JP2005202793A - 災害エリア監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 災害発生時に被害が及ぶ虞れのあるエリアが早期に予測可能な災害エリア監視システムを提供する。
【解決手段】 防災センタ1に設置される中央装置10と、管轄地域内に複数設置された端末装置201〜20nとを備え、端末装置201〜20nから中央装置10に風向及び風速情報を送信し、中央装置10側で表示装置13の地図画面上の各端末装置設置地点に表示する。防災センタ1に災害情報が通報されると、その位置情報と表示されている風向及び風速情報とに基づいて被害が及ぶ虞れのあるエリアを予測し、防災センタ1から予測エリア情報と避難誘導の案内情報を発信する。
【選択図】図1
【解決手段】 防災センタ1に設置される中央装置10と、管轄地域内に複数設置された端末装置201〜20nとを備え、端末装置201〜20nから中央装置10に風向及び風速情報を送信し、中央装置10側で表示装置13の地図画面上の各端末装置設置地点に表示する。防災センタ1に災害情報が通報されると、その位置情報と表示されている風向及び風速情報とに基づいて被害が及ぶ虞れのあるエリアを予測し、防災センタ1から予測エリア情報と避難誘導の案内情報を発信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、災害エリア監視システムに関し、特に、災害発生時に被害が及ぶ虞れのあるエリアを予測して付近住民の避難誘導等を効果的に行えるようにした災害エリア監視システムに関する。
従来の災害監視システムとして、建物の屋上等にレーザレーダ設置して回転させ、大気中をレーザ光で走査し、火災に伴う煙からの散乱光を受光することにより、煙までの距離及び煙の発生方位を検出し、画像表示装置の地図上に火災発生位置を点灯表示させる火災監視システムがある(例えば特許文献1参照)。
また、別の災害監視システムとして、高所に赤外線カメラを設置し、予め定めた範囲内の領域を赤外線カメラが撮像できるよう赤外線カメラを駆動制御し、赤外線カメラによって撮像された画像出力中に局部的な熱源が検出されたときに火災発生と判断する都市防災用監視装置がある(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、前述した特許文献1や特許文献2のシステムや装置は、いずれも火災の早期発見を目的とし、火災を早期に発見することで被害の拡大を防止しようとするものである。
ところで、火災、地震、放射線漏れ、ガス漏れ等の災害が発生した場合、被害の拡大を防止するため、被害が及ぶ虞れのあるエリアを直ちに予測して付近住民を的確に避難誘導することが重要である。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、災害発生時に被害が及ぶ虞れのあるエリアが早期に予測可能な災害エリア監視システムを提供することを目的とする。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、災害発生時に被害が及ぶ虞れのあるエリアが早期に予測可能な災害エリア監視システムを提供することを目的とする。
このため、請求項1の発明は、災害発生時に被害が及ぶ虞れのあるエリアを監視するための災害エリア監視システムであって、管轄地域内の災害発生を集中監視する監視センタに設置される中央装置と、前記管轄地域内の複数の適所にそれぞれ設置する複数の端末装置とを備え、前記各端末装置は、前記中央装置と通信する通信手段と、風向検出手段と、風速検出手段と、前記風向及び風速の各検出手段でそれぞれ検出された風向及び風速情報を前記通信手段を介して前記中央装置に送信処理する処理手段とを備え、前記中央装置は、各端末装置と通信する通信手段を備え、各端末装置から送信される前記風向及び風速情報を前記通信手段で受信し、通報された災害発生位置情報と災害発生位置付近の風向及び風速情報とに基づいて、被害が及ぶ虞れのあるエリアを予測しその予測情報を前記監視センタ側から発信することを特徴とする。
かかる構成では、監視センタ内に設置された中央装置で、各端末装置から送信される風向及び風速情報を受信する。そして、監視センタに災害発生情報が通報されると、災害発生位置に最も近い端末装置から送信された風向及び風速に基づいて、被害が及ぶ虞れのあるエリアを予測し、その予測情報を監視センタ側から発信する。
前記中央装置は、請求項2のように、前記風向及び風速情報を表示する表示手段と、前記通信手段を介して受信した前記風向及び風速情報と端末装置識別情報とに基づいて各端末装置毎の風向及び風速情報を前記表示手段に表示制御する制御手段と、を備える構成とするとよい。この場合、請求項3のように、前記表示手段は、前記管轄地域の地図画面上に各端末装置設置地点と対応付けて前記風向及び風速情報を表示する構成とするとよい。
かかる構成では、表示手段に各端末装置毎の風向及び風速情報が表示され、監視センタに災害発生情報が通報されると、表示手段に表示されている災害発生位置に最も近い端末装置の風向及び風速が直ちに確認できるようになる。
かかる構成では、表示手段に各端末装置毎の風向及び風速情報が表示され、監視センタに災害発生情報が通報されると、表示手段に表示されている災害発生位置に最も近い端末装置の風向及び風速が直ちに確認できるようになる。
請求項4のように、前記中央装置は、前記災害発生位置情報が入力すると、前記表示手段に表示された災害発生位置付近の風向及び風速情報に基づいて、被害の及ぶ虞れがあるエリアを予測し当該予測エリアを前記表示手段に表示可能な構成とするとよい。
かかる構成では、表示手段の地図画面上に被害の及ぶ虞れがある予測エリアが表示されるので、予測エリアが視認できるようになる。
かかる構成では、表示手段の地図画面上に被害の及ぶ虞れがある予測エリアが表示されるので、予測エリアが視認できるようになる。
請求項5のように、前記各端末装置は、監視センタ側から発信される情報を付近住民に報知する報知手段を備える構成とするとよい。
また、請求項6のように、前記各端末装置は、当該端末装置の駆動用電源として太陽電池を備えるとよい。この場合、請求項5のように、前記太陽電池で発生する電気エネルギを蓄える蓄電手段を備えるとよい。
かかる構成では、端末装置の駆動源として太陽エネルギが利用できるようになる。また、請求項7のように、蓄電手段を備えれば、夜間等でも端末装置が駆動できるようになる。
また、請求項6のように、前記各端末装置は、当該端末装置の駆動用電源として太陽電池を備えるとよい。この場合、請求項5のように、前記太陽電池で発生する電気エネルギを蓄える蓄電手段を備えるとよい。
かかる構成では、端末装置の駆動源として太陽エネルギが利用できるようになる。また、請求項7のように、蓄電手段を備えれば、夜間等でも端末装置が駆動できるようになる。
請求項8のように、通報された火災発生位置情報と火災発生位置付近の風向及び風速情報とに基づいて、延焼の虞れのあるエリアを予測し前記監視センタ側から予測エリアの住民に対する避難誘導情報を発信するようにするとよい。
以上説明したように本発明の災害エリア監視システムによれば、災害が発生したときに付近住民の避難誘導等を的確に行え、災害発生時の被害の拡大を効果的に防止できる。また、災害を鎮めるための活動が的確に行えるという効果がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に本発明に係る災害エリア監視システムの一実施形態のシステム構成を示す。
図1において、本実施形態の災害エリア監視システムは、管轄地域内の災害発生を集中監視する監視センタ、例えば防災センタ1等に設置される中央装置10と、防災センタ1が管轄する前記管轄地域内の複数の適所にそれぞれ設置する複数の端末装置201〜20nとを備える。
図1に本発明に係る災害エリア監視システムの一実施形態のシステム構成を示す。
図1において、本実施形態の災害エリア監視システムは、管轄地域内の災害発生を集中監視する監視センタ、例えば防災センタ1等に設置される中央装置10と、防災センタ1が管轄する前記管轄地域内の複数の適所にそれぞれ設置する複数の端末装置201〜20nとを備える。
前記中央装置10は、図2に示すように、アンテナ11を介して各端末装置201〜20nと情報通信するための送受信器12と、各端末装置201〜20nから送信される風向及び風速情報を表示する表示手段である表示装置13と、送受信器12及び表示装置13の動作を制御する制御手段である制御装置14と、災害発生時に防災センタ1から指令する対処情報の送信操作を行うための指令操作部15と、を備える。
前記アンテナ11と送受信器12は、各端末装置201〜20nと情報通信するための通信手段を構成する。尚、本実施形態では、無線で通信する構成としたが、有線でもよく、例えば、中央装置10と各端末装置201〜20nに電話機能を設けて公衆電話回線を利用して情報を交信する構成や、専用回線を敷設して情報を交信する構成が考えられる。
前記表示装置13は、図3に示すように防災センタ1の管轄地域の地図画面が表示され、地図画面には、各端末装置201〜20nの設置地点と対応付けて、同図に示すようにその地点の風向を表示する表示窓13aと風速を表示する表示窓13bがそれぞれ並設されている。尚、表示装置の風向及び風速情報の表示形態は、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、端末装置の設置場所の住所と風向及び風速情報とを対応つけて一覧表形式で表示させる等、各端末装置毎の風向及び風速情報が判る表示形態であればどのような形態でもよい。
前記制御装置14は、各端末装置201〜20nから送信される風向及び風速情報が送受信器12から入力すると、風向及び風速情報に付随して入力する、各端末装置201〜20nに対して予め定めた端末装置識別情報である例えばID番号に基づいて、表示装置13の地図画面上のどの地点の風向及び風速情報かを判断し、地図画面上の該当する表示窓13a,13bに入力した風向及び風速情報を表示すべく表示装置13を制御する。また、災害発生時に、防災センタ1内の担当者により被害が及ぶ虞れのある予測エリアの情報(予測情報)や避難誘導の案内等の対処情報の発信指令が指令操作部15から入力されると、送受信器12を駆動制御して前記指令に対応した予測情報や対処情報を発信させる。
各端末装置201〜20nの構成を図4に示す。尚、各端末装置201〜20nは同一の構成であるので、ここでは端末装置201について説明し、その他の端末装置202〜20nについては説明を省略する。
端末装置201は、アンテナ21を介して中央装置10と情報通信するための送受信器22と、風向検出手段としての風向計23と、風速検出手段としての風速計24と、風向計23及び風速計24でそれぞれ検出された風向及び風速情報を中央装置10に対して送信処理する処理手段である処理装置25と、中央装置10側から送信される情報を表示する表示装置26と、前記対処情報を放送するスピーカ27と、端末装置201の各部に駆動用電源を供給する駆動電源28と、を備える。
端末装置201は、アンテナ21を介して中央装置10と情報通信するための送受信器22と、風向検出手段としての風向計23と、風速検出手段としての風速計24と、風向計23及び風速計24でそれぞれ検出された風向及び風速情報を中央装置10に対して送信処理する処理手段である処理装置25と、中央装置10側から送信される情報を表示する表示装置26と、前記対処情報を放送するスピーカ27と、端末装置201の各部に駆動用電源を供給する駆動電源28と、を備える。
前記アンテナ21と送受信器22は、中央装置10と情報通信するための通信手段を構成する。
風向計23及び風速計24は、計測される風向及び風速をそれぞれ電気信号に変換した風向信号及び風速信号を処理装置25に出力する。
風向計23及び風速計24は、計測される風向及び風速をそれぞれ電気信号に変換した風向信号及び風速信号を処理装置25に出力する。
処理装置25は、送受信器22を駆動制御して入力した前記風向信号及び風速信号を風向及び風速情報として中央装置10に送信制御する。また、端末装置201は、他の端末装置と識別するため予め設定された識別情報として例えばID番号が付与されており、処理装置25は、前記ID番号を付加して風向及び風速情報を送信処理する。他の端末装置202〜20nも同様で、それぞれ設定された固有のID番号が設定されている。
前記表示装置26は、中央装置10側から送信される被害が及ぶ虞れのある予測エリアの情報や例えば付近住民に対する避難誘導の案内等を表示するもので、例えば電光表示板等が考えられ、視界の良好な場所等に設置するとよい。スピーカ27は、前記予測エリアの情報や避難誘導の案内放送等を行うものである。これら表示装置26及びスピーカ27が報知手段を構成する。
尚、地域住民に対して種々の案内を行うための既存の放送設備があれば、この放送設備を利用することでスピーカ27を端末装置201〜20nに設けなくともよい。
尚、地域住民に対して種々の案内を行うための既存の放送設備があれば、この放送設備を利用することでスピーカ27を端末装置201〜20nに設けなくともよい。
駆動電源28は、太陽電池28Aと、太陽電池28Aで発生した電気エネルギを蓄電する蓄電器28Bからなり、蓄電器28Bに電気エネルギを蓄電することで、夜間でも端末装置201〜20nを駆動できるようになる。尚、通常の電力線から電源を供給するようにしてもよいことは言うまでもない。
次に、火災が発生した場合を例にして、本実施形態の災害エリア監視システムの動作を説明する。
各端末装置201〜20nの処理装置25には、風向計23及び風速計24から逐次風向信号及び風速信号が入力している。処理装置25は、予め定められた所定時間間隔でそのときの風向及び風速情報を、自身のID番号と共に中央装置10に送信する。尚、風向及び風速情報の送信方法としては、中央装置10から各端末装置201〜20nに対して順次問い合わせ情報を送信し、この問い合わせ情報の受信により各端末装置201〜20nが自身のID番号と共に風向及び風速情報を中央装置10に返信するようにしてもよい。
各端末装置201〜20nの処理装置25には、風向計23及び風速計24から逐次風向信号及び風速信号が入力している。処理装置25は、予め定められた所定時間間隔でそのときの風向及び風速情報を、自身のID番号と共に中央装置10に送信する。尚、風向及び風速情報の送信方法としては、中央装置10から各端末装置201〜20nに対して順次問い合わせ情報を送信し、この問い合わせ情報の受信により各端末装置201〜20nが自身のID番号と共に風向及び風速情報を中央装置10に返信するようにしてもよい。
中央装置10では、端末装置201〜20nの送信する風向及び風速情報を受信すると、制御装置14は、付随するID番号に基づいてどの地点の端末装置からの情報かを判断し、表示装置13の地図画面上の対応する地点の表示窓13a,13bに受信した風向及び風速情報を表示制御する。
これにより、防災センタ1において、その管轄地域内における風向及び風速の変化をリアルタイムで詳細に監視できる。防災センタ1に災害発生の通報があると、通報を受けた担当者は、その発生位置を確認し、表示装置13の地図画面で、災害発生位置に最も近い端末装置から得られた風向及び風速情報を確認し、その風向及び風速情報に基づいて被害が及ぶ虞れのあるエリアを予測する。そして、指令操作部15を操作して適切な端末装置を選択し被害が及ぶ虞れのあるエリアの予測情報を発信すべく指令操作部15を操作する。これにより、制御装置14は、入力された指令に基づいて選択された端末装置に対して予測エリアの情報を送信する。予測エリア情報を受信した端末装置は、表示装置26に予測エリア情報を表示すると共に、スピーカ27により同様の情報を放送する。尚、予測エリア情報と共に、予測情報に応じた対策情報として住民に対する避難誘導の案内情報等を発信すれば、付近住民をより一層的確に避難誘導させることができる。
これにより、災害発生地点の付近住民を的確且つ素早く安全な場所へ誘導することが可能となり、被害の拡大を効果的に防止できる。また、予測エリアや避難誘導の案内を発信すると同時に、防災センタ1の担当者が、携帯電話等を利用して消火活動を行う消防隊等にもその風向及び風速情報を逐次通報することにより、的確な消火対策を立てることができ、延焼等を最小限に抑えることが可能となる。
上記実施形態では、防災センタ1の担当者が人的に被害の及ぶ虞れのあるエリアを予測するようにしたが、制御装置14で予測する構成としてもよい。
例えば、各端末装置201〜20nの各設置地点の風向及び風速とその地点における被害の及ぶ虞れのある予測エリアとの関係を予めデータベース化して記憶させたデータベースを設ける。防災センタ1に災害発生の通報があった場合、担当者がその発生位置情報を制御装置14に入力操作する。制御装置14は、入力された災害発生位置情報に基づいて、災害地点に最も近い端末装置を選択し、その風向及び風速情報に対応する被害の及ぶ虞れのある予測エリアをデータベースから検索する。そして、検索した予測エリアを表示装置13の地図画面上に表示する。担当者は、表示装置13の地図画面に表示された予測エリアに基づいて該当する端末装置を選択して適切な避難誘導の案内等の対処情報を発信させる。
尚、制御装置14が、検索した予測エリア情報から自動的に該当端末装置を選択して、その予測エリア情報や避難誘導案内情報を自動送信する構成としてもよい。このように、中央装置10が予測エリア情報等を自動送信する構成であれば、中央装置10に表示装置13を設けなくともよい。
例えば、各端末装置201〜20nの各設置地点の風向及び風速とその地点における被害の及ぶ虞れのある予測エリアとの関係を予めデータベース化して記憶させたデータベースを設ける。防災センタ1に災害発生の通報があった場合、担当者がその発生位置情報を制御装置14に入力操作する。制御装置14は、入力された災害発生位置情報に基づいて、災害地点に最も近い端末装置を選択し、その風向及び風速情報に対応する被害の及ぶ虞れのある予測エリアをデータベースから検索する。そして、検索した予測エリアを表示装置13の地図画面上に表示する。担当者は、表示装置13の地図画面に表示された予測エリアに基づいて該当する端末装置を選択して適切な避難誘導の案内等の対処情報を発信させる。
尚、制御装置14が、検索した予測エリア情報から自動的に該当端末装置を選択して、その予測エリア情報や避難誘導案内情報を自動送信する構成としてもよい。このように、中央装置10が予測エリア情報等を自動送信する構成であれば、中央装置10に表示装置13を設けなくともよい。
かかる構成によれば、表示装置13の地図画面で直ちに被害の及ぶ虞れのある予測エリアを確認することができるので、対処情報をより一層素早く防災センタ1から発信することができる。
上記実施形態では、災害の例として火災の場合を説明したが、火災だけでなく地震、放射能漏れ、ガス漏れ等の災害が発生した場合も、同様にして被害の及ぶ虞れのあるエリアを予測し、その予測情報や的確な避難誘導案内等の対処情報の発信が可能であることは言うまでもない。
尚、本実施形態では、被害の及ぶ虞れのあるエリアの予測情報や避難誘導の案内等の対処情報の発信先を端末装置としたが、これに限るものではない。例えば、今後は家庭のテレビジョンがディジタル化されるので、防災センタ1から発信した予測エリア情報や避難誘導の案内等の対処情報を各家庭のテレビジョンで放送するようにすれば、より確実に予測エリア情報や避難誘導の案内を住民に知らせることが可能になる。また、近年では各家庭にはパソコンがあるので、パソコンを利用して予測エリア情報や避難誘導の案内を住民に知らせることも考えられる。
また、災害発生の通報があったときに、その通報が自動的に制御装置14に送信されるよう構成することも考えられる。
尚、本実施形態では、被害の及ぶ虞れのあるエリアの予測情報や避難誘導の案内等の対処情報の発信先を端末装置としたが、これに限るものではない。例えば、今後は家庭のテレビジョンがディジタル化されるので、防災センタ1から発信した予測エリア情報や避難誘導の案内等の対処情報を各家庭のテレビジョンで放送するようにすれば、より確実に予測エリア情報や避難誘導の案内を住民に知らせることが可能になる。また、近年では各家庭にはパソコンがあるので、パソコンを利用して予測エリア情報や避難誘導の案内を住民に知らせることも考えられる。
また、災害発生の通報があったときに、その通報が自動的に制御装置14に送信されるよう構成することも考えられる。
1 防災センタ
10 中央装置
11、21 アンテナ
12、22 送受信器
13 表示装置
14 制御装置
201〜20n 端末装置
23 風向計
24 風速計
25 処理装置
26 表示装置
27 スピーカ
28 駆動電源
28A 太陽電池
28B 蓄電器
10 中央装置
11、21 アンテナ
12、22 送受信器
13 表示装置
14 制御装置
201〜20n 端末装置
23 風向計
24 風速計
25 処理装置
26 表示装置
27 スピーカ
28 駆動電源
28A 太陽電池
28B 蓄電器
Claims (8)
- 災害発生時に被害が及ぶ虞れのあるエリアを監視するための災害エリア監視システムであって、
管轄地域内の災害発生を集中監視する監視センタに設置される中央装置と、前記管轄地域内の複数の適所にそれぞれ設置する複数の端末装置とを備え、
前記各端末装置は、前記中央装置と通信する通信手段と、風向検出手段と、風速検出手段と、前記風向及び風速の各検出手段でそれぞれ検出された風向及び風速情報を前記通信手段を介して前記中央装置に送信処理する処理手段とを備え、
前記中央装置は、各端末装置と通信する通信手段を備え、各端末装置から送信される前記風向及び風速情報を前記通信手段で受信し、通報された災害発生位置情報と災害発生位置付近の風向及び風速情報とに基づいて、被害が及ぶ虞れのあるエリアを予測しその予測情報を前記監視センタ側から発信することを特徴とする災害エリア監視システム。 - 前記中央装置は、前記風向及び風速情報を表示する表示手段と、前記通信手段を介して受信した前記風向及び風速情報と端末装置識別情報とに基づいて各端末装置毎の風向及び風速情報を前記表示手段に表示制御する制御手段と、を備える請求項1に記載の災害エリア監視システム。
- 前記表示手段は、前記管轄地域の地図画面上に各端末装置設置地点と対応付けて前記風向及び風速情報を表示する構成である請求項2に記載の災害エリア監視システム。
- 前記中央装置は、前記災害発生位置情報が入力すると、前記災害発生位置付近の風向及び風速情報に基づいて、被害の及ぶ虞れがあるエリアを予測し当該予測エリアを前記表示手段に表示可能な構成である請求項2又は3に記載の災害エリア監視システム。
- 前記各端末装置は、監視センタ側から発信される情報を付近住民に報知する報知手段を備える構成とした請求項1〜4のいずれか1つに記載の災害エリア監視システム。
- 前記各端末装置は、当該端末装置の駆動用電源として太陽電池を備える請求項1〜5のいずれか1つに記載の災害エリア監視システム。
- 前記太陽電池で発生する電気エネルギを蓄える蓄電手段を備える請求項6に記載の災害エリア監視システム。
- 通報された火災発生位置情報と火災発生位置付近の風向及び風速情報とに基づいて、延焼の虞れのあるエリアを予測し前記監視センタ側から予測エリアの住民に対する避難誘導情報を発信する請求項1〜7のいずれか1つに記載の災害エリア監視システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012168989A (ja) * | 2012-05-29 | 2012-09-06 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知装置、火災報知サービスの契約方法および防災サービス提供方法 |
JP2020187720A (ja) * | 2019-05-13 | 2020-11-19 | 綜合警備保障株式会社 | 情報処理システムおよび情報処理方法 |
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2004
- 2004-01-16 JP JP2004009780A patent/JP2005202793A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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