JP2005164246A - ガスセンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のガスセンサ100は、ガス検出素子120及びケーシング部材160を備える。ケーシング部材160は、主体金具161(第1ケーシング部)と、この主体金具161に対し着脱可能に固定された螺着部材164(第2ケーシング部)とを有し、螺着部材164が、間接に、ガス検出素子120を保持する保持部材130を軸線方向先端側へ押圧すると共に、主体金具161が、直接に、保持部材130を軸線方向後端側へ押圧することによって、ガス検出素子120を保持する保持部材130を固定している。
【選択図】 図1
Description
また、ガス検出素子あるいは保持部材を固定するために、ケーシング部材を加熱する必要がなく、ケーシング部材が高温脆化してしまう虞がない。
主体金具161はSUS430からなり、略円筒状に形成されている。この主体金具161の内周の先端側(図1において下側)には、後述する保持部材130の先端部130bと当接する内周段部161dが、後端側(図1において上側)向き拡径状のテーパをなして周設されている。さらに、主体金具161の内周の後端側には、雌ネジ161bが形成されている。また、この主体金具161の外周には、ガスセンサ100を図示しない排気管に取付けるためのネジ部161fが形成されている。
外筒部材163は、SUS304Lからなり、略円筒状の筒体で、主体金具161の後端部に全周レーザ溶接され、ガス検出素子120の後端部やセパレータ190などを包囲している。
螺着部材164は、SUS430からなり、略円筒状の筒体で、その外周の先端側には、主体金具161の雌ネジ161bと螺合する雄ネジ164bが形成されている。さらに、この螺着部材164の後端側には、外周を六角形状とした工具係合部164cが形成されている。なお、螺着部材164には、保持部材130の後端部の外径よりも大きい内径を有する先端側貫通孔164dと、セパレータ190の先端部の外径よりも大きく且つ先端側貫通孔164dの内径よりも大きい内径を有する後端側貫通孔164eとが連なって形成されている。
また、本実施例では、ガスセンサ100の軸線Cに沿う方向のうち、ガス検出素子120の先端部120b側を軸線方向先端側、その反対側を軸線方向後端側とし、他の実施例においても同様とする。
なお、本実施例のガスセンサ100では、主体金具161が第1ケーシング部に、螺着部材164が第2ケーシング部に相当し、主体金具161の雌ネジ161bが第1ネジ部に、螺着部材164の雄ネジ164bが第2ネジ部に相当する。
まず、図2に示すように、主体金具161とプロテクタ162とを溶接により一体にする。次いで、ガス検出素子120をガラスシール材135により保持した保持部材130を、その軸線方向先端側から主体金具161の内部に挿入し、先端部130bを主体金具161の内周段部161dに当接させる(図3参照)。次いで、環状パッキン181、滑石充填層182となる滑石リングを順に主体金具161内に挿入し、保持部材130の鍔部130c上に載置する(図3参照)。その後、螺着部材164の工具係合部164cに図示しないトルクレンチを係合させて、所定のトルク(具体的には85Nm)で螺着部材164を主体金具161に螺着させる。これにより、滑石リングが圧縮充填されて滑石充填層182となり、図3に示すように、ガス検出素子120を保持した保持部材130が、適切な押圧力で固定される。
なお、本実施例のガスセンサ200でも、主体金具261が第1ケーシング部に、螺着部材264が第2ケーシング部に相当し、主体金具261の雌ネジ261bが第1ネジ部に、螺着部材264の雄ネジ264bが第2ネジ部に相当する。
例えば、実施例1,2では、螺着部材164,264(第2ケーシング部)を主体金具161,261(第1ケーシング部)に螺着することによって、ガス検出素子120を保持する保持部材130、あるいはガス検出素子220を軸線方向に押圧して固定した。しかし、ガス検出素子あるいは保持部材を押圧する第1,第2ケーシング部は、螺着する形態に限定されるものではなく、第2ケーシング部を第1ケーシング部に対し着脱可能に固定する形態であれば良い。
120,220 ガス検出素子
130 包囲部材
160,260 ケーシング部材
161,261 主体金具(第1ケーシング部)
161b,261b 雌ネジ(第1ネジ部)
164,264 螺着部材(第2ケーシング部)
164b,264b 雄ネジ(第2ネジ部)
Claims (3)
- 軸線方向に延び、自身の先端側が被測定ガスに晒されるガス検出素子、及び
上記ガス検出素子を包囲すると共に、当該ガス検出素子を固定するケーシング部材、
を備えるガスセンサであって、
上記ケーシング部材は、
第1ケーシング部と、
この第1ケーシング部に対し着脱可能に固定された第2ケーシング部と、を有し、
上記第2ケーシング部が、直接にあるいは間接に、上記ガス検出素子あるいは上記ガス検出素子を保持する保持部材を上記軸線方向の先端側へ押圧すると共に、
上記第1ケーシング部が、直接にあるいは間接に、上記ガス検出素子あるいは上記保持部材を上記軸線方向の後端側へ押圧することによって、上記ガス検出素子あるいは上記保持部材を固定してなる
ガスセンサ。 - 請求項1に記載のガスセンサであって、
前記第1ケーシング部は、自身の外周面あるいは内周面に形成された第1ネジ部を有し、
前記第2ケーシング部は、自身の内周面あるいは外周面に形成され、上記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を有し、
上記第2ケーシング部を上記第1ケーシング部に螺着することによって、前記ガス検出素子あるいは前記保持部材を固定してなる
ガスセンサ。 - 請求項2に記載のガスセンサであって、
前記第2ケーシング部は、所定のトルクによって前記第1ケーシング部に螺着されてなる
ガスセンサ。
Priority Applications (1)
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