JP2005207165A - 駐車ロック装置 - Google Patents

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隆 手塚
Teruyuki Shiotani
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Abstract

【課題】簡素な機構により駐車車両の不正な退出を阻止することができるとともに、経年劣化による誤動作を防止することができ、更には現地での細密な感度調整作業を省略することができる駐車装置を安価に提供すること。
【解決手段】駐車スペースに車両が駐車されたことを検知する検知センサ110と、該検知センサ110による検知に基づき起立して車両の退出を阻止するロック板120とを備えており、更に、ロック板120を横寝状態から車両の底面に当接状態となるまで起立方向に付勢するバネ具130を備えていることを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、各駐車スペース毎に設置される装置に係り、特にロック板を起立させて駐車車両をロックする機構を有する装置、すなわち、駐車ロック装置に関する。
駐車装置には、一台ごとに駐車車両を管理するタイプのものと、入出庫の場所を限定することにより複数台まとめて駐車車両を管理するタイプのものがある。一台ごとに駐車車両を管理するタイプの代表例としては、横寝状態にあったロック板が起立することにより車両の底面に当接して、料金精算前の駐車車両の不正な退出を阻止するものがある(特許文献1参照)。
ここで、かかる特許文献1に記載の駐車ロック装置によれば、ロック板の起立および横寝は油圧により、すなわち、ロック板と連結する油圧シリンダーの伸張および収縮により行うように構成されている。また、ロック板の駐車車両の底面への当接をリミットスイッチが検知して、油圧シリンダーの伸張を停止するように構成されている。
このように構成されているが故に、かかる特許文献1に記載の駐車装置においては、ロック板を当接状態にしっかり保持することができ、料金精算前の駐車車両の不正な退出を阻止することができるのである。
特開平11−62302号公報
しかしながら、リミットスイッチによりロック板の駐車車両の底面への当接を検知する方式であると、リミットスイッチが確実に動作するように、リミットスイッチの取付位置を現場において細密に調整する必要が生じる。なぜなら、もしリミットスイッチが確実に動作しなければ、油圧シリンダーが伸張しつづけ駐車車両の底面が傷ついてしまうからである。すなわち、従来技術の駐車ロック装置においては、設置作業が煩雑であるという問題点があった。
また、せっかく調整した後においても、リミットスイッチが使用に伴い経年劣化すると、感度が悪化したり破損する危険性があるという問題点があった。すなわち、保守点検作業を定期的、且つ確実に実行しないと、車両が傷ついてしまう可能性があった。
更に、リミットスイッチによりロック板の駐車車両の底面への当接を検知する方式とすると、その分、機構が複雑となるため、装置が高価となってしまうという問題点があった。
そこで、上記問題点を鑑みて案出されたのが本発明であって、本発明は、簡素な機構により駐車車両の不正な退出を阻止することができるとともに、経年劣化による誤動作を防止することができ、更には現地での細密な感度調整作業を省略することができる駐車装置を安価に提供することを目的としている。
(請求項1)
かかる目的を達成するために請求項1記載の駐車ロック装置は、駐車スペースに車両が駐車されたことを検知する検知センサと、該検知センサによる検知に基づき起立して前記車両の退出を阻止するロック板とを備えており、更に、前記ロック板を横寝状態から前記車両の底面に当接状態となるまで起立方向に付勢するバネ具を備えている。
かかる構成を有する請求項1記載の駐車ロック装置によれば、検知センサにより駐車スペースに車両が駐車されたことが検知されると、バネ具により、ロック板が付勢されて、横寝状態から車両の底面に当接状態となるまで起立させられる。
(請求項2)
請求項2記載の駐車ロック装置は、請求項1記載の駐車ロック装置において、検知センサによる検知に基づき所定時間の計時を実行する計時と、油圧により伸縮可能なシリンダーと、該シリンダーをロック板に連結する連結具と、前記シリンダーを油圧制御する油圧制御装置とを備えており、該油圧制御装置は、前記計時による所定時間の計時の終了に応じて、計時終了時におけるシリンダーの伸張長さを保持するように構成されている。
かかる構成を有する請求項2記載の駐車ロック装置によれば、請求項1記載の駐車ロック装置と同様に作用する上、計時により、検知センサによる検知に基づき所定時間の計時が実行され、かかる計時が終了すると、油圧制御装置の一構成要素であるモーターが停止し、シリンダーが計時終了時の伸張長さに保持される。すなわち、バネ具により付勢されたロック板は当接状態において保持される。
(請求項3)
請求項3記載の駐車ロック装置は、請求項2記載の駐車ロック装置において、油圧制御装置は、シリンダーを収縮することによりロック板を当接状態から横寝状態とするように構成されている。
かかる構成を有する請求項3記載の駐車ロック装置によれば、請求項2記載の駐車ロック装置によれば、シリンダーが収縮することにより、バネ具によるバネ付勢により駐車車両の底面に当接状態とされているロック板が横寝状態に戻される。
(請求項4)
請求項4記載の駐車ロック装置は、請求項2又は3に記載の駐車ロック装置において、シリンダーには、収縮用空間と伸張用空間とが形成されており、油圧制御装置は、油の吐出により前記シリンダーを伸張し又は収縮させるための油圧ポンプと、油圧ポンプと前記収縮用空間とをつなぐ油路に配設されるとともに、前記収縮用空間への油の流れは許容するが収縮用空間からの油の流出は阻止する伸張阻止用パイロットチェック弁と、油圧ポンプと前記伸張用空間とをつなぐ油路に配設されるとともに、前記伸張用空間への油の流れは許容するが伸張用空間からの油の流出は阻止する収縮阻止用パイロットチェック弁と、前記油圧ポンプと前記伸張用空間とをつなぐ油路から分岐して油タンクに連絡する油路に配設されるとともに、前記伸張阻止用パイロットチェック弁を開弁させるパイロット圧を発生させる絞りとを備えている。
かかる構成を有する請求項4記載の駐車ロック装置によれば、請求項2又は3に記載の駐車ロック装置と同様に作用する上、油圧ポンプ162により矢印X方向へ油が吐出された場合に、絞り抵抗によって伸張阻止用パイロットチェック弁163を開弁させるパイロット圧を立てつつ、収縮阻止用パイロットチェック弁164を介してシリンダー150の伸張用空間151aへ吐出される油を還流する。
(請求項1)
請求項1記載の駐車ロック装置によれば、バネ具により、車両の底面に当接して車両の退出を阻止するロック板が横寝状態から当接状態となるまで起立するように、バネ付勢される。従って、当接状態を検知する検知センサ(例えば、リミットスイッチや光学検知センサ、近接検知センサ)を設けなくてもよくなり、ロック機構(退出防止機構)を簡素な機構により実現することができるとともに、設置時における現地での細密な検知センサの感度調整作業を省略することができるという効果がある。更には、経年劣化により誤動作してしまうことを防止することができるという効果もある。
(請求項2)
請求項2記載の駐車ロック装置によれば、請求項1記載の駐車ロック装置の奏する効果に加え、車両の駐車を検知する検知センサによる検知に基づいて実行される計時による計時が終了すると、油圧制御装置の一構成要素であるモーターが停止し、シリンダーが計時終了時の伸張長さに、バネ具により付勢されたロック板は当接状態において保持されるので、ロック板の収縮を防止して、車両の発進等による不正な退出を阻止することができるという効果がある。
(請求項3)
請求項3記載の駐車ロック装置によれば、請求項2記載の駐車ロック装置の奏する効果に加え、シリンダーが収縮することにより起立状態から横寝状態となるようにされているので、シリンダーを単にロック板の保持に用いるのみならず、バネ付勢により起立状態となっているロック板を確実に横寝状態に戻すことができるという効果がある。すなわち、一のシリンダーに二つの機能を付与することができる。
(請求項4)
請求項4記載の駐車ロック装置によれば、請求項2又は3に記載の駐車ロック装置の奏する効果に加え、バネ具130のバネ付勢力によるピストン151の伸張作用に伴う収縮用空間151aの拡大に応じた分の油を供給することができる程度の低圧力とすることができ、ひいては、ピストン151に作用する推力を極めて小さくすることができるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の最良な実施の形態の例(実施例)について説明する。勿論、下記実施例は、本発明の最良な実施例を示すに過ぎず、本発明の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
各図に示すように、本発明の一実施例である駐車ロック装置100は、検知センサ110と、ロック板120と、バネ具130と、連結具140と、シリンダー150と、油圧制御装置160とによって構成されている。検知センサ110、バネ具130、連結具140の一部、シリンダー150、及び油圧制御装置160は、箱体170に収容されている。
検知センサ110は、駐車スペース500内に設置されており、駐車スペース500内に車両1000が駐車されたことを検知する。本実施例においては、ロック板120の周辺に設置されている。なぜなら、駐車スペース500の枠線501に沿って設ける場合に比べて、安価に検知センサ110を設置することができるからである。勿論、ロック板120の周辺以外に検知センサ110を設けるようにしても良い。なお、検知センサ110としては、例えば、光電センサ(光電スイッチともいう。)が用いられる。
ロック板120は、駐車スペース500内に設置された車両1000の不正(料金未支払い)な退出を阻止するためのものであり、通常は鉄、アルミ等の金属材(合金材も含む)により構成されている。かかるロック板120は、駐車がされていない場合には、駐車面に対して平行に横寝状態となっているが、検知センサ110により車両1000の駐車が検知された場合には、横寝状態から起立して車両1000の底面1010に当接(接触)するようになっている。
バネ具130は、特許請求の範囲に記載のバネ材の一種であり、コイルバネ(コイル形状のバネ材)により構成されている。このバネ具130は、弾性体の一種であるから弾性性質を有し、常時、ロック板120を起立状態となるように付勢している。これにより、ロック板120を横寝状態から起立させることができる。勿論、コイルバネ以外のバネ、例えば、板バネにより構成されても良い。
連結具140は、ロック板120に対してシリンダー150(より具体的には、シリンダー150を構成するピストン153を結合したピストンロッド152の先端部)を連結するためのものであり、連結ロッド141と、この連結ロッド141に連結された連結カム142とによって構成されている。連結ロッド141は、ロック板120の一端辺に固定されており、この連結ロッド141にバネ具130が配設されている。連結カム142にはシリンダー150が連結されている。
連結カム142には、シリンダー150(具体的には、ピストンロッド152)の先端部を揺動可能に取付けるための連結穴142aが形成されており、その連結穴142aは、長穴状に形成されている。このように長穴状に形成されているので、シリンダー150の先端部が揺動可能な遊び142bを設けることができる。よって、ロック板120がバネ具120により付勢されて車両1000の底面1010に当接状態となると後述する油圧制御装置160によりロック板120の位置が保持されるが、例えば車両1000に人が乗車するなどして車両1000が沈んだ場合にも、遊び142bの分、ロック板120が横寝するので、車両1000の底面1010が傷ついてしまうことを防止できる。
シリンダー150は、筒体151内にピストンロッド152に結合したピストン153を備えたものであって、筒体151はピストン153によって二つの空間(伸張用空間151aと、収縮用空間151b)に仕切られており、伸張用空間151aに油が流入すると(送給されると)、ピストン153が伸張方向へ摺動して、結果シリンダー150が伸張する。一方、収縮用空間151bに油が流入すると(送給されると)、ピストン153が収縮方向へ摺動して、結果シリンダー150が収縮する。このピストンロッド152の先端部は、連結具140を介してロック板120と連結されている。
油圧制御装置160は、シリンダー150を油圧により駆動するものであり、図6に示すような回路構成を備えている。油圧制御装置160は、モーター161と、油圧ポンプ162と、伸張阻止用パイロットチェック弁163と、収縮阻止用パイロットチェック弁164と、固定絞り165と、リリーフ弁166と、油タンク167と、補給用チェック弁168a,168bと、タイマー169と、これらを接続する油路a,b,c,d(発明の理解を容易とするために、主要なものにのみ符号を付している。)とによって構成されている。
モーター161は、油圧ポンプ162に連結されており、回転することにより油圧ポンプ162を駆動し、正逆回転可能であって、シリンダー150の伸張時と収縮時とでは回転方向が異なるのである。モーター161の回転の契機は、検知センサ110により車両1000の駐車が検知された時が開始の契機であり、タイマー161が計時終了した時が終了の契機である。油圧ポンプ162は、モーター161の回転に伴って、油を吐出するものであって、モーター161の回転方向に応じて、矢印X方向又は矢印Y方向へ油を吐出する。そして、油圧ポンプ162により吐出される油はシリンダー150の伸張用空間151a又は収縮用空間151bへ送給され、これにより、シリンダー150が伸張し、又は収縮するのである。
伸張阻止用パイロットチェック弁163は、油圧ポンプ162とシリンダー150の収縮用空間151bとをつなぐ油路aに配設されており、油圧ポンプ162から収縮用空間151bへの油の流れは許容するが(シリンダー150の収縮は許容するが)、収縮用空間151bからの油の流出は阻止する(シリンダー150の伸張は阻止する)。ただし、伸張阻止用パイロットチェック弁163は油圧ポンプ162から伸張用空間151a側に油が吐出されるときは、その吐出圧力をパイロット圧力として開弁し、収縮用空間151bからの油の流出を許容する。
収縮阻止用パイロットチェック弁164は、油圧ポンプ162とシリンダー150の伸張用空間151aとをつなぐ油路bに配設されており、油圧ポンプ162から伸張用空間151aへの油の流れは許容するが(シリンダー150の伸張は許容するが)、伸張用空間151aからの油の流出は阻止する(シリンダー150の収縮は阻止する)。ただし、伸張阻止用パイロットチェック弁163と同じように、収縮阻止パイロットチェック弁164も油圧ポンプ162163から収縮用空間151b側に油が吐出されるときは、その吐出圧力をパイロット圧力として開弁し、伸張用空間151aからの油の流れを許容する。
固定絞り165は、油圧ポンプ162と伸張用空間151aとをつなぐ油路bから分岐して油タンク167に連絡する油路cに配設されており、油圧ポンプ162により矢印X方向へ油が吐出された場合に、絞り抵抗によって伸張阻止用パイロットチェック弁163を開弁させるパイロット圧を発生する。また、固定絞り165を通過した油は油タンク167へ流れるので、油圧ポンプ162より吐出される油によりピストン151に作用する推力を極めて小さくする。換言すれば、バネ具130のバネ付勢力によるピストン151の伸張作用に伴う収縮用空間151aの拡大に応じた分の油を供給することができる程度の低圧力とする。従って、ロック板120が起立して車体1000に当接しても、その押付力は極めて小さく、車両1000が傷つく等の不具合は生じない。なお、絞り機構は、固定絞り165、即ち、固定式の絞りに限られず、可変式の絞り(可変絞り)であっても良い。換言すれば、絞りは、固定式であるか可変式であるかの如何によらない。
リリーフ弁166は、油圧ポンプ162と収縮用空間151bとをつなぐ油路aから分岐する油路cに配設されている。リリーフ弁166は、油圧ポンプ162により油が矢印Y方向へ吐出されて、シリンダ150が最収縮状態になっても油圧ポンプ162が駆動するような場合に、その吐出圧力が所定値を超えたとき圧力を解放し、機器の損傷を防止する。
補給用チェック弁168a,168bは、油圧ポンプ162側からの油の流れを防止しつつ、油圧ポンプ162側の油が不足した場合に油タンク167から油を補給することができる。タイマー169は、検知センサ110による車両1000の検知時点からの計時、シリンダー150の伸張時間の計時を実行する。
次に、上記のように構成された駐車ロック装置100の動作について説明する。まず、車両1000が駐車されていない状況においては、ロック板120が横寝状態となっている。次に、車両1000が駐車スペースに駐車されると、検知センサ110が車両1000の駐車スペースへの駐車を検知し、この契機に応じて、モーター161がタイマー169による所定時間の計時分、回転する。これにより、油圧ポンプ162が駆動して矢印X方向へ油を吐出すると、伸張阻止用パイロットチェック弁163がパイロット圧で開弁し、シリンダー150の収縮用空間151bからの油の流出が許容され、バネ具130の弾性性質を利用したバネ付勢力によってロック板120が起立する。この起立に伴って、ロック板120に連結具140を介して連結されているピストンロッド152も伸張方向へ摺動してシリンダー150が伸張する。ここで、伸張時においては、油圧ポンプ162より吐出される油流は、絞り165によって油タンク167に開放されているために吐出圧力は低圧でシリンダー150の伸張に積極的に関与しない。また、収縮用空間151bから流出された油は油圧ポンプ162によって、矢印X側へ吐出されるとともに、伸張用空間151aで不足する油量は、補給用チェック弁168bを介して油圧ポンプ162により供給される。
モーター161の駆動開始時からタイマー169による所定時間の計時が終了すると、モーター161の駆動が停止される。これにより、車両1000の如何によって底面1010の高さが異なる場合にも、ロック板120を底面1010に当接させることが可能となる。また、このとき、ロック板120の起立は油圧力によるシリンダー150の伸張によって行われるのではなくバネ具130の弾性性質を利用したバネ付勢力によって行われるので、地面GLから底面1010までの距離、すなわち車高の高低に関係なく、ロック板120を車両1000の底面1010に当接させることができるとともに(勿論、車高が高くロック板120の長さにより当接しない車両1000もある)、車両1000の底面1010が傷ついてしまうことを防止できる。
また、モーター161が停止することによって油圧ポンプ162も停止するので、伸張阻止用パイロットチェック弁163及び収縮阻止用パイロットチェック弁164は開弁し、シリンダー150からの油の流出が阻止される。よって、ロック板120の位置を保持することが、すなわち、ロック板120を車両1000の底面1010へ当接した状態に保持することができるとともに、ロック板120が保持されているが故に、料金精算前に無理矢理(不正)に車両1000を退出さようとしても、ロック板120が下がってしまうことを防止することも可能である。
油圧による保持は、料金精算機600を介した料金精算により解除される。具体的には、料金精算機600で料金精算するとタイマー169による所定時間の計時分、モーター161が回転し(伸張時に対して回転が逆)、そのモーター161の回転に伴い油圧ポンプ162が駆動して、矢印Y方向に油を吐出し、収縮阻止用パイロットチェック弁164に対してパイロット圧で開弁する。これにより、伸張阻止用パイロットチェック弁163を介してシリンダー150の収縮用空間151bに油が流入して、ピストン153を押圧する。この結果、シリンダー150がバネ具130のバネ付勢力に抗して収縮する。そして、シリンダー150が所定長さまで収縮すると、モータ161の回転が停止して、ロック板120が横寝状態となって、車両1000が退出可能となる。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、上記実施例は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることはいうまでもなく、本発明の技術的範囲には、それらの改良変形も含まれる。
本発明の一実施例である駐車ロック装置が配設された駐車場の平面図である。 上記駐車ロック装置の概略平面図である。 駐車ロック装置の概略側方断面図であり、詳細には、(a)は図2のA−A断面図であり、(b)は図2のB−B断面図である。 上記駐車ロック装置を構成するロック板が車両の車高の如何に関わらず底面1010に当接している様子を示す図であり、(a)は車高の高い車両に当接している状態を示し、(b)は車高の低い車両に当接している状態を示す。勿論、車高の高さは相対的なものである。 車重の変化によって上記駐車ロック装置を構成するロック板が揺動する様子を示す図であり、(a)は、車両が沈む前のロック板の当接の様子を示す図であり、(b)は車両が沈んだ後のロック板の当接の様子を示す図である。 上記駐車ロック装置を構成する油圧制御装置の回路図である。
符号の説明
100 駐車ロック装置
110 検知センサ
120 ロック板
130 バネ具
140 連結具
141 (連結具の)連結ロッド
142 (連結具の)連結カム
142a 連結穴
142b 遊び
150 シリンダー
151 筒体
151a 伸張用空間
151b 収縮用空間
152 ピストン
160 油圧制御装置
161 モーター
162 油圧ポンプ162
163 伸張阻止用パイロットチェック弁
164 収縮阻止用パイロットチェック弁
165 固定絞り
166 リリーフ弁
167 油タンク
168a,168b 補給用チェック弁
169 タイマー
170 箱体
500 駐車スペース
501 (駐車スペースの)枠線
600 料金精算機
1000 車両
1010 (車両の)底面
GL 地面

Claims (4)

  1. 駐車スペースに車両が駐車されたことを検知する検知センサと、該検知センサによる検知に基づき起立して前記車両の退出を阻止するロック板とを備えた駐車ロック装置において、
    前記ロック板を横寝状態から前記車両の底面に当接状態となるまで起立方向に付勢するバネ具を備えていることを特徴とする駐車ロック装置。
  2. 検知センサによる検知に基づき所定時間の計時を実行するタイマーと、
    油圧により伸縮可能なシリンダーと、
    該シリンダーをロック板に連結する連結具と、
    前記シリンダーを油圧制御する油圧制御装置とを備えており、
    該油圧制御装置は、前記計時による所定時間の計時の終了に応じて、計時終了時におけるシリンダーの伸張長さを保持することを特徴とする請求項1記載の駐車ロック装置。
  3. 油圧制御装置は、シリンダーを収縮することによりロック板を当接状態から横寝状態とすることを特徴とする請求項2記載の駐車ロック装置。
  4. シリンダーには、収縮用空間と伸張用空間とが形成されており、
    油圧制御装置は、油の吐出により前記シリンダーを伸張し又は収縮させるための油圧ポンプと、油圧ポンプと前記収縮用空間とをつなぐ油路に配設されるとともに、前記収縮用空間への油の流れは許容するが収縮用空間からの油の流出は阻止する伸張阻止用パイロットチェック弁と、油圧ポンプと前記伸張用空間とをつなぐ油路に配設されるとともに、前記伸張用空間への油の流れは許容するが伸張用空間からの油の流出は阻止する収縮阻止用パイロットチェック弁と、前記油圧ポンプと前記伸張用空間とをつなぐ油路から分岐して油タンクに連絡する油路に配設されるとともに、前記伸張阻止用パイロットチェック弁を開弁させるパイロット圧を発生する絞りとを備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の駐車ロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103590636A (zh) * 2013-11-25 2014-02-19 江南嘉捷电梯股份有限公司 立体车库的载车板

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