JP2005261455A - 安眠ベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】寝返りを容易に行えるよう補助する。
【解決手段】床板を、前後方向について、頭部区域10、上半身区域20、下半身区域30に分割する。また、各区域の床板を、左右にヒンジで連結した3枚の床板で構成する。頭部区域10の中央の床板と上半身区域20の中央の床板、上半身区域20の中央の床板と下半身区域30の中央の床板は、一方の床板が他方の床板に対して遅動するように遊びを持たせて連結する。そして、各区域の中央の床板を回転可能にシャフト41によって軸支すると共に、各区域の中央の床板の各々について、無負荷時に当該床板を付勢力をもって、水平に維持するコイルバネを設ける。
【選択図】図2
【解決手段】床板を、前後方向について、頭部区域10、上半身区域20、下半身区域30に分割する。また、各区域の床板を、左右にヒンジで連結した3枚の床板で構成する。頭部区域10の中央の床板と上半身区域20の中央の床板、上半身区域20の中央の床板と下半身区域30の中央の床板は、一方の床板が他方の床板に対して遅動するように遊びを持たせて連結する。そして、各区域の中央の床板を回転可能にシャフト41によって軸支すると共に、各区域の中央の床板の各々について、無負荷時に当該床板を付勢力をもって、水平に維持するコイルバネを設ける。
【選択図】図2
Description
本発明は、ベッド使用者の寝返りを補助する技術に関するものである。
様々なストレスが発生する現代社会において、睡眠に対して何らかの障害や不満を抱えている人は多い。
そして、このような状況下において、良好な睡眠の実現の補助を目的とする機能性のベッドも様々に提案されている。
すなわち、たとえば、床面の形状を変形可能としたベッドや(たとえば、特許文献1)、暖房機能付きのウォーターベッドや(たとえば、特許文献2)、人の背面に均等に弾性反力をかけるよう構成されたハンモック式ベッドや(たとえば、特許文献3)、床面を水平に往復運動させるベッド(たとえば、特許文献4)などが提案されている。
特開2000−14493号公報
特開平8−10103号公報
特開平10−117889号公報
特開2003−052488号公報
そして、このような状況下において、良好な睡眠の実現の補助を目的とする機能性のベッドも様々に提案されている。
すなわち、たとえば、床面の形状を変形可能としたベッドや(たとえば、特許文献1)、暖房機能付きのウォーターベッドや(たとえば、特許文献2)、人の背面に均等に弾性反力をかけるよう構成されたハンモック式ベッドや(たとえば、特許文献3)、床面を水平に往復運動させるベッド(たとえば、特許文献4)などが提案されている。
さて、安眠にとって、リラックスできる姿勢の確保や血液循環や熱や水分の発散の観点より、寝返りはとても重要である。したがって、使用者が自由自在に寝返りを打てないような場合、安眠の障害となる。
しかし、前述した各従来のベッドによれば、寝返りを容易に行えるよう補助することができない。
そこで、本発明は、寝返りを容易に行えるよう補助することのできるベッドを提供することを課題とする。
しかし、前述した各従来のベッドによれば、寝返りを容易に行えるよう補助することができない。
そこで、本発明は、寝返りを容易に行えるよう補助することのできるベッドを提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、床面を頭足方向について分割して得られる複数の区域の各々の区域について設けられた、当該区域の床面を形成する、左右にヒンジで連結した3枚の床板と、各区域の中央の床板を揺動可能に軸支する回転軸と、各区域の左の床板が当該区域の中央の床板と逆回転方向に揺動するように、当該左の床板の移動をガイドする左ガイド部材と、各区域の右の床板が当該区域の中央の床板と逆回転方向に揺動するように、当該右の床板の移動をガイドする右ガイド部材と、隣接する区域の中央の床板同士を、一方の床板の揺動に他方の床板が遅れて追随するように、遊びを持たせて連結する連結部材と、各区域の中央の床板の各々について設けられた、傾斜した当該床板に対して、当該床板を水平に復帰させる方向の付勢力または弾性力を与える水平維持部材とを備えてベッドを構成したものである。
ここで、このベッドにおいて、前記複数の区域は、頭部が載置される区域と、上半身が載置される区域と、下半身が載置される区域とに、床面を頭足方向について3分割して得られる3つの区域であってよい。
このようなベッドによれば、使用者の寝返りを意図した姿勢の転換による体重移動に応じて、各区域の中央の床板が回転して傾斜するので、使用者がより容易に寝返りを打てるようになる。また、このとき、各区域の左右の床板は、中央の床板と逆回転方向に回転し、使用者の転落を防止する。
このようなベッドによれば、使用者の寝返りを意図した姿勢の転換による体重移動に応じて、各区域の中央の床板が回転して傾斜するので、使用者がより容易に寝返りを打てるようになる。また、このとき、各区域の左右の床板は、中央の床板と逆回転方向に回転し、使用者の転落を防止する。
また、各区域の中央の床板は、遊びをもって連結されているので、各区域の中央の床板は一体として同時に傾斜が変化していくのではなく、使用者の姿勢転換により始めに傾斜が変化した床板に遅れて追随するように、他の床板の傾斜が順次変化していく。したがって、使用者の小さい力で傾斜を変化させることができるようになる。すなわち、たとえば、ある中央の床板の傾斜の変化の開始は、その床板のみの傾斜の変化を開始させるに足る力が加われば足りる。そして、いずれかの中央の床板の傾斜が開始されると、これに伴って使用者のさらなる姿勢転換が誘導されることになり、この姿勢転換によって他の中央の床板も傾斜していくことになる。一方で、連結部材によって、傾斜の角度差は一定角度差以内に制限されるので、各床板との間に、大きな段差が生じて不具合を使用者に与えるようなことも排除される。また、このように中央の全床板が一体として傾斜が変化していくのではなく、床板の使用者が姿勢転換した部位に対応する部分から順次当該部分に近い順に傾斜が変化していく形態は、使用者の自然な寝返り動作を可能とするものである。
ところで、以上のベッドは、前記複数の区域を、頭部が載置される区域である頭部区域と、他の1または複数の区域とを含むように設定すると共に、当該ベッドに、前記頭部区域の中央の床板の傾斜角度の変化を検出する傾斜検出装置と、前記区域のうちのいずれかの区域の中央の床板を傾斜させるモータと、前記傾斜検出装置の傾斜角度の変化の検出に応答して、前記モータを制御して、前記傾斜検出装置が検出した傾斜角度の変化方向に、前記いずれかの区域の中央の床板の傾斜角度を変化させる制御装置とを備えるようにしてもよい。なお、この場合には、前記複数の区域を、前記頭部区域と、上半身が載置される区域と、下半身が載置される区域とに、床面を頭足方向について3分割して得られる3つの区域として、前記モータで、前記上半身が載置される区域の中央の床板を傾斜させるようにしてもよい。
このようにすることにより、ベッドの使用者の姿勢の変化に連動して、より確実に、各中央の床板の傾斜を変化させることができる。また、使用者は、頭部のみの運動によって各床板の傾斜を変化させることができるので、より少ない力で容易に寝返りを打つことができるようになる。
また、前記課題達成のために、本発明は、頭足方向に配列された複数の床板と、各床板を揺動可能に軸支する回転軸と、隣接する床板同士を、一方の床板の揺動に他方の床板が遅れて追随するように、遊びを持たせて連結する連結部材と、各床板の各々について設けられた、傾斜した当該床板に対して、当該床板を水平に復帰させる方向の付勢力または弾性力を与える水平維持部材と、前記床板のうちの頭部が載置される床板の傾斜角度の変化を検出する傾斜検出装置と、前記複数の床板のうちのいずれかの床板を傾斜させるモータと、前記傾斜検出装置の傾斜角度の変化の検出に応答して、前記モータを制御して、前記傾斜検出装置が検出した傾斜角度の変化方向に、前記いずれかの床板の傾斜角度を変化させる制御装置とを備えてベッドも提供する。
このようにすることにより、ベッドの使用者の姿勢の変化に連動して、より確実に、各中央の床板の傾斜を変化させることができる。また、使用者は、頭部のみの運動によって各床板の傾斜を変化させることができるので、より少ない力で容易に寝返りを打つことができるようになる。また、各床板を遊びを持たせて連結しているので、使用者は、少ない力で頭部区域の床板の傾斜を変化させてモータを起動させることができる他、より自然でスムーズな形態で寝返りを打つことができるようになる。
以上のように、本発明によれば、寝返りを容易に行えるよう補助することのできるベッドを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1aにベッドの上面図を、図1bにベッドの側面図を示す。
図示するように、本実施形態に係るベッドは、ヘッドボード1、フットボード2、サイドフレーム3と、左右方向(床板の短辺方向)と前後方向(頭足方向)の双方について三分割された床板を有する。
すなわち、床板は前後方向について、頭部区域10、上半身区域20、下半身区域30に分割されており、頭部区域10は、左頭部床板11、中頭部床板12、右頭部床板13とより構成され、上半身区域20は左上半身床板21、中上半身床板22、右上半身床板23とより構成され、下半身区域30は左下半身床板31、中下半身床板32、右下半身床板33とより構成されている。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1aにベッドの上面図を、図1bにベッドの側面図を示す。
図示するように、本実施形態に係るベッドは、ヘッドボード1、フットボード2、サイドフレーム3と、左右方向(床板の短辺方向)と前後方向(頭足方向)の双方について三分割された床板を有する。
すなわち、床板は前後方向について、頭部区域10、上半身区域20、下半身区域30に分割されており、頭部区域10は、左頭部床板11、中頭部床板12、右頭部床板13とより構成され、上半身区域20は左上半身床板21、中上半身床板22、右上半身床板23とより構成され、下半身区域30は左下半身床板31、中下半身床板32、右下半身床板33とより構成されている。
そして、頭部区域10において、左頭部床板11の右側部は中頭部床板12の左側部にヒンジ14によって前後方向を回転軸として回動可能に連結されており、右頭部床板13の左側部は中頭部床板12の右側部にヒンジ15によって前後方向を回転軸として回動可能に連結されている。
また、上半身区域20において、左上半身床板21の右側部は中上半身床板22の左側部にヒンジ24によって前後方向を回転軸として回動可能に連結されており、右上半身床板23の左側部は中上半身床板22の右側部にヒンジ25によって前後方向を回転軸として回動可能に連結されている。
また、下半身区域30においても同様に、左下半身床板31の右側部は中下半身床板32の左側部にヒンジ34によって前後方向を回転軸として回動可能に連結されており、右下半身床板33の左側部は中下半身床板32の右側部にヒンジ35によって前後方向を回転軸として回動可能に連結されている。
そして、このような床板の構成において、ベッドは、床板上にベッドマット101や枕102などの寝具を載置した状態で使用される。
次に、図2に、ベッドの内部機構を示す。
図2aは各床板と各ヒンジを透視して描いたベッドの上面図を、図2bはベッドのサイドフレーム3を透視して描いた側面図を、図2cは図2aの切断線AAによる切断端部を表すものである。
図示するように、ベッドは、左右方向中央の位置でヘッドボード1とフットボード2の間に前後に架設されたシャフト41を有する。そして、中頭部床板12と中上半身床板22と中下半身床板32は、各々その下部に、シャフト41が貫通する軸受部16、26、36を有し、これらの軸受部16、26、36によって転可能にシャフト41に軸支されている。また、ベッドは、ヘッドボード1とフットボード2の間に渡された下部フレーム42を有し、この下部フレーム42に対してシャフト41を支えるシャフト支持部材43が設けられている。
次に、図2に、ベッドの内部機構を示す。
図2aは各床板と各ヒンジを透視して描いたベッドの上面図を、図2bはベッドのサイドフレーム3を透視して描いた側面図を、図2cは図2aの切断線AAによる切断端部を表すものである。
図示するように、ベッドは、左右方向中央の位置でヘッドボード1とフットボード2の間に前後に架設されたシャフト41を有する。そして、中頭部床板12と中上半身床板22と中下半身床板32は、各々その下部に、シャフト41が貫通する軸受部16、26、36を有し、これらの軸受部16、26、36によって転可能にシャフト41に軸支されている。また、ベッドは、ヘッドボード1とフットボード2の間に渡された下部フレーム42を有し、この下部フレーム42に対してシャフト41を支えるシャフト支持部材43が設けられている。
また、ベッドは、左よりの位置において、ヘッドボード1とフットボード2の間に前後に架設された左リミッタポール44を有する。また、下部フレーム42に対して左リミッタポール44を支える左リミッタポール支持部材45が設けられている。そして、左頭部床板11、左上半身床板21、左下半身床板31の下部には、左リミッタポール44が貫通するガイド体17、27、37が設けられており、このガイド体17、27、37が左リミッタポール44に沿って移動することにより、図2d、e、fに示すように左頭部床板11、左上半身床板21、左下半身床板31が、各々中頭部床板11、中上半身床板22、中下半身床板32の回転に伴い、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32と逆方向に回転し傾斜する。また、このガイド体17、27、37と左リミッタポール44によって、左頭部床板11、左上半身床板21、左下半身床板31の傾斜角度幅が制限される。
同様に、ベッドは、右よりの位置において、ヘッドボード1とフットボード2の間に前後に架設された右リミッタポール46を有する。また、下部フレーム42に対して右リミッタポール46を支える右リミッタポール支持部材47が設けられている。そして、右頭部床板13、右上半身床板23、右下半身床板33の下部には、右リミッタポール46が貫通するガイド体18、28、38が設けられており、このガイド体18、28、38が右リミッタポール46に沿って移動することにより、図2d、e、fに示すように右頭部床板13、右上半身床板23、右下半身床板33が、各々中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32の回転に伴い、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32と逆方向に回転し傾斜する。また、このガイド体18、28、38と右リミッタポール46によって、右頭部床板13、右上半身床板23、右下半身床板33の傾斜角度幅が制限される。
次に、ベッドは、中頭部床板12に対して設けられた頭部用左コイルバネ111と頭部用右コイルバネ112を有する。図2dに示すように頭部用左コイルバネ111は、一端が中頭部床板12の左側部に連結され他端が下部フレーム42の右よりの位置に連結されており、中頭部床板12の左側部を右斜め下方向に付勢している。また、頭部用右コイルバネ112は、一端が中頭部床板12の右側部に連結され他端が下部フレーム42の左よりの位置に連結されており、中頭部床板12の右側部を左斜め下方向に付勢している。
また、同様に、ベッドは、中上半身床板22に対して設けられた上半身用左コイルバネ211と上半身用右コイルバネ212を有する。上半身用左コイルバネ211は、頭部用左コイルバネ111と同様に、一端が中上半身床板22の左側部に連結され他端が下部フレーム42の右よりの位置に連結されており、中上半身床板22の左側部を右斜め下方向に付勢している。また、上半身用右コイルバネ212は、頭部用右コイルバネ112と同様に、一端が中上半身床板22の右側部に連結され他端が下部フレーム42の左よりの位置に連結されており、中上半身床板22の右側部を左斜め下方向に付勢している。
また、ベッドは、中下半身床板32に対して設けられた下半身用左コイルバネ311と下半身用右コイルバネ312を有する。下半身用左コイルバネ311は、頭部用左コイルバネ111と同様に、一端が中下半身床板32の左側部に連結され他端が下部フレーム42の右よりの位置に連結されており、中下半身床板32の左側部を右斜め下方向に付勢している。また、下半身用右コイルバネ312は、頭部用右コイルバネ112と同様に、一端が中下半身床板32の右側部に連結され他端が下部フレーム42の左よりの位置に連結されており、中下半身床板32の右側部を左斜め下方向に付勢している。
次に、ベッドは、上半身床板に対して設けられた左ショックアブソーバ51と右ショックアブソーバ52を有する。左ショックアブソーバ51は、図2gに示すように、一端が中上半身床板22の左側部に連結され他端が下部フレーム42の右よりの位置に連結されており、中上半身床板22の左側部の運動を緩衝する。また、右ショックアブソーバ52は、一端が中上半身床板22の右側部に連結され他端が下部フレーム42の左よりの位置に連結されており、中上半身床板22の右側部の運動を緩衝する。
そして、中頭部床板12と中上半身床板22は連結部材53で連結されており、また、中上半身床板22と上半身床板も連結部材53で連結されている。
連結部材53は、図2hに側面図を図2jに下面図を示すように、連結する二つの床板の一方に固定されたアングル部材531と、他方の床板に固定されたピン532より構成され、このピン532は、アングル部材531に設けられた孔533に貫通している。また、このピン532の先端部534は、アングル部材531に設けられた孔533からの抜け落ちを防止するために幅広に形成されている。
連結部材53は、図2hに側面図を図2jに下面図を示すように、連結する二つの床板の一方に固定されたアングル部材531と、他方の床板に固定されたピン532より構成され、このピン532は、アングル部材531に設けられた孔533に貫通している。また、このピン532の先端部534は、アングル部材531に設けられた孔533からの抜け落ちを防止するために幅広に形成されている。
また、アングル部材531に設けられた孔533の大きさは、ピン532の直径に対して数センチメートル程度の遊びを持つように定めており、これにより一方の床板の運動に対して、他方の床板が遅延して追随するようにしている。
さて、以上のような構成において、ベッドが使用されていない無負荷状態において、頭部用左コイルバネ111と頭部用右コイルバネ112は中頭部床板12に等しい大きさの力を加え、上半身用左コイルバネ211と上半身用右コイルバネ212は中上半身床板22に等しい大きさの力を加え、下半身用左コイルバネ311と下半身用右コイルバネ312は中下半身床板32に等しい大きさの力を加える。
さて、以上のような構成において、ベッドが使用されていない無負荷状態において、頭部用左コイルバネ111と頭部用右コイルバネ112は中頭部床板12に等しい大きさの力を加え、上半身用左コイルバネ211と上半身用右コイルバネ212は中上半身床板22に等しい大きさの力を加え、下半身用左コイルバネ311と下半身用右コイルバネ312は中下半身床板32に等しい大きさの力を加える。
したがって、無負荷状態では、図2dに示すように中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32は水平に維持され、これに伴い全床板が水平に維持される。
なお、頭部用左/右コイルバネ111、112と、上半身用左/右コイルバネ211、212と、下半身用左/右コイルバネ311、312が加える力の大きさは、各コイルバネが連結する床板に使用者によって加わる重量に応じたものとする。すなわち、中頭部床板12よりも、中上半身床板22に使用者によって加わる重量は大きいので、頭部用左/右コイルバネ111、112の各々が中頭部床板12を引っ張る力(中頭部板を水平に維持しようとする力)よりも、上半身用左/右コイルバネ211、212の各々が中上半身床板22を引っ張る力を大きくするようにする。
なお、頭部用左/右コイルバネ111、112と、上半身用左/右コイルバネ211、212と、下半身用左/右コイルバネ311、312が加える力の大きさは、各コイルバネが連結する床板に使用者によって加わる重量に応じたものとする。すなわち、中頭部床板12よりも、中上半身床板22に使用者によって加わる重量は大きいので、頭部用左/右コイルバネ111、112の各々が中頭部床板12を引っ張る力(中頭部板を水平に維持しようとする力)よりも、上半身用左/右コイルバネ211、212の各々が中上半身床板22を引っ張る力を大きくするようにする。
次に、図2dに示す水平な状態で、ベッドが使用者によって使用されているときには使用者の寝返りを意図した姿勢の転換による体重移動に応じて、各コイルバネとショックアブソーバの作用により、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32は、図2dに示す水平な状態から図2eまたは図2fに示す状態までゆっくりと傾斜し、使用者の寝返りを補助する。また、図2e、fに示す傾斜した状態でベッドが使用者によって使用されているときには、使用者の寝返りを意図した姿勢の転換による体重移動に応じて、各コイルバネとショックアブソーバの作用により、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32は、図2dに示す水平な状態にゆっくりと復帰する。または、さらに逆方向にゆっくりと傾斜し使用者の寝返りを補助する。ここで、各コイルバネのバネ定数や長さなどの特性は、このように使用者の姿勢転換に応じて、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32が傾斜/復帰する動作を行うように設定する。
また、図2eに示すように、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32が右が下側となるように傾斜した場合、これに連動して、右頭部床板13、右上半身床板23、右下半身床板33は、右方向が上側になるように傾斜して、使用者のベッドからの転落を防止する。同様に、図2fに示すように、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32が左が下側となるように傾斜した場合、これに連動して、左頭部床板11、左上半身床板21、左下半身床板31は、左方向が上側になるように傾斜して、使用者のベッドからの転落を防止する。
また、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32は、遊びをもって連結されているので、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32は一体として同時に傾斜が変化していくのではなく、使用者の姿勢転換により始めに傾斜が変化した床板に遅れて追随するように、他の床板の傾斜が順次変化していく。たとえば、始めに中頭部床板12の傾斜が変化した場合には、次に中頭部床板12に遅れて追随するように中上半身床板22の傾斜が変化し、その次に中上半身床板22に遅れて追随するように中下半身床板32の傾斜が変化する。
したがって、使用者の小さい力で傾斜を変化させることができるようになる。すなわち、たとえば、中頭部床板12の傾斜の変化の開始のためには、中頭部床板12のみの傾斜の変化を開始させるに足る力が加われば足り、中上半身床板22や中下半身床板32を頭部床板と一体とした場合にこれらの傾斜の変化を同時に開始させるに必要なほどの力が加わる必要はない。また、中頭部床板11、中上半身床板22、中下半身床板32のうちのいずれかの傾斜が開始されると、これに伴って使用者のさらなる姿勢転換が誘導されることになり、この姿勢転換によって他の床板の傾斜もスムーズに行われることになる。一方で、連結部材53によって、傾斜の角度差は一定角度差以内に制限されるので、中上半身床板22と中下半身床板32との間や、中頭部床板12と中上半身床板22との間に、大きな段差が生じて不具合を使用者に与えるようなことも排除される。
また、このように中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32が一体として傾斜が変化していくのではなく、床板の使用者が姿勢転換した部位に対応する部分から順次当該部分に近い順に傾斜が変化していく形態は、使用者の自然な寝返り動作を可能とするものである。
以上、本発明の第1実施形態について説明した。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
本第2実施形態に係るベッドは、図3に、本第2実施形態に係るベッドの内部機構を示すように、前記第1実施形態に示すベッドから、左ショックアブソーバ51と右ショックアブソーバ52を除き、アブソリュート型のロータリエンコーダ301、制御部302、アクチュエータ303、中上半身床板22を揺動するモータ304を付加したものである。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
本第2実施形態に係るベッドは、図3に、本第2実施形態に係るベッドの内部機構を示すように、前記第1実施形態に示すベッドから、左ショックアブソーバ51と右ショックアブソーバ52を除き、アブソリュート型のロータリエンコーダ301、制御部302、アクチュエータ303、中上半身床板22を揺動するモータ304を付加したものである。
ここで、図3aは各床板と各ヒンジを透視して描いたベッドの上面図を、図3bはベッドのサイドフレーム3を透視して描いた側面図を表したものである。また、図3cは前後方向からみたモータ304による中上半身床板22の揺動機構を模式的に示した表すものである。
図示するように、ロータリエンコーダ301は、中頭部床板12の下部に設けられ、中頭部床板12のシャフト41に対する回転角度を出力する。また、図3cに示すように、モータ304は、中上半身床板22の下部に固定された歯車305と噛み合うギヤ306を回動することにより、中上半身床板22をシャフト41を回転軸として回転させる。
ここで、図4aに本ベッドの制御系の構成を示す。
図示するように、ロータリエンコーダ301の出力は制御部302に入力しており、制御部302はロータリエンコーダ301の出力に応じて、アクチュエータ303を介してモータ304の回転動作を制御する。
図4bは、このようなモータ304の回転動作の制御のために制御部302が行う傾斜補助制御処理の手順を示したものである。
図示するように、この処理において制御部302は、まず、ロータリエンコーダ301より、中頭部床板12の傾斜角θを取得する(ステップ402)。
そして、中頭部床板12の傾斜角θの過去所定期間(たとえば0.5秒)の変化を調べ(ステップ404)、傾斜角θの単位時間あたりの変化が所定のしきい値THθ以下であればステップ402に戻る。一方、しきい値THθより大きければ、傾斜角の変化方向に応じて以下の処理を行う。
図示するように、ロータリエンコーダ301の出力は制御部302に入力しており、制御部302はロータリエンコーダ301の出力に応じて、アクチュエータ303を介してモータ304の回転動作を制御する。
図4bは、このようなモータ304の回転動作の制御のために制御部302が行う傾斜補助制御処理の手順を示したものである。
図示するように、この処理において制御部302は、まず、ロータリエンコーダ301より、中頭部床板12の傾斜角θを取得する(ステップ402)。
そして、中頭部床板12の傾斜角θの過去所定期間(たとえば0.5秒)の変化を調べ(ステップ404)、傾斜角θの単位時間あたりの変化が所定のしきい値THθ以下であればステップ402に戻る。一方、しきい値THθより大きければ、傾斜角の変化方向に応じて以下の処理を行う。
すなわち、傾斜角の変化方向が中頭部床板12を水平に戻す方向であれば(ステップ406)、アクチュエータ制御してモータ304を駆動し、中上半身床板22を水平とし(ステップ416)、ステップ412に進む。
一方、傾斜角の変化方向が中頭部床板12を水平に戻す方向でなく、かつ、中頭部床板12を時計廻りに回転する方向であれば(ステップ408)、アクチュエータ制御してモータ304を駆動し、中上半身床板22を時計廻り方向の最大傾斜角まで傾斜させ(ステップ410)、ステップ412に進む。但しステップ410では、中上半身床板22を時計廻り方向に、最大傾斜角未満の所定の傾斜角まで(たとえば、中上半身床板22を水平から時計廻り方向に10度回転させた傾斜角)回転するようにしてもよい。なお、この場合、ステップ410では、その開始時に、中上半身床板22の傾斜角が当該所定の傾斜角未満である場合に限り中上半身床板22の回転を行うようにする。
一方、傾斜角の変化方向が中頭部床板12を水平に戻す方向でなく、かつ、中頭部床板12を時計廻りに回転する方向であれば(ステップ408)、アクチュエータ制御してモータ304を駆動し、中上半身床板22を時計廻り方向の最大傾斜角まで傾斜させ(ステップ410)、ステップ412に進む。但しステップ410では、中上半身床板22を時計廻り方向に、最大傾斜角未満の所定の傾斜角まで(たとえば、中上半身床板22を水平から時計廻り方向に10度回転させた傾斜角)回転するようにしてもよい。なお、この場合、ステップ410では、その開始時に、中上半身床板22の傾斜角が当該所定の傾斜角未満である場合に限り中上半身床板22の回転を行うようにする。
また、傾斜角の変化方向が中頭部床板12を水平に戻す方向でなく、かつ、中頭部床板12を反時計廻りに回転する方向であれば(ステップ408)、アクチュエータ制御してモータ304を駆動し、中上半身床板22を反時計廻り方向の最大傾斜角まで傾斜させ(ステップ414)、ステップ412に進む。但しステップ414では、中上半身床板22を反時計廻り方向に、最大傾斜角未満の所定の傾斜角まで(たとえば、中上半身床板22を水平から反時計廻り方向に10度回転させた傾斜角)回転するようにしてもよい。なお、この場合、ステップ414では、その開始時に、中上半身床板22の傾斜角が当該所定の傾斜角未満である場合に限り中上半身床板22の回転を行うようにする。
そして、最後にステップ412で、アクチュエータ303によるモータ304の駆動を停止し、ステップ402に戻る。
ここで、アクチュエータ303による駆動が停止されたモータ304は、中上半身床板22の回転に対する抵抗として機能する。すなわち、モータ304は、上半身床板の回転運動に対するショックアブソーバとして機能する。
以上、本発明の第2実施形態について説明した。
以上のように本第2実施形態によれば、中頭部床板12の傾斜の変化に連動して、モータ304によって中上半身床板22の傾斜を、中頭部床板12の傾斜が変化した方向に変化させる。したがって、ベッドの使用者の姿勢の変化に連動して、より確実に、各床板の傾斜を変化させることができる。また、使用者は、頭部のみの運動によって各床板の傾斜を変化させることができるので、より少ない力で容易に寝返りを打つことができるようになる。
ここで、アクチュエータ303による駆動が停止されたモータ304は、中上半身床板22の回転に対する抵抗として機能する。すなわち、モータ304は、上半身床板の回転運動に対するショックアブソーバとして機能する。
以上、本発明の第2実施形態について説明した。
以上のように本第2実施形態によれば、中頭部床板12の傾斜の変化に連動して、モータ304によって中上半身床板22の傾斜を、中頭部床板12の傾斜が変化した方向に変化させる。したがって、ベッドの使用者の姿勢の変化に連動して、より確実に、各床板の傾斜を変化させることができる。また、使用者は、頭部のみの運動によって各床板の傾斜を変化させることができるので、より少ない力で容易に寝返りを打つことができるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上の実施形態では、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32に対する水平復帰方向の力の付与にコイルバネを用いたが、コイルバネ以外の弾性体を用いるようにしてもよい。また、適当な転落防止処置を施した場合には、左右の床板は、これを省略してもよい。
なお、以上の実施形態では、中頭部床板12、中上半身床板22、中下半身床板32に対する水平復帰方向の力の付与にコイルバネを用いたが、コイルバネ以外の弾性体を用いるようにしてもよい。また、適当な転落防止処置を施した場合には、左右の床板は、これを省略してもよい。
以上のように、本実施形態に係るベッドによれば、寝返りを容易に行えるよう補助することにより、使用者の安眠に寄与することができる。
1…ヘッドボード、2…フットボード、3…サイドフレーム、10…頭部区域、11…左頭部床板、12…中頭部床板、13…右頭部床板、20…上半身区域、21…左上半身床板、22…中上半身床板、23…右上半身床板、30…下半身区域、32…中下半身床板、33…右下半身床板、41…シャフト、42…下部フレーム、43…シャフト支持部材、44…左リミッタポール、45…左リミッタポール支持部材、46…右リミッタポール、47…右リミッタポール支持部材、51…左ショックアブソーバ、52…右ショックアブソーバ、53…連結部材、111…頭部用左コイルバネ、112…頭部用右コイルバネ、211…上半身用左コイルバネ、212…上半身用右コイルバネ、301…ロータリエンコーダ、302…制御部、303…アクチュエータ、304…モータ、311…下半身用左コイルバネ、312…下半身用右コイルバネ、531…アングル部材、532…ピン。
Claims (5)
- 床面を頭足方向について分割して得られる複数の区域の各々の区域について設けられた、当該区域の床面を形成する、左右にヒンジで連結した3枚の床板と、
各区域の中央の床板を揺動可能に軸支する回転軸と、
各区域の左の床板が当該区域の中央の床板と逆回転方向に揺動するように、当該左の床板の移動をガイドする左ガイド部材と、
各区域の右の床板が当該区域の中央の床板と逆回転方向に揺動するように、当該右の床板の移動をガイドする右ガイド部材と、
隣接する区域の中央の床板同士を、一方の床板の揺動に他方の床板が遅れて追随するように、遊びを持たせて連結する連結部材と、
各区域の中央の床板の各々について設けられた、傾斜した当該床板に対して、当該床板を水平に復帰させる方向の付勢力または弾性力を与える水平維持部材とを有することを特徴とするベッド。 - 請求項1記載のベッドであって、
前記複数の区域は、頭部が載置される区域と、上半身が載置される区域と、下半身が載置される区域とに、床面を頭足方向について3分割して得られる3つの区域であることを特徴とするベッド。 - 請求項1記載のベッドであって、
前記複数の区域は、頭部が載置される区域である頭部区域と、他の1または複数の区域とを含み、
当該ベッドは、
前記頭部区域の中央の床板の傾斜角度の変化を検出する傾斜検出装置と、
前記区域のうちのいずれかの区域の中央の床板を傾斜させるモータと、
前記傾斜検出装置の傾斜角度の変化の検出に応答して、前記モータを制御して、前記傾斜検出装置が検出した傾斜角度の変化方向に、前記いずれかの区域の中央の床板の傾斜角度を変化させる制御装置とを有することを特徴とするベッド。 - 請求項3記載のベッドであって、
前記複数の区域は、前記頭部区域と、上半身が載置される区域と、下半身が載置される区域とに、床面を頭足方向について3分割して得られる3つの区域であり、
前記モータは、前記上半身が載置される区域の中央の床板を傾斜させることを特徴とするベッド。 - 頭足方向に配列された複数の床板と、
各床板を揺動可能に軸支する回転軸と、
隣接する床板同士を、一方の床板の揺動に他方の床板が遅れて追随するように、遊びを持たせて連結する連結部材と、
各床板の各々について設けられた、傾斜した当該床板に対して、当該床板を水平に復帰させる方向の付勢力または弾性力を与える水平維持部材と、
前記床板のうちの頭部が載置される床板の傾斜角度の変化を検出する傾斜検出装置と、
前記複数の床板のうちのいずれかの床板を傾斜させるモータと、
前記傾斜検出装置の傾斜角度の変化の検出に応答して、前記モータを制御して、前記傾斜検出装置が検出した傾斜角度の変化方向に、前記いずれかの床板の傾斜角度を変化させる制御装置とを有することを特徴とするベッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004073876A JP2005261455A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 安眠ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2004073876A JP2005261455A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 安眠ベッド |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005261455A true JP2005261455A (ja) | 2005-09-29 |
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ID=35086606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004073876A Pending JP2005261455A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 安眠ベッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005261455A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021061981A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | 船井電機株式会社 | マットレス |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519125A (en) * | 1978-07-27 | 1980-02-09 | Godo Butsusan Kk | Physical standard converting head |
| JPS63103627U (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-05 |
-
2004
- 2004-03-16 JP JP2004073876A patent/JP2005261455A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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|---|---|---|---|---|
| JPS5519125A (en) * | 1978-07-27 | 1980-02-09 | Godo Butsusan Kk | Physical standard converting head |
| JPS63103627U (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-05 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2021061981A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | 船井電機株式会社 | マットレス |
| JP7391291B2 (ja) | 2019-10-11 | 2023-12-05 | 船井電機株式会社 | マットレス |
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