JP2005247350A - 通い箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 紙粉が発生する等の問題を生じることなく、非使用時に容易に減容化できるとともに、多数回に亘って再使用できる通い箱を提供する。
【解決手段】 底板1とその周縁部に立設された下部周壁板2a,2bを有する通い箱本体3と、各下部周壁板2a,2bの上辺部に折り目4を介して連設された上部周壁板5a,5bと、相隣接する上部周壁板5a,5bの上端コーナ部を連結して両上部周壁板5a,5bを起立状態に保持する連結部材6とを備え、この連結部材6による上記両上部周壁板5a,5bの連結状態を解除することにより上記折り目4を支点に上部周壁板5a,5bを折畳み可能に構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 底板1とその周縁部に立設された下部周壁板2a,2bを有する通い箱本体3と、各下部周壁板2a,2bの上辺部に折り目4を介して連設された上部周壁板5a,5bと、相隣接する上部周壁板5a,5bの上端コーナ部を連結して両上部周壁板5a,5bを起立状態に保持する連結部材6とを備え、この連結部材6による上記両上部周壁板5a,5bの連結状態を解除することにより上記折り目4を支点に上部周壁板5a,5bを折畳み可能に構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、感光性樹脂版等の被収容物を収容した状態で保管または搬送するために使用される通い箱に関するものである。
従来、下記特許文献1に示されるように、妻板と側板とが折り目を介して連設されて周壁部を構成し、上記妻板および側板の上下縁に蓋板および底板が折り目を介して連設されて天井壁および底壁を形成し、上記側板と蓋板と底板の幅方向中央に、この幅方向と直交する方向に延びる折り目を形成した段ボール製の通い箱内に、妻板緩衝部と側板緩衝部とを有する緩衝板を配設し、この緩衝板を再資源化が可能な材料により形成するとともに、上記妻板もしくは側板の内側を緩衝板で着脱自在に覆うことにより、通い箱に所定の座屈強度および曲げ強度を持たせるようにした通い箱が知られている。
実用新案登録第3076033号公報
上記特許文献1に開示された通い箱では、必要に応じて上記緩衝板を通い箱から容易に取り外して再生紙として再資源化できるとともに、被収容物がないときに、側板を中央部で折曲げて2つの妻板で側板を挟むことにより、上記緩衝板を取り付けたままで小さく折畳むことができるという利点がある。しかし、上記側板の中央部に設けられた折り目に沿って通い箱を偏平に折畳むためには、粘着テープもしくは接着剤により固着された上記蓋板および底板の重ね合わせ部を分離することにより通い箱を解体する必要があり、その作業が繁雑であるとともに、この解体および組立を繰り返す際に、通い箱を構成する段ボール体等が損傷し易いとともに、紙粉が飛散し易いという問題がある。したがって、紙粉が付着することが致命的な欠陥の原因となる感光性樹脂版等を収納する通い箱として上記構成のものを使用することは困難であるとともに、通い箱として再使用できる回数が制限されるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、紙粉が発生する等の問題を生じることなく、非使用時に容易に減容化できるとともに、多数回に亘って再使用できる通い箱を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、底板とその周縁部に立設された下部周壁板とを有する通い箱本体と、各下部周壁板の上辺部に折り目を介して連設された上部周壁板と、相隣接する上部周壁板の上端コーナ部を連結して両上部周壁板を起立状態に保持する連結部材とを備え、この連結部材による上記両上部周壁板の連結状態を解除することにより上記折り目を支点に上部周壁板を折畳み可能に構成したものである。
請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の通い箱において、相隣接する上部周壁板の上端コーナ部に外嵌される凹溝を連結部材に形成するとともに、連結部材の一端部を上記両上部周壁板の一方に枢支し、この枢支部を支点に連結部材を揺動変位させることにより上記凹溝を上部周壁板の上端コーナ部に係脱するように構成したものである。
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2に記載の通い箱において、起立状態にある相隣接した上部周壁板の一方に取り付けられる取付部と、両上部側壁板の他方の側辺部を覆う被覆部とを有する補強部材を備えたものである。
請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3の何れか1項に記載の通い箱において、通い箱を構成する各壁板が遮光性および防水性を有し、この各壁板により囲まれて遮光および防水された内部に感光性樹脂版が収容されるものである。
上記請求項1に係る発明によれば、使用時には、相隣接する上部周壁板の上端コーナ部を連結部材によって連結することにより、両上部周壁板を起立状態に保持して収容量を増大させ、かつ非使用時には、上記連結部材による上端コーナ部の連結状態を解除して上部周壁板を折畳むことにより、通い箱本体を解体することなくその容積を減少させて通い箱を減容化する作業を容易に行うことができる。したがって、上記の通い箱を段ボール材等により形成した場合においても、上記減容化作業時等に紙粉が発生したり、通い箱が損傷したりするのを効果的に防止することができ、上記通い箱を多数回に亘って再使用できるという利点がある。
上記請求項2に係る発明によれば、使用時には、相隣接する上部周壁板を起立させた状態で、連結部材の一端部に設けられた枢支部を支点に連結部材を揺動変位させることにより、相隣接する上部周壁板の上端コーナ部に上記連結部材の凹溝を外嵌して両上部周壁板を連結する作業を容易に行うことができ、かつ非使用時には、上記枢支部を支点に連結部材を揺動変位させるだけで、この連結部材による上記上端コーナ部の連結状態を解除することができる。
上記請求項3に係る発明によれば、使用時には、起立状態にある相隣接した上部周壁板の側辺部を補強部材によって補強することにより、各上部周壁板の起立状態を安定して保持することができるとともに、この状態で各上部周壁板の上端コーナ部に上記連結部材を嵌着する作業を容易かつ正確に行うことができる。
上記請求項4に係る発明によれば、遮光性および防水性を有する各壁板により囲まれて遮光および防水された内部に感光性樹脂版からなる被収容物が収容されることにより、この感光性樹脂版が光または水分等による悪影響を受けるのを効果的に防止できるという利点がある。
図1は、本発明に係る通い箱の実施形態を示している。この通い箱は、長方形の底板1とその周辺部に立設された下部周壁板2a,2bとを有する通い箱本体3と、各下部周壁板2a,2bの上辺部に折り目4を介して連設された上部周壁板5a,5bと、相隣接する上部周壁板5a,5bの上端コーナ部を連結することにより両上部周壁板5a,5bを起立状態に保持する連結部材6と、起立状態にある相隣接した上部周壁板5a,5bの側辺部を補強する補強部材7と、通い箱の上端開口部を閉止する蓋体8と、上記通い箱本体3内に挿入される補強枠9と、その上方に配設される中底板10とを備えている。
上記通い箱を構成する底板1、下部周壁板2a,2b、上部周壁板5a,5b、蓋体8、補強枠9および中底板10は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル類、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド類、ポリスチレン、ポリスチレン共重合体等からなる一般的なプラスチック材、ガラス繊維等により強化された強化プラスチック材、通常の段ボール材、または表面がプラスチック材により被覆された強化段ボール材等により構成されている。
上記通い箱本体3は、各下部周壁板2a,2bの下端部に連設されたフラップ片が重ね合わされた状態で接着、テープ止めまたはステープラー止めされる等により、通常の段ボール箱と同様に形成された底板1を有するとともに、その周縁部に立設された各下部周壁板2a,2bの側辺部同士が一体に接合されて各下部周壁板2a,2bが起立状態に保持されることにより、所定高さH1を有する直方体状に形成されている。また、短辺側に位置する下部周壁板2bの壁面には、通い箱を搬送する際等に取手部となる切欠き11が設けられている。
上記各上部周壁板5a,5bは、それぞれ下部周壁板2a,2bと一体に形成されるとともに、図2に示すように、上部周壁板5a,5bと下部周壁板2a,2bとの連設部に設けられた凹条からなる折り目4を支点に揺動可能に支持されている。また、上記各上部周壁板5a,5bは、その上下寸法H2が短辺側の下部周壁板2bの幅寸法Wに対応した大きさに設定されている。
また、図3および図4に示すように、連結部材6は、プラスチック材または金属材等により下面が開口した断面逆U字状の第1係合部6aおよび第2係合部6bを有するとともに、この第1係合部6aと第2係合部6bとが直交した状態で連設されることにより、平面から見てL字状に形成されている。上記第1係合部6aの下面に設けられた凹溝12が、長辺側に位置する上部周壁板5aの上端部に外嵌された状態で、連結部材6の一端部、つまり上記第1係合部6aの基端部がヒンジピン13によって上記長辺側上部周壁板5aの上端部に枢支され、このヒンジピン13からなる枢支部を支点に上記連結部材6が揺動可能に支持されている。また、上記第1係合部6aの基端部上面には、連結部材6の揺動変位を許容するための切欠き6cが所定範囲に亘って形成されている。
そして、上記ヒンジピン13からなる枢支部を支点に連結部材6を揺動変位させることにより、図4の実線で示すように、上記第2係合部6bの下面に設けられた凹溝12を、短辺側に位置する上部周壁板5bの上端部に外嵌した状態と、図4の仮想線で示すように、上記第2係合部6bを短辺側上部周壁板5bの上端部から離間させた状態とに変位させ得るように構成されている。なお、上記連結部材6を揺動変位させることにより短辺側上部周壁板5bの上端部に対して第2係合部6bを係脱する操作を容易に行い得るようにするため、上記連結部材6の少なくとも第2係合部6bを、弾力性を有する素材により形成することが好ましい。
上記補強部材7は、プラスチック材または金属材等からなり、図5に示すように、長辺側上部周壁板5aの側辺部外面に接着、ピン止めまたはステープラー止め等の手段で取り付けられた取付部7aと、短辺側上部周壁板5bの側辺部外面を覆う被覆部7bとを有する断面L字状に形成されている。また、補強部材7の全長が、上記連結部材6の幅寸法に対応した値だけ上部周壁板5a,5bの上下寸法H2よりも短く設定されるとともに、補強部材7の被覆部7bと上記長辺側上部周壁板5aの側端面との間には、短辺側上部周壁板5bの側端部が挿入される隙間14が設けられている。
上記蓋体8は、通い箱の上端開口部を閉止する天板部8aと、その周縁部から下方に突出された所定幅の側板部8bとを有している(図1参照)。この側板部8bが上記上部周壁板5a,5bの外面に沿って外嵌されることにより、蓋体8が通い箱の上端部に嵌着されるように構成されている。
また、補強枠9は、通い箱本体3の底板1に対応した大きさの底面部9aと、その長手方向の両端部に立設された側面部9bとを有し、この側面部9bが上記通い箱本体3の短辺側下部周壁板5bに対応した大きさに形成されている。上記補強枠9が通い箱本体3内に挿入され、その底板1上に補強枠9の底面部9aが載置されることにより、通い箱本体3の底板1および下部周壁板2bが、それぞれ補強枠9の底面部9aおよび側面部9bによって補強されるように構成されている。上記中底板10は、通い箱本体3内に収容された被収容物上に載置され、あるいは補強枠9の底面部9a上に載置された状態で使用されるように構成されている。
上記のように構成された通い箱を使用する際には、相隣接する上部周壁板5a,5bを起立させた状態で、短辺側上部周壁板5bの側端部を補強部材7と長辺側上部周壁板5aとの間に形成された隙間14内に挿入することにより、両上部周壁板5a,5bを位置合わせするとともに、相隣接する上部周壁板5a,5bの揺動変位を上記補強部材7によりして各上部側壁板5a,5bを起立状態に支持する。この状態で、上記連結部材6を図4の仮想線で示す離間位置から実線で示す係合位置に揺動変位させることにより、図6に示すように、上部周壁板5a,5bの上端コーナ部を連結して各上部周壁板5a,5bを起立状態に保持する。
そして、上記通い箱の下方に位置する通い箱本体3内に補強枠9を挿入した状態で、所定の被収容物、例えば黒色のポリエチレンフィルム材等の遮光性を有するフィルム材により包装された感光性樹脂版等からなる被収容物Sを、上記通い箱本体3内に収容するとともに、上記通い箱本体3内に収容された被収容物S上に中底板10を載置した状態で、その上に被収容物Sを収容した後、上記通い箱の上端部に蓋体8を嵌着する。
また、上記通い箱の非使用時には、その内部から被収容物Sを取り出すとともに、上記連結部材6による両上部周壁板5a,5bの連結状態を解除した状態で、図7に示すように、相対向する短辺側の上部周壁部5bを、それぞれ折り目4を支点にして通い箱本体3の内方側に折畳んだ後、相対向する長辺側の上部周壁部5aを、それぞれ折り目4を支点にして上記短辺側上部周壁部5aの上に折畳むようにする。この結果、図8に示すように、通い箱は、その上下寸法が大幅に縮められて減容化されることになる。なお、上記連結部材6による両上部周壁板5a,5bの連結状態を解除し、通い箱本体3の上端開口部を開放する方向に各上部周壁板5a,5bを変位させた状態とすれば、通い箱本体3内に収容された下段の被収容物Sを容易に取り出すことが可能となる。
上記のように通い箱本体3を構成する各下部周壁板2a,2bの上辺部に折り目4を介して上部周壁板5a,5bを連設するとともに、相隣接する上部周壁板5a,5bの上端コーナ部を連結部材6により連結して両上部周壁板5a,5bを起立状態に保持するように構成したため、上記通い箱の使用時には、その上下寸法を充分に確保することにより収容量を増大させることができる。そして、通い箱の非使用時には、上記連結部材6による両上部周壁板5a,5bの連結状態を解除して、上記折り目4を支点に上部周壁板5a,5bを折畳み得るように構成したため、上部周壁板5a,5bの上下寸法H2に対応した距離だけ通い箱の上下寸法を小さくすることにより、通い箱の容積を大幅に減少させて減容化することができる。
しかも、従来技術のように通い箱本体3を解体することなく、相隣接する上部周壁板5a,5bの上端コーナ部に対して連結部材6を係脱するだけで、各上部周壁板5a,5bを起立状態に保持して通い箱の収容量を増大させる作業および各上部周壁板5a,5bを折畳んで通い箱を減容化する作業を容易に行うことができる。したがって、上記通い箱を段ボール材等により形成した場合においても、上記減容化作業時等に紙粉が発生したり、通い箱が損傷したりするのを効果的に防止することができ、上記通い箱を多数回に亘って再使用できるという利点がある。上記通い箱本体3および上部周壁板5a,5bを段ボール材により形成した場合において、上記連結部材6の係脱操作時に紙粉が発生したり、上部周壁板5a,5bの上端コーナ部が損傷したりするのを確実に防止するためには、少なくとも上部周壁板5a,5bの上端コーナ部を被覆テープにより被覆し、あるいはプラスチック材層等によってコーティングすることが好ましい。
上記実施形態では、相隣接する上部周壁板5a,5bの上端コーナ部に外嵌される凹溝12を連結部材6に形成するとともに、連結部材6の一端部をヒンジピン13によって上部周壁板5aに枢支し、このヒンジピン13からなる枢支部を支点に連結部材6を揺動変位させることにより上記凹溝12を上部周壁板5a,5bの上端コーナ部に係脱するように構成した例について説明したが、この構成に代え、図9に示すように、上記連結部材16の下面に設けられた凹溝12を上部周壁板5a,5bの上端コーナ部に外嵌することにより、相隣接した上部周壁板5a,5bを起立状態に保持するとともに、連結部材16を上部周壁板5a,5bの上端コーナ部から抜き取ることにより取り外し得るように構成してもよい。
しかし、図9に示すように、連結部材16を上部周壁板5a,5bの上端コーナ部から取り外し可能に構成した場合には、連結部材16の上記凹溝12と、上部周壁板5a,5bの上端コーナ部とを正確に位置合わせした状態で連結部材13を嵌着しなければならず、この作業が煩雑であるとともに、連結部材16を上部周壁板5a,5bの上端コーナ部から取り外した際に、この連結部材16を紛失し易いという欠点がある。
これに対して図4に示すように、上記上部周壁板5aの一方に連結部材6の基端部をヒンジピン13とにより枢支した場合には、この枢支部を支点に連結部材6を揺動変位させるだけで、上記凹溝12を上部周壁板5a,5bの上端コーナ部に対して容易かつ正確に嵌着することができる。さらに、上記連結部材6による両上部側壁板5a,5bの連結状態を解除した状態においても、上部側壁板5aと連結部材6とが一体に連結されているため、この連結部材6を紛失するという事態の発生を確実に防止できるという利点がある。
また、上記実施形態では、上部周壁板5aの側辺部に取り付けられる取付部7aと、上部側壁板5bの側辺部を覆う被覆部7bとを有する断面L字状部材かなる補強部材7により、上部周壁板5a,5bの揺動変位を規制するように構成したため、通い箱の使用時に、相隣接する上部周壁板5a,5bを起立状態に安定して支持することができるとともに、その上端コーナ部に上記連結部材6を嵌着する作業を容易かつ正確に行うことができるという利点がある。
特に、図5に示すように、補強部材7の第2側辺部7bと、長辺側上部周壁板5aの側端面との間に、短辺側上部周壁板5bの側端部が挿入される隙間14を設けた構造とした場合には、この間隙14内に短辺側上部周壁板5bの側端部を挿入して係止することにより、両上部周壁5a,5bを起立させる際に、これらを正確に位置合わせすることができるとともに、その起立状態を効果的に安定させることができるため、上記連結部材6の凹溝12を上部周壁板5a,5bの上端コーナ部に対して嵌着する作業を、より正確かつ容易に行うことができるという利点がある。
また、上記実施形態に示すように、通い箱本体3の底板1に対応した大きさの底面部9aと、その長手方向の両端部に立設された側面部9bとからなる補強枠9を設け、この補強枠9を通い箱本体3内に挿入するように構成した場合には、通い箱本体3の底板1および下部周壁板5bを補強枠9の底面部9aおよび側面部9bにより効果的に補強して被収容物Sの収納状態を安定させることができるともに、通い箱本体3に対して被収容物Sを出し入れする際に、通い箱本体3の内壁面が損傷するのを上記補強枠9により効果的に防止できるという利点がある。しかも、上記側辺部9bの上下寸法を通い箱本体3の下部周壁部5bの上限寸法H1に対応した値に設定することにより、通い箱の非使用時に上記補強枠9を通い箱本体3内に収納した状態で搬送および保管を行うことができる。
また、上記通い箱を構成する各壁板、つまり上記天板1、下部周壁板2a,2b、上部周壁板5a,5bおよび蓋体8等を、黒色顔料または紫外線吸収剤等が練り込まれたプラスチック材により形成し、または黒色顔料や紫外線吸収剤等を含有する塗料が塗布された素材あるいは黒色顔料や紫外線吸収剤等を含有するフィルム材が積層された素材により形成することにより、上記各壁板に遮光性をもたせるとともに、防水性をもたせ、この各壁板により囲まれて遮光および防水された内部に感光性樹脂版からなる被収容物Sを収容した場合には、この感光性樹脂版が光または水分等により悪影響を受けるのを効果的に防止できるという利点がある。
さらに、上記通い箱内に感光性樹脂版からなる複数の被収容物Sを収容する際に、図6に示すように、各被収容物Sを縦向きにして収容するように構成した場合には、各被収容物Sの耐衝撃性および耐埃性を効果的に向上させることができる。
なお、図10に示すように、底面部9aの長手方向の両端部に立設された一対の側面部9bの間に、1枚または複数枚の隔壁板9cを立設した構造としてもよい。この構成によれば、通い箱を満杯にするだけの被収容物Sがなく、その一部のみに被収容物Sを収納する場合においても、上記隔壁板9cにより被収容物Sの収容状態を安定させることができるという利点がある。
また、長辺側の上部周壁板5aに上記連結部材6を枢支するとともに、補強部材7の取付部7aを取り付けてなる上記実施形態に代え、上記連結部材6および補強部材7の一方もしくは両方を短辺側の上部周壁部5bに枢支あるいは固定した構造としてもよい。
1 底板
2 下部周壁板
3 通い箱本体
4 折り目
5 上部周壁板
6 連結部材
7 補強部材
12 凹溝
13 ヒンジピン(枢支部)
2 下部周壁板
3 通い箱本体
4 折り目
5 上部周壁板
6 連結部材
7 補強部材
12 凹溝
13 ヒンジピン(枢支部)
Claims (4)
- 底板とその周縁部に立設された下部周壁板とを有する通い箱本体と、各下部周壁板の上辺部に折り目を介して連設された上部周壁板と、相隣接する上部周壁板の上端コーナ部を連結して両上部周壁板を起立状態に保持する連結部材とを備え、この連結部材による上記両上部周壁板の連結状態を解除することにより上記折り目を支点に上部周壁板を折畳み可能に構成したことを特徴とする通い箱。
- 相隣接する上部周壁板の上端コーナ部に外嵌される凹溝を連結部材に形成するとともに、連結部材の一端部を上記両上部周壁板の一方に枢支し、この枢支部を支点に連結部材を揺動変位させることにより上記凹溝を上部周壁板の上端コーナ部に係脱するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の通い箱。
- 起立状態にある相隣接した上部周壁板の一方に取り付けられる取付部と、両上部側壁板の他方の側辺部を覆う被覆部とを有する補強部材を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の通い箱。
- 通い箱を構成する各壁板が遮光性および防水性を有し、この各壁板により囲まれて遮光および防水された内部に感光性樹脂版が収容されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の通い箱。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100989513B1 (ko) * | 2008-06-09 | 2010-10-22 | 이성 | 유자형 선재제품의 포장구조 및 그 포장방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |