JP2005192776A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発射球送給装置の故障時における部品交換の経済性及び作業性がよく、前面板の閉鎖時における配線のたるみ発生を防止し、さらに前面板の開放状態での発射球送給装置の目視による作動検査が可能なパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技球pを一球ずつ送り出す送球作動機構17を備えた球送りユニット18と、該送球作動機構17を作動させる駆動源19を備えた駆動ユニット20とにより発射球送給装置11を構成し、該球送りユニット18と駆動ユニット20とを夫々個別に前面板8の裏面に着脱可能に取り付けた。また、駆動ユニット20を前面板8の横幅方向に沿ってスライド可能に設け、かつ該駆動ユニット20を付勢手段により前面板8の一側縁を軸支する支軸14から離れる方向に付勢することにより、遊技機本体3に一端が固定され、前記支軸14の近傍を通されて、他端が駆動ユニット20に連結された駆動源制御用の配線30を常時緊張状態に保持するようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技球を一球ずつ球発射装置に供給する発射球送給装置を備えたパチンコ遊技機に関する。
一般に、パチンコ遊技機にあっては、遊技機本体の前面に一側縁が支軸により軸支された前面板が開閉可能に設けられており、該前面板の前面側に遊技球を貯留する上受皿が配設され、また該前面板の裏面側には上受皿と球導出口を介して連通する発射球送給装置が配設されている。そして、該発射球送給装置により上受皿の遊技球を一球ずつ発射レール始端の発射位置に供給し、発射ハンドルの回動操作によって発射位置の遊技球を球発射装置の発射槌で打圧することにより、遊技盤面に順次打ち出し得るようになっている。
このような発射球送給装置にあって、駆動源に用いた電磁石により送球弁を往復回動させて、遊技球を一球ずつ発射レール始端の発射位置に供給するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。これらの発射球送給装置は、上受皿の遊技球を一列に整列して流下させる流下案内通路の終端部に送球弁を往復回動可能に軸支して、該送球弁に一体的に設けた磁着片(磁着部)を、前記電磁石の励磁によって吸着させ、消磁によって離脱させることにより、送球弁に往復回動作動を生じさせ、その一回の往復回動毎に遊技球を一球ずつ球発射装置側へ送り出すように構成されている。そして、このような発射球送給装置にあっては、駆動源としての電磁石と、磁着片(磁着部)を備えた送球弁や該送球弁の支軸を支承する軸受け部及び流下案内通路等からなる送球作動機構とが、発射球送給装置を構成するケーシング内に一体的に組み込まれ、このケーシング単位で前面板の裏面側に取り付けられている。
また、駆動源に電磁石を用いていることにより、該電磁石と、遊技機本体の背面側に配置された制御基板とをつなぐ駆動源制御用の配線30が、図5(ロ)に示すように、前面板8を開放して点検やメンテナンスを行う際の邪魔にならないように、前面板8の一側縁を軸支する支軸14の近傍を通して遊技機本体3側から引き出されている。このような配線態様にあっては、前面板8の閉鎖状態時に比して、前面板8の開放状態時の方が、配線30の長さをより多く(図5(ロ)における距離Lに相当する長さ)必要とするため、該配線30の長さが前面板8の開放状態時に必要な長さに基づいて設定されている。このため前面板8を閉鎖すると、支軸14の近傍部で配線30にたるみを生じ、そのたるみ部分が前面板8と遊技機本体3との間に挟まれて前面板8の閉鎖が不能となったり、場合によっては断線に至る虞もあった。
そこで、このような前面板の背面側への配線をなくすようにした発射球送給装置も提案されている。これは、前面板の背面に送球弁を備えた送球作動機構を配置する一方、該送球作動機構を作動させる駆動源としてのソレノイドを遊技機本体側に配置したものであり、該ソレノイドのプランジャを遊技機本体側から送球弁に連係させ、該プランジャの進退駆動によって送球弁に往復回動作動を生じさせるようにしている(特許文献3参照)。
特開2000−153021号公報 特開平6−312045号公報 特開2001−346949号公報
上記のような駆動源としての電磁石と、該電磁石により駆動される送球弁を備えた送球作動機構とをケーシング内に一体的に組み込み、このケーシング単位で前面板の裏面側に取り付けられる発射球送給装置にあっては、例えば電磁石の故障,電磁石の発熱によるケーシングの変形,送球弁の破損等が生じた場合に、その不具合部分だけを交換することができず、ケーシング単位で交換しなければならないため、不経済であるという問題点があった。また、上述したように、前面板の裏面側に延出される駆動源制御用の配線が、前面板の閉鎖時に、支軸の近傍部でたるみを生じ、該たるみが種々の不具合を惹き起こすという問題点があった。
一方、前面板の背面に送球弁を備えた送球作動機構を配置し、駆動源としてのソレノイドを遊技機本体側に配置した発射球送給装置にあっては、上記のような配線のたるみに起因する諸問題は防止できるが、ソレノイドの故障が生じた場合に、その交換作業を遊技機本体の背面から行わなければならないため、作業性が悪いという問題点があった。また、前面板を開放した状態では、ソレノイドのプランジャが送球作動機構の送球弁に届かないため、発射球送給装置の目視による作動検査を行えないという問題点があった。
本発明は、発射球送給装置の故障時における部品交換の経済性及び作業性がよく、前面板の閉鎖時における配線のたるみ発生を防止し、さらに前面板の開放状態での発射球送給装置の目視による作動検査が可能なパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、遊技機本体の前面に一側縁が支軸により軸支されて開閉可能に設けられた前面板と、該前面板の前面側に配設されて遊技球を貯留するとともに、遊技球を一列状にして終端の球導出口から前面板の裏面側へ遊技球を導出する案内路を備えた上受皿と、前面板の裏面側に配設されて前記球導出口からの遊技球を球発射装置に供給する発射球送給装置とを備えたパチンコ遊技機において、前記発射球送給装置が、遊技球を一球ずつ送り出す送球作動機構を備えた球送りユニットと、該送球作動機構を作動させる駆動源を備えた駆動ユニットとからなり、該球送りユニットと駆動ユニットとが夫々個別に前面板の裏面に着脱可能に取り付けられていることを特徴とするパチンコ遊技機である。
かかる構成において、球送りユニットの送球作動機構が、球導出口から導出された遊技球を一列状にして流下させる流下案内通路と、該流下案内通路の終端部に前後方向に沿って往復回動可能に軸支され、その一回の往復回動毎に遊技球を一球ずつ球発射装置側へ送り出す送球弁と、該送球弁の回動軸と偏心した位置で、側方に突成されてその上下動により該送球弁に往復回動作動を生じさせる作動杆とを備える一方、駆動ユニットが、前記作動杆と相対的離近移動可能に連係された昇降部材と、該昇降部材を、連係駆動機構を介して昇降移動させる駆動源とを備えてなるものとした構成が提案される。
さらに、前記駆動ユニットの駆動源が電磁石であり、連係駆動機構が該電磁石の側傍に一端側が枢支され、他端側が昇降部材に連係されて、励磁により該電磁石の鉄心に吸着されるとともに、消磁により該鉄心から離脱することにより、前記一端側を支点として上下回動を生じる磁着片を備えてなる構成が提案される。
また、前記駆動ユニットが前面板の横幅方向に沿ってスライド可能に設けられ、かつ該駆動ユニットが付勢手段により前面板の一側縁を軸支する支軸から離れる方向に付勢されてなり、遊技機本体に一端が固定され、前記支軸の近傍を通されて、他端が駆動ユニットに連結された駆動源制御用の配線を、前記駆動ユニットの、支軸から離れる方向へのスライド移動により、常時緊張状態に保持するようにした構成が提案される。
本発明は、上述したように、発射球送給装置が、遊技球を一球ずつ送り出す送球作動機構を備えた球送りユニットと、該送球作動機構を作動させる駆動源を備えた駆動ユニットとからなり、該球送りユニットと駆動ユニットとが夫々個別に前面板の裏面に着脱可能に取り付けられているので、任意のユニットのみの取り外しが可能である。従って、送球作動機構が故障した場合には球送りユニットのみを、また駆動源が故障した場合には駆動ユニットのみを夫々個別に交換することができ、従来の駆動源と送球作動機構とを一体的に組み込んだケーシング単位での交換に比して、経済的となる。また、従来のような送球作動機構とソレノイドからなる駆動源とを分離して、前面板側と遊技機本体側とに夫々配置した分離型の発射球送給装置とは異なり、前面板を開放した状態でも発射球送給装置が作動するため、発射球送給装置の目視による作動検査を行うことができる。さらに、このような分離型の発射球送給装置にあっては、ソレノイドの交換作業を遊技機本体の背面から行わなければならないため、作業性が悪いものであったが、本発明は前面板を開放した状態で駆動ユニットの交換ができるため、その作業性がよい。
また、上記構成において、球送りユニットの送球作動機構が、球導出口から導出された遊技球を一列状にして流下させる流下案内通路と、該流下案内通路の終端部に前後方向に沿って往復回動可能に軸支され、その一回の往復回動毎に遊技球を一球ずつ球発射装置側へ送り出す送球弁と、該送球弁の回動軸と偏心した位置で、側方に突成されてその上下動により該送球弁に往復回動作動を生じさせる作動杆とを備える一方、駆動ユニットが、前記作動杆と相対的離近移動可能に連係された昇降部材と、該昇降部材を、連係駆動機構を介して昇降移動させる駆動源とを備えてなるものとしたから、別体に形成された球送りユニットと駆動ユニットとからなる発射球送給装置にあって、駆動ユニットの駆動源によって球送りユニットの送球作動機構を作動させて、上受皿の遊技球を一球ずつ球発射装置側へ送り出すことができる。
さらに、前記駆動ユニットの駆動源が電磁石であり、連係駆動機構が該電磁石の側傍に一端側が枢支され、他端側が昇降部材に連係されて、励磁により該電磁石の鉄心に吸着されるとともに、消磁により該鉄心から離脱することにより、前記一端側を支点として上下回動を生じる磁着片を備えてなるものとしたから、電磁石の励磁・消磁に伴って上下回動を生じる磁着片によって昇降部材が昇降移動し、該昇降部材の昇降移動により、該昇降部材と相対的離近移動可能に連係された送球弁の作動杆に上下動が生じ、該作動杆の上下動によって送球弁に円滑な往復回動作動を生じさせることができる。
また、前記駆動ユニットが前面板の横幅方向に沿ってスライド可能に設けられ、かつ該駆動ユニットが付勢手段により前面板の一側縁を軸支する支軸から離れる方向に付勢されてなり、遊技機本体に一端が固定され、前記支軸の近傍を通されて、他端が駆動ユニットに連結された駆動源制御用の配線を、前記駆動ユニットの、支軸から離れる方向へのスライド移動により、常時緊張状態に保持するようにしたから、前面板の閉鎖時において支軸の近傍で配線にたるみが生じることがない。これにより、従来のように前面板の閉鎖時に支軸の近傍で生じるたるみが前面板と遊技機本体との間に挟まれて前面板の閉鎖が不能となったり、断線するといった不具合を未然に防止することができる。また、前面板を開放して点検やメンテナンス等の作業を行う際に、誤って配線に指や工具を引っ掛けたとしても、駆動ユニットがスライド移動することによって、駆動ユニットとの連結部に設けられたコネクタの抜けや破損を防止することができる。
以下に、本発明の一実施例を、図1〜図7に基づいて説明する。
パチンコ遊技機1は、図1,図2に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、該外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。
遊技機本体3は、前記外枠2に開閉可能に軸支された前面枠4と、該前面枠4に装着された各種遊技部材とにより構成されている。該遊技機本体3の前面枠4には、遊技盤面5を覆うガラス扉6と、上受皿7を備えた前面板8とが夫々開閉可能に軸支されている。また、遊技機本体3の下部には、図2に示すように、上受皿7の下方に位置させて下受皿9が前面枠4と一体に形成されており、該下受皿9の右側方に発射ハンドル10が配設されている。さらに、発射ハンドル10の背面側には、後述する発射球送給装置11を介して前記上受皿7から一個ずつ供給される遊技球を遊技盤面5に打ち出す発射槌12(図1参照)を備えた球発射装置(図示省略)が配設されている。ここで、該発射槌12は発射レール13の始端の発射位置に臨ませて設けられており、該発射位置に供給された遊技球を打圧し得るようになっている。
前記前面板8は、その一側縁が支軸14(図4,図5参照)により軸支されて遊技機本体3の前面に開閉可能に設けられている。該前面板8の前面側には、遊技球を貯留する前記上受皿7が一体に形成されており、該上受皿7は、貯留した遊技球を一列状にして終端の球導出口15b(図3参照)から前面板8の裏面側へ導出する案内路15a(図2参照)を備えている。この上受皿7には、遊技盤面5に配設された入賞装置(図示省略)への入賞により賞球として遊技機本体3内から払い出される遊技球が払い出し口16を介して排出され、該上受皿7が満杯になると遊技球は下部の下受皿9へ排出される。
前面板8の裏面側には、図1に示すように、前記球導出口15bから導出される遊技球を発射位置に供給する発射球送給装置11が配設されている。該発射球送給装置11は、遊技球を一球ずつ送り出す送球作動機構17(図4参照)を備えた球送りユニット18と、該送球作動機構17を作動させる駆動源19(図4参照)を備えた駆動ユニット20とからなり、該球送りユニット18と駆動ユニット20とが左右に並ぶ状態で夫々個別に前面板8の裏面に着脱可能に取り付けられている。
前記球送りユニット18は、図3に示すように、ケーシング21に挿通される複数のビス22を前面板8の裏面に形成された螺子孔23に夫々螺合させることにより、着脱可能に固定されている。また、前記駆動ユニット20は、ケーシング24の背面に左右方向のレール25,25を上下一対に備えており、該レール25,25を前面板8の裏面に形成された左右方向のレール溝26,26に係合させることにより、前面板8の横幅方向に沿ってスライド可能に装着されている。ここで、各レール溝26,26は、前面板8の一側縁を軸支する支軸14から遠い方の一端側にレール25,25より若干広幅の着脱口26a,26aを備えており、該着脱口26a,26aでレール25,25とレール溝26,26との係脱を可能とするとともに、該着脱口26a,26aにレール25,25を挿入して他端側に移動させることにより、レール25,25がレール溝26,26にスライド可能に係合されるようになっている。これにより、駆動ユニット20の交換時における着脱を容易に行い得るようにしている。
前記駆動ユニット20のケーシング24には、図4に示すように、前面板8の一側縁を軸支する支軸14から遠い方の側縁に上下一対の引張バネ27,27の各一端が係脱可能に係止されており、該引張バネ27,27の各他端は、前面板8の裏面に突設されたバネ受け片28に係止されている。そして、該引張バネ27,27によって駆動ユニット20が前面板8の一側縁を軸支する支軸14から離れる方向に付勢されており、該引張バネ27,27を駆動ユニット20の付勢手段としている。
また、前面板8の裏面には、遊技機本体3に一端が固定され、前記支軸14の近傍を通されて、他端がコネクタ29を介して駆動ユニット20に連結された駆動源制御用の配線30が、複数の支持部材31によって略一直線状態で移動可能に支持されている。この配線30は、図4(イ)に示すように、前面板8の裏面での長さが該前面板8の閉鎖時において必要な一定の長さとなっており、駆動ユニット20の、支軸14から離れる方向へのスライド移動によって常時緊張状態に保持されている。ここで、配線30の長さは、図5(イ)に示す前面板8の閉鎖状態時に比して、図5(ロ)に示す前面板8の開放状態では、距離Lに相当する分だけ長く必要となるが、前面板8を開放すると一定長さの配線30の引張作用を受けて駆動ユニット20が、図4(ロ)に示すように、引張バネ27,27の付勢に抗して距離Lに相当する分だけ支軸14側に移動する。これにより、配線30が短くても前面板8を支障なく開放することができる。また、このような開放状態から前面板8を閉鎖すると、図4(イ)に示すように、引張バネ27,27の付勢力によって駆動ユニット20が引き戻され、この駆動ユニット20のスライド移動に伴って配線30も引き戻される。これにより、前面板8の閉鎖時に、支軸14の近傍で配線30にたるみが生じることがなく、このたるみが前面板8と遊技機本体3との間に挟まれて前面板8の閉鎖が不能となったり、断線するといった不具合を未然に防止することができる。また、前面板8を開放して点検やメンテナンス等の作業を行う際に、誤って配線30に指や工具を引っ掛けたとしても、駆動ユニット20がスライド移動することによって、駆動ユニット20との連結部に設けられたコネクタ29の抜けや破損を防止することができる。
前記発射球送給装置11の球送りユニット18は、図6(イ),(ロ)に示すように、球導出口15bから導出された遊技球pを一列状にして流下させる流下案内通路32と、該流下案内通路32の終端部に前後方向に沿って往復回動可能に軸支された送球弁33と、該送球弁33の回動軸34と偏心した位置で、側方に突成されてその上下動により該送球弁33に往復回動作動を生じさせる作動杆35とを備えてなる送球作動機構17がケーシング21内に一体的に組み込まれている。送球弁33は、図7(イ)に示すように、その上端に起立状態で遊技球pの流下を遮断する球止め部36と、図7(ロ)に示すように、前方への傾倒状態で一個の遊技球pを受け入れる球受け部37とを備えたものとなっている。また、作動杆35は、図7(イ),(ロ)に示すように、回動軸34に対する後部側の偏心した位置から側方に突成されている。これにより、作動杆35が下動すると送球弁33が起立状態(図7(イ)参照)となり、作動杆35が上動すると送球弁33が前方へ傾動して傾倒状態(図7(ロ)参照)となる。
一方、前記発射球送給装置11の駆動ユニット20は、図6(イ),(ロ)に示すように、球送りユニット18の送球作動機構17を作動させる駆動源19としての電磁石と、前記作動杆35と相対的離近移動可能に連係された昇降部材38と、電磁石の側傍に一端側が枢支され、他端側が昇降部材38に連係されて、励磁により該電磁石の鉄心39に吸着されるとともに、消磁により該鉄心39から離脱することにより、前記一端側を支点として上下回動を生じる磁着片40とがケーシング24内に一体的に組み込まれている。ここで、前記磁着片40の他端側は、昇降部材38の上部に形成された上下一対の係止爪41,41間に挿入されて昇降部材38と連係されており、該磁着片40によって昇降部材38を昇降移動させる連係駆動機構が構成されている。また、該磁着片40は、その一端側に配設された引張バネ42によって常時電磁石の鉄心39から離れ、昇降部材38を下降させる方向に付勢されている。尚、昇降部材38を重くしてその自重により下降させるようにすることもでき、この場合には引張バネ42は不要となる。また、作動杆35と相対的離近移動可能に連係された昇降部材38は、作動杆35の軸方向に沿って摺動可能に係合されており、かつ該作動杆35の軸端で分離可能になっている。
かかる構成からなる発射球送給装置11にあっては、発射ハンドル10(図1参照)を回動させて球発射操作を行うと、発射槌12に生じる打圧作動に連動して、遊技機本体3の背面側に配置された制御基板(図示省略)から配線30を介して駆動源19としての電磁石に作動電圧が一定間隔毎に印可される。これにより、図6(ロ)に示すように、励磁された電磁石の鉄心39に磁着片40が吸着されて昇降部材38が上昇し、該昇降部材38に連係された作動杆35が上動して、図7(ロ)に示すように、送球弁33が前方へ傾動され、該送球弁33の球受け部37に一個の遊技球pが保持される。この状態で、電磁石の消磁により鉄心39から磁着片40が離脱すると、図6(イ)に示すように、昇降部材38が下降し、該昇降部材38に連係された作動杆35が下動して、図7(ハ)に示すように、送球弁33が起立位置に戻り、該送球弁33の球受け部37に保持されていた遊技球pが発射装置側に放出される。そして、このような動作が繰り返されることにより、送球弁33の一回の往復回動毎に遊技球pが一球ずつ発射装置側に送り出されることとなる。
このように、本発明は、別体に形成された球送りユニット18と駆動ユニット20とからなる発射球送給装置11にあって、駆動ユニット20の駆動源19によって球送りユニット18の送球作動機構17を作動させて、上受皿7の遊技球を一球ずつ球発射装置側へ送り出すことができる。また、駆動ユニット20の駆動源19を電磁石とし、昇降部材38を昇降移動させる連係駆動機構を、該電磁石の側傍に一端側が枢支され、他端側が昇降部材38に連係されて、励磁により該電磁石の鉄心39に吸着されるとともに、消磁により該鉄心39から離脱することにより、前記一端側を支点として上下回動を生じる磁着片40を備えてなるものとしたから、電磁石の励磁・消磁に伴って上下回動を生じる磁着片40によって昇降部材38が昇降移動し、該昇降部材38の昇降移動により、該昇降部材38と相対的離近移動可能に連係された送球弁33の作動杆35に上下動が生じ、該作動杆35の上下動によって送球弁33に円滑な往復回動作動を生じさせることができる。
また、球送りユニット18と駆動ユニット20とが夫々個別に前面板8の裏面に着脱可能に取り付けられているので、任意のユニットのみの取り外しが可能である。これにより、送球作動機構17が故障した場合には球送りユニット18のみを、また駆動源19が故障した場合には駆動ユニット20のみを夫々個別に交換することができ、従来の駆動源と送球作動機構とを一体的に組み込んだケーシング単位での交換に比して、経済的となる。また、従来のような送球作動機構とソレノイドからなる駆動源とを分離した分離型の発射球送給装置とは異なり、前面板8を開放した状態でも発射球送給装置11が作動するため、発射球送給装置11の目視による作動検査を行うことができる。さらに、従来の分離型の発射球送給装置にあっては、ソレノイドの交換作業を遊技機本体の背面から行わなければならず、作業性が悪いものであったが、本発明は前面板8を開放した状態で遊技機本体3の前面側で駆動ユニット20の交換ができるため、その作業性が極めてよいものとなっている。
さらに、上述したように、駆動源制御用の配線30を、前記駆動ユニット20の、支軸14から離れる方向へのスライド移動によって常時緊張状態に保持するようにしたから、前面板8の閉鎖時に、支軸14の近傍で配線30にたるみが生じることがなく、このたるみが前面板8と遊技機本体3との間に挟まれて前面板8の閉鎖が不能となったり、断線するといった不具合を未然に防止することができる。また、配線30にねじれが生じた場合にも、駆動ユニット20のスライド移動によって、配線30の過度の張力が吸収され、コネクタ29の抜けが防止される。さらに、前面板8を開放して点検やメンテナンス等の作業を行う際に、誤って配線30に指や工具を引っ掛けたとしても、駆動ユニット20がスライド移動することによって、駆動ユニット20との連結部に設けられたコネクタ29の抜けや破損を防止することができる。ここで、特開2001-204937号公報に開示されているような前面板8とガラス扉6とが一体に形成されたパチンコ遊技機にあっては、前面板8が開放される頻度が多いため、この構成は特に有用である。
本発明にかかるパチンコ遊技機1の斜視図である。 同上のパチンコ遊技機1の下半部分の斜視図である。 球送りユニット18と駆動ユニット20とを取り外した前面板8裏面の斜視図である。 (イ)は閉鎖時、(ロ)は開放時の状態を示す前面板8の背面図である。 (イ)は前面板8の閉鎖時、(ロ)は前面板8の開放時における配線30の状態を示す支軸14近傍部分の平面図である。 (イ)は電磁石(駆動源19)の消磁状態、(ロ)は電磁石(駆動源19)の励磁状態を示す発射球送給装置11の縦断面図である。 (イ)は送球弁33による遊技球pの遮断状態、(ロ)は送球弁33による遊技球pの受入状態、(ハ)は送球弁33による遊技球pの送り出し状態を夫々示す球送りユニット18の縦断側面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 遊技機本体
7 上受皿
8 前面板
11 発射球送給装置
14 支軸
15a 案内路
15b 球導出口
17 送球作動機構
18 球送りユニット
19 駆動源(電磁石)
20 駆動ユニット
27 引張バネ(付勢手段)
30 配線
32 流下案内通路
33 送球弁
34 回動軸
35 作動杆
38 昇降部材
39 鉄心
40 磁着片(連係駆動機構)
p 遊技球

Claims (4)

  1. 遊技機本体の前面に一側縁が支軸により軸支されて開閉可能に設けられた前面板と、該前面板の前面側に配設されて遊技球を貯留するとともに、遊技球を一列状にして終端の球導出口から前面板の裏面側へ遊技球を導出する案内路を備えた上受皿と、前面板の裏面側に配設されて前記球導出口からの遊技球を球発射装置に供給する発射球送給装置とを備えたパチンコ遊技機において、
    前記発射球送給装置が、遊技球を一球ずつ送り出す送球作動機構を備えた球送りユニットと、該送球作動機構を作動させる駆動源を備えた駆動ユニットとからなり、該球送りユニットと駆動ユニットとが夫々個別に前面板の裏面に着脱可能に取り付けられていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 球送りユニットの送球作動機構が、球導出口から導出された遊技球を一列状にして流下させる流下案内通路と、該流下案内通路の終端部に前後方向に沿って往復回動可能に軸支され、その一回の往復回動毎に遊技球を一球ずつ球発射装置側へ送り出す送球弁と、該送球弁の回動軸と偏心した位置で、側方に突成されてその上下動により該送球弁に往復回動作動を生じさせる作動杆とを備える一方、駆動ユニットが、前記作動杆と相対的離近移動可能に連係された昇降部材と、該昇降部材を、連係駆動機構を介して昇降移動させる駆動源とを備えてなるものであることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 駆動ユニットの駆動源が電磁石であり、連係駆動機構が該電磁石の側傍に一端側が枢支され、他端側が昇降部材に連係されて、励磁により該電磁石の鉄心に吸着されるとともに、消磁により該鉄心から離脱することにより、前記一端側を支点として上下回動を生じる磁着片を備えてなることを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 駆動ユニットが前面板の横幅方向に沿ってスライド可能に設けられ、かつ該駆動ユニットが付勢手段により前面板の一側縁を軸支する支軸から離れる方向に付勢されてなり、遊技機本体に一端が固定され、前記支軸の近傍を通されて、他端が駆動ユニットに連結された駆動源制御用の配線を、前記駆動ユニットの、支軸から離れる方向へのスライド移動により、常時緊張状態に保持するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のパチンコ遊技機。
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