JP2005288889A - 成形用金型とこれを用いた成形方法 - Google Patents

成形用金型とこれを用いた成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 低圧・低速充填で充填性に優れた成型用金型を提供する。
【解決手段】 2次ランナー23,24とキャビティ13との間に複数のゲート31,32,31´,32´を設け、ゲート31,32,31´,32´は、該ゲート31,32,31´,32´が開口するキャビティ13の周枠形成部13Aとほぼ同一厚さする。また、キャビティ13に均一に樹脂が充填されるように、ゲート31,32,31´,32´の位置と幅を設定する。これにより、ゲート31,32,31´,32´から充填する樹脂が低速・低圧でもキャビティ13内にスムーズに充填される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱可塑性樹脂の射出成形などに用いられる成形用金型とこれを用いた成形方法に関する。
薄肉部を有するプラスチック製品を射出成形により製造する場合、相互に開閉可能な型体間に所望とする薄肉部を有する成形体に対応した製品キャビティを形成する金型装置を用いて、型閉め時に製品キャビティ内に溶融樹脂を充填し、これを冷却固化した後型開き及び離型を行うものであるが、薄肉部を有するプラスチック製品では、該当する製品キャビティの間隙も当然薄く形成されることになるので、樹脂が充填されにくいという問題点がある。また、樹脂が充填される充填工程において、製品キャビティ内には空気などの気体が存在するだけでなく、溶融樹脂に起因するガスが発生する。これら溶融樹脂から発生するガス及び充填前の製品キャビティ内の空気は溶融樹脂により圧縮されて充填不良の原因となるが、特に薄肉部においては樹脂が逃げにくいために充填不良を起こしやすいという問題点がある。
そこで、サイドゲート位置を工夫(例えば特許文献1の図6)したりガス抜き溝を工夫したりして薄肉部に対応する製品キャビティ内への樹脂の回り込み性を向上させているが、それでも0.5mm以下、例えば0.25mm程度の薄肉部を形成するのは困難であるのが実情である。また、この種の薄肉部を有する成形体を射出成形により製造した場合、溶融樹脂を冷却固化した後離型工程が行われるが、この離型は通常製品キャビティに臨んで進退可能に設けられた突き出しピンなどにより押し出すものであり、薄肉部は通常広い面積を占めることが多いためここに突き出しピンが位置することになりかねない。そうすると0.25mm程度の薄肉部では押された部分が変形してしまうという問題もある。
そして、従来、薄肉部を有する製品の成形においては、樹脂圧と充填速度を高めることにより充填性の向上を図り、また、サイドゲートは、充填速度を高めるためにキャビティ側に向かって断面が縮小する形状(例えば特許文献2の図6)が用いられている。
特開2002−240105号公報 特開2002−248660号公報
上記のように、樹脂圧と充填速度を高めるだけでは充填不良を解消することができず、薄肉製品の場合では特に成形品にそりなどが発生する問題がある。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、低圧・低速充填で充填性に優れた成型用金型とこれを用いた成形方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、互いに開閉し型閉時に相互間に製品形状のキャビティを形成する複数の型体と、溶融樹脂が送られてくる材料通路と連通したランナーと、このランナーと前記キャビティとの間に設けたゲートとを備え、前記ランナーと前記キャビティとの間に複数の前記ゲートを設け、前記ゲートは、該ゲートが開口するキャビティの部分とほぼ同一厚さである。
また、請求項2の発明は、前記材料通路とランナーとの連通箇所からの距離によりゲートの幅を変えたものである。
また、請求項3の発明は、前記材料通路とランナーとの連通箇所から離れたゲートの幅を広くしたものである。
また、請求項4の発明は、前記ランナーは、前記キャビティの部分とほぼ平行に配置され、前記ゲートはランナーと交差方向に配置されているものである。
また、請求項5の発明は、請求項1記載の成形用金型装置を用いた成形方法において、ランナーを通ってゲートからキャビティに充填した樹脂が硬化した後、前記ゲートが開口するキャビティの部分の樹脂を切断して成形品とゲートの樹脂とを切り離す成形方法である。
また、請求項6の発明は、請求項1記載の成形用金型装置を用いた成形方法において、ランナーを通ってゲートからキャビティに充填した樹脂が硬化した後、ランナー内で固化した樹脂を押すことによりキャビティ内の成形品を離型する成形方法である。
請求項1の構成によれば、成形時には、複数の型体を型閉してこれら型体間にキャビティを形成するとともに、材料通路からランナーを通してゲートからキャビティ内に熱可塑性樹脂などの成形材料を充填する。この場合、ゲートは、該ゲートが開口するキャビティの部分とほぼ同一厚さで、成形品のゲートに繋がる部分とゲートとの厚さがほぼ同一であるから、ゲートから充填する樹脂が低速・低圧でもキャビティ内にスムーズに充填される。そして、キャビティ内の成形材料が固化した後、複数の型体を開き、成形された製品を離型させて取り出す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返す。
また、請求項2の構成によれば、材料通路とランナーとの連通箇所からの距離によりゲートの幅を変え、各ゲートからキャビティ内に充填する成形材料の充填圧を均一に設定することにより、薄肉部に無理なく均一に成形材料が充填される。
また、請求項3の構成によれば、前記材料通路とランナーとの連通箇所から離れたゲートの幅を広くし、連通箇所から離れて流体圧が下がった樹脂を幅広なゲートからキャビティ内に充填するから、各ゲートからキャビティ内に充填する成形材料の充填圧を均一に設定でき、薄肉部に無理なく均一に成形材料を充填することができる。
また、請求項4の構成によれば、ランナーから交差方向のゲートを通って樹脂が均一にキャビティ内に充填される。また、ランナーがキャビティとほぼ平行であるから、ランナーを用いて離型する場合、成形品をスムーズに離型することができる。
また、請求項5の構成によれば、ゲート箇所で樹脂を切断せずに、キャビティの樹脂を切断するから、部分的に切断端が現れず、均一な切断縁を形成することができる。
また、請求項6の構成によれば、薄肉の成形品を押すことなく、ランナーを押すことにより成形品を安定して離型することができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な成形用金型とこれを用いた成形方法を採用することにより、従来にない成形用金型とこれを用いた成形方法が得られ、その成形用金型とこれを用いた成形方法について記述する。
以下、本発明の成形用金型装置の実施例について図1〜図5は本発明の実施例1を示し、同図において、図5は、本発明の方法により製造可能な薄肉部を有する射出成形体の一例を示しており、同図において成形体1は、略長方形形状の周枠部2の周囲に側壁部3を一体に備える。図5に示すように、この周枠部2及び側壁部3の厚さ寸法T1は0.50mm以下、0.20mm以上、具体的には約0.25mmの厚さとなっている。尚、厚さ寸法T1は0.10mmまで可能であるから、下限は0.10mm以上とすることができる。
図2〜図3において、11は第1の型体としての固定型、12は第2の型体としての可動型で、これら固定型11および可動型12は、図2において上下方向(型開閉方向)へ移動して互いに開閉し、型閉時に相互間に製品形状のキャビティ13を形成するものであり、キャビティ13は前記周枠部2と側壁部3に対応する周枠形成部13Aと側壁形成部13Bとを備える。
前記固定型11は、射出成形機の成形材料供給装置である加熱シリンダー装置から成形材料である溶融樹脂が送られてくるスプルー21が設けられ、このスプルー21の先端にピンゲート21Gを設けている。このピンゲート21Gは、前記スプルー21に比べて断面積が小さく形成されている。前記ピンゲート21Gはキャビティ13の中央に位置し、このピンゲート21Gに1次ランナー22が接続され、この1次ランナー22は、ピンゲート21Gからそれぞれキャビティ13の周枠形成部13Aの中央に伸びる十字形をなし、先端22Sにそれぞれ2次ランナー23,24が接続されている。前記周枠形成部13Aは、キャビティ13における成形品1の周枠部2を形成する部分であり、周枠部2の長さに対応して、一方の2次ランナー23は他方の2次ランナー24より長く形成されている。それらランナー22,23,24は、型閉め時に固定型11と可動型12との間に形成されるものであり、2次ランナー23,24は、対応する周枠形成部13Aにほぼ平行で、型閉め時に両端部23T,23T,24T,24Tが閉塞する。そして,前記先端22Sが材料通路たる1次ランナー22と2次ランナー23,24との連通箇所である。
このような薄肉の成形品1の成形において、キャビティ13に樹脂を低圧・低速で均一に充填するため、前記2次ランナー23と周枠形成部13Aとの間には複数のゲート31,32が形成され、これらゲート31,32の厚さTは前記周枠形成部13Aの厚さとほぼ同一であり、ゲート31,32と周枠形成部13Aは同一平面上に位置する。また、先端22Sからゲート31の中心までの距離L1よりゲート32の中心までの距離L2を長く設定し、前記先端22Sに遠いゲート32の幅W2を近いゲート31の幅W1より広く形成している。また、薄肉部を有する成形品の成形において、キャビティ13に樹脂を低圧・低速で均一に充填するため、前記2次ランナー24と周枠形成部13Aとの間には複数のゲート31´,32´が形成され、これらゲート31´,32´の厚さTは前記周枠形成部13Aの厚さとほぼ同一であり、ゲート31´,32´と周枠形成部13Aは同一平面上に位置する。また、先端22Sからゲート31´の中心までの距離L1´よりゲート32´の中心までの距離L2´を長く設定し、前記先端22Sに遠いゲート32´の幅W2´を近いゲート31´の幅W1´より広く形成している。尚、それらゲート31,32,31´,32´は、型閉め時に固定型11と可動型12との間に形成される。このようにして、キャビティ13に均一に成形材料が充填されるように、ゲート31,32,31´,32´の位置と幅を設定する。尚、ゲート31,32,31´,32´の幅と厚さはほぼ一定である。
また、前記2次ランナー23,24は、前記ゲート31,32,31´,32´の厚さTより型開閉方向に厚く形成され、それらゲート31,32,31´,32´より断面積が大きく形成されている。さらに,前記1次ランナー22の中央には可動型12に凹む突部22Kが形成され、2次ランナー23,24の両側には可動型12に凹む突部23K,24Kが形成され、これら突部22K,23K,24Kに対応して、可動型12には突き出しピン41が設けられ、この突き出しピン41を進退駆動する駆動手段を可動型12は備えている。
つぎに、前記金型装置による成形体1の製造方法について説明する。成形にあたって、一定の型締力で固定型11と可動型12とを型閉し、これらの間にキャビティ13が形成される。射出成形機のノズルから固定型11内に熱可塑性の成形材料である溶融した熱可塑性樹脂Jを射出する。この樹脂Jは、スプルー21,ピンゲート21G及び1次ランナー22を通り、先端22S,22Sから2次ランナー23,24に至り、ゲート31,32,31´,32´から、これらに連通する周枠形成部13A内に充填される。この場合、ゲート31,32,31´,32´が周枠形成部13Aと同一厚さであり、先端22Sから離れたゲート32,32´の幅W2,W2´を近いゲート31,31´´より広くしたから、ゲート31,32,31´,32´から充填する樹脂Jが低速・低圧で均一にキャビティ13内に充填される。
そして、キャビティ13内の樹脂すなわち成形体1及びスプルー21,1次ランナー22,2次ランナー23,24,ゲート31,32,31´,32´内の樹脂Jが冷却して固化した後、固定型11と可動型12とを型開する。そして、スプルー21,1次ランナー22,2次ランナー23,24,ゲート31,32,31´,32´内で硬化した樹脂Jは、樹脂スプルー21J,1次樹脂ランナー22J,2次樹脂ランナー23J,24J,樹脂ゲート31J,32J,31J´,32´Jとなり、前記型開きにより、ピンゲート21Gにおいて、成形体1の枠部3と樹脂スプルー21Jが切り離され、成形品1及び脂スプルー21J,1次樹脂ランナー22J,2次樹脂ランナー23J,24J,樹脂ゲート31J,32J,31J´,32´Jが固定型11に残る。これに対して、突き出しピン41が突部22K,23K,24Kの樹脂を押すことにより、成形品1とともに樹脂ゲート31J,32J,31J´,32´Jが離型する。この場合、薄肉の成形品1を押し出しピン41が直接押すことがなく、成形品1より厚い1次樹脂ランナー22J,2次樹脂ランナー23J,24Jを押すことにより無理なく離型することができる。そして、その後、再び型閉が行われて以上の工程が繰り返され、成形が繰り返される。また、型離した成形品1は切断などを用いて樹脂ゲート31J,32J,31J´,32´Jと切り離される。
このように本実施例では、請求項1に対応して、互いに開閉し型閉時に相互間に成形用キャビティを形成する複数の型体たる固定型11及び可動型12と、溶融樹脂が送られてくる材料通路たる1次ランナー22と連通した2次ランナー23,24と、この2次ランナー23,24とキャビティ13との間に設けたゲート31,32,31´,32´とを備え、ランナーたる2次ランナー23,24とキャビティ13との間に複数のゲート31,32,31´,32´を設け、ゲート31,32,31´,32´は、該ゲート31,32,31´,32´が開口するキャビティ13の部分たる周枠形成部13Aとほぼ同一厚さであるから、成形時には、複数の固定型11及び可動型12を型閉してこれら固定型11及び可動型12間にキャビティ13を形成するとともに、1次ランナー22から2次ランナー23,24を通してゲート31,32,31´,32´からキャビティ13内に熱可塑性樹脂Jなどの成形材料を充填する。この場合、ゲート31,32,31´,32´から充填する樹脂Jが低速・低圧でもキャビティ13内にスムーズに充填される。そして、キャビティ13内の成形材料が固化した後、固定型11及び可動型12を開き、成形された製品たる成形品1を離型させて取り出す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返す。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、材料通路たる1次ランナー22と2次ランナー23,24との連通箇所である先端22Sからの距離L1,L2,L1´,L2´によりゲート31,32,31´,32´の幅W1,W2,W1´,W2´を変えたから、先端22Sから離れて流体圧が下がった樹脂Jを幅広なゲート32,32´からキャビティ13内に充填するから、各ゲート31,32,31´,32´からキャビティ13内に充填する成形材料の充填圧を均一に設定でき、薄肉部に無理なく均一に成形材料が充填される。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、ランナーたる2次ランナー23,24とキャビティ13との間に複数のゲート31,32,31´,32´を設け、材料通路たる1次ランナー22と2次ランナー23,24との連通箇所である先端22Sから離れたゲート32,32´の幅W2,W2´を広くしたから、先端22Sから離れて流体圧が下がった樹脂Jを幅広なゲート32,32´からキャビティ13内に充填するから、各ゲート31,32,31´,32´からキャビティ13内に充填する成形材料の充填圧を均一に設定でき、薄肉部に無理なく均一に成形材料を充填することができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、ランナーたる2次ランナー23,24は、キャビティ13の部分たる周枠形成部13Aとほぼ平行に配置され、ゲート31,32,31´,32´は2次ランナー23,24と交差方向に配置されているから、2次ランナー23,24から交差方向のゲート31,32,31´,32´を通って樹脂が均一にキャビティ13内に充填される。また、2次ランナー23,24がキャビティ13とほぼ平行であるから、2次ランナー23,24を押して離型する場合、成形品1をスムーズに離型することができる。
また、このように本実施例では、請求項6に対応して、請求項1記載の成形用金型装置を用いた成形方法において、2次ランナー23,24を通ってゲート31,32,31´,32´からキャビティ13に充填した樹脂Jが硬化した後、2次ランナー23,24内で固化した樹脂たる樹脂ランナー23J,24Jを押すことによりキャビティ13内の成形品1を離型するから、薄肉の成形品1を押すことなく、樹脂ランナーを押すことにより成形品1を安定して離型することができる。
図6〜図9は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、成形品1と樹脂ゲート31J,32J,31J´,32´Jとの切断において、ゲート31,32,31´,32´と連通する周枠部2の内縁部2Uに成形品1より幅WKだけ大きな切断代2Kを設け、周枠部2と切断代2Kとを切断することにより、成形品1と樹脂ゲート31J,32J,31J´,32´Jとを切り離している。すなわち、ゲート31,32,31´,32´に連通する周枠形成部13Aを、幅WKの切断代2K分だけ予め大きく形成している。また、切断手段として、切断にはいわゆるトムソン木型51を用いることができ、このトムソン木型51は、成形品1の周枠部2の切断位置たる内縁部2Uに対応した形状の枠状刃体52を有し、この枠状刃体52により、内縁部2Uを切断して成形体1が得られる。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、請求項1記載の成形用金型装置を用いた成形方法において、2次ランナー23,24を通ってゲート31,32,31´,32´からキャビティ13に充填した樹脂Jを硬化した後、ゲート31,32,31´,32´が開口するキャビティ13の部分である周枠形成部13Aの樹脂たる周枠部2を切断して成形品1とゲート31,32,31´,32´の樹脂Jとを切り離すから、ゲート箇所で樹脂Jを切断せずに、キャビティ13の樹脂Jを切断するから、部分的に切断端が現れず、均一な切断縁を形成することができる。
図10は本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、成形体1には側壁部3がなく、同一平面上に位置する周枠部2から成形体が構成されており、この例においても、各請求項に対応して上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図11は本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、側壁部3を形成する側壁形成部13Bの外面下側にゲート31,32,31´,32´を交差方向で接続し、2次ランナー23,24をキャビティ13の周囲に対応する側壁形成部13Bとほぼ平行に配置し、2次ランナー23,24に1次ランナー22の先端22Sを接続し、ゲート31,32,31´,32´の厚さTは側壁形成部13Bの厚さTと同一であり、樹脂ゲート31J,32J,31J´,32J´の先端と側壁部3とを切り離す。
この例においても、ゲート31,32,31´,32´と、このゲート31,32,31´,32´が開口するキャビティ13の部分である側壁形成部13Bとがほぼ同一厚さであり、材料通路たる1次ランナー22と2次ランナー23,24との連通箇所である先端22Sから離れたゲート32,32´の幅W2,W2´を広くしたから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図12は本発明の実施例5を示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、側壁部3の下縁部3Dに切断代3Kを設け、側壁部3部分を成形品1より大きく形成し、前記切断代3Kの外面下側に、上記実施例4と同様に、ゲート31,32,31´,32´を接続し、前記側壁部3と切断代3Kとを切断位置である下縁部3Dにおいて切断することにより、成形品1と樹脂ゲート31J,32J,31J´,32J´とを切り離している。すなわち、ゲート31,32,31´,32´に連通する側壁形成部13Bを切断代2K分だけ予め大きく形成している。
このように本実施例においても、ゲート31,32,31´,32´と、このゲート31,32,31´,32´が開口するキャビティ13の部分である側壁形成部13Bとがほぼ同一厚さであり、側壁形成部13Bの樹脂を切断して成形品1と樹脂ゲート31J,32J,31J´,32J´とを切り離し、材料通路たる1次ランナー22と2次ランナー23,24との連通箇所である先端22Sから離れたゲート32,32´の幅W2,W2´を広くしたから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図13は本発明の実施例6を示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、周枠形成部13Aの外縁に該周枠形成部13Aと同一厚さのゲート31,32,31´,32´を接続し、2次ランナー23,24をキャビティ13の周囲に対応する周枠形成部13Aとほぼ平行に配置し、2次ランナー23,24に1次ランナー22の先端22Sを接続しており、この例においても、ゲート31,32,31´,32´と、このゲート31,32,31´,32´が開口するキャビティ13の部分である周枠形成部13A及び側壁形成部13Bとがほぼ同一厚さであり、材料通路たる1次ランナー22と2次ランナー23,24との連通箇所である先端22Sから離れたゲート32,32´の幅W2,W2´を広くしたから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図14は本発明の実施例7を示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、周枠部2の外縁部2Gに成形品1より大きな切断代2Kを設け、この切断代2Kの外面下側に、上記実施例6と同様に、ゲート31,32,31´,32´を接続し、前記設周枠部2と切断代2Kとを切断することにより、成形品1と樹脂ゲート31J,32J,31J´,32J´とを切り離している。すなわち、ゲート31,32,31´,32´に連通する周枠形成部13Aの外縁部側を切断代2K分だけ予め大きく形成している。
このように本実施例においても、ゲート31,32,31´,32´と、このゲート31,32,31´,32´が開口するキャビティ13の部分である周枠形成部13Aとほぼ同一厚さであり、周枠形成部13Aの樹脂を切断して成形品1と樹脂ゲート31J,32J,31J´,32J´とを切り離し、材料通路たる1次ランナー22と2次ランナー23,24との連通箇所である先端22Sから離れたゲート32,32´の幅W2,W2´を広くしたから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、成形体の形状により、ゲートの位置と幅は適宜選定可能である。
本発明の実施例1を示す金型装置の断面図である。 同上、可動型の平面図である。 同上、キャビティ周りの拡大断面図である。 同上、離型及びゲート切断を示す断面図である。 同上、成形体の斜視図である。 本発明の実施例2を示すキャビティ回りの拡大断面図である。 同上、離型及びゲート切断を示す断面図である。 同上、切断手段の斜視図である。 同上、ゲートを切断する前の成形体の要部の平面図である。 本発明の実施例3を示すキャビティ回りの拡大断面図である。 本発明の実施例4を示すキャビティ回りの拡大断面図である。 本発明の実施例5を示すキャビティ回りの拡大断面図である。 本発明の実施例6を示すキャビティ回りの拡大断面図である。 本発明の実施例7を示すキャビティ回りの拡大断面図である。
符号の説明
1 成形体
2 周枠部
11 固定型(型体)
12 可動型(型体)
13 キャビティ
13A 周枠形成部(ゲートが開口するキャビティの部分)
13B 側壁形成部(ゲートが開口するキャビティの部分)
22 1次ランナー(材料通路)
22S 先端(連通箇所)
23 2次ランナー(ランナー)
24 2次ランナー(ランナー)
31,32 ゲート
31´,32´ ゲート
W1,W2 幅
W1´,W2´ 幅
L1,L2 距離
L1´,L2´ 距離

Claims (6)

  1. 互いに開閉し型閉時に相互間に製品形状のキャビティを形成する複数の型体と、溶融樹脂が送られてくる材料通路と連通したランナーと、このランナーと前記キャビティとの間に設けたゲートとを備え、前記ランナーと前記キャビティとの間に複数の前記ゲートを設け、前記ゲートは、該ゲートが開口するキャビティの部分とほぼ同一厚さであることを特徴とする成形用金型装置。
  2. 前記材料通路とランナーとの連通箇所からの距離によりゲートの幅を変えたことを特徴とする請求項1記載の成形用金型装置。
  3. 前記材料通路とランナーとの連通箇所から離れたゲートの幅を広くしたことを特徴とする請求項1記載の成形用金型装置。
  4. 前記ランナーは、前記キャビティの部分とほぼ平行に配置され、前記ゲートはランナーと交差方向に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の成形用金型装置。
  5. 請求項1記載の成形用金型装置を用いた成形方法において、ランナーを通ってゲートからキャビティに充填した樹脂が硬化した後、前記ゲートが開口するキャビティの部分の樹脂を切断して成形品とゲートの樹脂とを切り離すことを特徴とする成形方法。
  6. 請求項1記載の成形用金型装置を用いた成形方法において、ランナーを通ってゲートからキャビティに充填した樹脂が硬化した後、ランナー内で固化した樹脂を押すことによりキャビティ内の成形品を離型することを特徴とする成形方法。

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