JP2005205434A - 鋳造機用金網製フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】溶湯の圧力によって湯口から外れることがないとともに、溶湯の加圧時間が短くてもフィルタの一部が鋳造物内に入るようにする。
【解決手段】つば部38が帽体部37の全周に形成されたつば付きの帽子状を呈するフィルタ本体35を有する。前記フィルタ本体35の外周部から下方に延びる下方延在部36を有する。前記つば部38の外周縁と前記帽体部37との間に環状の凹部39を形成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、低圧鋳造用鋳造機の湯口内に装着する鋳造機用金網製フィルタに関するものである。
従来、例えば自動二輪車用エンジンのシリンダヘッドは低圧鋳造法によって鋳造されている。この低圧鋳造用の鋳造機としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に示された鋳造機は、下金型と上金型とからなる金型の下方にるつぼが配設され、このるつぼに貯留された溶湯を加圧してストークと湯口カップとを通して押上げ、前記下金型の湯口に供給する構成が採られている。
この種の鋳造機は、るつぼ内やストーク内で生成された酸化物や溶湯中の異物が溶湯とともに金型内に流れ込むことを阻止するために、図5に示すように、湯口内に金網製のフィルタが装着されている。
図5は従来のフィルタが装着された鋳造機の湯口部分を拡大して示す断面図で、同図において、符号1は下金型を示し、2は下金型用支持部材、3は湯口カップ、4はフィルター、5は金型内で凝固した溶湯を示す。
前記下金型1は、キャビティ6が上方に向けて開口するように形成され、前記下金型用支持部材2を介して図示していない基台に固定されている。前記キャビティ6は、下金型と上金型(図示せず)とによって形成され、下端部にランナー7が形成されている。このランナー7は、同図中に二点鎖線で示す製品部分8より下方に凹むように下金型1に形成され、その底面に湯口9が開口している。
前記湯口9は、前記下金型用支持部材2に保持された湯口カップ3に接続されている。前記湯口カップ3は、図示してはいないが、下端部にストークが接続され、このストークを介してるつぼ内に連通されている。すなわち、この鋳造機においては、溶湯がストークを通って湯口カップ3に押し上げられ、湯口カップ3から湯口9を通ってキャビティ6内(ランナー7)に供給される。
前記湯口9は、上方に向かうにしたがって次第に開口径が大きくなるように形成されており、その中間部位にフィルタ4が装着されている。このフィルタ4は、加圧成形により有底円筒状に成形された金網からなり、前記湯口9に嵌合して上下方向に延びる上下方向延在部4aと、この上下方向延在部4aの上端部分に湯口9を上下方向に仕切るように設けられた円板状のフィルタ本体4bとが一体に形成されている。このフィルタ4は、キャビティ6側から湯口9に挿入され、作業者によって押されて弾性変形した状態で湯口9内に圧入される。
この従来の鋳造機は、溶湯が前記フィルタ4を通してキャビティ6内に供給され、この溶湯がキャビティ6内を満たし、湯口9近傍で凝固したときに、るつぼ側での溶湯の加圧が停止される。このように加圧を停止することによって、溶湯の未凝固部分がるつぼに流下し、凝固した部分(溶湯5)が金型側に残る。従来の鋳造機は、前記フィルタ4が前記凝固した部分に入り、鋳ぐるみ状態(図5参照)となるように加圧時間が設定されている。このため、フィルタ4は、鋳造後に鋳造物を下金型1から上方に離型させることによって、鋳造物とともに湯口9から取外される。
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開平11−57979号公報
上述したように構成された従来の鋳造機は、フィルタ4が作業者によって湯口9に取付けられており、フィルタ4を湯口9に圧入するときの力が作業者毎に異なるため、フィルタ4が不適切な位置に取付けられるおそれがあった。例えば、フィルタ4が相対的にランナー7に近い位置(図中上方)に装着された場合は、フィルタ4を湯口9内に固定する力が小さくなるために、鋳造時にフィルタ4が溶湯によって押されることによって湯口9からランナー7側に外れ、製品部分8内に入ってしまうおそれがある。このようにフィルタ4が製品部分8に入ってしまうと、鋳造された物は不良品となる。
一方、フィルタ4が相対的に湯口カップ3に近い位置(図中下方)に装着された場合は、溶湯の凝固部分5にフィルタ4を取込むことができなくなるおそれがある。この場合は、鋳造物を離型させてもフィルタ4が湯口9に残存するため、次回の鋳造を行う以前に鋳造機を停止させフィルタ4を取り除かなればならず、鋳造機の連続的な可動を行うことができなくなる。このような事態が起きないように従来では、フィルタ4が湯口9に残存することがないように、溶湯の凝固部分5が湯口9の下部に達するまで溶湯を加圧している。このため、1回の鋳造に必要な時間(サイクルタイム)が長くなってしまうという問題があった。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、溶湯の圧力によって湯口から外れることがなく、しかも、溶湯の加圧時間が短くてもフィルタが鋳造物内に取込まれる鋳造機用金網製フィルタを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明に係る鋳造機用金網製フィルタは、低圧鋳造用鋳造機の湯口内にランナー側から嵌合させて装着する鋳造機用金網製フィルタであって、上方に凸の帽体の下部全周につば部が形成されたつば付きの帽子状を呈するフィルタ本体と、このフィルタ本体の外周部から下方に延びる下方延在部とから構成し、前記つば部の外周縁と前記帽体部との間に環状の凹部を形成したものである。
請求項2に記載した発明に係る鋳造機用金網製フィルタは、請求項1に記載した発明に係る鋳造機用金網製フィルタにおいて、湯口への圧入時にフィルタ本体のつば部外周縁を湯口のランナー側開口縁部にほぼ位置するよう圧入したものである。
本発明によれば、屈曲部分を有するフィルタ本体が実質的に径方向に弾性変形可能なばねとして機能するから、フィルタ本体が湯口に押し込まれた状態で湯口の周壁に圧接する弾発力を増大させることができる。
このため、フィルタを湯口内に強固に保持させることができるから、鋳造時にフィルタが溶湯の圧力によって湯口から外れることを確実に防ぐことができ、歩留りを向上させることができる。
また、フィルタ本体の帽体部は、湯口に嵌合するつば部より上方に突出しているから、フィルタ本体が湯口の相対的に下側に位置付けられている場合でも、帽体部の上端部を溶湯の凝固部分に臨ませることができる。このため、溶湯が湯口の下部まで凝固するのを待たなくてもフィルタの一部(帽体)が凝固部分内に入っているから、鋳造を1回実施するために要する時間(サイクルタイム)を短縮することができる。しかも、フィルタを確実に鋳造物とともに金型から取外すことができるから、専らフィルタを金型から取外すために鋳造機を停止させるようなことはなくなる。したがって、上述したようにサイクルタイムを短縮できることと相俟って生産性をより一層向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、フィルター本体のつば部を目安にしてフィルター本体を湯口のランナー側開口縁部に位置決めすることができるから、フィルターを装着する作業者が交代したとしても、フィルター本体の帽体部がランナー内に臨むように常に一定の位置にフィルター本体を位置付けることができる。このため、ランナー内で溶湯が凝固したときに溶湯の加圧を停止させることができるから、溶湯の凝固部分が湯口内に達してから溶湯の加圧を停止する場合に較べて、溶湯の加圧を停止する時期を早くすることができる。この結果、より一層サイクルタイムを短縮することができ、生産効率を向上させることができる。
以下、本発明に係る鋳造機用金網製フィルタの一実施の形態を図1ないし図4によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るフィルタを装備した低圧鋳造用鋳造機の断面図、図2は下金型の平面図、図3は要部を拡大して示す断面図、図4はフィルタの斜視図である。
これらの図において、符号11で示すものは、この実施の形態による低圧鋳造用鋳造機である。この鋳造機11は、低圧鋳造によって自動二輪車用エンジンのシリンダヘッド(図示せず)を鋳造するためのもので、従来からよく知られているように、炉体12の上に金型13が配設されている。
前記炉体12は、上方に向けて開口する箱状に形成された本体14と、この本体14の上部開口部分を閉塞する蓋体15と、溶湯16を貯留するるつぼ17と、前記蓋体15に取付けられて下端部が前記溶湯16内に浸漬されたストーク18などによって構成されている。この炉体12の前記本体14は、前記るつぼ17内の溶湯16を所定の温度に加熱するためのヒータ(図示せず)を内蔵するとともに、加圧装置(図示せず)が接続されている。この加圧装置は、鋳造時に不活性ガスを前記本体14内に供給して溶湯16の上面を加圧して溶湯16をストーク18内に押し出すためのもので、本体14に形成された接続口14aにガス管(図示せず)が接続されている。
この鋳造機11による鋳造は、従来の鋳造機と同様に、金型13を型締めした状態で加圧装置によって炉体12の本体14内を加圧することによって実施される。鋳造時に溶湯16は、前記本体14内が加圧されることにより、るつぼ17内からストーク18内を上昇し、上方に位置する金型13内に供給される。
前記金型13は、上金型21と下金型22とから構成され、駆動装置23に支持されている。前記上金型21は、下方に向けて開口するキャビティ24が形成され、駆動装置23のプラテン25に取付けられている。このプラテン25は、駆動装置23の基台26にタイバー27を介して昇降可能に支持され、図示していない昇降用モータによって上下方向に移動させられる。
前記下金型22は、上方に向けて開口するキャビティ28が形成され、前記基台26の上に支持部材29によって固定されている。この下金型22と前記上金型21には、これらを鋳造温度まで予熱するためのヒータ(図示せず)と、鋳造時の金型温度を一定に保つための水冷式冷却装置(図示せず)とが設けられている。
下金型22のキャビティ28の底部には、図2および図3に示すように、キャビティ28の一側部から他側部にわたって延びるようにランナー30が形成されるとともに、このランナー30の底から下方に延びるように湯口31が形成されている。
前記湯口31は、図2に示すように、下金型22の底に上方から見て楕円状に形成され、図3に示すように、上側に向かうにしたがって次第に開口径が拡がり抜き勾配を形成するように穿設されている。この湯口31の上端部の開口部分には、後述するフィルタ32が装着され、湯口31の下端には、前記下金型用支持部材29に設けられた湯口カップ33の上端部が接続されている。この湯口カップ33は、図1に示すように、前記支持部材29を上下方向に貫通しており、この支持部材29の下面に当接された前記ストーク18の上端部から溶湯16が供給される。すなわち、鋳造時に溶湯16は、前記ストーク18から湯口カップ33を通って湯口31に流入し、湯口31内からフィルタ32を通過してランナー30内に流入し、さらにキャビティ24,28内に供給される。
キャビティ24,28内を満たした溶湯16は、キャビティ24,28内の製品部分34(図3参照)から凝固し始める。この溶湯16の凝固部分は、時間の経過とともにランナー30内から湯口31内に進む。この実施の形態による鋳造機11は、ランナー30と湯口31との境界の近傍まで凝固部分が進んだときに加圧装置による加圧を停止させ、未凝固部分の溶湯16をるつぼ17に流下させる。前記加圧を停止する時期は、この実施の形態においては、下金型22に装着された温度センサ(図示せず)によって検出された前記境界近傍の溶湯16の温度に基づいて決定している。
前記フィルタ32は、図3および図4に示すように、つば付きの帽子状を呈するフィルタ本体35と、このフィルタ本体35の外周部から下方に延びる下方延在部36とから構成されている。この実施の形態によるフィルタ32は、亜鉛めっきが施された鉄製の金網を図示していない加圧成形装置により成形することによって製造されたものである。図4中には、フィルタ32の形状を理解し易いように多数の補助線が描いてあるが、このフィルタ32の網目は、前記補助線とは異なる方向に編まれた金網によって形成されている。
前記フィルタ本体35は、帽体部37が上方に凸の有底円筒状に形成され、この帽体部37の下部全周につば部38が途切れることなく一連に形成されている。前記つば部38は、前記下方延在部36に接続される外周縁38aと帽体部37との間に、上方に向けて開口する環状の凹部39が形成されている。この実施の形態においては、前記つば部38の外周縁38aは、径方向の外側に向かうにしたがって次第に下方に位置するように湾曲され、下方延在部36の上端部分に滑らかに接続されている。このようにつば部38の外周縁38aが湾曲し、かつこの外周縁38aより径方向の内側に環状の凹部39が位置しているために、このつば部38は、内周側に位置する環状の凹部39と、外周側に位置する環状の凸部40とによって断面S字状に形成されている。前記つば部38の外径は、前記湯口31のランナー側開口縁部の内径より僅かに大きくなるように形成されている。
前記下方延在部36は、このフィルタ32を加圧成形によって形成する以前の金網の四隅に相当する部分であり、フィルタ本体35の外周部の四箇所からそれぞれ下方に延設されている。この下方延在部36は、図3に示すように、湯口31のテーパ面に沿うように傾斜するように形成されている。
上述したように構成されたフィルタ32は、図3に示すように、湯口31への圧入時にフィルタ本体35のつば部38外周縁を湯口31のランナー側開口縁部(下流側端部)にほぼ位置するよう圧入することによって湯口31に装着される。このフィルタ32の湯口31への圧入は、作業者によって鋳造作業毎に行われる。前記圧入作業は、下金型22のキャビティ28側からフィルタ32の下方延在部36を湯口31に挿入し、フィルタ本体35を前記外周縁38aの全域が湯口31の周壁に接触する状態で下方(湯口31内)へ押圧することによって行う。このようにフィルタ本体35を下方へ押圧することによって、つば部38を構成する環状の凹部39および環状の凸部40と、帽体部37の基端部とが弾性変形し、フィルタ本体35が径方向に圧縮される。すなわち、屈曲部分を有するフィルタ本体35が実質的に径方向に弾性変形可能なばねとして機能する。
したがって、フィルタ本体35が湯口31に押し込まれることによって、フィルタ本体35が自らの弾性で湯口31の周壁に押されるから、このフィルタ32を湯口31内に強固に保持することができる。前記弾発力は、環状の凹部39や環状の凸部40がない従来のフィルタに較べると著しく大きくなる。
この実施の形態によるフィルタ32は、鋳造時に溶湯16が通過することにより上方へ押圧されるが、上述したように従来より大きな弾発力によって湯口31の周壁に押圧されているから、溶湯16内の酸化物や異物がフィルタ32に集められてフィルタ32に作用する押圧力が増大したとしても、湯口31から外れて製品部分34内に入ってしまうことはない。
また、フィルタ本体35の帽体部37は、湯口31に嵌合するつば部38より上方に突出しているから、仮にフィルタ本体35が湯口31の下部まで押し込まれた場合でも、帽体部37の上端部が溶湯16の凝固部分内に入るようになる。このため、溶湯16が湯口31の下部まで凝固するまで加圧停止を待たなくても前記帽体部37を凝固部分内に入っているから、鋳造を1回実施するために要する時間(サイクルタイム)を短縮することができる。このため、従来では、図3中に二点鎖線Aで示す位置に凝固部分が拡がるまで溶湯16の加圧を継続しなければならなかったが、この実施の形態による鋳造機11によれば、従来より数十秒早く加圧を停止することができた。
また、前記帽体部37が上方に突出していて溶湯16の凝固部分に入ることから、フィルタ32を鋳造物とともに金型13から確実に取外すことができる。すなわち、専らフィルタ32を金型13から取外すために鋳造機11を停止するようなことがなくなるから、上述したようにサイクルタイムを短縮できることと相俟って生産性をより一層向上させることができる。
この実施の形態によるフィルタ32のフィルタ本体35は、湯口31への圧入時につば部38の外周縁38aが湯口31のランナー側開口縁部にほぼ位置するよう圧入されるから、フィルタ32を湯口31に装着するに当たって、つば部38を目安にしてフィルタ本体35を湯口31のランナー側開口縁部に位置決めすることができる。このため、フィルタ32を装着する作業者が交代したとしても、フィルタ本体35の帽体部37がランナー30内に臨むように、常に一定の位置にフィルタ本体35を位置付けることができる。
したがって、ランナー30内で溶湯16が凝固したときに溶湯16の加圧を停止させることができるから、溶湯16の凝固部分が湯口31内に達してから溶湯16の加圧を停止する場合に較べて、早期に溶湯16の加圧を停止することができる。この結果、より一層サイクルタイムを短縮することができ、生産効率を向上させることができる。
本発明に係るフィルタを装備した低圧鋳造用鋳造機の断面図である。 下金型の平面図である。 要部を拡大して示す断面図である。 フィルタの斜視図である。 従来のフィルタが装着された鋳造機の湯口部分を拡大して示す断面図である。
符号の説明
11…鋳造機、13…金型、21…上金型、22…下金型、24,28…キャビティ、30…ランナー、31…湯口、32…フィルタ、35…フィルタ本体、36…下方延在部、37…帽体部、38…つば部、39…環状の凹部、40…環状の凸部。

Claims (2)

  1. 低圧鋳造用鋳造機の湯口内にランナー側から嵌合させて装着する鋳造機用金網製フィルタであって、上方に凸の帽体の下部全周につば部が形成されたつば付きの帽子状を呈するフィルタ本体と、このフィルタ本体の外周部から下方に延びる下方延在部とから構成し、前記つば部の外周縁と前記帽体部との間に環状の凹部を形成したことを特徴とする鋳造機用金網製フィルタ。
  2. 請求項1記載の鋳造機用金網製フィルタにおいて、湯口への圧入時にフィルタ本体のつば部外周縁を湯口のランナー側開口縁部にほぼ位置するよう圧入してなる鋳造機用金網製フィルタ。
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