JP2005154137A

JP2005154137A - 二層受け桁クライミングクレーン

Info

Publication number: JP2005154137A
Application number: JP2003425882A
Authority: JP
Inventors: Mitsuharu Komada; 充治駒田
Original assignee: Industrial Leasing Corp
Current assignee: Industrial Leasing Corp
Priority date: 2003-11-20
Filing date: 2003-11-20
Publication date: 2005-06-16
Anticipated expiration: 2023-11-20
Also published as: JP4217970B2

Abstract

【課題】建築工事でフローアークライミングを行いクレーンを出来上がった階へ、クレーンのベースを移設する時、クレーンの荷重とモーメントを支える梁に強度が不足する場合、補強の柱、ブレースを取付て上下階の梁へ荷重、モーメントを分散しているが、これらの補強はクライミング後撤去と手直し作業が発生し、取付、取外しはクレーンが使えず危険であり、これらを解決する為の安全で安価なクライミング方法を提供する。
【解決手段】本発明は、建築物の躯体が出来上がると上階へ移設する、クライミングクレーン９を支えるマスト８の下端と接合するマスト受け台１に、上下階の二層でクレーンの荷重とモーメントを支える上桁２と下桁３を設け、荷重とモーメントを上下階の梁５と６に分散した、二層受け桁クライミングクレーン。
【選択図】図４

Description

この発明は、建築物の躯体が出来上がり順次上階へ移設する、クライミングクレーンと躯体との固定方法に関する物で、荷重とモーメントが二層階の梁に分散する事で、躯体の梁、柱に掛かる負担を軽減した、クライミングクレーンである。

従来、コンクリート製建築物はフロアークライミングを行うには荷重とモーメントを受けるに梁の強度が不足する為、フロアークライミングの採用が進まず、建物の側面から水平ステーでマストを支持し、沢山のマストを継ぎ足す度に、水平ステーの危険な作業は避けられなでいる。

建築工事でフローアークライミングを行いクレーンを出来上がった階へ、クレーンのベースを移設する時、図２に示すようにクレーンの荷重とモーメントを支える梁に強度が不足する場合、補強の柱、ブレースを取付て上下階の梁へ荷重、モーメントを分散しているが、これらの補強はクライミング後撤去と手直し作業が発生し、取付、取外しはクレーンが使えず危険であり、安全で安価なクライミング方法が望まれるていた。

図１，３，４，５に示すように建築物の躯体が出来上がると上階へ移設する、クライミングクレーン（９）を支えるマスト（８）の下端と接合するマスト受け台（１）に、上下階の二層でクレーンの荷重とモーメントを支える上桁（２）と下桁（３）を設け、荷重とモーメントを上下階の梁（５）と（６）に分散した、二層受け桁クライミングクレーン。

図６に示すようにクライミングクレーン（９）を支えるマスト（８）の下端と接合するマスト受け台（１）に、上桁（２）と下桁（３）を設け、躯体の梁（５）梁（６）との接合部に弾性材（７）を設け荷重とモーメント分散した、請求項１の二層受け桁クライミングクレーン。

図５に示すようにクライミングクレーン（９）を支えるマスト（８）の下端と接合するマスト受け台（１）を分割可能とし、最上階でマスト（８）が少ない時、又は組立時梁が一層しかない時に、下桁（３）のみでクレーンの荷重とモーメントを支える、請求項１の二層受け桁クライミングクレーン。

この発明の二層受け桁クライミングクレーンの利点は、次の通りである。
▲１▼躯体の上下階の梁に二層に分散し、クレーンの荷重、モーメントが作用するので梁の補強が不要でコストが掛からず、躯体へ与える影響も無くなる。
▲２▼クレーンを建築物の中央寄りに設置出来る為、作業効率が良くなり、吊り能力が小さくて済み、コストダウンとなる。
▲３▼高所作業が少なく、躯体の中での作業となり安全である。

本発明は、図１，３，４，５に示すように、建築物の躯体が出来上がると上階へ移設するクライミングクレーンを支えるマストの下端に上下の受け桁を持つマスト受け台を設け、荷重、モーメントを支える躯体の上下階の二層の梁に、受け桁を接合し躯体の梁に掛かる負担を上下階に分散し軽減した、二層受け桁クライミングクレーン。

図１，３，４，に示すように建築物の躯体が出来上がると上階へ移設する、クライミングクレーン（９）を支えるマスト（８）の下端と接合するマスト受け台（１）に、上下階の二層でクレーンの荷重、モーメントを支える上桁（２）と下桁（３）を設け、上階へマスト受け台（１）を引き上げる時は折り畳み桁（１５）を折り畳み、開口部を通過後ボルトで繋ぎ、梁（５）（６）の上桁（２）下桁（３）の接合部の階高さを測定し誤差をシムライナーで調整し、アンカーボルト（１２）かんざし（１１）で固定し、荷重、モーメントを上下階の梁（５）と（６）に分散した、二層受け桁クライミングクレーン。

図６、に示すようにクライミングクレーン（９）を支えるマスト（８）の下端と接合するマスト受け台（１）に、上下階の二層でクレーンの荷重、モーメントを支える上桁（２）と下桁（３）を設け、マスト受け台（１）の上桁（２）下桁（３）と、躯体の梁（５）（６）との接合部に荷重センサーを持った弾性材（７）を設け、クレーンの作業時に上桁（２）下桁（３）に掛かる荷重、モーメントを測定し、梁（５）（６）への荷重の配分をシムライナー（１７）で調整する、請求項１の二層受け桁クライミングクレーン。

図３，５に示すようにクライミングクレーン（９）を支えるマスト（８）の下端と接合するマスト受け台（１）を分割可能とし、組立時、梁が一層しか無い時上桁（２）は折り畳み、躯体が出来上がったら折り畳み桁（１５）を上桁（２）にセットし、最上階でマスト（８）が少ない時は下桁（３）のみで、クレーンの荷重、モーメントを支える、請求項１の二層受け桁クライミングクレーン。

この二層受け裄クライミングクレーンは、コンクリート製の超高層建設工事に最適であり、建築物の中央寄りにクレーンを設置する事でクレーンの作業効率はよくなり、鉄骨製梁でも利用が出来る。

実施例１，２，３を示す立面の一部カット図である。従来のクレーンを示す立面図である。実施例１，２，３を示す平面の一部カット図である。実施例１，２，３を示す側面の一部カット図である実施例３を示す側面の一部カット図である。実施例２，を示す側面の一部カット図である。

付号の説明

１、・・・マスト受け台
２、・・・上桁
３、・・・下桁
４、・・・荷重センサー
５、６、・・梁
７、・・・弾性材
８、・・・マスト
９、・・・クライミングクレーン
１１、・・かんざし
１２、・・アンカーボルト
１３、・・ナット
１４、・・ヒンジ
１５、・・折り畳み桁
１６、・・スラブ
１７，・・シムライナー
１８、・・補強材

Claims

建築物の躯体が出来上がり順次、上階へ設置部を移設する、クライミングクレーン（９）を支えるマスト（８）の下端と接合するマスト受け台（１）に、上下の二層階でクレーンの荷重とモーメントを支える上裄（２）と下桁（３）を設け、上下階の梁（５）（６）に荷重とモーメントを分散する事を特徴とした、二層受け桁クライミングクレーン。
クライミングクレーン（９）を支えるマスト（８）の下端と接合するマスト受け台（１）に設けた、上桁（２）下桁（３）と躯体の梁（５）（６）との接合部に弾性材（７）を設けた、請求項１の二層受け桁クライミングクレーン。
クライミングクレーン（９）を支えるマスト（８）の下端と接合するマスト受け台（１）を分割可能としマスト数が少ない時、下桁（３）のみでクレーンの荷重とモーメントを支える、請求項１の二層受け桁クライミングクレーン。