化検知処理手段と、この状態変化検知処理手段からの通知を受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行う検知情報書込処理手段と、システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行う監視情報抽出処理手段と、オペレーティングシステムのログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段と、運用監視サーバに設けられてログファイル監視処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視処理手段とを備えた運用監視システムにおいて、被監視サーバと運用監視サーバとの間には、中継サーバが設置され、この中継サーバには、検知情報書込処理手段と、システム管理ソフトウェアのログファイルと、監視情報抽出処理手段と、オペレーティングシステムのログファイルと、ログファイル監視処理手段とが配置されていることを特徴とするものである。
このような本発明の運用監視システム(以下、監視パターン(1)を実現する発明という。)においては、被監視サーバと運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、この中継サーバに、検知情報書込処理手段と、システム管理ソフトウェアのログファイルと、監視情報抽出処理手段と、オペレーティングシステムのログファイルと、ログファイル監視処理手段とを配置したので、被監視サーバの状態変化検知処理手段からの通知を、被監視サーバの検知情報書込処理手段ではなく、中継サーバに配置した検知情報書込処理手段により受け取ることが可能となる。従って、システム管理ソフトウェアのログファイル、監視情報抽出処理手段、オペレーティングシステムのログファイル、およびログファイル監視処理手段も、中継サーバ上で機能するようになり、中継サーバのログファイル監視処理手段により拾われた被監視サーバの障害等の情報は、中継サーバのログファイル監視処理手段からの通知により、運用監視サーバの運用監視処理手段に伝達され、収集される。
このため、被監視サーバの状態変化検知処理手段からの通知を受け取ることができる中継サーバの検知情報書込処理手段を作成すれば、すなわち被監視サーバの状態変化検知処理手段との通信を行うことができ、かつ、中継サーバのオペレーティングシステム(OS)上で機能する検知情報書込処理手段を用意することを前提とし、被監視サーバのOSと、中継サーバのOSとを異なるものとすることが可能となる。従って、新規に導入する被監視サーバのOSが、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSであっても、中継サーバのOSを、ログファイル監視処理手段の構成プログラムをインストールすることができるOSとすることが可能となる。換言すれば、中継サーバにインストールするログファイル監視処理手段の構成プログラムには、その中継サーバのOSを現状でサポートしている市販のプログラムを用いたり、あるいは既存の被監視サーバにインストールされて既存の種類のOS上や旧バージョンのOS上で機能しているプログラムと同じプログラムを用いることが可能となる。従って、新規に導入する被監視サーバのOSの種類やバージョンによってはログファイル監視処理手段の構成プログラムをインストールすることができないという事態が解消され、OSの種類やバージョンに影響されない運用監視を実現することが可能となる。
また、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSに対応したログファイル監視処理手段の構成プログラムを入手することができる状況下において、そのプログラムを入手して新規に導入する被監視サーバにインストールするとともに、これに対応させて、運用監視サーバの運用監視処理手段の構成プログラムもバージョンアップするか、あるいはバージョンアップされた運用監視処理手段の構成プログラムをインストールした運用監視サーバを別途に設置するという対応をとった場合に生じる不都合、すなわち既存の被監視サーバの監視を支障なく継続することができるか否かのテストを実施するのに手間やコストがかかったり、あるいは設備投資に高いコストがかかるという不都合が解消され、これらにより前記目的が達成される。
また、本発明は、被監視サーバの運用状態を監視するために、被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化の情報が監視対象自らにより書き込まれる監視対象自発書込用のログファイルと、この監視対象自発書込用のログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段と、運用監視サーバに設けられてログファイル監視処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視処理手段とを備えた運用監視システムにおいて、被監視サーバと運用監視サーバとの間には、中継サーバが設置され、この中継サーバには、ログファイル監視処理手段が配置されるとともに、被監視サーバおよび/または中継サーバには、被監視サーバに設けられた監視対象自発書込用のログファイルを被監視サーバと中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段が設けられていることを特徴とするものである。
ここで、「監視対象自発書込用のログファイル」には、オペレーティングシステムのログファイルも含まれる。
このような本発明の運用監視システム(以下、監視パターン(2)を実現する発明という。)においては、被監視サーバと運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、この中継サーバにログファイル監視処理手段を配置し、被監視サーバおよび/または中継サーバにファイル共有処理手段を設けたので、中継サーバに配置されたログファイル監視処理手段により、共有化された被監視サーバの監視対象自発書込用のログファイルを、あたかも中継サーバに設けられた監視対象自発書込用のログファイルにアクセスするかの如く、監視することが可能となる。
このため、異なるOS間でのファイル共有を実現することができるファイル共有処理手段を用意することを前提とし、被監視サーバのOSと、中継サーバのOSとを異なるものとすることが可能となるので、新規に導入する被監視サーバのOSが、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSであっても、中継サーバのOSを、ログファイル監視処理手段の構成プログラムをインストールすることができるOSとすることが可能となる。従って、前述した監視パターン(1)を実現する発明の場合と同様に、新規に導入する被監視サーバのOSの種類やバージョンによってはログファイル監視処理手段の構成プログラムをインストールすることができないという事態が解消され、OSの種類やバージョンに影響されない運用監視を実現することが可能となる。
また、前述した監視パターン(1)を実現する発明の場合と同様に、運用監視サーバの運用監視処理手段の構成プログラムのバージョンアップ、あるいは運用監視サーバの新規設置に伴って生じる不都合、すなわち既存の被監視サーバの監視を支障なく継続することができるか否かのテストを実施するのに手間やコストがかかったり、あるいは設備投資に高いコストがかかるという不都合が解消され、これらにより前記目的が達成される。
さらに、本発明は、被監視サーバの運用状態を監視するために、被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を監視する処理を行う状態変化監視処理手段と、被監視サーバに設けられて状態変化監視処理手段により異常が検知された場合にその検知した異常に関するメッセージが状態変化監視処理手段により書き込まれる状態変化監視処理手段書込用のログファイルと、この状態変化監視処理手段書込用のログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段と、運用監視サーバに設けられてログファイル監視処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視処理手段とを備えた運用監視システムにおいて、被監視サーバと運用監視サーバとの間には、中継サーバが設置され、この中継サーバには、ログファイル監視処理手段が配置されるとともに、被監視サーバおよび/または中継サーバには、被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段書込用のログファイルを被監視サーバと中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段が設けられていることを特徴とするものである。
このような本発明の運用監視システム(以下、監視パターン(3)を実現する発明という。)においては、被監視サーバと運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、この中継サーバにログファイル監視処理手段を配置し、被監視サーバおよび/または中継サーバにファイル共有処理手段を設けたので、中継サーバに配置されたログファイル監視処理手段により、共有化された被監視サーバの状態変化監視処理手段書込用のログファイルを、あたかも中継サーバに設けられた状態変化監視処理手段書込用のログファイルにアクセスするかの如く、監視することが可能となる。
このため、異なるOS間でのファイル共有を実現することができるファイル共有処理手段を用意することを前提とし、被監視サーバのOSと、中継サーバのOSとを異なるものとすることが可能となるので、新規に導入する被監視サーバのOSが、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSであっても、中継サーバのOSを、ログファイル監視処理手段の構成プログラムをインストールすることができるOSとすることが可能となる。従って、前述した監視パターン(1)、(2)を実現する発明の場合と同様に、新規に導入する被監視サーバのOSの種類やバージョンによってはログファイル監視処理手段の構成プログラムをインストールすることができないという事態が解消され、OSの種類やバージョンに影響されない運用監視を実現することが可能となる。
また、前述した監視パターン(1)、(2)を実現する発明の場合と同様に、運用監視サーバの運用監視処理手段の構成プログラムのバージョンアップ、あるいは運用監視サーバの新規設置に伴って生じる不都合、すなわち既存の被監視サーバの監視を支障なく継続することができるか否かのテストを実施するのに手間やコストがかかったり、あるいは設備投資に高いコストがかかるという不都合が解消され、これらにより前記目的が達成される。
そして、以上に述べた監視パターン(1)、(2)、(3)を実現する各発明は、自在に組み合わせることができ、例えば、運用監視システムの管理者による監視のサービスレベル(コストや監視の必要性等に応じて定まるレベル)により、ある1つの被監視サーバに対し、監視パターン(1)と(2)との組合せ、(1)と(3)との組合せ、(2)と(3)との組合せ、(1)と(2)と(3)との組合せの監視を実現することができる。特に、3つの監視パターン(1)、(2)、(3)を全て組み合わせた監視を行うことが最も一般的であるため、次のような構成の発明とすることが望ましい。
すなわち、本発明は、被監視サーバの運用状態を監視するために、被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を検知する処理を行う状態変化検知処理手段と、この状態変化検知処理手段からの通知を受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行う検知情報書込処理手段と、システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行う監視情報抽出処理手段とを備え、かつ、被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化の情報が監視対象自らにより書き込まれる監視対象自発書込用のログファイルを備え、かつ、被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を監視する処理を行う状態変化監視処理手段と、被監視サーバに設けられて状態変化監視処理手段により異常が検知された場合にその検知した異常に関するメッセージが状態変化監視処理手段により書き込まれる状態変化監視処理手段書込用のログファイルとを備えるとともに、オペレーティングシステムのログファイル、監視対象自発書込用のログファイル、および状態変化監視処理手段書込用のログファイルをそれぞれ監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段と、運用監視サーバに設けられてログファイル監視処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視処理手段とを備えた運用監視システムにおいて、被監視サーバと運用監視サーバとの間には、中継サーバが設置され、この中継サーバには、検知情報書込処理手段と、システム管理ソフトウェアのログファイルと、監視情報抽出処理手段と、オペレーティングシステムのログファイルと、ログファイル監視処理手段とが配置されるとともに、被監視サーバおよび/または中継サーバには、被監視サーバに設けられた監視対象自発書込用および状態変化監視処理手段書込用の各ログファイルを被監視サーバと中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段が設けられていることを特徴とするものである。
また、以上に述べた本発明の運用監視システムにより実現される運用監視方法として、以下のような本発明の運用監視方法が挙げられる。
すなわち、本発明は、被監視サーバの運用状態を監視するために、被監視サーバに設けられた状態変化検知処理手段により、監視対象の状態変化を検知する処理を行い、検知情報書込処理手段により、状態変化検知処理手段からの通知を受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行い、監視情報抽出処理手段により、システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行い、ログファイル監視処理手段により、オペレーティングシステムのログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行い、運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段により、ログファイル監視処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視方法において、被監視サーバと運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、この中継サーバに、検知情報書込処理手段と、システム管理ソフトウェアのログファイルと、監視情報抽出処理手段と、オペレーティングシステムのログファイルと、ログファイル監視処理手段とを配置し、中継サーバに配置された検知情報書込処理手段により、被監視サーバに設けられた状態変化検知処理手段からの通知を通信回線を介して受け取り、中継サーバに配置されたログファイル監視処理手段から通信回線を介して運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段への通知を行うことを特徴とするものである。
このような本発明の運用監視方法においては、前述した本発明の運用監視システム(監視パターン(1)を実現する発明)で得られる作用・効果がそのまま得られ、これにより前記目的が達成される。
また、本発明は、被監視サーバの運用状態を監視するために、被監視サーバに設けられた監視対象自発書込用のログファイルに監視対象の状態変化の情報を監視対象自らが書き込み、ログファイル監視処理手段により、監視対象自発書込用のログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行い、運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段により、ログファイル監視処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視方法において、被監視サーバと運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、この中継サーバに、ログファイル監視処理手段を配置するとともに、被監視サーバおよび/または中継サーバに、被監視サーバに設けられた監視対象自発書込用のログファイルを被監視サーバと中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段を設けておき、中継サーバに配置されたログファイル監視処理手段により、ファイル共有処理手段で共有化された被監視サーバの監視対象自発書込用のログファイルを監視することを特徴とするものである。
このような本発明の運用監視方法においては、前述した本発明の運用監視システム(監視パターン(2)を実現する発明)で得られる作用・効果がそのまま得られ、これにより前記目的が達成される。
さらに、本発明は、被監視サーバの運用状態を監視するために、被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段により、監視対象の状態変化を監視する処理を行い、状態変化監視処理手段により異常を検知した場合にその検知した異常に関するメッセージを状態変化監視処理手段により被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段書込用のログファイルに書き込み、ログファイル監視処理手段により、状態変化監視処理手段書込用のログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行い、運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段により、ログファイル監視処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視方法において、被監視サーバと運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、この中継サーバに、ログファイル監視処理手段を配置するとともに、被監視サーバおよび/または中継サーバに、被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段書込用のログファイルを被監視サーバと中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段を設けておき、中継サーバに配置されたログファイル監視処理手段により、ファイル共有処理手段で共有化された被監視サーバの状態変化監視処理手段書込用のログファイルを監視することを特徴とするものである。
このような本発明の運用監視方法においては、前述した本発明の運用監視システム(監視パターン(3)を実現する発明)で得られる作用・効果がそのまま得られ、これにより前記目的が達成される。
そして、本発明は、被監視サーバの運用状態を監視するために、被監視サーバに設けられた状態変化検知処理手段により、監視対象の状態変化を検知する処理を行い、検知情報書込処理手段により、状態変化検知処理手段からの通知を受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行い、監視情報抽出処理手段により、システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行い、かつ、被監視サーバに設けられた監視対象自発書込用のログファイルに監視対象の状態変化の情報を監視対象自らが書き込み、かつ、被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段により、監視対象の状態変化を監視する処理を行い、状態変化監視処理手段により異常を検知した場合にその検知した異常に関するメッセージを状態変化監視処理手段により被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段書込用のログファイルに書き込むとともに、ログファイル監視処理手段により、オペレーティングシステムのログファイル、監視対象自発書込用のログファイル、および状態変化監視処理手段書込用のログファイルをそれぞれ監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行い、運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段により、ログファイル監視処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視方法において、被監視サーバと運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、この中継サーバに、検知情報書込処理手段と、システム管理ソフトウェアのログファイルと、監視情報抽出処理手段と、オペレーティングシステムのログファイルと、ログファイル監視処理手段とを配置するとともに、被監視サーバおよび/または中継サーバに、被監視サーバに設けられた監視対象自発書込用および状態変化監視処理手段書込用の各ログファイルを被監視サーバと中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段を設けておき、中継サーバに配置された検知情報書込処理手段により、被監視サーバに設けられた状態変化検知処理手段からの通知を通信回線を介して受け取り、中継サーバに配置されたログファイル監視処理手段により、ファイル共有処理手段で共有化された被監視サーバの監視対象自発書込用および状態変化監視処理手段書込用の各ログファイルを監視し、中継サーバに配置されたログファイル監視処理手段から通信回線を介して運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段への通知を行うことを特徴とするものである。
このような本発明の運用監視方法においては、前述した本発明の運用監視システム(監視パターン(1)、(2)、(3)を組み合わせた監視を実現する発明)で得られる作用・効果がそのまま得られ、これにより前記目的が達成される。
また、本発明は、前述した本発明の運用監視システム(監視パターン(1)を実現する発明)を構成する中継サーバであり、次のような構成のものである。すなわち、本発明は、被監視サーバとこの被監視サーバの運用状態を監視するための運用監視サーバとの間に設置される中継サーバであって、被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を検知する処理を行う状態変化検知処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行う検知情報書込処理手段と、システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行う監視情報抽出処理手段と、オペレーティングシステムのログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
さらに、本発明は、前述した本発明の運用監視システム(監視パターン(2)、(3)を実現する発明)を構成する中継サーバであり、次のような構成のものである。すなわち、本発明は、被監視サーバとこの被監視サーバの運用状態を監視するための運用監視サーバとの間に設置される中継サーバであって、この中継サーバ自体および/または被監視サーバに設けられたファイル共有処理手段により共有化された被監視サーバのログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段を備えたことを特徴とするものである。
以上に述べたように本発明によれば、被監視サーバと運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、この中継サーバにログファイル監視処理手段を配置し、中継サーバに配置されたログファイル監視処理手段からの通知により、被監視サーバの障害等の情報を、運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段に伝達するので、OSの種類やバージョンに影響されない運用監視を実現することができるうえ、運用監視サーバの運用監視処理手段の構成プログラムのバージョンアップ、あるいは運用監視サーバの新規設置を行う必要がないため、既存の被監視サーバの監視を支障なく継続することができるか否かのテストの実施の手間やコストを省くことができ、あるいは過大な設備投資を回避することができるという効果がある。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1には、本発明の運用監視システムと従来の運用監視システムとが併設された状態の本実施形態の運用監視システム10の全体構成が示されている。このうち、新規導入の被監視サーバ20の監視を行う部分が、本発明の運用監視システムを構成する部分であり、図2には、この本発明の運用監視システムを構成する部分の詳細構成が示されている。また、既存の被監視サーバ70の監視を行う部分が、前述した図3の従来の運用監視システム90を構成する部分である。
図1において、運用監視システム10は、3つの新規導入の被監視サーバ20A,20B,20Cと、複数の既存の被監視サーバ70との運用監視を行うシステムである。なお、3つの新規導入の被監視サーバ20A,20B,20Cを総称して被監視サーバ20と記載するものとする。
運用監視システム10は、新規導入の各被監視サーバ20および既存の各被監視サーバ70とそれぞれ通信回線で接続されてこれらの被監視サーバ20,70の運用監視を行うための運用監視サーバ50と、この運用監視サーバ50に接続された運用状態の画面監視用の監視モニタ60とを備えている。また、新規導入の被監視サーバ20A,20Bと運用監視サーバ50とを接続する通信回線上には、中継サーバ30Aが設置され、新規導入の被監視サーバ20Cと運用監視サーバ50とを接続する通信回線上には、中継サーバ30Bが設置されている。
前者の中継サーバ30Aは、複数の被監視サーバ20A,20Bの監視のために設置され、例えば、被監視サーバ20A,20BのOSが同一または類似の場合、被監視サーバ20A,20Bの設置場所が比較的近い場合、被監視サーバ20A,20Bの管理者が同一である場合等に設置される。一方、後者の中継サーバ30Bは、単一の被監視サーバ20Cの監視のために設置され、例えば、被監視サーバ20CのOSが被監視サーバ20A,20BのOSと非類似の場合、被監視サーバ20Cの設置場所が被監視サーバ20A,20Bの設置場所から比較的遠い場合、被監視サーバ20Cの管理者が被監視サーバ20A,20Bの管理者と異なる場合等に設置される。なお、2つの中継サーバ30A,30Bを総称して中継サーバ30と記載するものとする。
ここで、通信回線は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット、あるいはこれらの組合せ等であり、有線であるか無線であるかは問わない。また、通信回線は、専用線としてもよい。
図2において、新規導入の被監視サーバ20は、既存の被監視サーバ70に搭載されたOSとは異なる新しい種類のOSやバージョンアップされたOS(例えば、LINUX(商標)の最新バージョン等)が搭載されたコンピュータにより構成され、この被監視サーバ20には、前述した図3の既存の被監視サーバ70の場合と同様に、3つに分類される監視対象21,22,23がある。そして、運用監視システム10では、これらの3分類された監視対象21,22,23に対し、異なる3つの監視パターン(1),(2),(3)での監視を行っている。
また、新規導入の被監視サーバ20は、状態変化検知処理手段24と、監視対象自発書込用のログファイル25と、状態変化監視処理手段26と、状態変化監視処理手段書込用のログファイル27と、ファイル共有処理手段28とを備えている。
状態変化検知処理手段24は、監視対象21の状態変化(障害等)を検知する処理を行うものであり、システム管理ソフトウェアのエージェント(プログラム)を実行して実現される。このエージェントは、被監視サーバ20に最初から搭載されている常駐のプログラムである。
監視対象自発書込用のログファイル25は、監視対象22の状態変化(障害等)の情報が監視対象21自らにより書き込まれるログファイルである。このログファイル25には、被監視サーバ20のオペレーティングシステムのログファイルが含まれる他、例えば、アプリケーション(プログラム)のログファイルやデータベースマネジメントシステム(Oracle(商標)等)のログファイル等が含まれる。
状態変化監視処理手段26は、監視対象23の状態変化を監視する処理を行うものであり、監視アプリケーションを定期的に起動し、実行することにより実現される。この監視アプリケーションは、状態変化検知処理手段24を構成するシステム管理ソフトウェアのエージェントとは異なり、監視対象23の状態変化を監視するために、事後的にインストールされたプログラムである。
状態変化監視処理手段書込用のログファイル27は、状態変化監視処理手段(監視アプリケーション)26により異常が検知された場合に、状態変化監視処理手段26により、その検知した異常に関するメッセージが書き込まれるログファイルである。このログファイル27は、監視対象自発書込用のログファイル25と共通のログファイルとしてもよい。
ファイル共有処理手段28は、中継サーバ30に設けられたファイル共有処理手段35とともに、監視対象自発書込用のログファイル25および状態変化監視処理手段書込用のログファイル27を、被監視サーバ20と中継サーバ30との間でファイル共有させる処理を行うものである。なお、ファイル共有処理手段28は、被監視サーバ20のOSと中継サーバ30のOSとの関係次第で、中継サーバ30に設けられたファイル共有処理手段35だけでファイル共有処理を実現することができる場合には、設置を省略することができる。
中継サーバ30は、複数の既存の被監視サーバ70に搭載されたOSのうちのいずれかと同じOS、または市販のエンタープライズ・システム管理ソフトウェアがサポートしているOSが搭載されたコンピュータ、すなわち新規導入の被監視サーバ20に搭載されたOS(新しい種類のOSやバージョンアップされたOS)とは異なるOSが搭載されたコンピュータにより構成され、検知情報書込処理手段31と、システム管理ソフトウェアのログファイル32と、監視情報抽出処理手段33と、オペレーティングシステム(OS)のログファイル34と、ファイル共有処理手段35と、ログファイル監視処理手段38とを備えている。
検知情報書込処理手段31は、状態変化検知処理手段(エージェント)24からの通知を通信回線を介して受け取り、システム管理ソフトウェアのログファイル32に、検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行うものであり、システム管理ソフトウェアのマネージャ(プログラム)を実行して実現される。このマネージャは、中継サーバ30に最初から搭載されていた常駐のプログラムではなく、中継サーバ30のOS上で機能し、かつ、状態変化検知処理手段(エージェント)24との通信を行うことができるように作成されて事後的にインストールされたプログラムである。このマネージャは、例えば、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSが搭載されている被監視サーバ20に最初から搭載されているシステム管理ソフトウェアのマネージャ(常駐のプログラム)を改良して作成してもよく、あるいは中継サーバ30に最初から搭載されているシステム管理ソフトウェアのマネージャ(常駐のプログラム)または中継サーバ30のOSと同じOSを搭載している既存の被監視サーバ70に最初から搭載されているシステム管理ソフトウェアのマネージャ(常駐のプログラム)を改良して作成してもよい。
システム管理ソフトウェアのログファイル32は、検知情報書込処理手段31により、この検知情報書込処理手段31が状態変化検知処理手段(エージェント)24から受け取った検知情報に関するメッセージが書き込まれるログファイルである。
監視情報抽出処理手段33は、ログファイル32から、検知情報に関するメッセージのうち、監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに、抽出したメッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイル34に、変換後のメッセージを書き込む処理を行うものである。
オペレーティングシステムのログファイル34は、中継サーバ30のOSのログファイルであり、監視情報抽出処理手段33による変換後のメッセージが書き込まれるログファイルである。
ファイル共有処理手段35は、被監視サーバ20に設けられたファイル共有処理手段28とともに、監視対象自発書込用のログファイル25および状態変化監視処理手段書込用のログファイル27を、被監視サーバ20と中継サーバ30との間でファイル共有させる処理を行うものである。なお、ファイル共有処理手段35は、被監視サーバ20のOSと中継サーバ30のOSとの関係次第で、被監視サーバ20に設けられたファイル共有処理手段28だけでファイル共有処理を実現することができる場合には、設置を省略することができる。例えば、被監視サーバ20のOSがLINUX(商標)であり、かつ、中継サーバ30のOSがWINDOWS(商標)である場合に、被監視サーバ20にSamba(商標)というソフトウェア(フリーウェア)を搭載し、このSambaにより被監視サーバ20側のファイル共有処理手段28を実現すれば、中継サーバ30側のファイル共有処理手段35の設置(ファイル共有処理手段35を構成するソフトウェアの搭載)を省略することができる。Sambaは、NET BIOSというWINDOWSでサポートしている通信プロトコル(規約)をLINUXで使用できるようにするソフトウェアであるため、このSambaを導入することでLINUXとWINDOWSとがNET BIOSで通信できるようになり、結果としてファイル共有が可能になるからである。
ログファイル監視処理手段38は、オペレーティングシステムのログファイル34と、ファイル共有処理手段28,35によりファイル共有化された被監視サーバ20の監視対象自発書込用のログファイル25および状態変化監視処理手段書込用のログファイル27とを監視し、運用監視サーバ50に通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバ50の運用監視処理手段51に通知する処理を行うものであり、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェント(プログラム)を実行して実現される。
運用監視サーバ50は、被監視サーバ20を新規に導入する前から設置されていた既存の運用監視サーバであり、コンピュータにより構成され、運用監視処理手段51を備えている。この運用監視処理手段51は、ログファイル監視処理手段(エージェント)38からの通知を通信回線を介して受け取り、この通知に基づき新規導入の各被監視サーバ20および既存の各被監視サーバ70の運用状態を監視する処理を行うものであり、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャ(プログラム)を実行して実現される。なお、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェントおよびマネージャには、例えば、前述したOpenView(非特許文献1参照)等の市販のプログラムを用いることができる。
なお、既存の被監視サーバ70については、前述した図3の従来の運用監視システム90として詳述したので、ここでは説明を省略する。
以上において、新規導入の被監視サーバ20の状態変化検知処理手段24、状態変化監視処理手段26、ファイル共有処理手段28、中継サーバ30の検知情報書込処理手段31、監視情報抽出処理手段33、ファイル共有処理手段35、ログファイル監視処理手段38、運用監視サーバ50の運用監視処理手段51、および既存の被監視サーバ70(図3参照)の状態変化検知処理手段74、検知情報書込処理手段75、監視情報抽出処理手段77、状態変化監視処理手段80、ログファイル監視処理手段82は、新規導入の被監視サーバ20、中継サーバ30、運用監視サーバ50、および既存の被監視サーバ70を構成する各コンピュータ(パーソナル・コンピュータのみならず、その上位機種のものも含む。)の内部に設けられた中央演算処理装置(CPU)、およびこのCPUの動作手順を規定する一つまたは複数のプログラムにより実現される。
また、新規導入の被監視サーバ20の監視対象自発書込用のログファイル25、状態変化監視処理手段書込用のログファイル27、中継サーバ30のシステム管理ソフトウェアのログファイル32、オペレーティングシステム(OS)のログファイル34、および既存の被監視サーバ70(図3参照)のシステム管理ソフトウェアのログファイル76、OSのログファイル78、監視対象自発書込用のログファイル79、状態変化監視処理手段書込用のログファイル81は、例えばハードディスク等により好適に実現されるが、記憶容量やアクセス速度等に問題が生じない範囲であれば、例えば、EEPROM、フラッシュ・メモリ、RAM、MO、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、FD、磁気テープ、あるいはこれらの組合せ等を採用してもよい。
このような本実施形態においては、以下のようにして運用監視システム10により新規導入の被監視サーバ20の運用状態の監視を行う。なお、既存の被監視サーバ70の運用状態の監視方法については、前述した図3の従来の運用監視システム90による監視方法として詳述したので、ここでは説明を省略する。
図2において、監視パターン(1)では、監視対象21について生じる障害等、すなわち被監視サーバ20に常駐するシステム管理ソフトウェアのエージェント(状態変化検知処理手段24を構成するプログラム)により検知可能な障害等の監視を行う。監視対象21について生じる障害等の監視とは、具体的には、例えば、CPU、メモリ、ディスク、OS、データベースマネジメントシステム(DBMS)等の障害の監視、あるいはCPU使用率、メモリ使用率、ファイルシステム使用率等のリソース監視である。
先ず、被監視サーバ20において、システム管理ソフトウェアのエージェントを実行して実現される状態変化検知処理手段24により、監視対象21の状態変化(障害等)を検知し、検知した障害等の情報を、通信回線を介して中継サーバ30のシステム管理ソフトウェアのマネージャを実行して実現される検知情報書込処理手段31に通知する。
そして、中継サーバ30では、検知情報書込処理手段(マネージャ)31は、状態変化検知処理手段(エージェント)24からの通知を通信回線を介して受け取ると、システム管理ソフトウェアのログファイル32に、受け取った検知情報に関するメッセージを書き込む。
続いて、監視情報抽出処理手段33により、ログファイル32から、検知情報に関するメッセージのうち、監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに、抽出したメッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイル34に、変換後のメッセージを書き込む。
次に、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェントを実行して実現されるログファイル監視処理手段38により、オペレーティングシステムのログファイル34を常に監視し、運用監視サーバ50に通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバ50に通知する。
そして、運用監視サーバ50では、エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャを実行して実現される運用監視処理手段51により、ログファイル監視処理手段(エージェント)38からの通知を通信回線を介して受け取り、この通知に基づき被監視サーバ20の運用状態を監視する。この際、運用監視処理手段51で収集された監視情報は、図1の監視モニタ60に画面表示されて運用監視システム10の管理者に参照されるとともに、図示されない印刷装置で適宜印刷され、また、図示されないメモリに保存される。
監視パターン(2)では、監視対象22について生じる障害等、すなわち被監視サーバ20に常駐するシステム管理ソフトウェアのエージェント(状態変化検知処理手段24を構成するプログラム)により検知不可能な障害等であって、かつ、監視対象22自らによりログファイル25に書き込まれる障害等の監視を行う。監視対象22について生じる障害等の監視とは、具体的には、例えば、ネットワーク・インターフェース・カード(NIC)、アプリケーションサーバ、Webサーバ等の障害等の監視であり、これらの監視対象22は、障害時等に自らログを出力するものである。
先ず、ファイル共有処理手段28,35により、被監視サーバ20の監視対象自発書込用のログファイル25を、被監視サーバ20と中継サーバ30との間でファイル共有化し、中継サーバ30からでも内容を参照できるようにしておく。
この状態で、被監視サーバ20において、監視対象22の状態変化(障害等)の情報が、監視対象22自らにより監視対象自発書込用のログファイル25に書き込まれる。
続いて、中継サーバ30のログファイル監視処理手段(エージェント)38により、ファイル共有化された被監視サーバ20の監視対象自発書込用のログファイル25を常に監視する。この際、ファイル共有がなされているので、ログファイル監視処理手段(エージェント)38は、図2中の点線で示すように、あたかも自らが存在する中継サーバ30上に監視対象自発書込用のログファイル36があるかの如く、被監視サーバ20の監視対象自発書込用のログファイル25にアクセスすることができる。
そして、ログファイル監視処理手段(エージェント)38は、運用監視サーバ50に通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバ50に通知する。
その後、運用監視サーバ50では、運用監視処理手段(マネージャ)51により、ログファイル監視処理手段(エージェント)38からの通知を通信回線を介して受け取り、この通知に基づき被監視サーバ20の運用状態を監視する。この際、運用監視処理手段51で収集された監視情報は、図1の監視モニタ60に画面表示されて運用監視システム10の管理者に参照されるとともに、図示されない印刷装置で適宜印刷され、また、図示されないメモリに保存される。
監視パターン(3)では、監視対象23について生じる障害等、すなわち被監視サーバ20に常駐するシステム管理ソフトウェアのエージェント(状態変化検知処理手段24を構成するプログラム)により検知不可能な障害等であって、かつ、別途作成されてインストールされた監視アプリケーション(状態変化監視処理手段26を構成するプログラム)で監視対象23の状態を監視することにより検知可能な障害等の監視を行う。監視対象23について生じる障害等の監視とは、具体的には、例えば、Webアプリケーション障害等の監視、あるいはスワップスペース使用状況、データベース使用状況等のリソース監視である。
先ず、ファイル共有処理手段28,35により、被監視サーバ20の状態変化監視処理手段書込用のログファイル27を、被監視サーバ20と中継サーバ30との間でファイル共有化し、中継サーバ30からでも内容を参照できるようにしておく。
この状態で、被監視サーバ20において、監視アプリケーションを定期的に起動・実行して実現される状態変化監視処理手段26により、監視対象23の状態変化(障害等)を監視する。そして、状態変化監視処理手段(監視アプリケーション)26は、異常を検知した場合に、その検知した異常に関するメッセージを状態変化監視処理手段書込用のログファイル27に書き込む。
続いて、中継サーバ30のログファイル監視処理手段(エージェント)38により、ファイル共有化された被監視サーバ20の状態変化監視処理手段書込用のログファイル27を常に監視する。この際、ファイル共有がなされているので、ログファイル監視処理手段(エージェント)38は、図2中の点線で示すように、あたかも自らが存在する中継サーバ30上に状態変化監視処理手段書込用のログファイル37があるかの如く、被監視サーバ20の状態変化監視処理手段書込用のログファイル27にアクセスすることができる。
そして、ログファイル監視処理手段(エージェント)38は、運用監視サーバ50に通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して運用監視サーバ50に通知する。
その後、運用監視サーバ50では、運用監視処理手段(マネージャ)51により、ログファイル監視処理手段(エージェント)38からの通知を通信回線を介して受け取り、この通知に基づき被監視サーバ20の運用状態を監視する。この際、運用監視処理手段51で収集された監視情報は、図1の監視モニタ60に画面表示されて運用監視システム10の管理者に参照されるとともに、図示されない印刷装置で適宜印刷され、また、図示されないメモリに保存される。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。すなわち、運用監視システム10では、監視パターン(1)による監視を実現するために、新規導入の被監視サーバ20と運用監視サーバ50との間に中継サーバ30を設置し、この中継サーバ30に、検知情報書込処理手段(システム管理ソフトウェアのマネージャ)31と、システム管理ソフトウェアのログファイル32と、監視情報抽出処理手段33と、OSのログファイル34と、ログファイル監視処理手段38とを配置したので、被監視サーバ20の状態変化検知処理手段(システム管理ソフトウェアのエージェント)24からの通知を、被監視サーバ20の検知情報書込処理手段(マネージャ)ではなく、中継サーバ30に配置した検知情報書込処理手段(マネージャ)31により受け取ることができる。従って、システム管理ソフトウェアのログファイル32、監視情報抽出処理手段33、OSのログファイル34、およびログファイル監視処理手段(エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェント)38も、中継サーバ30上で機能させることができ、中継サーバ30のログファイル監視処理手段(エージェント)38により拾われた被監視サーバ20の障害等の情報を、中継サーバ30のログファイル監視処理手段(エージェント)38からの通知により、運用監視サーバ50の運用監視処理手段51(エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャ)に伝達することができる。
このため、被監視サーバ20のOSと、中継サーバ30のOSとを異なるものとすることができるので、新規に導入する被監視サーバ20のOSが、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSであっても、中継サーバ30のOSを、ログファイル監視処理手段38を構成するプログラム(エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェント)をインストールすることができるOSとすることができる。換言すれば、中継サーバ30にインストールするログファイル監視処理手段38の構成プログラム(エージェント)には、その中継サーバ30のOSを現状でサポートしている市販のプログラムを用いたり、あるいは既存の被監視サーバ70にインストールされて既存の種類のOS上や旧バージョンのOS上で機能しているプログラムと同じプログラムを用いることができる。従って、新規に導入する被監視サーバ20のOSの種類やバージョンによってはログファイル監視処理手段の構成プログラム(エージェント)をインストールすることができないという事態を解消することができ、OSの種類やバージョンに影響されない運用監視を実現することができる。
また、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSに対応したログファイル監視処理手段の構成プログラム(エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェント)を入手することができる状況下において、そのプログラムを入手して新規に導入する被監視サーバ20にインストールするとともに、これに対応させて、運用監視サーバ50の運用監視処理手段51の構成プログラム(エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャ)もバージョンアップするか、あるいはバージョンアップされた運用監視処理手段51の構成プログラム(マネージャ)をインストールした運用監視サーバ50を別途に設置するという対応をとる必要がないので、このような対応をとった場合に生じる不都合、すなわち既存の被監視サーバ70の監視を支障なく継続することができるか否かのテストを実施するのに手間やコストがかかったり、あるいは設備投資に高いコストがかかる(エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャだけを購入する場合、およびマネージャとこのマネージャを搭載するコンピュータとを購入する場合のいずれの場合にも高いコストがかかる)という不都合を回避することができる。
さらに、運用監視システム10では、監視パターン(2)、(3)による監視を実現するために、異なるOS間でのファイル共有を実現することができるファイル共有処理手段28,35を設けたので、中継サーバ30に配置されたログファイル監視処理手段(エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェント)38により、ファイル共有処理手段28,35でファイル共有化された被監視サーバ20の監視対象自発書込用のログファイル25および状態変化監視処理手段書込用のログファイル27を、あたかも中継サーバ30に設けられた監視対象自発書込用のログファイル36および状態変化監視処理手段書込用のログファイル37にアクセスするかの如く、監視することができる。
このため、被監視サーバ20のOSと、中継サーバ30のOSとを異なるものとすることができるので、新規に導入する被監視サーバ20のOSが、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSであっても、中継サーバ30のOSを、ログファイル監視処理手段38の構成プログラム(エージェント)をインストールすることができるOSとすることができる。従って、前述した監視パターン(1)による監視を実現する場合と同様に、新規に導入する被監視サーバ20のOSの種類やバージョンによってはログファイル監視処理手段の構成プログラムをインストールすることができないという事態を解消することができ、OSの種類やバージョンに影響されない運用監視を実現することができる。
また、前述した監視パターン(1)による監視を実現する場合と同様に、運用監視サーバ50の運用監視処理手段51の構成プログラム(マネージャ)のバージョンアップ、あるいは運用監視サーバ50の新規設置による対応をとる必要がないので、このような対応をとった場合に生じる不都合、すなわち既存の被監視サーバ70の監視を支障なく継続することができるか否かのテストを実施するのに手間やコストがかかったり、あるいは設備投資に高いコストがかかるという不都合を回避することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、3分類された監視対象21,22,23を、3つの監視パターン(1)、(2)、(3)により全て監視する構成とされていたが、監視のサービスレベル等に応じ、3つの監視パターン(1)、(2)、(3)のうちの1つまたは2つの監視パターンによる監視を選択的に行う構成としてもよい。この際、各被監視サーバ20,70毎に選択される監視パターンが異なっていてもよい。
以上のように、本発明の運用監視システムおよびその方法、並びに中継サーバは、例えば、新しい種類のOSやバージョンアップされたOSを搭載した被監視サーバを新規に導入する場合等に用いるのに適している。
本発明の一実施形態の運用監視システムの全体構成図。 前記実施形態の運用監視システムの本発明に係る部分の詳細構成図。 従来の運用監視システムの詳細構成図。
符号の説明
10 運用監視システム
20 被監視サーバ
21,22,23 監視対象
24 システム管理ソフトウェアのエージェントにより実現される状態変化検知処理手段
25 監視対象自発書込用のログファイル
26 監視アプリケーションにより実現される状態変化監視処理手段
27 状態変化監視処理手段書込用のログファイル
28,35 ファイル共有処理手段
30 中継サーバ
31 システム管理ソフトウェアのマネージャにより実現される検知情報書込処理手段
32 システム管理ソフトウェアのログファイル
33 監視情報抽出処理手段
34 オペレーティングシステムのログファイル
38 エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのエージェントにより実現されるログファイル監視処理手段
50 運用監視サーバ
51 エンタープライズ・システム管理ソフトウェアのマネージャにより実現される運用監視処理手段

Claims (10)

  1. 被監視サーバの運用状態を監視するために、前記被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を検知する処理を行う状態変化検知処理手段と、この状態変化検知処理手段からの通知を受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行う検知情報書込処理手段と、前記システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行う監視情報抽出処理手段と、前記オペレーティングシステムのログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段と、前記運用監視サーバに設けられて前記ログファイル監視処理手段からの通知を前記通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき前記被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視処理手段とを備えた運用監視システムにおいて、
    前記被監視サーバと前記運用監視サーバとの間には、中継サーバが設置され、
    この中継サーバには、前記検知情報書込処理手段と、前記システム管理ソフトウェアのログファイルと、前記監視情報抽出処理手段と、前記オペレーティングシステムのログファイルと、前記ログファイル監視処理手段とが配置されていることを特徴とする運用監視システム。
  2. 被監視サーバの運用状態を監視するために、前記被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化の情報が前記監視対象自らにより書き込まれる監視対象自発書込用のログファイルと、この監視対象自発書込用のログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段と、前記運用監視サーバに設けられて前記ログファイル監視処理手段からの通知を前記通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき前記被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視処理手段とを備えた運用監視システムにおいて、
    前記被監視サーバと前記運用監視サーバとの間には、中継サーバが設置され、
    この中継サーバには、前記ログファイル監視処理手段が配置されるとともに、
    前記被監視サーバおよび/または前記中継サーバには、前記被監視サーバに設けられた前記監視対象自発書込用のログファイルを前記被監視サーバと前記中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段が設けられていることを特徴とする運用監視システム。
  3. 被監視サーバの運用状態を監視するために、前記被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を監視する処理を行う状態変化監視処理手段と、前記被監視サーバに設けられて前記状態変化監視処理手段により異常が検知された場合にその検知した異常に関するメッセージが前記状態変化監視処理手段により書き込まれる状態変化監視処理手段書込用のログファイルと、この状態変化監視処理手段書込用のログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段と、前記運用監視サーバに設けられて前記ログファイル監視処理手段からの通知を前記通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき前記被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視処理手段とを備えた運用監視システムにおいて、
    前記被監視サーバと前記運用監視サーバとの間には、中継サーバが設置され、
    この中継サーバには、前記ログファイル監視処理手段が配置されるとともに、
    前記被監視サーバおよび/または前記中継サーバには、前記被監視サーバに設けられた前記状態変化監視処理手段書込用のログファイルを前記被監視サーバと前記中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段が設けられていることを特徴とする運用監視システム。
  4. 被監視サーバの運用状態を監視するために、
    前記被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を検知する処理を行う状態変化検知処理手段と、この状態変化検知処理手段からの通知を受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行う検知情報書込処理手段と、前記システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行う監視情報抽出処理手段とを備え、
    かつ、前記被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化の情報が前記監視対象自らにより書き込まれる監視対象自発書込用のログファイルを備え、
    かつ、前記被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を監視する処理を行う状態変化監視処理手段と、前記被監視サーバに設けられて前記状態変化監視処理手段により異常が検知された場合にその検知した異常に関するメッセージが前記状態変化監視処理手段により書き込まれる状態変化監視処理手段書込用のログファイルとを備えるとともに、
    前記オペレーティングシステムのログファイル、前記監視対象自発書込用のログファイル、および前記状態変化監視処理手段書込用のログファイルをそれぞれ監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段と、前記運用監視サーバに設けられて前記ログファイル監視処理手段からの通知を前記通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき前記被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視処理手段とを備えた運用監視システムにおいて、
    前記被監視サーバと前記運用監視サーバとの間には、中継サーバが設置され、
    この中継サーバには、前記検知情報書込処理手段と、前記システム管理ソフトウェアのログファイルと、前記監視情報抽出処理手段と、前記オペレーティングシステムのログファイルと、前記ログファイル監視処理手段とが配置されるとともに、
    前記被監視サーバおよび/または前記中継サーバには、前記被監視サーバに設けられた前記監視対象自発書込用および前記状態変化監視処理手段書込用の各ログファイルを前記被監視サーバと前記中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段が設けられていることを特徴とする運用監視システム。
  5. 被監視サーバの運用状態を監視するために、前記被監視サーバに設けられた状態変化検知処理手段により、監視対象の状態変化を検知する処理を行い、検知情報書込処理手段により、前記状態変化検知処理手段からの通知を受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行い、監視情報抽出処理手段により、前記システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行い、ログファイル監視処理手段により、前記オペレーティングシステムのログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行い、前記運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段により、前記ログファイル監視処理手段からの通知を前記通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき前記被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視方法において、
    前記被監視サーバと前記運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、
    この中継サーバに、前記検知情報書込処理手段と、前記システム管理ソフトウェアのログファイルと、前記監視情報抽出処理手段と、前記オペレーティングシステムのログファイルと、前記ログファイル監視処理手段とを配置し、
    前記中継サーバに配置された前記検知情報書込処理手段により、前記被監視サーバに設けられた前記状態変化検知処理手段からの通知を通信回線を介して受け取り、
    前記中継サーバに配置された前記ログファイル監視処理手段から通信回線を介して前記運用監視サーバに設けられた前記運用監視処理手段への通知を行う
    ことを特徴とする運用監視方法。
  6. 被監視サーバの運用状態を監視するために、前記被監視サーバに設けられた監視対象自発書込用のログファイルに監視対象の状態変化の情報を前記監視対象自らが書き込み、ログファイル監視処理手段により、前記監視対象自発書込用のログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行い、前記運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段により、前記ログファイル監視処理手段からの通知を前記通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき前記被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視方法において、
    前記被監視サーバと前記運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、
    この中継サーバに、前記ログファイル監視処理手段を配置するとともに、
    前記被監視サーバおよび/または前記中継サーバに、前記被監視サーバに設けられた前記監視対象自発書込用のログファイルを前記被監視サーバと前記中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段を設けておき、
    前記中継サーバに配置された前記ログファイル監視処理手段により、前記ファイル共有処理手段で共有化された前記被監視サーバの前記監視対象自発書込用のログファイルを監視する
    ことを特徴とする運用監視方法。
  7. 被監視サーバの運用状態を監視するために、前記被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段により、監視対象の状態変化を監視する処理を行い、前記状態変化監視処理手段により異常を検知した場合にその検知した異常に関するメッセージを前記状態変化監視処理手段により前記被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段書込用のログファイルに書き込み、ログファイル監視処理手段により、前記状態変化監視処理手段書込用のログファイルを監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行い、前記運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段により、前記ログファイル監視処理手段からの通知を前記通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき前記被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視方法において、
    前記被監視サーバと前記運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、
    この中継サーバに、前記ログファイル監視処理手段を配置するとともに、
    前記被監視サーバおよび/または前記中継サーバに、前記被監視サーバに設けられた前記状態変化監視処理手段書込用のログファイルを前記被監視サーバと前記中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段を設けておき、
    前記中継サーバに配置された前記ログファイル監視処理手段により、前記ファイル共有処理手段で共有化された前記被監視サーバの前記状態変化監視処理手段書込用のログファイルを監視する
    ことを特徴とする運用監視方法。
  8. 被監視サーバの運用状態を監視するために、
    前記被監視サーバに設けられた状態変化検知処理手段により、監視対象の状態変化を検知する処理を行い、検知情報書込処理手段により、前記状態変化検知処理手段からの通知を受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行い、監視情報抽出処理手段により、前記システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行い、
    かつ、前記被監視サーバに設けられた監視対象自発書込用のログファイルに監視対象の状態変化の情報を前記監視対象自らが書き込み、
    かつ、前記被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段により、監視対象の状態変化を監視する処理を行い、前記状態変化監視処理手段により異常を検知した場合にその検知した異常に関するメッセージを前記状態変化監視処理手段により前記被監視サーバに設けられた状態変化監視処理手段書込用のログファイルに書き込むとともに、
    ログファイル監視処理手段により、前記オペレーティングシステムのログファイル、前記監視対象自発書込用のログファイル、および前記状態変化監視処理手段書込用のログファイルをそれぞれ監視して運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行い、前記運用監視サーバに設けられた運用監視処理手段により、前記ログファイル監視処理手段からの通知を前記通信回線を介して受け取ってこの通知に基づき前記被監視サーバの運用状態を監視する処理を行う運用監視方法において、
    前記被監視サーバと前記運用監視サーバとの間に中継サーバを設置し、
    この中継サーバに、前記検知情報書込処理手段と、前記システム管理ソフトウェアのログファイルと、前記監視情報抽出処理手段と、前記オペレーティングシステムのログファイルと、前記ログファイル監視処理手段とを配置するとともに、
    前記被監視サーバおよび/または前記中継サーバに、前記被監視サーバに設けられた前記監視対象自発書込用および前記状態変化監視処理手段書込用の各ログファイルを前記被監視サーバと前記中継サーバとの間でファイル共有させる処理を行うファイル共有処理手段を設けておき、
    前記中継サーバに配置された前記検知情報書込処理手段により、前記被監視サーバに設けられた前記状態変化検知処理手段からの通知を通信回線を介して受け取り、
    前記中継サーバに配置された前記ログファイル監視処理手段により、前記ファイル共有処理手段で共有化された前記被監視サーバの前記監視対象自発書込用および前記状態変化監視処理手段書込用の各ログファイルを監視し、
    前記中継サーバに配置された前記ログファイル監視処理手段から通信回線を介して前記運用監視サーバに設けられた前記運用監視処理手段への通知を行う
    ことを特徴とする運用監視方法。
  9. 被監視サーバとこの被監視サーバの運用状態を監視するための運用監視サーバとの間に設置される中継サーバであって、
    前記被監視サーバに設けられて監視対象の状態変化を検知する処理を行う状態変化検知処理手段からの通知を通信回線を介して受け取ってシステム管理ソフトウェアのログファイルに検知情報に関するメッセージを書き込む処理を行う検知情報書込処理手段と、
    前記システム管理ソフトウェアのログファイルから検知情報に関するメッセージのうち監視すべき情報として通知が必要なメッセージを抽出するとともに抽出メッセージを変換してオペレーティングシステムのログファイルに変換後のメッセージを書き込む処理を行う監視情報抽出処理手段と、
    前記オペレーティングシステムのログファイルを監視して前記運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段と
    を備えたことを特徴とする中継サーバ。
  10. 被監視サーバとこの被監視サーバの運用状態を監視するための運用監視サーバとの間に設置される中継サーバであって、
    この中継サーバ自体および/または前記被監視サーバに設けられたファイル共有処理手段により共有化された前記被監視サーバのログファイルを監視して前記運用監視サーバに通知すべきメッセージが発生している場合にそのメッセージを通信回線を介して前記運用監視サーバに通知する処理を行うログファイル監視処理手段を備えたことを特徴とする中継サーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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