JP2005184315A - マイクロフォン装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ウィンドスクリーン5が装着されたときの音質変化を補正可能なイコライジング特性を設定したイコライザ13−1,13−2を設けると共に、ウィンドスクリーン5の装着/非装着の状態を、2つのフォトトランジスタ4−1,4−2を用いて検出する。そして、この検出結果に基づき、イコライザ13−1,13−2について、ウィンドスクリーン5が装着されているときには有効とし、装着されていないときには無効とするように切り換えを行うようにされる。
【選択図】図4
Description
そこで、以前から、マイクロホンの収音部位を、ウィンドスクリーンで覆うことが広く行われている。ウィンドスクリーンは、例えば発泡樹脂などにより形成されて、収音部位の位置する本体部位を包み込むようにして装着するのが一般的である。このようにしてウィンドスクリーンを装着すれば、このウィンドスクリーンによって風が遮られて、収音部に直接吹き込むことがなくなり、風のノイズが低減、防止されることになる。
しかしながら、マイクロフォン装置そのものとして、このようなウィンドスクリーンの装着が原因となる音質変化の問題を解決するための有効な措置はとられていないというのが現状である。
また、図3は、紙面において上側にマイクロフォン装置1の平面図を示し、下側に正面図を示している。また、この図3においては、ウィンドスクリーン5を破線により示している。
マイクグリル3側には、例えば音声に対応する空気振動を捉える振動板と、この振動板により捉えた振動を電気信号に変換する変換のための回路部位などを備えて成る収音ユニット部が取り付けられている。
また、基体部2の内部には、主として、上記収音ユニット部から出力された電気信号を音声信号として処理する信号処理回路系を構成する部品などが格納されている。もちろんこのような回路系の部品は、マイクグリル3側の内部にも設けられていてよい。
また、例えばマイクロフォン装置1が、録音装置に対して外付けのものであるばあいには、録音装置側のマイク入力端子と接続するためのケーブル、プラグなどは、この基体部2側に設けるようにされる。
これら第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2は、それぞれ、その受光部がマイクグリル3から表出するようにして設けられる。つまり、マイクロフォン装置1の周囲の外光を受光できるようにして設けられる。なお、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2の配置位置については後述する。
これに対して、第2フォトトランジスタ4−2は、ウィンドスクリーン5が規定位置範囲に装着されていないときには外部に表出しているが、規定位置範囲に装着された状態でではウィンドスクリーン5によって覆われるようにされた位置に配置される。
これに対して、ウィンドスクリーン5が装着状態にあるときには、第2フォトトランジスタ4−2のほうのみ、ウィンドスクリーン5により覆われることとなる。ウィンドスクリーン5としては相応の遮光性を有しているから、第1フォトトランジスタ4−1における受光光量に対して、第2フォトトランジスタ4−2における受光光量が減少することになる。このために、第1フォトトランジスタ4−1の出力に基づくレベルに対して、第2フォトトランジスタ4−2の出力に基づくレベルも小さいものとなるようにしてレベル差が生じる。本実施の形態では、後述する回路構成により、このようにして生じるレベル差の変化に応じて、ウィンドスクリーン5が装着状態と非装着状態の何れにあるのかを検出するようにされる。
これは、例えば或る特定方向から入射してくる光が、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2とで、ほぼ同じ光量により入光されるようにすることを目的としているものである。
例えば、最もわかりやすい例として、第1フォトトランジスタ4−1は、図3の正面図のとおりに、真上となる位置に対して配置したとして、第2フォトトランジスタ4−2は、図3の正面図において真下となる位置に配置したとする。或いはその位置を第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2とで入れ替えてもよい。つまり、フォトトランジスタ4−1,4−2とで相互に上下となる位置関係により配置するものである。
この場合において、例えば外光の主たる入射方向は上側からのものであるとすると、ウィンドスクリーン5が配置されていない状態であっても、上側に位置しているフォトトランジスタに対して、下側に位置しているフォトトランジスタのほうが受光光量が少なくなってしまい、2つのフォトトランジスタの出力に基づいて得られるレベルに差が生じてしまうことになる。
上記もしているように、ウィンドスクリーン5が装着状態であるか非装着状態であるかの検出は、ウィンドスクリーン5が装着されたときに生じる、フォトトランジスタ4−1、4−2の出力レベル差に基づくものであるから、逆のことをいえば、ウィンドスクリーン5の非装着時には、フォトトランジスタ4−1、4−2との間での出力レベル差、つまり、受光光量差はできるだけ小さいことが好ましい。このような理由から、本実施の形態としては、上記したように、図3において直線L上に位置させたフォトトランジスタ4−1、4−2の配置としているものである。
ただし、本実施の形態のようにして、フォトトランジスタ4−1、4−2の配置位置として、受光部が上向きになるようにしているのは、通常の使用を考えた場合、太陽光だけでなく、照明などの人工光を考慮しても、外光の主たる入射方向としては上側からとなる状況のほうが多いことを考慮しているものである。
また、本発明としては、マイクロフォン装置としての外形形状は、例えば上記図1〜図3に示したものに限定されるべきものではなく、任意に変更されて構わないものであり、このようなマイクロフォン装置としての外形形状に応じて、フォトトランジスタ4−1,4−2の各配置位置も、これまでに説明したような必要条件を満たすように考慮された上で変更されるべきものとなる。
Lchに対応する信号系から説明する。収音ユニット部10−1は、例えばマイクグリル3において、Lchの音声を収音できるような位置に取り付けられている。また、ウィンドスクリーン5が装着された状態では、このウィンドスクリーン5により覆われる位置に取り付けられることも前述したとおりである。この場合の収音ユニット部10−1は、コンデンサ型に対応した構造として、周知のようにして、振動板、コンデンサ、電極等を備えて構成される。そして、この収音ユニット部10−1にて外部の音声を収音して得られた電気信号(音声信号)は、プリアンプ11−1に対して入力される。
この場合のHPF12−1は、マイクロフォン装置1に伝わる外部振動や、風や人の息などを収音ユニット部10−1によりピックアップして生じるとされる、音声信号におけるノイズ的な帯域成分を除去するために設けられる。従って、HPF12−1のカットオフ周波数としても上記した目的を考慮して設定が行われる。
ここで、本実施の形態のマイクロフォン装置1は、図1〜図3により説明したようにして、ウィンドスクリーン5を装着することで、収音音声に含まれる風などによるノイズ音を低減可能とされている。しかしながら、ウィンドスクリーンを装着した状態では、このウィンドスクリーンによる吸音の効果などが要因となって、収音音声の音質に変化が生じる。
例えば、ウィンドスクリーン5を装着していない状態での収音音声(音声信号)の周波数特性が、模式的には、図5(a)に示すものであったとすると、ウィンドスクリーン5を装着しているときの収音音声の周波数特性は、図5(b)に示すようにして変化するものとされる。一般的なこととしていえるが、これら図5(a)(b)を比較して分かるように、ウィンドスクリーン5を装着した場合には、特に、音声信号における高域成分の振幅レベルが低減する傾向が顕著に表れる。そして、通常においては、このようなウィンドスクリーン5を装着したことによる音質の変化は、音質の劣化として扱われる。
例えばウィンドスクリーン5が装着されているときの収音音声に基づいて得られる音声信号(HPF12−1の出力)をイコライザ13−1によりイコライジングして得られる音声信号出力としては、図5(c)に示す周波数特性を有することになる。なお、この図に示される破線は、図5(b)と同じ特性を示している。
この図5(c)から分かるように、イコライザ13−1を通過したことにより、音声信号の周波数特性としては、高域の部分が持ち上げられるようにして増幅されており、図5(b)と比較すれば、図5(a)に示す音声信号の周波数特性により近づいたものとなっている。つまり、ウィンドスクリーン5を装着したことが要因となって減衰した音声信号の高域についての補正が行われている。
先ず、ウィンドスクリーン5を装着したときに得られる音声信号と、装着しないときに得られる音声信号とについての実際の周波数帯域特性を比較する試験を行う。そして、ウィンドスクリーン5を装着したときの周波数帯域特性が、ウィンドスクリーン5を装着しないときの周波数帯域特性とほぼ同等となるようなイコライジング特性を求める。また、この場合においては、再現される音声を実聴した試験結果を反映させてもよい。そして、このようにして求めたイコライジング特性をイコライザ13−1に設定する。
アンプ15−1では、端子t3から入力された音声信号を増幅してLch音声信号として出力するようにされている。このLchの音声信号出力は、例えばここでは図示していないマイクロフォン装置1のケーブル、プラグを介して接続された録音装置に対して入力されることになる。
また、第2フォトトランジスタ4−2の増幅出力は、所定の時定数が設定された積分回路(LPF)により波形整形された後、比較器18に対して入力されるようになっている。
前述もしたように、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2は同一規格品を選定していることで、例えばウィンドスクリーン5が非装着の状態では、ほぼ同一の増幅出力が得られるようにしている。同じ受光環境の下でフォトトランジスタ4−1,4−2そのものの増幅出力が均一であることは、検出結果の信頼性を高めるために必要である。
しかしながら、比較器18の実際の動作として、先ず、ウィンドスクリーン5が非装着の状態のときには、基準レベルと比較レベルとの間で必要充分なレベル差を有していることで、安定した検出信号が得られるようにしなければならない。そこで、本実施の形態としては、第1フォトトランジスタ4−1の増幅出力についてアッテネータ16により減衰させることで、上記したレベル差が得られるようにしているものである。従って、アッテネータ16の実際の減衰率としては、上記したレベル差が確実に得られるようにすることを考慮して設定されるべきものとなる。また、第1フォトトランジスタ4−1と第2フォトトランジスタ4−2とについて同一規格品を選定したとしても、実際においては、部品素子ごとの増幅率のばらつきなどにより同一受光光量に対する増幅出力にも相応のばらつきが生じる。上記減衰率の設定は、このようなフォトトランジスタとしての素子のばらつきも考慮した上で行われるべきものとなる。
このために、上記時点t1以前のウィンドスクリーン5が非装着とされる状態では、SD1(レベルA)<SD2(レベルB)の状態にあるから、比較器18ではスイッチコントロール信号ScntとしてLレベルを出力している。
そして、レベルCまで低下していく過程において、比較入力SD2のレベルは、例えば図6において時点t2として示すようにして、比較器18の基準入力SD1のレベルAよりも小さくなる。これにより、基準入力SD1と比較入力SD2のレベルの大小関係は、SD1(レベルA)>SD2(レベルB)に変化することとなり、比較器18から出力されるスイッチコントロール信号ScntとしてLレベルからHレベルに変化することとなる。
ちなみに、時点t2以降において、ウィンドスクリーン5が外されないかぎりは、ある時点で比較入力SD2は、レベルCでほぼ一定となることから、比較器18としてはHレベルを出力し続け、これに応じて、イコライザ13−1,13−2のイコライジング処理が有効となる状態も維持されることになる。
そのうえで、さらに本実施の形態では、ウィンドスクリーン5が装着状態にあるか、非装着状態にあるかを検出できるようにしており、この検出結果に応じて、イコライザ13−1,13−2のイコライジング処理について、ウィンドスクリーン5が装着状態にあるときは有効とし、非装着状態とされるときには無効とするようにしている。
これにより、イコライジング処理による音声信号の周波数帯域特性の補正は、ウィンドスクリーン5が装着状態にあるとされるときにのみ行われることとなり、ウィンドスクリーン5が装着されていないときに、イコライジング処理が行われてしまうことで、かえって不自然な音質となることは無いようにされる。
そして、このようなイコライジング処理の有効/無効の切り換えが、本実施の形態としては、ウィンドスクリーン5の装着/非装着の状態に応じて自動的に行われることとなる。従って、ユーザとしては、特にウィンドスクリーン5が装着/非装着のいずれの状態にあるのかを意識、確認して、例えばイコライジング処理のオン/オフ操作を行う必要もなく、この点で、高い利便性が与えられているといえる。
また、基準入力SD1と比較入力SD2とのレベル差を得るためのアッテネータ16も同様にして、本発明としては特に必須となるものではない。例えば、第2フォトトランジスタ4−2の増幅出力のゲインを増加するなどして、相対的に上記したレベル差を得るようにすることも考えられ、この場合には、アッテネータ16は不要である。
さらに、図4に示す回路構成において、収音ユニット10−1,10−2から出力される収音音声信号についての音声信号系において、イコライザ13−1、13−2及びスイッチ14−1,14−2以外の部位も、本発明としては必要に応じて省略されてよい。
また、図4の回路構成とした場合、実際には電源が必要となるが、これは例えばマイクロフォン装置1にバッテリを収納可能として、バッテリにより図4に示す回路が駆動されるように構成すればよい。また、いわゆるファントム電源といわれるもので、マイクロフォン装置を録音装置側のマイク入力に接続することで、この録音装置側から供給される電源により動作する構成とすることも考えられる。さらには、(HPF12−1,12−2)を備える場合においては、例えば、このHPF12−1,12−2についてオン(有効)/オフ(無効)とする操作が可能なように構成することも考えられる。例えば、特に人の息や風などの音が気になるときにはユーザは、HPFをオンとする操作をオフとして、このような耳障りな音成分を抑制するようにされる。また、このような音が気にならないときにはHPFをオフとする。HPFをオフとした場合には、収音される音質の向上が期待できる。
また、図4に示す音声信号系はステレオの場合を例に挙げているが、モノラルでもよい。
また、これまでの説明においては、本実施の形態のマイクロフォン装置1は、コンデンサ型であることとして説明したが、ダイナミック型などにも適用可能である。
図7は、変形例のマイクロフォン装置1の側面図として、ウィンドスクリーン5が外されている状態を示している。図8は変形例のマイクロフォン装置1の側面図として、ウィンドスクリーン5が規定の位置状態で装着されている状態を示す。また、この場合にも、図7及び図8において、ウィンドスクリーン5については断面により示している。
この場合、図8に示すようにして、磁気センサ41は、ウィンドスクリーン5が規定の位置範囲に装着された状態では、ウィンドスクリーン5に覆われることとなる位置となるようにしてマイクグリル3に対して設けられる。また、磁性体シート40は、ウィンドスクリーン5のマイクグリル3が挿入される筒内において、ウィンドスクリーン5が規定の位置範囲に装着された状態のときに、磁気センサ41とほぼ対向した位置となるようにして取り付けられる。
また、この場合、ウィンドスクリーン5を装着した状態において、正面から見たときのウィンドスクリーン5についての回転位置は任意であるものとされている。このことに対応して、磁性体シート40としては、ウィンドスクリーン5の筒内において、その円周形状の全周にわたるようにして、ほぼ完全なリング状で取り付けられている。これにより、ウィンドスクリーン5がマイクグリル3に対して規定の位置範囲にまで挿入された位置状態で在りさえすれば、ウィンドスクリーン5の回転位置にかかわらず、常に磁気センサ41と対向する磁性体シート40の部分が得られていることになる。
確認のために述べておくと、この場合には、図4における検出回路系が備えるようなアッテネータ16、積分回路17、及び比較器18などは不要となる。
また、第1フォトトランジスタ4−1,第2フォトトランジスタ4−2については、効率よく受光できるように、マイクグリル3の上側に配置させることが好ましいこととしていたが、この変形例の場合には、磁気検出に基づくから受光効率については考慮する必要はない。従って、磁気センサ41についてのマイクグリル3の側面方向における取り付け位置としては上側に限定されることなく、右側寄り、左側寄り、下側寄りとするなど、任意な取り付け位置とすることができる。
前者のようにして、録音可能な装置とは別体として構成した場合の使用例を図9に示す。図9では、本実施の形態のマイクロフォン装置1を、ビデオカメラ装置20に接続している。
この場合のビデオカメラ装置20は内蔵マイクロフォン20aを備えており、この内蔵マイクロフォン20aにより、撮像画像と共に音声を収音して録画/録音を行うことができるようになっているが、マイク入力端子20bを備えることで、外部マイクロフォンからの音声信号入力にも対応している。そこで、図示するようにして、本実施の形態のマイクロフォン装置1側のプラグをマイク入力端子20bに接続することができる。
なお、このようにしてマイク入力端子20bに対して、マイクロフォン装置側のプラグが挿入された状態となった場合には、ビデオカメラ装置20ではこの状態を検出して、内蔵マイクロフォン20aは無効として、マイク入力端子20bに接続されたマイクロフォン装置からの入力音声信号が有効となるようにして信号入力の切り換えを行う。この場合において、マイクロフォン装置1に対してウィンドスクリーン5を装着すれば、このことを検出して自動的に内部のイコライザ13−1,13−2が有効となる。これにより、ウィンドスクリーン5の装着に起因する音質変化について補正された音声信号が、ビデオカメラ装置20に対して入力されることになる。
なお、上記図9及び図10では、本実施の形態のマイクロフォン装置をビデオカメラ装置と組み合わせているが、ビデオカメラ装置以外の、音声信号を入力して、増幅出力したり録音したりすることのできる各種オーディオ機器、オーディオ/ビデオ機器と組み合わせることが可能である。
Claims (6)
- 音声を収音する収音部と、
上記収音部により収音して得られた音声信号について、所定のイコライジング特性によりイコライジング処理を施して出力するイコライザ手段と、
ウィンドスクリーンが装着されているか否かについて検出する検出手段と、
上記検出手段の検出結果に応じて、上記イコライザ手段によるイコライジング処理の有効/無効を設定する有効/無効設定手段と、
を備えることを特徴とするマイクロフォン装置。 - 上記イコライザ手段は、上記マイクロフォン装置に対してウィンドスクリーンが装着されているときに生じるとされる上記音声信号の所定の周波数帯域の変化を補正するようにして上記イコライジング特性が設定されており、
上記有効/無効設定手段は、上記検出手段により上記ウィンドスクリーンが装着されていることを示す検出結果が得られている場合には上記イコライジング特性を有効に設定し、上記検出手段により上記ウィンドスクリーンが装着されていないことを示す検出結果が得られている場合には上記イコライジング特性を無効に設定するようにされている、
ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォン装置。 - 上記検出手段は、
上記マイクロフォン装置に対して上記ウィンドスクリーンが規定の位置範囲に装着されていない第1の状態と、上記マイクロフォン装置に対して上記ウィンドスクリーンが規定の位置範囲に装着されている第2の状態とのいずれの状態においても、上記ウィンドスクリーンにより覆われることなくその受光部が露出するようにして設けられる第1のフォトトランジスタと、
上記第1の状態のときにはその受光部が上記ウィンドスクリーンにより覆われることなく露出するが、上記第2の状態のときには上記その受光部が上記ウィンドスクリーンにより覆われるようにして設けられる第2のフォトトランジスタと、
上記第1のフォトトランジスタの出力に基づいて得られる第1のレベル情報と、上記第2のフォトトランジスタの出力に基づいて得られる第2のレベル情報とを比較することに基づいて上記検出結果を出力するようにされた比較手段と、
を少なくとも備えて構成される、ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロフォン装置。 - 上記第1のフォトトランジスタの出力を入力して、所定の減衰率により振幅を減衰させるアッテネート手段をさらに備え、
上記第1のレベル情報は、上記アッテネート手段の出力に基づいて得るようにされている、
ことを特徴とする請求項3に記載のマイクロフォン装置。 - 上記第2のフォトトランジスタの出力を入力して、所定の時定数による積分を行う積分手段を備え、
上記第2のレベル情報は、上記積分手段の出力に基づいて得るようにされている、
ことを特徴とする請求項3に記載のマイクロフォン装置。 - 上記第1のフォトトランジスタの受光部と上記第2のフォトトランジスタの受光部は、一方向から出射される光を入射したとされるときに得られる出力レベル差が所要の許容範囲以内となるようにして配置される、
ことを特徴とする請求項3に記載のマイクロフォン装置。
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JP2012080427A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-04-19 | Canon Inc | 音声処理装置及び撮像装置 |
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