JP2005256851A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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智 油井
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Abstract

【課題】 簡単な構造でパッドリテーナと摩擦パッドの耳片とをキャリパ支持腕に良好に組み付けることができ、パッドリテーナがガタつくことを防止する。
【解決手段】 パッドリテーナ10は、キャリパブラケット3のパッド支持腕3cに設けたパッドガイド溝3eの外側面3fに敷設される第1リテーナ部10dと、パッドガイド溝3eの底面3gに敷設される第2リテーナ部10eと、パッドガイド溝3eの内側面3hに敷設される第3リテーナ部10fとを備え、第1リテーナ部10dと第3リテーナ部10fの反ディスクロータ側の端部同士を、スプリング力を有する折返し部10gで連結する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車や自動二輪車等の車両に用いられる車両用ディスクブレーキに係り、詳しくは、キャリパブラケットに形成したパッドガイド溝と、該パッドガイド溝に支承される摩擦パッドの裏板に突設した耳片との間に配設されるパッドリテーナの構造に関する。
従来、車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスク半径方向に凹状に形成されるパッドガイド溝を備えた一対のパッド支持腕を延設し、ディスクロータを挟んで配設される一対の摩擦パッドの裏板両側部にディスク半径方向内側に突出する耳片をそれぞれ設け、該耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝に支承するディスクブレーキでは、パッドガイド溝と耳片との間に金属製の薄板で形成したパッドリテーナを介装している。このパッドリテーナは、パッドガイド溝の外側面、底面、内側面を覆うコ字状に形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−106613号公報
しかし、上述のものでは、パッドリテーナがガタつかないように、パッドリテーナと耳片とを隙間が生じないように寸法設定すると、耳片の組み付け性が悪化していた。反対に、耳片の組み付け性を向上させるために、パッドリテーナと耳片との間に隙間を設けるように寸法設定すると、パッドリテーナがガタ付く虞があった。
そこで本発明は、簡単な構造でパッドリテーナと摩擦パッドの耳片とをキャリパ支持腕に良好に組み付けることができるとともに、パッドリテーナがガタつくことのない車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため本発明は、車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスク半径方向に凹状に形成したパッドガイド溝を備えた一対のパッド支持腕を延設し、ディスクロータを挟んで配設される一対の摩擦パッドの裏板両側部にディスク半径方向内側に突出する耳片をそれぞれ設け、該耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝に支承する車両用ディスクブレーキにおいて、前記パッドリテーナは、前記パッドガイド溝の外側面に敷設される第1リテーナ部と、パッドガイド溝の底面に敷設される第2リテーナ部と、パッドガイド溝の内側面に敷設される第3リテーナ部とを備え、前記第1リテーナ部と第3リテーナ部の反ディスクロータ側の端部同士を、スプリング力を有する折返し部で連結したことを特徴としている。また、前記折返し部は、前記耳片の反ディスクロータ側を回り込む略U字状に形成してもよく、前記耳片のディスク半径方向内側を回り込む略U字状に形成してもよい。
上述のように形成することにより、パッドリテーナの第1リテーナ部と第3リテーナ部とは、折返し部によって常にパッドガイド溝の内外両側面方向に付勢されるので、耳片とパッドガイド溝との間に隙間を設けるように寸法設定して、耳片の組み付け性を向上させながらも、パッドリテーナがガタつくことはない。
以下、本発明の各形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1乃至図6は本発明の第1形態例を示すもので、図1はディスクブレーキの要部断面図、図2は図1のII−II断面図、図3はパッドリテーナの斜視図、図4はディスクブレーキの正面図、図5はディスクブレーキの一部断面背面図、図6はディスクブレーキの一部断面平面図である。また、図中の矢印Aは、車両前進走行時のディスクロータの回転方向を示し、以下の説明で用いるディスクブレーキ回入側と回出側とは、車両前進走行時の場合とする。
ディスクブレーキ1は、車輪と一体に回転するディスクロータ2と該ディスクロータ2の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3のキャリパ支持腕3a,3aに一対のスライドピン4,4を介してディスク軸方向へ移動可能に支持されるキャリパボディ5と、該キャリパボディ5の作用部5aと反作用部5bとの内側で、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド6,6とからなっている。
キャリパブラケット3は、正面視略U字状の車体固設部3bと、前記キャリパ支持腕3a,3aと、車体固設部3bのディスク回入側及びディスク回出側から、ディスクロータ2の外周を跨いで配設されるパッド支持腕3c,3cとを備えている。車体固設部3bのディスクロータ2内周側には、車体取付孔3d,3dが穿設され、該車体取付孔3d,3dよりディスク外周側に前記キャリパ支持腕3a,3aが突設されている。キャリパ支持腕3a,3aは、先端部を反ディスクロータ2側に突出させ、該先端部に前記スライドピン4,4がディスク軸と平行に突設される。パッド支持腕3c,3cには、ディスク半径方向に凹状に形成したパッドガイド溝3e,3eがディスク軸と平行に形成されている。
キャリパボディ5は、ディスクロータ2の両側に配設される上述の作用部5a及び反作用部5bと、これらをディスクロータ2の外縁を跨いで連結するブリッジ部5cとから構成され、作用部5aには、ディスクロータ2側を開口したシリンダ孔7が設けられる。シリンダ孔7には、有底円筒状のピストン8がそれぞれ収容され、ピストン8は、シリンダ孔7底部の液圧室9に供給される液圧によって、シリンダ孔7をディスクロータ方向へ移動するようになっている。また、作用部5aのシリンダ孔7両側部に車体取付腕5d,5dが、前記キャリパ支持腕3a,3aと対向して形成され、該車体取付腕5d,5dに形成したピン孔5e,5eに前記スライドピン4,4が移動可能に収容され、これらスライドピン4,4によってキャリパボディ5がキャリパブラケット3に、ディスク軸方向に移動可能に支持される。
摩擦パッド6は、ディスクロータ2の側面に摺接するライニング6aと、該ライニング6aを一側面に貼着する裏板6bとから成り、裏板6bの両側部には、ディスク回入回出方向に延出し、その先端がディスク半径方向内側に突出する耳片6c,6cが突設され、各摩擦パッド6は、耳片6c,6cをディスク回入側と回出側のパッドガイド溝3e,3eにパッドリテーナ10を介して支承される。
パッドリテーナ10は、ディスク回入側又はディスク回出側で、ディスクロータ2を挟んで、トルク受け部となるパッドガイド溝3eの両端に敷設される一対のパッドリテーナ部10a,10aと、ディスクロータ2の外縁を跨いでパッドリテーナ部10a,10aの上部を繋ぐ連結片10bと、該連結片10bの上端から各摩擦パッド6方向へ突出し、各摩擦パッド6の上面に弾接する一対のパッドスプリング部10c,10cとを備えている。
各パッドリテーナ部10aは、パッドガイド溝3eの外側面3fに敷設される第1リテーナ部10dと、パッドガイド溝3eの底面3gに敷設される第2リテーナ部10eと、パッドガイド溝3eの内側面3hに弾接する第3リテーナ部10fとを備えたもので、第1リテーナ部10dの反ディスクロータ側の端部と、第3リテーナ部10fの反ディスクロータ側の端部とは、スプリング力を有する略U字状の折返し部10gで連結されている。
このパッドリテーナ10をパッドガイド溝3eに装着すると、第1リテーナ部10d,10dが、トルク受け部となるパッドガイド溝3e両端の外側面3f,3fに、第2リテーナ部10e,10eがパッドガイド溝3e両端の底面3g,3gに、第3リテーナ部10f,10fがパッドガイド溝3e両端の内側面3h,3hにそれぞれ敷設されるとともに、第1リテーナ部10d,10dのディスクロータ側及び第3リテーナ部10f,10fのディスクロータ側が、前記折返し部10g,10gのスプリング力によって、前記外側面3f,3f側及び内側面3h,3h側にそれぞれ付勢される。
パッドリテーナ10を装着した各パッドガイド溝3eに摩擦パッド6,6を装着すると、各摩擦パッド6の耳片6c,6cの反ピストン側面6e,6eが第1リテーナ部10d,10dに、耳片6c,6cのディスク半径方向内側面6f,6fが第2リテーナ部10e,10eに、耳片6c,6cのピストン側面6g,6gが第3リテーナ部10f,10fにそれぞれ当接し、折返し部10g、10gは耳片6c,6cの反ディスクロータ側を回り込むようにそれぞれ配設される。
各第1リテーナ部10d及び第3リテーナ部10fは、ディスクロータ側がパッドガイド溝3eの外側面3f側及び内側面3h側にそれぞれ付勢されていることから、耳片6cの組み付け性を向上させるために、各リテーナ部10d,10e,10fと耳片6cとの間に多少の隙間ができるようにそれぞれの寸法の設定をしても、パッドリテーナ10がガタ付くことがない。
図7は本発明の第2形態例を示すパッドリテーナの斜視図で、本形態例のパッドリテーナ20は、第1形態例の連結片10b,パッドスプリング部10c,第1リテーナ部10d,第2リテーナ部10e,第3リテーナ部10fと同様の連結片20a,パッドスプリング部20b,第1リテーナ部20c,第2リテーナ部20d,第3リテーナ部20eをそれぞれ有している。
本形態例の折返し部20fは、第1リテーナ部20cの端部と、第3リテーナ部20eの端部とを、耳片6cのディスク半径方向内側面6fを回り込んで繋ぐ略U字状に形成される。このパッドリテーナ20をパッドガイド溝3eに装着すると、第1リテーナ部20c,20cのディスクロータ側と第3リテーナ部20e,20eのディスクロータ側が、前記折返し部20f,20fのスプリング力によって、パッドガイド溝3eの外側面3f,3f側及び内側面3h,3h側にそれぞれ付勢される。
尚、本発明は上述の各実施例のように、パッドリテーナとパッドスプリングとを一体に形成したものや、ディスクロータを挟んで、トルク受け部となるパッドガイド溝の両側に敷設される一対のパッドリテーナを連結片で繋いだものに限るものではなく、トルク受け部となるパッドガイド溝の両側に個々に配設されるパッドリテーナにも適用できる。
本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの要部断面図である。 図1のII−II断面図である。 同じくパッドリテーナの斜視図である。 同じくディスクブレーキの正面図である。 同じく一部断面背面図である。 同じく一部断面平面図である。 本発明の第2形態例を示すパッドリテーナの斜視図である。
符号の説明
1…ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、3a…キャリパ支持腕、3b…車体固設部、3c…パッド支持腕、3d…車体取付孔、3e…パッドガイド溝、3f…外側面、3g…底面、3h…内側面、4…スライドピン、5…キャリパボディ、5a…作用部、5b…反作用部、5c…ブリッジ部、5d…車体取付腕、5e…ピン孔、6…摩擦パッド、6a…ライニング、6b…裏板、6c…耳片、6d…反ディスクロータ側面、6e…反ピストン側面、6f…ディスク半径方向内側面、6g…ピストン側面、7…シリンダ孔、8…ピストン、9…液圧室、10,20…パッドリテーナ、10a…パッドリテーナ部、10b,20a…連結片、10c,20b…パッドスプリング部、10d,20c…第1リテーナ部、10e,20d…第2リテーナ部、10f,20e…第3リテーナ部、10g,20f…折返し部

Claims (3)

  1. 車体に固設されるキャリパブラケットに、ディスク半径方向に凹状に形成したパッドガイド溝を備えた一対のパッド支持腕を延設し、ディスクロータを挟んで配設される一対の摩擦パッドの裏板両側部にディスク半径方向内側に突出する耳片をそれぞれ設け、該耳片をパッドリテーナを介して前記パッドガイド溝に支承する車両用ディスクブレーキにおいて、前記パッドリテーナは、前記パッドガイド溝の外側面に敷設される第1リテーナ部と、パッドガイド溝の底面に敷設される第2リテーナ部と、パッドガイド溝の内側面に敷設される第3リテーナ部とを備え、前記第1リテーナ部と第3リテーナ部の反ディスクロータ側の端部同士を、スプリング力を有する折返し部で連結したことを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記折返し部は、前記耳片の反ディスクロータ側を回り込む略U字状に形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
  3. 前記折返し部は、前記耳片のディスク半径方向内側を回り込む略U字状に形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105370771A (zh) * 2015-12-09 2016-03-02 万向钱潮(上海)汽车系统有限公司 盘式制动器摩擦片回位装置

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