JP2005264450A - 防花粉兼用網戸 - Google Patents

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【課題】 防虫機能と防花粉機能を備えて夏季の防虫と花粉飛散時期の防花粉を選択的になし得るようにした防花粉兼用網戸を提供する。
【解決手段】 框組みして防虫ネット12を張設した網戸基枠1と,枠組みしてメッシュ数200程度以上の高密度織布による防花粉ネット21を張設した付設枠13とを備え,網戸基枠1の上下框に室外側に向けて突出したL字突条に付設枠13をスライドすることによって付設枠13を着脱固定できるようにし,春,初夏,秋等の花粉飛散時期に付設枠13を網戸基枠1に付設して防花粉性の換気を可能とし,夏季には付設枠13を取り外して網戸基枠1単体による防虫網戸として防虫性の換気を可能とするように使用するものとしてある。
【選択図】 図2

Description

本発明は,防虫機能と防花粉機能の双方を備え,必要に応じて防虫機能専用とし得るようにした防花粉兼用網戸に関する。
防虫機能を備えた網戸として,例えばアルミ合金や合成樹脂の押出材による上下左右の框を框組みし,それぞれの框の室外側に同一面をなすように一連に配置形成した受溝に防虫ネットの端部を網押え棒によって圧入係止し,サッシ窓の室外側乃至室内側にスライド開閉,開き開閉自在又は嵌め殺し状態に配置したものが広く知られている。
特開平11−93548号
この網戸は通風性があることによって夏場におけるサッシ窓開成時の防虫用に使用されるが,一般に網戸は防虫の必要がない時期を含めて年間を通してサッシ窓にそのまま取り付けられたままとされる傾向が強く,防虫の単機能商品とされていることによって,夏場以外の時期には網戸がその機能を発揮することはない。
しかし乍ら,夏場以外でも,例えば透明ガラスを用いたサッシ窓の遮光機能や目隠し機能,春のスギ,ヒノキ,初夏のオオアワカエリ,秋のブタクサ,ヨモギ等各種花粉の飛散時期に防花粉機能を発揮し得るようにすれば,年間を通して取り付けられる傾向が強い網戸が,夏場の防虫機能とともに防花粉機能を発揮することによって複合機能による有用性を有するものとすることが可能となる。特に花粉症が一般化している現代にあって,網戸が防花粉機能を併せて発揮し得るようにすれば,当該時期に室内への花粉進入を可及的に抑制してサッシ窓を開成して,その通風機能による換気等が可能となり,需要者のニーズに合致したものとし得る。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,第1に,網戸の防虫機能を損なうことなく,可及的簡易な構造によって防花粉機能を付与することによって防中機能と防花粉機能を複合的に有する防花粉兼用網戸を提供するにあり,第2に更に遮光機能乃至目隠し機能を付与してその機能を向上した防花粉兼用網戸とするにある。
上記第1の課題に添って本発明は,矩形に框組みした網戸基枠と,これとその枠内開口面積を略同等とすることによって網戸基体の枠内開口面積を実質的に維持した通気開口を確保可能とするように網戸基体とは独立して矩形に枠組みした付設枠を備え,網戸基枠の室内側又は室外側に付設枠を,それぞれ気密材を介して付設し,網戸基体には防虫ネットを,付設枠には防虫ネットより微細メッシュによる防花粉ネットをそれぞれ張設することによって,花粉の飛散時期には付設枠を装着することにより外気からの通気量を幾分抑制するも室内の換気に適当とし得る程度の通気性を備えるとともに該防花粉ネットによる防花粉機能を発揮する形態とし,夏季にはこれを取り外して通気性を可及的に確保して防虫機能を発揮する形態として使用可能とすることによって,網戸の防虫機能を維持しながら複合的に防花粉機能を付与してその選択的使用をなし得るようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,上下左右の框を矩形に框組みした網戸基枠と,同じく上下左右の枠を矩形に枠組みしその開口面積を上記網戸基枠と同等程度とし該網戸基枠の室外側又は室内側に付設した付設枠とを備え,上記網戸基枠の開口に防虫ネットを,上記付設枠の開口に防虫ネットより微細メッシュの防花粉ネットをそれぞれ張設し且つ網戸基枠と付設枠との間に気密材を介設してなることを特徴とする防花粉兼用網戸としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,網戸基体に対する付設枠の付設を安定且つ確実になし得るようにするとともに付設枠の装着とその取り外しをスライドによって簡便になし得るものとするように,これを,上記網戸基枠が,その直交方向に向けて突出したスライドガイドを備え,該スライドガイドに付設枠をスライド着脱自在とするとともに該スライドガイドに付設枠をネジ固定自在としてその付設を行なってなることを特徴とする請求項1に記載の防花粉兼用網戸としたものである。
請求項3に記載の発明は,一般にこの種花粉粒子は30〜100μm程度の径のものであることから,付設枠に張設する防花粉ネットを,通気性を確保しながら花粉の通過を可及的に阻止し得る程度に微細とする好ましい形態のメッシュを用いて棒花粉兼用網戸としてその防花粉機能を可及的充分に発揮し得るものとするとともにこのように微細のメッシュを使用することによってこれが可及的に遮光機能乃至目隠し機能を発揮し得るものとし得ることから,上記第2の課題に添って,これを,上記微細メッシュの防花粉ネットを,メッシュ数200本/インチ程度以上の高密度織布によるものとしてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の防花粉兼用網戸としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,網戸基体の枠内開口面積を実質的に維持した通気開口を確保するとともに花粉の飛散時期には付設枠を装着することにより外気かる通気量を幾分抑制するも室内の換気に適当とし得る程度の通気性を備えて該防花粉ネットによる防花粉機能を発揮する形態とし,夏季にはこれを取り外して通気性を可及的に確保して防虫機能を発揮する形態として使用可能とすることによって,網戸の防虫機能を維持しながら複合的に防花粉機能を付与してその選択的使用をなし得るようにした防花粉兼用網戸を提供することができ,このとき気密材を介設したことによって防花粉機能を有する付設枠13を着脱自在に付設することにる防花粉機能が損われる可能性も解消できる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,網戸基体に対する付設枠の付設を安定且つ確実になし得るようにするとともに付設枠の装着とその取り外しをスライドによって簡便になし得るものとすることができる。
請求項3に記載の発明は,高密度織布による微細メッシュの防花粉ネットを用いることによって防花粉兼用網戸としてその防花粉機能を可及的充分に発揮し得るものとするとともに可及的な遮光機能乃至目隠し機能を発揮するものとできる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは,例えば図示を省略したサッシ枠の網戸レールにスライド開閉自在に設置することによってサッシ窓の室外側に配置するようにした防花粉兼用網戸であり,該防花粉兼用網戸Aは,網戸基枠1と付設枠13とを備え,網戸基枠1を,上下左右の框2〜4を矩形に框組みして形成し,付設枠13を,上下左右の枠14〜16を矩形に枠組みしその枠内開口面積を上記網戸基枠1と同等程度として形成したものとしてあり,該付設枠13は,これを上記網戸基枠1の室外側又は室内側に付設し,上記網戸基枠1の開口には防虫ネット12を,上記付設枠13の開口には防虫ネット12より微細メッシュの防花粉ネット21をそれぞれ張設し且つ網戸基枠1と付設枠13との間に気密材22を介設したものとしてあり,本例にあって上記網戸基体1は,その直交方向に向けて突出したスライドガイド11を備え,該スライドガイド11に付設枠13をスライド着脱自在とするとともに該スライドガイド11に付設枠13をネジ25固定自在としてその付設を行なったものとしてある。
網戸基枠1の上下左右の框2〜4,即ち上框2,下框3,縦框4と付設枠13の上下左右の枠14〜16,即ち上枠14,下枠15と縦枠16は,それぞれアルミ合金乃至合成樹脂の押出材等の長尺材を所定長さに切断して穴加工等を施したものを用い,これらを框組み乃至枠組することによってそれぞれテラス窓,肘掛窓等設置するサッシ窓の開口に合せた寸法の矩形枠として網戸基枠1及び付設枠13としてあり,このとき付設枠13は,その枠内開口面積を上記網戸基枠1と同等程度,本例にあっては同一の開口面積とするようにその枠組みを行なったものとしてあり,これによって付設枠13の着脱の如何を問わず網戸基枠1の開口面積を常に維持してその通風性を可及的に大きく確保するものとしてある。
本例にあって網戸基枠1の上下左右の框2〜4は,例えば,それぞれ框組用のタッピングホールを備えた中空部5と,該中空部5の面内側にそれぞれ室外側に向けて開口した受溝7を形成するように配置したL字条6と,その面外側にそれぞれ一対の突条により面外側に向けて開口し,上框2及び下框3においてサッシ上下枠の各ガイドレールに滑動自在乃至転動自在とするスラシ又は戸車を装着するように配置したガイド装着溝8,縦框4においてサッシ縦枠のフィンを受入れ係合するように配置した戸当溝9とを備えたものとし,更に上框2及び下框3にあっては上記中空部5乃至その突条における室外側の側面から室外側に対向するように突設した各L字突条10により対向方向に開口する付設枠の受座をなすように上記スライドガイド11を備えたものとしてあり,本例の上框2と下框3はこれを同一断面形状として反転使用する共通部材とし,また縦框4も左右で同一断面形状として反転使用する共通部材とすることによって,2種の断面形状の長尺材によってこれを構成したものとしてある。このとき本例の網戸基枠1としての框組みは,対向する縦框4の上下に上下框2,3を突き合せて縦框4からタッピングホールに図示省略のタップネジを螺入して縦框4に上下框2,3を架設固定するようにこれを行ってある。
本例にあって付設枠13の上下左右の枠14〜16は,例えば,同じく枠組み用のタッピングホールを備えた中空部17と,該中空部17の同じく面内側に,上記網戸基枠1の受溝7と対面するようにそれぞれ室内側に向けて開口した受溝19を形成するように配置したL字条18と,上記中空部17の室内側の側面に凹陥形成した気密材受溝20とを備えたものとしてあり,本例にあってこれら上下左右の枠14〜16は,これを同一断面形状のものを上下左右でそれぞれ反転使用する共通部材とし,単一の断面形状によってこれを構成したものとしてある。このとき本例の付設枠13としての枠組みは,上下左右の枠14〜16の留め切り端部を突き合せて突合せ一方のタッピングホールに同じく図示省略のタッピングネジを螺入して留め接合するようにこれを行なってある。
網戸基枠1にはその上下左右の框2〜4によって区画される面内空間の開口に,各框2〜4の上記受溝7に防虫ネット12の端部を載置するように配置し,該受溝7に網押え棒23を圧入することによって該防虫ネット12をその全面に張設してあり,このとき本例の防虫ネット12は,メッシュ数22本/インチ程度のもの,即ち例えば,経糸径及び緯糸径215μm程度,メッシュ数20程度,空隙率90%程度,通気性500cm/cm/秒程度の一般的に市販されるものを用いることによって,防虫機能を確保するとともに通風性を比較的高度に確保したものとしてあり,本例にあって上記受溝7は,これを室外側に開口したことによって,該防虫ネット12を網戸基枠1の室外側の側面に上下左右の框と面一となるように配置してある。
一方付設枠13には同じくその上下左右の枠14〜16によって区画される面内空間の開口に,同様に各枠14〜16の受溝19に防花粉ネット21の端部を載置するように配置し,同じく該受溝19に網押え棒23を圧入することによって該防花粉ネット21をその全面に張設してあり,本例にあって該付設枠13の受溝19は,これを室内側に開口したことによって,該防花粉ネット21を付設枠13室内側の側面に上下左右の枠と面一となるように配置してあり,またその中空部17室内側の側面に凹陥形成した気密材受溝20に,例えば気密材ベースを長手方向端部からスライド挿入することによってモヘア,ゴムパッキン等の気密材22を上下左右の枠14〜16からその室内側に突出して一連に連続するように装着してある。
このとき本例の防花粉ネット21は,上記防虫ネット12より特に大幅に微細とした,例えばメッシュ数200本/インチ程度以上の高密度織布によるものとしてあり,本例にあって該高密度織布は,例えばポリエステル,ナイロン等の高密度モノフィラメント繊維の織布によるメッシュ数200本/インチ程度の微細メッシュを使用しており,このとき該メッシュ数200本/インチ程度の高密度繊維は,例えば,その経糸径及び緯糸径50μm程度として,これを高密度に織成することによって空隙率40%程度,通気性360cm/cm/秒程度とした,超微細合成繊維を高密度織成した特殊微細メッシュによるものとしてある。
即ちこの種防花粉ネット21として,その高密度モノフィラメント繊維の経糸及び緯糸の糸径を50μm程度以下に更に微細化してメッシュ数を更にアップし,例えばこれを300本/インチ程度までのものとして,上記空隙率を40%程度以下,通気性を360cm/cm/秒程度以下とした高密度織布も使用可能であり,このようにしたものを使用することを妨げるものではないが,本例の上記防花粉ネット21は,上記一般的な防虫ネット12に対して,メッシュ数において約10倍程度,糸径において約1/4程度のものを用いることによって,空隙率を1/2程度,通気性を2/3程度に維持し得るようにして,例えばメッシュ数を更にアップし,これを300本/インチ程度のものとすることによって損われる可能性のある外気通気量を,室内の換気に適した程度に確保して防花粉兼用網戸Aとしての通気性を確保し得るようにしつつ,一般に30〜100μm程度の径である花粉に対してその物理的障壁を形成してその進入を防止し得るようにしてある。本例の上記防花粉ネットによるスギ花粉の防花粉性能テストによれば,極く一部の花粉の進入が認められるも,その阻止率は80数%であり,サッシ窓を開成した状態で花粉の進入を有効に阻止するものであった。また本例の防花粉ネット21は,半透明のシート状であり,これによって直射日光を弱めるように相当程度の遮光機能を有するとともに目隠し機能を持ち,従って本例の防花粉ネット21を使用することによって上記通風性を有する防花粉機能とともに遮光性と外部からの視線を遮断する目隠し性を発揮するものとし得るとともに本例の防花粉ネット21は,上記高密度織成の織布であることによって雨水の浸入を阻止する防水性を有するものとすることができる。
防花粉ネット21を張設した付設枠13は,防虫ネット12を張設した上記網戸基枠1に対して,その上框2と下框3の上記スライドガイド11に網戸基枠1の開放した縦枠4側端部から付設枠13をスライドすることによってその着脱を行うようにしてあり,このときスライドガイド11への付設枠13のネジ25固定は,例えば付設枠13の上枠14及び下枠15の長手方向中間位置に単一又は複数,例えば2ヶ所にネジ受用のナット24を埋込設置し,上記スライドガイド11を形成する上框2と下框3のL字突条10における室外側端部起立の起立条に透設した長手方向に上記ナット数と同じ2ヶ所の透孔を介して,それぞれナット24に対して固定ネジ25を螺装し,該起立条に付設枠13の上下合計4ヶ所を締着固定することによって行ない,該付設枠13を網戸基体1に,その揺動を防止し,風圧等の外力を受けても強固且つ確実に保持し得るようにしてある。
本例にあって付設枠13を網戸基体1に付設設置することによって,網戸基枠1の室外側の側面に配置した防虫ネット12と付設枠13の室内側の側面に配置した防花粉ネット21が近接して対面し,これらが第1次及び第2次のフィルターとして,本例にあっては防花粉ネット21が1次フィルターとして花粉進入を阻止して通過した外気を,防虫ネット12が2次フィルターとして通過させることによって,相当程度の通気性を確保して室内の換気を行うとともに防花粉兼用網戸Aとすることができる。
このとき本例の付設枠13は,その中空部17及びL字条18を含めて網戸基枠1の中空部5及びL字条6と同一高さとしてその開口を網戸基枠1と同一としてあるから,付設枠13を付設することによって網戸基枠1の通気開口が狭まり,通気性が失われたり,サッシ窓における採光性が失われたりすることも防止できる。また本例にあってはその防花粉ネット21を室外側に配置したことによって該防花粉ネット21が防水性を発揮するから,室内側の防虫ネット12やこれを張設した網戸基枠1が,雨水に塵埃を吸収付着することによって生じる汚れを可及的に防止できる。更に付設枠13には気密材受溝20に網戸基枠1に向けて突出するように気密材22を装着してこれらの間に介設することによって気密性が確保される結果,付設枠13を設置することによる枠框間から花粉が進入することが防止でき,防花粉機能を有する付設枠13を着脱自在に付設することによってその防花粉機能が損われることもない。
このように本例の防花粉兼用網戸Aは,網戸基体1の枠内開口面積を実質的に維持した通気開口を確保するとともに花粉の飛散時期には付設枠13を装着することにより外気からの通気量を幾分抑制するも室内の換気に適当とし得る程度の通気性を備えて該防花粉ネット21による防花粉機能を発揮する形態とし,夏季にはこれを取り外して通気性を可及的に確保して防虫機能を発揮する形態として使用可能とすることによって,網戸としての防虫機能を維持しながらこれに複合的に防花粉機能を付与してその選択的使用をなし得るものとすることができ,網戸基体1に対する付設枠13の着脱をスライドによって簡便になし得ることによってその付設を安定且つ確実になし得る上,防花粉ネット21がその防花粉機能を可及的充分に発揮し,併せて可及的な遮光機能乃至目隠し機能を発揮することができる。
図示した例は以上としたが,防花粉兼用網戸の設置形態は,上記のようにサッシ窓の室外側に防花粉兼用網戸を設置するのが,室外側に網戸レールを備えた既存のサッシ枠に容易に装着配置できて一般的であるが,網戸レールを室内側に備えたサッシ枠乃至サッシ枠の室内側に網戸レールを後付するとき等に付設枠は,これをその室内側に設置することができ,後者の場合,例えば上記網戸基枠の受座乃至これをなすスライドガイドを該網戸基枠の室内側に配置することによって付設枠をその室内側に同様に付設するようにし,室外側に防虫ネット,室内側に防花粉ネットを配置するようにすることができ,また上記防花粉兼用網戸をサッシ枠の室外側に配置する場合であっても,例えば網戸基枠の上記防虫ネット張設用の受溝を室外側にせり出し配置し,その室内側に付設枠の受座を,例えば上記スライドガイドによって設置し,該受座に付設枠を付設するように,その位置関係を上記と逆とすればよく,これらによって上記と同様に防花粉兼用網戸を使用して同機能を発揮することが可能となる。
また上記網戸基枠の上框と下框に配置したスライドガイドを用いるとき縦框の一方に付設枠の受板を設置し,付設枠を網戸基枠の3枠で支持するようにすること,該スライドガイドを用いた装着に代えて,網戸基枠に引掛け透孔を,付設枠に引掛け突起を配置し,これら透孔と突起の係合によって正面乃至背面から付設枠を着脱するようにし,また左右の縦框に付設枠支持用のフィン乃至同様なL字突条を配置して付設枠をこれらにネジ固定するようにすること,この場合フィン乃至L字突条の下端に付設枠の受座をなす支持ブロックを配置すること等も可能であり,これらを含めて,本発明の実施に当って,網戸基枠,その框組み,防虫ネット,付設枠,その框組み,防花粉ネット,必要に応じて使用するスライドガイド,そのネジ固定等の各具体的構造,形状,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々の形態のものとすることができ,以上に具体的に示したものに殊更限定する必要はない。
防花粉兼用網戸の正面図である。 網戸基枠と付設枠の関係を示す分解斜視図である。 防花粉網戸の縦断面図である。 防花粉網戸の横断面図である。
符号の説明
A 防花粉兼用網戸
1 網戸基枠
2〜4 框
6 L字条
7 受溝
10 L字突条
11 スライドガイド
12 防虫ネット
13 付設枠
14〜16 上下左右の枠
18 L字条
19 受溝
20 気密材受溝
21 防花粉ネット
22 気密材
23 網押え棒
24 ナット
25 ネジ

Claims (3)

  1. 上下左右の框を矩形に框組みした網戸基枠と,同じく上下左右の枠を矩形に枠組みしその枠内開口面積を上記網戸基枠と同等程度とし該網戸基枠の室外側又は室内側に付設した付設枠とを備え,上記網戸基枠の開口に防虫ネットを,上記付設枠の開口に防虫ネットより微細メッシュの防花粉ネットをそれぞれ張設し且つ網戸基枠と付設枠との間に気密材を介設してなることを特徴とする防花粉兼用網戸。
  2. 上記網戸基枠が,その直交方向に向けて突出したスライドガイドを備え,該スライドガイドに付設枠をスライド着脱自在とするとともに該スライドガイドに付設枠をネジ固定自在としてその付設を行なってなることを特徴とする請求項1に記載の防花粉兼用網戸。
  3. 上記微細メッシュの防花粉ネットを,メッシュ数200本/インチ程度以上の高密度織布によるものとしてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の防花粉兼用網戸。
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