JP2005306027A - 光情報記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

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拓郎 小平
Mamoru Uchida
守 内田
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Abstract

【課題】 アゾ色素およびスクアリリウム色素を所定の比率で混合することにより、複素屈折率Nにおける実屈折率nが比較的大で、消衰係数kが比較的小であって、低速記録および高速記録を両立することができる光情報記録媒体およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】 アゾ色素とスクアリリウム色素という二種類の色素を所定の混合比で混合することにより色素薄膜の屈折率を特異的に高めることができること、それぞれの骨格ないし有機基を所定の組み合わせで選択すると屈折率の特異的な増大が認められること、色素薄膜をDVD−R/+Rなどの光情報記録媒体における光記録層に用いることにより記録速度を低速から高速まで対応可能であることに着目したもので、光記録層の色素として、アゾ色素およびスクアリリウム色素を有するとともに、それぞれの混合比を調製することにより、光記録層の屈折率を増大させたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は光情報記録媒体およびその製造方法にかかるもので、とくに透光性の基板上に色素から構成した少なくとも光吸収物質などを含む光記録層を有し、たとえば、波長が640〜680nmの短波長赤色レーザー光により高密度かつ高速で書き込みおよび再生が可能な光情報記録媒体およびその製造方法に関するものである。
現在、波長が640〜680nm(たとえば650〜665nm)の半導体レーザーに対応する有機色素化合物を光記録層として用いたDVD−RやDVD+Rなどの追記型光情報記録媒体の開発が行われている。これらDVD−RやDVD+Rなどの光情報記録媒体は、従来のCD−Rにおける、トラックピッチ1.6μm、記憶容量650〜600MBに比べて、トラックピッチは0.74μmと、より狭いピッチになり、記憶容量では4.7GBと非常に高密度になっている。さらに、記録速度については、CD−Rでは、基準線速度が1.2〜1.4m/sであるのに対して、DVD−R/+Rでは、基準線速度が3.49m/sと非常に高速化している。なお、DVD−R/+R用の記録機としては、基準線速度の8倍の記録速度を有する8倍速のものが実用化されているが、16倍速のものは現時点では実用化されていない。
このような有機色素化合物を光記録層に使用した光情報記録媒体において、記録速度が低速時から高速時の広い領域にわたって記録再生特性の確保が求められている。しかしながら、現状は、低速時から高速時の各記録再生特性を十分に満足する光情報記録媒体は得られていない。
図12にもとづき光情報記録媒体1の一般的な構造を説明する。
図12は、円盤状の光情報記録媒体1の要部拡大断面図であって、光情報記録媒体1の直径方向の切断面を示す断面図、すなわち、プリグルーブ7が刻んである面に対して垂直、かつプリグルーブ7方向に対して垂直に切断した断面図を模式的に示したものである。
光情報記録媒体1は、透光性の基板2と、この基板2上に形成した光記録層3(光吸収層)と、この光記録層3の上に形成した光反射層4と、この光反射層4の上に形成した保護層5と、を有する。なお、保護層5のさらに上層に所定厚さのダミー基板6を貼り合わせることにより配置し、DVD規格で必要とされる所定の厚さに形成する。
上記基板2にはスパイラル状にプリグルーブ7を形成してある。このプリグルーブ7の左右には、このプリグルーブ7以外の部分すなわちランド8が位置している。
図示するように、光情報記録媒体1にレーザー光9(記録光)を照射したときに、光記録層3がこのレーザー光9のエネルギーを吸収することにより発熱し、光記録層3の熱分解によって記録ピット10が形成される。
なお、基板2と光記録層3とは、第1の層界11により互いに接している。
光記録層3と光反射層4とは、第2の層界12により接している。
光反射層4と保護層5とは、第3の層界13により接している。
保護層5とダミー基板6とは、第4の層界14により接している。
透光性の基板2は、レーザー光に対する屈折率がたとえば1.5〜1.7程度の範囲内の透明度の高い材料で、厚さ0.6mmであり、耐衝撃性に優れた主として樹脂により形成したもの、たとえばポリカーボネート、ガラス板、アクリル板、エポキシ板等を用いる。
光記録層3は、基板2の上に形成した色素を含む光吸収性の物質(光吸収物質)からなる層で、レーザー光9を照射することにより、発熱、溶融、昇華、変形または変性をともなう層である。この光記録層3はたとえば溶剤により溶解したアゾ系色素、シアニン系色素等を、スピンコート法等の手段により、基板2の表面に一様にコーティングすることによってこれを形成する。
光記録層3に用いる材料は、任意の光記録材料を採用することができるが、光吸収性の有機色素が望ましい。
光反射層4は、熱伝導率および光反射性の高い金属膜であり、たとえば、金、銀、銅、アルミニウム、あるいはこれらを含む合金を、蒸着法、スパッタ法等の手段によりこれを形成する。
保護層5は、基板2と同様の耐衝撃性、接着性に優れた樹脂によりこれを形成する。たとえば、紫外線硬化樹脂をスピンコート法により塗布し、これに紫外線を照射して硬化させることによりこれを形成する。
ダミー基板6は、上記基板2と同様の材料によりこれを構成し、保護層5を介して貼り合わされ、約1.2mmの所定の厚さを確保する。
こうした構成の光情報記録媒体1への高速記録では、従来ないし低速記録のときより短い時間で所定の記録を行う必要があるため、記録パワーが高くなり、記録時に発生する光記録層3における熱量、ないし単位時間あたりの熱量が大きくなり、熱ひずみの問題が顕在化しやすく、記録ピット10がばらつく原因となっている。また、レーザー光9を照射するための半導体レーザーの出射パワー自体に限界があり、高速記録に対応することができる高感度の色素材料が求められている。
光記録層3内の色素物性として着目する必要があるのは、複素屈折率N=n−k・i、(ただし、nは実数部であって実屈折率、kは虚数部であって消衰係数、iは虚数)である。低速記録および高速記録にともに対応するためには、この実屈折率nを従来より高めるとともに光記録層3の薄膜化を行って記録時に発生する熱を制御すること、できるだけ少ない記録パワーで光記録層3内の色素を分解することができるようにすることなどが必要である。
ただし、複素屈折率Nのうち、実屈折率nをできるだけ大きくすることにより、記録時における低速記録から高速記録までの広い速度範囲にわたって光記録による変調度を確保可能とするとともに、消衰係数kをできるだけ小さくして、再生時におけるレーザー光9の光反射層4による光反射率を確保する必要がある。しかしながら、一般的には、光記録層3におけるレーザー光9の吸収割合(吸光度)をあげるように分子設計を行うと、実屈折率nおよび消衰係数kがともに増加してしまうという問題がある。すなわち、実屈折率nが増加すれば高速記録にも対応可能ではあるが、消衰係数kも増加するため、再生時において光記録層3にレーザー光9が吸収される割合が高くなり、情報読取りに必要は光反射率を確保することが困難になるという問題がある。
なお、光記録層3の薄膜化の傾向としては、DVD−RやDVD+R規格で規定されている基準線速度(1倍速に相当)が3.49m/s(約3.5m/s)の記録速度に対し、その平均膜厚が、2倍速で60nm、4倍速で54nm、8倍速で44〜47nm、16倍速で40nm前後、などとなっている。
しかしながら、高い屈折率を得ようとしてアゾ色素どうしあるいはその他の色素について、各種の混合およびその分子設計を行っても、その化学的構造に限界があるため、高速記録に対応可能な色素の設計を十分に行うことができていないのが現状である。
一方、低速時には記録パワーが低すぎてしまうため、高速時の特性を確保しようとして光記録層3の薄膜化を行う場合には、十分な大きさのピットを形成させることが困難になるという問題がある。
従来は、上述の低速記録および高速記録を両立するために、複数の色素を所定の割合で混合することにより、色素物性値の最適化を図ってきた。
とくに、屈折率に関しては、混合色素を構成する色素の屈折率の線形和、すなわち、混合率を変数とした一次関数で示される線形和(図3において後述)が混合薄膜の屈折率として得られているが、16倍速の記録に対応するDVD−R/+R(光情報記録媒体1)に要求される高い屈折率は得られていないという問題がある。
特開2001−322356号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、低速記録および高速記録を両立することができる光情報記録媒体およびその製造方法を提供することを課題とする。
また本発明は、高屈折率の光記録層を得ることができる光情報記録媒体およびその製造方法を提供することを課題とする。
また本発明は、アゾ色素およびスクアリリウム色素を所定の比率で混合することにより高屈折率を得ることができる光情報記録媒体およびその製造方法を提供することを課題とする。
また本発明は、アゾ色素およびスクアリリウム色素の混合により、複素屈折率Nにおける実屈折率nが比較的大で、消衰係数kが比較的小である光情報記録媒体およびその製造方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、アゾ色素とスクアリリウム色素という二種類の色素を所定の混合比で混合することにより色素薄膜の屈折率を特異的に高めることができること、それぞれの骨格ないし有機基を所定の組み合わせで選択すると屈折率の特異的な増大が認められること、この色素薄膜をDVD−RやDVD+Rなどの光情報記録媒体における光記録層に用いることにより記録速度を低速から高速まで対応可能であることに着目したもので、第一の発明は、透光性を有する基板と、この基板上に設けるとともに、レーザー光を吸収する色素から構成した光吸収物質を含む光記録層と、この光記録層上に設けるとともに、上記レーザー光を反射する光反射層と、を有し、上記基板を通して上記光記録層に上記レーザー光を照射することにより光学的に読み取り可能な情報を記録する光情報記録媒体であって、上記色素として、アゾ色素およびスクアリリウム色素を有するとともに、それぞれの混合比を調整することにより、上記光記録層の屈折率を増大させたことを特徴とする光情報記録媒体である。
第二の発明は、光記録層の屈折率制御方法であり、透光性を有する基板と、この基板上に設けるとともに、レーザー光を吸収する色素から構成した光吸収物質を含む光記録層と、この光記録層上に設けるとともに、上記レーザー光を反射する光反射層と、を有し、上記基板を通して上記光記録層に上記レーザー光を照射することにより光学的に読み取り可能な情報を記録する光情報記録媒体の製造方法であって、上記色素として、アゾ色素およびスクアリリウム色素を混合するとともに、それぞれの混合比を調整することにより、上記光記録層の屈折率を制御可能としてこれを増大させることを特徴とする光情報記録媒体の製造方法である。
上記屈折率が複素屈折率であり、その実数部の屈折率が、その虚数部の消衰係数に比べて、その増大の割合を大きくすることができる。
上記アゾ色素は、図1に示した構造式を有することができる。
上記アゾ色素は、図8に示した構造式を有することができる。
上記スクアリリウム色素は、図2に示した構造式を有することができる。
上記アゾ色素と上記スクアリリウム色素との比率を、90:10とすることができる。
上記アゾ色素と上記スクアリリウム色素との比率を、80:20とすることができる。
上記アゾ色素と上記スクアリリウム色素との比率を、60:40とすることができる。
上記アゾ色素と上記スクアリリウム色素との比率を、50:50とすることができる。
上記スクアリリウム色素の混合率を、50%以下とすることができる。
上記アゾ色素は、図1あるいは図8に示した構造式を有するとともに、そのアゾ基に結合している骨格を選択することができる。
上記アゾ色素は、図1あるいは図8に示した構造式を有するとともに、そのアゾ基に結合している骨格の長さを可変とすることができる。
上記スクアリリウム色素は、図2に示した構造式を有するとともに、その有機基を選択することができる。
上記スクアリリウム色素は、図2に示した構造式を有するとともに、その有機基の長さを可変とすることができる。
上記アゾ色素および上記スクアリリウム色素は、上記スクアリリウム色素の有機基と上記アゾ色素との間の立体障害を形成可能とすることができる。
上記アゾ色素および上記スクアリリウム色素は、上記スクアリリウム色素の有機基により、上記アゾ色素と上記スクアリリウム色素との間の電子密度を制御可能であることができる。
上記アゾ色素および上記スクアリリウム色素は、上記スクアリリウム色素の有機基により、上記アゾ色素と上記スクアリリウム色素との間の静電相互作用を制御可能であることができる。
上記アゾ色素および上記スクアリリウム色素は、上記アゾ色素におけるアゾ基に結合している骨格と上記スクアリリウム色素との間の立体障害を形成可能とすることができる。
上記アゾ色素および上記スクアリリウム色素は、上記アゾ色素におけるアゾ基に結合している骨格により、上記アゾ色素と上記スクアリリウム色素との間の電子密度を制御可能であることができる。
上記アゾ色素および上記スクアリリウム色素は、上記アゾ色素におけるアゾ基に結合している骨格により、上記アゾ色素と上記スクアリリウム色素との間の静電相互作用を制御可能であることができる。
本発明による光情報記録媒体およびその製造方法においては、アゾ色素とスクアリリウム色素という二種類の色素を所定の混合比で混合し、色素どうしの相乗効果により、従来の線形和よりも大きな屈折率を得ることができるとともに、この相乗効果の割合は、アゾ色素およびスクアリリウム色素の構造および混合比に依存する。
アゾ色素にスクアリリウム色素を添加することにより、アゾ色素あるいはスクアリリウム色素の間の立体障害などに起因してそれぞれの電子状態ないし電子密度、さらには両者の間の静電相互作用に変化が起こり、その結果、混合比に比例しない実屈折率の特異的な増大、より具体的には、相乗効果によるnの増大およびkの減少ないし同レベルという効果が得られたものと考えられる。
なお、一般的には色素の混合により複素屈折率Nの実屈折率nが増大する場合に、消衰係数kも相関的に増大するものであるが、とくにスクアリリウム色素の特定部位の有機基を変化することにより、複素屈折率Nのnは、通常は線形的に変化するのに対し、線形的ではなく特異的に増大するが、kは従来と同様に線形的にしか変化しないという効果が得られ、レーザー光を用いた記録および再生に適した光情報記録媒体を得ることができる。
とくに第一の発明によれば、アゾ色素およびスクアリリウム色素の混合比を調整することにより、光記録層の実屈折率を増大させたので、低速記録から高速記録まで広い速度範囲にわたっての記録および再生が可能となる。
とくに第二の発明によれば、アゾ色素およびスクアリリウム色素の混合比を調整することにより、光記録層の実屈折率を制御可能としてこれを増大させるようにしたので、記録速度あるいは記録密度などに応じて必要な屈折率を任意に調製し、適正な記録特性および再生特性の光記録層を成膜して、光情報記録媒体を製造することができる。
本発明は、アゾ色素およびスクアリリウム色素の混合により、低速および高速までの広い範囲での記録および再生に適合可能な光情報記録媒体およびその製造方法を実現することができた。
つぎに本発明の実施例を図1ないし図11にもとづき説明する。ただし、図12と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
(実施例1)
図1に示すアゾ色素(化合物I)と、図2に一般的な構造を示すスクアリリウム色素における、有機基Rの部分を有機基R1、メチル基としたスクアリリウム色素(化合物II)と、を量りとり、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール2mLに溶解して、アゾ色素とスクアリリウム色素とのモル混合比が、アゾ色素:スクアリリウム色素=60:40で、濃度が25mmol/Lの塗布溶液を調製した。
調整した塗布溶液を、厚さ0.5mm、4cm四方のガラスの単板に適量滴下したのち、30秒間スピンコートすることにより、均一な混合色素薄膜を得た。
得られた混合薄膜では、実屈折率n=2.4、であった。一方、化合物Iの実屈折率n=2.1、化合物IIのn=2.53、であることから、計算による線形和では、n=2.3、であって、アゾ色素とスクアリリウム色素との混合による実屈折率nの増大が認められる。
図3は、上記混合薄膜の吸収スペクトルのグラフであって、図中、「計算」によるスペクトルとは、化合物Iのみの吸収スペクトルと、化合物IIのみの吸収スペクトルとの、その混合比に応じて算術的に合成した線形和のスペクトルである。すなわち、屈折率n1およびn2の線形和y=n1・x+n2・(1−x)、ただし、x=屈折率n1の混合率(x=0〜1)、である。
この「計算」によるスペクトルが、実測の吸収スペクトルとは異なる形をしており、化合物Iおよび化合物IIの少なくともいずれか一方の電子状態が変化していることを示している。
(実施例2)
図1に示すアゾ色素(化合物I)と、図2に一般的な構造を示すスクアリリウム色素における、有機基Rの部分を、有機基R1すなわちメチル基としたスクアリリウム色素(化合物II)、有機基R2すなわちイソアミルとしたスクアリリウム色素(化合物III)、有機基R3としたスクアリリウム色素(化合物IV)、有機基R4としたスクアリリウム色素(化合物V)と、を所定量だけそれぞれ量りとり、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールに溶解して、アゾ色素とスクアリリウム色素との混合による四種類の化合物、(I+II)、(I+III)、(I+IV)、(I+V)を調製し、これらの化合物のモル混合比が、それぞれ、アゾ色素:スクアリリウム色素=100:0、90:10、80:20、60:40、および0:100で、濃度が25mmol/Lの塗布溶液2mLを調製した。
調製したそれぞれの塗布溶液を、厚さ0.5mm、4cm四方のガラスの単板に適量滴下したのち、30秒間スピンコートすることにより、それぞれ均一な混合色素薄膜を得た。
得られた混合薄膜の屈折率(実屈折率n、消衰係数k)を計測した。
図4は、それぞれの化合物、(I+II)、(I+III)、(I+IV)、(I+V)による混合色素薄膜についての、スクアリリウム色素の混合率に対する実屈折率nの関係を示すグラフ、図5は、それぞれの化合物、(I+II)、(I+III)、(I+IV)、(I+V)による混合色素薄膜についての、スクアリリウム色素の混合率に対する消衰係数kの関係を示すグラフである。
とくに図4に示すように、スクアリリウム色素の有機基RすなわちR1、R2、R3、R4の種類により、異なる混合率に応じて、従来の線形和よりも大きな実屈折率nを特異的に示す混合率(たとえば10%、20%、40%)があることがわかる。また、線形和よりも大きな屈折率を示す混合率は、スクアリリウム色素の有機基Rの部分が長くなるほど(すなわち、R1、R2、R3になるほど)スクアリリウム色素の混合率が小さくなるが、有機基R4を有するスクアリリウム色素(化合物V)の場合には、nは線形的な増加傾向を示しており、特異的な増大は見られない。
一方、図5に示すように、混合色素薄膜の種類にかかわらず、消衰係数kは混合率に応じた線形的な増大を示しており、実屈折率nのように特異的な増大点を見出すことができない。すなわち実屈折率nについて、消衰係数kに比べて、その増大の割合を特異的に大きくすることができる。
光情報記録媒体1の光記録層3の良好な特性として、nをより大きく、kをより小さくした方が、広範囲の記録速度に対応可能であり、かつ、記録時の変調度および再生時の光反射率を所定のレベルで得ることができるが、アゾ色素およびスクアリリウム色素の組み合わせ、およびその混合率を調整することにより、必要な複素屈折率Nを得ることができる。
より具体的には、スクアリリウム色素の有機基Rの種類の選択、あるいはその長さの可変などにより、所定の複素屈折率Nを有する光情報記録媒体1を製造することができる。
つぎに、色素薄膜(光記録層3)における吸光度のスペクトルについて説明する。
図6は、アゾ色素(化合物I、図1)およびスクアリリウム色素(化合物II)による混合色素溶液について、それぞれのモル混合比I:IIが、75:25、50:50、25:75、およびモル混合比が50:50のときの「計算」による線形和の場合の、スペクトルを示すグラフであって、モル混合比が50:50の場合(実測値)と線形和の場合とのスペクトルが事実上一致していることがわかる。色素薄膜より互いの分子が離間状態にある色素溶液の吸光度は、分子間相互作用による分子内の電子状態の変化が見られないことを示している。
図7は、図6と同様の化合物アゾ色素(化合物I、図1)およびスクアリリウム色素(化合物II)による混合色素薄膜について、それぞれのモル混合比I:IIが、75:25、50:50、25:75、およびモル混合比が50:50のときの「計算」による線形和の場合の、スペクトルを示すグラフであって、モル混合比が50:50の場合(実測値)と線形和の場合とのスペクトルが明らかに異なっていることがわかる。色素溶液より互いの分子の距離が小さく密接した状態にある色素薄膜の吸光度は分子間相互作用による分子内の電子状態の変化が見られ、図4において示したような実屈折率nの実質的かつ特異的な増大が見られていることを示している。
上述のようなアゾ色素およびスクアリリウム色素による混合色素の薄膜ないし光記録層3が屈折率の特異的な増大を示す理由としては、アゾ色素およびスクアリリウム色素の互いの接近による分子間の相互作用が考えられる。すなわち、図6で示したように、混合色素溶液の状態では混合比(モル混合比が50:50の場合を例示した)による吸光度の変化が見られず、図7で示したように、分子間の相互作用がより顕在化する可能性がある混合色素薄膜の状態となって初めて吸光度の変化が見られているからである。
この相互作用が発現するのは、アゾ色素およびスクアリリウム色素が所定の距離内に接近した場合であり、アゾ色素における骨格およびスクアリリウム色素の有機基の部分などに立体障害が形成され、互いの電子雲が相互作用を引き起こすとともに、アゾ色素の特定部位およびスクアリリウム色素の特定部位の静電相互作用を引き起こしていることが考えられる。
この相互作用は、とくにスクアリリウム色素における有機基Rの形状や長さあるいは立体障害に関連していると考えられる。すなわち、とくに図4に示したように、アゾ色素(化合物I、図1)と、有機基R1、R2、R3(図2)を有するスクアリリウム色素(化合物II、III、IV)との混合色素では、実屈折率nの特異的な増大が見られ、有機基R4を有するスクアリリウム色素(化合物V)との混合色素では、実屈折率nの特異的な増大現象は現れていないからである。
さらに、アゾ色素およびスクアリリウム色素を混合する溶媒の残留程度が関係している可能性がある。すなわち、スクアリリウム色素は、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール(TFP)などの溶媒との結合力が本来は強いが、アゾ色素との相互作用によりTFPとの結合力が低下し、アゾ色素およびスクアリリウム色素の混合色素の状態では、色素薄膜からの脱溶媒現象が起こって、色素薄膜内の残留溶媒の比率が低下し、実屈折率nの向上に寄与したものと考えられる。
(実施例3)
図8に示すアゾ色素(化合物VI)と、図2に一般的な構造を示すスクアリリウム色素における、有機基Rの部分を、有機基R2すなわちイソアミルとしたスクアリリウム色素(化合物III、図9)、と、を所定量だけそれぞれ量りとり、実施例2と同様にして、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールに溶解して、アゾ色素とスクアリリウム色素との混合による化合物(VI+III)を調製し、この化合物のモル混合比が、それぞれアゾ色素:スクアリリウム色素=100:0、90:10、80:20、60:40、および0:100で、濃度が25mmol/Lの塗布溶液2mLを調製した。
調製したそれぞれの塗布溶液を、厚さ0.5mm、4cm四方のガラスの単板に適量滴下したのち、30秒間スピンコートすることにより、それぞれ均一な混合色素薄膜を得た。
得られた混合薄膜の屈折率(実屈折率n、消衰係数k)を計測した。
図10は、化合物、(VI+III)による混合色素薄膜についての、スクアリリウム色素の混合率に対する実屈折率nの関係を示すグラフ、図11は、化合物(VI+III)による混合色素薄膜についての、スクアリリウム色素の混合率に対する消衰係数kの関係を示すグラフである。
とくに図10に示すように、従来の線形和よりも大きな実屈折率nを特異的に示す混合率(たとえば10%)があることがわかる。
一方、図11に示すように、消衰係数kは混合率に対して線形的な増大を示しており、実屈折率nのように特異的な増大点を見出すことができない。すなわち実屈折率nについて、消衰係数kに比べて、その増大の割合を特異的に大きくすることができる。
なお、本発明においては、スクアリリウム色素の混合率が50%以下、好ましくは、10〜50%の範囲が望ましい。
具体的には、アゾ色素に対して、同等モル比(50:50)ないしそれ以下の混合比でスクアリリウム色素を混合する。
既述のように、アゾ色素とスクアリリウム色素との混合により実屈折率nが増大していることから、それぞれの色素分子の間の相互作用に起因して分子内の電子状態が変化していると考えられる。アゾ色素分子あるいはスクアリリウム色素分子の適当な位置を適当な置換基で置換することにより、分子間の相互作用および分子内の電子状態の少なくともいずれか一方を制御して、相乗効果による実屈折率nの増大が現れるスクアリリウム色素の混合率の制御が可能となるものである。
つぎに、本発明においては、アゾ色素とスクアリリウム色素との組み合わせ形態は任意である。
上述した実施例2では、アゾ色素を固定し、スクアリリウム色素の有機基Rを可変として、各種の組み合わせについて説明したが、これとは逆に、実施例3のように、スクアリリウム色素を固定として、アゾ色素におけるアゾ基に結合している骨格を任意に可変として色素薄膜(光記録層3)を製造することもできる。
すなわち、図1および図8に示したアゾ色素のアゾ基、−N=N−、の両端部に結合している骨格を他の骨格と置換することにより、スクアリリウム色素との混合色素を調製することもできる。たとえば、アゾ色素の骨格の種類の選択、あるいはその長さの可変などにより、スクアリリウム色素との間の分子間相互作用を制御して所定の複素屈折率Nを有する光情報記録媒体1を製造することができる。
もちろん、アゾ色素の骨格およびスクアリリウム色素の有機基Rを任意に組み合わせることが可能である。
かくして、アゾ色素の骨格およびスクアリリウム色素の有機基について任意の組み合わせを選択するとともに、その混合率を制御することにより、複素屈折率Nの実屈折率nを増大させ、消衰係数kを小さくないし従来と同レベルとして、DVD−RやDVD+Rなど幅広い記録速度に対応した光情報記録媒体1に適した光記録層を得ることができる。
本発明の実施例1で用いたアゾ色素(化合物I)の構造式を示す説明図である。 本発明の実施例1、2、3で用いたスクアリリウム色素の構造式を示す説明図である。 同、実施例1における混合薄膜の吸収スペクトルのグラフである。 同、それぞれの化合物、(I+II)、(I+III)、(I+IV)、(I+V)による混合色素薄膜についての、スクアリリウム色素の混合率に対する実屈折率nの関係を示すグラフである。 同、それぞれの化合物、(I+II)、(I+III)、(I+IV)、(I+V)による混合色素薄膜についての、スクアリリウム色素の混合率に対する消衰係数kの関係を示すグラフである。 同、アゾ色素(化合物I、図1)およびスクアリリウム色素(化合物II)による混合色素溶液について、それぞれのモル混合比I:IIが、75:25、50:50、25:75、およびモル混合比が50:50のときの「計算」による線形和の場合の、スペクトルを示すグラフである。 同、アゾ色素(化合物I、図1)およびスクアリリウム色素(化合物II)による混合色素薄膜について、それぞれのモル混合比I:IIが、75:25、50:50、25:75、およびモル混合比が50:50のときの「計算」による線形和の場合の、スペクトルを示すグラフである。 本発明の実施例3で用いたアゾ色素(化合物VI)の構造式を示す説明図である。 同、図2に示すスクアリリウム色素における、有機基Rの部分を、有機基R2すなわちイソアミルとしたスクアリリウム色素(化合物III)の構造式を示す説明図である。 同、化合物(VI+III)による混合色素薄膜についての、スクアリリウム色素の混合率に対する実屈折率nの関係を示すグラフである。 同、化合物(VI+III)による混合色素薄膜についての、スクアリリウム色素の混合率に対する消衰係数kの関係を示すグラフである。 一般的な円盤状の光情報記録媒体1の要部拡大断面図である。
符号の説明
1 光情報記録媒体(図12)
2 基板
3 光記録層(光吸収層)
4 光反射層
5 保護層
6 ダミー基板
7 プリグルーブ
8 ランド
9 レーザー光(記録光、再生光)
10 記録ピット
11 第1の層界
12 第2の層界
13 第3の層界
14 第4の層界
R、R1、R2、R3、R4 スクアリリウム色素(図2)の有機基

Claims (21)

  1. 透光性を有する基板と、
    この基板上に設けるとともに、レーザー光を吸収する色素から構成した光吸収物質を含む光記録層と、
    この光記録層上に設けるとともに、前記レーザー光を反射する光反射層と、を有し、
    前記基板を通して前記光記録層に前記レーザー光を照射することにより光学的に読み取り可能な情報を記録する光情報記録媒体であって、
    前記色素として、アゾ色素およびスクアリリウム色素を有するとともに、
    それぞれの混合比を調整することにより、前記光記録層の屈折率を増大させたことを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 前記屈折率が複素屈折率であり、その実数部の屈折率が、その虚数部の消衰係数に比べて、その増大の割合が大きいことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  3. 前記アゾ色素は、下記構造式(化1)を有することを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  4. 前記アゾ色素は、下記構造式(化2)を有することを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  5. 前記スクアリリウム色素は、下記構造式(化3)を有することを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  6. 前記アゾ色素と前記スクアリリウム色素との比率を、90:10としたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  7. 前記アゾ色素と前記スクアリリウム色素との比率を、80:20としたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  8. 前記アゾ色素と前記スクアリリウム色素との比率を、60:40としたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  9. 前記アゾ色素と前記スクアリリウム色素との比率を、50:50としたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  10. 前記スクアリリウム色素の混合率を、50%以下としたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  11. 透光性を有する基板と、
    この基板上に設けるとともに、レーザー光を吸収する色素から構成した光吸収物質を含む光記録層と、
    この光記録層上に設けるとともに、前記レーザー光を反射する光反射層と、を有し、
    前記基板を通して前記光記録層に前記レーザー光を照射することにより光学的に読み取り可能な情報を記録する光情報記録媒体の製造方法であって、
    前記色素として、アゾ色素およびスクアリリウム色素を混合するとともに、
    それぞれの混合比を調整することにより、前記光記録層の屈折率を制御可能としてこれを増大させることを特徴とする光情報記録媒体の製造方法。
  12. 前記アゾ色素は、下記構造式(化4)あるいは(化5)を有するとともに、
    そのアゾ基に結合している骨格を選択することを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
  13. 前記アゾ色素は、下記構造式(化6)あるいは(化7)を有するとともに、
    そのアゾ基に結合している骨格の長さを可変とすることを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
  14. 前記スクアリリウム色素は、下記構造式(化8)を有するとともに、
    その有機基を選択することを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
  15. 前記スクアリリウム色素は、下記構造式(化9)を有するとともに、
    その有機基の長さを可変とすることを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
  16. 前記アゾ色素および前記スクアリリウム色素は、前記スクアリリウム色素の有機基と前記アゾ色素との間の立体障害を形成可能とすることを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
  17. 前記アゾ色素および前記スクアリリウム色素は、前記スクアリリウム色素の有機基により、前記アゾ色素と前記スクアリリウム色素との間の電子密度を制御可能であることを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
  18. 前記アゾ色素および前記スクアリリウム色素は、前記スクアリリウム色素の有機基により、前記アゾ色素と前記スクアリリウム色素との間の静電相互作用を制御可能であることを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
  19. 前記アゾ色素および前記スクアリリウム色素は、前記アゾ色素におけるアゾ基に結合している骨格と前記スクアリリウム色素との間の立体障害を形成可能とすることを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
  20. 前記アゾ色素および前記スクアリリウム色素は、前記アゾ色素におけるアゾ基に結合している骨格により、前記アゾ色素と前記スクアリリウム色素との間の電子密度を制御可能であることを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
  21. 前記アゾ色素および前記スクアリリウム色素は、前記アゾ色素におけるアゾ基に結合している骨格により、前記アゾ色素と前記スクアリリウム色素との間の静電相互作用を制御可能であることを特徴とする請求項11記載の光情報記録媒体の製造方法。
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