JP2005251229A - 光学的文字認識装置およびナンバリング印字制御方法 - Google Patents

光学的文字認識装置およびナンバリング印字制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、帳票破れを考慮した信頼性の高い文字認識並びにナンバリング印字が行える光学的文字認識装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ホスト装置20は、スキャナ部13で取得した帳票イメージと、FCに定義された読取位置情報とをもとに、被読取帳票の読取フィールドの文字記入枠より1文字ずつ文字抽出を行い文字認識処理を実行する。更に、文字認識処理の実行に際して、被読取帳票の読取フィールドにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理、およびナンバリング印字エリアにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、帳票の破れチェック機能を備えた光学的文字認識装置に関する。
また、本発明は、光学的文字認識装置に於ける帳票上へのナンバリング印字制御方法に関する。
光学的文字認識(OCR;Optical Character Recognition)システムに於いては、被読取媒体となる帳票上の文字読取を行う際、FC(Format Control)に定義された読取位置情報と、スキャナで読み取った帳票イメージのシートエッジ(座標)とにより、帳票上の読取フィールドを決定し、その読取フィールド内に於いて、1文字ずつ文字抽出を行い、文字認識を行っている。
この際、読取フィールド上の手書き入力された接続文字(続け字)などを1文字ずつ強制的に切り出して文字認識を行うモードに於いて、被読取帳票の一部が破れ、その破れ目が読取フィールドにかかるとき、従来では、読取フィールド上にかかる破れエリアを確実に検出してリジェクト判定できる機構が存在しなかった。
このため、従来では、読取フィールドにかかる破れ部分を記入された文字と間違えて文字認識処理を行い、認識の結果、誤読してしまうという不都合があった。この一例を図9に示している。ここでは、被読取帳票上の読取フィールド91となる6桁の手書き文字入力領域に於いて、第1桁の文字記入領域(文字記入枠)に破れ目が侵入して破れエリア92が形成され、続く5桁の文字記入領域に手書き文字「10000」が記入された例を示している。この例では、読取フィールド91内の第1桁の文字記入領域に破れエリア92が存在し、続く5桁の文字記入領域に手書き文字「10000」が記入されていることから、第1桁の文字記入領域に存在する破れエリア92を「1」と誤読することで、読取結果が「110000」となってしまう誤読発生例を示している。
また、光学的文字認識装置に於ける従来のナンバリング印字機構に於いては、帳票破れの有無に関係なく、上記FCで定義された帳票上のナンバリング印字領域にナンバリング印字を行っていた。従って、従来では、ナンバリング印字領域にかかる帳票破れがあるとき、その破れ部分の印字内容を認識できず、ナンバリング情報を正しく把握できないという問題があった。更に帳票の破れ目がナンバリング印字機構に引っ掛かり、ジャムの発生、ナンバリング印字機構の故障、帳票破れの増長等の不都合を招くという問題があった。
上述したように従来では、被読取帳票の一部が破れ、その破れ目が読取フィールドにかかるとき、読取フィールドにかかる破れ部分を記入文字と間違えて誤読してしまうという問題があった。
また、従来のナンバリング印字機構に於いては、FCで定義された帳票上のナンバリング印字領域に帳票破れがあるとき、その帳票破れの有無に関係なく、上記FCで定義された帳票上のナンバリング印字領域にナンバリング印字を行ってしまうことから、その破れ部分の印字内容を認識できず、ナンバリング情報を正しく把握できないという問題があった。
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、帳票破れを考慮した信頼性の高い文字認識並びにナンバリング印字が行える光学的文字認識装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、帳票の一部が破れ、その破れ目がナンバリング印字エリアにかかるとき、その状態を検知して、破れ部分へのナンバリング印字を回避し、更に必要に応じ、印字エリアの変更、エラースタッカへの排出等を可能にして、信頼性の高いナンバリング印字機能を実現することのできる光学的文字認識装置およびナンバリング印字制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光学的文字認識装置は、シートエッジを検出する際に、背景検出とともに、破れ部分を検出し、破れ部分が読取フィールドにかかる場合は、読取フィールドからの文字抽出に際して強制的にリジェクトを行い、また、破れ部分がナンバリング印字エリアにかかる場合は、破れ部分へのナンバリング印字を回避して、エラースタッカへの排出、若しくは破れ部分を回避した他の空きエリアへのナンバリング印字等を可能にして、文字認識機能およびナンバリング印字機能の信頼性を高めたことを特徴とする。
即ち、本発明は、文字認識処理の対象となる帳票のナンバリング印字エリアを含む読取位置情報を定義したフォーマットコントロールと、前記帳票上を走査して背景付き帳票イメージを取得するスキャナ読取手段と、前記スキャナ読取手段により取得された背景付き帳票イメージと、前記フォーマットコントロールに定義された読取位置情報とをもとに、前記帳票のナンバリング印字エリア内に背景画素のかたまりが存在するか否かを調べ、前記ナンバリング印字エリア内に背景画素のかたまりが存在するとき、前記ナンバリング印字エリアへのナンバリング印字を回避するナンバリング印字制御手段とを具備した光学的文字認識装置を特徴とする。
また、本発明は、スキャナより取得した背景付き帳票イメージと、フォーマットコントロールに定義された位置情報とをもとに、搬送される帳票のナンバリング印字エリアに、ナンバリング印字を行うナンバリング印字制御方法に於いて、前記フォーマットコントロールに定義された前記帳票のナンバリング印字エリアに、前記背景のかたまりが存在するか否かを判定するステップと、前記判定ステップに於いて前記帳票のナンバリング印字エリアに前記背景のかたまりが存在する判定がなされた際に、前記ナンバリング印字エリアへのナンバリング印字を回避して、前記ナンバリング印字エリアを変更し、若しくは前記帳票をリジェクト扱いとするステップとを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、帳票破れを考慮した信頼性の高い文字認識並びにナンバリング印字が行える。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1、第2実施形態に於ける光学的文字認識装置OCRの要部の構成を示すブロック図であり、OCRの機構部を主構成要素とするOCR本体10と、文字認識処理等の各種のプログラム処理を実行するホスト装置(HOST)20とにより構成される。
OCR本体10には、被読取帳票を送出するホッパー部(HPE)11、このホッパー部(HPE)11より送出された帳票を搬送する帳票搬送路12、この帳票搬送路12上に設けられたスキャナ部(帳票読取部)13、OCR本体10の制御を司る制御部(CONT)14、スキャナ部13でスキャナ読取された帳票にナンバリング印字を行うナンバリング印字機構15、読取処理を正常終了した帳票が積まれるスタッカ部16,16…、リジェクト判定された帳票が投げ込まれるスタッカ部(リジェクトスタッカまたはエラースタッカ)17、ダブルフィード検知用のフォトセンサS1、スタッカゲート制御用のフォトセンサS2,S3,…S6等が設けられる。
ホスト装置(HOST)20は、スキャナ部13で読取走査した帳票イメージと、FCに定義された読取位置情報とをもとに、被読取帳票の読取フィールドの文字記入枠より1文字ずつ文字抽出を行い文字認識処理を実行する。更に、本発明の実施形態に於いては、この文字認識処理の実行に際して、被読取帳票の読取フィールドにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理、およびナンバリング印字エリアにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理を実行する。この際の各処理手順については、図4乃至図8に示すフローチャートを参照して後述する。
図2および図3は、それぞれ本発明の実施形態に於ける動作を説明するための、破れ部分を含んだ帳票イメージの一例を示したもので、図2は上記図1に示すスキャナ部13により読取走査された帳票イメージ全体の構成例を示す図、図3は図2に於ける破れ部分を拡大して示す図である。
図中、120はスキャナ部13により読取走査された被読取帳票Pの帳票イメージ、121は帳票イメージ120上の読取フィールド、122は読取フィールド121内の文字記入枠、130は黒の背景イメージ、TEは読取フィールド内の第1桁目の文字記入枠122にかかる破れ部分(破れエリア)である。
図4は、本発明の第1実施形態による被読取帳票の読取フィールドにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理の手順を示すフローチャートである。
図5は、上記図3に於ける破れ検知(ステップS15)の処理手順を示すフローチャートである。
図6は、本発明の第2実施形態による被読取帳票の読取フィールドにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理の手順を示すフローチャートである。
図7は、本発明の第1実施形態によるナンバリング印字エリアにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理の手順を示すフローチャートである。
図8は、本発明の第2実施形態によるナンバリング印字エリアにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理の手順を示すフローチャートである。
ここで、上記各図を参照して本発明の実施形態に於ける動作を説明する。
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の第1の実施形態に於ける、被読取帳票の読取フィールドにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理動作について説明する。
OCR本体10は、ホスト装置20からの読取指示に従い、ホッパー部(HPE)11に積まれた被読取帳票を所定のタイミングで1枚ずつ帳票搬送路12上に搬送する。
ホッパー部(HPE)11から帳票搬送路12上に送り出された被読取帳票(P)は、ダブルフィードセンサーS1でダブルフィードチェックが行なわれた後、スキャナ部(帳票読取部)13に搬送される。
スキャナ部13は被読取帳票(P)上の画像をCCDスキャナにてスキャンニングし、そのスキャンニングにより読取採取した帳票イメージ120をホスト装置20に送出する。
ホスト装置20は、上記OCR本体10のスキャナ部13より、被読取帳票(P)の帳票イメージ120を取得すると、文字認識処理に先立ち、帳票破れ検知とその破れ検知に伴う処理を行う。この処理では、上記OCR本体10のスキャナ部13より取得した被読取帳票(P)の帳票イメージ120と、予め設定された被読取帳票(P)のFC(フォーマットコントロール)に定義された読取位置情報とをもとに、被読取帳票(P)の読取フィールド内に背景画素のかたまり(隣接する座標相互がそれぞれ背景画素でなる領域)が存在するか否かを調べ、背景画素のかたまりが存在するとき、前記被読取帳票を読取フィールドにかかる破れのある帳票としてリジェクト判定を行う。この被読取帳票(P)の読取フィールドにかかる破れ検知と、その破れ検知に伴う処理動作を図4および図5に示すフローチャートを参照して説明する。
ホスト装置20は、上記OCR本体10のスキャナ部13より、被読取帳票(P)の帳票イメージを取得すると(図4ステップS11,S12)、その帳票イメージについて、当該帳票イメージのコーナー(帳票端)検知を行う(図4ステップS13)。
このコーナー検知では、図2に示す、被読取帳票(P)の帳票イメージ120の各画素(白画素)と、その帳票周囲の背景イメージ130の各画素(黒画素)から、帳票イメージ120のコーナー(四隅)を認識し、その各座標(x・y座標値)を求める。
次に、上記取得したコーナー(四隅)のx・y座標値を用い、上記帳票イメージ120に対する画像の線形補間を行って、帳票イメージ120を正規化し、矩形の帳票イメージ120を取得する(図4ステップS14)。
この正規化された矩形の帳票イメージ120上で、予め設定された被読取帳票(P)のFC(フォーマットコントロール)を用い、被読取帳票(P)の読取フィールドにかかる帳票破れ検知処理を行う(図4ステップS15,S16)。
以降、図5を用いて帳票の破れ検知処理について説明する。この帳票破れ検知処理では、まず、帳票イメージ120全体のラベリングを行って(図5ステップS151)、帳票エッジ(帳票端)にかかる背景画素のかたまりをみつける(図5ステップS152)。この際、帳票イメージ120に於いて、帳票の破れ部分は、背景イメージ130と同じ画素(黒画素)であり、従って、帳票イメージ120全体のラベリングを行うことによって、帳票イメージ120内に存在する、帳票エッジにかかる背景画素のかたまり(黒ブロック)をみつけることができる。尚、この際、実際の処理上に於ける帳票イメージ120全体のラベリング処理では、帳票イメージ120全体を縮小して、その縮小画像をラベリングすることで、処理を高速化できる。また、ラベリングによって見つかる、背景画素のかたまり(黒ブロック)には、帳票破れだけでなく、スキャナ読取時に於ける帳票エッジの撓み等に起因した、上記線形補間によって残存する帳票エッジにかかる背景画素のかたまりも含まれる。
この処理でみつけた各背景画素のかたまり(黒ブロック)について、それぞれ、その大きさを調べ(図5ステップS153)、設定された領域面積(座標領域)より大きいとき、そのかたまりが読取フィールド121にかかっているか否かを、読取フィールドの各文字記入枠122を単位に調べる(図5ステップS154)。
ここで、設定された領域面積より大きな背景画素のかたまり(黒ブロック)が、読取フィールド121の文字記入枠122にかかっていれば、読取フィールド121にかかる帳票破れがあると判定し(図5ステップS155)、背景画素のかたまり(黒ブロック)が、設定された領域面積以下であれば、若しくは、そのかたまりが読取フィールド121にかかっていなければ、読取フィールド121にかかる帳票破れがないと判定する(図5ステップS156)。
ここで、読取フィールド121にかかる帳票破れがないと判定した際は、その読取フィールド121から文字を1文字ずつ抽出し(切り出し)、文字認識処理を行う(図4ステップS16,S17)。
また、読取フィールド121にかかる帳票破れがあると判定した際は、その被読取帳票(P)を、読取フィールドにかかる破れのある誤読の虞のある破れがある帳票として、リジェクトスタッカ17に送出する(図4ステップS18)。
上記したように本発明の実施形態では、被読取帳票のシートエッジを検出する際に、背景検出とともに、破れ部分を検出し、破れ部分が読取フィールドにかかる場合は、読取フィールドからの文字抽出に際して強制的にリジェクトを行うことにより、読取フィールドにかかる破れ部分を、記入された文字と間違えて誤読してしまう不都合を確実に回避して、信頼性の高い文字認識が行える。
次に、本発明の第1の実施形態に於ける、ナンバリング印字エリアにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理動作を図7に示すフローチャートを参照して説明する。
ここでは、帳票上の破れ目がFCで定義したナンバリング印字エリアにかかるとき、そのナンバリング印字エリアへの印字を回避し、例えば近傍のナンバリング印字エリアに変更して、ナンバリング印字を行うことにより、破れ部分へのナンバリング印字による、判読不能を極力回避し、更に印字機構の損傷、帳票の損傷等を回避して、信頼性の高いナンバリング印字機能を実現している。
スキャナ部13を経た帳票搬送路12上の帳票は、ナンバリング印字機構15に於いて、FCで定義されたナンバリング印字領域に、ナンバリング印字が行われた後、認識結果に基づくホスト装置20からの指示に従い選別されてスタッカ部16,16…、のいずれかに送出される。
この際、図7のナンバリング印字処理に於いて、ホスト装置20は、上記スキャナ部13で読取走査した帳票イメージと、FCに定義された読取位置情報とをもとに、ナンバリング印字領域に、帳票破れが否かを調べ、帳票破れがないことを確認して、ナンバリング印字を行う。
この処理は、スキャナ部13で読取走査した帳票イメージと、FCに定義された位置情報とをもとに、上記帳票上のナンバリング印字領域を認識し(図7ステップS41)、そのナンバリング印字領域に、所定の領域を超える黒の背景イメージが存在するか否かを判定する(図7ステップS42,S43)。この際の破れ検知並びに領域面積の処理については、前述した被読取帳票の読取フィールドにかかる処理と同様であることから、ここではその説明を省略する。
ここで、ナンバリング印字領域に、設定された大きさ以上の背景イメージが存在しないときは(図7ステップS42のNo)、FCに定義されたナンバリング印字領域にナンバリング印字を行う(図7ステップS46)。
また、FCに定義されたナンバリング印字領域に黒の背景イメージが存在し(図7ステップS42のYes)、その黒の背景イメージが設定された大きさ以上の背景イメージが存在するときは(図7ステップS43のYes)、FCに定義されたナンバリング印字領域へのナンバリング印字が不可であると判断する(図7ステップS44)。そして、FCにて定義されたナンバリング印字領域へのナンバリング印字を回避して、その近傍のナンバリング印字領域に変更し(図7ステップS45)、その変更したナンバリング印字領域にナンバリング印字を行う(図7ステップS46)。この際の変更先のナンバリング印字領域は、例えばFCに定義されたナンバリング印字領域に対して、その座標値を一定の値だけ増減して一意に決定する手段、若しくはFCに複数のナンバリング印字領域を予め優先順に定義しておき、破れ検知に伴い変更する手段、若しくはFCを参照して帳票上の破れのない空きエリアを探索し決定する手段等のいずれによって決定してもよい。
このように、帳票の一部が破れ、その破れ目がナンバリング印字エリアにかかるとき、その破れ部分へのナンバリング印字を回避し、変更したナンバリング印字領域に印字を行うことで、ナンバリング印字の判読不能を極力回避し、更に印字機構の損傷、帳票の損傷等を回避して、信頼性の高いナンバリング印字が行える。
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施形態による被読取帳票の読取フィールドにかかる破れ検知と、その破れ検知に伴う処理について説明する。
この図6に示す第2の実施形態による処理で、上述した図4に示す第1の実施形態の処理と特に異なるところは、読取フィールド121にかかる帳票破れがあると判定した際に(図6ステップS21〜S26)、その破れのある領域(例えば文字記入枠122)の座標を取得(記憶)して(図6ステップS27)、1文字単位で文字認識処理を行い(図6ステップS28)、その1文字単位の認識処理の都度、上記取得した破れ領域の座標を参照して、認識対象文字領域に誤読の虞のある破れがあるか否かをチェックし(図6ステップS29)、ある場合は、誤読の虞のある破れがある文字領域の認識結果を不読文字扱いとして、認識結果を出力する(図6ステップS30,S31)。
このような処理に於いても、読取フィールドにかかる破れ部分を、記入された文字と間違えて誤読してしまう不都合を確実に回避して、信頼性の高い文字認識が行える。
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態によるナンバリング印字エリアにかかる破れ検知と、その破れ検知に伴う処理について説明する。
この図8に示すナンバリング印字処理が、上述した図7に示すナンバリング印字処理と特に異なるところは、被読取帳票(P)について、FCに、複数箇所のナンバリング印字領域をそれぞれ優先順位をもたせて定義しておき、FCに定義された第1優先度のナンバリング印字領域に、設定された大きさ以上の背景イメージが存在するためナンバリング印字が出来ないときは(図8ステップS51〜S54)、印字を行うナンバリング印字領域を、FCに定義された第2優先度のナンバリング印字領域に変更して(図8ステップS55,S56)、その第2優先度のナンバリング印字領域に、設定された大きさ以上の背景イメージが存在するか否かを調べる(図8ステップS52,S53)。ここで、第2優先度のナンバリング印字領域に、黒の背景イメージが存在せず、あるいは設定された大きさ以上の背景イメージが存在しなければ(図8ステップS52,S53のNo)、その第2優先度のナンバリング印字領域にナンバリング印字を行う(図8ステップS57)。また、変更した第2優先度のナンバリング印字領域についても、設定された大きさ以上の背景イメージが存在する際は、さらに次の優先度のナンバリング印字領域に変更して、上記同様の処理を繰り返し実行し、FCに定義されたすべてのナンバリング印字領域について、それぞれ設定された大きさ以上の背景イメージが存在するときは、その帳票をエラースタッカ(例えばリジェクトスタッカ17)に排出する(図8ステップS58)。
このような処理に於いても、破れ部分へのナンバリング印字を回避した信頼性の高いナンバリング印字機構が実現できる。
本発明の第1、第2の実施形態に於ける光学的文字認識装置の要部の構成を示すブロック図。 上記各実施形態に於ける動作を説明するための、破れ部分を含んだ帳票イメージ全体の構成例を示す図。 図2に於ける破れ部分を拡大して示す図。 本発明の第1の実施形態による被読取帳票の読取フィールドにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理の手順を示すフローチャート。 上記図4に示す破れ検知(ステップS15)の処理手順を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態による被読取帳票の読取フィールドにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理の手順を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態によるナンバリング印字エリアにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理の手順を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態によるナンバリング印字エリアにかかる破れ検知とその破れ検知に伴う処理の手順を示すフローチャート。 誤読の虞のある破れがある帳票の一例を示す図。
符号の説明
10…OCR本体、11…ホッパー部(HPE)、12…帳票搬送路、13…スキャナ部(帳票読取部)、14…制御部(CONT)、15…ナンバリング印字機構、16…スタッカ部、17…スタッカ部(リジェクトスタッカまたはエラースタッカ)、20…ホスト装置(HOST)、120…帳票イメージ(スキャナイメージ)、121…読取フィールド、122…文字記入枠、130…背景イメージ、P…被読取帳票、TE…破れ部分(破れエリア)。

Claims (4)

  1. 背景付き帳票イメージをもとに文字認識処理された帳票のナンバリング印字エリアへの背景パターンの侵入度を検査し、当該検査の結果をもとに前記ナンバリング印字エリアへのナンバリング印字の実行を制御するナンバリング印字制御機構を具備したことを特徴とする光学的文字認識装置。
  2. 背景付き帳票イメージをもとに文字認識処理された帳票のナンバリング印字エリアへの背景パターンの侵入度を検査し、背景パターンがナンバリング印字エリアへ所定の領域を超えて侵入しているとき、ナンバリング印字エリアを変更するナンバリング印字制御機構を具備したことを特徴とする光学的文字認識装置。
  3. 文字認識処理の対象となる帳票のナンバリング印字エリアを含む読取位置情報を定義したフォーマットコントロールと、
    前記帳票上を走査して背景付き帳票イメージを取得するスキャナ読取手段と、
    前記スキャナ読取手段により取得された背景付き帳票イメージと、前記フォーマットコントロールに定義された読取位置情報とをもとに、前記帳票のナンバリング印字エリア内に背景画素のかたまりが存在するか否かを調べ、前記ナンバリング印字エリア内に背景画素のかたまりが存在するとき、前記ナンバリング印字エリアへのナンバリング印字を回避するナンバリング印字制御手段と
    を具備したことを特徴とする光学的文字認識装置。
  4. スキャナより取得した背景付き帳票イメージと、フォーマットコントロールに定義された位置情報とをもとに、搬送される帳票のナンバリング印字エリアに、ナンバリング印字を行うナンバリング印字制御方法に於いて、
    前記フォーマットコントロールに定義された前記帳票のナンバリング印字エリアに、前記背景のかたまりが存在するか否かを判定するステップと、
    前記判定ステップに於いて前記帳票のナンバリング印字エリアに前記背景のかたまりが存在する判定がなされた際に、前記ナンバリング印字エリアへのナンバリング印字を回避して、前記ナンバリング印字エリアを変更し、若しくは前記帳票をリジェクト扱いとするステップと
    を具備したことを特徴とするナンバリング印字制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009110472A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Oki Electric Ind Co Ltd 帳票読取装置

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