JP2005242594A - 情報記憶媒体処理装置 - Google Patents

情報記憶媒体処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005242594A
JP2005242594A JP2004050522A JP2004050522A JP2005242594A JP 2005242594 A JP2005242594 A JP 2005242594A JP 2004050522 A JP2004050522 A JP 2004050522A JP 2004050522 A JP2004050522 A JP 2004050522A JP 2005242594 A JP2005242594 A JP 2005242594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
information storage
storage medium
card
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004050522A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Furuhata
克宏 古畑
Kazuo Uchiike
和生 内池
Shuichi Takigawa
修一 瀧川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saxa Inc
Original Assignee
Saxa Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saxa Inc filed Critical Saxa Inc
Priority to JP2004050522A priority Critical patent/JP2005242594A/ja
Publication of JP2005242594A publication Critical patent/JP2005242594A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

【課題】価値情報が書き込まれた複数の情報記憶媒体を同時に使用したときに、価値情報が使用途中の情報記憶媒体が複数生じないようにする。
【解決手段】複数の非接触ICカードの発行日情報及び価値情報を読み取るステップ(S1)と、発行日の古い順に非接触ICカードを選択するステップ(S2)と、選択された非接触ICカードの価値情報を処理するステップ(S3)と、処理済みの価値情報を前記選択された非接触ICカードに書き込むステップ(S4)とを備えている。発行日の最も古い非接触ICカードの価値情報を使い切った後に発行日が次に古い非接触ICカードの価値情報が処理される。従って、価値情報が使用途中の非接触ICカードが複数枚になることはない。
【選択図】 図3

Description

本発明は、非接触ICカード等の情報記憶媒体に対して情報の読み書きが可能な情報記憶媒体処理装置に関し、特に複数の情報記憶媒体を重ねた状態でそれらの情報記憶媒体の情報の読み取りが可能な情報記憶媒体処理装置に関する。
近年、非接触式で情報の読み書きが出来るICカードシステムが急速に普及してきている。非接触ICカード(以下、単にICカード或いはカードともいう)は、それに内蔵したIC(集積回路)にID番号などの情報を保持することができる。非接触ICカードに対して情報の書き込み及び読み出しを行うためにリーダライタが用いられる。更に、非接触ICカードとリーダライタとは、コイル形状のアンテナを用いて電磁誘導などで結合することにより、非接触で情報の書き込み及び読み出しを行うことができる。アンテナは、非接触ICカード及びリーダライタのそれぞれに設けられる。
ICカードの種類が多くなると、カード保持者が同時に携帯するICカードの枚数も増え、例えば、1つのサービスに対して1枚以上のICカードを持つようになる。特に、鉄道用のプリペイドICカード、公衆電話用のプリペイドICカード等のようなカード購入者の支払い額に応じた価値情報(鉄道用の場合は1000円、3000円等。公衆電話用の場合は度数50、100等。)が書き込まれICカードの場合、同じ種類のICカードを2枚以上携帯していれば、1枚のICカードの価値情報が0になったときに、すぐに次のICカードに切り替えることができる。このとき、非接触ICカードの場合は、カードをリーダライタと接触させる必要がないので、複数枚のカードを収納ケースに重ねた状態で入れていても、カード保持者が収納ケースをリーダライタの上にかざすことができる。
複数枚の非接触ICカードを重ねた状態で同時にリーダライタの上にかざしたとき、リーダライタは、複数枚の非接触ICカードから発信された信号を受信し、複数枚のICカードを順番に選択して処理する。そして、従来、複数枚のICカードを選択可能にした装置としては特許文献1に記載されたデータ交信装置がある。このデータ交信装置では、非接触ICカードは、交信中のリーダライタから混信発生の通知を受けると、内蔵する乱数発生アルゴリズムに従って次の送信タイミングを決定し、送信を行うので、リーダライタと複数枚の非接触ICカードとの交信のタイミングをずらすことにより、複数枚のICカードと順番に交信を行うことができる。
特開平9−198471公報
しかしながら、前述した価値情報が書き込まれた非接触ICカードを複数枚同時にリーダライタの上にかざしたときに、前述した従来の技術を適用すると、カード内の価値情報の残額にかかわらず、複数枚のICカードからランダムにカードを選択するため、1枚のICカードの価値情報の残額を使い切る前に他のICカードから価値情報が減算されてしまい、価値情報が使用途中のカードが複数枚生じてしまうという問題点がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、サービス又は商品の対価としての価値を示す価値情報が書き込まれた複数の情報記憶媒体を同時に使用したときに、価値情報が使用途中の情報記憶媒体が複数生じないようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、サービス又は商品の対価としての価値を示す価値情報及びその価値情報が最初に書き込まれた時もしくは情報記憶媒体が発行された時を示す発行時情報が記憶されている複数の情報記憶媒体を重ねた状態で、前記複数の情報記憶媒体から前記価値情報及び発行時情報を読み取る手段と、前記発行時情報に基づいて前記情報記憶媒体を選択する選択手段と、選択された情報記憶媒体の価値情報を処理する手段と、処理後の価値情報を前記情報記憶媒体に書き込む手段とを備えたことを特徴とする情報記憶媒体処理装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の情報記憶媒体処理装置において、前記選択手段は、発行時の古い情報記憶媒体から順に選択することを特徴とする情報記憶媒体処理装置である。
請求項3に係る発明は、サービス又は商品の対価としての価値を示す価値情報及びその価値情報が処理された時を示す使用時情報が記憶されている複数の情報記憶媒体を重ねた状態で、前記複数の情報記憶媒体から前記価値情報及び使用時情報を読み取る手段と、前記使用時情報に基づいて前記情報記憶媒体を選択する選択手段と、選択された情報記憶媒体の価値情報を処理する手段と、処理後の価値情報を前記情報記憶媒体に書き込む手段とを備えたことを特徴とする情報記憶媒体処理装置である。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の情報記憶媒体処理装置において、前記選択手段は、最後の使用時の新しい情報記憶媒体から順に選択することを特徴とする情報記憶媒体処理装置である。
請求項5に係る発明は、サービス又は商品の対価としての価値を示す価値情報及びその価値情報が処理された回数を示す処理回数情報が記憶されている複数の情報記憶媒体を重ねた状態で、前記複数の情報記憶媒体から前記価値情報及び処理回数情報を読み取る手段と、前記処理回数情報に基づいて前記情報記憶媒体を選択する選択手段と、選択された情報記憶媒体の価値情報を処理する手段と、処理後の価値情報を前記情報記憶媒体に書き込む手段とを備えたことを特徴とする情報記憶媒体処理装置である。
請求項6に係る発明は、請求項5記載の情報記憶媒体処理装置において、前記選択手段は、処理回数の多い情報記憶媒体から順に選択することを特徴とする情報記憶媒体処理装置である。
請求項7に係る発明は、サービス又は商品の対価としての価値を示す価値情報が記憶されている複数の情報記憶媒体を重ねた状態で、前記複数の情報記憶媒体から前記価値情報を読み取る手段と、今回の価値の減算により価値が0となる情報記憶媒体を検出する手段と、検出された情報記憶媒体の価値情報を処理する手段と、処理後の価値情報をその情報記憶媒体に書き込む手段とを備えたことを特徴とする情報記憶媒体処理装置である。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の情報記憶媒体処理装置において、前記情報記憶媒体は非接触ICカードであることを特徴とする情報記憶媒体処理装置である。
本発明によれば、複数の情報記憶媒体を重ねた状態で使用したときに、情報記憶媒体処理装置によりその内の1枚の価値情報が最初に処理されるため、価値情報が使用途中の情報記憶媒体が複数生じることはなくなる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明の第1の実施形態に係るICカード処理装置のブロック図、図2にICカードのブロック図、図3は図1のICカード処理装置の動作を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態のICカード処理装置1は、この装置の各種処理及び制御を行うCPU11と、CPU11に接続されたROM12、RAM13及びデータメモリ14と、それぞれインタフェース15、17、19を介してCPU11に接続されたリーダライタ部16、表示部18及び音声出力部20を備えている。
ROMにはCPU11が各種処理を実行するときに使用するプログラムやデータが予め格納されている。RAM13はCPU11が各種処理を実行するときに各種データ等を一時的に記憶するために使用される。データメモリ14には課金テーブル等が記憶されている。リーダライタ部15は、図示されていないCPU、メモリ(RAM、ROM、EEPROM等)、送受信回路及びアンテナを備えており、複数の非接触ICカード2-1 ・・・2-n (nは2以上の整数)と通信を行うことができる。表示部18はLCD等からなり、ICカード処理装置1のCPU11で処理された結果のデータ等が表示される。音声出力部20はスピーカ或いはブザー等からなり、非接触ICカードの読み取り時にエラー等が検出された場合に警告音を出力する。
次に非接触ICカード2-1 ・・・2-n の構成を説明するが、各非接触ICカードは同一の構成を有するので、以下、特に区別する必要がある場合を除いて非接触ICカード2とする。図2に示すように、非接触ICカード2は、CPU21と、各々がCPU21に接続されたROM22、RAM23、EEPROM24、及び送受信部25からなる。CPU21は非接触ICカード2全体の処理及び制御等を行う。ROM22にはCPU21が各種処理及び制御を実行するときに使用するプログラム等が記憶されている。RAM23はCPU21が各種処理を実行する際に発生するデータを一時的に記憶するために使用される。EEPROM24には非接触ICカード2の識別番号(IDコード)、非接触ICカード2が発行された日を示す発行日情報、非接触ICカード2を利用してサービス又は商品の提供を受けた時に支払う対価の価値を示す価値情報等がカードの発行時に書き込まれる。あるいは、価値情報が発行前に予め書き込まれており、カードの購入者がその価値情報に相当する現金を支払うことでカードの発行を受けるタイプのカードでもよい。この価値情報は、発行時にはカード購入者が支払った金額に対応する値を持っているが、カードを利用したサービス又は商品の提供を受ける度にICカード処理装置1により減額処理を受ける。送受信部25は送受信回路及びアンテナからなり、ICカード処理装置1のリーダライタ部16に接近すると、リーダライタ部16から電力の供給を受けるとともに、リーダライタ部16と信号の送受信を行う。
以上の構成を有するICカード処理装置1に複数の非接触ICカード2-1 ・・・2-n が同時に接近した場合の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。ここで、複数の非接触ICカード2-1 ・・・2-n が同時にICカード処理装置1に接近する場合とは、この明細書の「背景技術」の項で説明したような、複数枚の非接触ICカードを収納ケースに重ねた状態で入れているときに、カード保持者が収納ケースをリーダライタの上にかざす場合である。
まずICカード処理装置1は、リーダライタ部16に接近した非接触ICカード2-1 ・・・2-n の情報を読み取る(ステップS1)。複数の非接触ICカードを読み取る手順は既知のものを用いる。ステップS1 の実行により、非接触ICカード2-1 ・・・2-n のEEPROMに格納されている情報である発行日情報#1・・・#n、価値情報#1・・・#n、及びその他の情報#1・・・#nがリーダライタ部16により読み取られ、CPU11によりRAM13に記憶される。
次に、CPU11は、RAM13に記憶された各非接触ICカード2-1 ・・・2-n の発行日情報及び価値情報を調べ、価値情報が0でないICカードの中から発行日の古い順にICカードを選択する(ステップS2)。従って、第1回目は、価値情報が0ではなく、かつ発行日の最も古いICカードを選択する。次いで、選択したICカードの価値情報を処理する(ステップS3)。ここで、各ICカードが鉄道用であり、降車駅で価値情報の処理を行う場合は、乗車区間の運賃に対応する価値情報が減額される。なお、乗車区間の運賃に対応する価値情報は、データメモリ14に格納されている課金テーブルと、ICカードに”その他の情報”として書き込まれている乗車駅情報とに基づいて行われる。ここでは非接触ICカード2-1 が選択され、処理前の価値情報#1が処理後は価値情報#1*となり、RAM13に書き込まれている。なお、価値情報の処理に伴ってその他の情報の更新が必要な場合はそれを実行する。
次に、処理済みの価値情報をICカードに書き込む(ステップS4)。即ちCPU11はRAM13から処理後の価値情報#1*を読み出し、リーダライタ部16から非接触ICカード2-1 のEEPROM24に書き込むように制御する。
次いで、CPU11は次のICカードの選択が必要であるか否かを判定する(ステップS5)。ここで、次のICカードの選択が必要な場合とは、例えば1枚目に選択したICカードの価値情報の残額が今回利用したサービスの対価(鉄道の場合、乗車区間の運賃)より少なかった場合である。このような場合は、ステップS2〜S4の処理を繰り返し、そうでない場合は処理を終了する。なお、複数の非接触ICカード2-1 ・・・2-n の読み取り時(ステップS1)或いは価値情報の処理時にエラー等が発生した場合には、表示部18及び音声出力部20で警告を行う。
このように、本実施形態によれば、複数の非接触ICカードを重ねた状態で使用した場合、価値情報が0でない非接触ICカードの中から発行日の古い順に非接触ICカードを選択し、その価値情報を処理するので、発行日の最も古い非接触ICカードの価値情報を使い切った後に発行日が次に古い非接触ICカードの価値情報が処理される。従って、価値情報が使用途中の非接触ICカードが複数枚になることはない。なお、本実施形態において発行日情報よりも詳細な発行日時情報を用いてもよい。
〔第2の実施形態〕
図4は本発明の第2の実施形態に係るICカード処理装置の動作を示すフローチャートである。本実施形態におけるICカード処理装置及び非接触ICカードの構成は第1の実施形態(図1及び2)と同じである。ただし、各非接触ICカードのEEPROM24には、価値情報、カードの使用により価値情報が最後に処理された日を示す使用日情報、及びその他の情報(カードID等)が格納されている。以上の構成を有するICカード処理装置1に複数の非接触ICカード2-1 ・・・2-n が同時に接近した場合の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
まずICカード処理装置1は、リーダライタ部16に接近した非接触ICカード2-1 ・・・2-n の情報を読み取る(ステップS11)。ステップS1 1の実行により、非接触ICカード2-1 ・・・2-n のEEPROMに格納されている情報である使用日情報#1・・・#n、価値情報#1・・・#n、及びその他の情報#1・・・#nがリーダライタ部16により読み取られ、CPU11によりRAM13に記憶される。
次に、CPU11は、RAM13に記憶された各非接触ICカード2-1 ・・・2-n の使用日情報及び価値情報を調べ、価値情報が0でないICカードの中から使用日の新しい順にICカードを選択する(ステップS12)。従って、第1回目は、価値情報が0ではなく、かつ使用日の最も新しいICカードを選択する。次いで、選択したICカードの価値情報を処理し、使用日情報を更新する(ステップS13)。ここでは非接触ICカード2-1 が選択され、処理前の価値情報#1が処理後は価値情報#1*となるとともに、処理前の使用日情報#1が処理後は使用日情報#1*となり、RAM13に書き込まれている。なお、価値情報及び使用日情報の処理に伴ってその他の情報の更新が必要な場合はそれを実行する。
次に、処理済みの価値情報及び更新済みの使用日情報をICカードに書き込む(ステップS14)。その後、次のICカードの選択が必要であるか否かを判定し(ステップS15)、必要と判定した場合はステップS12〜S14の処理を繰り返し、そうでない場合は処理を終了する。ステップS14及びS15の処理の詳細は第1の実施形態のステップS4及びS5と同様である。
このように、本実施形態によれば、複数の非接触ICカードを重ねた状態で使用した場合、価値情報が0でない非接触ICカードの中から使用日の新しい順に非接触ICカードを選択し、その価値情報を処理するので、使用日の最も新しい非接触ICカードの価値情報を使い切った後に使用日が次に新しい非接触ICカードの価値情報が処理される。従って、価値情報が使用途中の非接触ICカードが複数枚になることはない。なお、本実施形態において、価値情報が最後に処理された日を示す情報を使用日情報とする代わりに最近の複数回の処理日を示す情報を使用日情報とし、それらの組み合わせによりICカードの選択の順序を決定してもよい。
〔第3の実施形態〕
図5は本発明の第3の実施形態に係るICカード処理装置の動作を示すフローチャートである。本実施形態におけるICカード処理装置及び非接触ICカードの構成は第1の実施形態(図1及び2)と同じである。ただし、各非接触ICカードのEEPROM24には、価値情報、カードの使用により価値情報が処理された回数示す処理回数情報、及びその他の情報(カードID等)が格納されている。以上の構成を有するICカード処理装置1に複数の非接触ICカード2-1 ・・・2-n が同時に接近した場合の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
まずICカード処理装置1は、リーダライタ部16に接近した非接触ICカード2-1 ・・・2-n の情報を読み取る(ステップS21)。ステップS21の実行により、非接触ICカード2-1 ・・・2-n にのEEPROMに格納されている情報である処理回数情報#1・・・#n、価値情報#1・・・#n、及びその他の情報#1・・・#nがリーダライタ部16により読み取られ、CPU11によりRAM13に記憶される。
次に、CPU11は、RAM13に記憶された各非接触ICカード2-1 ・・・2-n の処理回数情報及び価値情報を調べ、価値情報が0でないICカードの中から処理回数の多い順にICカードを選択する(ステップS22)。従って、第1回目は、価値情報が0ではなく、かつ処理回数の最も多いICカードを選択する。次いで、選択したICカードの価値情報を処理し、処理回数情報を更新する(ステップS13)。ここでは非接触ICカード2-1 が選択され、処理前の価値情報#1が処理後は価値情報#1*となるとともに、処理前の処理回数情報#1が処理後は処理回数情報#1*となり、RAM13に書き込まれる。なお、価値情報及び処理回数情報の処理に伴ってその他の情報の更新が必要な場合はそれを実行する。
次に、処理済みの価値情報及び更新済みの処理回数情報をICカードに書き込む(ステップS24)。その後、次のICカードの選択が必要であるか否かを判定し(ステップS25)、必要と判定した場合はステップS22〜S24の処理を繰り返し、そうでない場合は処理を終了する。ステップS24及びS25の処理の詳細は第1の実施形態のステップS4及びS5と同様である。
このように、本実施形態によれば、複数の非接触ICカードを重ねた状態で使用した場合、価値情報が0でない非接触ICカードの中から処理回数の多い順に非接触ICカードを選択し、その価値情報を処理するので、処理回数の最も多い非接触ICカードの価値情報を使い切った後に処理回数が次に多い非接触ICカードの価値情報が処理される。従って、価値情報が使用途中の非接触ICカードが複数枚になることはない。
〔第4の実施形態〕
図6は本発明の第4の実施形態に係るICカード処理装置の動作を示すフローチャートである。本実施形態におけるICカード処理装置及び非接触ICカードの構成は第1の実施形態(図1及び2)と同じである。ただし、各非接触ICカードのEEPROM24には、発行日情報、価値情報及びその他の情報(カードID等)が格納されている。本実施形態において、ICカード処理装置1に複数の非接触ICカード2-1 ・・・2-n が同時に接近した場合の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
まずICカード処理装置1は、リーダライタ部16に接近した非接触ICカード2-1 ・・・2-n の情報を読み取る(ステップS31)。ステップS31 の実行により、非接触ICカード2-1 ・・・2-n のEEPROMに格納されている情報である価値情報#1・・・#n、発行日情報#1・・・#n、及びその他の情報#1・・・#nがリーダライタ部16により読み取られ、CPU11によりRAM13に記憶される。
次に、CPU11は、RAM13に記憶された各非接触ICカード2-1 ・・・2-n の価値情報から、今回提供を受けたサービスの対価に相当する価値を減算する(ステップS32)。次いで、減算後の価値情報が0になるICカードの有無を判定する(ステップS33)。減算後の価値情報が0になるICカードがあった場合は、そのICカードを選択し(ステップS34)、選択したICカードの価値情報を処理する(ステップS35)。そして、処理済みの価値情報をICカードに書き込み(ステップS36)、処理を終了する。ここで、ステップS35及びS36の内容は第1の実施形態におけるステップS3及びS4と同様である。ここでは非接触ICカード2-1 が選択され、非接触ICカード2-1 のEEPROMには価値情報0(価値情報#1=”0”)が書き込まれる。
ステップS33で、減算後の価値情報が0になるICカードがないと判定された場合は、発行日情報に基づく処理を実行する(ステップS37)。この処理の内容は第1の実施形態におけるステップS2〜S5と同じである。なお、発行日情報に基づく処理の代わりに使用日情報に基づく処理(第2の実施形態)又は処理回数情報に基づく処理(第3の実施形態)を実行するように構成してもよい。
このように、本実施形態によれば、複数の非接触ICカードを重ねた状態で使用した場合、今回のサービスの対価に相当する価値を減算することで価値情報が0になるカードを選択して価値情報を処理し、価値情報が0になるカードがなかったときは、発行日情報等に基づいてカードを選択して価値情報を処理するので、価値情報が使用途中のICカードが複数枚になることはない。
なお、以上説明した第1乃至第3の実施形態では、各々1つの情報(発行日情報又は使用日情報又は処理回数情報の何れか1つ)に基づいて複数枚のカードを選択する順序を決定しているが、例えば発行日情報が同じ古さのカードが複数枚存在した場合には使用日情報を併用する等、2つ又は3つの情報を組み合わせるように構成してもよい。
本発明の第1の実施形態に係るICカード処理装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るICカードのブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るICカード処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るICカード処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るICカード処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係るICカード処理装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・ICカード処理装置、2・・・非接触ICカード、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、16・・・リーダライタ部。

Claims (8)

  1. サービス又は商品の対価としての価値を示す価値情報及びその価値情報が最初に書き込まれた時もしくは情報記憶媒体が発行された時を示す発行時情報が記憶されている複数の情報記憶媒体を重ねた状態で、前記複数の情報記憶媒体から前記価値情報及び発行時情報を読み取る手段と、前記発行時情報に基づいて前記情報記憶媒体を選択する選択手段と、選択された情報記憶媒体の価値情報を処理する手段と、処理後の価値情報を前記情報記憶媒体に書き込む手段とを備えたことを特徴とする情報記憶媒体処理装置。
  2. 前記選択手段は、発行時の古い情報記憶媒体から順に選択することを特徴とする請求項1記載の情報記憶媒体処理装置。
  3. サービス又は商品の対価としての価値を示す価値情報及びその価値情報が処理された時を示す使用時情報が記憶されている複数の情報記憶媒体を重ねた状態で、前記複数の情報記憶媒体から前記価値情報及び使用時情報を読み取る手段と、前記使用時情報に基づいて前記情報記憶媒体を選択する選択手段と、選択された情報記憶媒体の価値情報を処理する手段と、処理後の価値情報を前記情報記憶媒体に書き込む手段とを備えたことを特徴とする情報記憶媒体処理装置。
  4. 前記選択手段は、最後の使用時の新しい情報記憶媒体から順に選択することを特徴とする請求項3記載の情報記憶媒体処理装置。
  5. サービス又は商品の対価としての価値を示す価値情報及びその価値情報が処理された回数を示す処理回数情報が記憶されている複数の情報記憶媒体を重ねた状態で、前記複数の情報記憶媒体から前記価値情報及び処理回数情報を読み取る手段と、前記処理回数情報に基づいて前記情報記憶媒体を選択する選択手段と、選択された情報記憶媒体の価値情報を処理する手段と、処理後の価値情報を前記情報記憶媒体に書き込む手段とを備えたことを特徴とする情報記憶媒体処理装置。
  6. 前記選択手段は、処理回数の多い情報記憶媒体から順に選択することを特徴とする請求項5記載の情報記憶媒体処理装置。
  7. サービス又は商品の対価としての価値を示す価値情報が記憶されている複数の情報記憶媒体を重ねた状態で、前記複数の情報記憶媒体から前記価値情報を読み取る手段と、今回の価値の減算により価値が0となる情報記憶媒体を検出する手段と、検出された情報記憶媒体の価値情報を処理する手段と、処理後の価値情報をその情報記憶媒体に書き込む手段とを備えたことを特徴とする情報記憶媒体処理装置。
  8. 前記情報記憶媒体は非接触ICカードであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報記憶媒体処理装置。
JP2004050522A 2004-02-25 2004-02-25 情報記憶媒体処理装置 Pending JP2005242594A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004050522A JP2005242594A (ja) 2004-02-25 2004-02-25 情報記憶媒体処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004050522A JP2005242594A (ja) 2004-02-25 2004-02-25 情報記憶媒体処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005242594A true JP2005242594A (ja) 2005-09-08

Family

ID=35024284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004050522A Pending JP2005242594A (ja) 2004-02-25 2004-02-25 情報記憶媒体処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005242594A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2028628A3 (en) * 2007-08-23 2009-10-21 Sony Corporation Electronic wallet device, communication method, and program
EP2028629A3 (en) * 2007-08-23 2009-10-28 Sony Corporation Electronic wallet device and communication method
US8011588B2 (en) 2007-08-23 2011-09-06 Sony Corporation Electronic wallet device and method of using electronic value

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2028628A3 (en) * 2007-08-23 2009-10-21 Sony Corporation Electronic wallet device, communication method, and program
EP2028629A3 (en) * 2007-08-23 2009-10-28 Sony Corporation Electronic wallet device and communication method
US7980458B2 (en) 2007-08-23 2011-07-19 Sony Corporation Electronic wallet device and communication method
US8011588B2 (en) 2007-08-23 2011-09-06 Sony Corporation Electronic wallet device and method of using electronic value

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130282459A1 (en) Methods and apparatus for standard approach to coupon selection
JP4864564B2 (ja) 代金精算システム
JP2007035008A (ja) 電波方式認識読取・書き込み装置およびそれを用いた電子決済方法
US20140191029A1 (en) Methods, apparatus, computer program products and articles for use in providing human understandable indication of account balance
CN101675443A (zh) 显示设备、显示方法及程序
JP2007102317A (ja) 自動販売機
JP2008134890A (ja) 電子マネー決済処理方法及び電子マネー決済処理システム
JP2007199894A (ja) 自動販売機
JP4743025B2 (ja) 自動販売機
JP2009230626A (ja) 電子マネーの付加サービス情報提供装置及び電子マネー決済端末装置
JP2005242594A (ja) 情報記憶媒体処理装置
JP2008052427A (ja) 非接触icカード用リーダライタ及び自動販売機管理システム
JP5103594B2 (ja) 自動販売機
JP2004318707A (ja) 非接触icカードを用いた決済方法および装置
JP2008028852A (ja) 情報処理端末、データ選択処理方法、およびプログラム
JP2008299575A (ja) 自動販売機
JP5365177B2 (ja) 電子マネー取引端末、電子マネー取引方法およびそのプログラム
JP2009110202A (ja) 電子財布装置、通信方法、およびプログラム
JP3918856B1 (ja) 自動販売機の制御装置
JP2008269328A (ja) 自動販売機、電子マネーシステム、及び自動販売機の決済方法
JP6160309B2 (ja) 売上データ処理装置及びプログラム
JP6039191B2 (ja) 決済管理装置、決済管理方法、及び決済管理プログラム
JPH10208005A (ja) データアクセス装置
JP2012190486A (ja) 表示装置、表示方法及びプログラム
JP6421841B2 (ja) 売上データ処理装置、取引データ処理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051031

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090402

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090609