JP2005224062A - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発電装置による発電出力の増大が、騒音の発生を抑制し、かつ、寿命上の問題を生じないようにして達成できるようにする。
【解決手段】 発電機2が磁石8を支持する第1ロータ9と、磁石8に対向する発電用コイル10を支持する第2ロータ11とを備える。エンジン3が、第1ロータ9を一方向Aに回転駆動させ、第2ロータ11を一方向Aとは反対方向Bに回転駆動させる。第1ロータ9が、第1回転軸14と、この第1回転軸14の自由端部にテーパ嵌合して支持され磁石8を支持するヨーク16とを備え、第2ロータ11が、第2回転軸19と、この第2回転軸19の自由端部にテーパ嵌合してコイル10を支持するコア21とを備える。軸心7の軸方向で、第1回転軸14と第2回転軸19の各自由端が互いに近接して対向するよう第1、第2ロータ9,11を配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発電機が有する第1、第2ロータをエンジンにより互いに逆回転駆動させて発電させるようにした発電装置に関するものである。
上記発電装置には、従来、下記特許文献1に示されたものがある。この公報のものによれば、上記発電装置は、発電機と、この発電機を駆動するエンジンとを備えている。また、上記発電機は、一般に、磁石を支持して軸心回りに回転可能となるよう固定側部材に支承されるロータと、上記磁石に対向するよう上記固定側部材に支持される発電用コイルとを備え、上記ロータが上記エンジンにより駆動可能とされている。上記エンジンを駆動させて、ロータを回転させれば、上記軸心回りで磁石がコイルに対し相対運動し、これに伴いこのコイルに電流が生じて出力され、つまり、上記発電装置による発電が行われる。
特開平8−80095号公報
ところで、上記発電機の発電出力はロータの回転数に比例するため、上記発電出力を増加させようとする場合には、第1に、エンジンをより高速回転域で駆動させて、上記ロータを高速回転(例えば、8500rpm)させることが行われる。しかし、このようにエンジンを高速回転域で駆動させると、このエンジンから発生する騒音は、低、中速回転域での騒音に比べて急激に高くなるため、この発電装置の周りの作業環境が著しく低下するおそれを生じる。
そこで、第2に、エンジンの出力をベルト巻掛伝動手段などにより増速することにより、上記エンジンの回転数を低く抑制して上記ロータを高速回転させるようにすれば、エンジンから発生する騒音を低く抑制して発電出力を増加させることができる。しかし、上記したいずれの場合でも、慣性力は速度の2乗に比例するため、上記のように高速回転させたロータには大きい慣性力が生じがちとなり、このロータの振動が大きくなって、軸受に対する負荷が大きくなるなど発電装置に寿命上の問題点を生じるおそれがある。
そこで、第3に、上記した諸問題の発生を防止しつつ、発電出力を増加させるため、上記発電機が、磁石を支持して軸心回りに回転可能となるよう支承される第1ロータと、上記軸心回りに回転可能となるよう支承されて上記磁石に対向する発電用コイルを支持する第2ロータとを備え、上記エンジンが、上記第1ロータを上記軸心回りの一方向に回転駆動させる一方、上記第2ロータを上記軸心回りの上記一方向とは反対方向に回転駆動させるようにして、上記エンジンの駆動により上記第1、第2ロータを互いに逆回転させるようにすることが考えられる。
このようにすれば、上記第1、第2ロータのそれぞれの回転数は小さくても、これら両ロータの相対速度は大きくなり、よって、一方のロータのみを回転させていた従来の技術に比べて発電出力を飛躍的に増大させることができる。また、このような発電出力の増大は、上記第1、第2ロータを互いに逆転させることにより得られたものであってロータの回転数を単に高速にさせたものではない。つまり、上記第1、第2ロータを回転駆動させるエンジンをより低い回転数で駆動させても、発電出力を増大させることができることから、この発電出力の増大は、上記エンジンから発生する騒音を小さく抑制して達成できる。
また、上記したように、発電出力の増大は、それぞれのロータの回転数を高速にさせることには依らないため、これらロータの回転数を低く抑制してこれらロータに大きい振動が生じないようにでき、よって、発電装置における寿命上の問題の発生を防止して、上記発電出力の増大を達成できる。
ところで、上記したように第1、第2ロータを共に回転するものとすると、発電装置の組み立て作業が煩雑になるおそれを生じると共に、この発電装置が大形化するおそれも生じる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、発電装置による発電出力の増大が、騒音の発生を抑制し、かつ、寿命上の問題を生じないようにして達成できるようにすることである。
また、本発明の他の目的は、発電装置の組み立て作業が容易にできるようにすると共に、発電装置をコンパクトにさせることである。
更に、本発明の更に他の目的は、発電装置の全体的な剛性を向上させることである。
請求項1の発明は、発電機2と、この発電機2を駆動するエンジン3とを備えた発電装置において、
上記発電機2が、磁石8を支持して軸心7回りに回転可能となるよう支承される第1ロータ9と、上記軸心7回りに回転可能となるよう支承されて上記磁石8に対向する発電用コイル10を支持する第2ロータ11とを備え、
上記エンジン3が、上記第1ロータ9を上記軸心7回りの一方向Aに回転駆動させる一方、上記第2ロータ11を上記軸心7回りの上記一方向Aとは反対方向Bに回転駆動させるようにし、
上記第1ロータ9が、上記軸心7上に位置する第1回転軸14と、この第1回転軸14の自由端部にテーパ嵌合して支持され上記磁石8を支持するヨーク16とを備える一方、上記第2ロータ11が、上記軸心7上に位置する第2回転軸19と、この第2回転軸19の自由端部にテーパ嵌合して上記コイル10を支持するコア21とを備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記軸心7の軸方向で、上記第1回転軸14と第2回転軸19の各自由端が互いに近接して対向するよう上記第1、第2ロータ9,11を配置したものである。
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記軸心7の軸方向で、上記ヨーク16における上記第2ロータ11側の端部を上記第1回転軸14の自由端よりも上記第2ロータ11側に突出させると共に、上記コア21における上記第1ロータ9側の端部を上記第2回転軸19の自由端よりも上記第1ロータ9側に突出させたものである。
請求項4の発明は、請求項1から3のうちいずれか1つの発明に加えて、上記エンジン3が、上記第1ロータ9を上記軸心7回りの一方向Aに回転駆動させる第1エンジン27と、上記第2ロータ11を上記軸心7回りの上記一方向Aとは反対方向Bに回転駆動させる第2エンジン28とを備えたものである。
請求項5の発明は、請求項4の発明に加えて、上記第2エンジン28が、クランクケース35と、上記軸心7上で上記クランクケース35に支承されるクランク軸38とを備えて、このクランク軸38に上記第2回転軸19を一体成形し、上記クランクケース35が、上記クランク軸38を複数の軸受36,37により支承するクランクケース本体35aと、このクランクケース本体35aから上記第1エンジン27側に向かって突出すると共に、上記クランクケース本体35aに嵌脱可能に嵌合して上記第2回転軸19を他の軸受48により支承する突出部材59とを備え、
上記クランク軸38と第2回転軸19とが上記複数の軸受36,37と他の軸受48とを介し上記クランクケース本体35aと突出部材59とを互いに連結して、これらクランクケース本体35aと突出部材59との互いの嵌合状態を維持するようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項4、もしくは5の発明に加えて、上記第2エンジン28が、クランクケース35と、上記軸心7上で上記クランクケース35に支承されるクランク軸38とを備えて、このクランク軸38に上記第2回転軸19を一体成形し、上記クランクケース35が、上記クランク軸38を複数の軸受36,37により支承するクランクケース本体35aと、このクランクケース本体35aから上記第1エンジン27側に向かって突出し、上記第2回転軸19を他の軸受48により支承する突出部材59とを備え、上記複数の軸受36,37のうち、上記第1エンジン27側の軸受37と、上記他の軸受48との間の上記第2回転軸19の部分に上記コイル10と電気的に接続されるスリップリング61を設けたものである。
請求項7の発明は、請求項6の発明に加えて、上記クランクケース本体35aに支持されて上記スリップリング61を摺接させるブラシ62を設け、上記クランクケース本体35aに対し、上記突出部材59を別体に成形して、この突出部材59を上記クランクケース本体35aに支持させたものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、発電機と、この発電機を駆動するエンジンとを備えた発電装置において、
上記発電機が、磁石を支持して軸心回りに回転可能となるよう支承される第1ロータと、上記軸心回りに回転可能となるよう支承されて上記磁石に対向する発電用コイルを支持する第2ロータとを備え、
上記エンジンが、上記第1ロータを上記軸心回りの一方向に回転駆動させる一方、上記第2ロータを上記軸心回りの上記一方向とは反対方向に回転駆動させるようにしている。
このため、上記エンジンを駆動させて、上記第1ロータを一方向に回転させる一方、上記第2ロータを反対方向に回転させれば、上記磁石とコイルとが相対運動し、これに伴いこのコイルに電流が生じ、これが出力され、つまり、上記発電装置による発電が行われる。
上記の場合、第1、第2ロータは互いに逆回転させられるため、これら個々のロータの回転数は小さくても、これら両ロータの相対速度は大きくなり、よって、一方のロータのみを上記と同じ回転数で回転させた場合の従来の技術に比べて発電出力を倍増できるなど、発電出力を飛躍的に増大させることができる。また、このような発電出力の増大は、上記第1、第2ロータを互いに逆転させることにより得られたものであってロータの回転数を単に高速にさせたものではない。つまり、上記第1、第2ロータを回転駆動させるエンジンをより低い回転数で駆動させても、発電出力を増大させることができることから、この発電出力の増大は、上記エンジンから発生する騒音を小さく抑制して達成できる。
また、上記したように、発電出力の増大は、それぞれのロータの回転数を高速にさせることには依らないため、これらロータの回転数を低く抑制してこれらロータに大きい振動が生じないようにでき、よって、発電装置における寿命上の問題点の発生を防止して、上記発電出力の増大を達成できる。
また、上記第1ロータが、上記軸心上に位置する第1回転軸と、この第1回転軸の自由端部にテーパ嵌合して支持され上記磁石を支持するヨークとを備える一方、上記第2ロータが、上記軸心上に位置する第2回転軸と、この第2回転軸の自由端部にテーパ嵌合して上記コイルを支持するコアとを備えている。
このため、上記第1、第2ロータの組み立て作業時には、上記第1、第2回転軸に対し上記ヨークとコアとをテーパ嵌合させれば、これらヨークとコアとは自動的に上記第1、第2回転軸の軸心上に配置されるのであって、この組み立て作業は容易にでき、つまり、発電装置の組み立て作業が容易にできる。
請求項2の発明は、上記軸心の軸方向で、上記第1回転軸と第2回転軸の各自由端が互いに近接して対向するよう上記第1、第2ロータを配置してある。
このため、上記軸心の軸方向で、第1回転軸と第2回転軸とが互いに近接する分、上記発電装置をコンパクトな構成にできる。
請求項3の発明は、上記軸心の軸方向で、上記ヨークにおける上記第2ロータ側の端部を上記第1回転軸の自由端よりも上記第2ロータ側に突出させると共に、上記コアにおける上記第1ロータ側の端部を上記第2回転軸の自由端よりも上記第1ロータ側に突出させてある。
即ち、上記ヨークに支持される磁石と、コアに支持されるコイルとを互いに対向させようとして、上記ヨークとコアとを上記第1、第2回転軸の自由端から共に突出させたのであり、このため、上記ヨークとコアとのうち、いずれか一方だけを一方の回転軸の自由端から大きく突出させる、ということが防止されて、この一方の回転軸に負荷が集中する、ということが防止される。よって、発電機の剛性が確保されて、発電装置の全体的な剛性が向上し、この結果、発電装置の駆動時に、この発電装置に振動の生じることが防止されて、この発電装置に所望の寿命が確保される。
請求項4の発明は、上記エンジンが、上記第1ロータを上記軸心回りの一方向に回転駆動させる第1エンジンと、上記第2ロータを上記軸心回りの上記一方向とは反対方向に回転駆動させる第2エンジンとを備えている。
このため、上記第1、第2ロータはそれぞれ互いに別体の第1、第2エンジンにより駆動させられることから、仮に、上記第1、第2エンジンのうち、一方のエンジンに運転不良が生じた場合には、他方のエンジンを駆動させることにより発電装置の運転の続行ができる、という利点がある。
請求項5の発明は、上記第2エンジンが、クランクケースと、上記軸心上で上記クランクケースに支承されるクランク軸とを備えて、このクランク軸に上記第2回転軸を一体成形し、上記クランクケースが、上記クランク軸を複数の軸受により支承するクランクケース本体と、このクランクケース本体から上記第1エンジン側に向かって突出すると共に、上記クランクケース本体に嵌脱可能に嵌合して上記第2回転軸を他の軸受により支承する突出部材とを備えている。
このため、上記第2ロータの第2回転軸は上記他の軸受と突出部材とを介して上記クランクケース本体に支承されることから、上記第2ロータはクランク軸と共に上記クランクケースに強固に支承される。よって、上記発電装置の第2エンジンの駆動時に、この第2エンジンに振動の生じることが防止されて、発電装置に所望の寿命が確保される。
また、上記したように、突出部材はクランクケース本体に対し嵌脱可能とされている。
このため、発電装置の組み立て作業時に、上記クランクケース本体に複数の軸受により上記クランク軸を支承させるときには、まず、上記クランクケース本体から突出部材を離脱させる。すると、この突出部材が邪魔になることなく、上記クランクケース本体に対しクランク軸を容易に支承させることができる。そして、その後、上記クランクケース本体に突出部材を嵌合させると共に、この突出部材に上記他の軸受により上記第2回転軸を支承させれば、上記クランクケースへのクランク軸と第2回転軸との支承が完了する。よって、上記発電装置の組み立て作業が容易にできる。
また、上記クランク軸と第2回転軸とが上記複数の軸受と他の軸受とを介し上記クランクケース本体と突出部材とを互いに連結して、これらクランクケース本体と突出部材との互いの嵌合状態を維持するようにしてある。
このため、上記したように、クランクケースに対し上記複数の軸受と他の軸受とによりクランク軸と第2回転軸とを支承させるよう組み付けると、上記クランクケース本体と突出部材との互いの嵌合状態が維持されることとなり、つまり、第2ロータと第2エンジンとが一体的な組み合せ体となる。
よって、その後、上記第1エンジンに対し第2エンジンを組み付けようとするときには、この第2エンジンのクランクケース本体から突出部材が無意図的に離脱するということが防止される。このため、このような不意の離脱に留意しないで足りる分、上記発電装置の組み立て作業が、更に容易にできる。
請求項6の発明は、上記第2エンジンが、クランクケースと、上記軸心上で上記クランクケースに支承されるクランク軸とを備えて、このクランク軸に上記第2回転軸を一体成形し、上記クランクケースが、上記クランク軸を複数の軸受により支承するクランクケース本体と、このクランクケース本体から上記第1エンジン側に向かって突出し、上記第2回転軸を他の軸受により支承する突出部材とを備え、上記複数の軸受のうち、上記第1エンジン側の軸受と、上記他の軸受との間の上記第2回転軸の部分に上記コイルと電気的に接続されるスリップリングを設けている。
このため、上記スリップリングは上記軸受と他の軸受とにより上記クランクケースに対し両持ち支持される。よって、上記第2回転軸は上記スリップリングを設ける分、長くはなるが、上記クランクケースに対し強固に支持され、このため、発電装置の全体的な剛性が向上し、この結果、発電装置の駆動時に、この発電装置に振動の生じることが防止されて、この発電装置に所望の寿命が確保される。
請求項7の発明は、上記クランクケース本体に支持されて上記スリップリングを摺接させるブラシを設け、上記クランクケース本体に対し、上記突出部材を別体に成形して、この突出部材を上記クランクケース本体に支持させてある。
このため、発電装置の組み立て作業時には、まず、上記クランクケース本体にクランク軸と第2回転軸とを上記複数の軸受により支承させ、次に、上記第2回転軸に設けたスリップリングの径方向の外方からこのスリップリングの外周表面に上記ブラシを接合させた状態で、このブラシを上記クランクケース本体に支持させる。つまり、上記軸心回りに回転するスリップリングを摺接可能とさせるようブラシを取り付ける。
次に、上記クランクケース本体に対し上記突出部材を支持させると共に、この突出部材に対し上記他の軸受により上記第2回転軸の自由端部側を支承させ、その後、この第2回転軸の自由端部に上記第2ロータを支持させればよい。
ここで、上記した発電装置の組み立て作業時において、上記スリップリングとブラシとを、仮に、軸心の軸方向で接合させるという作業が必要であるとすると、この作業によって、上記スリップリングの外周表面に対しブラシが上記軸心の軸方向に摺動して、上記スリップリングの外周表面やブラシを互いに損傷させるおそれが生じる。
しかし、上記したように、発電装置の組み立て作業時には、スリップリングの外周表面へのブラシの接合は、上記スリップリングの径方向外方からすることができて、上記損傷が回避されるのであり、よって、その分、発電装置の組み立て作業が容易にできる。
本発明の発電装置に関し、発電装置による発電出力の増大が、騒音の発生を抑制し、かつ、寿命上の問題を生じないようにして達成できるようにし、かつ、発電装置の組み立て作業が容易にできるようにすると共に、発電装置をコンパクトにさせる、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、発電装置は、発電機と、この発電機を駆動するエンジンとを備えた発電装置において、
上記発電機が、磁石を支持して軸心回りに回転可能となるよう支承される第1ロータと、上記軸心回りに回転可能となるよう支承されて上記磁石に対向する発電用コイルを支持する第2ロータとを備えている。
上記エンジンが、上記第1ロータを上記軸心回りの一方向に回転駆動させる一方、上記第2ロータを上記軸心回りの上記一方向とは反対方向に回転駆動させる。上記第1ロータが、上記軸心上に位置する第1回転軸と、この第1回転軸の自由端部にテーパ嵌合して支持され上記磁石を支持するヨークとを備える一方、上記第2ロータが、上記軸心上に位置する第2回転軸と、この第2回転軸の自由端部にテーパ嵌合して上記コイルを支持するコアとを備える。上記軸心の軸方向で、上記第1回転軸と第2回転軸の各自由端が互いに近接して対向するよう上記第1、第2ロータが配置されている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は発電装置で例示される発電装置で、この発電装置1は、発電機2と、この発電機2を駆動する4サイクル内燃機関であるエンジン3と、このエンジン3を直接的に支持する基台である固定側部材4とを備え、この固定側部材4に対し、上記エンジン3を介し上記発電機2が支持されている。
上記発電機2は、ある一つの水平な軸心7上に位置して、この軸心7の周方向に複数配置される永久磁石8を支持する第1ロータ9と、上記軸心7上に位置して、この軸心7の周方向に複数配置される発電用コイル10を支持する第2ロータ11とを備え、上記各磁石8とコイル10とは上記軸心7の径方向で互いに近接して対向し、上記第1ロータ9と第2ロータ11とは、上記軸心7回りでそれぞれ個別に回転可能となるよう上記固定側部材4側に支承されている。
上記第1ロータ9は、上記軸心7上に位置する第1回転軸14と、この第1回転軸14の自由端部に嵌脱可能にテーパ嵌合して支持され、この第1回転軸14の自由端に設けられる締結具15により、上記第1回転軸14に着脱可能に固着される椀形状で鉄鋼製のヨーク16とを備え、このヨーク16の内周面に上記磁石8が支持されている。
上記第2ロータ11は、上記軸心7上に位置する第2回転軸19と、この第2回転軸19の自由端部に嵌脱可能にテーパ嵌合して支持され、この第2回転軸19の自由端に設けられる締結具20により上記第2回転軸19に着脱可能に固着され、上記各コイル10を巻回させて支持する積層電磁鋼板製のコア21とを備えている。
上記エンジン3は、上記第1ロータ9を上記軸心7回りの一方向Aに回転駆動させる第1エンジン27と、上記第2ロータ11を上記軸心7回りの上記一方向Aとは反対方向Bに回転駆動させる第2エンジン28とを備え、上記第1エンジン27を支持する固定側部材4と、第2エンジン28を支持する固定側部材4とは互いに個別に設けられている。
上記軸心7の軸方向で、上記第1回転軸14と第2回転軸19の各自由端が互いに近接して対向するよう上記第1、第2ロータ9,11が配置されている。上記軸心7の軸方向で、上記ヨーク16における上記第2ロータ11(第2エンジン28)側の端部が、上記第1回転軸14の自由端よりも上記第2ロータ11(第2エンジン28)側に突出させられると共に、上記コア21(および/もしくはコイル10)における上記第1ロータ9(第1エンジン27)側の端部が、上記第2回転軸19の自由端よりも上記第1ロータ9(第1エンジン27)側に突出させられている。
上記発電装置1は、上記第1エンジン27を上記一方向Aへ回転させて始動させる第1始動装置29と、上記第2エンジン28を上記反対方向Bへ回転させて始動させる第2始動装置30と、上記第1エンジン27と第1始動装置29との間に介設されて、上記第1エンジン27を介し上記第1ロータ9の上記一方向Aへのみの回転を許容する第1ワンウェイクラッチ31と、上記第2エンジン28と第2始動装置30との間に介設されて、上記第2エンジン28を介し上記第2ロータ11の上記反対方向Bへのみの回転を許容する第2ワンウェイクラッチ32とを備えている。なお、上記第1、第2ワンウェイクラッチ31,32は、これらのうち、いずれか一方のワンウェイクラッチのみを設けてもよい。
上記第1エンジン27は、上記固定側部材4に支持されるアルミニウム合金鋳造製のクランクケース35と、上記軸心7回りに回転可能となるよう上記クランクケース35に複数(一対)の軸受36,37により支承されるクランク軸38と、上記シリンダ39から鉛直方向で上方に向かって突出するアルミニウム合金鋳造製のシリンダ39と、このシリンダ39に嵌入されるピストン40と、上記クランク軸38とピストン40とを互いに連動連結させる連接棒41と、上記シリンダ39内の燃焼室42を外部に向かって連通させる不図示の吸、排気通路と、これら吸、排気通路をそれぞれ開閉させる吸、排気弁43とを備えている。上記第1ロータ9の第1回転軸14は、上記第1エンジン27のクランク軸38における上記第2エンジン28側の一端部に一体成形され、上記クランクケース35とシリンダ39とは上記第1エンジン27の外殻部材45を構成している。
また、上記第1エンジン27は、上記吸気通路を通し上記第1エンジン27内に燃料を供給する気化器など不図示の燃料供給手段と、上記吸気通路の開度(スロットル開度)を調整可能とする不図示のスロットル弁とを備え、このスロットル弁などへの操作により上記第1エンジン27の回転速度が容易に可変とされている。
上記第2エンジン28は、上記第1エンジン27とほぼ同構成であって、共通する構成には共通の符号を付してあるが、これに加えて、上記クランク軸38を上記クランクケース35に支承させる他の軸受48を備えている。上記第2ロータ11の第2回転軸19は、上記第2エンジン28のクランク軸38における上記第1エンジン27側の一端部に一体成形されている。
上記軸心7の軸方向で、互いに対向する上記第1、第2エンジン27,28の各外殻部材45,45の対向部分50,50同士が複数(4つ)の締結具51により互いに着脱可能に固着されている。また、上記軸心7上で、かつ、軸心7の軸方向で、上記各対向部分50は互いに対向するよう突出する円筒形状とされ、これら各対向部分50の突出部材同士が印ろう状に所定寸法だけ嵌脱可能に嵌合させられ、この所定寸法以上に嵌合することは阻止されている。
上記両対向部分50,50の内部空間に上記発電機2が全体的に収容されている。上記各締結具51を緩めれば、上記第1、第2エンジン27,28同士と、第1、第2ロータ9,11同士とは、それぞれ上記軸心7の軸方向で互いに離反可能とされ、かつ、この離反された状態から接近可能とされ、上記離反により上記第1、第2ロータ9,11はそれぞれ発電機2の外部に露出させられる。また、上記発電機2の磁石8の磁力により、この磁石8側に第2ロータ11側が吸引されることにより、上記両対向部分50,50同士の上記所定寸法の嵌合が促進されるようになっている。
上記クランクケース35の一部分53は、上記シリンダ39と一体的に結合されて上記両軸受36,37のうちの上記シリンダ39側に位置する一部(一方)の軸受36により上記クランク軸38の他端部側を支承している。一方、上記クランクケース35の他部分54は、上記対向部分50を有して上記両軸受36,37のうちの上記対向部分50側に位置する他部(他方)の軸受37により上記クランク軸38の一端部側を支承することとされている。
上記クランクケース35の一部分53と他部分54とは互いに別体に成形されており、これら一部分53と他部分54の合い面55は下方に向かうに従い、上記軸心7の軸方向で上記対向部分50から離れるように直線的に傾斜し、軸心が上記合い面55に直交する複数の締結具56によって、上記クランクケース35の一部分53と他部分54とが互いに着脱可能に固着されている。
上記第1エンジン27の対向部分50は、上記クランクケース35の他部分54と互いに一体成形されている。一方、上記第2エンジン28の対向部分50は、上記クランクケース35の他部分54と互いに一体成形される対向部分本体58と、上記軸心7上で、上記対向部分本体58とは別体とされてこの対向部分本体58の突出端に嵌脱可能に嵌合される突出部材59とを備えている。上記締結具51は、上記第1エンジン27の対向部分50と、第2エンジン28の対向部分50の対向部分本体58とを互いに固着させる。この場合、上記第2エンジン28の対向部分50の突出部材59は、上記第1エンジン27の対向部分50と、第2エンジン28の対向部分50の対向部分本体58との間に挟持されており、上記突出部材59に、上記他の軸受48によりクランク軸38(第2回転軸19)が支承されている。
上記発電機2は、上記軸心7上に位置して上記第2ロータ11の第2回転軸19に支持され、この第2回転軸19と共に上記軸心7回りに回転する複数(3つ)のスリップリング61と、上記発電装置1の固定側部材4側であるクランクケース35の他部分54に支持されて上記スリップリング61を摺接させる複数のブラシ62と、上記コイル10とスリップリング61とを電気的に接続させる不図示の電線と、上記ブラシ62を外部のバッテリなど受電装置63に電気的に接続させる電線64とを備えている。上記ブラシ62は、上記スリップリング61の外周表面に対しその径方向外方から接合するよう上記クランクケース35の他部分54に締結具により支持されている。
上記第2エンジン28のクランクケース35についての構成を換言すれば、このクランクケース35は、上記クランク軸38を複数(一対)の軸受36,37により支承するクランクケース本体35aと、このクランクケース本体35aから上記第1エンジン27側に向かって突出すると共に、その基部端が上記クランクケース本体35aの対向部分本体58に嵌脱可能に印ろう状に嵌合して上記第2回転軸19を他の軸受48により支承する突出部材59とを備え、上記複数(一対)の軸受36,37のうち、上記第1エンジン27側の軸受37と、上記他の軸受48との間の上記第2回転軸19の部分に上記スリップリング61が設けられている。
より具体的には、上記クランクケース本体35aは、上記一部分53と、他部分54における上記対向部分50の対向部分本体58とを備え、上記突出部材59は、上記対向部分本体58の突出部材に上記締結具51により着脱可能に固着される突出部材本体59aと、この突出部材本体59aの内部に配置されてこの突出部材本体59aに一体成形され、上記第2回転軸19を上記他の軸受48により上記突出部材本体59aに支承させる仕切壁60とを備えている。
また、上記クランク軸38と第2回転軸19とは、上記複数の軸受36,37と他の軸受48とを介し上記クランクケース本体35aと突出部材59とに軸心7回りに回転可能となるよう支承されているが、この軸心7の軸方向で、上記クランク軸38と第2回転軸19とは、上記クランクケース本体35aと突出部材59とに対し相対移動が規制されている。
上記相対移動の規制につき、図3を参照して、より具体的に説明する。この図3において、上記クランクケース本体35aと突出部材59とに対し、クランク軸38と第2回転軸19とが上記軸心7の軸方向で左方に向かって移動しようとすることは、このクランク軸38の一部分であるクランクウェブが上記他の軸受37等を介し上記クランクケース本体35aに当接することにより阻止される。また、上記クランク軸38と第2回転軸19とが上記軸心7の軸方向で右方に向かって移動しようとすることは、上記第2回転軸19の自由端部に固着された上記第2ロータ11の一部分が上記更に他の軸受48を介し上記突出部材59の仕切壁60に当接することにより阻止され、これにより、上記した相対移動が規制されている。
そして、上記相対移動の規制により、上記クランク軸38と第2回転軸19とが上記複数の軸受36,37と他の軸受48とを介し上記クランクケース本体35aと突出部材59とを上記軸心7の軸方向で互いに連結し、このため、これらクランクケース本体35aと突出部材59とが上記軸心7の軸方向で互いに離反しようとしても、これが防止されて、上記クランクケース本体35aと突出部材59との互いの嵌合状態が維持される。
上記発電装置1は空冷式の冷却装置67を備えている。この冷却装置67は、上記ヨーク16に支持されて、このヨーク16と共に回転する第1冷却ファン68と、上記コア21に支持されて、このコア21と共に回転する第2冷却ファン69と、上記第1エンジン27のクランクケース35の対向部分50の下部に形成される第1空気取入口70と、上記第1冷却ファン68の径方向外方で上記第1エンジン27のクランクケース35の対向部分50の上部に形成される第1空気排出口71と、上記第2エンジン28のクランクケース35における対向部分50の対向部分本体58の下部に形成される第2空気取入口72と、上記仕切壁60に形成されて、上記対向部分本体58の内部を上記突出部材59の内部に連通させる連通路73と、上記第2冷却ファン69の径方向外方で上記第2エンジン28のクランクケース35における対向部分50の突出部材59の上部に形成される第2空気排出口74とを備えている。
また、上記冷却装置67は、上記第1、第2エンジン27,28の各クランク軸38の他端部に固着されたエンジン冷却ファン76と、上記第1、第2エンジン27,28の各クランクケース35に固着されて上記各エンジン冷却ファン76をその外方から覆うカウリング77と、このカウリング77の下部に形成される空気取入口78と、上記カウリング77の上部に形成されて上記シリンダ39に向かって開口する空気排出口79とを備えている。
前記第1、第2始動装置29,30はリコイルスタータであって、これらは、それぞれ上記カウリング77を介しクランクケース35に締結具82により固着されるハウジング83と、このハウジング83内に収容され、一端部が把持部とされてこのハウジング83の外部に露出させられるリコイルロープ84と、上記ハウジング83内に収容され、上記リコイルロープ84の引張動作をこの引張動作時のみ上記クランク軸38に伝達可能とするスタータクラッチ85とを備えている。上記ハウジング83は、上記カウリング77の空気取入口78をその外方から覆うよう設けられ、上記ハウジング83には他の空気取入口86が形成されている。
前記第1、第2ワンウェイクラッチ31,32は、それぞれ上記クランク軸38の他端部と、カウリング77に締結具82やその他の締結具により固着されたストッパー板87との間に介設されている。上記第1ロータ9がクランク軸38と共に上記一方向Aに対し逆回転しようとしたり、上記第2ロータ11がクランク軸38と共に上記反対方向Bに対し逆回転しようとするときには、上記第1、第2ワンウェイクラッチ31,32が上記ストッパー板87とカウリング77とを介しクランクケース35に係合して、上記各逆回転が防止される。
一方、上記第1、第2エンジン27,28が駆動して各クランク軸38がそれ自体で回転するときには、上記各第1、第2ワンウェイクラッチ31,32と各スタータクラッチ85とは互いに接触しない非接触型とされ、また、上記第1、第2ワンウェイクラッチ31,32と各スタータクラッチ85とは、上記クランク軸38には接触しない非接触型とされている。
また、上記発電装置1を電子的に制御する制御装置88が設けられている。この制御装置88には、点火プラグ44、および第1、第2エンジン27,28の各回転数を検出する回転数検出センサーやスロットル弁のスロットル開度を検出する開度検出センサーなどの各種センサー89などが電気的に接続されている。
上記発電装置1を駆動させて発電させようとする場合には、まず、上記第1始動装置29(もしくは第2始動装置30)のリコイルロープ84への操作によりこのリコイルロープ84を引張動作させて、上記スタータクラッチ85を介しクランク軸38をクランキングすることにより、上記第1エンジン27(もしくは第2エンジン28)を始動させ、これを上記一方向A(もしくは反対方向B)に回転駆動させる。この場合、上記第2エンジン28(もしくは第1エンジン27)が上記第1エンジン27(もしくは第2エンジン28)に連動して一方向A(もしくは反対方向B)に回転しようとすることは、第2ワンウェイクラッチ32(もしくは第1ワンウェイクラッチ31)により防止される。
次に、上記第2始動装置30(もしくは第1始動装置29)のリコイルロープ84への操作によりこのリコイルロープ84を引張動作させて、上記第2エンジン28(もしくは第1エンジン27)を始動させ、これを上記反対方向B(もしくは一方向A)に回転駆動させる。
すると、上記第1エンジン27が上記第1ロータ9を一方向Aに回転駆動させる一方、上記第2エンジン28が上記第2ロータ11を上記一方向Aとは反対方向Bに回転駆動させる。これにより、上記磁石8とコイル10とが相対運動し、これに伴い、このコイル10に電流が生じ、これが上記スリップリング61、ブラシ62、および電線64を通し受電装置63に三相交流電流として出力され、つまり、上記発電装置1による発電がなされる。
上記の場合、第1、第2エンジン27,28の各スロットル弁などへの操作や、上記制御装置88を介しての間接的な操作により、これら第1、第2エンジン27,28のそれぞれの回転速度を調整して、これらに連動する上記第1、第2ロータ9,11のそれぞれの絶対回転速度R1,R2を互いに相違させることが可能とされ、この状態での安定した発電装置1の連続駆動が可能とされている。
より具体的には、第1、第2エンジン27,28の回転速度は、それぞれ個別に、低速(エコモード、3000rpm)、高速(5000rpm)、および通常速(4000rpm)などが任意に選択可能であって、この選択により、例えば、上記第2ロータ11の絶対回転速度R2を上記第1ロータ9の絶対回転速度R1よりも小さくさせた状態で、上記発電装置1を連続駆動させることが可能とされている。また、上記第1、第2エンジン27,28の駆動中に、上記第1エンジン27を停止させて、上記第2エンジン28のみを駆動させることが可能とされている。
上記した第1エンジン27のクランク軸38の回転駆動に伴い上記第1冷却ファン68が回転し、これにより、発電装置1の発電機2の下方の空気が上記第1空気取入口70を通り上記第1エンジン27のクランクケース35における対向部分50の内部に吸入されて、上記第1ロータ9と各磁石8とを空冷し、その後、上記第1空気排出口71から上記発電機2の斜め上方に向かって、その外部に排出される(図2,4中矢印C)。
また、上記第2エンジン28のクランク軸38の回転駆動に伴い上記第2冷却ファン69が回転し、これにより、発電装置1の発電機2の下方の空気が上記第2空気取入口72を通り上記第2エンジン28のクランクケース35における対向部分50の対向部分本体58の内部に吸入されて、上記スリップリング61とブラシ62とを空冷する。その後、この空気は、上記連通路73を通り上記第2エンジン28のクランクケース35における対向部分50の突出部材59の内部に吸入されて、上記第2ロータ11と各コイル10とを冷却し、その後、上記第2空気排出口74から上記発電機2の斜め上方に向かって、その外部に排出される(図3,5中矢印D)。
また、上記各クランク軸38の回転駆動に伴い上記各エンジン冷却ファン76が回転し、これにより、外部の空気が上記他の空気取入口86を通り上記第1、第2始動装置29,30の各ハウジング83の内部に吸入されて、上記スタータクラッチ85を空冷する。その後、この空気は、上記空気取入口78を通り上記カウリング77の内部に吸入されて、上記第1、第2ワンウェイクラッチ31,32を空冷し、その後、上記カウリング77の空気取入口78を通りシリンダ39に向かって排出され、このシリンダ39を空冷する(図2,3中矢印E)。なお、上記第1、第2ワンウェイクラッチ31,32と、スタータクラッチ85とは、通常はクランク軸38側に対し非接触であるため、必ずしも上記した空冷が必要とされるわけではない。
上記構成によれば、発電機2と、この発電機2を駆動するエンジン3とを備えた発電装置において、
上記発電機2が、磁石8を支持して軸心7回りに回転可能となるよう支承される第1ロータ9と、上記軸心7回りに回転可能となるよう支承されて上記磁石8に対向する発電用コイル10を支持する第2ロータ11とを備え、
上記エンジン3が、上記第1ロータ9を上記軸心7回りの一方向Aに回転駆動させる一方、上記第2ロータ11を上記軸心7回りの上記一方向Aとは反対方向Bに回転駆動させるようにしている。
このため、上記エンジン3を駆動させて、上記第1ロータ9を一方向Aに回転させる一方、上記第2ロータ11を反対方向Bに回転させれば、上記磁石8とコイル10とが相対運動し、これに伴いこのコイル10に電流が生じ、これが出力され、つまり、上記発電装置1による発電が行われる。
上記の場合、第1、第2ロータ9,11は互いに逆回転させられるため、これら個々のロータ9,11の回転数は小さくても、これら両ロータ9,11の相対速度は大きくなり、よって、一方のロータのみを上記と同じ回転数で回転させた場合の従来の技術に比べて発電出力を倍増できるなど、発電出力を飛躍的に増大させることができる。また、このような発電出力の増大は、上記第1、第2ロータ9,11を互いに逆転させることにより得られたものであってロータの回転数を単に高速にさせたものではない。つまり、上記第1、第2ロータ9,11を回転駆動させるエンジン3をより低い回転数で駆動させても、発電出力を増大させることができることから、この発電出力の増大は、上記エンジン3から発生する騒音を小さく抑制して達成できる。
また、上記したように、発電出力の増大は、それぞれのロータ9,11の回転数を高速にさせることには依らないため、これらロータ9,11の回転数を低く抑制してこれらロータ9,11に大きい振動が生じないようにでき、よって、発電装置1における寿命上の問題点の発生を防止して、上記発電出力の増大を達成できる。
また、上記第1ロータ9が、上記軸心7上に位置する第1回転軸14と、この第1回転軸14の自由端部にテーパ嵌合して支持され上記磁石8を支持するヨーク16とを備える一方、上記第2ロータ11が、上記軸心7上に位置する第2回転軸19と、この第2回転軸19の自由端部にテーパ嵌合して上記コイル10を支持するコア21とを備えている。
このため、上記第1、第2ロータ9,11の組み立て作業時には、上記第1、第2回転軸14,19に対し上記ヨーク16とコア21とをテーパ嵌合させれば、これらヨーク16とコア21とは自動的に上記第1、第2回転軸14,19の軸心7上に配置されるのであって、この組み立て作業は容易にでき、つまり、発電装置1の組み立て作業が容易にできる。
また、前記したように、軸心7の軸方向で、上記第1回転軸14と第2回転軸19の各自由端が互いに近接して対向するよう上記第1、第2ロータ9,11を配置してある。
このため、上記軸心7の軸方向で、第1回転軸14と第2回転軸19とが互いに近接する分、上記発電装置1をコンパクトにできる。
また、前記したように、軸心7の軸方向で、上記第1ロータ9と第2ロータ11とを互いに離反可能としてある。
このため、前記した第1、第2ロータ9,11の組み立て作業時には、上記第1ロータ9と第2ロータ11とが互いに離反した位置で、上記組み立て作業をし、その後、これら9,11を互いに接近させて発電装置1を完成させればよく、よって、上記したように発電装置1はコンパクトにしたものでありながら、その組み立て作業は容易にできる。
また、前記したように、軸心7の軸方向で、上記ヨーク16における上記第2ロータ11(第2エンジン28)側の端部を上記第1回転軸14の自由端よりも上記第2ロータ11(第2エンジン28)側に突出させると共に、上記コア21(および/もしくはコイル10)における上記第1ロータ9(第1エンジン27)側の端部を上記第2回転軸19の自由端よりも上記第1ロータ9(第1エンジン27)側に突出させてある。
即ち、上記ヨーク16に支持される磁石8と、コア21に支持されるコイル10とを互いに対向させようとして、上記ヨーク16とコア21(および/もしくはコイル10)とを上記第1、第2回転軸14,19の自由端から共に突出させたのであり、このため、上記ヨーク16とコア21(および/もしくはコイル10)とのうち、いずれか一方だけを一方の回転軸の自由端から大きく突出させる、ということが防止されて、この一方の回転軸に負荷が集中する、ということが防止される。よって、発電機2の剛性が確保されて、発電装置1の全体的な剛性が向上し、この結果、発電装置1の駆動時に、この発電装置1に振動の生じることが防止されて、この発電装置1に所望の寿命が確保される。
また、前記したように、エンジン3が、上記第1ロータ9を上記軸心7回りの一方向Aに回転駆動させる第1エンジン27と、上記第2ロータ11を上記軸心7回りの上記一方向Aとは反対方向Bに回転駆動させる第2エンジン28とを備えている。
このため、上記第1、第2ロータ9,11はそれぞれ互いに別体の第1、第2エンジン27,28により駆動させられることから、仮に、上記第1、第2エンジン27,28のうち、一方のエンジンに運転不良が生じた場合には、他方のエンジンを駆動させることにより発電装置1の運転の続行ができる、という利点がある。
また、前記したように、第2エンジン28が、クランクケース35と、上記軸心7上で上記クランクケース35に支承されるクランク軸38とを備えて、このクランク軸38に上記第2回転軸19を一体成形し、上記クランクケース35が、上記クランク軸38を複数の軸受36,37により支承するクランクケース本体35aと、このクランクケース本体35aから上記第1エンジン27側に向かって突出すると共に、上記クランクケース本体35aに嵌脱可能に嵌合して上記第2回転軸19を他の軸受48により支承する突出部材59とを備えている。
このため、上記第2ロータ11の第2回転軸19は上記他の軸受48と突出部材59とを介して上記クランクケース本体35aに支承されることから、上記第2ロータ11はクランク軸38と共に上記クランクケース35に強固に支承される。よって、上記発電装置1の第2エンジン28の駆動時に、この第2エンジン28に振動の生じることが防止されて、発電装置1に所望の寿命が確保される。
また、上記したように、突出部材59はクランクケース本体35aに対し嵌脱可能とされている。
このため、発電装置1の組み立て作業時に、上記クランクケース本体35aに複数の軸受36,37により上記クランク軸38を支承させるときには、まず、上記クランクケース本体35aから突出部材59を離脱させる。すると、この突出部材59が邪魔になることなく、上記クランクケース本体35aに対しクランク軸38を容易に支承させることができる。そして、その後、上記クランクケース本体35aに突出部材59を嵌合させると共に、この突出部材59に上記他の軸受48により上記第2回転軸19を支承させれば、上記クランクケース35へのクランク軸38と第2回転軸19との支承が完了する。よって、上記発電装置1の組み立て作業が容易にできる。
また、上記クランク軸38と第2回転軸19とが上記複数の軸受36,37と他の軸受48とを介し上記クランクケース本体35aと突出部材59とを互いに連結して、これらクランクケース本体35aと突出部材59との互いの嵌合状態を維持するようにしてある。
このため、上記したように、クランクケース35に対し上記複数の軸受36,37と他の軸受48とによりクランク軸38と第2回転軸19とを支承させるよう組み付けると、上記クランクケース本体35aと突出部材59との互いの嵌合状態が維持されることとなり、つまり、第2ロータ11と第2エンジン28とが一体的な組み合せ体となる。
よって、その後、上記第1エンジン27に対し第2エンジン28を組み付けようとするときには、この第2エンジン28のクランクケース本体35aから突出部材59が無意図的に離脱するということが防止される。このため、このような不意の離脱に留意しないで足りる分、上記発電装置1の組み立て作業が、更に容易にできる。
また、前記したように、第2エンジン28が、クランクケース35と、上記軸心7上で上記クランクケース35に支承されるクランク軸38とを備えて、このクランク軸38に上記第2回転軸19を一体成形し、上記クランクケース35が、上記クランク軸38を複数の軸受36,37により支承するクランクケース本体35aと、このクランクケース本体35aから上記第1エンジン27側に向かって突出し、上記第2回転軸19を他の軸受48により支承する突出部材59とを備え、上記複数の軸受36,37のうち、上記第1エンジン27側の軸受37と、上記他の軸受48との間の上記第2回転軸19の部分に上記コイル10と電気的に接続されるスリップリング61を設けている。
このため、上記スリップリング61は上記軸受37と他の軸受48とにより上記クランクケース35に対し両持ち支持される。よって、上記第2回転軸19は上記スリップリング61を設ける分、長くはなるが、上記クランクケース35に対し強固に支持され、このため、発電装置1の全体的な剛性が向上し、この結果、発電装置1の駆動時に、この発電装置1に振動の生じることが防止されて、この発電装置1に所望の寿命が確保される。
また、前記したように、クランクケース本体35aに支持され、上記スリップリング61を摺接させるブラシ62を設け、上記クランクケース本体35aに対し、上記突出部材59を別体に成形して、この突出部材59を上記クランクケース本体35aに固着させてある。
このため、発電装置1の組み立て作業時には、まず、上記クランクケース本体35aにクランク軸38と第2回転軸19とを上記複数の軸受36,37により支承させ、次に、上記第2回転軸19に設けたスリップリング61の径方向の外方からこのスリップリング61の外周表面に上記ブラシ62を接合させた状態で、このブラシ62を上記クランクケース本体35aに支持させる。つまり、上記軸心7回りに回転するスリップリング61を摺接可能とさせるようブラシ62を取り付ける。
次に、上記クランクケース本体35aに対し上記突出部材59を嵌合させることにより支持させると共に、この突出部材59に対し上記他の軸受48により上記第2回転軸19の自由端部側を支承させ、その後、この第2回転軸19の自由端部に上記第2ロータ11を支持させればよい。
ここで、上記した発電装置1の組み立て作業時において、上記スリップリング61とブラシ62とを、仮に、軸心7の軸方向で接合させるという作業が必要であるとすると、この作業によって、上記スリップリング61の外周表面に対しブラシ62が上記軸心7の軸方向に摺動して、上記スリップリング61の外周表面やブラシ62を互いに損傷させるおそれが生じる。
しかし、上記したように、発電装置1の組み立て作業時には、スリップリング61の外周表面へのブラシ62の接合は、上記スリップリング61の径方向外方からすることができて、上記損傷が回避されるのであり、よって、その分、発電装置1の組み立て作業が容易にできる。
なお、以上は図示の例によるが、上記発電機2を固定側部材4に対し直接的に支持させてもよい。また、上記エンジン3と発電機2とは同じ軸心7上に配置しなくてもよい。また、固定側部材4は上記第1、第2エンジン27,28用の共通の架台としてもよいが、なくてもよい。
また、上記発電機2と第1、第2エンジン27,28とはVベルト巻掛機構などの連動手段で互いに連動連結してもよい。また、上記磁石8をコイルで構成しスリップリングを介して外部から電圧を印加させるようにしてもよい。また、上記軸心7は垂直でもよく、傾斜していてもよい。
また、上記各対向部分50,50の突出部材にフランジを一体成形して、締結具により互いに固着させてもよい。また、上記第2エンジン28のクランクケース35における対向部分50の対向部分本体58と突出部材59とは互いに一体成形してもよい。
また、上記発電装置1により単相交流電流を出力させる場合には、上記スリップリング22は二つ設ければよく、図示の三相交流と、単相交流との2系統を出力させる場合には計5つのスリップリング22を設ければよい。
また、上記第1、第2エンジン27,28は、2サイクル、気筒数、総排気量、および直列型やV型のレイアウト形式など仕様は選択自由であり、また、これら各仕様を互いに相違させてもよい。また、上記第1、第2エンジン27,28は、そのクランクケース35がクランク軸38を境として上下に二つ割の上、下ケースを有する一般的な構造のものであってもよく、シリンダ39は上記クランク軸38の上ケースに突設されるシリンダ本体と、このシリンダ本体の突出端に締結具により着脱可能に固着されるシリンダヘッドとを備えるものであってもよい。
また、上記第1、第2始動装置29,30は、電動機を駆動源とするものでもよい。また、第1、第2ワンウェイクラッチ31,32は、上記第1、第2ロータ9,11と第1、第2エンジン27,28の各クランクケース35との間に介設してもよい。
発電装置の全体側面図である。 図1の部分(第1エンジン)拡大断面図である。 図1の部分(第2エンジン)拡大断面図である。 図2の4‐4線矢視断面図である。 図3の5‐5線矢視断面図である。
符号の説明
1 発電装置
2 発電機
3 エンジン
4 固定側部材
7 軸心
8 磁石
9 第1ロータ
10 コイル
11 第2ロータ
14 第1回転軸
15 締結具
16 ヨーク
19 第2回転軸
20 締結具
21 コア
27 第1エンジン
28 第2エンジン
29 第1始動装置
30 第2始動装置
31 第1ワンウェイクラッチ
32 第2ワンウェイクラッチ
35 クランクケース
35a クランクケース本体
36 軸受
37 軸受
38 クランク軸
48 他の軸受
59 突出部材
61 スリップリング
62 ブラシ
A 一方向
B 反対方向

Claims (7)

  1. 発電機と、この発電機を駆動するエンジンとを備えた発電装置において、
    上記発電機が、磁石を支持して軸心回りに回転可能となるよう支承される第1ロータと、上記軸心回りに回転可能となるよう支承されて上記磁石に対向する発電用コイルを支持する第2ロータとを備え、
    上記エンジンが、上記第1ロータを上記軸心回りの一方向に回転駆動させる一方、上記第2ロータを上記軸心回りの上記一方向とは反対方向に回転駆動させるようにし、
    上記第1ロータが、上記軸心上に位置する第1回転軸と、この第1回転軸の自由端部にテーパ嵌合して支持され上記磁石を支持するヨークとを備える一方、上記第2ロータが、上記軸心上に位置する第2回転軸と、この第2回転軸の自由端部にテーパ嵌合して上記コイルを支持するコアとを備えたことを特徴とする発電装置。
  2. 上記軸心の軸方向で、上記第1回転軸と第2回転軸の各自由端が互いに近接して対向するよう上記第1、第2ロータを配置したことを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  3. 上記軸心の軸方向で、上記ヨークにおける上記第2ロータ側の端部を上記第1回転軸の自由端よりも上記第2ロータ側に突出させると共に、上記コアにおける上記第1ロータ側の端部を上記第2回転軸の自由端よりも上記第1ロータ側に突出させたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の発電装置。
  4. 上記エンジンが、上記第1ロータを上記軸心回りの一方向に回転駆動させる第1エンジンと、上記第2ロータを上記軸心回りの上記一方向とは反対方向に回転駆動させる第2エンジンとを備えたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の発電装置。
  5. 上記第2エンジンが、クランクケースと、上記軸心上で上記クランクケースに支承されるクランク軸とを備えて、このクランク軸に上記第2回転軸を一体成形し、上記クランクケースが、上記クランク軸を複数の軸受により支承するクランクケース本体と、このクランクケース本体から上記第1エンジン側に向かって突出すると共に、上記クランクケース本体に嵌脱可能に嵌合して上記第2回転軸を他の軸受により支承する突出部材とを備え、
    上記クランク軸と第2回転軸とが上記複数の軸受と他の軸受とを介し上記クランクケース本体と突出部材とを互いに連結して、これらクランクケース本体と突出部材との互いの嵌合状態を維持するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の発電装置。
  6. 上記第2エンジンが、クランクケースと、上記軸心上で上記クランクケースに支承されるクランク軸とを備えて、このクランク軸に上記第2回転軸を一体成形し、上記クランクケースが、上記クランク軸を複数の軸受により支承するクランクケース本体と、このクランクケース本体から上記第1エンジン側に向かって突出し、上記第2回転軸を他の軸受により支承する突出部材とを備え、上記複数の軸受のうち、上記第1エンジン側の軸受と、上記他の軸受との間の上記第2回転軸の部分に上記コイルと電気的に接続されるスリップリングを設けたことを特徴とする請求項4、もしくは5に記載の発電装置。
  7. 上記クランクケース本体に支持されて上記スリップリングを摺接させるブラシを設け、上記クランクケース本体に対し、上記突出部材を別体に成形して、この突出部材を上記クランクケース本体に支持させたことを特徴とする請求項6に記載の発電装置。
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