JP2005193714A - 自動変速機のシフト操作装置 - Google Patents

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博文 太田
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敦 本多
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Abstract

【課題】 シフトレバーを手動操作して変速レンジ(ギヤ段)をアップダウンさせる場合に、7段或いは8段以上の多段変速機においても、所望の変速レンジまで速やかに切り換えることができるようにする。
【解決手段】 総てのギヤ段を用いて変速する最上位のDレンジに設定するレバーポジション「D」と、最下位のLレンジに設定するレバーポジション「L」とが、第2レバー通路114と交差して手動変速可能なレバーポジション「M」を挟んで両側に設けられ、それ等のレバーポジション「D」および「L」の何れからレバーポジション「M」へ操作されたかによって異なる変速レンジが初期設定されるため、第2レバー通路114内でシフトレバー72を操作してアップダウンさせる際の初期レンジが2種類になり、所望の変速レンジまで速やかに切り換えることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は自動変速機のシフト操作装置に係り、特に、ギヤ段または変速レンジを手動で切り換えることができるシフト操作装置の改良に関するものである。
(a) 自動的に変速が行なわれる所定の変速レンジが設定される前進走行ポジションを含む複数のレバーポジションが一列で設けられ、その複数のレバーポジションへシフトレバーが択一的に操作される第1レバー通路と、(b) 前記シフトレバーを前記第1レバー通路との間で移動操作できるようにその第1レバー通路に接続されるとともに、アップシフト位置およびダウンシフト位置を有する手動変速用の第2レバー通路と、を有し、(c) その第2レバー通路内で前記シフトレバーを前記アップシフト位置またはダウンシフト位置へ操作することにより、前進ギヤ段を手動で切り換えるギヤ段切換え、または変速範囲が異なる複数の変速レンジを手動で切り換えるレンジ切換えが可能な自動変速機のシフト操作装置が知られている。特許文献1に記載の装置はその一例で、第1レバー通路に設けられた「D」ポジションでは、総ての前進ギヤ段を用いて変速が行なわれるDレンジが設定されるとともに、第2レバー通路は横方向の連通路を介してその「D」ポジションに連結されており、「D」ポジションにおける実際のギヤ段を初期値として手動変速が行なわれる。
特許3004694号公報
しかしながら、このような従来のシフト操作装置においては、「D」ポジションで走行中に例えば急な登坂路や降坂路に差し掛かった場合、一般にDレンジにおける最高速の前進ギヤ段で走行している場合が多いため、大きな駆動力やエンジンブレーキを得るために低速の前進ギヤ段までダウンシフトしようとすると、シフトレバーを何度もダウンシフト位置へ操作する必要があり、面倒で時間が掛かるという問題があった。特に、近年では7段或いは8段以上の多段変速機が提案されており、例えば8段変速の自動変速機の場合に最高速の第8速ギヤ段から第2速ギヤ段までダウンシフトしようとすると、シフトレバーを6回もダウンシフト位置へ操作しなければならず、上記問題が一層顕著となる。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、シフトレバーを手動操作してギヤ段(変速レンジ)をアップダウンさせる場合に、所望のギヤ段或いは変速レンジまで速やかに切り換えることができるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 自動的に変速が行なわれる所定の変速レンジが設定される前進走行ポジションを含む複数のレバーポジションが一列で設けられ、その複数のレバーポジションへシフトレバーが択一的に操作される第1レバー通路と、(b) 前記シフトレバーを前記第1レバー通路との間で移動操作できるようにその第1レバー通路に接続されるとともに、アップシフト位置およびダウンシフト位置を有する手動変速用の第2レバー通路と、を有し、(c) その第2レバー通路内で前記シフトレバーを前記アップシフト位置またはダウンシフト位置へ操作することにより、前進ギヤ段を手動で切り換えるギヤ段切換え、または変速範囲が異なる複数の変速レンジを手動で切り換えるレンジ切換えが可能な自動変速機のシフト操作装置において、(d) 前記前進走行ポジションで設定される変速レンジの最高速前進ギヤ段よりも低速側の単一の前進ギヤ段に固定され、或いはその低速側で自動的に変速が行なわれる低速側の変速レンジが設定される低速走行ポジションが、前記第1レバー通路に設けられているとともに、(e) 前記第2レバー通路は、前記前進走行ポジションおよび前記低速走行ポジションからそれぞれ他方のレバーポジションを経由することなく前記シフトレバーをその第2レバー通路へ移動操作できるように接続され、その前進走行ポジションおよび低速走行ポジションの何れから第2レバー通路へ移動操作されたかによって異なる前進ギヤ段または変速レンジが初期設定されることを特徴とする。
第2発明は、第1発明の自動変速機のシフト操作装置において、(a) 前記前進走行ポジションおよび前記低速走行ポジションは、前記第1レバー通路内に互いに隣接して設けられており、(b) 前記第2レバー通路は、前記前進走行ポジションと前記低速走行ポジションとの間の部分に接続されていることを特徴とする。
第3発明は、第2発明の自動変速機のシフト操作装置において、前記第2レバー通路は、前記第1レバー通路と交差するように設けられており、前記アップシフト位置および前記ダウンシフト位置は、その第1レバー通路を挟んで互いに反対側に設けられていることを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかの自動変速機のシフト操作装置において、(a) 前記前進走行ポジションで設定される所定の変速レンジは、前記自動変速機の総ての前進ギヤ段で変速が行なわれる最上位の変速レンジで、その前進走行ポジションから前記第2レバー通路へ前記シフトレバーが移動操作された場合に、レンジ切換えではその最上位の変速レンジか最高速前進ギヤ段が1つだけ低い2番目の変速レンジが初期設定され、ギヤ段切換えではその自動変速機の最高速前進ギヤ段か1つだけ低い前進ギヤ段、或いは現在の前進ギヤ段がそれより低い場合はその現在の前進ギヤ段が初期設定される一方、(b) 前記低速走行ポジションでは、前記自動変速機の最低速前進ギヤ段に固定され、その低速走行ポジションから前記第2レバー通路へ前記シフトレバーが移動操作された場合に、レンジ切換えではその最低速前進ギヤ段に固定する最下位の変速レンジか2番目に低速の前進ギヤ段との間で変速を行なう変速レンジが初期設定され、ギヤ段切換えではその最低速前進ギヤ段か2番目に低速の前進ギヤ段が初期設定されることを特徴とする。
このような自動変速機のシフト操作装置においては、前進走行ポジションに比べて低速側の前進ギヤ段或いは変速レンジで走行する低速走行ポジションが第1レバー通路に設けられているとともに、第2レバー通路は、それ等の前進走行ポジションおよび低速走行ポジションからそれぞれ他方のレバーポジションを経由することなくシフトレバーを第2レバー通路へ移動操作できるように接続され、その前進走行ポジションおよび低速走行ポジションの何れから第2レバー通路へ移動操作されたかによって異なる前進ギヤ段または変速レンジが初期設定されるため、その第2レバー通路内でシフトレバーを手動操作してアップダウンさせる際の初期ギヤ段或いは変速レンジが2種類になり、所望の前進ギヤ段或いは変速レンジまで速やかに切り換えることができるようになる。また、単一のシフトレバーで操作できるため、構造が簡単で安価に構成されるとともに優れた操作性が得られる。
第2発明では、前進走行ポジションおよび低速走行ポジションが隣接して設けられており、それ等の間に第2レバー通路が接続されているため、前進走行ポジションや低速走行ポジションから第2レバー通路へシフトレバーを容易且つ迅速に移動操作することが可能で、単一のシフトレバーを用いた手動によるギヤ段切換えやレンジ切換えの操作性が更に向上する。
第3発明では、上記第2レバー通路が第1レバー通路と交差するように設けられ、アップシフト位置およびダウンシフト位置が第1レバー通路を挟んで互いに反対側に設けられているため、第2レバー通路を含めたシフトパターンが単純で、シフト操作装置が簡単且つ安価に構成される。
第4発明は、前進走行ポジションでは総ての前進ギヤ段で変速が行なわれる最上位の変速レンジが設定され、低速走行ポジションでは自動変速機の最低速前進ギヤ段に固定される場合で、前進走行ポジションから第2レバー通路へシフトレバーが移動操作された場合には、高速側の前進ギヤ段或いは変速レンジが初期設定され、低速走行ポジションから第2レバー通路へシフトレバーが移動操作された場合には低速側の前進ギヤ段或いは変速レンジが初期設定されるため、それ等の間の何れの前進ギヤ段或いは変速レンジへ切り換える場合でも、目的とする前進ギヤ段或いは変速レンジに応じてシフトレバーを前進走行ポジションまたは低速走行ポジションへ操作してから第2レバー通路へ移動させることにより、それ等の前進ギヤ段或いは変速レンジへ速やかに切り換えることができる。
本発明の自動変速機のシフト操作装置は、例えば遊星歯車式や平行軸式等の有段の自動変速機に好適に適用されるが、変速範囲が異なる複数の変速レンジを有するベルト式、トロイダル型等の無段変速機にも適用され得る。無段変速機については、有段変速機と同様に複数の前進ギヤ段で段階的に変速比を変化させる態様で使用することも可能である。自動的に変速が行なわれる変速レンジの変速範囲は、通常は変速比が最も大きい最低速前進ギヤ段や最低速変速比は同じで、最高速前進ギヤ段や最高速変速比が異なるだけである。
有段変速機の場合、7段或いは8段以上の多段変速機に好適に適用されるが、6段以下の有段変速機に適用することもできる。また、一般には単一のギヤ列が設定されるが、少なくとも一部の変速比が異なる2種類以上のギヤ列や、ギヤ段の数が異なる2種類以上のギヤ列を成立させることが可能で、運転者の選択操作や車両の運転状態などに応じて自動的に所定のギヤ列が設定される有段変速機にも本発明は適用され得る。
第1レバー通路は、例えば車両の前後方向乃至は上下方向に一直線に設けられても良いが、一列であればL字型やコの字型、クランク型など途中で折れ曲がっていても良い。第2レバー通路は、例えば車両の前後方向或いは上下方向に一直線に設けることが望ましく、例えば第3発明のように第1レバー通路と交差させる場合には、第1レバー通路のうち後進走行ポジションやニュートラルポジション、前進走行ポジションなどを車両の前後方向乃至は上下方向に一直線に設けるとともに、最も後方或いは下方の前進走行ポジションから略直角に車両の幅方向へ曲げて低速走行ポジションを設け、それ等の前進走行ポジションと低速走行ポジションとの間の中間部分で略直角に交差するように、第2レバー通路を車両の前後方向或いは上下方向に一直線に設けるようにすれば良い。
第1レバー通路と第2レバー通路とは必ずしも交差している必要はなく、例えば第1レバー通路を低速走行ポジションまで車両の前後方向或いは上下方向に一直線に設けるとともに、第2レバー通路についても、その第1レバー通路と並列に車両の前後方向或いは上下方向に一直線に設け、第1レバー通路における前進走行ポジションと低速走行ポジションとの間の部分と、第2レバー通路におけるアップシフト位置とダウンシフト位置との間の部分とを、車両の幅方向に延びる連通路によって接続するようにしても良い。前進走行ポジションおよび低速走行ポジションからそれぞれ連通路を設けて第2レバー通路に接続することも可能である。
低速走行ポジションは、前進走行ポジションに比較して運転者側(手前側)、例えば車両前後方向における後方側、上下方向における下方側、車両幅方向における運転席側、に設けることが望ましい。
前進走行ポジションでは、自動変速機の総ての前進ギヤ段で変速が行なわれる最上位の変速レンジが設定されることが望ましいが、例えば1段飛びなど一部の前進ギヤ段だけで変速を行なう変速レンジなど、種々の態様が可能である。また、その前進走行ポジションから第2レバー通路へシフトレバーが移動操作された場合には、シフトショックを防止する上で前進走行ポジションにおける変速レンジを考慮してその近傍の変速レンジやギヤ段が初期設定されるようにすることが望ましい。すなわち、前進走行ポジションで最上位の変速レンジが設定される場合、レンジ切換えではその最上位の変速レンジか最高速前進ギヤ段が1つだけ低い2番目の変速レンジが初期設定され、ギヤ段切換えでは自動変速機の最高速前進ギヤ段か1つだけ低い前進ギヤ段、或いは現在の前進ギヤ段がそれより低い場合はその現在の前進ギヤ段が初期設定されるようにすることが望ましいが、その他の変速レンジや前進ギヤ段が初期設定されるようにすることもできる。
低速走行ポジションでは、例えば自動変速機の最低速前進ギヤ段に固定されるが、上記前進走行ポジションで設定される変速レンジの最高速前進ギヤ段よりも2段以上低い中間の前進ギヤ段或いはその中間の前進ギヤ段以下で変速する中間の変速レンジが設定されるようにしても良いなど、種々の態様が可能である。また、その低速走行ポジションから第2レバー通路へシフトレバーが移動操作された場合には、シフトショックを防止する上で低速走行ポジションにおける変速レンジや前進ギヤ段を考慮してその近傍の変速レンジや前進ギヤ段が初期設定されるようにすることが望ましい。すなわち、低速走行ポジションで最低速前進ギヤ段に固定される場合、レンジ切換えでは最低速前進ギヤ段に固定する最下位の変速レンジか2番目に低速の前進ギヤ段との間で変速を行なう変速レンジが初期設定され、ギヤ段切換えでは最低速前進ギヤ段か2番目に低速の前進ギヤ段が初期設定されるようにすることが望ましいが、その他の変速レンジや前進ギヤ段が初期設定されるようにすることもできる。例えば、低速走行ポジションで中間の前進ギヤ段或いは変速レンジが設定される場合、それ等より1つ下の前進ギヤ段や変速レンジが初期設定されるようにすることもできる。
上記低速走行ポジションへのシフトレバー操作や第2レバー通路へのシフトレバー操作に伴ってダウンシフトする場合、或いは第2レバー通路内でのアップダウン操作による変速では、変速後のエンジン回転速度や車両の挙動を安定させるように制御するVSC(Vehicle Stability Control)等の判断により、その変速を制限するシフト制限手段を設けることが望ましい。シフト制限手段は、ギヤ段切換えやレンジ切換えを完全に中止するものでも良いが、可能な範囲でギヤ段切換えやレンジ切換えを行なうものが望ましい。
上記のように低速走行ポジションでは必ずしも目的とする前進ギヤ段(最低速前進ギヤ段など)や変速レンジまでダウンシフトできない可能性があるため、シフトレバーをその低速走行ポジションに固定することなく、ばねなどの付勢手段により自動的に低速走行ポジションから抜け出して、その近傍の待機位置、或いは第2レバー通路が交差している場合には、その交差位置などに保持されるようにすることが望ましい。
第2レバー通路のアップシフト位置およびダウンシフト位置についても、上記低速走行ポジションと同様に不安定位置とし、ばねなどの付勢手段によりそれ等の間に設けられた手動変速ポジション等にシフトレバーが自動的に戻されるように構成することが望ましい。アップシフトおよびダウンシフトは、例えばアップシフト位置、ダウンシフト位置への操作回数や保持時間などで複数の変速を連続的に行なったり飛越し変速したりできるようにすることも可能である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用される車両用自動変速機10の一例を説明する骨子図で、ダブルピニオン型の第1遊星歯車装置12を主体として構成されている第1変速部14と、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置16、ダブルピニオン型の第3遊星歯車装置18、シングルピニオン型の第4遊星歯車装置20、および第5遊星歯車装置22を主体として構成されている第2変速部24とを有し、入力軸26の回転を変速して出力歯車28から出力する。入力軸26は入力部材に相当するもので、トルクコンバータ32のタービン軸であり、走行用駆動源としてのエンジン(内燃機関)30のクランク軸31からトルクコンバータ32を介して回転が入力される一方、出力歯車28は出力部材に相当するもので、差動歯車装置などを介して左右の駆動輪を回転駆動する。なお、この車両用自動変速機10は中心線に対して略対称的に構成されており、図1では中心線の下半分が省略されている。
上記第1変速部14を構成している第1遊星歯車装置12のキャリアCA1は入力軸26に連結されて回転駆動され、サンギヤS1は回転不能にケース34に一体的に固定され、リングギヤR1は中間出力部材として入力軸26の回転を減速して第2変速部24へ出力する。このように入力軸26から第1遊星歯車装置12のキャリアCA1、そのキャリアCA1に配設されたピニオンギヤ、および中間出力部材としてのリングギヤR1を経て第2変速部24へ伝達する経路が第2入力経路PA2で、第1遊星歯車装置12のギヤ比(=サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)ρ1に応じて定められる一定の変速比1/(1−ρ1)で減速される。また、上記第2入力経路PA2とは別に、第1変速部14の第1遊星歯車装置12のキャリアCA1を経由して、入力軸26の回転を変速比1.0でそのまま第2変速部24へ伝達する第1入力経路PA1が設けられている。
前記第2変速部24は主変速部に相当するもので、第2遊星歯車装置16は、ピニオンギヤが大径部および小径部を有する段付ピニオン36にて構成されており、その小径部が第2遊星歯車装置16のピニオンギヤとして機能している一方、大径部には第5遊星歯車装置22のリングギヤR5が噛み合わされている。また、第2遊星歯車装置16、第3遊星歯車装置18のキャリアCA2およびCA3、サンギヤS2およびS3は、それぞれ共通の部材にて構成されているとともに、第2遊星歯車装置16のピニオンギヤ(段付ピニオン36の小径部)は第3遊星歯車装置18の第1ピニオンギヤ(サンギヤS3と噛み合うピニオンギヤ)を兼ねている。
そして、第2変速部24を構成している第2遊星歯車装置16、第3遊星歯車装置18、第4遊星歯車装置20、および第5遊星歯車装置22は、一部が互いに連結されることによって6つの回転要素RM1〜RM6が構成されており、具体的には、第4遊星歯車装置20のサンギヤS4によって第1回転要素RM1が構成され、第2遊星歯車装置16のリングギヤR2によって第2回転要素RM2が構成され、第5遊星歯車装置22のリングギヤR5によって第3回転要素RM3が構成され、第2遊星歯車装置16のキャリアCA2および第3遊星歯車装置18のキャリアCA3が互いに連結されて第4回転要素が構成され、第3遊星歯車装置18のリングギヤR3および第4遊星歯車装置20のキャリアCA4が互いに連結されて第5回転要素RM5が構成され、第2遊星歯車装置16のサンギヤS2、第3遊星歯車装置18のサンギヤS3、および第4遊星歯車装置20のリングギヤR4が互いに連結されて第6回転要素RM6が構成されている。
また、上記第1回転要素RM1(サンギヤS4)は第1ブレーキB1によってケース34に選択的に連結されて回転停止させられ、第2回転要素RM2(リングギヤR2)は第2ブレーキB2によってケース34に選択的に連結されて回転停止させられ、第4回転要素RM4(キャリアCA2、CA3)は第3ブレーキB3によってケース34に選択的に連結されて回転停止させられ、第6回転要素RM6(サンギヤS2、S3、およびリングギヤR4)は第1クラッチC1を介して中間出力部材である前記第1遊星歯車装置12のリングギヤR1すなわち第2入力経路PA2に選択的に連結され、第1回転要素RM1(サンギヤS4)は第2クラッチC2を介して同じくリングギヤR1すなわち第2入力経路PA2に選択的に連結され、第2回転要素RM2(リングギヤR2)は第3クラッチC3を介して第1入力経路PA1すなわち入力軸26に選択的に連結され、第3回転要素RM3(リングギヤR5)は第4クラッチC4を介して第1入力経路PA1すなわち入力軸26に選択的に連結され、第5回転要素RM5(リングギヤR3およびキャリアCA4)は前記出力歯車28に一体的に連結されて回転を出力するようになっている。第1ブレーキB1〜第3ブレーキB3、第1クラッチC1〜第4クラッチC4は、何れも油圧シリンダによって摩擦係合させられる多板式の油圧式摩擦係合装置である。
図2の(a) は、上記第1変速部14および第2変速部24の各回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図であり、下の横線が回転速度「0」で、上の横線が回転速度「1.0」すなわち入力軸26と同じ回転速度である。また、第1変速部14の各縦線は、左側から順番にサンギヤS1、リングギヤR1、キャリアCA1を表しており、それ等の間隔は第1遊星歯車装置12のギヤ比ρ1に応じて定められる。図は、ギヤ比ρ1=0.427の場合である。第2変速部24の6本の縦線は、左側から順番に第1回転要素RM1(サンギヤS4)、第2回転要素RM2(リングギヤR2)、第3回転要素RM3(リングギヤR5)、第4回転要素RM4(キャリアCA2、CA3)、第5回転要素RM5(リングギヤR3およびキャリアCA4)、第6回転要素RM6(サンギヤS2、S3、およびリングギヤR4)を表しており、それ等の間隔は第2遊星歯車装置16のギヤ比ρ2、第3遊星歯車装置18のギヤ比ρ3、第4遊星歯車装置20のギヤ比ρ4、第5遊星歯車装置22のギヤ比ρ5に応じて定められる。図は、ギヤ比ρ2=0.349、ρ3=0.419、ρ4=0.301、ρ5=0.262の場合である。なお、第2変速部24の丸付きの数字「1」〜「6」はそれぞれ第1回転要素RM1〜第6回転要素RM6を表している。
そして、この共線図から明らかなように、第1クラッチC1および第3ブレーキB3が係合させられて、第6回転要素RM6が第1変速部14を介して減速回転させられるとともに第4回転要素RM4が回転停止させられると、出力歯車28に連結された第5回転要素RM5は「1st」で示す回転速度で回転させられ、最も大きい変速比(=入力軸26の回転速度/出力歯車28の回転速度)の第1速前進ギヤ段「1st」が成立させられる。第1クラッチC1および第2ブレーキB2が係合させられて、第6回転要素RM6が第1変速部14を介して減速回転させられるとともに第2回転要素RM2が回転停止させられると、出力歯車28に連結された第5回転要素RM5は「2nd」で示す回転速度で回転させられ、第1速前進ギヤ段「1st」よりも変速比が小さい第2速前進ギヤ段「2nd」が成立させられる。第1クラッチC1および第1ブレーキB1が係合させられて、第6回転要素RM6が第1変速部14を介して減速回転させられるとともに第1回転要素RM1が回転停止させられると、第5回転要素RM5は「3rd」で示す回転速度で回転させられ、第2速前進ギヤ段「2nd」よりも変速比が小さい第3速前進ギヤ段「3rd」が成立させられる。第1クラッチC1および第2クラッチC2が係合させられて、第2変速部24が第1変速部14を介して一体的に減速回転させられると、第5回転要素RM5は「4th」で示す回転速度すなわち第1変速部14のリングギヤR1と同じ回転速度で回転させられ、第3速前進ギヤ段「3rd」よりも変速比が小さい第4速前進ギヤ段「4th」が成立させられる。
第1クラッチC1および第3クラッチC3が係合させられて、第6回転要素RM6が第1変速部14を介して減速回転させられるとともに第2回転要素RM2が入力軸26と一体回転させられると、第5回転要素RM5は「5th」で示す回転速度で回転させられ、第4速前進ギヤ段「4th」よりも変速比が小さい第5速前進ギヤ段「5th」が成立させられる。この第5速前進ギヤ段「5th」は、第1クラッチC1および第4クラッチC4を係合させて成立させることもできる。第3クラッチC3および第4クラッチC4が係合させられて、第2変速部24が入力軸26と一体回転させられると、第5回転要素RM5は「6th」で示す回転速度すなわち入力軸26と同じ回転速度で回転させられ、第5速前進ギヤ段「5th」よりも変速比が小さい第6速前進ギヤ段「6th」が成立させられる。この第6速前進ギヤ段「6th」の変速比は1.0である。第2クラッチC2および第3クラッチC3が係合させられて、第1回転要素RM1が第1変速部14を介して減速回転させられるとともに第2回転要素RM2が入力軸26と一体回転させられると、第5回転要素RM5は「7th」で示す回転速度で回転させられ、第6速前進ギヤ段「6th」よりも変速比が小さい第7速前進ギヤ段「7th」が成立させられる。第3クラッチC3および第1ブレーキB1が係合させられて、第2回転要素RM2が入力軸26と一体回転させられるとともに第1回転要素RM1が回転停止させられると、第5回転要素RM5は「8th」で示す回転速度で回転させられ、第7速前進ギヤ段「7th」よりも変速比が小さい第8速前進ギヤ段「8th」が成立させられる。
また、第2クラッチC2および第2ブレーキB2が係合させられると、第1回転要素RM1が第1変速部14を介して減速回転させられるとともに第2回転要素RM2が回転停止させられることにより、第5回転要素RM5は「Rev」で示す回転速度で逆回転させられ、後進ギヤ段「Rev」が成立させられる。なお、第2クラッチC2および第3ブレーキB3を係合させ、第1回転要素RM1を第1変速部14を介して減速回転させるとともに第4回転要素RM4を回転停止させることにより、上記後進ギヤ段「Rev」よりも変速比が大きい後進ギヤ段を成立させることも可能で、どちらの後進ギヤ段を採用しても良いし、必要に応じて2段で変速することも可能である。
図2の(b) は、上記各ギヤ段とクラッチC1〜C4、ブレーキB1〜B3の作動状態との関係をまとめて示す作動表で、「○」は係合、空欄は解放を表しており、クラッチC1〜C4およびブレーキB1〜B3の何れか2つを掴み替えるだけで、連続する各前進ギヤ段の変速を行うことができる。また、各前進ギヤ段の変速比は、第1遊星歯車装置12、第2遊星歯車装置16、第3遊星歯車装置18、第4遊星歯車装置20の各ギヤ比ρ1〜ρ4によって適宜定められ、例えばρ1=0.427、ρ2=0.349、ρ3=0.419、ρ4=0.301とすれば、図2(b) に示す変速比が得られ、変速比ステップが略一定で適切な値であるとともに、トータルの変速比幅(=4.169/0.602)も6.921程度と大きく、後進ギヤ段「Rev」の変速比も適当で、全体として適切な変速比特性が得られる。
なお、上記第7速前進ギヤ段「7th」および第8速前進ギヤ段「8th」は、第3クラッチC3を係合させる代わりに第4クラッチC4を係合させ、第3回転要素RM3を入力軸26と一体回転させることによっても成立させることが可能で、それ等の変速比は、図2(a) における第3回転要素RM3(リングギヤR5)の位置すなわち第5遊星歯車装置22のギヤ比ρ5に応じて適宜定められる。すなわち、上記車両用自動変速機10は、第7速前進ギヤ段「7th」および第8速前進ギヤ段「8th」の変速比が異なる2種類のギヤ列を成立させることが可能で、運転者の選択などで何れかのギヤ列が設定されるようになっている。
図3は、上記自動変速機10やエンジン30などを制御するために車両に設けられた制御系統の概略を説明するブロック線図で、アクセルペダル50の操作量Accがアクセル操作量センサ51により検出されるようになっている。アクセルペダル50は、運転者の出力要求量に応じて大きく踏み込み操作されるもので、アクセル操作部材に相当し、アクセル操作量Accは出力要求量に相当する。エンジン30の吸気配管には、スロットルアクチュエータ54によってアクセル操作量Accに応じた開き角(開度)θTHとされる電子スロットル弁56が設けられている。また、アイドル回転速度制御のために上記電子スロットル弁56をバイパスさせるバイパス通路52には、エンジン30のアイドル回転速度NEIDL を制御するために電子スロットル弁56の全閉時の吸気量を制御するISC(アイドル回転速度制御)バルブ53が設けられている。この他、エンジン30の回転速度NEを検出するためのエンジン回転速度センサ58、エンジン30の吸入空気量Qを検出するための吸入空気量センサ60、上記電子スロットル弁56の全閉状態(アイドル状態)およびその開度θTHを検出するためのアイドルスイッチ付スロットル弁開度センサ62、車速V(出力歯車28の回転速度Nout に対応)を検出するための車速センサ64、タービン回転速度NT(=入力軸26の回転速度Nin)を検出するためのタービン回転速度センサ66、常用ブレーキであるフットブレーキの操作の有無を検出するためのブレーキスイッチ68、シフトレバー72のレバーポジション(操作位置)PSHを検出するためのレバーポジションセンサ74、Mモードスイッチ76、Lレンジスイッチ78、アップシフトスイッチ80、ダウンシフトスイッチ82などが設けられており、それらのセンサやスイッチから、エンジン回転速度NE、吸入空気量Q、スロットル弁開度θTH、車速V、タービン回転速度NT、ブレーキ操作の有無、シフトレバー72のレバーポジションPSH、Mモード(手動変速モード)の選択の有無、Lレンジの選択の有無、変速レンジのアップ指令RUP、ダウン指令RDN、などを表す信号が電子制御装置90に供給されるようになっている。
電子制御装置90は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン30の出力制御や自動変速機10の変速制御などを実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用と変速制御用とに分けて構成される。電子制御装置90にはまた、インストルメントパネル等に設けられたMモードインジケータ100、レンジインジケータ102、ギヤ段インジケータ104が接続されており、Mモードインジケータ100に手動変速モードが選択されている旨を表示し、レンジインジケータ102に現在の変速レンジを表示し、ギヤ段インジケータ104に現在のギヤ段を表示する。
上記電子制御装置90によるエンジン30の出力制御は、スロットルアクチュエータ54により電子スロットル弁56を開閉制御する他、燃料噴射量制御のために燃料噴射装置92を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ等の点火装置94を制御し、アイドル回転速度制御のためにISCバルブ53を制御する。電子スロットル弁56の制御は、例えば図4に示す関係から実際のアクセル操作量Accに基づいてスロットルアクチュエータ54を駆動し、アクセル操作量Accが増加するほどスロットル弁開度θTHを増加させる。また、エンジン30の始動時には、スタータ(電動モータ)96によってエンジン30のクランク軸31をクランキングする。
自動変速機10の変速制御は、シフトレバー72のレバーポジションPSHに応じて行われる。シフトレバー72は運転席の近傍に配設され、図5に示すシフトパターン110に従って移動操作されるようになっており、シフトパターン110は、それぞれ一列で形成された第1レバー通路112と第2レバー通路114とを備えている。第1レバー通路112には6つのレバーポジション「P(パーキング)」、「R(リバース)」、「N(ニュートラル)」、「D(ドライブ)」、「M(マニュアル)」、および「L(ロー)」が設けられており、シフトレバー72はその何れかのレバーポジションへ択一的に操作される。これ等のレバーポジション「P」〜「L」のうち「P」、「R」、「N」、および「D」は、レバーポジション「D」が車両の後方側となるように、車両の前後方向に沿って設けられており、レバーポジション「M」は、レバーポジション「D」から車両の幅方向であって運転席に近い側に設けられ、レバーポジション「L」は「M」よりも更に運転席に近い側で且つ車両後方側へ略直角に折れ曲がった位置に設けられている。また、第2レバー通路114は、レバーポジション「M」において第1レバー通路112と略直角に交差するように、車両の前後方向に沿って形成されており、その前後方向の両端部すなわちレバーポジション「M」を挟んで互いに反対側に「+」位置および「−」位置が設けられている。
上記レバーポジション「P」は駐車位置で、自動変速機10は動力伝達遮断状態とされるとともに、例えばシフトレバー72の移動操作に従ってパーキングロック機構などにより機械的に出力歯車28、すなわち駆動輪が回転不能に固定される。レバーポジション「R」は後進走行を行なう後進走行位置で、例えばシフトレバー72の移動操作に従って油圧制御回路98(図3参照)のマニュアルバルブが機械的に切り換えられることにより、自動変速機10は前記後進ギヤ段「Rev」が成立させられる。レバーポジション「N」は動力伝達遮断位置で、例えばシフトレバー72の移動操作に従ってマニュアルバルブが機械的に切り換えられることにより、自動変速機10はクラッチC1〜C4、ブレーキB1〜B3の全部または一部が解放されて動力伝達遮断状態とされる。これらのレバーポジション「P」、「R」、「N」へシフトレバー72が操作されると、そのことがレバーポジションセンサ74によって検出され、レンジインジケータ102にそれ等のポジション「P」、「R」、「N」である旨が表示される。
レバーポジション「D」は、自動変速機10の前進ギヤ段を自動的に切り換えて前進走行する前進走行位置すなわち前進走行ポジションで、例えばシフトレバー72の移動操作に従ってマニュアルバルブが機械的に切り換えられることにより、総ての前進ギヤ段「1st」〜「8th」を成立させることが可能とされ、それ等の総ての前進ギヤ段「1st」〜「8th」を用いて自動的に変速する最上位のDレンジが成立させられる。すなわち、シフトレバー72がレバーポジション「D」へ操作されると、そのことをレバーポジションセンサ74の信号から判断してDレンジを電気的に成立させ、第1速前進ギヤ段「1st」〜第8速前進ギヤ段「8th」の総ての前進ギヤ段を用いて変速制御を行う。具体的には、油圧制御回路98に設けられた複数のソノレイド弁やリニアソレノイド弁のATソレノイド99の励磁、非励磁を制御することにより油圧回路を切り換え、図2(b) に示すようにクラッチC1〜C4およびブレーキB1〜B3の作動状態を変化させて、第1速前進ギヤ段「1st」〜第8速前進ギヤ段「8th」の何れかの前進ギヤ段を成立させるのである。この変速制御は、例えば車速Vおよびスロットル弁開度θTHをパラメータとして予め記憶された変速マップ(変速条件)に従って行われ、車速Vが低くなったりスロットル弁開度θTHが大きくなったりするに従って変速比が大きい低速側の前進ギヤ段を成立させる。このレバーポジション「D」では、レバーポジションセンサ74からの信号に基づいてDレンジであることがレンジインジケータ102に表示されるとともに、変速制御によって逐次切り換えられる実際の前進ギヤ段がギヤ段インジケータ104に表示される。
レバーポジション「L」は、自動変速機10を最低速前進ギヤ段である第1速前進ギヤ段「1st」に電気的に固定する低速走行位置すなわち低速走行ポジションで、シフトレバー72がそのレバーポジション「L」へ移動操作されたことをLレンジスイッチ78からのON信号によって判断し、ATソレノイド99の励磁、非励磁を制御することにより油圧回路を切り換えて、第1速前進ギヤ段「1st」に固定する最下位のLレンジに設定する。その場合に、エンジン30のオーバーランや車両の挙動が不安定になったりすることを防止するため、エンジン回転速度NEやVSC等の判断を用いて、その第1速前進ギヤ段「1st」への変速を所定の条件下で制限し、可能な範囲でできるだけ低速の変速レンジに設定するシフト制限手段が機能的に設けられている。図6は、本実施例で電気的に設定される変速レンジとその変速範囲を示した図で、ギヤ段の欄の数字「1」〜「8」は第1速前進ギヤ段「1st」〜第8速前進ギヤ段「8th」を表しており、変速比が最も大きい最低速前進ギヤ段は何れも第1速前進ギヤ段「1st」で、最高速前進ギヤ段が1つずつ変化している。また、各変速レンジでは、第1速前進ギヤ段「1st」からその最高速前進ギヤ段までの範囲で、前記Dレンジと同じ変速マップに従って自動的に変速が行なわれる。
また、このようにレバーポジション「L」では、必ずしも第1速前進ギヤ段「1st」までダウンシフトできない場合があるため、シフトレバー72をそのレバーポジション「L」に固定することなく、操作力の解除に伴ってばねなどの付勢手段により自動的にレバーポジション「L」から戻し、角部の待機位置116(図5参照)に保持するようになっている。図5は、シフトレバー72が待機位置116に保持された状態で、このようにレバーポジション「L」へ操作された後に待機位置116に保持された状態では、レバーポジション「L」へ操作された時に設定された変速レンジがレンジインジケータ102に表示されるとともに、第1速前進ギヤ段「1st」または変速制御によって逐次切り換えられる実際の前進ギヤ段がギヤ段インジケータ104に表示される。なお、シフトレバー72を上記待機位置116ではなく、レバーポジション「M」まで自動的に戻すようにしても良い。
レバーポジション「M」は、前記図6に示す変速レンジを手動操作で切り換えることができる手動変速ポジションで、シフトレバー72がそのレバーポジション「M」へ移動操作されたことをMモードスイッチ76からのON信号によって判断し、シフトレバー72が「+」位置または「−」位置へ操作されることにより変速レンジを電気的にアップダウンする手動変速モードに設定するとともに、その旨を前記Mモードインジケータ100に表示する。「+」位置はアップシフト位置で、「−」位置はダウンシフト位置であり、シフトレバー72がそれ等の「+」位置または「−」位置へ操作されると、そのことが前記アップシフトスイッチ80、ダウンシフトスイッチ82によって検出され、アップ指令RUPやダウン指令RDNに従って変速レンジが電気的に変更される。したがって、例えば下り坂などでシフトレバー72を「−」位置へ繰り返し操作すると、変速レンジが例えば「D」レンジから、「7」レンジ、「6」レンジ、「5」レンジ・・・へ切り換えられ、前進ギヤ段が第8速前進ギヤ段「8th」から第7速前進ギヤ段「7th」、第6速前進ギヤ段「6th」、第5速前進ギヤ段「5th」・・・へ順次ダウンシフトされて、エンジンブレーキが増大させられる。上記「+」位置および「−」位置は何れも不安定で、シフトレバー72はばね等の付勢手段により自動的にシフトポジション「M」へ戻されるようになっており、「+」位置または「−」位置への操作回数或いは保持時間などに応じて変速レンジが変更される。このレバーポジション「M」でも、前記レバーポジション「L」と同様に、エンジン30のオーバーランや車両の挙動が不安定になったりすることを防止するためにシフト制限手段によってレンジ切換えが制限される。
また、上記レバーポジション「M」へ操作されて手動変速モードが設定された場合の初期レンジは、その前のレバーポジションが「D」か「L」かによって相違し、「D」の場合はDレンジがそのまま初期レンジとされ、「L」の場合は、そのレバーポジション「L」へ操作されることによって設定された変速レンジがそのまま初期レンジとされる。なお、レバーポジション「M」への操作は変速意志を表していると見做して、前のレバーポジションが「D」の場合には、そのDレンジより1つ低い7レンジを初期レンジとして設定したり、前のレバーポジションが「L」の場合には、その変速レンジジより1つ高い変速レンジを初期レンジとしたりすることもできる。
前記Mモードスイッチ76は、シフトレバー72が図5においてレバーポジション「M」から右側に位置している場合にON信号を出力するようになっており、レバーポジション「D」へ戻されるまでON状態で、手動変速モードが維持されるとともに、Mモードインジケータ100に手動変速モードである旨が表示される。すなわち、本実施例では、レバーポジション「L」が、手動変速モードにおいて現在の運転状態で可能な最も低速側の変速レンジへ切り換えるために、「+」位置および「−」位置とは別の第3の操作位置として設けられているのである。また、前記レンジインジケータ102には、手動操作によって逐次切り換えられる実際の変速レンジが表示され、ギヤ段インジケータ104には現在の実際の前進ギヤ段が表示される。
図7は、電子制御装置90によって行なわれる変速制御に関する一連の信号処理のうち、シフトレバー72がレバーポジション「M」へ操作されて手動変速モードが設定され、変速レンジが手動で切り換えられる際のシフト制御作動を具体的に説明するフローチャートで、ステップS5およびS6はシフト制限手段に相当する。
図7のステップS1では、シフトレバー72がレバーポジション「M」を含めてそれよりも右側に位置していて、Mモードスイッチ76がONか否かを判断する。Mモードスイッチ76がONの場合にはステップS2を実行し、電気的に手動変速モードに設定するとともに、Mモードインジケータ100に手動変速モードである旨を表示させる。ステップS3では、シフトレバー72がレバーポジション「L」へ移動操作されてLレンジスイッチ78がONになったか否かを判断し、Lレンジスイッチ78がONであればステップS5以下を実行するが、そうでない場合にはステップS4以下を実行する。
シフトレバー72がレバーポジション「D」から「M」へ操作された場合や、「L」から抜け出して待機位置116またはレバーポジション「M」に保持されている場合は、上記ステップS3の判断はNO(否定)で、ステップS4を実行する。ステップS4では、シフトレバー72が「+」位置または「−」位置へ操作されてアップシフトスイッチ80またはダウンシフトスイッチ82からアップ指令RUPまたはダウン指令RDNが供給されたか否かを判断する。アップ指令RUPやダウン指令RDNが供給された場合は、ステップS7で現在の変速レンジに対して電気的に変速レンジをアップダウンし、それに伴って必要に応じて前進ギヤ段を変速する。この変速レンジの変更においても、ステップS5やS6と同様にシフト制限手段により変速レンジの切換えが可能か否かを判断し、必要に応じてそのレンジ切換えを禁止する。また、次のステップS12で、切換え禁止の場合も含めて現在の実際の変速レンジやギヤ段をレンジインジケータ102、ギヤ段インジケータ104に表示する。
アップシフトスイッチ80およびダウンシフトスイッチ82が何れもOFFでステップS4の判断がNO(否定)の場合は、ステップS8を実行し、現在の変速レンジを維持する。したがって、シフトレバー72がレバーポジション「D」から「M」へ操作され、レバーポジション「L」へも「+」位置、「−」位置へも操作されていない当初は、レバーポジション「D」で設定されたDレンジがそのまま維持されて初期レンジとされる。また、一旦レバーポジション「L」へ操作された後、「L」から抜け出して待機位置116やレバーポジション「M」に保持されている場合は、そのレバーポジション「L」へ操作された時に設定された変速レンジがそのまま維持され、レバーポジション「L」から戻された後の手動変速モードの初期レンジとされる。そして、ステップS12において、それ等の変速レンジや現在の実際のギヤ段をレンジインジケータ102、ギヤ段インジケータ104に表示する。
一方、前記ステップS3においてLレンジスイッチ78がONの場合、すなわちシフトレバー72がレバーポジション「L」へ移動操作された場合は、ステップS5を実行し、最下位の変速レンジであるLレンジへ切り換えることが可能か否か、具体的には現在の運転状態に基づいて第1速前進ギヤ段「1st」まで変速してもエンジン30がオーバーランしたり車両の挙動が不安定になったりしないか否かを判断する。そして、Lレンジへのダウンシフトが可能であれば、ステップS9を実行してLレンジに設定し、第1速前進ギヤ段「1st」まで一気にダウンシフトするが、Lレンジへのダウンシフトが不可の場合はステップS6を実行する。ステップS6では、Lレンジよりも1つ上の2レンジへのダウンシフトが可能か否かを、ステップS5と同様に現在の運転状態に基づいて第2速前進ギヤ段「2nd」まで変速してもエンジン30がオーバーランしたり車両の挙動が不安定になったりしないか否かを判断し、可能であればステップS10で2レンジに設定し、第2速前進ギヤ段「2nd」までダウンシフトする。2レンジへのダウンシフトが不可の場合は、ステップS6に続いてステップS11を実行し、3レンジ以上の変速レンジについて同様にダウンシフトが可能か否かを判断し、可能な範囲で最も低い変速レンジに設定するとともに、その変速レンジに対応する前進ギヤ段に変速する。また、ステップS12において、実際の変速レンジやギヤ段をレンジインジケータ102、ギヤ段インジケータ104に表示する。
このように、本実施例のシフト制御装置においては、最上位のDレンジに設定するレバーポジション「D」と、最下位のLレンジまたは可能な範囲で低速の変速レンジに設定するレバーポジション「L」とが、第2レバー通路114と交差して手動変速可能なレバーポジション「M」を挟んで両側に設けられ、それ等のレバーポジション「D」および「L」からそれぞれ他方のレバーポジションを経由することなくレバーポジション「M」へシフトレバー72を移動操作できるとともに、レバーポジション「D」および「L」の何れからレバーポジション「M」へ操作されたかによって異なる変速レンジが初期設定されるため、第2レバー通路114内でシフトレバー72を操作してアップダウンさせる際の初期レンジが2種類になり、所望の変速レンジまで速やかに切り換えることができる。
また、単一のシフトレバー72を用いて操作できるため、構造が簡単で安価に構成されるとともに優れた操作性が得られる。
また、レバーポジション「D」および「L」は、第1レバー通路112内において手動変速用のレバーポジション「M」を挟んで互いに隣接して設けられているとともに、そのレバーポジション「M」において第2レバー通路114が交差するように接続されているため、レバーポジション「D」や「L」から第2レバー通路114へシフトレバー72を容易且つ迅速に移動操作することが可能で、単一のシフトレバー72を用いた手動によるレンジ切換えの操作性が更に向上する。
また、第2レバー通路114には、第1レバー通路112を挟んで互いに反対側に「+」位置および「−」位置が設けられているため、第2レバー通路114を含めたシフトパターン110が単純で、シフト操作装置が簡単且つ安価に構成される。
また、レバーポジション「D」では最上位のDレンジが設定され、そのレバーポジション「D」から手動変速用のレバーポジション「M」へ操作された場合にはDレンジがそのまま初期レンジとされる一方、レバーポジション「L」では最下位のLレンジか可能な範囲で低速の変速レンジが設定され、そのレバーポジション「L」から手動変速用のレバーポジション「M」へ操作された場合には、そのレバーポジション「L」で設定されたできるだけ低速の変速レンジがそのまま初期レンジとされるため、図6に示す8つの変速レンジのうちの何れの変速レンジへ切り換える場合でも、目的とする変速レンジに応じてシフトレバー72をレバーポジション「D」または「L」へ操作してからレバーポジション「M」へ移動させることにより、その目的の変速レンジへ速やかに切り換えることができる。すなわち、6レンジや5レンジへ切り換える場合は、レバーポジション「D」から「M」へ移動操作すれば初期レンジがDレンジとなり、その後シフトレバー72を「−」位置へ2回または3回操作するだけで、それ等の6レンジまたは5レンジへ切り換えることができる一方、3レンジや4レンジへ切り換える場合は、レバーポジション「L」から「M」へ移動操作すれば初期レンジが最低でLレンジとなり、その後シフトレバー72を「+」位置へ2回または3回操作するだけで、それ等の3レンジまたは4レンジへ切り換えることができる。
なお、上記実施例では図5に示すように第1レバー通路112が複雑に折れ曲がったシフトパターン110が用いられていたが、この他にも例えば図8に示すシフトパターン120〜150など種々の態様が可能である。
図8の(a) のシフトパターン120は、レバーポジション「P」から「M」まで車両の前後方向に沿って設けられた第1レバー通路122に対して、レバーポジション「M」で略直角に交差するように第2レバー通路124が車両の幅方向に設けられたものである。第1レバー通路122は、レバーポジション「M」から更に後方側へ延び出しているとともに、略直角に運転席側へ折り曲げられてレバーポジション「L」が設けられており、その角部に待機位置126が設定されている。なお、待機位置126を設けることなく、シフトレバー72がレバーポジション「M」まで戻されるようにしても良い。
図8の(b) のシフトパターン130は、レバーポジション「P」から「L」まで車両の前後方向に沿って設けられた一直線の第1レバー通路132に対して、レバーポジション「M」で略直角に交差するように第2レバー通路134が車両の幅方向に設けられたもので、レバーポジション「L」へ操作されたシフトレバー72は、そのレバーポジション「L」にそのまま保持されても良いが、付勢手段によりレバーポジション「M」まで自動的に戻されるようにしても良い。なお、レバーポジション「L」への誤操作を防止するため、操作抵抗を付与したり機械的または電気的に移動操作を許容する押釦等のシフト部材を設けたりすることも可能である。他の実施例でも同様である。
図8の(c) のシフトパターン140は、レバーポジション「P」〜「L」を有する第1レバー通路142と、レバーポジション「M」の両側に「+」位置および「−」位置が設けられた第2レバー通路144とが、車両の前後方向に沿ってそれぞれ一直線に互いに平行に設けられるとともに、第1レバー通路142のレバーポジション「D」と「L」との中間部分と第2レバー通路144のレバーポジション「M」とが、車両の幅方向に設けられた連通路146によって接続され、その連通路146を介してシフトレバー72が両レバー通路142と144との間を行き来できるようになっているものである。レバーポジション「L」へ操作されたシフトレバー72は、そのレバーポジション「L」にそのまま保持されても良いが、レバーポジション「D」との間の中間位置等に付勢手段により自動的に戻されるようにしても良い。
図8の(d) のシフトパターン150は、レバーポジション「P」〜「L」を有する第1レバー通路152と、レバーポジション「M」の両側に「+」位置および「−」位置が設けられた第2レバー通路154とが、車両の前後方向に沿ってそれぞれ一直線に互いに平行に設けられるとともに、第1レバー通路152のレバーポジション「D」および「L」と第2レバー通路154とが、車両の幅方向に設けられた2本の連通路156、158によって接続され、それ等の連通路156、158を介してシフトレバー72が両レバー通路152と154との間を行き来できるようになっているものである。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が好適に適用される車両用自動変速機の一例を説明する骨子図である。 図1の車両用自動変速機の共線図および作動表を示す図である。 図1の自動変速機を備えている車両の制御系統の要部を説明するブロック線図である。 図3の電子スロットル弁のスロットル弁開度とアクセル操作量との関係を示す図である。 図3のシフトレバーのシフトパターンを示す図である。 シフトレバー操作で切り換えられる変速レンジとその変速範囲を説明する図である。 シフトレバー操作によって変速レンジが手動で切り換えられる際のシフト制御作動を具体的に説明するフローチャートである。 シフトパターンの別の例を示す図である。
符号の説明
10:車両用自動変速機 72:シフトレバー 112、122、132、142、152:第1レバー通路 114、124、134、144、154:第2レバー通路 D:前進走行ポジション L:低速走行ポジション M:手動変速ポジション +:アップシフト位置 −:ダウンシフト位置

Claims (4)

  1. 自動的に変速が行なわれる所定の変速レンジが設定される前進走行ポジションを含む複数のレバーポジションが一列で設けられ、該複数のレバーポジションへシフトレバーが択一的に操作される第1レバー通路と、
    前記シフトレバーを前記第1レバー通路との間で移動操作できるように該第1レバー通路に接続されるとともに、アップシフト位置およびダウンシフト位置を有する手動変速用の第2レバー通路と、
    を有し、該第2レバー通路内で前記シフトレバーを前記アップシフト位置またはダウンシフト位置へ操作することにより、前進ギヤ段を手動で切り換えるギヤ段切換え、または変速範囲が異なる複数の変速レンジを手動で切り換えるレンジ切換えが可能な自動変速機のシフト操作装置において、
    前記前進走行ポジションで設定される変速レンジの最高速前進ギヤ段よりも低速側の単一の前進ギヤ段に固定され、或いは該低速側で自動的に変速が行なわれる低速側の変速レンジが設定される低速走行ポジションが、前記第1レバー通路に設けられているとともに、
    前記第2レバー通路は、前記前進走行ポジションおよび前記低速走行ポジションからそれぞれ他方のレバーポジションを経由することなく前記シフトレバーを該第2レバー通路へ移動操作できるように接続され、該前進走行ポジションおよび該低速走行ポジションの何れから該第2レバー通路へ移動操作されたかによって異なる前進ギヤ段または変速レンジが初期設定される
    ことを特徴とする自動変速機のシフト操作装置。
  2. 前記前進走行ポジションおよび前記低速走行ポジションは、前記第1レバー通路内に互いに隣接して設けられており、
    前記第2レバー通路は、前記前進走行ポジションと前記低速走行ポジションとの間の部分に接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機のシフト操作装置。
  3. 前記第2レバー通路は、前記第1レバー通路と交差するように設けられており、前記アップシフト位置および前記ダウンシフト位置は、該第1レバー通路を挟んで互いに反対側に設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機のシフト操作装置。
  4. 前記前進走行ポジションで設定される所定の変速レンジは、前記自動変速機の総ての前進ギヤ段で変速が行なわれる最上位の変速レンジで、該前進走行ポジションから前記第2レバー通路へ前記シフトレバーが移動操作された場合に、レンジ切換えでは該最上位の変速レンジか最高速前進ギヤ段が1つだけ低い2番目の変速レンジが初期設定され、ギヤ段切換えでは該自動変速機の最高速前進ギヤ段か1つだけ低い前進ギヤ段、或いは現在の前進ギヤ段がそれより低い場合はその現在の前進ギヤ段が初期設定される一方、
    前記低速走行ポジションでは、前記自動変速機の最低速前進ギヤ段に固定され、該低速走行ポジションから前記第2レバー通路へ前記シフトレバーが移動操作された場合に、レンジ切換えでは該最低速前進ギヤ段に固定する最下位の変速レンジか2番目に低速の前進ギヤ段との間で変速を行なう変速レンジが初期設定され、ギヤ段切換えでは該最低速前進ギヤ段か2番目に低速の前進ギヤ段が初期設定される
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の自動変速機のシフト操作装置。
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