JP2005155672A - 変速機のシンクロ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】二段入り現象を低減するとともに、スリーブストローク短縮によるシフト荷重の低減及び省スペース化を図る。
【解決手段】変速装置のシンクロ機構であり、シンクロスリーブ8は長さの長い複数の第1スリーブスプライン24と、長さの短い複数の第2スリーブスプライン26を有しておりシンクロスリーブ8をドグギヤ14方向に移動すると、第2スリーブスプライン26に対し、第1スリーブスプライン24が先行して移動する事で、先行する寸法だけスリーブストロークを短縮する事ができるだけではなく、二段入り現象も低減できる。また、シンクロスリーブ8のスライドストロークを短縮する事でシフトレバーのレバー比を大きくとることができ、シフト荷重を低減できる。シフト終了時にドグギヤ14とシンクロスリーブ8の長さの短い第2スリーブスプライン26との間にクリアランスがあるように設定されており、これによりギヤ抜けを防止する事ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、手動変速機(マニュアルトランスミッション)のシンクロ機構に関する。
一般的に手動変速機は複数段の変速ギヤ列を有しており、シフトレバーによって変速段を切り替えて各段のギヤを噛み合いさせることにより、エンジンの動力を走行条件に応じて変換して取り出し、車輪を駆動している。このような手動変速機においては、ギヤの噛み合い状態を切り替えて変速する際に、変速を迅速且つ容易に行うために、シンクロ機構を備えている。
シンクロ機構の一般的な作動原理は、シンクロスリーブがシンクロリング(シンクロナイザーリング)を押すことによって同期荷重を発生させ、差回転のあった変速ギヤとシンクロスリーブの回転を同期させる。その後、役割を終えたシンクロリングはシンクロスリーブによって掻き分けられる。
次に、シンクロスリーブはドグギヤ(クラッチギヤ)を掻き分けるのであるが、シンクロスリーブがすり抜けた後のシンクロリングは同期荷重を発生しないため、シンクロスリーブがドグギヤに接触する間に差回転が生じること(同期崩れ)がある。同期崩れが発生した場合、シンクロスリーブとドグギヤの緩衝により不快な振動が発生する。これを一般的に二段入り又は二段モーションという。
この二段入りを防止する技術として、例えば特許第2658539号公報に記載されているように、ドグスプラインのチャンファ形状を片チャンファ形状にする技術が知られている。
この特許公報に記載されたシンクロ機構によると、ドグスプラインのチャンファ形状を片チャンファ形状にすることにより、シンクロスリーブがシンクロリングを掻き分けてからドグギヤに接触するまでのタイミングを短縮し、二段入りのフィーリングを低減している。
特開平9−21429号公報に記載されたシンクロ機構では、シンクロスリーブによるシンクロリングの掻き分けとドグギヤの掻き分けを最適化し、二段入りが発生しないような機構にするために調整環という新たな部品を追加している。しかし、この部品追加のためにコストアップになる。
特開平7−63229号公報に記載されたシンクロ機構では、シンクロスリーブに段差を設けることにより、シンクロリングの掻き分けとドグギヤの掻き分けの設定を最適化している。しかし、シンクロスリーブの中央部分の径が小さくなっているため、生産性上効率が悪くコストアップになる。
特開2003−28194号公報に記載されたシンクロ機構では、シンクロリングに形成したスプライン(歯)を3ピッチとばして配列している。しかし、加速時又は減速時には、全歯ある場合と比較して1/3の歯数しか当たらないことになり、総歯数が少ない場合シンクロリングの歯(スプライン)の強度に問題がある。
特開平7−190092号公報に記載されたシンクロ機構では、スリーブスプラインとドグスプラインのかかり方で軸方向(ストローク方向)に長くかかるスプライン(歯)と短くかかるスプライン(歯)が混在する。この場合、長くかかるスプラインは短くかかるスプラインに比べて剛性が低くなるため、短くかかるスプラインに力が集中し、ドグギヤが抜けやすくなる可能性がある。
特許第2658539号公報 特開平9−21429号公報 特開平7−63229号公報 特開2003−28194号公報 特開平7−190092号公報
しかし、ドグスプラインの片チャンファ形状に代表される従来のシンクロ機構においては、シフトアップ時の二段入りの低減には効果があるが、スリーブストロークは短縮されないため、シフトレバーのシフト荷重の低減や省スペース化の効果はない。
よって、本発明の目的は、二段入りを低減できるとともにスリーブストローク短縮によるシフト荷重の低減及び省スペース化を達成可能な変速機のシンクロ機構を提供することである。
請求項1記載の発明によると、変速機のシンクロ機構であって、回転軸に固定されその外周に複数のハブスプラインの形成されたシンクロハブと、その内周に前記ハブスプラインに嵌合する複数の第1及び第2スリーブスプラインを有し、前記シンクロハブに回転不能且つ軸方向摺動可能に取り付けられたシンクロスリーブと、前記回転軸に相対回転可能に支持された変速ギヤと該変速ギヤの側面に固定されその外周に複数のドグスプラインが形成されたドグギヤと、前記シンクロスリーブと前記ドグギヤとの間に設けられその外周に複数のリングスプラインの形成されたシンクロリングと、前記第1スリーブスプラインの軸方向先端部に形成された、前記ドグスプライン掻き分けのための第1スリーブチャンファと、前記第2スリーブスプラインの軸方向先端部に形成された、前記シンクロリングと同期させるための第2スリーブチャンファと、前記ドグスプラインの軸方向先端部に形成された、前記第1スリーブチャンファと当接し得るドグスプラインチャンファと、前記リングスプラインの軸方向先端部に形成された、前記第2スリーブチャンファと当接し得るリングスプラインチャンファとを具備し、前記第1スリーブチャンファの先端は前記第2スリーブチャンファの先端よりも前記シンクロリング方向に向けて軸方向に所定距離突出しており、前記シンクロリングは前記第1スリーブチャンファと係合しない位置で前記第2スリーブチャンファと係合同期し、変速完了後、前記第2スリーブスプラインと前記ドグスプラインとの間にクリアランスがあるように設定されていることを特徴とする変速機のシンクロ機構が提供される。
請求項2記載の発明によると、第2スリーブスプラインがハブスプラインとの間にもクリアランスがあるように形成されている変速機のシンクロ機構が提供される。
請求項3記載の発明によると、第2スリーブチャンファは片面チャンファで、且つチャンファ面の向きが隣接する一対の第2スリーブスプラインで互い違いになるように形成されている。
そして、片面チャンファが形成された側の第2スリーブスプラインとドグスプラインの間にはクリアランスが設定されており、片面チャンファが形成されていない側の第2スリーブスプラインはドグスプラインに当接するように形成されている。
請求項1記載の発明によると、第1スリーブチャンファの先端がシンクロリングを掻き分ける第2スリーブチャンファの先端よりも先行しているため、第1スリーブスプラインがドグスプラインに早く噛み込むことができるので、スリーブストロークの短縮化を図ることができる。
スリーブストロークが短縮されることによって同一のシフトストロークにおけるシフトレバーのレバー比が大きくとれ、シフト荷重を低減できる。更に、第2スリーブスプラインとドグスプラインとの間にはクリアランスがあるように設定されているため、シンクロ負荷を低減することができ、このこともシフト荷重の低減に寄与する。
また、シンクロリングに当接してこれを掻き分ける第2スリーブチャンファより最初にドグスプラインに噛み込む第1スリーブチャンファが先行しているため、シンクロ同期後の同期崩れに起因する二段入り現象を低減できる効果も有する。
さらに、シフトストロークが短縮されることによって、シフト終了時のシンクロハブとシンクロスリーブのかかり代を減少させることなく、シンクロハブの幅を短縮することが可能となり、シンクロ機構の構成部品の幅を短縮することによってトランスミッション全長の短縮化を図ることができる。
請求項2記載の発明によると、第2スリーブスプラインをハブスプラインとの間にもクリアランスがあるように形成することにより、シンクロスリーブの製造方法が簡易化され、コストダウンにつながる。
請求項3記載の発明によると、片面チャンファが形成された側の第2スリーブスプラインとドグスプラインの間にクリアランスがあるように設定することにより、かかり代の短い第2スリーブスプラインでドグスプラインを駆動することがないため、変速完了後のギヤ抜け(スプライン抜け)を防止することができる。
図1を参照すると、本発明実施形態の変速機のシンクロ機構2の断面図が示されている。図2は図1のII−II線で断面した状態の各スプラインの平面視形状を模式図的に示す図である。シンクロ機構2は回転軸4に固定的に取り付けられたシンクロハブ6と、シンクロハブ6に回転不能且つ軸方向摺動可能に取り付けられたシンクロスリーブ8を含んでいる。
10は変速ギヤであり、ニードルベヤリング12を介して回転軸4に回転可能に取り付けられている。シンクロ機構2は更に、変速ギヤ10に溶接等により固定されたドグギヤ(クラッチギヤ)14と、シンクロスリーブ8とドグギヤ14との間に設けられたシンクロリング(シンクロナイザーリング)16を含んでいる。
シンクロリング16は、シンクロスリーブ8のドグギヤ14側の端部に、回転方向の遊びを適当に許容されながらシンクロスリーブ8と一体回転しうるように設けられており、シンクロスリーブ8がスライド駆動されてドグギヤ14に結合する際にシンクロスリーブ8とドグギヤ14の同期を仲介する。
図2に示すように、シンクロハブ6の外周には複数のハブスプライン(歯)20が形成されている。一方、シンクロスリーブ8の内周には複数の第1スリーブスプライン(歯)24,24´と複数の第2スリーブスプライン(歯)26が形成されている。
シンクロスリーブ8の第1及び第2スリーブスプライン24,26がシンクロハブ6のハブスプライン20に嵌合することにより、シンクロスリーブ8はシンクロハブ6に対して回転不能且つ軸方向摺動可能に取り付けられる。
符号22はシンクロハブ6に一体的に形成されたストッパーであり、シンクロスリーブ8が右方向に摺動したとき、長さの短い第1スリーブスプライン24´がこのストッパー22に当接することにより、シンクロスリーブ8のシンクロハブ6からの脱落が防止される。
図3に示すように、第1スリーブスプライン24は一対のハブスプライン20の間にほとんど隙間なく嵌合しているが、第2スリーブスプライン26の一方の側面とハブスプライン20との間には所定のクリアランス(ギャップ)25が設けられている。
ドグギヤ14の外周には複数のドグスプライン(歯)32が形成されており、シンクロリング16の外周には複数のリングスプライン36が形成されている。第1スリーブスプライン24の軸方向先端部にはドグスプライン32掻き分けのための第1スリーブチャンファ28が形成されている。第1スリーブチャンファ28は左右対称の一対の傾斜面(チャンファ面)28a,28bからなる両面チャンファである。
第2スリーブスプライン26の軸方向先端部にはシンクロリング16と同期させるための第2スリーブチャンファ30が形成されている。第2スリーブチャンファ30は一つの傾斜面(チャンファ面)30a又は30bからなる片面チャンファである。
隣接する一対の第2スリーブスプライン26において、第2スリーブチャンファ30の傾斜面30a,30bの傾斜方向は互い違いになるように設定されている。第2スリーブチャンファ30は、破線で示すように第1スリーブチャンファ28と同一形状の第2スリーブスプライン26の先端部を切り欠いて形成される。
第1スリーブチャンファ28の先端は第2スリーブチャンファ30の先端よりもシンクロリング16方向に向けて軸方向に所定距離S1突出(先行)している。この突出量S1は約0.5mm程度である。
シンクロリング16の外周に形成されたリングスプライン36の軸方向先端部には、第2スリーブチャンファ30と当接可能なリングスプラインチャンファ38が形成されている。リングスプラインチャンファ38は、左右対称の一対の傾斜面(チャンファ面)38a,38bからなる両面チャンファである。
同様に、ドグギヤ14の外周に形成されたドグスプライン32の軸方向先端部には第1スリーブチャンファ28と当接可能なドグスプラインチャンファ34が形成されている。ドグスプラインチャンファ34は、左右対称の一対の傾斜面(チャンファ面)34a,34bからなる両面チャンファである。図3において、S2はシンクロスリーブ8のストローク量であり、約7.7mmである。
図4を参照すると、シンクロスリーブ8の内周に形成された第1スリーブスプライン24及び第2スリーブスプライン26の配列の一例が示されている。第2スリーブスプライン26については、第2スリーブチャンファ30の傾斜面30a,30bの傾斜の方向が異なる一対の第2スリーブスプライン26がスプライン対26Aとして隣接して配置されており、このスプライン対26Aが合計12個円周方向に配置されている。
図5を参照して、第2スリーブスプライン26の逃がし形状について説明する。本実施形態では、第2スリーブスプライン26とドグスプライン32及びハブスプライン20との間にそれぞれクリアランスC1,C2が設けられており、C1及びC2とも約0.2〜0.3mm程度である。
このように第2スリーブスプライン26をドグスプライン32及びハブスプライン20の双方から逃がすことにより、シンクロスリーブ8の製造が容易となり、コストダウンとなる。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ドグスプライン32に短くかかる第2スリーブスプライン26をドグスプライン32から逃がすことにより、不完全なかかり代となる第2スリーブスプライン26には動力伝達をさせないようにするのが一つの特徴であるため、第2スリーブスプライン26とハブスプライン20との間にはクリアランスを必ずしも設ける必要はない。
図6はシンクロスリーブ8が完全に左方向に摺動した状態(インギア終了状態)を示しており、このとき「a」は約2.4mm、「b」は約1.5mmである。このようにドグスプライン32に短くかかる第2スリーブスプライン26をドグスプライン32から逃がして動力伝達させないように設定することにより、ギヤ抜けを効果的に防止することができる。
次に、図1及び図7(A)〜(D)を参照して、本実施形態のシンクロ機構2の動作について説明する。図1及び図7(A)は中立状態(ニュートラル状態)を示している。この中立状態からシフトアップ時の動作について説明する。シンクロスリーブ8及びシンクロハブリング16は図7(A)〜図7(D)で矢印R方向に回転しているものとする。
シンクロスリーブ8が中立状態からドグギヤ14側に駆動されると、まず、環状スプリング18によって、シンクロリング16がドグギヤ14側へ駆動されて、シンクロリングのテーパ面16aがドグギヤ14のテーパ面14aと接触するようになる。
シンクロスリーブ8が移動するにしたがって、シンクロリング16が押圧されて、シンクロリング16のテーパ面16aがドグギヤ14のテーパ面14aに強く圧接されるようになる。この圧接力が、シンクロリング16をドグギヤ14に回転同期させるシンクロ力として働く。
シフトアップ時には、シンクロリング16がシンクロスリーブ8よりも先に加速されるので、シンクロリング16のリングスプライン36は、シンクロスリーブ8の第2スリーブスプライン26に対して円周方向に先行する。
よって、シンクロスリーブ8がドグギヤ14側へ更に移動すると、図7(B)に示すように、第2スリーブチャンファ30の下向きの傾斜面30bがリングチャンファ38の上向きの傾斜面38aに当接して、シンクロスリーブ8がシンクロリング16を押圧しながら、シンクロスリーブ8の第2スリーブスプライン26はシンクロリング16のリングスプライン36に噛み込む。
このときには、シンクロリング16がドグギヤ14と同期回転するようになっているので、シンクロリング16と一体回転するシンクロスリーブ8もドグギヤ14と回転同期する。
このように、シンクロスリーブ8とドグギヤ14が回転同期した時点で、シンクロスリーブ8の第1スリーブスプライン24は第2スリーブスプライン26よりも先行しているため、図7(C)に示すように、第1スリーブスプライン24がドグスプライン32に接触する。
さらに、シンクロスリーブ8が移動すると、第1スリーブチャンファ28がドグスプラインチャンファ34に当接した後、図7(D)に示すように第1及び第2スリーブスプライン24、26がドグスプライン32に噛み込んで、シンクロスリーブ8とドグギヤ14との結合が完了する。
図7(A)〜図7(D)において、a線はシフト終了、b線はシンクロスリーブ8がドグギヤ14に接触、c線はシンクロスリーブ8がシンクロリング16に接触(ボーク)、e線はニュートラル状態をそれぞれ示している。
本実施形態においては、第2スリーブスプライン26のチャンファ30が形成されていない側がドグスプライン32に当接しているので、シンクロスリーブ8の駆動力は全ての第1スリーブスプライン24及び一つおきの第2スリーブスプライン26を介して、ドグギヤ14に伝達される。
第2スリーブスプライン26のチャンファ30が形成されている側とドグスプライン32との間にはギャップが形成されているので、かかり代の小さい第2スリーブスプライン26を介しては動力伝達は行われず、ギヤ抜けを効果的に防止することができる。
本発明実施形態のシンクロ機構の断面図である。 図1のII-II線で断面した各スプラインの平面視形状を模式的に示す図である。 各スプラインに形成されたチャンファ形状を説明する図である。 シンクロスリーブの内周に形成された第1及び第2スリーブスプラインの配列の一例を示す図である。 第2スリーブスプラインとドグスプライン及びハブスプラインとの間のクリアランスを説明する図である。 第1及び第2スリーブスプラインとドグスプラインとの間のかかり代を説明する図である。 図7(A)〜図7(D)は本発明実施形態のシンクロ機構の動作を説明する図である。
符号の説明
2 シンクロ機構
4 回転軸
6 シンクロハブ
8 シンクロスリーブ
10 変速ギヤ
14 ドグギヤ(クラッチギヤ)
16 シンクロリング(シンクロナイザーリング)
20 ハブスプライン
24 第1スリーブスプライン
26 第2スリーブスプライン
28 第1スリーブチャンファ
30 第2スリーブチャンファ
32 ドグスプライン
34 ドグスプラインチャンファ
36 リングスプライン
38 リングスプラインチャンファ

Claims (3)

  1. 変速機のシンクロ機構であって、
    回転軸に固定されその外周に複数のハブスプラインの形成されたシンクロハブと、
    その内周に前記ハブスプラインに嵌合する複数の第1及び第2スリーブスプラインを有し、前記シンクロハブに回転不能且つ軸方向摺動可能に取り付けられたシンクロスリーブと、
    前記回転軸に相対回転可能に支持された変速ギヤと
    該変速ギヤの側面に固定されその外周に複数のドグスプラインが形成されたドグギヤと、
    前記シンクロスリーブと前記ドグギヤとの間に設けられその外周に複数のリングスプラインの形成されたシンクロリングと、
    前記第1スリーブスプラインの軸方向先端部に形成された、前記ドグスプライン掻き分けのための第1スリーブチャンファと、
    前記第2スリーブスプラインの軸方向先端部に形成された、前記シンクロリングと同期させるための第2スリーブチャンファと、
    前記ドグスプラインの軸方向先端部に形成された、前記第1スリーブチャンファと当接し得るドグスプラインチャンファと、
    前記リングスプラインの軸方向先端部に形成された、前記第2スリーブチャンファと当接し得るリングスプラインチャンファとを具備し、
    前記第1スリーブチャンファの先端は前記第2スリーブチャンファの先端よりも前記シンクロリング方向に向けて軸方向に所定距離突出しており、
    前記シンクロリングは前記第1スリーブチャンファと係合しない位置で前記第2スリーブチャンファと係合同期し、
    変速完了後、前記第2スリーブスプラインと前記ドグスプラインとの間にクリアランスがあるように設定されていることを特徴とする変速機のシンクロ機構。
  2. 前記第2スリーブスプラインは前記ハブスプラインとの間にもクリアランスがあるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の変速機のシンクロ機構。
  3. 前記第2スリーブチャンファは片面チャンファで、且つチャンファ面の向きが隣接する一対の第2スリーブチャンファで互い違いになるように形成されており、該片面チャンファが形成された側の前記第2スリーブスプラインと前記ドグスプラインの間には前記クリアランスが設定されており、該片面チャンファが形成されていない側の前記第2スリーブスプラインは前記ドグスプラインに当接することを特徴とする請求項1又は2記載の変速機のシンクロ機構。
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