JP2005262848A - 空気入りタイヤの製造方法、及び空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤの製造方法、及び空気入りタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】 製造工程を簡略化し、生産効率を高めるとともに低コスト化を図りる。
【解決手段】 タイヤ内腔面をなすカーカスプライ6Aの内側トッピングゴム12iをブチル系ゴムにより形成する。このカーカスプライ形成用の加硫前の生カーカスプライ30の外面に、実質的に一定の厚さをなすシート状の生サイドウォールゴムNsgを貼り付けて予め複合カーカスプライ31を形成した後、該複合カーカスプライ31を成形ドラムDに巻回して円筒状の複合カーカスプライ巻回体42を形成する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、製造工程を簡略化し低コストの空気入りタイヤを提供するのに役立つ空気入りタイヤの製造方法、及び空気入りタイヤに関する。
例えば下記特許文献1ないし3には、カーカスプライのタイヤ内腔側のトッピングゴムにブチル系のゴム材料を用いた空気入りタイヤが記載されている。このような空気入りタイヤは、前記トッピングゴムが、従来、カーカスとは別個に設けられていたインナーライナの機能を兼ね備える。したがって、製造工程において、インナーライナを別途準備する必要がなく、インナーライナを成形ドラムに貼り付ける工程を無くすことができる。これにより、タイヤの製造工程を簡略化でき、またタイヤ重量の軽量化を図ることができる。
特許2962658号公報 特開2000−272306号公報 特開2001−121905号公報
発明者らは、上述のような空気入りタイヤについて、さらに製造工程を簡略化し、より一層の低コスト化を図るべく鋭意研究を重ねた。従来の空気入りタイヤの製造工程の中には、サイドウォールゴムの貼り付け工程が含まれている。この工程は、先ず所定の断面形状(プロファイル)のサイドウォールゴムを押出機から帯状で押し出し成形し、これを円筒形状の成形ドラムに予め巻き付けられたカーカスプライの外側に貼り付けすることによって行われる。
サイドウォールゴムを所定のプロファイルで押し出す工程にも多くの工数を必要とするが、これに加えて、カーカスプライは円筒形状で準備されているため、サイドウォールゴムの貼り付け工程はやむを得ず人間の手作業に依存する部分が大きい。従って、このようなサイドウォールゴム貼り付け工程を低減できれば、製造工程のさらなる簡略化が実現できる。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、カーカスコードの配列体の一方側の面をインナーライナーを兼ねるブチル系のトッピングゴムで被覆した生カーカスプライに、実質的に一定の厚さをなす生サイドウォールゴムを貼り付けて複合カーカスプライを予め形成し、その後この複合カーカスプライを成形ドラム上で巻回させることを基本として、生サイドウォールゴムの成形工程はもとより、成形ドラム上での生サイドウォールゴムの貼り付け工程をも不要として製造工程を簡略化し、生産効率を高めるとともに低コスト化を図りうる空気入りタイヤの製造方法、及び空気入りタイヤを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至りかつ内面がタイヤ内腔面をなすプライ本体部に、前記ビードコアの廻りでタイヤ軸方向内方から外方に折り返されるプライ折返し部を一連に設けた1枚のカーカスプライからなるカーカス、前記プライ本体部とプライ折返し部との間を通って前記ビードコアから半径方向外方にのびるビードエーペックスゴム、前記サイドウォール部の外面をなすサイドウォールゴム、及び前記ビード部の底面と外面とをなすチェーファゴムとを少なくとも具える空気入りタイヤの製造方法であって、
前記カーカスプライは、カーカスコードの配列体の内外を被覆するトッピングゴムの前記タイヤ内腔面をなす内面側の内側トッピングゴムをブチル系ゴムにより、かつ外面側の外側トッピングゴムを非ブチル系ゴムにより形成されるとともに、
このカーカスプライの加硫前の生カーカスプライの外面に、実質的に一定の厚さをなすシート状の生サイドウォールゴムを貼り付けて複合カーカスプライを形成する複合カーカスプライ形成工程と、
該複合カーカスプライを成形ドラムの外周面に巻回して円筒状の複合カーカスプライ巻回体を形成する巻回工程とを含む生タイヤ成形工程を具えることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項2記載の発明は、前記生サイドウォールゴムは、厚さが1.5〜3.0mmのゴムシートからなることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項3記載の発明は、前記生サイドウォールゴムは、前記生カーカスプライの外面に貼着される内生サイドゴム部と、その外側に配される外生サイドゴム部とからなり、かつ内生サイドゴム部の加硫後のゴム硬さを、外生サイドゴム部の加硫後のゴム硬さより大としたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項4記載の発明は、前記内生サイドゴム部は、加硫された内サイドゴム部のデュロメータA硬さが70〜110°のゴムからなり、かつ前記外生サイドゴム部は、加硫された外サイドゴム部のデュロメータA硬さが50〜70°のゴムからなることを特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項5記載の発明は、前記内生サイドゴム部は、サイドウォール部の半径方向上方部かつバットレス部を含む範囲に配される上の内生サイドゴム部分と、サイドウォール部の半径方向下方部からビード部に至る範囲に配される下の内生サイドゴム部分とからなり、かつ前記上の内生サイドゴム部分が加硫された上の内サイドゴム部分のゴム硬さを、前記下の内生サイドゴム部分が加硫された下の内サイドゴム部分のゴム硬さより小としたことを特徴とする請求項3又は4記載の空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項6記載の発明は、前記上の内生サイドゴム部分は、生チェーファゴムと同一のゴム組成材からなり、かつ前記下の内生サイドゴム部分は、生ビードエーペックスゴムと同一のゴム組成からなることを特徴とする請求項5記載の空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項7記載の発明は、前記複合カーカスプライ形成工程は、前記生カーカスプライの内面に、実質的に一定の厚さをなすシート状の生チェーファゴムを、その外端を前記生カーカスプライの端縁からはみ出す張り出し部を有して貼着する処理を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の空気入りタイヤの製造方法である。
また請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れかの空気入りタイヤの製造方法による生タイヤを加硫成形したことを特徴とする空気入りタイヤである。
また請求項9記載の発明は、ビードエーペックスゴムのビードベースラインからの半径方向の高さは、タイヤ断面高さの5%〜35%であり、かつ前記プライ折返し部は、前記ビードエーペックスゴムの外側面で終端することを特徴とする請求項8記載の空気入りタイヤである。
また請求項10記載の発明は、前記サイドウォールゴムは、その半径方向内端部が、前記プライ本体部と、前記ビードエーペックスゴムとの間で終端することを特徴とする請求項8又は9記載の空気入りタイヤである。
また請求項11記載の発明は、前記チェーファゴムは、前記プライ本体部の半径方向内端部分と、プライ折返し部と、ビードエーペックスゴムと、サイドウォールゴムのビード部側とを覆って配されることを特徴とする請求項8〜10に記載の空気入りタイヤである。
なお前記タイヤ断面高さ等のタイヤの各部の寸法等は、特に断りがない限り、非リム組状態において、タイヤサイズで規定されるリム巾に合わせてビード部を保持したときに特定される値とする。、
本発明によれば、生サイドウォールゴムの複雑な形状での押出工程や、成形ドラム上での生サイドウォールゴム貼り付け工程を不要として製造工程を簡略化でき、生産効率を高めうるとともにコストの低減を達成しうる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の製造方法によって製造された空気入りタイヤ1が、乗用車用のチューブレスタイヤである場合を示す断面図である。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、そのタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるベルト層7とを具える。又空気入りタイヤ1には、前記ベルト層7の外側に設けられかつトレッド部2の外面をなすトレッドゴムTg、前記カーカス6の外側に設けられかつサイドウォール部3の外面をなすサイドウォールゴムSg、前記ビード部4に設けられその底面と外面とをなすチェーファゴムCg、及び前記ビード部4に設けられかつビードコア5から立ち上がるビードエーペックスゴムBgが配される。
前記ベルト層7は、スチールコード等の高強力のベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜45°の角度で配列した少なくとも2枚、本例で2枚のベルトプライ7A、7Bからなる。各ベルトプライ7A、7Bは、ベルトコードがプライ相互で交差するようにコードの傾斜の向きを違えて半径方向内外に重置され、これによってベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾を補強する。
又前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば85〜90度の角度で配列した1枚のカーカスプライ6Aからなる。カーカスコードとして、本例では、ポリエステルコードを採用するが、これ以外にもナイロン、レーヨン、アラミド、ビニロンなどの有機繊維コードや必要によりスチールコードをも採用しうる。
前記カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両側に、該ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内方から外方に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。そしてタイヤ1は、このプライ本体部6aの内面が、タイヤ内腔面をなす所謂インナーライナーレスで構成される。又前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのびる硬質ゴムからなるビードエーペックスゴムBgが設けられ、ビード部4を補強しかつ必要なビード剛性等を確保している。
ここで、前記ビードエーペックスゴムBgは、ビードベースラインBLからの半径方向の高さh1が、タイヤ断面高さh0の5%〜35%と低く設定される。これは、本発明の製造方法で製造されたタイヤ1では、前記チェーファゴムCgの半径方向高さh2を、前記高さh1よりも大とすることが必要だからである。従って、もし前記高さh1がタイヤ断面高さh0の35%をこえると、タイヤ変形時の表面歪みが大きい最大幅位置Mに、前記チェーファゴムCgが近づくため、該チェーファゴムCgにクラック等の発生を招く傾向となる。逆に高さh1がタイヤ断面高さh0の5%よりも小になると、ビード剛性が不十分なものとなる。
なおビードエーペックスゴムBgのデュロメータA硬さHsbは、従来的なタイヤと同様、70〜110°の範囲が採用される。又前記プライ折返し部6bは、前記ビードエーペックスゴムBgの外側面で終端し、好ましくはリムフランジ上端(図示しない)よりも低所で終端することにより、プライ折返し部6b外端での損傷を抑制している。
又前記カーカスプライ6Aは、図2に図1のA部拡大図を示すように、カーカスコード10の配列体の内外をトッピングゴム12によって被覆してなり、又前記タイヤ内腔面をなす内面側の内側トッピングゴム12iをブチル系ゴムにより、かつ外面側の外側トッピングゴム12oを非ブチル系ゴムにより形成している。
前記ブチル系ゴムは、空気非透過性に優れるため、この内側トッピングゴム12iが従来のインナーライナの機能を兼ねている。従って、カーカスプライ6Aとは別個にインナーライナを設ける必要が無いためタイヤ重量が軽減される。またブチル系ゴムは、接着力が低い傾向にあるため、サイドウォールゴムSgとの接着面をなす外側トッピングゴム12oには、非ブチル系ゴムが用いられている。
本明細書において、「ブチル系ゴム」とは、ゴムポリマー100重量部中に、ブチルゴム及び/又はその誘導体を10重量部以上含有するゴムであり、「非ブチル系ゴム」とは、これ以外のゴムとして定義される。ブチルゴム(IIR)の誘導体としては、ブチルゴムに塩素、臭素等を反応させた塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴムなどを含むハロゲン化ブチルゴムがある。前記ブチル系ゴムにおいて、ブチルゴム又はその誘導体の含有量が前述の如く10重量部以上でないと、十分な内圧保持性能を発揮させることが難しく、このような観点より、特に好ましくはブチルゴム及び/又はその誘導体の含有量を30重量部以上とするのが望ましい。
また、ブチル系ゴムは、ゴムポリマーの残部として、例えば天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)又はスチレンブタジエンゴム(SBR)等のジエン系ゴムの1種又は2種以上を含むことができる。またゴムポリマーには、一般的なトッピングゴムと同様、必要に応じた各種の充填材(例えばカーボンブラック等の補強剤、加硫剤、加硫促進剤、軟化剤)が添加される。なお非ブチル系のゴムは、特に限定はされないが、ゴムポリマーとして前記ジエン系ゴムを95重量部以上、より好ましくは100重量部含有するものが望ましい。
次に、前記カーカスプライ6Aの外側に配されるサイドウォールゴムSgは、本実施形態では最大の厚さTが略1.5〜3.0mmの範囲にある。前記インナーライナの削減に加え、このような薄いサイドウォールゴムSgは、タイヤの軽量化に大いに役立つ。
前記サイドウォールゴムSgを上述のように薄肉化するためには、剛性を確保しうる硬さを持ったゴムが必要ではあるが、硬すぎるとサイドウォール部3の柔軟性が損なわれてしまい乗り心地が悪化するほか、耐クラック性が低くなり、タイヤ表面に早期にクラックが生じやすくなる。
従って本例では、前記サイドウォールゴムSgを、カーカスプライ6Aに貼着される内サイドゴム部17と、その外側に配される外サイドゴム部18とからなる2層構造で形成している。このとき、前記内サイドゴム部17のゴム硬さは、外サイドゴム部18のゴム硬さより大であり、好ましくは、前記内サイドゴム部17のデュロメータA硬さHsiを70〜110°の範囲、かつ外サイドゴム部18のデュロメータA硬さHsoを50〜70°の範囲としている。
これにより、サイドウォール部3に適度な剛性を確保しつつ乗り心地や耐クラック性を満足させる。即ち、硬い内サイドゴム部17はカーカスプライ6Aとともにサイドウォール部3の剛性を確保し、他方、柔らかい外サイドゴム部18によって適度な柔軟性を確保し、大きな表面歪を緩和吸収して耐クラック性を向上できる。
なお前記硬さHsi、Hsoが、夫々前記範囲を外れると前記効果を充分に発揮できなくなり、このような観点から、内サイドゴム部17の硬さHsiは、その下限値を80°以上、上限値を100°以下とするのがさらに好ましく、又外サイドゴム部18では、その硬さHsoの下限値を55°以上、上限値を65°以下とするのがさらに好ましい。
また内サイドゴム部17の厚さTiと、外サイドゴム部18の厚さToとは、本実施形態では実質的に同一としているが、例えば厚さの比(Ti/To)は、0.7〜1.3程度の範囲で適宜代えることができる。
又図3にビード部4を概念的に示すように、前記サイドウォールゴムSgは、その半径方向内端部が、前記プライ本体部6aと前記ビードエーペックスゴムBgとの間に挟まれて終端している。特に本例では、前記内サイドゴム部17の内端部17eが外サイドゴム部18よりも半径方向内方に突出し、突出するその内端部17eが前記プライ本体部6aと前記ビードエーペックスゴムBgとの間に介在する場合を例示している。係る場合には、ビードエーペックスゴムBgの外端Ebにおける剛性段差を緩和できビード耐久性を向上しうる。そのために、前記内端部17e(内サイドゴム部17)とビードエーペックスゴムBgとの重なり部20のタイヤ軸方向巾W1を10mm以上確保するのが好ましい。又内サイドゴム部17を、前記ビードエーペックスゴムBgと同一のゴム組成材で形成するのも好ましい。なお前記外サイドゴム部18は、ビードエーペックスゴムBgの外端Ebよりも半径方向外方かつ近傍で終端している。
しかし図4(A)に示すように、外サイドゴム部18の内端部18eを、プライ本体部6aとビードエーペックスゴムBgとの間に介在せしめ、内サイドゴム部17をビードエーペックスゴムBgの外端Ebよりも半径方向外方かつ近傍で終端させても良く、又図4(B)の如く、内サイドゴム部17及び外サイドゴム部18の各内端部17e、18eをプライ本体部6aとビードエーペックスゴムBgとの間に介在させることもできる。なお剛性段差の観点から好ましくはないが、内サイドゴム部17及び外サイドゴム部18の双方を、ビードエーペックスゴムBgの外端Ebよりも半径方向外方かつ近傍で終端させても良い。
なお前記サイドウォールゴムSgの半径方向外端部は、前記ベルト層7のタイヤ軸方向外端部7eとは重なり部21(図1に示す)を有して、カーカス6と間に介在させている。このとき、内サイドゴム部17を前記外端部7eよりも手前で終端せしめ、軟質の外サイドゴム部18とベルト層7とで重なり部21を形成することが、前記外端部7eでの応力集中を緩和しプライ端剥離を抑制するために好ましい。
次に、リムずれ防止用の前記チェーファゴムCgは、前記ビードエーペックスゴムBgより軟質かつ外サイドゴム部18よりも硬質をなす耐摩耗性及び耐カット性に優れるゴムからなる。そして、このチェーファゴムCgは、前記プライ本体部6aの半径方向内端部分と、プライ折返し部6bと、ビードエーペックスゴムBgと、サイドウォールゴムSgのビード部側とを順次覆い、ビード部4からサイドウォール部3にかけて被覆保護する。
又図5に、空気入りタイヤ1の他の実施形態を略示する。本例では、前記サイドウォールゴムSgの内サイドゴム部17は、サイドウォール部3の半径方向上方部かつバットレス部3Bを含む範囲YUに配される上の内サイドゴム部分17Uと、サイドウォール部3の半径方向下方部からビード部4に至る範囲YLに配される下の内サイドゴム部分17Lとから形成される。本例では、上下の内サイドゴム部分17U、17L間に間隔を設けた場合を例示しているが、上下の内サイドゴム部分17U、17Lが半径方向に連続していても良い。
このとき、前記上の内サイドゴム部分17Uのゴム硬さは、前記下の内サイドゴム部分17Lのゴム硬さよりも小であり、これによって、路面から受けるカット傷の発生を予防しつつ、タイヤ変形の繰り返しによる上の内サイドゴム部分17U自体の割れを抑制しうる。そのために、前記上の内サイドゴム部分17UのデュロメータA硬さHsi1を70〜95°、下の内サイドゴム部分17LのデュロメータA硬さHsi2を85〜110°の範囲とするのが好ましく、特に上の内サイドゴム部分17Uを、前記チェーファゴムCgと同一のゴム組成材で形成することにより、耐カット性をより高めることができる。なお、下の内サイドゴム部分17Lは、剛性確保の観点から、前記ビードエーペックスゴムBgと同一のゴム組成材で形成するのが好ましい。
なお、前記上の内サイドゴム部分17Uは、その半径方向外端のビードベースラインBLからの半径方向高さh3が前記タイヤ断面高さh0の70〜90%、かつその半径方向巾W2をタイヤ断面高さh0の25〜40%とするのが好ましい。又前記下の内サイドゴム部分17Lは、その半径方向外端のビードベースラインBLからの半径方向高さh4が前記タイヤ断面高さh0の25〜60%であり、又その内端は、前記ビードエーペックスゴムBgと前記重なり部20を有して重複している。
次に、このような空気入りタイヤ1の製造方法について説明する。この製造方法では、以下に示す複合カーカスプライ形成工程(図8)、巻回工程(図10)、ビードコアセット工程(図10)、膨出・折返し工程(図11)、及び接合工程(図11)を含む生タイヤ成形工程によって生タイヤ36(図11)を形成するとともに、この生タイヤ36を、従来と同様、加硫金型により加硫成形することによって、図1に示すタイヤ1を製造する。
先ず、前記カーカスプライ6A形成用の未加硫の生カーカスプライ30を、図6に示す如く形成する。この生カーカスプライ30は、カーカスコード10の配列体の内面側をインナーライナを兼ねる前記ブチル系ゴムからなる生トッピングゴム32iで、かつ外面側を非ブチル系ゴムの生トッピングゴム32oで被覆することにより形成される。この工程は、従来自動化されているトッピング工程のゴム材料の変更に過ぎず、何ら人手を要することなく行われる。従って、この工程による生産性の悪化は特に生じない。また、生カーカスプライ30とは別個独立したインナーライナーを排除することができるため、従来のように、カーカスプライとは別のインナーライナゴムシートの準備工程や成形ドラムへの巻き付け工程などを不要として製造工程を簡略化しうる。
なお本例では、ブチル系の生トッピングゴム32iの厚さt1と、非ブチル系の生トッピングゴム32oの厚さt2とが実質的に同一で形成されているが場合を例示しているが、例えば図7に示すように、各厚さt1、t2を違えることができる。図7の例では、接着性に優れる生トッピングゴム32oだけがカーカスコード10の配列体に接触しているため、カーカスコード10のゴム剥離等の損傷を防止でき、カーカス6の耐久性を向上するのに役立つ。
なお前記厚さt1、t2の和(t1+t2)は、好ましくはカーカスコード10の外径dの2倍以上、より好ましくは2.5倍以上が望ましく、同上限については5倍以下、より好ましくは4倍以下が望ましい。前記厚さの和(t1+t2)がカーカスコード10の外径dの5倍を超えると、軽量化に不利となり、逆に2倍未満であると、プライ強度が十分に得られない傾向がある。
また生トッピングゴム32iの前記厚さt1は、空気非透過性を高めるために、0.5mm以上、さらには0.6mm以上であるのが好ましい。しかし前記厚さt1が大きすぎても重量増加を招くため、その上限は1.4mm以下、さらには1.2mm以下であるのが好ましい。
次に、図8に示すように、シート状の生カーカスプライ30の外面に、実質的に一定の厚さを有するサイドウォールゴムSg形成用の未加硫の生サイドウォールゴムNsgを貼り付けて複合カーカスプライ31を形成する(複合カーカスプライ形成工程)。
この生サイドウォールゴムNsgは、前述の如く、厚さが1.5〜3.0mmのシート体であって、本例では、硬質の内サイドゴム部17形成用の内生サイドゴム部37と、軟質の外サイドゴム部18形成用の外生サイドゴム部38とで構成される。又この生サイドウォールゴムNsgは、前記生カーカスプライ30の中心線CLを中心とした左右対称位置に貼り付けられるが、その位置は、タイヤ1における、ベルト層7の外端部7eからビードエーペックスゴムBgの半径方向外端Ebに至る領域に相当する範囲を少なくとも含んで設定される。本例では、図9に拡大して示すように、前記生サイドウォールゴムNsgのドラム軸方向内端側では、前記重なり部21を形成しうるよう、外生サイドゴム部38が内生サイドゴム部37よりもドラム軸方向内方にはみ出し、又生サイドウォールゴムNsgのドラム軸方向該端側では、前記重なり部20を形成しうるよう、内生サイドゴム部37が外生サイドゴム部38よりもドラム軸方向外方にはみ出している。
又本例では、前記複合カーカスプライ形成工程として、前記生サイドウォールゴムNsgの貼着に加えて、生カーカスプライ30の内面に、チェーファゴムCg形成用の未加硫の生チェーファゴムNcgを貼着する処理を含むものを例示している。この生チェーファゴムNcgも実質的に一定の厚さのシート体からなり、そのドラム軸方向外端を、前記生カーカスプライ30の端縁からからはみ出す張り出し部23を有して生カーカスプライ30の貼着される。
この複合カーカスプライ形成工程では、生カーカスプライ30、生サイドウォールゴムNsg、及び生チェーファゴムNcgが、夫々一定厚さのシート体であるため、周知の貼付け装置を用いて自動的に貼着できる。従って、従来のように、円筒状に巻回された生カーカスプライに、生サイドウォールゴム、生チェーファゴムを手作業により貼付ける必要が無く、生産性を向上できる。さらに生サイドウォールゴムNsg及び生チェーファゴムNcgが、従来の如き複雑な断面形状を有する押出成形ではなく、一定厚さのシート体からなるため、その成形工程自体についても大幅に簡素化でき、生産性のさらなる向上が図れる。
次に、図10に示すように、前記複合カーカスプライ31を、成形ドラムDの外周面に巻回(一周巻き)して円筒状の複合カーカスプライ巻回体42を形成する(巻回工程)。なお本例では、前記成形ドラムDが、所謂シングルステージ方式のドラムであって、この一つのドラムD上で前記巻回工程、ビードコアセット工程、膨出・折返し工程、及び接合工程が行われる場合を例示するが、所謂2ステージ方式を採用することもできる。
次に、前記複合カーカスプライ巻回体42には、そのドラム軸方向両外端側から、予めビードコア5に生ビードエーペックスゴムNbgを接合してなる生ビードコア接合体33を挿入し、この生ビードコア接合体33を、前記複合カーカスプライ巻回体42の生カーカスプライ30と前記生チェーフアゴムNcgとの重なり領域24の位置にセットする(ビードコアセット工程)。
しかる後、図11の如く、前記複合カーカスプライ巻回体42が前記生ビードコア接合体33よりもドラム軸方向外方にはみ出す延出部25を、前記生チェーファゴムの張り出し部23を含んで前記生ビードコア接合体33の廻りで折り返す折返し部26を形成するとともに、ビードコア5、5間をトロイド状に膨出して生タイヤ主部34を形成する(膨出・折返し工程)。
このとき、前記複合カーカスプライ巻回体42の半径方向外側には、生ベルト層と生トレッドゴムNtgとを含むトレッド部材からなる生トレッドリング35が予め待機し、前記トロイド状への膨出に伴い、前記生タイヤ主部34と生トレッドリング35とが圧接により接合し生タイヤ36が形成される(接合工程)。そして、この生タイヤ36を慣例に従い加硫金型で加硫成形することにより、タイヤ1を製造することができる。
なお、前記図5のタイヤの場合には、図12に示すように、生サイドウォールゴムNsgにおける前記内生サイドゴム部37を、前記上の内サイドゴム部分17U形成用の上の内生サイドゴム部分37Uと、前記下の内サイドゴム部分17L形成用の下の内生サイドゴム部分37Lとで形成する。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、乗用車用のみならず、自動二輪車用やトラック用などの各種のカテゴリーのタイヤに採用しうるなど、図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。また、ブチル系の内側トッピングゴム12iは、カーカスコード10の配列体の内面側の全域に配される必要はなく、タイヤ内腔面を形成する範囲にとどめ、他の部分に非ブチル系ゴムを用いることもできる。
図1の基本構造を有する乗用車用ラジアルタイヤ(サイズ:195/65R15)を本発明の方法に従って試作(実施例タイヤ)するとともに、その製造コスト、内圧保持性能、操縦安定性、耐久性について評価した。また比較のために、インナーライナをカーカスプライとは別のシートで構成し、しかもサイドウォールゴム、チェーファゴムをドラム上で巻き付けて生タイヤを成形する比較例タイヤについても製造し同様のテストを行った。
実施例タイヤ、比較例タイヤの共通仕様は次の通りである。
カーカスプライ数:1枚
カーカスコード:ポリエステル、1100dtex/2
打ち込み本数:61(本/5cm)
カーカスコード角度:90度(対タイヤ赤道)
ベルト層:スチールコードの2枚プライ
トレッドゴム:デュロメータA硬さ63度
ビードエーペックス:デュロメータA硬さ92度
チェーファゴム:デュロメータA硬さ70度
また、テスト方法は次の通りである。
<製造コスト>
タイヤ1本を製造するのに要した製造コストを比較例1を100とする指数で表示している。数値が小さいほど製造コストが小さく良好である。
<内圧保持性能>
供試タイヤをリム(6×15JJ)にリム組みし内圧200kPaを充填して30日間放置して内圧の低下率(%)を調べた。数値が小さいほど内圧保持性能が高く良好である。
<操縦安定性>
各試供タイヤをリム(6×15JJ)、内圧(200kPa)の条件下で排気量2000ccの国産FF乗用車の全輪に装着し、乾燥舗装道路のテストコースを実車走行し、直進性、旋回時の安定性、制動時の車両の挙動などを総合的にプロドライバーによる官能評価によって10点法で判定した。数値が大きいほど良好である。
<耐久性>
各試供タイヤをリム(6×15JJ)、内圧(200kPa)の条件下でドラム試験機上を速度80km/Hで走行させ、タイヤが破壊するまでの走行距離を調べた。評価は、比較例1の走行距離を100とする指数で表示しており、数値が大きいほど良好である。テストの結果などを表1に示す。
Figure 2005262848
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例1に比してタイヤ重量、製造コストを大幅に低減していることが確認できる。また内圧保持性能や耐久性、操縦安定性については、比較例1と遜色ない性能を発揮していることが確認できる。
本発明の製造方法によって製造された空気入りタイヤの一実施形態を示す断面図である。 そのA部拡大図である。 ビード部を概念的に示す断面図である。 (A)、(B)はサイドウォールゴムの内端部の構造を示す断面図である。 空気入りタイヤの他の実施形態を示す断面図である。 生カーカスプライの一例を示す断面図である。 生カーカスプライの他の例を示す断面図である。 複合カーカスプライの一例を示す部分斜視図である。 複合カーカスプライの一部を拡大して示す断面図である。 巻回工程、ビードコアセット工程を説明する線図である。 膨出・折返し工程、接合工程を説明する線図である。 他の例の複合カーカスプライの一部を拡大して示す断面図である。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
6a プライ本体部
6b プライ折返し部
10 カーカスコード
12 トッピングゴム
12i 内側トッピングゴム
12o 外側トッピングゴム
17 内サイドゴム部
17U 上の内サイドゴム部分
17L 下の内サイドゴム部分
18 外サイドゴム部
30 生カーカスプライ
31 複合カーカスプライ
37 内生サイドゴム部
37U 上の内生サイドゴム部分
37L 下の内生サイドゴム部分
38 外生サイドゴム部
42 複合カーカスプライ巻回体
Bg ビードエーペックスゴム
Cg チェーファゴム
Sg サイドウォールゴム
Nbg 生ビードエーペックスゴム
Ncg 生チェーファゴム
Nsg 生サイドウォールゴム

Claims (11)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至りかつ内面がタイヤ内腔面をなすプライ本体部に、前記ビードコアの廻りでタイヤ軸方向内方から外方に折り返されるプライ折返し部を一連に設けた1枚のカーカスプライからなるカーカス、前記プライ本体部とプライ折返し部との間を通って前記ビードコアから半径方向外方にのびるビードエーペックスゴム、前記サイドウォール部の外面をなすサイドウォールゴム、及び前記ビード部の底面と外面とをなすチェーファゴムとを少なくとも具える空気入りタイヤの製造方法であって、
    前記カーカスプライは、カーカスコードの配列体の内外を被覆するトッピングゴムの前記タイヤ内腔面をなす内面側の内側トッピングゴムをブチル系ゴムにより、かつ外面側の外側トッピングゴムを非ブチル系ゴムにより形成されるとともに、
    このカーカスプライの加硫前の生カーカスプライの外面に、実質的に一定の厚さをなすシート状の生サイドウォールゴムを貼り付けて複合カーカスプライを形成する複合カーカスプライ形成工程と、
    該複合カーカスプライを成形ドラムの外周面に巻回して円筒状の複合カーカスプライ巻回体を形成する巻回工程とを含む生タイヤ成形工程を具えることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記生サイドウォールゴムは、厚さが1.5〜3.0mmのゴムシートからなることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 前記生サイドウォールゴムは、前記生カーカスプライの外面に貼着される内生サイドゴム部と、その外側に配される外生サイドゴム部とからなり、かつ内生サイドゴム部の加硫後のゴム硬さを、外生サイドゴム部の加硫後のゴム硬さより大としたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 前記内生サイドゴム部は、加硫された内サイドゴム部のデュロメータA硬さが70〜110°のゴムからなり、かつ前記外生サイドゴム部は、加硫された外サイドゴム部のデュロメータA硬さが50〜70°のゴムからなることを特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. 前記内生サイドゴム部は、サイドウォール部の半径方向上方部かつバットレス部を含む範囲に配される上の内生サイドゴム部分と、サイドウォール部の半径方向下方部からビード部に至る範囲に配される下の内生サイドゴム部分とからなり、かつ前記上の内生サイドゴム部分が加硫された上の内サイドゴム部分のゴム硬さを、前記下の内生サイドゴム部分が加硫された下の内サイドゴム部分のゴム硬さより小としたことを特徴とする請求項3又は4記載の空気入りタイヤの製造方法。
  6. 前記上の内生サイドゴム部分は、生チェーファゴムと同一のゴム組成材からなり、かつ前記下の内生サイドゴム部分は、生ビードエーペックスゴムと同一のゴム組成からなることを特徴とする請求項5記載の空気入りタイヤの製造方法。
  7. 前記複合カーカスプライ形成工程は、前記生カーカスプライの内面に、実質的に一定の厚さをなすシート状の生チェーファゴムを、その外端を前記生カーカスプライの端縁からはみ出す張り出し部を有して貼着する処理を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
  8. 請求項1〜7の何れかの空気入りタイヤの製造方法による生タイヤを加硫成形したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  9. ビードエーペックスゴムのビードベースラインからの半径方向の高さは、タイヤ断面高さの5%〜35%であり、かつ前記プライ折返し部は、前記ビードエーペックスゴムの外側面で終端することを特徴とする請求項8記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記サイドウォールゴムは、その半径方向内端部が、前記プライ本体部と、前記ビードエーペックスゴムとの間で終端することを特徴とする請求項8又は9記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記チェーファゴムは、前記プライ本体部の半径方向内端部分と、プライ折返し部と、ビードエーペックスゴムと、サイドウォールゴムのビード部側とを覆って配されることを特徴とする請求項8〜10に記載の空気入りタイヤ。
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