JP2005221087A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】第二流体が流れる流路を形成する構造体と第一流体の乱流促進を行う構造体とを一体化することで、熱交換器の高性能、高信頼性と低コストの両立を図ることを目的とする。
【解決手段】熱交換器の高性能、高信頼性と低コストとを両立した熱交換器は、管内が第一流体の流路である外管と、管内が第二流体の流路である多穴管とからなる熱交換器であって、前記外管内部に前記多穴管を螺旋状に配したことを特徴とする熱交換器である。
【選択図】図1
【解決手段】熱交換器の高性能、高信頼性と低コストとを両立した熱交換器は、管内が第一流体の流路である外管と、管内が第二流体の流路である多穴管とからなる熱交換器であって、前記外管内部に前記多穴管を螺旋状に配したことを特徴とする熱交換器である。
【選択図】図1
Description
本発明は、冷凍サイクル装置に用いられる熱交換器に関し、特に、給湯装置における給湯用熱交換器として用いられる熱交換器に関する。
例えば、図9に示すように、圧縮機1、給湯用熱交換器としての利用側熱交換器2、減圧器3および外気を熱源とする熱源側熱交換器4からなる冷媒サイクル回路Aと、給水ポンプ5、利用側熱交換器2および給湯タンク6からなる給湯サイクル回路Bとを備え、利用側熱交換器2において圧縮機1から吐出された冷媒(例えば、二酸化炭素)により給水ポンプ5からの水を加熱してお湯とし、そのお湯を給湯タンク6に貯めておくようにした冷凍サイクル装置(この場合には、給湯装置)が知られている。
上記構成の給湯装置における利用側熱交換器2として、例えば、図10に示すように、円管11、および、円管11の外周に螺旋状に巻かれた円管12からなり、円管11の内部を第一流体(例えば、水)の流路とする一方、円管12の内部を第二流体(例えば、冷媒)の流路とした熱交換器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、円管11の内部を流れる第一流体の乱流化を促進し、伝熱を促進することで、熱交換器を高性能化するために、円管11内部に、例えば、図11に示すような、ねじれテープ13を挿入することも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−280862号公報(第6−7頁、第5図)
特開2001−201275号公報(第6頁、第5、6図)
さらに、円管11の内部を流れる第一流体の乱流化を促進し、伝熱を促進することで、熱交換器を高性能化するために、円管11内部に、例えば、図11に示すような、ねじれテープ13を挿入することも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、上述のような円管11の外周に円管12を螺旋状に巻いて構成した熱交換器では、円管11と円管12との接触面積が小さく、高性能化が困難である。あるいは、ねじれテープなどの乱流促進を行う構造体を挿入する場合には、部品点数が増加し、高コスト化するといった課題が生じていた。
そこで、本発明は、第二流体が流れる流路を形成する構造体と第一流体の乱流促進を行う構造体とを一体化することで、熱交換器の高性能、高信頼性と低コストの両立を図ることを目的とする。
請求項1記載の本発明の熱交換器は、少なくとも管内が第一流体の流路である外管と、管内が第二流体の流路である多穴管とからなる熱交換器であって、前記外管内部に前記多穴管を螺旋状に配したことを特徴とする。
請求項2記載の本発明の熱交換器は、請求項1に記載の熱交換器において、前記多穴管の穴の外側に溝を有したことを特徴とする。
請求項3記載の本発明の熱交換器は、請求項1または2に記載の熱交換器において、前記多穴管の材質はアルミニウムであることを特徴とする。
請求項4記載の本発明の熱交換器は、請求項3に記載の熱交換器において、前記多穴管の外表面は金属メッキされていることを特徴とする。
請求項5記載の本発明の熱交換器は、少なくとも、管内が第一流体の流路である外管と、管内が第二流体の流路である内管とからなり、前記内管は複数本を平面的に並べ、前記外管内部に前記内管を螺旋状に配したことを特徴とする。
請求項6記載の本発明の熱交換器は、請求項5に記載の熱交換器において、前記内管は溝を有した円管に挿入されたことを特徴とする。
請求項7記載の本発明の熱交換器は、請求項1から6のいずれかに記載の熱交換器において、前記第二流体の動作圧力は、前記第一流体の動作圧力より高いことを特徴とする。
請求項8記載の本発明の熱交換器は、請求項7に記載の熱交換器において、前記第二流体は二酸化炭素であり、前記第一流体は水であることを特徴とする。
本発明の熱交換器は、第二流体が流れる流路を形成する構造体と第一流体の乱流促進を行う構造体とを一体化することで、熱交換器の高性能、高信頼性と低コストの両立が可能である。
本発明の第1の実施の形態による熱交換器は、管内が第一流体の流路である外管と、管内が第二流体の流路である多穴管とからなり、多穴管は外管の内部を螺旋状に配したものである。本実施の形態によれば、多穴管により第一流体流路を螺旋状に仕切る構成としたことで、第一流体の乱流化が促進されるために伝熱を促進でき、熱交換器の性能を向上できる。また、第二流体流路を形成する多穴管自身を、乱流化を促進する構造体とすることで、新たに別の乱流促進を行う構造体を設ける必要がなく、部品点数が削減でき、熱交換器の製造コストが低減できる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による熱交換器において、多穴管の穴の外側に溝を有したものである。本実施の形態によれば、万一、腐食等が生じ第二流体流路が多穴管の外表面と連通しても、溝に第一流体や第二流体がしみだした時点でこれを検知することができ、第一流体と第二流体が混合することを防止できるために、熱交換器の信頼性を向上できる。
本発明の第3の実施の形態は、第1または第2の実施の形態による熱交換器において、多穴管の材質はアルミニウムとしたものである。本実施の形態によれば、多穴管の材質をアルミニウムとすることで、多穴管を製造するコストの低減、すなわち、熱交換器の製造コスト低減と、熱交換器の重量の低減が可能である。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による熱交換器において、多穴管の外表面を金属メッキしたものである。本実施の形態によれば、アルミニウムで製造された多穴管の外表面を金属メッキ加工することにより、アルミニウムが第一流体により腐食されることがなく、熱交換器の信頼性を向上できる。
本発明の第5の実施の形態による熱交換器は、管内が第一流体の流路である外管と、管内が第二流体の流路である内管とからなり、内管は複数本を平面的に並べ、外管の内部に螺旋状に配したものである。本実施の形態によれば、複数本を並べた内管により第一流体流路を螺旋状に仕切る構成としたことで、第一流体の乱流化が促進されるために伝熱を促進でき、熱交換器の性能を向上できる。また、第二流体流路を形成する内管を複数本並べて、乱流化を促進する構造体とすることで、新たに別の乱流促進を行う構造体を設ける必要がなく、部品点数が削減でき、熱交換器の製造コストが低減できる。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による熱交換器において、内管は溝を有した円管に挿入されたものである。本実施の形態によれば、万一、腐食等が生じ第二流体流路が円管の外表面と連通しても、溝に第一流体や第二流体がしみだした時点でこれを検知することができ、第一流体と第二流体が混合することを防止できるために、熱交換器の信頼性を向上できる。
本発明の第7の実施の形態は、第1から第6の実施の形態による熱交換器において、第二流体の動作圧力は、第一流体の動作圧力より高くなるように、流体を流すものである。本実施の形態によれば、多穴管や内管の管内を第一流体より動作圧力の高い第二流体の流路とし、外管の管内は、第二流体より動作圧力の低い第一流体の流路とすることにより、動作圧力の高い第二流体が流れる多穴管や内管は耐圧を確保しやすい小径の穴から構成された管であることから、多穴管や内管の耐圧を確保するために必要な肉厚の増加による原材料コストの上昇を、極力おさえることができ、熱交換器の耐圧向上にかかるコストの低減が可能である。
本発明の第8の実施の形態は、第7の実施の形態による熱交換器において、第二流体は二酸化炭素とし、第一流体は水としたものである。本実施の形態によれば、他の冷媒より動作圧力の高い二酸化炭素を、耐圧を確保しやすい小径の多穴管や内管の管内に流すようにでき、熱交換器の耐圧向上にかかるコストの低減が可能であり、かつ、伝熱特性が良好な二酸化炭素を流すことで、熱交換器の性能向上が可能である。
(実施例1)
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における熱交換器の主要部の構成を説明する概略構成図であり、図2は同熱交換器の概略断面図である。図1、2に示すように、熱交換器の主要部は、外管22、多穴管24から構成されている。外管22の管内は、第一流体の流路(例えば水)である第一流体流路21となり、多穴管24の管内は第二流体(例えば二酸化炭素のような冷媒)の流路である第二流体流路23となる。多穴管24は、図1に示すように軸方向にねじられており、外管22の内部に挿入することで、第一流体流路21を螺旋状に仕切るように構成されている。外管22、多穴管24の両端にはヘッダパイプ等(図示せず)により、第一流体の出入口部(図示せず)、および、第二流体の出入口部(図示せず)を備えている。また、多穴管24はアルミニウムの押出成形により製造された後、多穴管の外表面に錫メッキ加工を行っている。
上記のように構成された熱交換器においては、次のような効果が得られる。多穴管24により第一流体流路21を螺旋状に仕切る構成としたことで、第一流体流路21を流れる第一流体に旋回流を生じさせ、流速の増加と混合促進とで、乱流化が促進されるために伝熱を促進でき、熱交換器の性能を向上できる。また、第二流体流路23を形成する多穴管24自身を、乱流化を促進する構造体とすることで、新たに別の乱流促進を行う構造体を設ける必要がなく、部品点数が削減でき、熱交換器の製造コストが低減できる。
また、多穴管24の材質をアルミニウムとすることで、多穴管24を製造するコストの低減、すなわち、熱交換器の製造コスト低減と、熱交換器の重量の低減が可能である。さらに、アルミニウムで製造された多穴管24の外表面を金属メッキ加工することにより、アルミニウムが第一流体により腐食されることがなく、熱交換器の信頼性を向上できる。
さらに、多穴管24の管内を第一流体より動作圧力の高い第二流体(例えば二酸化炭素のような冷媒)の流路とし、外管22の管内は、第二流体より動作圧力の低い第一流体(
例えば水)の流路とすることにより、動作圧力の高い第二流体が流れる多穴管24は耐圧を確保しやすい小径の穴から構成された管であることから、多穴管24の耐圧を確保するために必要な肉厚の増加による原材料コストの上昇を、極力おさえることができ、熱交換器の耐圧向上にかかるコストの低減が可能である。
例えば水)の流路とすることにより、動作圧力の高い第二流体が流れる多穴管24は耐圧を確保しやすい小径の穴から構成された管であることから、多穴管24の耐圧を確保するために必要な肉厚の増加による原材料コストの上昇を、極力おさえることができ、熱交換器の耐圧向上にかかるコストの低減が可能である。
次に、上述のように構成された熱交換器の動作について説明する。
本実施例の熱交換器は、冷凍サイクル装置の熱交換器として利用し、例えば、従来技術の項で説明した給湯装置(図8参照)の利用側熱交換器2として利用される。この給湯装置においては、圧縮機1で圧縮された冷媒は、高温高圧状態となり、本実施例の熱交換器である利用側熱交換器2の多穴管24の管内(第二流体流路23)を通過する際に、外管22の管内(第一流体流路21)を流れる水に放熱し冷却される。すなわち、給湯タンク6の底部から給水ポンプ5により第一流体流路21へ送り込まれた水は、第二流体流路を流れる冷媒により加熱される。その後冷媒は、減圧器3により減圧されて、低温低圧の気液二相状態となる。熱源側熱交換器4では、冷媒は空気によって冷却されて、気液二相またはガス状態となり、さらに、気液二相またはガス状態となった冷媒は、再び圧縮機1に吸入される。このようなサイクルを繰り返すことにより、利用側熱交換器2の第一流体流路21を流れる水はお湯となり、そのお湯を給湯タンク6の頂部に貯めることで給湯器として利用できる。このように、二酸化炭素を冷媒として使用した給湯装置の利用側熱交換器として、本実施例の熱交換器を用いると、他の冷媒より動作圧力の高い二酸化炭素を、耐圧を確保しやすい小径の多穴管24の管内に流すようにでき、熱交換器の耐圧向上にかかるコストの低減が可能であり、かつ、伝熱特性が良好な二酸化炭素を流すことで、熱交換器の性能向上が可能である。
なお、第一流体と第二流体とは対向流となるように流す方が望ましい。また、多穴管24の外表面にリブ等を設けて、さらに第一流体の乱流化を促進する形状としてもよい。また、多穴管の外表面には錫メッキ加工を行ったと説明しているが、他の金属メッキ、例えば、亜鉛メッキ、銅メッキなどでもよい。
(実施例2)
本発明の第2の実施例における熱交換器について説明する。図3、4は、本発明の第2の実施例における熱交換器の主要部の構成を説明する概略構成図である。図3、4において、図1、2と同じ構成要素は同じ記号を付し、説明を省略する。本実施例の熱交換器では、多穴管24は図4に示すような内面に溝31が設けられた偏平管32に挿入された後、ねじられ、図3に示すように外管22に第一流体流路21を螺旋状に仕切るように挿入されている。なお、多穴管24と偏平管32の内面の溝31により形成された空間は、第一流体流路21、第二流体流路23のいずれとも連通せず、熱交換器の外部の空間と連通している。
本発明の第2の実施例における熱交換器について説明する。図3、4は、本発明の第2の実施例における熱交換器の主要部の構成を説明する概略構成図である。図3、4において、図1、2と同じ構成要素は同じ記号を付し、説明を省略する。本実施例の熱交換器では、多穴管24は図4に示すような内面に溝31が設けられた偏平管32に挿入された後、ねじられ、図3に示すように外管22に第一流体流路21を螺旋状に仕切るように挿入されている。なお、多穴管24と偏平管32の内面の溝31により形成された空間は、第一流体流路21、第二流体流路23のいずれとも連通せず、熱交換器の外部の空間と連通している。
上記のように構成された熱交換器においては、上述の効果に加えて、万一、腐食等が生じ第二流体流路23が多穴管24の外表面と連通しても、溝31に第一流体(例えば、水)や第二流体(例えば、二酸化炭素)がしみだした時点でこれを検知することができ、第一流体と第二流体が混合することを防止できるために、熱交換器の信頼性を向上できる。
なお、偏平管32は平板に溝31を加工した後、電縫して製造してもよいし、内面に溝31が設けられた円管を偏平させて製造してもよい。また、偏平管32と多穴管24の密着度を向上させるために、偏平管32に多穴管24を挿入した後、引き抜き加工などを行ってもよい。
(実施例3)
本発明の第3の実施例における熱交換器について説明する。図5は、本発明の第3の実施例における熱交換器の主要部の構成を説明する概略構成図であり、図6は同熱交換器の概略断面図である。図5.6において、図1、2と同じ構成要素は同じ記号を付し、説明を省略する。本実施例の熱交換器の主要部は、外管22、内管42から構成されている。外管22の管内は、第一流体の流路(例えば水)である第一流体流路21となり、内管42の管内が第二流体(例えば二酸化炭素のような冷媒)の流路である第二流体流路41となる。内管42は複数本、板状となるように平面的に並べられた後、図6に示すように軸方向にねじられている。これらを、外管22の内部に挿入することで、第一流体流路21を螺旋状に仕切るように構成されている。
本発明の第3の実施例における熱交換器について説明する。図5は、本発明の第3の実施例における熱交換器の主要部の構成を説明する概略構成図であり、図6は同熱交換器の概略断面図である。図5.6において、図1、2と同じ構成要素は同じ記号を付し、説明を省略する。本実施例の熱交換器の主要部は、外管22、内管42から構成されている。外管22の管内は、第一流体の流路(例えば水)である第一流体流路21となり、内管42の管内が第二流体(例えば二酸化炭素のような冷媒)の流路である第二流体流路41となる。内管42は複数本、板状となるように平面的に並べられた後、図6に示すように軸方向にねじられている。これらを、外管22の内部に挿入することで、第一流体流路21を螺旋状に仕切るように構成されている。
上記のように構成された熱交換器においては、次のような効果が得られる。複数本を並べた内管42により第一流体流路21を螺旋状に仕切る構成としたことで、第一流体流路21を流れる第一流体に旋回流を生じさせ、流速の増加と混合促進とで、乱流化が促進されるために伝熱を促進でき、熱交換器の性能を向上できる。また、第二流体流路41を形成する内管42を複数本並べて、乱流化を促進する構造体とすることで、新たに別の乱流促進を行う構造体を設ける必要がなく、部品点数が削減でき、熱交換器の製造コストが低減できる。
さらに、内管42の管内を第一流体より動作圧力の高い第二流体(例えば二酸化炭素のような冷媒)の流路とし、外管22の管内は、第二流体より動作圧力の低い第一流体(例えば水)の流路とすることにより、動作圧力の高い第二流体が流れる内管42は耐圧を確保しやすい小径の穴から構成された管であることから、内管42の耐圧を確保するために必要な肉厚の増加による原材料コストの上昇を、極力おさえることができ、熱交換器の耐圧向上にかかるコストの低減が可能である。
(実施例4)
本発明の第4の実施例における熱交換器について説明する。図7は、本発明の第4の実施例における熱交換器の概略断面図である。図7において、図1、2と同じ構成要素は同じ記号を付し、説明を省略する。本実施例の熱交換器では、内管42は図8に示すような内面に溝51が施された円管52に挿入されている。なお、内管42と円管52の内面の溝51により形成された空間は、第一流体流路21、第二流体流路41のいずれとも連通せず、熱交換器の外部の空間と連通している。円管52に挿入された内管42は複数本、板状となるように平面的に並べられた後、図7に示すように軸方向にねじられている。これらを、外管22の内部に挿入することで、第一流体流路21を螺旋状に仕切るように構成されている。
本発明の第4の実施例における熱交換器について説明する。図7は、本発明の第4の実施例における熱交換器の概略断面図である。図7において、図1、2と同じ構成要素は同じ記号を付し、説明を省略する。本実施例の熱交換器では、内管42は図8に示すような内面に溝51が施された円管52に挿入されている。なお、内管42と円管52の内面の溝51により形成された空間は、第一流体流路21、第二流体流路41のいずれとも連通せず、熱交換器の外部の空間と連通している。円管52に挿入された内管42は複数本、板状となるように平面的に並べられた後、図7に示すように軸方向にねじられている。これらを、外管22の内部に挿入することで、第一流体流路21を螺旋状に仕切るように構成されている。
上記のように構成された熱交換器においては、上述の効果に加えて、万一、腐食等が生じ第二流体流路41が円管42の外表面と連通しても、溝51に第一流体(例えば、水)や第二流体(例えば、二酸化炭素)がしみだした時点でこれを検知することができ、第一流体と第二流体が混合することを防止できるために、熱交換器の信頼性を向上できる。
本発明の熱交換器は、いずれか一方の動作圧力が高い二つの流体を熱交換する熱交換器に適しており、特に、水と冷媒(例えば、二酸化炭素など)とを熱交換させ、お湯を得るヒートポンプ式給湯装置等に用いる給湯用熱交換器に適している。そして、冷媒が流れる流路と、水の乱流を促進する構造体とを一体化することで、熱交換器の高性能、高信頼性と低コストの両立が可能である。
1 圧縮機
2 利用側熱交換器(給湯用熱交換器)
3 減圧器
4 熱源側熱交換器(室外熱交換器)
5 給水ポンプ
6 給湯タンク
11、12 円管
13 ねじれテープ
21 第一流体流路
22 外管
23、41 第二流体流路
24 多穴管
31、51 溝
32 偏平管
42 内管
52 円管
2 利用側熱交換器(給湯用熱交換器)
3 減圧器
4 熱源側熱交換器(室外熱交換器)
5 給水ポンプ
6 給湯タンク
11、12 円管
13 ねじれテープ
21 第一流体流路
22 外管
23、41 第二流体流路
24 多穴管
31、51 溝
32 偏平管
42 内管
52 円管
Claims (8)
- 少なくとも管内が第一流体の流路である外管と、管内が第二流体の流路である多穴管とからなる熱交換器であって、前記外管内部に前記多穴管を螺旋状に配したことを特徴とする熱交換器。
- 前記多穴管の穴の外側に溝を有したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記多穴管の材質はアルミニウムであることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
- 前記多穴管の外表面は金属メッキされていることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。
- 少なくとも、管内が第一流体の流路である外管と、管内が第二流体の流路である内管とからなり、前記内管は複数本を平面的に並べ、前記外管内部に前記内管を螺旋状に配したことを特徴とする熱交換器。
- 前記内管は溝を有した円管に挿入されたことを特徴とする請求項5に記載の熱交換器。
- 前記第二流体の動作圧力は、前記第一流体の動作圧力より高いことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の熱交換器。
- 前記第二流体は二酸化炭素であり、前記第一流体は水であることを特徴とする請求項7に記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004026425A JP2005221087A (ja) | 2004-02-03 | 2004-02-03 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004026425A JP2005221087A (ja) | 2004-02-03 | 2004-02-03 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005221087A true JP2005221087A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34996871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004026425A Pending JP2005221087A (ja) | 2004-02-03 | 2004-02-03 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005221087A (ja) |
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