JP2005158426A - 凍結防止装置 - Google Patents
凍結防止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005158426A JP2005158426A JP2003394103A JP2003394103A JP2005158426A JP 2005158426 A JP2005158426 A JP 2005158426A JP 2003394103 A JP2003394103 A JP 2003394103A JP 2003394103 A JP2003394103 A JP 2003394103A JP 2005158426 A JP2005158426 A JP 2005158426A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- hydrogen
- hydrogen pump
- fuel cell
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【課題】この発明は、燃料電池システムの水素ポンプの凍結を防止することができる凍結防止装置を提供することを課題とする。
【解決手段】凍結防止装置の制御部15は、システム停止時に温度センサ14により検出された水素ポンプ8の温度Tが例えば基準温度t1にまで低下すると、水素ポンプ8を所定時間だけ稼動し、これにより水素ポンプ8内に溜まった水分及び水分を含んだガスが水素ポンプ8の外部へ排出される。さらに、水素ポンプ8の温度Tが低下して基準温度t2〜tnに達するごとに、制御部15は水素ポンプ8を所定時間だけ稼動させる。
【選択図】図1
【解決手段】凍結防止装置の制御部15は、システム停止時に温度センサ14により検出された水素ポンプ8の温度Tが例えば基準温度t1にまで低下すると、水素ポンプ8を所定時間だけ稼動し、これにより水素ポンプ8内に溜まった水分及び水分を含んだガスが水素ポンプ8の外部へ排出される。さらに、水素ポンプ8の温度Tが低下して基準温度t2〜tnに達するごとに、制御部15は水素ポンプ8を所定時間だけ稼動させる。
【選択図】図1
Description
この発明は、凍結防止装置に係り、特に燃料電池システムの水素ポンプの凍結を防止する凍結防止装置に関する。
近年、水素と酸素の電気化学反応によって発電する燃料電池システムがエネルギー源として注目されている。このような燃料電池システムでは、システムの運転停止時に外気の温度が例えば氷点下にまで低下すると、燃料電池本体から排出されるガスの流路上に設けられた排出弁や逆止弁等の制御弁においてガス中の水分が凝縮して凍結あるいは残留している水分が凍結し、これらの制御弁の開閉制御ができなくなってしまうことがある。その場合、制御弁の凍結が解消されるまでシステムを始動することができず、システム始動までに相当の時間を要することとなる。
これに対し、例えば特許文献1に開示された燃料電池システムの始動制御装置では、排出弁や逆止弁等の制御弁を暖気ボックス内に配置すると共に、ポンプの下流と暖気ボックスとを接続する分流流路及びこの分流流路を流通・遮断する分流弁等を設け、制御弁の凍結時には、ポンプを駆動すると共に分流弁を開いてポンプで断熱圧縮したガスを分流流路を介して暖気ボックス内に供給し、これにより制御弁を加熱して解凍している。
しかしながら、外気温度が例えば氷点下にまで低下すると、例えば水素ポンプの内部に存在するガス中の水分もこのポンプ内で凍結し、制御弁の凍結時に水素ポンプを駆動しようとしても、水素ポンプ内で凍結した氷によりこのポンプを駆動できないことがある。このようにポンプを駆動することができないと、たとえ特許文献1に記載された暖気ボックスを用いても制御弁を加熱できず、システムの始動に相当の時間がかかってしまう。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、燃料電池システムの水素ポンプの凍結を防止することができる凍結防止装置を提供することを目的とする。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、燃料電池システムの水素ポンプの凍結を防止することができる凍結防止装置を提供することを目的とする。
この発明に係る凍結防止装置は、燃料電池システムの水素ポンプの凍結を防止する装置において、所定箇所の温度を検出するための温度検出手段と、燃料電池システムの運転停止時に、温度検出手段により検出された温度が予め設定された基準温度以下になると水素ポンプを稼動させてこの水素ポンプ内の水分及び水分を含んだガスを水素ポンプの外部へ排出する制御部とを備えるものである。
温度検出手段による温度が予め設定された基準温度以下になると、水素ポンプが稼動されて凍結のおそれがある水分及び水分を含んだガスが水素ポンプの外部へ排出されるため、外気温度が例えば氷点下にまで低下しても、水分の凍結に起因した水素ポンプの駆動不能状態を回避することができ、これにより水素ポンプを加熱する専用の加熱装置を設けなくても燃料電池システムは運転始動時に水素ポンプを容易に駆動することができる。
温度検出手段による温度が予め設定された基準温度以下になると、水素ポンプが稼動されて凍結のおそれがある水分及び水分を含んだガスが水素ポンプの外部へ排出されるため、外気温度が例えば氷点下にまで低下しても、水分の凍結に起因した水素ポンプの駆動不能状態を回避することができ、これにより水素ポンプを加熱する専用の加熱装置を設けなくても燃料電池システムは運転始動時に水素ポンプを容易に駆動することができる。
制御部は、互いに異なる複数の基準温度を有すると共に温度検出手段により検出された温度が各基準温度に達するごとに水素ポンプを所定時間だけ稼動させることが好ましい。
また、温度検出手段として、燃料電池システム内の温度を検出する温度センサを用いることができ、その場合、水素ポンプの温度を検出する温度センサを用いることができる。また、温度検出手段として、外気温度を検出する温度センサを用いることもできる。
また、水素ポンプは、回転式のポンプであることが好ましい。
また、温度検出手段として、燃料電池システム内の温度を検出する温度センサを用いることができ、その場合、水素ポンプの温度を検出する温度センサを用いることができる。また、温度検出手段として、外気温度を検出する温度センサを用いることもできる。
また、水素ポンプは、回転式のポンプであることが好ましい。
制御部による水素ポンプの稼動時に燃料電池システムの水素流路を大気開放することにより、このとき水素ポンプ内から排出される水分及び水分を含んだガスを燃料電池システムの外部へ排出することが好ましく、それに加えて、この水素ポンプの稼動時に燃料電池システムの水素流路に水素を供給するための水素タンクから水素ポンプ内に水素を流すことがより好ましい。
この発明の凍結防止装置によれば、所定箇所の温度を検出するための温度検出手段と、燃料電池システムの運転停止時に温度検出手段により検出された温度が予め設定された基準温度以下になると水素ポンプを稼動させてこの水素ポンプ内の水分及び水分を含んだガスを水素ポンプの外部へ排出する制御部とを備えたので、水素ポンプの凍結を防止することができ、これにより燃料電池システムを早期に始動することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に、この発明の実施の形態に係る凍結防止装置を備えた燃料電池システムの概略図を示す。このシステムは、水素と空気中の酸素の電気化学反応により発電する燃料電池本体(FCスタック)1を有しており、この本体1で発生した電力を車両等の駆動源として使用することができる。また、この燃料電池システムは、燃料電池本体1の水素極に水素を供給するための水素流路2と、燃料電池本体1の酸素極に空気(酸素)を供給するための空気流路3とを有している。
図1に、この発明の実施の形態に係る凍結防止装置を備えた燃料電池システムの概略図を示す。このシステムは、水素と空気中の酸素の電気化学反応により発電する燃料電池本体(FCスタック)1を有しており、この本体1で発生した電力を車両等の駆動源として使用することができる。また、この燃料電池システムは、燃料電池本体1の水素極に水素を供給するための水素流路2と、燃料電池本体1の酸素極に空気(酸素)を供給するための空気流路3とを有している。
水素流路2は、燃料電池本体1内を通って水素極に水素を供給するための本体側流路2aと、この本体側流路2aの供給側に接続された供給流路2bと、本体側流路2aの排出側に接続された排出流路2cとを有している。供給流路2bには、高圧水素タンク4が接続されると共にこのタンク4の下流に第1圧力調整弁5及び第2圧力調整弁6が配置されている。一方、排出流路2cには、燃料電池本体1内の圧力を調整するための背圧調整弁7が配置されており、その下流にルーツ型コンプレッサ等からなる水素ポンプ8が配置され、さらにこのポンプ8の下流にシャットオフ弁9が配置されている。なお、シャットオフ弁9の下流は大気開放されている。
また、供給流路2bと排出流路2cとの間には、燃料電池本体1、第2圧力調整弁6及び背圧調整弁7を迂回するバイパス路10が形成されており、このバイパス路10の途中にシャットオフ弁11が配置されている。また、水素ポンプ8の下流には、燃料電池本体1の本体側流路2aから排出流路2cへ排出される水素オフガスを水素ポンプ8により供給流路2bへ循環させるための循環流路12が形成されており、この循環流路12の途中には供給流路2bから排出流路2cへのガスの逆流を防止する逆止弁13が配置されている。
また、供給流路2bと排出流路2cとの間には、燃料電池本体1、第2圧力調整弁6及び背圧調整弁7を迂回するバイパス路10が形成されており、このバイパス路10の途中にシャットオフ弁11が配置されている。また、水素ポンプ8の下流には、燃料電池本体1の本体側流路2aから排出流路2cへ排出される水素オフガスを水素ポンプ8により供給流路2bへ循環させるための循環流路12が形成されており、この循環流路12の途中には供給流路2bから排出流路2cへのガスの逆流を防止する逆止弁13が配置されている。
ここで、水素ポンプ8には、この水素ポンプ8の温度を検出するための温度センサ14が取り付けられており、これら水素ポンプ8と温度センサ14とがそれぞれ制御部15に電気的に接続されている。この制御部15は互いに異なる複数の基準温度t1〜tnを有しており、ここでt1>t2・・・>tnとする。なお、これら制御部15と温度センサ14とからこの発明の凍結防止装置が構成されている。
同様にして、空気流路3も、燃料電池本体1内を通って酸素極に空気(酸素)を供給するための本体側流路3aと、この本体側流路3aの供給側に接続された供給流路3bと、本体側流路3aの排出側に接続された排出流路3cとを有しており、供給流路3bの上流と排出流路3cの下流は大気開放されている。これら供給流路3b及び排出流路3cの途中には加湿モジュール16が配置されている。また、供給流路3bには、加湿モジュール16の上流にルーツ型コンプレッサ等からなるエアポンプ17が配置されている。一方、排出流路3cには、加湿モジュール16の上流に燃料電池本体1内の圧力を調整するための背圧調整弁18が配置されている。
なお、通常運転時には、水素流路2における第1圧力調整弁5及び第2圧力調整弁6が開かれると共に背圧調整弁7の開度が調整され、シャットオフ弁9及びバイパス路10のシャットオフ弁11が閉じられる。また、空気流路3における背圧調整弁18の開度が調整される。
この通常運転時には、水素流路2において高圧水素タンク4から供給流路2bに供給された水素が第1圧力調整弁5及び第2圧力調整弁6を経て所定の圧力に調整されて本体側流路2aへ供給されると同時に、空気流路3においてエアポンプ17により空気が供給流路3bを通って本体側流路3aに供給され、このように燃料電池本体1内へ供給された水素と空気中の酸素とが電気化学反応することにより電力が発生される。このとき、水素流路2において、燃料電池本体1から排出流路2cに排出された水素オフガスの一部は水素ポンプ8により循環流路12を通って供給流路2bに循環される。これにより水素オフガス中に含まれる未使用の水素が循環されて燃料電池本体1内で再使用される。
この通常運転時には、水素流路2において高圧水素タンク4から供給流路2bに供給された水素が第1圧力調整弁5及び第2圧力調整弁6を経て所定の圧力に調整されて本体側流路2aへ供給されると同時に、空気流路3においてエアポンプ17により空気が供給流路3bを通って本体側流路3aに供給され、このように燃料電池本体1内へ供給された水素と空気中の酸素とが電気化学反応することにより電力が発生される。このとき、水素流路2において、燃料電池本体1から排出流路2cに排出された水素オフガスの一部は水素ポンプ8により循環流路12を通って供給流路2bに循環される。これにより水素オフガス中に含まれる未使用の水素が循環されて燃料電池本体1内で再使用される。
次に、燃料電池システムの運転が停止される際には、それに先立って、水素流路2における第2圧力調整弁6及び背圧調整弁7が閉じられると共に第1圧力調整弁5、シャットオフ弁9及びバイパス路10のシャットオフ弁11が開かれて、高圧水素タンク4からバイパス路10を介して水素ポンプ8内に燃料電池本体1内を通していない乾燥した水素が流されて掃気される。その後、第1圧力調整弁5及びシャットオフ弁9が閉じられてシステムが停止される。従って、システム停止時は、図1に示されるように、第1圧力調整弁5、第2圧力調整弁6、背圧調整弁7及びシャットオフ弁9が閉じられ、バイパス路10のシャットオフ弁11が開かれている。
このように掃気した後にシステムが停止されても、燃料電池システム内の温度が低下するにつれて、水素流路2における水素ポンプ8内のガスに含まれる水分が凝縮してこの水素ポンプ8内に溜まるが、このシステム停止時において凍結防止装置の制御部15は、温度センサ14により検出された水素ポンプ8の温度Tが例えば基準温度t1にまで低下すると、水素ポンプ8を所定時間だけ稼動し、これにより水素ポンプ8内に溜まった水分及び水分を含んだガスが水素ポンプ8の外部へ排出される。このとき、バイパス路10、水素ポンプ8、循環流路12とから閉回路が形成され、水素ポンプ8により断熱圧縮されたガスがこの閉回路内を循環するので、水素ポンプ8内の乾燥が促進される。
さらに、水素ポンプ8の温度Tが低下して基準温度t2〜tnに達するごとに、制御部15は水素ポンプ8を所定時間だけ稼動させる。
さらに、水素ポンプ8の温度Tが低下して基準温度t2〜tnに達するごとに、制御部15は水素ポンプ8を所定時間だけ稼動させる。
このように凍結防止装置により、低温状態に凍結のおそれのある水分や水分を含んだガスが水素ポンプ8の外部に排出されるため、外気温度が例えば氷点下にまで低下しても、水分の凍結に起因した水素ポンプ8の駆動不能状態を回避することができる。従って、低温環境下でも燃料電池システムはその運転始動時に水素ポンプ8を容易に駆動することができ、これにより燃料電池システム内の暖気動作等を行ってこのシステムを早期に始動することができる。
また、制御部15は複数の基準温度t1〜tnを有し、水素ポンプ8の温度Tがシステムの運転により高温状態になった後にシステム停止により次第に低下して基準温度t1〜tnのいずれかの値に達するごとに水素ポンプ8を所定時間だけ稼動させるため、水素ポンプ8内の水分や水分を含んだガスをこのポンプ8の外部へ効率よく排出することができる。
なお、上述の実施の形態において、制御部15は、温度センサ14による水素ポンプ8の温度Tが基準温度t1〜tnのいずれかの値に達して水素ポンプ8を稼動する際あるいは稼動後に、所定時間シャットオフ弁9を開いて大気開放することにより、このとき水素ポンプ8内から排出流路2cへ排出される液化した水分及び水分を含んだガスを燃料電池システムの外部へ排出することができる。このように低温環境下で凍結するおそれのある水分及び水分を含んだガスを燃料電池システムの外へ排出すれば、凍結のおそれがなくなり、システムの始動をより早期に行うことが可能となる。
また、このように水素ポンプ8を稼動する際にシャットオフ弁9を大気開放する場合、制御部15はさらに燃料電池システムの第1圧力調整弁5を開いて高圧水素タンク4から水素を供給するようにしてもよい。このようにすれば、高圧水素タンク4から供給された水素がバイパス路10を介して水素ポンプ8内に流されて、水素ポンプ8内の乾燥をより促進することができる。
また、このように水素ポンプ8を稼動する際にシャットオフ弁9を大気開放する場合、制御部15はさらに燃料電池システムの第1圧力調整弁5を開いて高圧水素タンク4から水素を供給するようにしてもよい。このようにすれば、高圧水素タンク4から供給された水素がバイパス路10を介して水素ポンプ8内に流されて、水素ポンプ8内の乾燥をより促進することができる。
また、図2に示されるように、燃料電池システムの水素流路2において燃料電池本体1を迂回するバイパス路を省略することもできる。この場合には、水素流路2における第1圧力調整弁5、第2圧力調整弁6、背圧調整弁7及びシャットオフ弁9を開いて水素流路2全体を掃気した後、第1圧力調整弁5及びシャットオフ弁9を閉じてシステムを停止し、さらにシステム停止後に温度センサ14による水素ポンプ8の温度Tが基準温度t1〜tnのいずれかの値に達すると制御部15が水素ポンプ8を所定時間だけ稼動するようにしても、水分及び水分を含んだガスを水素ポンプ8から排出することができ、上述の実施の形態と同様の効果が得られる。
さらに、このようにバイパス路を省略した場合、水素ポンプ8の稼動時に、上述のように制御部15によりシャットオフ弁9を開いて大気開放すれば、水素ポンプ8から排出された水分及び水分を含んだガスを燃料電池システムの外部へ排出でき、さらに第1圧力調整弁5も開いて高圧水素タンク4から水素ポンプ8へ水素を流すことにより、水素ポンプ8内の乾燥を促進することもできる。
さらに、このようにバイパス路を省略した場合、水素ポンプ8の稼動時に、上述のように制御部15によりシャットオフ弁9を開いて大気開放すれば、水素ポンプ8から排出された水分及び水分を含んだガスを燃料電池システムの外部へ排出でき、さらに第1圧力調整弁5も開いて高圧水素タンク4から水素ポンプ8へ水素を流すことにより、水素ポンプ8内の乾燥を促進することもできる。
また、上述の実施の形態において、制御部15は互いに異なる複数の基準温度t1〜tnを有していたが、その代わりに、1つの基準温度toのみを有して温度センサ14による水素ポンプ8の温度Tがこの基準温度toにまで低下した際に、水素ポンプ8を稼動するようにしても、水分及び水分を含んだガスを水素ポンプ8から排出することができる。
また、水素ポンプ8の温度を検出する温度センサ14の代わりに、温度検出手段として、例えば燃料電池本体1、弁及び配管などの燃料電池システム内の温度を検出する温度センサや、外気温度を測定する温度センサを用いることができる。
また、上述の実施の形態のように、水素ポンプ8としてルーツ型コンプレッサ等の回転式のポンプを使用すると、水切れがよく、水分及び水分を含んだガスを水素ポンプ8から効率よく排出することができる。
また、上述の実施の形態のように、水素ポンプ8としてルーツ型コンプレッサ等の回転式のポンプを使用すると、水切れがよく、水分及び水分を含んだガスを水素ポンプ8から効率よく排出することができる。
なお、上述の実施の形態における凍結防止装置と燃料電池システムが、バッテリ駆動型のシステムで、1つのバッテリを共用する場合には、燃料電池システムの運転始動時などに要する充電容量を確保するため、凍結防止装置の制御部15は、バッテリの充電容量に応じて水素ポンプ8の稼動時間や、このポンプ8の回転数などを制御することが好ましい。
また、凍結防止装置を燃料電池システムに一体に設けてもよいが、上述の実施の形態のように、凍結防止装置を燃料電池システムから独立して設ければ、温度センサによる所定箇所の温度が基準温度にまで低下して水素ポンプ8を駆動する際に、停止している燃料電池システム全体を稼動させる必要がないので、省エネ効果が得られる。
また、凍結防止装置を燃料電池システムの停止時にだけ作動させるようにすれば、より高い省エネ効果が得られる。
また、凍結防止装置を燃料電池システムの停止時にだけ作動させるようにすれば、より高い省エネ効果が得られる。
1 燃料電池本体、2 水素流路、2a,3a 本体側流路、2b,3b 供給流路、2c,3c 排出流路、3 空気流路、4 高圧水素タンク、5 第1圧力調整弁、6 第2圧力調整弁、7,18 背圧調整弁、8 水素ポンプ、9,11 シャットオフ弁、10 バイパス路、12 循環流路、13 逆止弁、14 温度センサ、15 制御部、16 加湿モジュール、17 エアポンプ。
Claims (8)
- 燃料電池システムの水素ポンプの凍結を防止する装置において、
所定箇所の温度を検出するための温度検出手段と、
燃料電池システムの運転停止時に、前記温度検出手段により検出された温度が予め設定された基準温度以下になると水素ポンプを稼動させてこの水素ポンプ内の水分及び水分を含んだガスを水素ポンプの外部へ排出する制御部と
を備えることを特徴とする凍結防止装置。 - 前記制御部は、互いに異なる複数の基準温度を有すると共に前記温度検出手段により検出された温度が各基準温度に達するごとに前記水素ポンプを所定時間だけ稼動させることを特徴とする請求項1に記載の凍結防止装置。
- 前記温度検出手段は、燃料電池システム内の温度を検出する温度センサであることを特徴とする請求項1または2に記載の凍結防止装置。
- 前記温度検出手段は、水素ポンプの温度を検出する温度センサであることを特徴とする請求項3に記載の凍結防止装置。
- 前記温度検出手段は、外気温度を検出する温度センサであることを特徴とする請求項1または2に記載の凍結防止装置。
- 水素ポンプは、回転式のポンプであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の凍結防止装置。
- 前記制御部による水素ポンプの稼動時に燃料電池システムの水素流路を大気開放することにより、このとき水素ポンプ内から排出される水分及び水分を含んだガスを燃料電池システムの外部へ排出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の凍結防止装置。
- 前記制御部による水素ポンプの稼動時に、燃料電池システムの水素流路に水素を供給するための水素タンクから水素ポンプ内に水素を流すことを特徴とする請求項7に記載の凍結防止装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394103A JP2005158426A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 凍結防止装置 |
DE102004055728A DE102004055728A1 (de) | 2003-11-20 | 2004-11-18 | Brennstoffzellensystem |
US10/993,975 US20050112424A1 (en) | 2003-11-20 | 2004-11-19 | Fuel cell system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003394103A JP2005158426A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 凍結防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005158426A true JP2005158426A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34720275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003394103A Withdrawn JP2005158426A (ja) | 2003-11-20 | 2003-11-25 | 凍結防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005158426A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007066485A1 (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システムおよびその停止方法 |
JP2008077959A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP2008210766A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-09-11 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池の電槽化成方法 |
JP2009158379A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 |
JP2010108757A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの停止方法 |
WO2011110911A1 (en) | 2010-03-09 | 2011-09-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | High pressure gas supply system and fuel cell system |
EP3021402A1 (en) * | 2014-11-14 | 2016-05-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system and fuel cell system control method |
JP2016091971A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
CN105609827A (zh) * | 2014-11-14 | 2016-05-25 | 丰田自动车株式会社 | 燃料电池系统及该系统内的流体的排出方法 |
JP2016208726A (ja) * | 2015-04-24 | 2016-12-08 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システムの制御方法 |
KR101755936B1 (ko) * | 2015-12-11 | 2017-07-07 | 현대자동차주식회사 | 연료전지 시스템 및 제어 방법 |
US10312535B2 (en) | 2015-09-03 | 2019-06-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system including control of rotation speed of a gas pump |
-
2003
- 2003-11-25 JP JP2003394103A patent/JP2005158426A/ja not_active Withdrawn
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007157489A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システムおよびその停止方法 |
DE112006003136T5 (de) | 2005-12-05 | 2008-10-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi | Brennstoffzellensystem und Verfahren zu seiner Abschaltung |
WO2007066485A1 (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システムおよびその停止方法 |
KR101035319B1 (ko) * | 2005-12-05 | 2011-05-20 | 도요타 지도샤(주) | 연료전지시스템 및 그 정지방법 |
US7964316B2 (en) | 2005-12-05 | 2011-06-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system and method of stopping the same |
DE112006003136B4 (de) | 2005-12-05 | 2023-04-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brennstoffzellensystem und Verfahren zu seiner Abschaltung |
JP2008210766A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-09-11 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池の電槽化成方法 |
JP2008077959A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
US8394546B2 (en) * | 2007-12-27 | 2013-03-12 | Nissan Motor Co., Ltd. | Fuel cell system and control method thereof |
JP2009158379A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 |
JP2010108757A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの停止方法 |
JP2011185357A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Toyota Motor Corp | 高圧ガス供給システムと燃料電池システム |
US9343754B2 (en) | 2010-03-09 | 2016-05-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | High pressure gas supply system and fuel cell system |
DE112011100838T5 (de) | 2010-03-09 | 2013-01-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hochdruckgaszufuhrsystem und Brennstoffzellensystem |
WO2011110911A1 (en) | 2010-03-09 | 2011-09-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | High pressure gas supply system and fuel cell system |
DE112011100838B8 (de) | 2010-03-09 | 2018-08-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hochdruckgaszufuhrsystem und Brennstoffzellensystem |
JP2016091971A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
US10629927B2 (en) | 2014-11-14 | 2020-04-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system and method for discharging fluid in the system |
EP3021402A1 (en) * | 2014-11-14 | 2016-05-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system and fuel cell system control method |
CN105609827A (zh) * | 2014-11-14 | 2016-05-25 | 丰田自动车株式会社 | 燃料电池系统及该系统内的流体的排出方法 |
JP2016096018A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システムおよび該システム内の流体の排出方法 |
JP2016096057A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システムの制御方法、燃料電池システム |
US10074865B2 (en) | 2014-11-14 | 2018-09-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system and fuel cell system control method |
JP2016208726A (ja) * | 2015-04-24 | 2016-12-08 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システムの制御方法 |
US10312535B2 (en) | 2015-09-03 | 2019-06-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system including control of rotation speed of a gas pump |
US10461348B2 (en) | 2015-12-11 | 2019-10-29 | Hyundai Motor Company | Fuel cell system and method of controlling the same |
KR101755936B1 (ko) * | 2015-12-11 | 2017-07-07 | 현대자동차주식회사 | 연료전지 시스템 및 제어 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5273415B2 (ja) | 燃料電池システム及び燃料電池システムにおける始動時制御方法 | |
US7455920B2 (en) | Fuel cell system | |
JP3870665B2 (ja) | 燃料電池システム | |
US9190679B2 (en) | Fuel cell system | |
KR101124990B1 (ko) | 연료전지 셧다운 방법 | |
US20050112424A1 (en) | Fuel cell system | |
EP2202835B1 (en) | Fuel cell system | |
WO2007066485A1 (ja) | 燃料電池システムおよびその停止方法 | |
JP2009117385A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2004039526A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2002246053A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2005158426A (ja) | 凍結防止装置 | |
WO2007094380A1 (ja) | 燃料電池システム | |
JP5168814B2 (ja) | 燃料電池システム、および燃料電池システムを搭載する車両 | |
JP2005251576A (ja) | 燃料電池システムおよびこれを搭載する移動体 | |
JP2005158282A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2007035517A (ja) | 燃料電池システム及び凍結防止方法 | |
US20090004520A1 (en) | Heat Retention and Heating of Reaction Gas in Fuel Cell System | |
JP2004214085A (ja) | 燃料電池の加湿システム | |
JP2006309975A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2007184199A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2003178778A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2007305519A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2009016295A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2004234965A (ja) | 燃料電池システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070206 |