JP2005288837A - 湿し水安定化装置と湿し水浄化方法 - Google Patents

湿し水安定化装置と湿し水浄化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
湿し水を洗浄するためにオフセット印刷機や輪転印刷機などに敷設し、湿し水に混入したインキ、紙粉、油分などを取り除いて印刷適性を向上させる。
【解決手段】
周面が金網からなる回転ドラムを内部に設置した2次濾過ドラムと、両面をネットで補強した筒形の繊維フィルタおよび殺菌灯を収納する3次濾過タンクと、2次濾過ドラムから3次濾過タンクへ送水する給水ポンプと、濾過タンク,濾過ドラムおよび給水ポンプを載置した走行可能な基台とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、オフセット印刷機や輪転印刷機などに用いる湿し水を浄化する安定化装置であって、湿し水に混入したインキ、紙粉、油分などを取り除いて印刷適性を向上させる湿し水安定化装置および湿し水浄化方法に関する。
オフセット印刷では、周知のように、版面の非画線部にだけ湿し水を選択的に着け、湿し水の存在によって非画線部へのインキの付着を防ぐ。この非画線部には、例えば親水性高分子のアラビアゴムを表面塗布し、そのアラビアゴムは印刷直前に洗い落としても若干残存し、その部分において水分を吸収し且つ油分を弾く。一方、湿し水は、それ自体で濡性が良く、表面張力を低下させることが必要であるため、現在では湿し水に有機物質のイソプロピルアルコール(IPA)などを添加し、さらにインキの乾燥遅れを防ぐためのpH調節剤や防錆剤を加えている。エッチ液は、その表面張力を低下させてもインキを乳化しないことを要する。
この湿し水には、インキが練ローラで練られる際に粘度の低下と同時に、印刷機の版面が温度上昇することを防ぎ、インキ温度が版面において適正値となるように版面を冷却する役目がある。このため、湿し水の供給装置には、湿し水を適正に管理するための各種の機器を付設し、例えば、エッチ液濃度ないしイソプロピルアルコール濃度およびpHの自動制御機、湿し水の水温を検知して自動冷却する機器を取り付けている。
オフセット印刷で重要な湿し水には、印刷時に各種の不純物が混入しやすい。例えば、インキの練ローラから発生したインキミストが混入し、版面におけるインキまたはインキ成分が乳化によって混入し、さらに印刷用紙から生じる紙粉も混入するうえに、機械油の混入も完全には防止できない。一般のオフセット印刷機では、湿し水を濾過・洗浄するための濾過器を湿し水の供給装置に付設し、湿し水を印刷ユニットの版面に供給する水舟と、湿し水を適正に管理するラインタンクとの間で、該濾過器を通して湿し水を循環させ、該濾過器の通過によって不純物を除いている。
さらに、大型のオフセット印刷機や輪転印刷機では、例えば、各色印刷ユニットの水舟からオーバーフローした湿し水を各水舟からの配管を纏めて中継タンクに集合させ、給水ポンプによって循環タンクに送っている。不純物を効果的に除去する水浄化システムは、中継タンクと循環タンクとの間に設置したり、該循環タンク自体に水浄化システムを付設することにより、湿し水の含有成分、物性および液温などを適正に調節してから各水舟に戻している。
特開2003−80666号公報 特開2002−59531号公報 特開2001−260310号公報
オフセット印刷機を据え付けた印刷工場では、印刷機の据え付け後に大がかりな水浄化システムを取り付けることは敷地面積の点で難しく、高価な水浄化システムでは経済的にも困難であることが多く、しかも該システムではフィルタの頻繁な交換が必要になってランニングコストも非常に高い。このため、一般のオフセット印刷機は、単に湿し水を濾過する濾過器を湿し水の供給装置に付設するだけであり、この濾過器には、隙間を通り抜けようとする不純物粒子を物理的に捕捉するスポンジフィルタを収納している。
このスポンジフィルタは、目詰まりを起こす前に交換することを要し、フィルタ交換を1日1回だけで済ませしかも濾過器を大型化しないために、各オフセット印刷機に個別に濾過器を設置することが必要である結果、印刷設備の全体費用が高くなる。多数のスポンジフィルタの使い捨てするとランニングコストが上昇し、このスポンジフィルタでは不純物を完全に除くことができず、水舟やラインタンクなどに汚れが付着しやすい。水舟やラインタンクなどに汚れが多く付着すると、それを除くために湿し水供給装置を定期的に清掃することが必要になり、その間はオフセット印刷機を稼働できず、機械の稼働率が低下する。この濾過器を設置した印刷機では、湿し水に少量残留する不純物のために、印刷物に画線の太りや地汚れが生じて印刷品質の不良を発生しやすい。
さらに、現在の湿し水は、有機物質である各種の添加剤を含み、インキを紙に転写する時ににじみが発生しないように冷却されており、汚れた湿し水の温度が上昇すると、紙に転写する時にインキのにじみが発生したり、湿し水の汚れが紙に付着しやすくなる。湿し水中において、空気中から入り込んだバクテリアが繁殖し、湿し水が腐敗して悪臭を発生してしまうという問題もある。
本発明は、従来の湿し水用濾過器に関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、オフセット印刷機や輪転印刷機などにおいて、水舟やラインタンクにおける湿し水の汚れを減少させて高品質の印刷を達成できる湿し水安定化装置および湿し水浄化方法を提供することを目的としている。本発明の他の目的は、装置が比較的単純であってフィルタ交換や機器洗浄などのランニングコストが安上がりである湿し水安定化装置を提供することである。本発明の別の目的は、湿し水を循環する際に湿し水の水温が上昇することを防ぎ、湿し水中の油分を効果的に除去して印刷適正を維持できる湿し水浄化方法を提供することである。
本発明に係る湿し水安定化装置は、周面が金網からなる回転ドラムを内部に設置した2次濾過ドラムと、両面をネットで補強した筒形の繊維フィルタおよび殺菌灯を収納する3次濾過タンクと、2次濾過ドラムから3次濾過タンクへ送水する給水ポンプと、濾過タンク,濾過ドラムおよび給水ポンプを載置した走行可能な基台とを備える。洗浄すべき湿し水は、給水ポンプによってラインタンクから取り出し、1次分離器を経て2次濾過ドラムへ流入させ、該ドラムを通過してから3次濾過タンクを経てラインタンクに戻す。本発明の湿し水安定化装置は、ラインタンク自体であっても、該ラインタンクに付設する浄水タンクに設置してもよい。
本発明の湿し水安定化装置では、1次分離器は、打ち抜き鋼板製のフレームと、該フレーム内に配置して管端を接続した導入パイプとからなると好ましく、洗浄すべき湿し水は、フレームで固定したフィルタを通過して1次分離器内に入り、導入パイプを通って2次濾過ドラムへ送り出される。また、この1次分離器において、打ち抜き鋼板製のフレームは2重構成であり、比較的厚いフィルタを2重フレーム間に挟むことにより、上方へ引き出して交換できると好ましい。
この2次濾過ドラムは、横置きの円筒形ハウジングと、該ハウジング内に偏心設置され且つ周面が細かいメッシュの積層金網からなる回転ドラムと、回転ドラムの端面に接続して筒形ハウジングを貫通させる同軸パイプと、筒形ハウジングに取り付けて回転ドラムの周面に接触するブラシとを備える。この2次濾過ドラムにおいて、筒形ハウジングの壁面にニップルを取り付け、該ニップルを経て筒形ハウジング内に湿し水を送り込む。この湿し水は回転ドラムの積層金網を通過することで2次濾過され、さらに同軸パイプを経て筒形ハウジング外へ送り出す。
この2次濾過ドラムでは、回転ドラムの周面は3層の積層金網からなり、回転する筒状の積層金網に湿し水中の微細油分を衝突させて捕集すると好ましい。さらに好ましくは、ブラシが筒形ハウジングの上端部に嵌め込まれ、自重によって回転ドラムの周面に常に接触して積層金網の付着油分を掻き落とす。筒形ハウジングの下端部にコックを取り付け、回転ドラムの積層金網で分離された水中の油分を適宜排出する。
この3次濾過タンクは、断熱二重壁であるタンク本体と、該タンク本体よりも低い内筒体と、タンク上蓋から延設し且つ内筒体よりも大径の分配筒部と、タンク上蓋から内筒体内部に吊り下げる殺菌灯と、内筒体および分配筒部に嵌装する筒形のフィルタカセットとを備える。この3次濾過タンクにおいて、内筒体の下端部に立ち上がり管路を接続してフィルタ通過後の湿し水を内筒体内に滞留させ、殺菌灯の紫外線によって滞留湿し水を殺菌してから立ち上がり管路を経てタンク外へ送り出す。好ましくは、フィルタカセットは、ネットで両面を補強した筒形の繊維フィルタを有し、繊維フィルタが円形平面になるようにジグザク状に折り畳んでいる。
本発明に係る湿し水浄化方法では、ラインタンクから取り出す洗浄すべき湿し水を1次分離器、2次濾過ドラム、3次濾過タンクの順に流通させる。1次分離器において、紙粉、粉塵、インキ添加剤などの固体粒子を捕集するとともに通過油分を細かく粒状化し、2次濾過ドラムにおいて、回転ドラムの積層金網に湿し水中の微細油分を衝突させ、渦巻き現象を生じさせて微細油分を大きく成長させることで積層金網で捕集し、3次濾過タンクにおいて、通過した残存油分を除去することによって湿し水の透明度を上げる。ラインタンク内において、1次分離器を戻り管路から離隔することにより、整流の湿し水を1次分離器に送り込むと好ましい。
本発明に係る湿し水安定化装置は、一般のオフセット印刷機などにおいて、ラインタンクまたは浄水タンクの近くに搬送し、簡単に接続してラインタンク内の湿し水を適正に洗浄することができる。本発明の湿し水安定化装置は、湿し水の浄化システムが設置されていても、該水浄化システムを補完するかまたは該システムに代えてラインタンクや浄水タンクの近くに据え付け、湿し水を洗浄してその透明度を上げるができる。この湿し水安定化装置において、1次分離器によって湿し水中に混入した紙粉を物理的に捕捉するとともに、2次濾過ドラムおよび3次濾過タンクにおいて大部分のインキ、機械油などの親油性の分散粒子およびコロイド粒子などの油分を確実に除去することにより、湿し水が十分に洗浄され、画線の太り、地汚れ、刷りムラ、版面へのゴミ付きなどによる不良が発生せずに印刷物が高品質になる。
本発明の湿し水安定化装置を用いると、従来に比べて湿し水の全量交換が実質的に不要になり、湿し水の交換のために印刷機を停止することが少なくなって該印刷機の生産性が飛躍的に上昇し、ラインタンクや浄水タンクの清掃回数が減って清掃自体も簡単になる。この湿し水安定化装置は、1次分離器における厚い繊維フィルタの交換は数ヶ月に1回でよく、3次濾過タンクにおけるフィルタカセットは数年間連続使用することができるので、フィルタ交換が長期間不要になってランニングコストも著しく安くなる。
本発明に係る2次濾過ドラムでは、回転ドラムを回すことによって積層金網に湿し水中の微細油分を衝突させ、渦巻き現象を生じさせて微細油分を棒状に大きく成長させることで積層金網で捕集する。このため、2次濾過ドラムを通過した湿し水には油分が殆ど残存せず、積層金網に付着した油分をブラシによって掻き落とし、円筒形ハウジングの下方に滞留させる。滞留した水中の油分は、1年に1,2回、円筒形ハウジング下端部のコックを開いて除去すればよく、2次濾過ドラムは、構造が比較的単純であるのに、湿し水における水中の油分を除去に関して有効である。
次に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。本発明に係る湿し水安定化装置1は、図1から図3に示すように矩形平面の基台2を有し、該基台の上に、ほぼ中央に2次濾過ドラム3と、フィルタカセット4(図6)を収納する3次濾過タンク5と、制御盤を収納した直方体形の制御ボックス6と、ドラム3へ送水する給水ポンプ7とを並置している。基台2は、その裏面の四隅にキャスタ8を取り付けることにより、印刷工場内を走行させて所望の場所に配置することができる。
2次濾過ドラム3は、図4に示すように、横置きの円筒形ハウジング10からなり、該ハウジング内に回転ドラム12を偏心設置している。回転ドラム12は、ハウジング10と同様の横置きの円筒形であり、該ハウジングの半径と同等または僅かに短い直径を有し、その横幅はハウジング10のそれよりもかなり短くする。回転ドラム12において、1対の円形端板14,14は、中空筒15に固着して所定間隔を保持し、該中空筒に比較的大きい打ち抜き孔16を複数個形成している。1対の円形端板14,14には、円筒状の積層金網18を取り付け、該金網は3枚積層の細かいメッシュのワイヤからなり、3層積層の金網がステンレス鋼製であると好ましい。例えば、回転ドラム12は、直径と横幅がともに170mm、中空筒15の直径が50mmであって直径30mmの孔16を100mm間隔で4個設ける。
回転ドラム12は、貫通孔20を設けた側の端板にハブ22を溶接し、該ハブはハウジング10の端壁の軸受リング24で回転可能に通過し、且つリング24でハウジング10の液密状態を維持する。同軸パイプ26は、ハブ22に差し込んで溶接することで回転ドラム12と連通し、さらにハウジング10を通過して水平に延設する。同軸パイプ26つまりドラム12は、軸受28で回転自在に支承され、さらにプーリ30を嵌装することにより、モータ32(図3)によって回転できる。同軸パイプ26の雄ねじ部34は、ソケット36を介して他方の回転管37の雄ねじ部38と接続する。回転管37は、回転受け部40を経て、3次濾過タンク5への管路41と連通する。
2次濾過ドラム3の円筒形ハウジング10は、周壁42および1対の端壁44,45で構成し、該周壁および一方の端壁が二重壁からなり、周壁42,46間および端壁44,48間にエアーまたはガラス繊維などの無機質や有機質の断熱材などを介在させると好ましい。周壁42の中間壁面には、ニップル50を固着し、該ニップルに管路52(図2)を接続することにより、該管路を経て給水ポンプ7から筒形ハウジング10内に湿し水を送り込むことができる。また、周壁42の下端壁面に他のニップル54を固着し、該ニップルにコック(図示しない)を取り付けると、回転ドラム12の積層金網で分離された水中の油分を適宜排出することができる。
木製柄56と豚毛57からなるブラシ58は、筒形ハウジング10の上端壁面に設けた矩形開口部60(図3参照)内に収納する。開口部60は、回転ドラム12の上方に位置し、その前後壁面にU字平面の案内枠62,62を垂直に固着する。案内枠62の内寸幅はブラシ58の柄56の幅にほぼ等しく、両案内枠62,62の内寸間隔はブラシ58の柄56の長さにほぼ等しい。ブラシ58は、筒形ハウジング10を開口部60内に収納すると、ブラシ58の毛57が回転ドラム12の周面の積層金網18と接触する。ブラシ58の収納後に上蓋68をハウジング壁にボルト止めする。
3次濾過タンク5は細長い円筒形であり、複数本のボルト66によってタンク上蓋68を上面開口のタンク本体70に開閉可能に締着する。タンク本体70の内部中央において、上面開口の細長い内筒体72を垂直方向に固着し、タンク本体底部に固定した内筒体72の高さは通常タンク高さの8割前後である。タンク本体70の内底には、中心貫通孔を内筒体72に嵌合した円板74を水平に載置し、該円板上にフィルタカセット4(図6)を配置する。タンク本体70およびその内壁75の上端に矩形断面のリング76を固着し、該リングの上面がタンク上蓋68の下面と接触する。タンク本体70は二重壁からなり、該タンク本体70と内壁75との間にエアーまたはガラス繊維などの無機質や有機質の断熱材などを介在させ、タンクの水温が上がらないようにする。
タンク上蓋68は、その下面において比較短寸の分配筒部78を取り付け、該分配筒部の外径は内筒体72の外径よりもわずかに大きい。さらに、タンク上蓋68の下面中心にソケット79を固着し、該ソケットに細長い紫外線殺菌灯80を着脱可能に接続することにより、タンク上蓋68から垂直に吊り下げることができる。タンク上蓋68をタンク本体70にボルト止めして密に閉じると、分配筒部78の下周縁は内筒体72の上周縁よりも少し下方に位置し、その環状間隙81を最終濾過直後の湿し水が通過する。殺菌灯80は、内筒体72の中心に位置し、該殺菌灯の下端は内筒体72のほぼ中間高さに位置するとともに、該内筒体の上周縁は殺菌灯80の上方部で終わる。
立ち上がり管路82は、図5に示すように、その後端部が内筒体72の下端部と連通し、タンク本体70を水平に通過してタンク外へ出てから、T字管84で分岐した後に上方へ延びる。上方への管延長部83の上端が出口部であり、該出口部に電磁バルブ86およびホースコネクタ(図示しない)を取り付ける。この出口部の高さが、内筒体72の上周縁との位置とほぼ対応することにより、最終濾過済みの湿し水が内筒体72内に滞留し、殺菌灯80の紫外線で殺菌される。T字管84の他方には、コック88を取り付けた管にホースコネクタを接続し、該コックを開くとタンク本体70内の滞留湿し水を除去することができる。また、タンク本体70内に洗浄水などを充満させておくには、それをタンク本体70に送り込んだ後に電磁バルブ86を閉じ、さらにコック88を閉鎖すればよい。
一方、タンク本体70には、ニップル(図示しない)を介してエルボ89(図3)をタンク本体70に取り付け、該エルボを管路41と連結する。これによって、2次濾過ドラム3の出た湿し水を3次濾過タンク5へ送り込むことができる。
フィルタカセット4(図6)は、内筒体72とタンク本体70との間で円板74上に2段で収納され、収納の際にカセット外周面と内壁75の垂直鋼板90とが接触し、タンク本体70の内壁周面との間に若干の筒状間隙92を有する。フィルタカセット4は、図6と図7に示すように、孔が7μm程度の細かいネット94,95で両面を補強したシート状の繊維フィルタ96を有し、該繊維フィルタが円形平面になるようにジグザク状に折り畳んで接触面積を大きくすると好ましい。繊維フィルタ96は、ドーナツ形の端板98,99と打ち抜き鋼板の外筒100によってカバーされている。例えば、繊維フィルタ96は、内層が直径3μmのポリプロピレン繊維ウェブおよび外層が直径10μmのポリプロピレン繊維ウェブで構成する2層構造からなり、押圧成形後の厚みが約2mmであり、所望に応じてグラスウールを添加する。この繊維フィルタは、不織布、フェルトなどでもよく、層数が3〜5層を有していてもよい。この繊維フィルタにおけるウェブ、不織布またはフェルトは、ポリプロピレンのようなポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリ酢酸ビニル、アクリル系、木綿、ビスコース系などの合成繊維である。
給水ポンプ7は、図1のように基台2上で2次濾過ドラム3の下方に配置し、該給水ポンプから出た管路52に手動コック102を取り付け、ニップル50(図4)を介して2次濾過ドラム3のハウジング10と連通する。図示しないけれども、給水ポンプ7の入口部104は流入側管路と連通し、該管路において電磁バルブおよびホースコネクタなどを取り付ける。この流入側管路は、1次分離器106(図8)の導入パイプ108と接続する。
1次分離器106は、ラインタンク124(図10)内で湿し水の水面に位置するように、該タンクに引っ掛けるフック(図示しない)を取り付けても、適宜のフロート部材(図示しない)によって水面に浮くように構成してもよい。1次分離器106は、打ち抜き鋼板製の箱状フレーム109を有し、該フレームの底壁110は板材である。フレーム109内に配置した導入パイプ108は、その管端を底壁110に固着してL字形に水平に屈曲し、且つ端部周壁に適宜数の貫通孔112を設ける。箱状フレーム109の側壁は2重構成であり、比較的厚いフィルタ114を2重フレーム間に挟む。繊維フィルタ114は、厚さ30〜40mmの比較的粗いポリプロピレン繊維ウェブからなる。フィルタ114は、上方へ引き出すだけで容易に交換できる。
直方体形の制御ボックス6は、図1と図2に示すように、該制御盤に接続するコード類を通すパイプ状のポール116,116によって垂直に立設し、該ボックスは基台2の右側後方に位置する。制御ボックス6の頂面には、電力オンを示す表示ランプ118を突設し、該ボックスの前面に複数のスイッチ120を取り付ける。例えば、上の1個のスイッチ120は電磁バルブ86および給水ポンプ7の電磁バルブの開閉を制御するトグルスイッチであり、下の2個で電力のオンまたはオフを行う。電磁バルブ86および給水ポンプ7の電磁バルブの開口度は、管出口部および給水ポンプ7の入口部104の水圧を計測することで自動制御すればよく、フィルタ交換も水圧を計測することで自動的に報知できる。
図10には、湿し水安定化装置1を通常のオフセット印刷機122で利用する例を示し、該安定化装置を印刷機122のラインタンク124の近傍まで搬送する。湿し水安定化装置1は、給水ポンプ7と連通する導入パイプ108の1次分離器106を湿し水の水面に位置させ、3次濾過タンク5の立ち上がり管路82に接続したホース126をラインタンク124内に入れるだけである。ラインタンク124内において、1次分離器106を戻り管路から可能な限り離隔することにより、整流の湿し水を1次分離器106に送り込む。ラインタンク124内の湿し水は、ポンプ(図示しない)によって、オフセット印刷機122における印刷ユニットの水舟130に管路132を介して供給し、各管路にはスポンジフィルタを収納した濾過器(図示しない)を取り付けている。水舟130は、両面4色のオフセット印刷機122であれば、1台のオフセット印刷機に8台設ける。水舟130の湿し水は、水元ローラ134とそれに続く複数のローラを経て版胴の版面に送られ、その版面における親水性の非画線部に吸収されて、各非画線部にインキを付着させない。
湿し水を供給するローラ134は、版面における親油性の画線部に付着したインキにも接触することにより、湿し水を版面に供給する複数のローラを経由して、インキやインキ成分が水舟130の湿し水に入り込む。この理由は、親油性のインキ成分でも微量は湿し水に溶け、且つインキ成分がエマルジョンとなって湿し水に分散するからである。また、版胴近傍のインキ練りローラやインキ付けローラによってインキ膜が分割されると、インキミストが発生し、該版胴の近くに移送される印刷用紙から紙粉が発生する。インキミスト、紙粉または機械油などの不純物は、湿し水を版面に供給する複数のローラに付着し、これらのローラを経由して水舟130の湿し水へ侵入したり、該水舟の湿し水に直接入り込む不純物もある。この結果、水舟130をオーバーフローする湿し水には、各種の不純物が存在している。複数個の水舟130をオーバーフローした湿し水は、管路136に集束され、該管路を経てラインタンク124に回収する。
湿し水安定化装置1を稼動するために、電磁バルブ86(図5)および給水ポンプ7の電磁バルブを開くと、ラインタンク124内の湿し水の一部は、給水ポンプ7によって1次分離器106を経て湿し水安定化装置1に送水される。この湿し水は、1次分離器106、2次濾過ドラム3、3次濾過タンク5の順に流通する。1次分離器106において、比較的厚くて粗い繊維フィルタ114で紙粉、粉塵、インキ添加剤などの固体粒子を捕集するとともに通過油分を細かく粒状化する。繊維フィルタ114は、上方へ引き出すだけで容易に交換でき、その交換は数ヶ月に1回でよい。
2次濾過ドラム3において、湿し水は円筒形ハウジング10内で常に満杯状態であり、回転ドラム12を回すことで、細かい3層の積層金網18に湿し水中の微細油分を衝突させ、渦巻き現象を生じさせて微細油分を大きく成長させることで積層金網18で捕集する。このため、2次濾過ドラム3を通過した湿し水には油分が殆ど残存しない。積層金網18に付着した油分は、ブラシ58が常に接触してこれを掻き落とし、下方に滞留させる。滞留した水中の油分は、1年に1,2回、円筒形ハウジング下端部のコックを開いて除去すればよく、回転ドラム12の交換は実質的に不要である。
3次濾過タンク5に送られた湿し水は、タンク本体70内へ流入し、フィルタカセット4の外周面から繊維フィルタ96を半径方向に通過する。この結果、湿し水中に残存するインキミストなどの油分をフィルタ96で濾取する。繊維フィルタ96について、内層が比較的細い繊維ウェブおよび外層が比較的太い繊維ウェブで構成する2層構造であると、多少の油分が付着して濾過能力が低下することが少なく、残存油分自体も少ないので、繊維フィルタ96は数年間連続使用することができる。
3次濾過タンクで5は、フィルタカセット4を収納するタンク本体70と内壁75との間に断熱材またはエアーを介在させ、繊維フィルタ96で濾過される湿し水の水温が上昇することを防ぎ、さらに殺菌灯80によって湿し水を紫外線で照射している。このため、湿し水が有機物質の添加剤を含んでいても、湿し水の温度が濾過時に上昇することがないので紙への転写時にインキのにじみが発生せず、空気中からバクテリアが侵入しても殺菌灯80で殺菌されることにより、湿し水の腐敗臭の発生を防ぎ、該湿し水を常に清澄な状態に維持できる。
濾過後の湿し水は、分配筒部78と内筒体72との間の環状間隙81を通って内筒体72内に入り、立ち上がり管路82を通過するため、該内筒体内には常に湿し水が存在し、この湿し水を殺菌灯80の紫外線で殺菌する。これによって、ラインタンク124において湿し水に混入した各種の不純物を最終的に除去しバクテリアの繁殖を防ぐので、各管路132に取り付けた1次分離器のスポンジフィルタに濾取する不純物は殆ど無い。3次濾過タンク5を通過した湿し水は、従前よりも透明度が上がり、湿し水交換のためにオフセット印刷機122を停止する必要が殆どなくなる。
各管路132に取り付けた濾過器のスポンジフィルタは、目詰まりを起こす前に交換することが必要であっても、フィルタ交換は殆ど不要になる。この濾過器は小型でよく、スポンジフィルタを使い捨てにしてもランニングコストの上昇が小さく、水舟130やラインタンク124などに汚れが付着することもない。湿し水安定化装置1により、オフセット印刷機122の稼働率が非常に上昇する。また、湿し水に油分などの不純物が殆ど残留しないので、印刷物に画線の太りや地汚れが発生せず印刷品質が良好になる。
図11は、水浄化システム140を備えたオフセット印刷機142で利用する例を示し、湿し水安定化装置1を浄水タンク144の近傍まで搬送し、1次分離器106を流出側管路などから離して浄水タンク144内に入れる。オフセット印刷機142が新聞印刷輪転機であれば、湿し水は弱アルカリ性であるので、湿し水安定化装置1に自動送水装置を敷設することを要する。浄水タンク144内の湿し水は、ポンプ(図示しない)によって、オフセット印刷機142における印刷ユニットの水舟146に管路148を介して供給する。水舟146の湿し水は、水元ローラ150とそれに続く複数のローラを経て版胴の版面に送られる。湿し水を供給するローラ150は、版面における親油性の画線部に付着したインキにも接触することにより、湿し水を版面に供給する複数のローラを経由して、インキやインキ成分が水舟146の湿し水に入り込む。
複数個の水舟146をオーバーフローした湿し水は、管路152に集束され、該管路を経てラインタンク154に回収する。ラインタンク154には水位計156を取り付け、タンク内の湿し水が一定量を超えると、ポンプ158によって管路160を経て浄水タンク144へ送り出す。浄水タンク144において、湿し水に混入した各種の不純物を除くため、その湿し水を水浄化システム140に通して循環洗浄させる。水浄化システム140は、例えば1日に3〜4時間稼働すればよく、ポンプ(図示しない)によって通常5〜20リットル/分の湿し水が流通する。
水浄化システム140において、各フィルタ(図示しない)を通過する際に、湿し水に含まれる紙粉などを物理的に捕捉するとともに、大部分のインキ、機械油などの親油性の分散粒子およびコロイド粒子などを吸着する。例えば、バッグフィルタは密封式であり、定期的に交換するにしても24時間操業で4ヶ月間、8時間操業で1年間の使用を保証している。マイクロフィルタは、バッグフィルタと比較して相対的に気孔が細かく、残留する微細分散粒子やコロイド粒子などをいっそう効果的に除去して湿し水を洗浄する。マクロフィルタの交換は、通常、1〜2年に1回でよい。さらに、各フィルタで浄化された湿し水は、所定の流量で流水殺菌灯を通過し、該流水殺菌灯によって湿し水を常時殺菌することにより、湿し水中のバクテリアの総量を減らして腐敗を防ぐ。
定量交換装置162は、管路164を経て浄水タンク144から湿し水の一部を定期的に取り出し、その水量は例えば1週間1回、20リットル程度であり、この量は湿し水の汚染度に応じて適正値に自動設定する。交換装置162は、湿し水の排出量、自然蒸発量などに応じて管路166を経て新規の湿し水を自動的に供給し、常に一定量の湿し水を浄水タンク144内に保持させる。この定期的な湿し水の部分交換により、浄水タンク144内の湿し水の全面的な交換が不要である。また、交換装置162は、水浄化システム140の電磁バルブ(図示しない)と連動して、給水路168を経てマイクロフィルタへ洗浄水を送り、この水量は通常10〜15リットルである。このマイクロフィルタは、湿し水が流通していない時に水道水で洗浄すると好ましく、この洗浄によってマクロフィルタの交換期間を著しく延長できる。
湿し水安定化装置1を設置すると、定量交換装置162を稼動することが少なくなる。図示のように、湿し水安定化装置1を水浄化システム140と併用するならば、前記バッグフィルタやマイクロフィルタの洗浄のために水浄化システム140を停止する際に、その代りに稼動させればよい。水浄化システム140による湿し水の洗浄が完全でないならば、補完的に湿し水安定化装置1を同時に稼動させることも可能である。また、湿し水安定化装置1がある程度大型で高性能であれば、水浄化システム140の代わりに設置して使用することができる。
本発明に係る湿し水安定化装置を示す正面図である。 図1の湿し水安定化装置の側面図である。 図1の湿し水安定化装置の平面図である。 本発明で用いる2次濾過ドラムの横断面図である。 本発明で用いる3次濾過タンクの横断面図である。 3次濾過タンクに収納するフィルタカセットの斜視図である。 図6のフィルタカセットの一部を切り欠いて示す部分平面図である。 湿し水安定化装置に取り付ける1次分離器の一例を示す断面図である。 図8の1次分離器の平面図である。 湿し水安定化装置をオフセット印刷機に配置する例を示す説明図である。 水浄化システムを備えたオフセット印刷機に湿し水安定化装置を配置した状態を示す説明図である。
符号の説明
1 湿し水安定化装置
2 基台
3 2次濾過ドラム
4 フィルタカセット
5 3次濾過タンク
6 制御ボックス
7 給水ポンプ
8 キャスタ
10 円筒形ハウジング
12 回転ドラム
18 積層金網
16 同軸パイプ
32 モータ
54 ブラシ
68 タンク上蓋
70 タンク本体
78 分配筒部
80 殺菌灯
82 立ち上がり管路
96 繊維フィルタ

Claims (11)

  1. 周面が金網からなる回転ドラムを内部に設置した2次濾過ドラムと、両面をネットで補強した筒形の繊維フィルタおよび殺菌灯を収納する3次濾過タンクと、2次濾過ドラムから3次濾過タンクへ送水する給水ポンプと、濾過タンク,濾過ドラムおよび給水ポンプを載置した走行可能な基台とを備え、洗浄すべき湿し水は、給水ポンプによってラインタンクから取り出し、1次分離器を経て2次濾過ドラムへ流入させ、該ドラムを通過してから3次濾過タンクを経てラインタンクに戻す湿し水安定化装置。
  2. 1次分離器は、打ち抜き鋼板製のフレームと、該フレーム内に配置して管端を接続した導入パイプとからなり、洗浄すべき湿し水は、フレームで固定したフィルタを通過して1次分離器内に入り、導入パイプを通って2次濾過ドラムへ送り出される請求項1記載の安定化装置。
  3. 1次分離器において、打ち抜き鋼板製のフレームは2重構成であり、比較的厚いフィルタを2重フレーム間に挟むことにより、上方へ引き出して交換できる請求項1または2記載の安定化装置。
  4. 横置きの円筒形ハウジングと、該ハウジング内に偏心設置され且つ周面が細かいメッシュの積層金網からなる回転ドラムと、回転ドラムの端面に接続して筒形ハウジングを貫通させる同軸パイプと、筒形ハウジングに取り付けて回転ドラムの周面に接触するブラシとを備え、筒形ハウジングの壁面にニップルを取り付け、該ニップルを経て筒形ハウジング内に湿し水を送り込み、この湿し水は回転ドラムの積層金網を通過することで2次濾過され、さらに同軸パイプを経て筒形ハウジング外へ送り出す2次濾過ドラム。
  5. 回転ドラムの周面は3層の積層金網からなり、回転する筒状の積層金網に湿し水中の微細油分を衝突させて捕集する請求項4記載のドラム。
  6. ブラシが筒形ハウジングの上端部に嵌め込まれ、自重によって回転ドラムの周面に常に接触して積層金網の付着油分を掻き落とす請求項4または5記載のドラム。
  7. 筒形ハウジングの下端部にコックを取り付け、回転ドラムの積層金網で分離された水中の油分を適宜排出する請求項4,5または6記載のドラム。
  8. 断熱二重壁であるタンク本体と、該タンク本体よりも低い内筒体と、タンク上蓋から延設し且つ内筒体よりも大径の分配筒部と、タンク上蓋から内筒体内部に吊り下げる殺菌灯と、内筒体および分配筒部に嵌装する筒形のフィルタカセットとを備え、内筒体の下端部に立ち上がり管路を接続してフィルタ通過後の湿し水を内筒体内に滞留させ、殺菌灯の紫外線によって滞留湿し水を殺菌してから立ち上がり管路を経てタンク外へ送り出す3次濾過タンク。
  9. フィルタカセットは、ネットで両面を補強した筒形の繊維フィルタを有し、繊維フィルタが円形平面になるようにジグザク状に折り畳んでいる請求項8記載のタンク。
  10. ラインタンクから適宜取り出す洗浄すべき湿し水を1次分離器、2次濾過ドラム、3次濾過タンクの順に流通させ、1次分離器において、紙粉、粉塵、インキ添加剤などの固体粒子を捕集するとともに通過油分を細かく粒状化し、2次濾過ドラムにおいて、回転ドラムの積層金網に湿し水中の微細油分を衝突させ、渦巻き現象を生じさせて微細油分を大きく成長させることで積層金網で捕集し、3次濾過タンクにおいて、通過した残存油分を除去することによって湿し水の透明度を上げる湿し水浄化方法。
  11. ラインタンク内において、1次分離器を戻り管路から離隔することにより、整流の湿し水を1次分離器に送り込む請求項10記載の浄化方法。
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