JP2005152972A - レーザ加工装置 - Google Patents

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【課題】 ミラーの熱変形による曲率変化を抑え、ワーク上に集光されたレーザビームのビーム径の変化を低減できるレーザ加工装置を得るものである。また、ミラーもしくはレンズの冷却能力を高め、ミラーの熱破壊を防止するレーザ加工装置を得るものでもある。
【解決手段】 透過型ミラー51の側面と水冷フランジ52とミラーホルダー53とOリング56,57,58にて囲まれた冷却水経路59を設け、水冷フランジ52に設けられた冷却水入口54から冷却水を入水し、冷却水は透過型ミラー51の側面に接した冷却水経路59のA点に達し、そこから2つの経路に分かれ、透過型ミラー51の側面に接し透過型ミラー51の側面を直接冷却しながら透過型ミラー51の円周上を、一方はB点を通過しD点に到達し、もう一方はC点を通過しD点に到達する。D点に到達した冷却水は水冷フランジ52に設けられた冷却水出口55から排水される。
【選択図】 図4

Description

本発明はレーザ加工装置におけるミラーの冷却構造に関するものである。
図7は従来のレーザ加工装置の全体構成を示す該略図である。レーザ加工装置はレーザ発振器、加工ヘッド、および該レーザ発振器から該加工ヘッドまでレーザビームを導く光学系からなっている。図7において、2は励起媒質、3は全反射ミラー、4は部分反射ミラーで、1は励起媒質2を全反射ミラー3と部分反射ミラー4とで挟むことにより光共振器を構成しレーザビームを出射するレーザ発振器である。5aは発振器内のレーザビーム、5bはレーザ発振器から出射されたレーザビームである。11はコリメーションミラー、7aは収差を抑えるために小さな角度でコリメーションミラー11にレーザビーム5bを入射させるための平面反射ミラー、6はレーザ発振器1から出射されたレーザビーム5bをコリメート光(平行光)に変換するためのコリメーションミラー11および平面反射ミラー7aからなるコリメーション装置である。5cはコリメーション装置6により変換されてなるコリメート光、7bはコリメート光5cを反射してその光路の向きを90度変換させる平面反射ミラーである。コリメーション装置6および平面反射ミラー7bが前記光学系にあたる。8は平面反射ミラー7bにより反射されたコリメート光5cが入射される加工ヘッドである。9は加工ヘッド内に設けられた集光レンズ、10は被加工物、14はNC(Numerical Control:数値制御)装置である。また、NC装置14により駆動制御される駆動機構(図示省略)も備えている。
次に動作について説明する。全反射ミラー3および部分反射ミラー4からなる光共振器の内部でレーザ共振が起こると、その一部は部分反射ミラー4からレーザ発振器1の外部にレーザビーム5bとなって射出される。このレーザ発振器1の外部に射出されたレーザビーム5bは、コリメーション装置6を通過し、平面反射ミラー7bで反射されて90度方向を変え、加工ヘッド8の集光レンズ9に入射し、集光レンズ9により集光されて被加工物10に照射される。被加工物10上に集光され照射されたレーザビームは、NC装置14により制御される駆動機構(図示せず)によって被加工物10上を任意に移動され、被加工物10を所望の形状に加工する。
図8はレーザ加工装置で使用される反射型ミラーの一般的な冷却構造を示す構造図である。ここで、反射型ミラーはレーザ光を透過しないで使用するミラーとする。図8において、5はレーザビーム、22は支持台、23は支持台22に取り付けられたミラー取り付けブロック、24はミラーを周辺で支持するミラーホルダー、25は反射型ミラー、26は冷却水を通水する経路を内部に設けミラー25をレーザ光入射面とは反対の面である裏面から冷却するミラー押さえ、27はミラー押さえ26の取り付けネジ、28は複数設けられた調整用引ネジ、29は複数設けられた調整用押ネジ、31は調整用引ネジ28の部分でミラーホルダー24とミラー取り付けブロック23の間に設けられたバネ、30aはミラー押さえ26に設けられた冷却水入口、30bは冷却水出口である。
冷却水を冷却水入り口30aから注入しミラー押さえ26中に冷却水を通水し冷却水出口30bから排出することで、まずミラー押さえ26を直接冷却し、ミラー押さえ26と裏面にて密着したミラー25を裏面から間接的に冷却する構造である。(例えば、特許文献1参照)図7の従来のレーザ加工装置においては、反射型ミラーである全反射ミラー3、平面反射ミラー7a・7b、コリメーションミラー11がこの冷却構造を用いている。
特開平8−257782号公報(段落0002〜0003、図17)
図9はレーザ加工装置で使用される透過型ミラーもしくはレンズの一般的な冷却構造を示す構造図である。ここで、透過型ミラーはレーザ光を透過して使用するミラーとする。図9において5はレーザビーム、42は透過型ミラー、44はミラー42を周辺部で支持するミラー押さえ、46は水冷(図示せず)されミラーを周辺部で冷却するミラー冷却板、45は透過型ミラー42をミラー冷却板46に圧着させるためのOリングである。ミラー冷却板46にミラー42を接触させることによって間接的にミラー42を冷却する構造である。(例えば、特許文献2参照)図7の従来のレーザ加工装置においては、透過型ミラーもしくはレンズである部分反射ミラー4、集光レンズ9がこの冷却構造を用いている。
特開平3−257979号公報(3頁左段、図3)
図8で示された従来の反射型ミラーの冷却構造では、ビームが照射されるミラーの表面が熱を持つ一方、ミラーの裏面は冷却される。そのためミラーの表裏に温度勾配が生じ、ミラーに反りが発生し、ミラーの曲率が変化する。これにより、ミラーを用いてレーザビームを増幅したり(例えば全反射ミラー3)、伝送したり(例えば平面反射ミラー7a、7b)、偏向したり、コリメートしたり(例えばコリメーションミラー11)、集光したりする場合において、レーザビームの発散角に意図しない変化を生じさせることになる。
その結果、ワーク上に集光されたレーザビームのビーム径が所望の値から外れ、レーザビームを用いた切断、穴あけ、溶接等の加工ができないといった不具合が発生することがある。そしてこのミラーの熱変形よる曲率変化は、ミラーに照射されるレーザビームのパワーの変化や、ミラーの素材の違いから生ずるレーザビーム吸収率の差異による、ミラーの温度変化に依存し制御することが困難であった。
図9で示された従来の透過型ミラーもしくはレンズの冷却構造では、ミラーを間接的に冷却する構造であるため、透過型ミラー42とミラー冷却板46の間の接触熱抵抗によって冷却効果が減少する上、透過型ミラーではミラー42と冷却板46の接触面積を大きくとることが困難なためさらに冷却が不十分となり、ミラーの熱変形が生じ、ミラーの曲率が変化する。
これにより反射型ミラーと同様に、ミラーを用いてレーザビームを増幅したり(例えば部分反射ミラー4)、伝送したり、偏向したり、コリメートしたり、集光したり(例えば集光レンズ9)する場合において、レーザビームの発散角に意図しない変化を生じさせることになり、ワーク上に集光されたレーザビームのビーム径が所望の値から外れ、レーザビームを用いた切断、穴あけ、溶接等の加工ができないといった不具合が発生する。また、冷却が不十分なため、高出力のレーザ光の場合にはミラーそのものが熱暴走し破壊する危険がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ミラーもしくはレンズの熱変形による曲率変化を抑え、安定した加工を実現できるレーザ加工装置を得るものである。また、ミラーもしくはレンズの冷却能力を高め、ミラーもしくはレンズの熱破壊を防止するレーザ加工装置を得るものでもある。
本発明に係るレーザ加工装置においては、レーザ加工装置に配置されたミラーと、前記ミラーを冷却する冷却手段を備え、前記冷却手段は、前記ミラーのレーザビーム入射面と、前記入射面と反対側の裏面と、前記入射面と前記裏面との間の側面との3面において、前記側面を冷却するものである。
本発明は、レーザ加工装置に配置されたミラーの冷却手段が該ミラーの側面を冷却することで、ミラーの表面と裏面の温度勾配を低減し、それによりミラーの熱変形による曲率変化を低減できる。このため、ワーク上に集光されたレーザビームのビーム径の変化を抑制でき、安定したレーザ加工ができる。
実施の形態1.
図1は、本発明を実施するための実施の形態1におけるレーザ加工装置のミラー冷却手段の横断面を示すものである。本形態のレーザ加工装置の基本的な構成は図7と同様であるが、反射型ミラーであるレーザ発振器1内の全反射ミラー3、レーザ発振器1から加工ヘッド8までレーザビームを導く光学系内の平面反射ミラー7、コリメーションミラー11の冷却手段のいずれかもしくは全てに、図1に示した冷却手段を適用したものである。もちろん本発明に係るミラー冷却手段の適用は、全反射ミラー3、平面反射ミラー7、コリメーションミラー1に限定されるものではなく、レーザ加工装置に配置された反射型ミラー全てに適用可能である。図1(a)はレーザがミラーに照射される前の状態で、図1(b)はレーザが照射されている状態で、ミラー断面中の温度分布およびそれに伴うミラーの熱変形による曲率変化を示している。
図1において、71は反射型ミラー、72は反射型ミラー71の側面のみと接して反射型ミラー71を保持し冷却水が通水できるミラーの冷却手段であるミラー冷却ホルダー、73はミラー冷却ホルダーに冷却水を通水する冷却水入口、74はミラー冷却ホルダーに通水した冷却水を排水する冷却水出口である。77はミラー押さえであり、反射型ミラー71の裏面の周辺部以外を空気中に暴露させるように大きな穴が開きミラー71の裏面周辺部のみと接して全反射ミラー71を保持している。75はレーザ光、76はミラー断面中の温度分布を表す等温曲線を模式的に示したものである。図1(b)において、レーザ光75の反射型ミラー71による反射後の点線は理想的なビーム発散角で、実線はミラー71の曲率変化によるビーム発散角が変化したときの例である。本発明は上記のような構成を採用することにより、ミラーの側面を冷却し裏面を冷却しない構造とすることができる。
これに対し、図2に従来の冷却構造でのミラー表面、裏面の温度分布およびそれに伴うミラーの熱変形による曲率変化を示した。図2(a)はレーザがミラーに照射される前の状態で、図2(b)はレーザが照射されている状態を示している。図1と同一部分は同一符号を付して説明は省略する。図2において、72はミラー冷却ホルダーでミラー71の側面および裏面に接してミラー71を保持している。レーザ光75がミラー71に照射すると、ミラー表面がビームによって熱せられる一方、ミラー裏面は冷却媒体によって冷却される。これにより、表裏の温度差が大きくなり等温曲線76は表から裏にわたって図2(b)に示すように密な状態となり温度勾配がきつくなる。従って、温度勾配が大きいためミラーの体積膨張の表裏差も大きくなり、図2(b)に示したとおりミラーの熱変形による曲率変化も大きくレーザビームの発散角の変化も大きくなる。
一方、本発明に係る冷却手段では、ミラーの側面を冷却し、ミラーの裏面(反射面とは逆の面)は冷却しない構造としたため、従来の冷却構造と比較してミラーの表裏の温度差が小さく、図1(b)に示したとおり等温曲線76の間隔は表から裏にわたって疎な状態となり温度勾配が緩やかとなる。従って、温度勾配が緩やかなためミラーの体積膨張の表裏差が少なくなり、図1(b)に示したとおり図2(b)に比較してミラーの熱変形による曲率変化を低減でき、レーザビームの発散角の変化も小さくなる。これにより、ワーク上に集光されたレーザビームのビーム径の変化を抑制でき、安定したレーザ加工ができる。
本実施の形態では、ミラーの裏面は外気中に曝した状態にて冷却しない構成としたが、図3のようにミラーの裏面を断熱性の良い材料78(例えば、セラミックやグラスウール等)にて覆っても良い。外気中に曝した状態では空気の対流により僅かながらもミラー裏面の温度は低下するので、ミラー裏面を断熱材にて覆うことで更にミラー裏面の温度低下を防止でき、図1の構成よりも更にミラーの熱変形を低減することができる。もちろん、他の実施の形態においても反射型ミラーの冷却を実施する場合は、断熱材でミラー裏面を覆うことにより同様の効果が得られることは言うまでもない。
実施の形態2.
図4は、本発明を実施するための実施の形態2におけるレーザ加工装置のミラー冷却手段を示すものである。図4(a)は横断面図、図4(b)は正面図である。本形態のレーザ加工装置の基本的な構成は図7と同様であるが、反射型ミラーまたは透過型ミラーもしくはレンズであるレーザ発振器1内の全反射ミラー3、部分反射ミラー4、前記光学系内の平面反射ミラー7、コリメーションミラー11、加工ヘッド8内の集光レンズ9のいずれかもしくは全ての冷却手段に、図4に示した冷却手段を適用したものである。もちろん本発明に係るミラー冷却手段の適用は、全反射ミラー3、平面反射ミラー7、コリメーションミラー1に限定されるものではなく、レーザ加工装置に配置された反射型ミラーまたは透過型ミラーもしくはレンズ全てに適用可能である。本実施の形態は実施の形態1と同様にミラーの側面を冷却し、裏面は冷却しない構造であるが、冷却能力の向上も可能としたものである。
図4において、51は透過型ミラー、52は透過型ミラー51の側面に冷却水を通水する経路の一部を構成しかつ冷却水の入水および出水の経路を備えOリングを介して透過型ミラー51を保持する水冷フランジ、53は透過型ミラー51の側面に冷却水を通水する経路の一部を構成しOリングを介して透過型ミラー51を保持するミラーホルダー、54は水冷フランジ52に設けられた冷却水入口、55は水冷フランジ52に設けられた冷却水出口、56は透過型ミラー51とミラーホルダー53の隙間から冷却水が洩れ出すことを防ぐOリング、57は透過型ミラー51と水冷フランジ52の隙間から冷却水が漏れ出すことを防ぐOリング、58はミラーホルダー53と水冷フランジ52の隙間から冷却水が漏れ出すことを防ぐOリング、59は透過型ミラー51と水冷フランジ52とミラーホルダー53とOリング56,57,58にて囲まれた冷却水経路である。水冷フランジ52およびミラーホルダー53とも透過型ミラー51のレーザビーム5の入射面と出射面または裏面を露出させる必要があるので、開口した形状となっている。また、冷却媒体は水を代表として記述したが、水以外の熱伝達に優れる媒体(オイル、エチレングリコール、またはこれらの混合物等)でも良い。上記図4の説明では51を透過型ミラーとしたが、反射型ミラーもしくはレンズに置き換えても同様の作用効果が得られる。
次に動作について図4(b)を参照し説明する。水冷フランジ52に設けられた冷却水入口54から冷却水が入水され、透過型ミラー51の側面に接した冷却水経路59のA点に達し、そこから2つの経路に分かれ、透過型ミラー51の側面に接し透過型ミラー51の側面を直接冷却しながら透過型ミラー51の円周上を、一方はB点を通過しD点に到達し、もう一方はC点を通過しD点に到達する。D点に到達した冷却水は水冷フランジ52に設けられた冷却水出口55から排水される。このような冷却手段を用いることにより、透過型ミラー51の側面のみを冷却水により直接冷却することができる。
本実施の形態においては、もともと裏面の冷却を行っていた全反射ミラー3、平面反射ミラー7、コリメーションミラー11等の反射型ミラーに適用することにより側面のみの冷却を行うことができ、実施の形態1と同様の効果が得られる。さらに、実施の形態1では、図8に示したような従来の冷却手段に比べミラー冷却ホルダー72(図8ではミラー押さえ26にあたる)とミラーとの接触面積が小さくなり冷却能力が低減する可能性があったが、実施の形態1では冷却水による間接冷却であったものを、本実施の形態では冷却水による直接冷却を実施することにより実施の形態1より更に冷却効果が向上しミラーの熱変形を更に低減できる。これにより、ワーク上に集光されたレーザビームのビーム径の変化を更に抑制でき、更に安定したレーザ加工ができる。
また、部分反射ミラー4、集光レンズ9等の透過型ミラーもしくはレンズにおいては、図9に示したような従来の冷却構造はミラーを間接的に冷却する構造であるため、ミラーと冷却板の間の接触熱抵抗によって冷却効果が減少する上、ミラーと冷却板の接触面積を大きくとることが困難なためさらに冷却が不十分であったが、本実施の形態においてはミラーを直接冷却することにより接触熱抵抗の問題も解消され冷却効果の向上ができる。これにより、ミラーもしくはレンズの熱変形による曲率変化を抑え、安定した加工を実現でき、また高出力レーザ光の使用によってもミラーもしくはレンズの熱破壊を防止することができる。
本実施の形態を示す図4では、ミラーの側面は平面にて形成されているが、例えば図5(a)のようにUの字の溝を形成したり図5(b)のように複数のスリットを設けたりしても良い。このようにミラー側面に凹凸形状を施すことにより、側面の表面積が大きくなり冷却水との接触面積が増えることにより冷却効果を向上させることができる。
実施の形態3
図6は、本発明を実施するための実施の形態3におけるレーザ加工装置のミラー冷却手段を示すものである。図6(a)は横断面図、図6(b)は正面図である。本実施の形態は実施の形態2の変形例である。図6において、61は透過型ミラー、65は透過型ミラー61の内部の周辺部に円状に設けた冷却水経路、62は透過型ミラー51の側面と接し透過型ミラー51を保持しかつ透過型ミラー51に設けられた冷却水経路65に冷却水を入水および排水する経路を備えたミラーホルダー、63は透過型ミラー51の周辺部と接し透過型ミラー51を保持するミラー押さえ、64は透過型ミラー61をミラー押さえ63に密着・固定するためのOリングである。動作については実施の形態2とほぼ同様であり、図6(b)において、冷却水入口→A点→B点→D点→冷却水出口、という経路と、冷却水入口→A点→C点→D点→冷却水出口、という経路の2つの経路を冷却水が通ることにより、ミラー周辺部をミラー内部からミラーに直接接して冷却するものである。上記図6の説明では61を透過型ミラーとしたが、実施の形態2と同様に反射型ミラーもしくはレンズに置き換えても同様の作用効果が得られる。
本実施の形態では、ミラー内部に形成された冷却水経路を設ける構造であるため、ミラーの周辺を直接冷却することにより実施の形態2と同等の効果が得られると共に、実施の形態2に比べて水洩れの心配が少なく、またOリングの数の低減といったミラーホルダー等の周辺構造が簡素化できる。
本発明の実施の形態1に基づくミラー冷却構造の横断面図とミラー熱変形図。 従来のミラー冷却構造の横断面図とミラー熱変形図。 ミラー裏面を断熱材で覆ったミラー冷却構造の横断面図。 本発明の実施の形態2に基づくミラー冷却構造を示す構成図。 ミラー側面を凹凸形状としたミラー冷却構造の横断面図。 本発明の実施の形態3に基づくミラー冷却構造を示す構成図。 従来のレーザ加工装置を示す構成図。 従来の反射型ミラーの冷却構造図。 従来の透過型ミラーの冷却構造図。
符号の説明
1 レーザ発振器、 6 コリメーション装置、 7 平面反射ミラー、 8 加工ヘッド、 51 透過型ミラー、 52 水冷フランジ、 53 ミラーホルダー、 59 冷却水経路、 61 透過型ミラー、 62 ミラーホルダー、 63 ミラー押さえ、 65 冷却水路、 71 反射型ミラー、 72 ミラー冷却ホルダー、 77 ミラー押さえ

Claims (8)

  1. レーザ発振器と、
    前記レーザ発振器から出力されたレーザビームを被加工物へ照射する加工ヘッドと、
    前記レーザ発振器から前記加工ヘッドへとレーザビームを導く光学系と、
    前記レーザ発振器と前記加工ヘッドと前記光学系の少なくともいずれか1つに配置された反射型ミラーと、
    前記反射型ミラーを冷却する冷却手段とを備え、
    前記冷却手段は、
    前記反射型ミラーのレーザビーム入射面と、前記入射面と反対側の裏面と、前記入射面と前記裏面との間の側面との3面のうち、前記側面を冷却するものであることを特徴とする、
    レーザ加工装置。
  2. 前記反射型ミラーの側面を冷却する手段は、
    冷却媒体が前記反射型ミラーの側面に接する冷却手段であることを特徴とする、
    請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記冷却手段は、
    前記反射型ミラー側面と前記反射型ミラーを保持するミラー保持部材とに囲まれたミラー円周上に冷却媒体経路を設け、
    該冷却媒体経路に冷却媒体を流し前記反射型ミラーを冷却するものであることを特徴とする、
    請求項2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記反射型ミラー側面に凹凸形状を形成したことを特徴とする、
    請求項3に記載のレーザ加工装置。
  5. レーザ発振器と、
    前記レーザ発振器から出力されたレーザビームを被加工物へ照射する加工ヘッドと、
    前記レーザ発振器から前記加工ヘッドへとレーザビームを導く光学系と、
    前記レーザ発振器と前記加工ヘッドと前記光学系の少なくともいずれか1つに配置された反射型ミラーと、
    前記反射型ミラーを冷却する冷却手段とを備え、
    前記冷却手段は、
    反射型ミラー内部の周辺部に円状の冷却媒体経路を設け、
    該冷却媒体経路に冷却媒体を流し前記反射型ミラーを冷却するものであることを特徴とする、
    レーザ加工装置。
  6. 前記反射型ミラーの裏面を空気中に暴露したことを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載のレーザ加工装置。
  7. 前記反射型ミラーの裏面を断熱材にて覆ったことを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載のレーザ加工装置。
  8. 前記反射型ミラーを透過型ミラーもしくはレンズに置き換えたことを特徴とする、
    請求項2〜5のいずれかに記載のレーザ加工装置。
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