JP2005184315A - マイクロフォン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウィンドスクリーンの装着が原因となる音質変化の問題を、マイクロフォン装置そのものとして有効に解決する。
【解決手段】ウィンドスクリーン5が装着されたときの音質変化を補正可能なイコライジング特性を設定したイコライザ13−1,13−2を設けると共に、ウィンドスクリーン5の装着/非装着の状態を、2つのフォトトランジスタ4−1,4−2を用いて検出する。そして、この検出結果に基づき、イコライザ13−1,13−2について、ウィンドスクリーン5が装着されているときには有効とし、装着されていないときには無効とするように切り換えを行うようにされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、音声を収音して音声信号として出力するマイクロフォン装置に関するものであり、特にウィンドスクリーンを装着可能とされたマイクロフォン装置に関するものである。
音声を収音して音声信号を得るための装置であるマイクロフォン装置を使用するのにあたり、例えば周囲の風が強いような状態ではその風の音がノイズ的に収音されてしまう、という現象が起こることはよく知られていることである。
そこで、以前から、マイクロホンの収音部位を、ウィンドスクリーンで覆うことが広く行われている。ウィンドスクリーンは、例えば発泡樹脂などにより形成されて、収音部位の位置する本体部位を包み込むようにして装着するのが一般的である。このようにしてウィンドスクリーンを装着すれば、このウィンドスクリーンによって風が遮られて、収音部に直接吹き込むことがなくなり、風のノイズが低減、防止されることになる。
特開平11−275672号公報
ところで、ウィンドスクリーンを装着した場合、そのウィンドスクリーンの吸音作用によって、特に高音域が減衰するような特性により収音音声の周波数特性が変化してしまうという不都合も生じる。
しかしながら、マイクロフォン装置そのものとして、このようなウィンドスクリーンの装着が原因となる音質変化の問題を解決するための有効な措置はとられていないというのが現状である。
そこで本発明は上記した課題を考慮して、音声を収音する収音部と、この収音部により収音して得られた音声信号について所定のイコライジング特性によりイコライジング処理を施して出力するイコライザ手段と、ウィンドスクリーンが装着されているか否かについて検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に応じてイコライザ手段によるイコライジング処理の有効/無効を設定する有効/無効設定手段とを備えることとした。
上記構成によれば、本実施の形態のマイクロフォン装置は、収音により得られた音声信号についてイコライザ手段によりイコライジング処理を行うようにされているが、これは、イコライザ手段のイコライジング特性の設定の仕方によっては、ウィンドスクリーン装着による収音音声の音質変化を補償可能であることを意味する。そのうえで、本発明では、ウィンドスクリーンが装着されているか否かを検出するようにしており、この検出結果に応じて、ウィンドスクリーンが装着されているときと、装着されていないときとで、イコライザ手段の有効/無効を切り換えることができるようになっている。
このことから本発明としては、ウィンドスクリーンが装着されているときには、このために生じる収音音声の音質変化を補正した音声信号を出力し、ウィンドスクリーンが装着されていないときには、上記した音質変化の補正をキャンセルした音声信号を出力するという切り換えを自動的に行えることになる。つまり、ウィンドスクリーンの装着が原因となる音質変化の問題を、マイクロフォン装置そのものとして有効に解決しているものである。
図1、図2、図3は、本発明の実施の形態としてのマイクロフォン装置1の外観を模式的に示している。また、これらの図においては、マイクロフォン装置1に対して装着するウィンドスクリーン5も共に示されている。図1は、マイクロフォン装置1の側面図として、ウィンドスクリーン5が外されている状態を示し、図2はマイクロフォン装置1の側面図として、ウィンドスクリーン5が規定の位置状態で装着されている状態を示す。これら図1及び図2において、ウィンドスクリーン5については断面により示している。
また、図3は、紙面において上側にマイクロフォン装置1の平面図を示し、下側に正面図を示している。また、この図3においては、ウィンドスクリーン5を破線により示している。
これらの図1〜図3に示すようにして本実施の形態のマイクロフォン装置1は、基体部2に対して、この場合には円柱状とされるマイクグリル3が取り付けられて一体化されて構成される。なお、マイクグリル3の形状としては、このような円柱形状に特に限定されるべきものではない。
マイクグリル3側には、例えば音声に対応する空気振動を捉える振動板と、この振動板により捉えた振動を電気信号に変換する変換のための回路部位などを備えて成る収音ユニット部が取り付けられている。
また、基体部2の内部には、主として、上記収音ユニット部から出力された電気信号を音声信号として処理する信号処理回路系を構成する部品などが格納されている。もちろんこのような回路系の部品は、マイクグリル3側の内部にも設けられていてよい。
また、例えばマイクロフォン装置1が、録音装置に対して外付けのものであるばあいには、録音装置側のマイク入力端子と接続するためのケーブル、プラグなどは、この基体部2側に設けるようにされる。
そして、この場合には、マイクグリル3に対して、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2との2つのフォトトランジスタが取り付けられている。
これら第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2は、それぞれ、その受光部がマイクグリル3から表出するようにして設けられる。つまり、マイクロフォン装置1の周囲の外光を受光できるようにして設けられる。なお、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2の配置位置については後述する。
この場合のウィンドスクリーン(風防)5は、例えば発泡樹脂などにより、図示するような筒状に形成される。そして、ウィンドスクリーン5の筒内部に対してマイクグリル3をその前端部側から差し込んでいくようにして、ウィンドスクリーン5を装着するようにされる。
図2に示すようにしてウィンドスクリーン5を装着した状態では、マイクグリル3に設けられているとされる収音ユニット部に対して、ウィンドスクリーン5が被さった状態となる。これにより、周囲の風はウィンドスクリーン5によって遮られて、直接的に収音ユニット部に吹き込むことは無いようにされ、収音ユニット部によって収音される風のノイズが低減されることとなる。
続いては、マイクグリル3における、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2の配置位置について説明する。これら第1フォトトランジスタ4−1及び第2フォトトランジスタ4−2は、上記ウィンドスクリーン5が、規定の位置範囲に装着されている状態(装着状態)にあるか、装着されていない状態(非装着状態)にあるかについて検出するために設けられる。
先ず、図1と図2を比較して分かるように、第1フォトトランジスタ4−1については、ウィンドスクリーン5が規定位置範囲に装着されているときも、装着されていないときも、常にウィンドスクリーン5によっては覆われることが無く、外部に表出している位置に配置される。
これに対して、第2フォトトランジスタ4−2は、ウィンドスクリーン5が規定位置範囲に装着されていないときには外部に表出しているが、規定位置範囲に装着された状態でではウィンドスクリーン5によって覆われるようにされた位置に配置される。
このような配置による位置関係であれば、ウィンドスクリーン5が非装着状態であるときには、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2が受光する外光の光量は、ほぼ同じであることになり、従って、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2の出力に基づいたレベルを比較しても、ほぼ同レベルであるということになる。
これに対して、ウィンドスクリーン5が装着状態にあるときには、第2フォトトランジスタ4−2のほうのみ、ウィンドスクリーン5により覆われることとなる。ウィンドスクリーン5としては相応の遮光性を有しているから、第1フォトトランジスタ4−1における受光光量に対して、第2フォトトランジスタ4−2における受光光量が減少することになる。このために、第1フォトトランジスタ4−1の出力に基づくレベルに対して、第2フォトトランジスタ4−2の出力に基づくレベルも小さいものとなるようにしてレベル差が生じる。本実施の形態では、後述する回路構成により、このようにして生じるレベル差の変化に応じて、ウィンドスクリーン5が装着状態と非装着状態の何れにあるのかを検出するようにされる。
また、この場合においては、図3に示すようにして、例えばマイクグリル3の前後方向に沿って垂直面を通過する直線をLとすると、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2は、マイクグリル3の上側において、この直線L上に位置するようにして配置されている。
これは、例えば或る特定方向から入射してくる光が、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2とで、ほぼ同じ光量により入光されるようにすることを目的としているものである。
例えば、最もわかりやすい例として、第1フォトトランジスタ4−1は、図3の正面図のとおりに、真上となる位置に対して配置したとして、第2フォトトランジスタ4−2は、図3の正面図において真下となる位置に配置したとする。或いはその位置を第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2とで入れ替えてもよい。つまり、フォトトランジスタ4−1,4−2とで相互に上下となる位置関係により配置するものである。
この場合において、例えば外光の主たる入射方向は上側からのものであるとすると、ウィンドスクリーン5が配置されていない状態であっても、上側に位置しているフォトトランジスタに対して、下側に位置しているフォトトランジスタのほうが受光光量が少なくなってしまい、2つのフォトトランジスタの出力に基づいて得られるレベルに差が生じてしまうことになる。
上記もしているように、ウィンドスクリーン5が装着状態であるか非装着状態であるかの検出は、ウィンドスクリーン5が装着されたときに生じる、フォトトランジスタ4−1、4−2の出力レベル差に基づくものであるから、逆のことをいえば、ウィンドスクリーン5の非装着時には、フォトトランジスタ4−1、4−2との間での出力レベル差、つまり、受光光量差はできるだけ小さいことが好ましい。このような理由から、本実施の形態としては、上記したように、図3において直線L上に位置させたフォトトランジスタ4−1、4−2の配置としているものである。
なお、フォトトランジスタ4−1,4−2のそれぞれの配置位置としては、ウィンドスクリーン5の非装着時において、フォトトランジスタ4−1,4−2の各受光光量のバランスが同等とされるのであれば、特に限定されるべきものではない。
ただし、本実施の形態のようにして、フォトトランジスタ4−1、4−2の配置位置として、受光部が上向きになるようにしているのは、通常の使用を考えた場合、太陽光だけでなく、照明などの人工光を考慮しても、外光の主たる入射方向としては上側からとなる状況のほうが多いことを考慮しているものである。
また、本発明としては、マイクロフォン装置としての外形形状は、例えば上記図1〜図3に示したものに限定されるべきものではなく、任意に変更されて構わないものであり、このようなマイクロフォン装置としての外形形状に応じて、フォトトランジスタ4−1,4−2の各配置位置も、これまでに説明したような必要条件を満たすように考慮された上で変更されるべきものとなる。
続いて、図4を参照してマイクロフォン装置1の内部の回路構成について説明する。なお、ここでは、マイクロフォン装置1がコンデンサ型であり、また、Lch(左チャンネル),Rch(右チャンネル)のステレオ対応であることを前提として説明を行う。
Lchに対応する信号系から説明する。収音ユニット部10−1は、例えばマイクグリル3において、Lchの音声を収音できるような位置に取り付けられている。また、ウィンドスクリーン5が装着された状態では、このウィンドスクリーン5により覆われる位置に取り付けられることも前述したとおりである。この場合の収音ユニット部10−1は、コンデンサ型に対応した構造として、周知のようにして、振動板、コンデンサ、電極等を備えて構成される。そして、この収音ユニット部10−1にて外部の音声を収音して得られた電気信号(音声信号)は、プリアンプ11−1に対して入力される。
プリアンプ11−1では、収音ユニット10−1から出力された音声信号を入力して増幅(インピーダンス変換)してHPF(High Pass Filter)12−1に対して出力する。
この場合のHPF12−1は、マイクロフォン装置1に伝わる外部振動や、風や人の息などを収音ユニット部10−1によりピックアップして生じるとされる、音声信号におけるノイズ的な帯域成分を除去するために設けられる。従って、HPF12−1のカットオフ周波数としても上記した目的を考慮して設定が行われる。
HPF12−1を通過した音声信号は、イコライザ13−1に対して出力されると共に、分岐してスイッチ14−1の端子t2に対して出力される。
ここで、本実施の形態のマイクロフォン装置1は、図1〜図3により説明したようにして、ウィンドスクリーン5を装着することで、収音音声に含まれる風などによるノイズ音を低減可能とされている。しかしながら、ウィンドスクリーンを装着した状態では、このウィンドスクリーンによる吸音の効果などが要因となって、収音音声の音質に変化が生じる。
例えば、ウィンドスクリーン5を装着していない状態での収音音声(音声信号)の周波数特性が、模式的には、図5(a)に示すものであったとすると、ウィンドスクリーン5を装着しているときの収音音声の周波数特性は、図5(b)に示すようにして変化するものとされる。一般的なこととしていえるが、これら図5(a)(b)を比較して分かるように、ウィンドスクリーン5を装着した場合には、特に、音声信号における高域成分の振幅レベルが低減する傾向が顕著に表れる。そして、通常においては、このようなウィンドスクリーン5を装着したことによる音質の変化は、音質の劣化として扱われる。
そこで、本実施の形態としては、このようなウィンドスクリーン5を装着したことによる音質変化を、イコライジングとしての音声信号処理によって補正することとしている。イコライザ13−1は、Lchの音声信号について、このようなイコライジング処理を行うために設けられる。
例えばウィンドスクリーン5が装着されているときの収音音声に基づいて得られる音声信号(HPF12−1の出力)をイコライザ13−1によりイコライジングして得られる音声信号出力としては、図5(c)に示す周波数特性を有することになる。なお、この図に示される破線は、図5(b)と同じ特性を示している。
この図5(c)から分かるように、イコライザ13−1を通過したことにより、音声信号の周波数特性としては、高域の部分が持ち上げられるようにして増幅されており、図5(b)と比較すれば、図5(a)に示す音声信号の周波数特性により近づいたものとなっている。つまり、ウィンドスクリーン5を装着したことが要因となって減衰した音声信号の高域についての補正が行われている。
なお、実際においてイコライザ13−1のイコライジング特性を設定するのにあたっては、次のようにすればよい。
先ず、ウィンドスクリーン5を装着したときに得られる音声信号と、装着しないときに得られる音声信号とについての実際の周波数帯域特性を比較する試験を行う。そして、ウィンドスクリーン5を装着したときの周波数帯域特性が、ウィンドスクリーン5を装着しないときの周波数帯域特性とほぼ同等となるようなイコライジング特性を求める。また、この場合においては、再現される音声を実聴した試験結果を反映させてもよい。そして、このようにして求めたイコライジング特性をイコライザ13−1に設定する。
スイッチ14−1は、端子t3に対して、端子t1,t2が択一的に接続されるようにして切り換えが行われるスイッチであり、例えば実際には電子スイッチなどにより構成されればよい。また、この場合において、スイッチ14−1における端子切り換えは、後述する比較器18から出力されるH(High)/L(Low)のスイッチコントロール信号Scntによって行われる。
スイッチ14−1の端子t1には、イコライザ13−1の出力が接続されており、端子t2には、HPF12−1の出力が接続される。端子t3はアンプ15−1の入力端子に接続される。
アンプ15−1では、端子t3から入力された音声信号を増幅してLch音声信号として出力するようにされている。このLchの音声信号出力は、例えばここでは図示していないマイクロフォン装置1のケーブル、プラグを介して接続された録音装置に対して入力されることになる。
このようなLchの音声信号系の構成によると、スイッチ14−1において端子t1と端子t3が接続されている状態では、イコライザ13−1によりイコライジング処理された音声信号がアンプ15−1を介して出力されることになる。これに対して、スイッチ14−1において端子t2と端子t3が接続されている状態では、イコライザ13−1をパスしてHPF12−1から出力された音声信号がアンプ15−1を介して出力されることになる。つまり、スイッチ14−1において端子切り換えが行われることで、Lchの音声信号系におけるイコライザ13−1の有効/無効の設定切り換えも行われているということになる。
Rchの音声信号系は、収音ユニット部10−2、プリアンプ11−2、HPF12−2、イコライザ13−2、スイッチ14−2、及びアンプ15ー2を、上記Lchの音声信号系の収音ユニット部10−1、プリアンプ11−1、HPF12−1、イコライザ13−1、スイッチ14−1、及びアンプ15−1と同様にして接続して形成される。また、Rchの音声信号系のスイッチ14−2も、Lchの音声信号系のスイッチ14−1と同様に、比較器18から出力されるH(High)/L(Low)のスイッチコントロール信号Scntによって切り換えが行われる。
Rchの音声信号系としても、このような構成とされることで、収音ユニット部10−2により収音して得られた音声信号についても、スイッチ14−2における端子切り換えに応じて、イコライザ13−2の有効/無効の設定切り換えが行われることになる。また、スイッチ14−2の切り換え動作は、Lchのスイッチ14−1と同様の切り換えパターンにより、スイッチ14−1と同期して行われるものとなる。
また、この図においては、第1フォトトランジスタ4−1及び第2フォトトランジスタ4−2が、それぞれブロックとして示されている。周知のようにして、フォトトランジスタは受光素子の1つであり、受光部にて受光した光量に応じた増幅動作を行うようにされる。また、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2とでは同じ規格品を用いることとしている。これにより、同じ受光環境においては、同レベルとされる増幅出力が得られるようにする。
この場合において、第1フォトトランジスタ4−1の増幅出力はアッテネータ16に対して入力される。アッテネータ16では、入力された第1フォトトランジスタ4−1の出力について、所定の減衰率により振幅を減衰させて出力させ、比較器18に対して入力させる。
また、第2フォトトランジスタ4−2の増幅出力は、所定の時定数が設定された積分回路(LPF)により波形整形された後、比較器18に対して入力されるようになっている。
比較器18では、アッテネータ16を経由した第1フォトトランジスタ4−1の増幅出力を基準レベルとして入力し、積分回路17から出力される第2フォトトランジスタ4−2の増幅出力を比較レベルとして入力して、両者についてのレベル比較を行い、その比較結果として、H/Lのいずれかの検出信号を出力する。この検出信号が、スイッチ14−1、14−2のためのスイッチコントロール信号Scntとなる。
ここで、アッテネータ16と積分回路17は、比較器18における比較結果(検出結果)として、より正確な結果が得られることを目的として設けられる。
前述もしたように、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2は同一規格品を選定していることで、例えばウィンドスクリーン5が非装着の状態では、ほぼ同一の増幅出力が得られるようにしている。同じ受光環境の下でフォトトランジスタ4−1,4−2そのものの増幅出力が均一であることは、検出結果の信頼性を高めるために必要である。
しかしながら、比較器18の実際の動作として、先ず、ウィンドスクリーン5が非装着の状態のときには、基準レベルと比較レベルとの間で必要充分なレベル差を有していることで、安定した検出信号が得られるようにしなければならない。そこで、本実施の形態としては、第1フォトトランジスタ4−1の増幅出力についてアッテネータ16により減衰させることで、上記したレベル差が得られるようにしているものである。従って、アッテネータ16の実際の減衰率としては、上記したレベル差が確実に得られるようにすることを考慮して設定されるべきものとなる。また、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2とについて同一規格品を選定したとしても、実際においては、部品素子ごとの増幅率のばらつきなどにより同一受光光量に対する増幅出力にも相応のばらつきが生じる。上記減衰率の設定は、このようなフォトトランジスタとしての素子のばらつきも考慮した上で行われるべきものとなる。
また、例えばウィンドスクリーン5を装着していない状態でも、例えば、フォトトランジスタ4−2側の上に何らかの物がかざされるなどして、比較的短時間ではあるが影ができるような状態となることは当然考えられる。しかし、実際において、このような変化にも反応して、比較器18において、ウィンドスクリーン5が装着されている状態に対応する検出信号を出力することは好ましくない。そこで、フォトトランジスタ4−2の増幅出力については積分回路17によりその振幅を平滑化することで、上記したような短時間の増幅出力には反応しないようにさせている。
図6のタイミングチャートは、上記比較器18における比較動作を示している。図6(a)は、アッテネータ16を経由して比較器18に入力される第1フォトトランジスタ4−1の増幅出力(基準入力)SD1であり、図6(b)は、積分回路17を経由して比較器18に入力される第2フォトトランジスタ4−2の増幅出力(比較入力)SD2である。図6(c)は、比較器18の検出出力であるスイッチコントロール信号Scntである。
先ず、図6において時点t1以前は、ウィンドスクリーン5が非装着の状態とされている。このときの基準入力SD1としては、先ず、周囲の外光の状態に応じて得られる第1フォトトランジスタ4−1の増幅出力を、アッテネータ16により減衰したレベルとなっているが、ここでは、図6(a)に示すようにして、或るレベルAでほぼ一定であるような状態であることとする。
一方、比較入力SD2としては、このときの周囲の外光に応じて得られる第2フォトトランジスタ4−2の増幅出力が積分化されたものとなるので、外光の光量に応じたレベルBによりほぼ一定となるような状態が得られる。このときの比較入力SD2のレベルBは、レベルAに対して、アッテネータ16による減衰が行われない分だけ高いものとなっているといえる。
この場合における比較器18としては、基準入力SD1と比較入力SD2のレベル関係として、SD1>SD2ではHレベル、SD1<SD2ではLレベルを出力するように構成されている。
このために、上記時点t1以前のウィンドスクリーン5が非装着とされる状態では、SD1(レベルA)<SD2(レベルB)の状態にあるから、比較器18ではスイッチコントロール信号ScntとしてLレベルを出力している。
この場合において、スイッチコントロール信号ScntがLレベルのときには、スイッチ14−1、14−2は、端子t3に対して端子t2を接続することとしている。従って、LchとRchの各音声信号系において、イコライザ13−1,13−2はパスされてHPF12−1,12−2の出力がそのままアンプ15−1,15−2に入力される状態となる。つまり、このとき、イコライザ13−1,13−2のイコライジング処理はLchとRchの各音声信号系において無効となる。
そして、ここで時点t1においてウィンドスクリーン5が装着されたとする。これにより、第2フォトトランジスタ4−2側にて受光される光量は大幅に減少することとなって、その増幅出力も大幅に低減する。確認のために述べておくと、第2フォトトランジスタ4−2側にて受光される光量はこのとき変わらないから、その増幅出力も変化することなく、ほぼレベルAを維持する。
ここで本実施の形態としては、第2フォトトランジスタ4−2の増幅出力について積分回路17を通過させているので、比較入力SD2は、ウィンドスクリーン5を装着した時点t1以降から、積分回路17の時定数に応じた時間経過を有して、本来の第2フォトトランジスタ4−2の増幅出力に対応するレベルCまで低下していくようにされる。
そして、レベルCまで低下していく過程において、比較入力SD2のレベルは、例えば図6において時点t2として示すようにして、比較器18の基準入力SD1のレベルAよりも小さくなる。これにより、基準入力SD1と比較入力SD2のレベルの大小関係は、SD1(レベルA)>SD2(レベルB)に変化することとなり、比較器18から出力されるスイッチコントロール信号ScntとしてLレベルからHレベルに変化することとなる。
この場合、上記のようにして、スイッチコントロール信号ScntがHレベルとなったときには、スイッチ14−1、14−2は、端子t3と端子t1を接続する。これにより、LchとRchの各音声信号系において、HPF12−1,12−2から出力される音声信号は、それぞれイコライザ13−1,13−2を経由してアンプ15−1,15−2に入力される。つまり、イコライザ13−1,13−2のイコライジング処理はLchとRchの各音声信号系において有効となるように切り換わる。
ちなみに、時点t2以降において、ウィンドスクリーン5が外されないかぎりは、ある時点で比較入力SD2は、レベルCでほぼ一定となることから、比較器18としてはHレベルを出力し続け、これに応じて、イコライザ13−1,13−2のイコライジング処理が有効となる状態も維持されることになる。
これまでの説明から理解されるように、本実施の形態のマイクロフォン装置1では、イコライザ13−1,13−2を備えることで、収音して得られた音声信号について、ウィンドスクリーン5が装着されることによる音質の変化を補正できるようにしている。
そのうえで、さらに本実施の形態では、ウィンドスクリーン5が装着状態にあるか、非装着状態にあるかを検出できるようにしており、この検出結果に応じて、イコライザ13−1,13−2のイコライジング処理について、ウィンドスクリーン5が装着状態にあるときは有効とし、非装着状態とされるときには無効とするようにしている。
これにより、イコライジング処理による音声信号の周波数帯域特性の補正は、ウィンドスクリーン5が装着状態にあるとされるときにのみ行われることとなり、ウィンドスクリーン5が装着されていないときに、イコライジング処理が行われてしまうことで、かえって不自然な音質となることは無いようにされる。
そして、このようなイコライジング処理の有効/無効の切り換えが、本実施の形態としては、ウィンドスクリーン5の装着/非装着の状態に応じて自動的に行われることとなる。従って、ユーザとしては、特にウィンドスクリーン5が装着/非装着のいずれの状態にあるのかを意識、確認して、例えばイコライジング処理のオン/オフ操作を行う必要もなく、この点で、高い利便性が与えられているといえる。
なお、これまでの説明によると、積分回路17が設けられていることで、実際にウィンドスクリーン5が装着されたタイミング、若しくはウィンドスクリーン5が外されて非装着の状態となったタイミングに対して、イコライジング処理の有効/無効が切り換わるタイミングは遅延することになる。つまり、図6において時点t1〜時点t2の期間により示されるタイムラグが生じる。しかしながら、積分回路17の時定数として、前述したような誤動作が生じないようにすることを考慮した上で、このタイムラグとして、或る程度の短時間に収まるように設定を行うようにすれば、ウィンドスクリーン5の装着状態と、イコライジング処理の有効/無効設定状態との間で齟齬が生じる期間は相応に短いものとすることができるから、実用上特に問題となることは無いと考えられる。
また、本発明としては、積分回路17については特に必須とするものではなく、例えば積分回路17を備えなくとも、実用的に許容される検出結果が得られるのであれば、積分回路17を省略することもできる。この場合には、その分の回路規模の縮小、また、コストダウンを図ることが可能である。
また、基準入力SD1と比較入力SD2とのレベル差を得るためのアッテネータ16も同様にして、本発明としては特に必須となるものではない。例えば、第2フォトトランジスタ4−2の増幅出力のゲインを増加するなどして、相対的に上記したレベル差を得るようにすることも考えられ、この場合には、アッテネータ16は不要である。
さらに、図4に示す回路構成において、収音ユニット10−1,10−2から出力される収音音声信号についての音声信号系において、イコライザ13−1、13−2及びスイッチ14−1,14−2以外の部位も、本発明としては必要に応じて省略されてよい。
また、図4の回路構成とした場合、実際には電源が必要となるが、これは例えばマイクロフォン装置1にバッテリを収納可能として、バッテリにより図4に示す回路が駆動されるように構成すればよい。また、いわゆるファントム電源といわれるもので、マイクロフォン装置を録音装置側のマイク入力に接続することで、この録音装置側から供給される電源により動作する構成とすることも考えられる。さらには、(HPF12−1,12−2)を備える場合においては、例えば、このHPF12−1,12−2についてオン(有効)/オフ(無効)とする操作が可能なように構成することも考えられる。例えば、特に人の息や風などの音が気になるときにはユーザは、HPFをオンとする操作をオフとして、このような耳障りな音成分を抑制するようにされる。また、このような音が気にならないときにはHPFをオフとする。HPFをオフとした場合には、収音される音質の向上が期待できる。
また、図4に示す音声信号系はステレオの場合を例に挙げているが、モノラルでもよい。
また、これまでの説明においては、本実施の形態のマイクロフォン装置1は、コンデンサ型であることとして説明したが、ダイナミック型などにも適用可能である。
さらに、本発明の実施の形態として、ウィンドスクリーン5の装着/非装着を検出するための構成は、上記図1〜図4により示したようにして、第1フォトトランジスタ4−1,第2フォトトランジスタ4−2を含む構成には限定されるべきものでない。そこで、実施の形態の変形例として、ウィンドスクリーン5の装着/非装着を検出するための他の構成例について図7及び図8を参照して説明する。
図7は、変形例のマイクロフォン装置1の側面図として、ウィンドスクリーン5が外されている状態を示している。図8は変形例のマイクロフォン装置1の側面図として、ウィンドスクリーン5が規定の位置状態で装着されている状態を示す。また、この場合にも、図7及び図8において、ウィンドスクリーン5については断面により示している。
この場合には、図7及び図8の各図に示すようにして、検出素子として、フォトトランジスタに代えて磁気センサ41が、マイクグリル3に対して取り付けられる。また、この場合には、この磁気センサ41に対応させて、ウィンドスクリーン5側に対して、所定の磁性材料により形成される磁性体シート40が取り付けられる。
この場合、図8に示すようにして、磁気センサ41は、ウィンドスクリーン5が規定の位置範囲に装着された状態では、ウィンドスクリーン5に覆われることとなる位置となるようにしてマイクグリル3に対して設けられる。また、磁性体シート40は、ウィンドスクリーン5のマイクグリル3が挿入される筒内において、ウィンドスクリーン5が規定の位置範囲に装着された状態のときに、磁気センサ41とほぼ対向した位置となるようにして取り付けられる。
また、この場合、ウィンドスクリーン5を装着した状態において、正面から見たときのウィンドスクリーン5についての回転位置は任意であるものとされている。このことに対応して、磁性体シート40としては、ウィンドスクリーン5の筒内において、その円周形状の全周にわたるようにして、ほぼ完全なリング状で取り付けられている。これにより、ウィンドスクリーン5がマイクグリル3に対して規定の位置範囲にまで挿入された位置状態で在りさえすれば、ウィンドスクリーン5の回転位置にかかわらず、常に磁気センサ41と対向する磁性体シート40の部分が得られていることになる。
この変形例としては、ウィンドスクリーン5が非装着状態にあるときには、磁気センサ41は特に磁気を検出していないことになる。これに対して、ウィンドスクリーン5が装着された状態では、磁気センサ41と磁性体シート40とが対向した状態となることで、一定距離内に磁性体が存在することとなって、磁気センサ41が磁気を検出することになる。そして、このような磁気検出結果に応じて、先の図4の場合と同様にスイッチ14−1,14−2の端子切り換えを行うようにすれば、ウィンドスクリーン5の装着/非装着の状態に応じて、イコライジング処理の有効/無効の切り換えを行うことが可能とされるものである。
確認のために述べておくと、この場合には、図4における検出回路系が備えるようなアッテネータ16、積分回路17、及び比較器18などは不要となる。
また、第1フォトトランジスタ4−1,第2フォトトランジスタ4−2については、効率よく受光できるように、マイクグリル3の上側に配置させることが好ましいこととしていたが、この変形例の場合には、磁気検出に基づくから受光効率については考慮する必要はない。従って、磁気センサ41についてのマイクグリル3の側面方向における取り付け位置としては上側に限定されることなく、右側寄り、左側寄り、下側寄りとするなど、任意な取り付け位置とすることができる。
また、本実施の形態のマイクロフォン装置1の実際としては、録音可能な装置の本体とは別体となる独立した装置として構成することができる。また、録音可能な装置と一体化した構成とすることもできる。
前者のようにして、録音可能な装置とは別体として構成した場合の使用例を図9に示す。図9では、本実施の形態のマイクロフォン装置1を、ビデオカメラ装置20に接続している。
この場合のビデオカメラ装置20は内蔵マイクロフォン20aを備えており、この内蔵マイクロフォン20aにより、撮像画像と共に音声を収音して録画/録音を行うことができるようになっているが、マイク入力端子20bを備えることで、外部マイクロフォンからの音声信号入力にも対応している。そこで、図示するようにして、本実施の形態のマイクロフォン装置1側のプラグをマイク入力端子20bに接続することができる。
なお、このようにしてマイク入力端子20bに対して、マイクロフォン装置側のプラグが挿入された状態となった場合には、ビデオカメラ装置20ではこの状態を検出して、内蔵マイクロフォン20aは無効として、マイク入力端子20bに接続されたマイクロフォン装置からの入力音声信号が有効となるようにして信号入力の切り換えを行う。この場合において、マイクロフォン装置1に対してウィンドスクリーン5を装着すれば、このことを検出して自動的に内部のイコライザ13−1,13−2が有効となる。これにより、ウィンドスクリーン5の装着に起因する音質変化について補正された音声信号が、ビデオカメラ装置20に対して入力されることになる。
また、本実施の形態のマイクロフォン装置1を、録音可能な装置と一体化した構成とした場合の例として、ビデオカメラ装置に対して一体的に取り付けた例を、図10の斜視図により示す。この図において、ビデオカメラ装置30の本体に対しては、このビデオカメラ装置30と一体化された形態によりマイクロフォン部31が取り付けられた状態が示されているが、このマイクロフォン部31が、これまで説明してきたマイクロフォン装置1としての構成を採るものとされる。このマイクロフォン部31は、マイクグリル3に相当する部位に対してウィンドスクリーン32を装着できるようになっている。そして、この場合にも、マイクロフォン部31に対してウィンドスクリーン32を装着すると、この状態が検出されて内部のイコライザ13−1,13−2が有効となって、収音音声の音質変化が補正されることとなる。
なお、上記図9及び図10では、本実施の形態のマイクロフォン装置をビデオカメラ装置と組み合わせているが、ビデオカメラ装置以外の、音声信号を入力して、増幅出力したり録音したりすることのできる各種オーディオ機器、オーディオ/ビデオ機器と組み合わせることが可能である。
本発明の実施の形態のマイクロフォン装置(ウィンドスクリーン非装着)の外観例を示す側面図である。 実施の形態のマイクロフォン装置(ウィンドスクリーン装着)の外観例を示す側面図である。 実施の形態のマイクロフォン装置の外観例を示す平面図及び正面図である。 実施の形態のマイクロフォン装置の回路構成例を示すブロック図である。 実施の形態のマイクロフォン装置により収音される音声の周波数特性を示す説明図である。 ウィンドスクリーンの装着/非装着の状態に応じた、実施の形態のマイクロフォン装置の回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態のマイクロフォン装置の変形例(ウィンドスクリーン非装着)を示す図である。 実施の形態のマイクロフォン装置の変形例(ウィンドスクリーン装着)を示す図である。 実施の形態のマイクロフォン装置を別体のビデオカメラ装置と接続する使用例を示す図である。 実施の形態のマイクロフォン装置を、ビデオカメラ装置と一体化して構成した例を示す図である。
符号の説明
1 マイクロフォン装置、2 基体部、3 マイクグリル、4−1 第1フォトトランジスタ、4−2 第2フォトトランジスタ、5,32 ウィンドスクリーン、10−1,10−2 収音ユニット部、11−1,11−2 プリアンプ、12−1,12−2 HPF、13−1,13−2 イコライザ、14−1,14−2 スイッチ、15−1,15−2 アンプ、16 アッテネータ、17 積分回路、18 比較器、20,30 ビデオカメラ装置、20a 内蔵マイクロフォン、20b マイク入力端子、31 マイクロフォン部、40 磁性体シート、41 磁気センサ

Claims (6)

  1. 音声を収音する収音部と、
    上記収音部により収音して得られた音声信号について、所定のイコライジング特性によりイコライジング処理を施して出力するイコライザ手段と、
    ウィンドスクリーンが装着されているか否かについて検出する検出手段と、
    上記検出手段の検出結果に応じて、上記イコライザ手段によるイコライジング処理の有効/無効を設定する有効/無効設定手段と、
    を備えることを特徴とするマイクロフォン装置。
  2. 上記イコライザ手段は、上記マイクロフォン装置に対してウィンドスクリーンが装着されているときに生じるとされる上記音声信号の所定の周波数帯域の変化を補正するようにして上記イコライジング特性が設定されており、
    上記有効/無効設定手段は、上記検出手段により上記ウィンドスクリーンが装着されていることを示す検出結果が得られている場合には上記イコライジング特性を有効に設定し、上記検出手段により上記ウィンドスクリーンが装着されていないことを示す検出結果が得られている場合には上記イコライジング特性を無効に設定するようにされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォン装置。
  3. 上記検出手段は、
    上記マイクロフォン装置に対して上記ウィンドスクリーンが規定の位置範囲に装着されていない第1の状態と、上記マイクロフォン装置に対して上記ウィンドスクリーンが規定の位置範囲に装着されている第2の状態とのいずれの状態においても、上記ウィンドスクリーンにより覆われることなくその受光部が露出するようにして設けられる第1のフォトトランジスタと、
    上記第1の状態のときにはその受光部が上記ウィンドスクリーンにより覆われることなく露出するが、上記第2の状態のときには上記その受光部が上記ウィンドスクリーンにより覆われるようにして設けられる第2のフォトトランジスタと、
    上記第1のフォトトランジスタの出力に基づいて得られる第1のレベル情報と、上記第2のフォトトランジスタの出力に基づいて得られる第2のレベル情報とを比較することに基づいて上記検出結果を出力するようにされた比較手段と、
    を少なくとも備えて構成される、ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォン装置。
  4. 上記第1のフォトトランジスタの出力を入力して、所定の減衰率により振幅を減衰させるアッテネート手段をさらに備え、
    上記第1のレベル情報は、上記アッテネート手段の出力に基づいて得るようにされている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のマイクロフォン装置。
  5. 上記第2のフォトトランジスタの出力を入力して、所定の時定数による積分を行う積分手段を備え、
    上記第2のレベル情報は、上記積分手段の出力に基づいて得るようにされている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のマイクロフォン装置。
  6. 上記第1のフォトトランジスタの受光部と上記第2のフォトトランジスタの受光部は、一方向から出射される光を入射したとされるときに得られる出力レベル差が所要の許容範囲以内となるようにして配置される、
    ことを特徴とする請求項3に記載のマイクロフォン装置。
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