JP2005166618A

JP2005166618A - 蛍光灯照明器具

Info

Publication number: JP2005166618A
Application number: JP2003436107A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Akiba; 勝実秋葉
Original assignee: Hitachi Lighting Ltd
Current assignee: Hitachi Lighting Ltd
Priority date: 2003-11-28
Filing date: 2003-11-28
Publication date: 2005-06-23

Abstract

【課題】使用中の電源状態を端子台１に設けた電源電圧状態表示機能により判断可能とすることにより、施工者が適正且つ安全に施工でき及びメンテナンス性の良い電源電圧状態表示機能付端子台１を内蔵した蛍光灯照明器具を提供する。
【解決手段】電源電圧が１００Ｖから２００Ｖあるいは２４２Ｖ、２５４Ｖ、２６５Ｖまで連続又は複数の電圧に対応可能な点灯装置（インバータ）を搭載した蛍光灯照明器具において、端子台１にて電源電圧状態を検知しその状態を表示する。
【選択図】図２

Description

本発明は電源電圧状態表示機能付端子台を内蔵した蛍光灯照明器具に関する。

日本国内で使用する蛍光灯照明器具の電源電圧は、一般的にＡＣ１００ＶやＡＣ２００Ｖが使用されており、４００Ｖ級配電では２３０Ｖ、２４２Ｖ、２５４Ｖ、２６５Ｖなどの電源電圧も高層ビルや大規模工場などで使用されている。また、鉄道関係や発電所などでは、１１０Ｖ、１１５Ｖ、１２０Ｖも使用されることがあり、更に電源周波数は５０・６０ＨＺの区別がある。

磁気式安定器を使用した蛍光灯照明器具は、電圧の違い及び周波数の違いから点灯装置が異なるため多機種となり、生産効率、流通在庫の面で多々問題があった。また地球環境保護のため、省エネ及び省資源化などを推進が重要課題であり、このような状況から点灯装置のインバータ化が進行している。さらに部品の共用化、標準化により、タイムリーな生産による停滞在庫を解消し資源の有効活用を図るため、連続又は複数の電圧に対応（例えば１００Ｖから２００Ｖ、あるいは１００Ｖから２４２Ｖなど）した点灯装置が増加している。

しかし、従来のように器具銘板・点灯装置の銘板から使用している電源の電圧を確認することができず、電源電圧を知るには測定し確認しなければならないなどの工数を必要とし、メンテナンス性が良くないものであった。

前記電源電圧に連続又は複数の電圧に対応（例えば１００Ｖから２００Ｖ、あるいは１００Ｖから２４２Ｖなど）した点灯装置を搭載した蛍光灯照明器具は、日本国内の一般的な電源電圧（１００Ｖ及び２００Ｖ）に使用可能のため、電源電圧を指定しなくても施工が可能であり、器具の在庫も１種類で済むというメリットがある。
しかし、改修工事などでは、１００Ｖや２００Ｖの配線が混在している場合があり、照明器具の電源端子台から換気扇やコンセントなどの他の設備機器へ電源を送る場合が多々有り、この場合、照明器具の主銘板に記載された電圧で判断する場合がある。しかし、連続又は複数の電圧に対応した点灯装置を搭載した蛍光灯照明器具では、使用中の電圧が判断できないため、他の設備機器へ電源を送った場合、電圧相違による焼損事故や感電などの重大災害の要因となる危険性がある。

本発明の目的は、使用中の電源状態を端子台に設けた電源電圧状態表示機能により判断可能とすることにより、施工者が適正且つ安全に施工でき及びメンテナンス性の良い電源電圧状態表示機能付端子台を内蔵した照明器具を提供することにある。

上記目的を達成するため、電源電圧が１００Ｖから２００Ｖあるいは２４２Ｖ、２５４Ｖ、２６５Ｖまで連続又は複数の電圧に対応可能な点灯装置（インバータ）を搭載した蛍光灯照明器具において、端子台にて電源電圧状態を検知しその状態を表示することにより課題を解決する。

本発明によれば、電源電圧を端子台で確認できるため電源電圧を測定することなく、連続又は複数の電圧に対応可能な器具使用時においても接続されている電源電圧を確認できる。そのため、電圧相違の機器を誤接続することを防止することができ、電源電圧を測定する工数が不要であることからメンテナンス性の改善が行なえる。

以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図１は、図２に示す３種類の電源電圧が測定できる電源電圧表示機能を搭載した一般的な構造の端子台の一実施例を示す。端子台１の内部には電源電圧を検知する電圧検知回路９と、検知した電圧を表示する表示灯を内蔵している。たとえば１００Ｖ、２００Ｖ、２４２Ｖの電源電圧を検知し表示する場合は、三つの検知出力機能を持った電圧検知回路９を設け、たとえばＡ検知回路１０は１００Ｖ、Ｂ検知回路１１は２００Ｖ、Ｃ検知回路１２は２４２Ｖの時に信号出力が出るように設定し、各々の検知回路に表示灯を接続すれば、点灯した表示灯によって電源電圧を知ることができる。

図３は、一体形の表示灯を使用した場合の一実施例を示す。以上より、端子台の電源電圧表示機能より電源電圧を知ることができ、電圧相違の機器を誤接続する危険性を防止しできることから、施工者は適正且つ安全に施工でき、電源電圧を確認するための測定工数を必要としないメンテナンス性の良い電源電圧状態表示機能付端子台内蔵の照明器具を提供することにある。

本発明の実施例に係る端子台の斜視図その電圧検知回路と表示灯を示す説明図その電圧検知回路と表示部を一体化した表示灯の説明図

符号の説明

１… 端子台
２… イ表示灯
３… ロ表示灯
４… ハ表示灯
５… 器具内電線接続部
６… 電源線接続部
７… アース線接続部
８… 解除ボタン
９… 電圧検知回路
１０… Ａ検知回路
１１… Ｂ検知回路
１２… Ｃ検知回路
１３… 一体形表示灯
１３１… イ表示部
１３２… ロ表示部
１３３… ハ表示部

Claims

蛍光ランプを備え、電源電圧が１００Ｖから２００Ｖあるいは２４２Ｖ、２５４Ｖ、２６５Ｖなど連続又は複数の電圧に対応可能な点灯装置（インバータ）を備えた蛍光灯照明器具において、同器具の端子台にて電源電圧検知を行い、通電状態および電源電圧の表示を可能としたことを特徴とする蛍光灯照明器具。