JP2005220543A - 排水トラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 排水管に落下した指輪、イヤリング等の小物を容易に回収出来るようにする。
【解決手段】 洗面ボウル等の水槽からそれに接続された排水管41に落下した指輪、イヤリング等の小物は、ケーシング25の底部の小物貯留室45内に落ち込む。ところで、小物貯留室45内の排水が排水トラップ20内の排水の流れから外れてよどんだ状態となっており、且つ、小物貯留室内45に落ち込んだ小物は小物貯留室45の側周壁が障壁となり小物貯留室45から脱出困難であるので、小物貯留室45内に落ち込んだ小物は小物貯留室45内に留まる。そのため、接続具42を排水管接続筒22から外した後、トラップ本体24を上方に取り出し、トラップ本体24を逆さまにすることにより、小物を入口34又は出口35より回収することが出来る。
【選択図】 図1
【解決手段】 洗面ボウル等の水槽からそれに接続された排水管41に落下した指輪、イヤリング等の小物は、ケーシング25の底部の小物貯留室45内に落ち込む。ところで、小物貯留室45内の排水が排水トラップ20内の排水の流れから外れてよどんだ状態となっており、且つ、小物貯留室内45に落ち込んだ小物は小物貯留室45の側周壁が障壁となり小物貯留室45から脱出困難であるので、小物貯留室45内に落ち込んだ小物は小物貯留室45内に留まる。そのため、接続具42を排水管接続筒22から外した後、トラップ本体24を上方に取り出し、トラップ本体24を逆さまにすることにより、小物を入口34又は出口35より回収することが出来る。
【選択図】 図1
Description
本発明は排水トラップに関する。
従来、この種の排水トラップとして以下の如きものは知られている。
内周面下部に内方張出縁を有する排水管接続筒と、この排水管接続筒の内方張出縁に、上端に設けられた外方張出縁が載せられたトラップ本体とを有しており、前記トラップ本体が、上端に前記外方張出縁が設けられた上面開放の有底筒状のケーシングと、このケーシング内を入口側室と出口側室とに区画する仕切り体とを有しており、前記仕切り体が、入口側室の上部に入口を形成するように、且つ、出口側室の上方を閉塞するようにしてケーシングに設けられた上部閉塞壁と、この上部閉塞壁の、入口に対向する縁に垂下状に設けられ、且つ、ケーシングの底壁との間に連通開口を形成するようになされた垂下壁とを有し、前記出口側室を形成する、ケーシングの側周壁に出口が連通開口の上縁より上方に位置するようにして形成され、前記排水管接続筒に排水本管が下側から接続されるようになされ、前記排水管接続筒に、洗面ボウル等の水槽に接続された排水管が上側から着脱自在に接続されるようになされたものは知られている。
特開平9−279,652号公報
内周面下部に内方張出縁を有する排水管接続筒と、この排水管接続筒の内方張出縁に、上端に設けられた外方張出縁が載せられたトラップ本体とを有しており、前記トラップ本体が、上端に前記外方張出縁が設けられた上面開放の有底筒状のケーシングと、このケーシング内を入口側室と出口側室とに区画する仕切り体とを有しており、前記仕切り体が、入口側室の上部に入口を形成するように、且つ、出口側室の上方を閉塞するようにしてケーシングに設けられた上部閉塞壁と、この上部閉塞壁の、入口に対向する縁に垂下状に設けられ、且つ、ケーシングの底壁との間に連通開口を形成するようになされた垂下壁とを有し、前記出口側室を形成する、ケーシングの側周壁に出口が連通開口の上縁より上方に位置するようにして形成され、前記排水管接続筒に排水本管が下側から接続されるようになされ、前記排水管接続筒に、洗面ボウル等の水槽に接続された排水管が上側から着脱自在に接続されるようになされたものは知られている。
前記従来の排水トラップには以下の如き欠点があった。
洗面ボウル等の水槽からそれに接続された排水管に落下した指輪、イヤリング等の小物は、一旦ケーシングの底壁に乗るかたちにはなるが、そこに留まらずに、その後、排水の流れに乗って出口から下側の排水本管に流出してしまうことが多く、その結果、小物を回収することが出来ないことが多いという欠点があった。なお、ケーシングの底壁と出口下縁との距離を、小物が出口から流出しない程に長くすればよいが、そのようにすれば、排水トラップの全体長さが長くなり、そのような排水トラップは、省スペースの商品とはならないので、商品としての価値はない。
洗面ボウル等の水槽からそれに接続された排水管に落下した指輪、イヤリング等の小物は、一旦ケーシングの底壁に乗るかたちにはなるが、そこに留まらずに、その後、排水の流れに乗って出口から下側の排水本管に流出してしまうことが多く、その結果、小物を回収することが出来ないことが多いという欠点があった。なお、ケーシングの底壁と出口下縁との距離を、小物が出口から流出しない程に長くすればよいが、そのようにすれば、排水トラップの全体長さが長くなり、そのような排水トラップは、省スペースの商品とはならないので、商品としての価値はない。
本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
請求項1の発明は、内周面下部に内方張出縁を有する排水管接続筒と、この排水管接続筒の内方張出縁に、上端に設けられた外方張出縁が載せられたトラップ本体とを有しており、前記トラップ本体が、上端に前記外方張出縁が設けられた上面開放の有底筒状のケーシングと、このケーシング内を入口側室と出口側室とに区画する仕切り体とを有しており、前記仕切り体が、入口側室の上部に入口を形成するように、且つ、出口側室の上方を閉塞するようにしてケーシングに設けられた上部閉塞壁と、この上部閉塞壁の、入口に対向する縁に垂下状に設けられ、且つ、ケーシングの底壁との間に連通開口を形成するようになされた垂下壁とを有し、前記出口側室を形成する、ケーシングの側周壁に出口が連通開口の上縁より上方に位置するようにして形成され、前記排水管接続筒に排水本管が下側から接続されるようになされ、前記排水管接続筒に、洗面ボウル等の水槽に接続された排水管が上側から着脱自在に接続されるようになされた排水トラップにおいて、前記ケーシングの底壁にその底壁の内面平面形状より小さな開口が形成され、この開口の周縁部に上面開放の有底筒状の小物貯留室が下方突出状に設けられているものである。
請求項1の発明は、内周面下部に内方張出縁を有する排水管接続筒と、この排水管接続筒の内方張出縁に、上端に設けられた外方張出縁が載せられたトラップ本体とを有しており、前記トラップ本体が、上端に前記外方張出縁が設けられた上面開放の有底筒状のケーシングと、このケーシング内を入口側室と出口側室とに区画する仕切り体とを有しており、前記仕切り体が、入口側室の上部に入口を形成するように、且つ、出口側室の上方を閉塞するようにしてケーシングに設けられた上部閉塞壁と、この上部閉塞壁の、入口に対向する縁に垂下状に設けられ、且つ、ケーシングの底壁との間に連通開口を形成するようになされた垂下壁とを有し、前記出口側室を形成する、ケーシングの側周壁に出口が連通開口の上縁より上方に位置するようにして形成され、前記排水管接続筒に排水本管が下側から接続されるようになされ、前記排水管接続筒に、洗面ボウル等の水槽に接続された排水管が上側から着脱自在に接続されるようになされた排水トラップにおいて、前記ケーシングの底壁にその底壁の内面平面形状より小さな開口が形成され、この開口の周縁部に上面開放の有底筒状の小物貯留室が下方突出状に設けられているものである。
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
請求項1の発明によれば、以下の理由により、排水管に落下した指輪、イヤリング等の小物を小物貯留室に溜めることが出来るので、トラップ本体を排水管接続筒から上方に引き抜くことにより、容易に小物を回収することが出来る。小物貯留室に小物を溜めることが出来るのは、小物貯留室内の排水は排水トラップ内の排水の流れから外れてよどんだ状態となっていて小物貯留室内に落ち込んだ小物が排水の流れに乗らないこと及び小物貯留室内に落ち込んだ小物は小物貯留室の側周壁が障壁となり小物貯留室から脱出困難であることの2つの理由による。なお、本発明では、出口からの小物の流出を防ぐようにケーシングの底壁と出口下縁との距離を長くする場合に比較して、小物貯留室の高さ(上下長さ)は短くて済むので、排水トラップを省スペースの商品とすることが出来る。
請求項1の発明によれば、以下の理由により、排水管に落下した指輪、イヤリング等の小物を小物貯留室に溜めることが出来るので、トラップ本体を排水管接続筒から上方に引き抜くことにより、容易に小物を回収することが出来る。小物貯留室に小物を溜めることが出来るのは、小物貯留室内の排水は排水トラップ内の排水の流れから外れてよどんだ状態となっていて小物貯留室内に落ち込んだ小物が排水の流れに乗らないこと及び小物貯留室内に落ち込んだ小物は小物貯留室の側周壁が障壁となり小物貯留室から脱出困難であることの2つの理由による。なお、本発明では、出口からの小物の流出を防ぐようにケーシングの底壁と出口下縁との距離を長くする場合に比較して、小物貯留室の高さ(上下長さ)は短くて済むので、排水トラップを省スペースの商品とすることが出来る。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
建物1の基礎床(図示略)の上に、根太(図示略)等を介して床板3が、基礎床との間に空隙をあけるようにして、施工されている。
前記床板3には上下方向に貫通する貫通孔4が形成され、この貫通孔4を通じて建物1側の排水本管6の立ち上がり部7の上部が床板3の上方に露出している。
前記床板3の上面には、周知の洗面台等の水槽付きキャビネット11が載置されている。水槽付きキャビネット11の底板12と床板3との間には周知のごとく空隙13が形成されている。前記空隙13は、水槽付きキャビネット11の底板12、前側の蹴込板(図示略)、左右の側板(図示略)及び後側の背板(図示略)により囲まれている。前記底板12の上方は物品収納空間14となされ、その上方に水槽付きキャビネット11の天板(図示略)が位置し、この天板に水槽(図示略)が設けられている。
前記底板12には上下方向に貫通する貫通孔16が形成され、この貫通孔16に前記立ち上がり部7の上端部が嵌められている。
前記立ち上がり部7の上端部に排水トラップ20が、後述するようにして嵌め止められている。
前記排水トラップ20は、内周面下部に内方張出縁21を有する排水管接続筒22と、この排水管接続筒22の内方張出縁21に、上端に設けられた外方張出縁26が載せられたトラップ本体24とを有している。
前記排水トラップ20は、内周面下部に内方張出縁21を有する排水管接続筒22と、この排水管接続筒22の内方張出縁21に、上端に設けられた外方張出縁26が載せられたトラップ本体24とを有している。
前記トラップ本体24は、上端に前記外方張出縁26が設けられた上面開放の有底筒状のケーシング25と、このケーシング25内を入口側室28と出口側室29とに区画する仕切り体30とを有している。
前記仕切り体30は、入口側室28の上部に入口34を形成するように、且つ、出口側室29の上方を閉塞するようにしてケーシング25に設けられた上部閉塞壁31と、この上部閉塞壁31の、入口34に対向する縁に垂下状に設けられ、且つ、ケーシング25の底壁37との間に連通開口39を形成するようになされた垂下壁32とを有している。
前記出口側室29を形成する、ケーシング25の側周壁38に出口35が連通開口39の上縁より上方に位置するようにして形成されている。
前記排水管接続筒22が排水本管6の立ち上がり部7に嵌入・接続され、前記排水管接続筒22に、水槽付きキャビネット11の水槽(図示略)に接続された可撓性の排水管41の下端に設けられた可撓性の接続具42が着脱自在に嵌入・接続されている。
前記ケーシング25の底壁37にその底壁37の内面平面形状より小さな開口44(例えば、円形の開口)が形成され、この開口44の周縁部に上面開放の有底筒状の小物貯留室45が下方突出状に設けられている。この小物貯留室45の内径は、例えば20mmで、内側の高さは20mmである。しかし、小物貯留室45の大きさは前記寸法に限定されない。
上記において、排水は図1の矢印に示すように流れる。
水槽からそれに接続された排水管41に落下した指輪、イヤリング等の小物は、ケーシング25の底部の小物貯留室45内に落ち込む。ところで、小物貯留室45内の排水が排水トラップ20内の排水の流れから外れてよどんだ状態となっており、且つ、小物貯留室内45に落ち込んだ小物は小物貯留室45の側周壁が障壁となり小物貯留室45から脱出困難であるので、小物貯留室45内に落ち込んだ小物は小物貯留室45内に留まる。そのため、接続具42を排水管接続筒22から外した後、トラップ本体24を上方に取り出し、トラップ本体24を逆さまにすることにより、小物を入口34又は出口35より回収することが出来る。その後、前記と逆の操作でトラップ本体24等を元の状態にセットする。
以下に変形例等について説明を加える。
(1)排水トラップ20の設置場所は任意である。
(2)内方張出縁21及び外方張出縁26は環状でなくてもよい。内方張出縁21に外方張出縁26が載るようにさえなっていればよい。
(1)排水トラップ20の設置場所は任意である。
(2)内方張出縁21及び外方張出縁26は環状でなくてもよい。内方張出縁21に外方張出縁26が載るようにさえなっていればよい。
6 排水本管
7 立ち上がり部
20 排水トラップ
21 内方張出縁
22 排水管接続筒
24 トラップ本体
25 ケーシング
26 外方張出縁
28 入口側室
29 出口側室
30 仕切り体
31 上部閉塞壁
32 垂下壁
34 入口
35 出口
37 底壁
38 側周壁
39 連通開口
41 排水管
42 接続具
44 開口
45 小物貯留室
7 立ち上がり部
20 排水トラップ
21 内方張出縁
22 排水管接続筒
24 トラップ本体
25 ケーシング
26 外方張出縁
28 入口側室
29 出口側室
30 仕切り体
31 上部閉塞壁
32 垂下壁
34 入口
35 出口
37 底壁
38 側周壁
39 連通開口
41 排水管
42 接続具
44 開口
45 小物貯留室
Claims (1)
- 内周面下部に内方張出縁を有する排水管接続筒と、この排水管接続筒の内方張出縁に、上端に設けられた外方張出縁が載せられたトラップ本体とを有しており、前記トラップ本体が、上端に前記外方張出縁が設けられた上面開放の有底筒状のケーシングと、このケーシング内を入口側室と出口側室とに区画する仕切り体とを有しており、前記仕切り体が、入口側室の上部に入口を形成するように、且つ、出口側室の上方を閉塞するようにしてケーシングに設けられた上部閉塞壁と、この上部閉塞壁の、入口に対向する縁に垂下状に設けられ、且つ、ケーシングの底壁との間に連通開口を形成するようになされた垂下壁とを有し、前記出口側室を形成する、ケーシングの側周壁に出口が連通開口の上縁より上方に位置するようにして形成され、前記排水管接続筒に排水本管が下側から接続されるようになされ、前記排水管接続筒に、洗面ボウル等の水槽に接続された排水管が上側から着脱自在に接続されるようになされた排水トラップにおいて、前記ケーシングの底壁にその底壁の内面平面形状より小さな開口が形成され、この開口の周縁部に上面開放の有底筒状の小物貯留室が下方突出状に設けられている排水トラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004027500A JP2005220543A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 排水トラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004027500A JP2005220543A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 排水トラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005220543A true JP2005220543A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34996396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004027500A Pending JP2005220543A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 排水トラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005220543A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102330453A (zh) * | 2011-06-01 | 2012-01-25 | 王凤蕊 | 防返溢管道接入装置 |
-
2004
- 2004-02-04 JP JP2004027500A patent/JP2005220543A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102330453A (zh) * | 2011-06-01 | 2012-01-25 | 王凤蕊 | 防返溢管道接入装置 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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