JP2005189626A - 空間光変調器及び空間光変調方法 - Google Patents

空間光変調器及び空間光変調方法 Download PDF

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Abstract

【課題】迷光の発生を未然に防止することができる上に、光の利用効率を飛躍的に高めることができる空間光変調器及び空間光変調方法を提供する。
【解決手段】空間光変調器12は、入射光を所定の方向に偏向し、出射するためのマイクロミラーM1〜M6と、このマイクロミラーM1〜M6からの出射光が入射されるマイクロレンズL1〜L6からなるピクセルを複数有している。又、マイクロミラーM1〜M6は、入射光を偏向し、同一ピクセルのマイクロレンズに出射するONピクセルM1、M5と、入射光を偏向し、同一ピクセルのマイクロレンズ外に出射するOFFピクセルM2,M3、M4、M6によって構成されている。そして、OFFピクセルに入射される入射光LB1を、ONピクセルM1、M5に対応するマイクロレンズL1、L5に出射可能とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、入射光を画像信号等の情報に応じて変調し、所定の方向に出射するようにした空間光変調器及び空間光変調方法に関する。
従来、入射光を画像信号等の情報に応じて変調し、所定の方向に出射するようにした空間光変調器(SLM)が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、図11に示されるホログラフィック記録再生装置100の光路上には、従来公知のSLM102が配設されている。このホログラフィック記録再生装置100では、レーザ光源104から出射されたレーザ光LB0が、ビームエキスパンダ106によって拡大された後、ミラー108を介して偏光ビームスプリッタ110に入射され、この偏光ビームスプリッタ110によって物体光(P偏光)LB1と参照光(S偏光)LB2に分離される。
物体光LB1は、偏光ビームスプリッタ112及び1/4波長板114を介してSLM102に入射され、変調された後、フーリエレンズ116を介してホログラフィック記録媒体118に照射される。
一方、参照光LB2は、ミラー120及び対物レンズ122を介してホログラフィック記録媒体118に照射される。その結果、物体光LB1と参照光LB2が重なり合う領域には光学的な干渉模様が形成され、これがホログラムとして感光材料に記録される。なお、ホログラフィック記録媒体118の先には、結像レンズ126及び撮像素子128が配設されている。
この記録再生装置100に適用されたSLM102は、図12に拡大して示されるように、直列に配設された6個のマイクロミラー124を備えている。このマイクロミラー124は、図示しない支持部材によって揺動自在に支持されると共に、所定角度に傾斜可能な構造となっている。
このSLM102では、入射される物体光LB1をONピクセル124Aによって偏向し、ビームスプリッタ110に出射する一方で、物体光LB1をOFFピクセル124Bによって偏向し、光路外に出射するようになっている。
特開平6−180428号公報
しかしながら、この従来公知のSLM102においては、図13に示されるように、OFFピクセルからの出射光LB12は光路外に出射され、記録再生には使用されないため、レーザ光LB0の使用効率が低くなってしまうといった問題点があった。しかも、記録データ量の増大やノイズの低減等を実現するためには、ONピクセル比率(全ピクセル数に対するONピクセル数の比率)を低くし、OFFピクセル数の比率を高める必要があるため、益々、光の利用効率が低下してしまうことになる。
又、OFFピクセルの出射光LB12の一部が偏光ビームスプリッタ112に入射し、迷光LB12´となって光路に導かれ、光路上のノイズ要因となったり、場合によっては、ホログラフィック記録媒体118が露光されてしまうといった問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、迷光の発生を未然に防止することができる上に、光の利用効率を飛躍的に高めることができる空間光変調器及び空間光変調方法を提供することを目的とする。
本発明の発明者は、鋭意研究の結果、迷光の発生を未然に防止することができる上に、光の利用効率を飛躍的に高めることができる空間光変調器及び空間光変調方法を見出した。
即ち、次のような本発明により、上記目的を達成することができる。
(1)入射光を所定の方向に偏向し、出射するための偏向部と、該偏向部からの出射光が入射される受光部からなるピクセルを複数有してなり、前記偏向部は、前記入射光を偏向し、同一ピクセルの前記受光部に出射するONピクセルと、前記入射光を偏向し、同一ピクセルの前記受光部外に出射するOFFピクセルによって構成された空間光変調器であって、前記OFFピクセルに入射される前記入射光を、前記ONピクセルに対応する受光部に出射可能としたことを特徴とする空間光変調器。
(2)前記複数のピクセルは所定のピクセル数からなる複数のデータブロックによって構成され、且つ、前記OFFピクセルに入射される前記入射光を、該OFFピクセルと同一データブロックの前記ONピクセルに対応する受光部に出射可能としたことを特徴とする前記(1)記載の空間光変調器。
(3)前記データブロックのONピクセル数が、該ONピクセルと同一データブロックのOFFピクセル数の約数とされていることを特徴とする前記(2)記載の空間光変調器。
(4)前記データブロックにおける前記ONピクセル数と前記OFFピクセル数の比率が、前記複数のデータブロック間で一定とされていることを特徴とする前記(2)又は(3)記載の空間光変調器。
(5)前記データブロックは2つの前記ピクセルからなり、且つ、該2つのピクセルの一方が前記ONピクセル、他方が前記OFFピクセルとなるように構成されていることを特徴とする前記(4)記載の空間光変調器。
(6)前記偏向部は、所定角度に傾斜可能な凹曲面形状の反射面を有するマイクロミラーからなり、且つ、該マイクロミラーの一方は、その反射面が他方のマイクロミラーに対応する受光部に向けられて取付けられていることを特徴とする前記(5)記載の空間光変調器。
(7)前記偏向部は、所定角度に傾斜可能な凹曲面形状の反射面を有するマイクロミラーからなり、且つ、該マイクロミラーの一方は、該マイクロミラーの反射面の中心軸が前記入射光の光軸と異なるように配設されていることを特徴とする前記(5)記載の空間光変調器。
(8)前記偏向部は、所定角度に傾斜可能な凹曲面形状の反射面を有するマイクロミラーからなり、且つ、該マイクロミラーの一方の前記反射面は、前記入射光の光軸と異なる中心軸を有するように形成されていることを特徴とする前記(5)記載の空間光変調器。
(9)入射光を所定の方向に偏向し、出射するための偏向部と、該偏向部からの出射光が入射される受光部からなる複数のピクセルを用いて、前記偏向部のONピクセルによって前記入射光を同一ピクセルの前記受光部に偏向し、且つ、前記偏向部のOFFピクセルによって前記入射光を同一ピクセルの前記受光部外に偏向するようにした空間光変調方法であって、前記OFFピクセルに入射される前記入射光を、前記ONピクセルに対応する受光部に偏向するようにしたことを特徴とする空間光変調方法。
本発明に係る空間光変調器及び空間光変調方法によれば、迷光の発生を未然に防止することができる上に、光の利用効率を飛躍的に高めることができるという優れた効果を有する。
本発明は、入射光を所定の方向に偏向し、出射するための偏向部と、該偏向部からの出射光が入射される受光部からなるピクセルを複数有してなり、前記偏向部は、前記入射光を偏向し、同一ピクセルの前記受光部に出射するONピクセルと、前記入射光を偏向し、同一ピクセルの前記受光部外に出射するOFFピクセルによって構成された空間光変調器であって、前記OFFピクセルに入射される前記入射光を、前記ONピクセルに対応する受光部に出射可能とした空間光変調器によって、上記課題を解決したものである。
又、本発明は、入射光を所定の方向に偏向するための偏向部と、該偏向部からの出射光が入射される受光部からなる複数のピクセルを用いて、前記偏向部のONピクセルによって前記入射光を同一ピクセルの前記受光部に偏向し、且つ、前記偏向部のOFFピクセルによって前記入射光を同一ピクセルの前記受光部外に偏向するようにした空間光変調方法であって、前記OFFピクセルに入射される前記入射光を、前記ONピクセルに対応する受光部に偏向するようにした空間光変調方法によって、上記同様の課題を解決したものである。
以下、図面を用いて本発明の実施例1〜実施例3について詳細に説明する。
図1に示されるホログラフィック記録再生装置10の光路上には、本発明の実施例1に係る空間光変調器(SLM)12が配設されている。なお、SLM12以外の構造については、従来のホログラフィック記録再生装置100と同様であるため、図中において同じ符号を付すと共に、その説明は省略し、以下SLM12について詳細に説明する。
SLM12は、図2に拡大して示されるように、入射される物体光LB1を所定の方向に偏向し、出射するマイクロミラー(偏向部)M1〜M6を備えた第1SLMユニット14と、マイクロミラーM1〜M6からの出射光が入射されるマイクロレンズ(受光部)L1〜L6を備えた第2SLMユニット16によって構成されている。なお、マイクロミラーM1〜M6とマイクロレンズL1〜L6によって、SLM12のピクセルP1〜P6が構成されている。
第1SLMユニット14のマイクロミラーM1〜M6は、図3及び図4に示されるように、凹曲面形状の反射面M1A〜M6Aを有し(M1Aのみ図示)、且つ、メモリーセル20に固定されたヨーク22によって揺動自在に支持されている。このマイクロミラーM1〜M6は、ヨーク22と、メモリーセル20上に配設されたアドレス電極24との間で作用する静電引力によって傾斜可能な構造となっている。
一方、第2SLMユニット16のマイクロレンズL1〜L6は、凹曲面を有するレンズからなり、その凹曲面がフーリエレンズ116側に向けられている。又、マイクロレンズL1〜L6は、その焦点がマイクロミラーM1〜M6の焦点と略一致するような位置に配置されている。
マイクロミラーM1〜M6は、ONピクセルとOFFピクセルによって構成されている。ここで、「ONピクセル」とは、物体光LB1を偏向し、同一ピクセルのマイクロレンズに出射するようにされたマイクロミラーをいい、又、「OFFピクセル」とは、物体光LB1を偏向し、同一ピクセルのマイクロレンズ外に出射するようにされたマイクロミラーをいう。本実施例1においては、図2に示されるように、マイクロミラーM1、M5は、物体光LB1を偏向し、同一ピクセルのマイクロレンズL1、L5に出射するONピクセルとされ、又、マイクロミラーM2、M3、M4、M6は、物体光LB1を偏向し、同一ピクセル外のマイクロレンズL1、L5に出射するOFFピクセルとされている。
図5は、SLM12のマイクロミラーM1〜M6とマイクロレンズL1〜L6との対応関係を示した模式図である。なお、説明の都合上、偏光ビームスプリッタ112及び1/4波長板114の図示は省略している。
図に示されるように、SLM12のピクセルP1〜P6は、3つのピクセルP1〜P3からなるデータブロックDB1と、3つのピクセルP4〜P6からなるデータブロックDB2によって構成されている。又、データブロックDB1、DB2におけるONピクセル数とOFFピクセル数の比率は、2つのデータブロックDB1、DB2の間で一定とされており、この例では、ONピクセル数とOFFピクセル数の比率はそれぞれ1:2となっている。更に、データブロックDB1(DB2)のONピクセル数は、同一データブロックDB1(DB2)のOFFピクセル数の約数とされており、この例では、OFFピクセル数が2で、ONピクセル数は1に設定されている。
次に、本発明の実施例1に係るSLM12の作用について説明する。
例えば、図5に示されるように、SLM12のピクセルP1、P5をONにする場合を考える。
ピクセルP1をONにする場合には、図6に示されるように、ピクセルP1のマイクロミラーM1がONピクセルとされ、マイクロミラーM1は物体光LB1の光軸に対して垂直な状態に維持される。その結果、マイクロミラーM1に対応するマイクロレンズL1には、マイクロミラーM1からの出射光LB11が出射される。
一方、データブロックDB1のONピクセル数とOFFピクセル数との比率は1:2であるため、ピクセルP2、P3のマイクロミラーM2、M3はOFFピクセルとなり、マイクロミラーM2、M3は、ピクセルP1のマイクロレンズL1の方向に傾斜するように制御される。従って、データブロックDB1のマイクロミラーM2、M3に入射される物体光LB1は、同一データブロックDB1におけるマイクロレンズL1の焦点Fに集光する出射光LB12、LB13として出射される。
このように、データブロックDB1のマイクロレンズL1には、データブロックDB1内の3つのマイクロミラーM1〜M3による出射光LB11〜LB13が入射される。
又、SLM12のピクセルP5をONにする場合も同様に、データブロックDB2のマイクロレンズL5には、データブロックDB2内の3つのマイクロミラーM4〜M6による出射光が入射される。
このようにして、物体光LB1はSLM12によって変調され、フーリエレンズ116に出射されるようになっている。
本発明の実施例1に係るSLM12によれば、OFFピクセルM2、M3、M4、M6に入射される物体光(入射光)LB1を、ONピクセルM1、M5に対応するマイクロレンズL1、L5に出射するようにしたため、迷光の発生を未然に防止することができる上に、光の利用効率を飛躍的に高めることができる。
特に、SLM12のピクセルP1〜P6は、3つのピクセルP1〜P3(P4〜P6)からなる2つのデータブロックDB1、DB2によって構成され、且つ、OFFピクセルM2、M3(M4、M6)に入射される物体光LB1を、このOFFピクセルM2、M3(M4、M6)と同一データブロックDB1(DB2)におけるONピクセルM1(M5)のマイクロレンズL1(L5)に偏向するようにしたため、マイクロミラーの制御を簡素化することができる。
又、データブロックDB1(DB2)のONピクセル数は、同一データブロックDB1(DB2)のOFFピクセル数の約数とされているため、1つのONピクセルに対して、同数のOFFピクセルを対応させることができ、ピクセルにおける光量を均一化することができる。
更に、データブロックDB1、DB2におけるONピクセル数とOFFピクセル数の比率を、2つのデータブロックDB1、DB2間で一定としたため、記録媒体の露光量をデータブロック内で一定にすることができ、精密な記録のスケジューリングや、再生時のピクセル間のクロストークを減少させることができる。
以下、本発明の実施例2に係るSLMについて説明する。
本発明の実施例2に係るSLMは、図7に示されるように、上記実施例1に係るSLM12のデータブロックDB1(DB2)に代えて、2つのピクセルP11、P12からなるデータブロックDB11を適用したものである。なお、他の構造については、上記実施例1に係るSLM12と同様であるため、その説明は省略する。
このデータブロックDB11のピクセルP11、P12は、2つのマイクロミラーM11、M12と、2つのマイクロレンズL11、L12によって構成され、且つ、マイクロミラーM11、M12の一方がONピクセルの場合、他方がOFFピクセルとなるように構成されている。
例えば、このデータブロックDB11によって物体光LB11をデジタルデータの「0」と「1」に変調する場合には、デジタルデータの「0」は、マイクロミラーM11がONピクセル、且つ、マイクロミラーM12がOFFピクセルとされることによって表現される(図7(A))。一方、デジタルデータの「1」は、マイクロミラーM11がOFFピクセル、且つ、マイクロミラーM12がONピクセルとされることによって表現される(図7(B))。即ち、データブロックDB11には、2つのピクセルP11、P12によって1ビットのデジタルデータ(「0」及び「1」)を表現する微分符号化が適用されている。なお、マイクロミラーM11、M12のONピクセル及びOFFピクセルと、デジタルデータの0及び1との対応関係は、逆であってもよい。
本発明の実施例2に係るSLMによれば、データブロックDB11は2つのピクセルP11、P12からなり、且つ、一方のピクセルがONピクセル、他方のピクセルがOFFピクセルとなるように構成されているため、入射される物体光LB1を2方向に偏向し、出射できればよい。従って、マイクロミラーM11、M12の構造を、より一層簡素化することができる上に、一般に用いられる2階調のSLMを適用することができ、低コスト化や開発期間の短縮を図ることができる。
以下、本発明の実施例3に係るSLMについて説明する。
本発明の実施例3に係るSLMは、図8に示されるように、上記実施例2に係るSLMのマイクロミラーM11に代えて、形状の異なるマイクロミラーM21を適用したものである。なお、他の構造については、上記実施例2に係るSLMと同様であるため、その説明は省略する。
このマイクロミラーM21は、図9に拡大して示されるように、その反射面M21AがマイクロレンズL12に向けて傾斜された状態でヨーク22に取り付けられており、反射面M21Aによって反射された出射光LB21がマイクロレンズL12に出射されるようになっている。
本発明の実施例3に係るSLMによれば、マイクロミラーM21、M12を物体光LB1の光軸V1に対して一方向に傾斜させればよいため、従来のSLMを適用することができ、より一層、低コスト化や開発期間の短縮を図ることができる。
なお、本発明に係るSLMは、上記実施例3に係るSLMにおける構造や形状等に限定されるものではなく、例えば、図10(A)に示されるように、マイクロミラーM31を、その反射面M31Aの中心軸V2が入射光LB1の光軸V1と異なるように配設し、マイクロミラーM31からの出射光LB31をマイクロレンズL12に出射するようにしてもよい。
又、図10(B)に示されるように、マイクロミラーM41に入射光LB1の光軸V1と異なる中心軸V2を有する反射面M41Aを形成し、マイクロミラーM41からの出射光LB41をマイクロレンズL12に出射するようにしてもよい。
なお、上記実施例1〜3においては、反射型のSLMを適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、液晶ディスプレイのような透過型のSLM等を適用してもよい。
又、本発明における「偏向部」はマイクロミラーに限定されず、又、「受光部」はマイクロレンズに限定されない。
更に、SLMのピクセルを6個で構成したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、数十万〜数百万個程度ピクセルを2次元に配置してもよい。
又、データブロックにおけるONピクセル数とOFFピクセル数の比率は、1:2の場合に限定されず、更に、データブロックのONピクセル数は、同一データブロックのOFFピクセル数の約数でなくてもよい。
即ち、本発明における空間光変調器は、入射光を所定の方向に偏向し、出射するための偏向部と、該偏向部からの出射光が入射される受光部からなるピクセルを複数有してなり、前記偏向部は、前記入射光を偏向し、同一ピクセルの前記受光部に出射するONピクセルと、前記入射光を偏向し、同一ピクセルの前記受光部外に出射するOFFピクセルによって構成された空間光変調器であって、前記OFFピクセルに入射される前記入射光を、前記ONピクセルに対応する受光部に出射可能としたものであればよい。
本発明の実施例1に係るSLMを適用したホログラフィック記録再生装置の光学系統図 図1におけるSLM周辺を拡大して示す図 図1におけるマイクロミラーを拡大して示す略示平面図 図3におけるIVA−IVA線及びIVB−IVB線に沿う断面図 図1におけるマイクロミラーとマイクロレンズの対応関係を拡大して示す略示断面図 図5におけるデータブロックを拡大して示す略示断面図 本発明の実施例2に係るSLMのデータブロックを示す略示断面図 本発明の実施例3に係るSLMのデータブロックを示す略示断面図 図8におけるマイクロミラーの略示断面図 図8におけるマイクロミラーの他の例を示した略示断面図(A)及び図8におけるマイクロミラーの更に他の例を示した略示断面図 従来のSLMを適用したホログラフィック記録再生装置の光学系統図 図11におけるSLM周辺を拡大して示す図(A)、及びSLMの略示側面図(B) 図11におけるマイクロミラーの作用を示す図
符号の説明
DB1、DB2、DB11…データブロック
LB0…レーザ光
LB1…物体光
LB2…参照光
LB11、LB12、LB13、LB21、LB31、LB41…出射光
LB12´…迷光
M1〜M6、M11、M12、M21、M31、M41…マイクロミラー
M1A〜M6A、M21A、M31A、M41A…反射面
L1〜L6…マイクロレンズ
P1〜P6、P11、P12…ピクセル
V1…光軸
V2…中心軸
10、100…ホログラフィック記録再生装置
12、102…空間光変調器(SLM)
14…第1SLMユニット
16…第2SLMユニット
20…メモリーセル
22…ヨーク
24…アドレス電極
104…レーザ光源
106…ビームエキスパンダ
108、120…ミラー
110、112…偏光ビームスプリッタ
114…1/4波長板
116…フーリエレンズ
118…ホログラフィック記録媒体
124…マイクロミラー
124A…ONピクセル
124B…OFFピクセル
126…結像レンズ
128…撮像素子

Claims (9)

  1. 入射光を所定の方向に偏向し、出射するための偏向部と、該偏向部からの出射光が入射される受光部からなるピクセルを複数有してなり、前記偏向部は、前記入射光を偏向し、同一ピクセルの前記受光部に出射するONピクセルと、前記入射光を偏向し、同一ピクセルの前記受光部外に出射するOFFピクセルによって構成された空間光変調器であって、前記OFFピクセルに入射される前記入射光を、前記ONピクセルに対応する受光部に出射可能としたことを特徴とする空間光変調器。
  2. 請求項1において、
    前記複数のピクセルは所定のピクセル数からなる複数のデータブロックによって構成され、且つ、前記OFFピクセルに入射される前記入射光を、該OFFピクセルと同一データブロックの前記ONピクセルに対応する受光部に出射可能としたことを特徴とする空間光変調器。
  3. 請求項2において、
    前記データブロックのONピクセル数が、該ONピクセルと同一データブロックのOFFピクセル数の約数とされていることを特徴とする空間光変調器。
  4. 請求項2又は3において、
    前記データブロックにおける前記ONピクセル数と前記OFFピクセル数の比率が、前記複数のデータブロック間で一定とされていることを特徴とする空間光変調器。
  5. 請求項4において、
    前記データブロックは2つの前記ピクセルからなり、且つ、該2つのピクセルの一方が前記ONピクセル、他方が前記OFFピクセルとなるように構成されていることを特徴とする空間光変調器。
  6. 請求項5において、
    前記偏向部は、所定角度に傾斜可能な凹曲面形状の反射面を有するマイクロミラーからなり、且つ、該マイクロミラーの一方は、その反射面が他方のマイクロミラーに対応する受光部に向けられて取付けられていることを特徴とする空間光変調器。
  7. 請求項5において、
    前記偏向部は、所定角度に傾斜可能な凹曲面形状の反射面を有するマイクロミラーからなり、且つ、該マイクロミラーの一方は、該マイクロミラーの反射面の中心軸が前記入射光の光軸と異なるように配設されていることを特徴とする空間光変調器。
  8. 請求項5において、
    前記偏向部は、所定角度に傾斜可能な凹曲面形状の反射面を有するマイクロミラーからなり、且つ、該マイクロミラーの一方の前記反射面は、前記入射光の光軸と異なる中心軸を有するように形成されていることを特徴とする空間光変調器。
  9. 入射光を所定の方向に偏向し、出射するための偏向部と、該偏向部からの出射光が入射される受光部からなる複数のピクセルを用いて、前記偏向部のONピクセルによって前記入射光を同一ピクセルの前記受光部に偏向し、且つ、前記偏向部のOFFピクセルによって前記入射光を同一ピクセルの前記受光部外に偏向するようにした空間光変調方法であって、前記OFFピクセルに入射される前記入射光を、前記ONピクセルに対応する受光部に偏向するようにしたことを特徴とする空間光変調方法。
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