JP2005164246A - ガスセンサ - Google Patents

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Masaaki Murase
昌明 村瀬
Yoshiaki Kuroki
義昭 黒木
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Abstract

【課題】 ケーシング部材から、ガス検出素子あるいはガス検出素子を保持した保持部材を取り出すにあたり、ガス検出素子を傷つけることなく、容易に取り出すことができるガスセンサを提供する。
【解決手段】 本発明のガスセンサ100は、ガス検出素子120及びケーシング部材160を備える。ケーシング部材160は、主体金具161(第1ケーシング部)と、この主体金具161に対し着脱可能に固定された螺着部材164(第2ケーシング部)とを有し、螺着部材164が、間接に、ガス検出素子120を保持する保持部材130を軸線方向先端側へ押圧すると共に、主体金具161が、直接に、保持部材130を軸線方向後端側へ押圧することによって、ガス検出素子120を保持する保持部材130を固定している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の空燃比制御等に利用される酸素センサ、全領域空燃比センサ、NOxセンサといったガスセンサ、特に、軸線方向に延び、自身の先端側が被測定ガスに晒されるガス検出素子と、このガス検出素子を包囲すると共に、ガス検出素子を固定するケーシング部材とを備えるガスセンサに関する。
従来のガスセンサとしては、例えば、主体金具(ケーシング部材)に挿入したガス検出素子を間接にあるいは直接に軸線方向先端側に押圧しつつ、主体金具(ケーシング部材)の後端部を加締めることによって、ガス検出素子を固定するものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−147213号公報 特開2001−50928号公報
ところが、このようなガスセンサでは、ガス検出素子あるいはガス検出素子を保持した保持部材を脱着することが容易でなかった。具体的には、何かの理由でガス検出素子を取り出したい場合(例えば、ガスセンサについて耐久試験を実施し、試験後のガス検出素子の状態を検査する場合)には、主体金具(ケーシング部材)の加締め部等を破壊しなければならず、ガス検出素子を取り出すことが容易でなかった。さらに、加締め部等を破壊する場合、ガス検出素子などを傷つけないようにするには、相当の注意あるいは設備が必要となり、例えば、製造工程において主体金具の加締め不良等が生じた場合に、ガス検出素子等を傷つけることなく取り出して、新たな主体金具(ケーシング部材)に組付け直すことは困難であった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、ケーシング部材から、ガス検出素子あるいはガス検出素子を保持した保持部材を取り出すにあたり、ガス検出素子を傷つけることなく、容易に取り出すことができるガスセンサを提供することを目的とする。
その解決手段は、軸線方向に延び、自身の先端側が被測定ガスに晒されるガス検出素子、及び上記ガス検出素子を包囲すると共に、当該ガス検出素子を固定するケーシング部材、を備えるガスセンサであって、上記ケーシング部材は、第1ケーシング部と、この第1ケーシング部に対し着脱可能に固定された第2ケーシング部と、を有し、上記第2ケーシング部が、直接にあるいは間接に、上記ガス検出素子あるいは上記ガス検出素子を保持する保持部材を上記軸線方向の先端側へ押圧すると共に、上記第1ケーシング部が、直接にあるいは間接に、上記ガス検出素子あるいは上記保持部材を上記軸線方向の後端側へ押圧することによって、上記ガス検出素子あるいは上記保持部材を固定してなるガスセンサである。
本発明のガスセンサでは、ケーシング部材が、第1ケーシング部と、この第1ケーシング部に対し着脱可能に固定された第2ケーシング部とを有している。しかも、第2ケーシング部が、直接にあるいは間接に、ガス検出素子あるいはガス検出素子を保持する保持部材を軸線方向先端側へ押圧すると共に、第1ケーシング部が、直接にあるいは間接に、ガス検出素子あるいは保持部材を軸線方向後端側へ押圧することによって、ガス検出素子あるいは保持部材を固定している。
従って、本発明のガスセンサでは、ガス検出素子あるいはガス検出素子を保持する保持部材を着脱可能に固定することができる。このようなガスセンサでは、ガス検出素子あるいはガス検出素子を保持する保持部材を、容易に、且つ傷つけることなくケーシング部材から取り出すことができ、再利用することも可能となる。
なお、第2ケーシング部を第1ケーシング部に対し着脱可能に固定する形態としては、例えば、第2ケーシング部の外周面あるいは内周面に雄ネジ(雌ネジ)が形成されており、第1ケーシング部の内周面あるいは外周面に上記雄ネジ(雌ネジ)と螺合する雌ネジ(雄ネジ)が形成されており、第1ケーシング部に対し第2ケーシング部をねじ込んで固定する形態が挙げられる。また、第2ケーシング部の外周面の一部に、一または複数の突起部を設け、第1ケーシング部の内周面側には、自身の後端から第2ケーシング部の突起部を挿入させることができる幅で、先端側に延びその後屈曲して周方向に延びる形状の溝部を、突起部の数だけこれに対応する位置に設け、第2ケーシング部の突起部を第1ケーシング部の溝部内に挿入させつつ、第2ケーシング部を第1ケーシング部内の先端側に押し込んで、その状態でいずれかのケーシング部材を周方向に回して固定する形態としても良い。あるいは、第2ケーシング部を第1ケーシング部内に押し込んで、ガス検出素子あるいはガス検出素子を保持する保持部材を先端側に押圧した状態で、C型止め輪等で固定するようにしても良い。
さらに、上記のガスセンサであって、前記第1ケーシング部は、自身の外周面あるいは内周面に形成された第1ネジ部を有し、前記第2ケーシング部は、自身の内周面あるいは外周面に形成され、上記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を有し、上記第2ケーシング部を上記第1ケーシング部に螺着することによって、前記ガス検出素子を固定してなるガスセンサとすると良い。
ところで、従来のように、主体金具(ケーシング部材)の後端部を加締める手法としては、主体金具(ケーシング部材)の後端部を加熱しつつ加締める手法(以下、熱加締めとも言う)、あるいは主体金具(ケーシング部材)の後端部を加熱することなく(例えば常温で)加締める手法(以下、冷間加締めとも言う)が用いられている。しかしながら、熱加締めの手法では、加熱が必要なうえ、加熱された主体金具(ケーシング部材)が高温脆化してしまう虞があった。一方、冷間加締めの手法では、加締め部を適切な位置に形成することが容易ではなく、加締め部によって、ガス検出素子あるいはガス検出素子を保持する保持部材を適切な押圧力で固定することが困難であった。
これに対し、本発明のガスセンサでは、第1ケーシング部が、自身の外周面あるいは内周面に形成された第1ネジ部を有し、第2ケーシング部が、自身の内周面あるいは外周面に形成され、第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を有しており、第2ケーシング部を第1ケーシング部に螺着することによって、ガス検出素子を固定している。このため、第2ケーシング部を螺着するトルクを管理することにより、第1ケーシング部及び第2ケーシング部によって、ガス検出素子あるいは保持部材を適切な押圧力で固定することができる。
また、ガス検出素子あるいは保持部材を固定するために、ケーシング部材を加熱する必要がなく、ケーシング部材が高温脆化してしまう虞がない。
さらに、上記のガスセンサであって、前記第2ケーシング部は、所定のトルクによって前記第1ケーシング部に螺着されてなるガスセンサとすると良い。
本発明のガスセンサでは、第2ケーシング部が、所定のトルクによって第1ケーシング部に螺着されている。このため、第1ケーシング部及び第2ケーシング部によって、ガス検出素子あるいは保持部材を適切な押圧力で固定することができる。
次に、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施例1のガスセンサ100の側面視断面図である。このガスセンサ100は、図示しない排気管に取付けられ、排気中の酸素濃度を検出する酸素センサである。ガスセンサ100は、ガス検出素子120、保持部材130、ケーシング部材160、セパレータ190、ケーブルユニット170、グロメット185等を有する。
ケーシング部材160は、主体金具161、プロテクタ162、外筒部材163、及び螺着部材164を有している。
主体金具161はSUS430からなり、略円筒状に形成されている。この主体金具161の内周の先端側(図1において下側)には、後述する保持部材130の先端部130bと当接する内周段部161dが、後端側(図1において上側)向き拡径状のテーパをなして周設されている。さらに、主体金具161の内周の後端側には、雌ネジ161bが形成されている。また、この主体金具161の外周には、ガスセンサ100を図示しない排気管に取付けるためのネジ部161fが形成されている。
プロテクタ162は、SUS304Lからなり、略円筒状の筒体を2重に重ねた構造で、図示しない排気管内の排気をガスセンサ100の内部に導入するための通気孔162bを複数有している。このプロテクタ162は、主体金具161の先端部に固着されている。
外筒部材163は、SUS304Lからなり、略円筒状の筒体で、主体金具161の後端部に全周レーザ溶接され、ガス検出素子120の後端部やセパレータ190などを包囲している。
螺着部材164は、SUS430からなり、略円筒状の筒体で、その外周の先端側には、主体金具161の雌ネジ161bと螺合する雄ネジ164bが形成されている。さらに、この螺着部材164の後端側には、外周を六角形状とした工具係合部164cが形成されている。なお、螺着部材164には、保持部材130の後端部の外径よりも大きい内径を有する先端側貫通孔164dと、セパレータ190の先端部の外径よりも大きく且つ先端側貫通孔164dの内径よりも大きい内径を有する後端側貫通孔164eとが連なって形成されている。
ガス検出素子120は、積層型のガス検出素子であり、図示しないが、電極保護層、Ptを主成分とする検知電極、酸素イオン伝導性を有する固体電解質層、Ptを主成分とする基準電極、アルミナを主成分とする第1絶縁層、Ptを主成分とする発熱抵抗体、及びアルミナを主成分とする第2絶縁層が、順に積層されている。なお、ガス検出素子120を構成する固体電解質としては、例えば、Y2O3またはCaOを固溶させたZrO2が代表的なものであるが、それ以外のアルカリ土類金属または希土類金属の酸化物とZrO2との固溶体を使用しても良い。さらには、これにHfO2が含有されていても良い。
また、本実施例では、ガスセンサ100の軸線Cに沿う方向のうち、ガス検出素子120の先端部120b側を軸線方向先端側、その反対側を軸線方向後端側とし、他の実施例においても同様とする。
保持部材130は、アルミナを主成分とする絶縁性セラミックからなり、略円筒形状で、その軸線方向略中央部に径方向外向きに突出した鍔部130cを有している。この保持部材130は、ガス検出素子120を、自身の内部を挿通させた状態で保持している。具体的には、保持部材130の内部を挿通するガス検出素子120が、結晶化ガラス粉末を溶融し凝固させたガラスシール材135によって保持部材130に固着されている。
このような保持部材130は、先端部130bを主体金具161の内周段部161dに当接させた状態で、鍔部130cにおいて、主体金具161に螺着された螺着部材164によって、滑石充填層182及び金属製の環状パッキン181を介して先端側に押圧されている。これにより、ガス検出素子120を保持した保持部材130は、ケーシング部材160の内部に固定される。すなわち、螺着部材164が、滑石充填層182及び環状パッキン181を介して間接に、ガス検出素子120を保持した保持部材130を軸線方向先端側へ押圧すると共に、主体金具161が、直接に、ガス検出素子120を保持した保持部材130を軸線方向後端側へ押圧することによって、ガス検出素子120を保持した保持部材130を主体金具161内に固定している。
従って、本実施例のガスセンサ100では、ガス検出素子120を保持した保持部材130を、主体金具161に対し着脱可能に固定することができる。このようなガスセンサ100では、ガス検出素子120及び保持部材130を、容易に、且つ傷つけることなく主体金具161から取り出すことができ、ガス検出素子120及び保持部材130を再利用することも可能となる。また、上記のようにしてガス検出素子120を保持した保持部材130を固定するため、ケーシング部材160(主体金具161)を加締めるための加熱をする必要がなく、ケーシング部材160(主体金具161)が高温脆化してしまう虞もない。
さらに、本実施例のガスセンサ100では、螺着部材164を所定のトルク(具体的には、85Nm)で主体金具161に螺着している。このように、螺着部材164の締付けトルクを管理することによって、螺着部材164及び主体金具161によって、ガス検出素子120を保持した保持部材130を適切な押圧力で固定することができる。
なお、本実施例のガスセンサ100では、主体金具161が第1ケーシング部に、螺着部材164が第2ケーシング部に相当し、主体金具161の雌ネジ161bが第1ネジ部に、螺着部材164の雄ネジ164bが第2ネジ部に相当する。
ケーブルユニット170は、端子部材171と、この端子部材171を外部装置(例えば、ECU)に接続するリード線172とを有している。本実施例のガスセンサ100では、このケーブルユニット170が4本設けられており、これらの端子部材171が、ガス検出素子120に形成された図示しない4つの接続端子(具体的には、検知電極の端子、基準電極の端子、及び発熱抵抗体の通電用端子2つ)に各々接続されている。
セパレータ190は、アルミナを主成分とする絶縁性セラミックからなり、略円筒形状を有している。このセパレータ190の内部には、各ケーブルユニット170を挿入する4つの挿入孔191が軸線方向に貫通して形成されている。このため、各ケーブルユニット170をセパレータ190の挿入孔191内に挿入することにより、各ケーブルユニット170は、他のケーブルユニット170との電気的導通、及び他部材との電気的導通を防止することができる。
グロメット185は、フッ素系ゴムからなり、略円柱状で、リード線170を挿通する4つの貫通孔185bを有している。このグロメット185は、各貫通孔185b内に各リード線172を挿通させた状態で、外筒部材163の後端部163cに密着しつつ、外筒部材163の後端開口部163bを閉塞している。このようにして、各リード線172を外部に導出させつつ、外筒部材163の内部への浸水を防止している。
ここで、このようなガスセンサ100の製造方法について、図2〜図5を参照しつつ説明する。
まず、図2に示すように、主体金具161とプロテクタ162とを溶接により一体にする。次いで、ガス検出素子120をガラスシール材135により保持した保持部材130を、その軸線方向先端側から主体金具161の内部に挿入し、先端部130bを主体金具161の内周段部161dに当接させる(図3参照)。次いで、環状パッキン181、滑石充填層182となる滑石リングを順に主体金具161内に挿入し、保持部材130の鍔部130c上に載置する(図3参照)。その後、螺着部材164の工具係合部164cに図示しないトルクレンチを係合させて、所定のトルク(具体的には85Nm)で螺着部材164を主体金具161に螺着させる。これにより、滑石リングが圧縮充填されて滑石充填層182となり、図3に示すように、ガス検出素子120を保持した保持部材130が、適切な押圧力で固定される。
次いで、図3に示すように、各ケーブルユニット170をセパレータ190の各挿入孔191内に挿入し、端子金具171を各挿入孔191内に配置させた状態で、セパレータ190を螺着部材164内に挿入して、その先端面を保持部材130の後端面に当接させる。これにより、図4に示すように、各端子金具171が、ガス検出素子120の図示しない各接続端子(具体的には、検知電極の端子、基準電極の端子、及び発熱抵抗体の通電用端子2つ)に接続される。その後、予めケーブルユニット170を挿通させておいたリング部材184及びグロメット185を、この順にセパレータ190上に載置する(図5参照)。
次いで、図5に示すように、予めケーブルユニット170を挿通させておいた外筒部材163を、その先端部163dが主体金具161の工具係合部161gに当接するまで軸線方向先端側に移動させつつ、外筒部材163を主体金具161に嵌合させる。そして、外筒部材163の先端部163dを主体金具161に全周レーザ溶接することで、図1に示すガスセンサ100が完成する。このとき、グロメット185が外筒部材163の後端部163cに密着し、外筒部材163の後端開口部163bを閉塞する。
次に、本発明の実施例2にかかるガスセンサ200について説明する。図6は、ガスセンサ200の側面視断面図である。実施例1のガスセンサ100では、積層型のガス検出素子120を用いたが、本実施例2のガスセンサ200では、有底筒状のガス検出素子220を用いている。なお、このガスセンサ200も、実施例1のガスセンサ100と同様に、図示しない排気管に取付けられ、排気中の酸素濃度を検出する酸素センサである。
このガス検出素子220は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質からなり、先端部220bが閉塞された略円筒形状で、その軸線方向略中央部に径方向外向きに突出した鍔部220cを有している。さらに、このガス検出素子220の外側面220dと内側面220fには、PtあるいはPt合金を多孔質に形成した図示しない外側電極と内側電極が形成されている。なお、ガス検出素子220を構成する固体電解質としては、例えば、Y2O3またはCaOを固溶させたZrO2が代表的なものであるが、それ以外のアルカリ土類金属または希土類金属の酸化物とZrO2との固溶体を使用しても良い。さらには、これにHfO2が含有されていても良い。なお、このガス検出素子220の筒内には、固体電解質を早期活性させるために、棒状のヒータ221が配置されている。
このような有底筒状のガス検出素子220は、次のようにして、ケーシング部材260の内部に固定されている。なお、ケーシング部材260は、主体金具261、プロテクタ262、外筒部材263、及び螺着部材264を有している。主体金具261の軸線方向後端部内周には、雌ネジ261bが形成されており、螺着部材264の略軸線方向中央部外周には、主体金具261の雌ネジ261bに螺合する雄ネジ264bが形成されている。
ガス検出素子220は、主体金具261の内周段部261d上に環状のパッキン281を介して絶縁スリーブ286を載置し、さらに、この絶縁スリーブ286の段差部286b上に環状のパッキン287を配置した状態で、主体金具261の内部に挿入されている。このため、ガス検出素子220の鍔部220cが、絶縁スリーブ286の段差部286bに、パッキン287を介して間接に接触する。さらに、主体金具261の内部には、滑石充填層282が、ガス検出素子220の鍔部220c上で滑石粉末を圧縮充填させた形態で配置されている。
さらに、上記のように、ガス検出素子220等が内部に配置された主体金具261に対し、略円筒状の螺着部材264が螺着されている。これにより、ガス検出素子220は、その鍔部230cにおいて、螺着部材164によって、滑石充填層282を介して軸線方向先端側に押圧された状態で、ケーシング部材260内に固定される。すなわち、螺着部材164が、滑石充填層282を介して間接に、ガス検出素子220を軸線方向先端側へ押圧すると共に、主体金具261が、パッキン281、絶縁スリーブ286、及びパッキン287を介して間接に、ガス検出素子220を軸線方向後端側へ押圧することによって、ガス検出素子220を固定している。
従って、本実施例2のガスセンサ200では、ガス検出素子220を着脱可能に固定することができる。このようなガスセンサ200では、ガス検出素子220を、容易に、且つ傷つけることなく主体金具261から取り出すことができ、ガス検出素子220やヒータ221を再利用することも可能となる。また、上記のようにしてガス検出素子220を固定するため、ケーシング部材260(主体金具261)を加締めるための加熱をする必要がなく、ケーシング部材160(主体金具261)が高温脆化してしまう虞もない。
また、本実施例のガスセンサ200でも、螺着部材264を所定のトルク(具体的には、210Nm)で主体金具261に螺着している。このように、螺着部材264の締付けトルクを管理することによって、螺着部材264及び主体金具261によって、ガス検出素子220を適切な押圧力で固定することができる。
なお、本実施例のガスセンサ200でも、主体金具261が第1ケーシング部に、螺着部材264が第2ケーシング部に相当し、主体金具261の雌ネジ261bが第1ネジ部に、螺着部材264の雄ネジ264bが第2ネジ部に相当する。
以上において、本発明を実施例1,2に即して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1,2では、螺着部材164,264(第2ケーシング部)を主体金具161,261(第1ケーシング部)に螺着することによって、ガス検出素子120を保持する保持部材130、あるいはガス検出素子220を軸線方向に押圧して固定した。しかし、ガス検出素子あるいは保持部材を押圧する第1,第2ケーシング部は、螺着する形態に限定されるものではなく、第2ケーシング部を第1ケーシング部に対し着脱可能に固定する形態であれば良い。
実施例1にかかるガスセンサ100の側面視断面図である。 実施例1にかかるガスセンサ100の製造方法を説明する説明図である。 実施例1にかかるガスセンサ100の製造方法を説明する説明図である。 実施例1にかかるガスセンサ100の製造方法を説明する説明図である。 実施例1にかかるガスセンサ100の製造方法を説明する説明図である。 実施例2にかかるガスセンサ200の側面視断面図である。
符号の説明
100,200 ガスセンサ
120,220 ガス検出素子
130 包囲部材
160,260 ケーシング部材
161,261 主体金具(第1ケーシング部)
161b,261b 雌ネジ(第1ネジ部)
164,264 螺着部材(第2ケーシング部)
164b,264b 雄ネジ(第2ネジ部)

Claims (3)

  1. 軸線方向に延び、自身の先端側が被測定ガスに晒されるガス検出素子、及び
    上記ガス検出素子を包囲すると共に、当該ガス検出素子を固定するケーシング部材、
    を備えるガスセンサであって、
    上記ケーシング部材は、
    第1ケーシング部と、
    この第1ケーシング部に対し着脱可能に固定された第2ケーシング部と、を有し、
    上記第2ケーシング部が、直接にあるいは間接に、上記ガス検出素子あるいは上記ガス検出素子を保持する保持部材を上記軸線方向の先端側へ押圧すると共に、
    上記第1ケーシング部が、直接にあるいは間接に、上記ガス検出素子あるいは上記保持部材を上記軸線方向の後端側へ押圧することによって、上記ガス検出素子あるいは上記保持部材を固定してなる
    ガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサであって、
    前記第1ケーシング部は、自身の外周面あるいは内周面に形成された第1ネジ部を有し、
    前記第2ケーシング部は、自身の内周面あるいは外周面に形成され、上記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部を有し、
    上記第2ケーシング部を上記第1ケーシング部に螺着することによって、前記ガス検出素子あるいは前記保持部材を固定してなる
    ガスセンサ。
  3. 請求項2に記載のガスセンサであって、
    前記第2ケーシング部は、所定のトルクによって前記第1ケーシング部に螺着されてなる
    ガスセンサ。
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