JP2005179020A - リライタブルプリンター - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを、コストの上昇、装置の構造の複雑化、大型化を抑制しつつ備えたリライタブルプリンターの提供。
【解決手段】記録媒体3をクリーニングするためのクリーニングローラ56、57を備えたレジスト手段51を有するリライタブルプリンター2。
【選択図】図1
【解決手段】記録媒体3をクリーニングするためのクリーニングローラ56、57を備えたレジスト手段51を有するリライタブルプリンター2。
【選択図】図1
Description
本発明は、記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備え、構造を簡易化したリライタブルプリンターに関する。
従来より、感熱印字装置等の印字装置、孔版印刷装置、プリンター、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置が、種々の画像形成を行うために用いられている。
かかる画像形成装置においては、画像形成に用いる用紙等の記録媒体が、装置内部を通過し、この過程において画像形成が行われるため、記録媒体が汚れていると、装置内部を汚染し、良好な画像形成が行われなくなったり、装置の故障を生じたりするという問題がある。
そこで、〔特許文献1〕、〔特許文献2〕に記載されているように、記録媒体に付着した塵、埃を除去して記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備えた画像形成装置が提案されている。
かかる画像形成装置においては、画像形成に用いる用紙等の記録媒体が、装置内部を通過し、この過程において画像形成が行われるため、記録媒体が汚れていると、装置内部を汚染し、良好な画像形成が行われなくなったり、装置の故障を生じたりするという問題がある。
そこで、〔特許文献1〕、〔特許文献2〕に記載されているように、記録媒体に付着した塵、埃を除去して記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備えた画像形成装置が提案されている。
一方、かかる画像形成装置のうちの1つとして、〔特許文献3〕に記載されているように、リライタブルプリンターが知られている。リライタブルプリンターは、記録媒体として、繰り返し画像形成可能なリライタブルペーパーを用いるものであり、省資源化に寄与するものである。
しかし、リライタブルペーパーは繰り返し使用されるため、汚れが生じやすく、したがって、装置内部が汚染されやすく、良好な画像形成が行われなくなったり、装置の故障を生じたりするという問題が生じやすい。
そこで、リライタブルプリンターにおいても、記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備えたものが考えられている。
しかし、リライタブルペーパーは繰り返し使用されるため、汚れが生じやすく、したがって、装置内部が汚染されやすく、良好な画像形成が行われなくなったり、装置の故障を生じたりするという問題が生じやすい。
そこで、リライタブルプリンターにおいても、記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備えたものが考えられている。
しかし、クリーニングローラを付加すると、部材の数が増加し、コスト高、装置の構造の複雑化、大型化の要因となる。一方で、画像形成装置には一般に、記録媒体のスキューを防止し、また記録媒体を画像形成のタイミングと同期させて搬送するために、レジスト手段が備えられている。
本発明は、記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを、コストの上昇、装置の構造の複雑化、大型化を抑制しつつ備えたリライタブルプリンターの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、記録媒体をクリーニングするためのクリーニングローラを備えたレジスト手段を有するリライタブルプリンターにある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のリライタブルプリンターにおいて、記録媒体に記録されている画像を消去する画像消去手段を有し、上記レジスト手段が、記録媒体の搬送方向における上記画像消去手段の上流側に位置していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のリライタブルプリンターにおいて、上記クリーニングローラが、粘着ローラであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載のリライタブルプリンターにおいて、上記クリーニングローラが、記録媒体の各面に対応して配設されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載のリライタブルプリンターにおいて、上記クリーニングローラを回転駆動するための駆動源と、この駆動源の駆動力をクリーニングローラに伝達するか否かを切り換えるための電磁クラッチとを有していることを特徴とする。
本発明は、記録媒体をクリーニングするためのクリーニングローラを備えたレジスト手段を有するリライタブルプリンターにあるので、コストの上昇、装置の構造の複雑化、大型化を抑制しつつ、記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備え、クリーニングローラによりクリーニング済みの記録媒体が通過することで、記録媒体の汚れに起因する装置の汚染、故障、画像品質の低下を防止でき、高品質の画像形成を行うことができるリライタブルプリンターを提供することができる。
記録媒体に記録されている画像を消去する画像消去手段を有し、レジスト手段が、記録媒体の搬送方向における画像消去手段の上流側に位置していることとすれば、コストの上昇、装置の構造の複雑化、大型化を抑制しつつ、記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備え、画像形成に関し比較的重要な役割を担う部分を、クリーニングローラによりクリーニング済みの記録媒体が通過することで、記録媒体の汚れに起因する装置の汚染、故障、画像品質の低下を防止でき、より高品質の画像形成を行うことができるリライタブルプリンターを提供することができる。
クリーニングローラが、粘着ローラであることとすれば、コストの上昇、装置の構造の複雑化、大型化を抑制しつつ、記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備え、クリーニングローラによりクリーニング済みの記録媒体が通過することで、記録媒体の汚れに起因する装置の汚染、故障、画像品質の低下を防止でき、高品質の画像形成を行うことができるとともに、記録媒体のクリーニングを行うとともに記録媒体のスキューの防止に優れたリライタブルプリンターを提供することができる。
クリーニングローラが、記録媒体の各面に対応して配設されていることとすれば、コストの上昇、装置の構造の複雑化、大型化を抑制しつつ、記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備え、クリーニングローラにより記録媒体の両面をクリーニングすることができ、また両面クリーニング済みの記録媒体が通過することで、記録媒体の汚れに起因する装置の汚染、故障、画像品質の低下をより高度に防止でき、さらに高品質の画像形成を行うことができるリライタブルプリンターを提供することができる。
クリーニングローラを回転駆動するための駆動源と、この駆動源の駆動力をクリーニングローラに伝達するか否かを切り換えるための電磁クラッチとを有していることとすれば、コストの上昇、装置の構造の複雑化、大型化を抑制しつつ、記録媒体をクリーニングするクリーニングローラを備え、クリーニングローラによりクリーニング済みの記録媒体が通過することで、記録媒体の汚れに起因する装置の汚染、故障、画像品質の低下を防止できるとともに、クリーニングローラの駆動を容易且つ高精度のタイミングで制御可能であるから、さらに高品質の画像形成を行うことができるリライタブルプリンターを提供することができる。
図1に、本発明を適用した、繰り返し印字することで繰り返し画像形成を行うことができる画像形成装置としてのリライタブルプリンターである、可逆性感熱記録媒体としてのリライタブルペーパー3を用いる記録装置2を示す。記録装置2で用いるリライタブルペーパー3は、一般に知られた可逆性感熱記録媒体としての熱可逆性(Thermo−Chromic)フィルム等によって構成されている。
熱可逆性フィルムは、記録層にロイコ染料と顕色剤を備えており、図3に示すようなリライタブル特性を有している。消色状態(A)から発色温度、たとえば180℃に加熱すると、ロイコ染料分子が溶融して発色し(B)、この状態で急冷すると発色したまま凝集して発色状態が固定される(C)。発色状態で例えば消色温度、たとえば120〜160℃に加熱すると、凝集状態が崩れて顕色剤が自己凝集力で結晶化し(D)、ロイコ染料を弾き出して(E)、消色状態(A)に戻る。消色温度及び発色温度はフィルムの構成材料によって異なる。
記録装置2は、一点鎖線の矢印Aで示すリライタブルペーパー3の搬送経路に沿って、リライタブルペーパー3を多数枚蓄える給紙バンク1と、リライタブルペーパー3を給送する給送手段としての給紙手段4と、給紙手段4によって送られてきたリライタブルペーパー3に図示しないICチップが付されている場合にはこれに記録された情報を読み取るとともに、必要な場合にICチップに所定の情報を書き込む情報読取書込手段21と、搬送経路Aにおける情報読取書込手段21によるICチップの読み取り位置の下流側に配設されたレジストローラ対22及びレジストローラ対22を駆動するための駆動源としての給紙モータ25を備えたレジスト手段51とを有している。
記録装置2はまた、搬送経路Aに沿って、搬送経路Aにおけるレジストローラ対22の下流側に配設されリライタブルペーパー3を消色温度まで加熱して消色処理し画像を消去する画像消去手段としての印字消去手段5と、印字消去手段5により画像を消去されたリライタブルペーパー3の徐冷を行うための搬送路7と、搬送路7を経たリライタブルペーパー3を発色温度まで加熱して発色させる印字手段6と、印字手段6を経たリライタブルペーパー3を急冷し発色状態を固定しつつ搬送する搬送部材としての冷却ローラ対8とを有している。
記録装置2はまた、搬送経路Aに沿って、冷却ローラ対8によるリライタブルペーパー3の搬送を受け継いでさらに搬送する搬送部材としての搬送ローラ対9と、排紙ローラ対9によるリライタブルペーパー3の搬送を受け継いでさらに搬送し記録装置2の本体10外に排出する排出部材としての排紙ローラ対23と、本体10の上部に配設され排紙ローラ対23により排出されたリライタブルペーパー3を積載する排紙トレイ24とを有している。
記録装置2はまた、記録装置2の全体を制御するための制御手段28と、制御手段28に備えられた制御基板26を冷却する制御冷却手段としてのファン29と、本体10上面の、排紙トレイ24よりも記録装置2の前面側すなわち図1における右側に配設された操作パネル30とを有している。
給紙手段4は、給紙バンク1に蓄えられたリライタブルペーパー3のうち最上位のリライタブルペーパー3を送り出すための給紙ローラ31と、給紙ローラ31に対向する位置に配設され給紙ローラ31が送り出そうとするリライタブルペーパー3が複数枚であるときに給紙ローラ31とこれとの摩擦によって1枚だけを分離して送り出すための分離パッド33と、給紙ローラ31が送り出したリライタブルペーパー3をさらに搬送する搬送ローラ対32とを有している。給紙手段4は給紙モータ25によって駆動される。すなわち、給紙モータ25は給紙手段4及びレジストローラ対22を駆動する給紙駆動手段として機能している。
情報読取書込手段21は、図示しないRFアンテナを備えており、非接触でICチップに記録された情報を読み取り、またICチップに所定の情報を書き込むものである。ICチップから読み取る情報には、そのICチップが付されたリライタブルペーパー3に記録すべき画像情報や、そのリライタブルペーパー3の消色温度、発色温度等が含まれている。ICチップは、リライタブルペーパー3に対し、貼り付けにより一体とされているが、その他の方法で一体とされていても良い。
印字消去手段5は、加熱部材としてのヒータローラ34と、ヒータローラ34に圧接する駆動ローラとしての加圧ローラ35と、ヒータローラ34の温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ36と、ヒータローラ34、加圧ローラ35、サーミスタ36をその内部に収納したハウジング38とを有している。
ヒータローラ24は内部に熱源としてのハロゲンヒータ37を有している。ハウジング38は、リライタブルペーパー3の受け入れ口38aとリライタブルペーパー3の排出口38bとを有している。
印字消去手段5は、リライタブルペーパー3をヒータローラ34と加圧ローラ35とにより挟持搬送しながらヒータローラ34によって消色温度に加熱し、印字内容を消去する。このとき、制御手段28は、サーミスタ36により検知したヒータローラ34の温度に基づいてヒータローラ34の温度を消色温度に維持するべくフィードバック制御を行う。
なお、印字消去手段5の構成としては、ヒータローラ34と加圧ローラ35とを圧接する方式に代えて、ヒータローラと別のローラとの間に張架されたエンドレスベルトに加圧ローラを圧接するベルト方式としてもよい。
印字消去手段5は、リライタブルペーパー3をヒータローラ34と加圧ローラ35とにより挟持搬送しながらヒータローラ34によって消色温度に加熱し、印字内容を消去する。このとき、制御手段28は、サーミスタ36により検知したヒータローラ34の温度に基づいてヒータローラ34の温度を消色温度に維持するべくフィードバック制御を行う。
なお、印字消去手段5の構成としては、ヒータローラ34と加圧ローラ35とを圧接する方式に代えて、ヒータローラと別のローラとの間に張架されたエンドレスベルトに加圧ローラを圧接するベルト方式としてもよい。
搬送路7内には、その中間部分に、印字消去手段5によって印字内容を消去された状態で搬送されてくるリライタブルペーパー3を印字手段6に向けてさらに搬送する搬送部材としての搬送ローラ対39が配設されている。印字消去手段5によって印字内容を消去されたリライタブルペーパー3は、搬送路7内を搬送する過程において、放熱によりその温度が徐々に下がり、徐冷される。
印字手段6は、プラテンローラ41と、プラテンローラ41に圧接する書込みヘッドとしてのサーマルヘッド42と、プラテンローラ41の反対側からサーマルヘッド42を支持するヘッド支持部材43と、ヘッド支持部材43をプラテンローラ41側へ押圧する図示しない付勢機構とを有している。
サーマルヘッド42は、制御手段28により駆動を制御されるものであり、制御手段28によって、所定の画像情報に基づいて適正な発色温度に加熱される。サーマルヘッド42の駆動タイミングは、給紙モータ25によりレジストローラ対22を駆動させたタイミングに基づいて、制御手段28により計られる。
モータは、制御手段28によって動作を制御される。非通紙時におけるプラテンローラ41の回転によるサーマルヘッド42の発熱素子面の劣化を防止するため、制御手段28は、通紙時のみプラテンローラ41を回転させる。
このような構成の印字手段6は、印字消去手段5により印字内容を消去されたリライタブルペーパー3をプラテンローラ41で搬送しながらサーマルヘッド42により印字する。
このような構成の印字手段6は、印字消去手段5により印字内容を消去されたリライタブルペーパー3をプラテンローラ41で搬送しながらサーマルヘッド42により印字する。
冷却ローラ対8は駆動ローラ8aと従動ローラ8bとを有している。冷却ローラ対8は、印字手段6によって画像形成が行われたリライタブルペーパー3を搬送するのみならず、印字手段6によって昇温されたリライタブルペーパー3の熱を奪う目的で配設されたものである。そこで、駆動ローラ8a及び従動ローラ8bは、熱伝導性の高い金属ローラ、具体的にはアルミローラとされている。駆動ローラ8a及び従動ローラ8bは、熱伝導性の高い材料であれば他の材料で構成しても良い。印字手段6によって画像形成が行われたリライタブルペーパー3は、駆動ローラ8a及び従動ローラ8bによって搬送されつつこれらに触れることで熱を奪われて急冷され、発色状態が固定されて、形成された画像がそのままの状態で維持される。
搬送ローラ対9は駆動ローラ9aと従動ローラ9bとを有しており、排紙ローラ対23は駆動ローラ23aと従動ローラ23bとを有している。排紙トレイ24は画像形成済みの多数枚のリライタブルペーパー3を積載する。操作パネル30は、排紙トレイ24上に積載されたリライタブルペーパー3によって隠れることのない位置に配設されている。
制御手段28は、上述したように、給紙モータ25、印字消去手段5、印字手段6等の制御を行うなど、記録装置2の全体を制御する制御基板26と、制御基板26との間で情報の授受を行いつつ、情報読取書込手段21によるICチップの読み取り及び書き込みを制御するPSU27とを備えている。
PSU27は、リライタブルペーパー3にICチップが付されているときには、情報読取書込手段21から、情報読取書込手段21が読み取ったICチップに記録されているデータを受信し、受信したデータに、そのリライタブルペーパー3に記録すべき画像に関するデータが含まれているときには、これを制御基板26に送信し、制御基板26がそのデータに基づいてサーマルヘッド42の発熱動作を制御して、そのデータに対応する画像を形成する。
またPSU27が受信したデータに、そのリライタブルペーパー3の消色温度に関するデータが含まれているときには、これを制御基板26に送信し、制御基板26がそのデータに基づいてハロゲンヒータ37をフィードバック制御し、リライタブルペーパー3の画像を良好に消去する。またPSU27が受信したデータに、そのリライタブルペーパー3の発色温度に関するデータが含まれているときには、これを制御基板26に送信し、制御基板26がそのデータに基づいてサーマルヘッド42の発熱温度を制御し、発色の良好な画像を得る。
リライタブルペーパー3にICチップが付されていない場合には、PSU27は、操作パネル30により入力された、そのリライタブルペーパー3に記録すべき画像、消色温度、発色温度等に関するデータを受信し、制御基板26が上述のような制御を行う。またかかるデータは、記録装置2に接続された図示しないパソコン等の外部入力装置から入力されたものでも良い。リライタブルペーパー3にICチップが付されており、かつ、操作パネル30や外部入力装置からかかるデータが入力された場合には、操作パネル30等によって入力されたデータを優先させることができる。どのデータを優先するかは、操作パネル30によって設定することができる。
また、制御基板26に備えられた図示しないROMに、予めコンピュータシミュレーションを含む実験等により求められたリライタブルペーパー3の材質の種類と適正な消色温度、発色温度との関係データテーブルを記憶しておき、制御基板26は、入力された又は自動検知されたリライタブルペーパー3の種類に対応する消色温度、発色温度を選択し、上述したような制御を行うようにしても良い。
なお、PSU27は、情報読取書込手段21により、ICチップから上述のようなデータを読み取るとともに、ICチップに対し、記録装置2の識別番号、画像形成の日時等に関するデータを書き込むようになっている。このように、ICチップに記録されるデータに、画像形成を行った旨の記録が含まれる場合において、いまだ画像が未形成であることを情報読取書込手段21が読み取り、PSU27がこの旨の信号を受信した場合には、電力節減の観点から、制御基板26がハロゲンヒータ37への通電を行わないようにすることができる。
図2に示すように、レジスト手段51は、レジストローラ対22と、給紙モータ25と、クラッチ手段としての電磁クラッチ52と、アイドラギア53と、プーリ54と、ベルト55と、アイドラギア53に噛合した、電磁クラッチ52を介して回転可能な図示しないギアとを有している。ベルト55は、給紙モータ25の駆動力をプーリ54に伝達するよう、プーリ54に巻き掛けられている。アイドラギア53とプーリ54とは一体に回転するようになっている。よって給紙モータ25が作動すると、ベルト55、プーリ54を介して、アイドラギア53が常に回転する。
レジストローラ対22は、駆動ローラ56と、駆動ローラ56に従動して回転する従動ローラ57とを有している。駆動ローラ56、従動ローラ57はそれぞれ、軸56a、軸57aを備え、これを中心に回転する。
駆動ローラ56及び従動ローラ57は、その表面が粘着性を有する粘着ローラであり、リライタブルペーパー3に付着した塵、埃等の汚れをリライタブルペーパー3から剥ぎ取り、リライタブルペーパー3をクリーニングするクリーニングローラとしての機能を有する。
駆動ローラ56及び従動ローラ57は、その表面が粘着性を有する粘着ローラであり、リライタブルペーパー3に付着した塵、埃等の汚れをリライタブルペーパー3から剥ぎ取り、リライタブルペーパー3をクリーニングするクリーニングローラとしての機能を有する。
レジストローラ対22は、搬送されてきたリライタブルペーパー3の先端部が突き当てられ、そのリライタブルペーパー3のスキューを解消するとともに、スキューを解消したリライタブルペーパー3を、所定のタイミングで印字消去手段5に搬送する。かかる所定のタイミングは、制御手段28が、給紙モータ25によりレジストローラ対22を駆動するタイミング、具体的には次に述べるように電磁クラッチ52を作動させるタイミングである。
電磁クラッチ52は、駆動ローラ56と一体的に配設され、作動時に、アイドラギア53の駆動力を、図示しないギアを介して、駆動ローラ56に伝達し、駆動ローラ56が回転駆動されるようになっている。電磁クラッチ52の非作動時には、アイドラギア53の駆動力は、駆動ローラ56に伝達されず、駆動ローラ56は回転しない。
したがって、電磁クラッチ52は、給紙モータ25の駆動力をレジストローラ対22すなわちクリーニングローラたる駆動ローラ56及び従動ローラ57に伝達するか否かを切り替えるものである。電磁クラッチ52の作動、非作動の切り換えは、制御手段28によってなされる。クラッチ手段として電磁クラッチ52を用いているので、レジストローラ対22の駆動制御が容易且つ高精度に行われる。
給紙手段4によって給紙バンク1から給送されたリライタブルペーパー3は、電磁クラッチ52が非作動であることにより回転が停止した状態のレジストローラ対22に突き当たり、スキューが解消され、電磁クラッチ52が作動すると、回転を開始したレジストローラ対22により印字消去手段5に向けて送り出される。
このとき、駆動ローラ56及び従動ローラ57がクリーニングローラであり、それぞれリライタブルペーパー3の各面に対応して配設されていることから、リライタブルペーパー3はその両面をクリーニングされつつ、印字消去手段5に向けて送り出される。
このとき、駆動ローラ56及び従動ローラ57がクリーニングローラであり、それぞれリライタブルペーパー3の各面に対応して配設されていることから、リライタブルペーパー3はその両面をクリーニングされつつ、印字消去手段5に向けて送り出される。
クリーニングローラたる駆動ローラ56及び従動ローラ57がリライタブルペーパー3の搬送方向Aにおける印字消去手段5の上流側に位置しており、印字消去手段5にはクリーニング済みのリライタブルペーパー3が進入するため、印字消去手段5がリライタブルペーパー3の汚れにより汚染されることはなく、故障も防止され、また画像の消去が良好に行われるため画像品質の低下も防止される。
また、搬送方向Aにおける印字消去手段5の下流側には印字手段6が配設されているが、印字手段5には印字消去手段5と同様にクリーニング済みのリライタブルペーパー3が進入するため、印字手段6がリライタブルペーパー3の汚れにより汚染されることはなく、故障も防止され、また画像の形成が良好に行われ、画像品質の低下も防止される。
このように、レジストローラ対をクリーニングローラとしたことで、リライタブルプリンターにおいてリライタブルペーパーが通過し、且つ画像形成に関し比較的重要な役割を担う部分には、クリーニング済みのリライタブルペーパーが通過するため、リライタブルペーパーの汚れに起因する、かかる比較的重要な役割を担う部分の汚染、故障、画像品質の低下が防止される。
以上、本発明を実施するための形態として、本発明を適用したリライタブルプリンターとしての記録装置2について説明したが、クリーニングローラは、記録媒体の各面に対応して配設するのでなく、画像形成面側など、一方の面のみに対応して配設しても良い。クリーニングローラは、スキュー防止の観点から、粘着ローラが優れているが、スキュー防止が担保されるのであれば、スパイラルローラ、ブラシローラを用いても良い。本発明の適用は、上述の説明において特に限定を行っていない限り、上述の形態に限られるものではない。
2 リライタブルプリンター
3 記録媒体
5 画像消去手段
25 駆動源
51 レジスト手段
52 電磁クラッチ
56、57 クリーニングローラ、粘着ローラ
A 記録媒体の搬送方向
3 記録媒体
5 画像消去手段
25 駆動源
51 レジスト手段
52 電磁クラッチ
56、57 クリーニングローラ、粘着ローラ
A 記録媒体の搬送方向
Claims (5)
- 記録媒体をクリーニングするためのクリーニングローラを備えたレジスト手段を有するリライタブルプリンター。
- 請求項1記載のリライタブルプリンターにおいて、記録媒体に記録されている画像を消去する画像消去手段を有し、上記レジスト手段が、記録媒体の搬送方向における上記画像消去手段の上流側に位置していることを特徴とするリライタブルプリンター。
- 請求項1または2記載のリライタブルプリンターにおいて、上記クリーニングローラが、粘着ローラであることを特徴とするリライタブルプリンター。
- 請求項1ないし3の何れか1つに記載のリライタブルプリンターにおいて、上記クリーニングローラが、記録媒体の各面に対応して配設されていることを特徴とするリライタブルプリンター。
- 請求項1ないし4の何れか1つに記載のリライタブルプリンターにおいて、上記クリーニングローラを回転駆動するための駆動源と、この駆動源の駆動力をクリーニングローラに伝達するか否かを切り換えるための電磁クラッチとを有していることを特徴とするリライタブルプリンター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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