JP2005149618A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Yuichi Shin
勇一 新
Seino Ikenaka
清乃 池中
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Konica Minolta Opto Inc
コニカミノルタオプト株式会社
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Abstract

【課題】高密度光ディスクとDVDとCDとの互換性を有し、光量確保と色収差補正を両立した光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】本発明の光ピックアップ装置は、ビームスプリッターと光源との間に、第1発散角変換素子と第2発散角変換素子のうち少なくとも一方が配置され、対物光学素子の光学面は屈折面のみで構成される。第1発散角変換素子は第1光情報記録媒体上の第1集光スポットの色収差を抑える第1回折構造を有し、第2発散角変換素子は、波長λ2及びλ3の出射光束の発散角度を共に入射時点より小さくすると共に波長λ2の出射光束の発散角度を波長λ3の出射光束の発散角度よりも小さくして出射する第2回折構造を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関する。
近年、波長400nm程度の青色レーザー光を用いることにより光情報記録媒体(光ディスク)の記録密度を高め、記憶容量を大きくしたいわゆる高密度光ディスクの研究・開発が進められている。
高密度光ディスクの規格としては、例えば、対物レンズの像側開口数(NA)を0.85程度、保護基板厚を約0.1mmとするものや、NA及び保護基板厚を従来のDVD(デジタルバーサタイルディスク)と同程度の約0.65及び約0.6mmに抑えたものが知られている。以下の説明においては、NAを0.65程度、保護基板厚を0.6mm程度とする高密度光ディスクを「AOD(Advanced Optical Disc)」と表記する。
そして、このような高密度光ディスクと、DVDやCD(コンパクトディスク)等の従来より広く用いられている光ディスクとの互換性を有する光ピックアップ装置に関する技術が種々提案されている。
複数種類の光ディスク間での互換を達成するには、各光ディスクに用いる光束の光量を確保しつつ、波長や保護基板厚の差に起因して発生する収差を補正する必要があり、光ピックアップ装置を構成する光学素子の光学面に回折構造を設ける技術が開示されている。
また、光ピックアップ装置の小型化を図るべく、異なる波長の光束を出射する2つの光源を1パッケージ化した光源ユニットを用いる場合があるが、この場合、対物レンズへの入射角度を2種類の光束で異ならしめるためにカップリングレンズやコリメートレンズを配置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示された発明は、上記光源ユニットを用いたDVD/CD互換用の光ピックアップ装置であり、カップリングレンズに回折構造を設けることにより、2種類の光束の波長差に起因して発生するカップリングレンズ自身の色収差を補正するものである。
特開2001−236680号公報
ところが、高密度光ディスク/DVD/CDで互換を達成するには、上述したような波長や保護基板厚の差に起因して発生する収差の補正のみならず、高密度光ディスクに用いられる光束の波長変動に起因して発生する軸上色収差も補正する必要があり、上記特許文献1に開示された技術では十分な収差補正性能を確保することが困難であった。
本発明の課題は、上述の問題を考慮したものであり、高密度光ディスクとDVDとCDとの互換性を有し、光量確保と色収差補正を両立した光ピックアップ装置を提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1光源から出射される波長λ1の光束を用いて保護基板厚t1の第1光情報記録媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行い、第2光源から出射される波長λ2(λ1<λ2)の光束を用いて保護基板厚t2(t1≦t2)の第2光情報記録媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行い、第3光源から出射される波長λ3(λ2<λ3)の光束を用いて保護基板厚t3(t2<t3)の第2光情報記録媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行なう光ピックアップ装置において、前記波長λ1、λ2及びλ3の光束を前記各情報記録媒体上に集光させる対物光学素子と、少なくとも前記波長λ1の光束が通過する第1発散角変換素子と、少なくとも前記波長λ2及びλ3の光束が通過する第2発散角変換素子と、前記波長λ1、λ2及びλ3の光束の光路を合致させるビームスプリッターとを備え、前記ビームスプリッターと前記光源との間に、前記第1発散角変換素子と前記第2発散角変換素子のうち少なくとも一方が配置され、前記対物光学素子の光学面は屈折面のみで構成されており、前記第1発散角変換素子は、前記光ピックアップ装置使用時において前記第1光源から出射される光束の波長がλ1から変動した際に、前記第1光情報記録媒体上に形成される第1集光スポットの色収差を情報の再生及び/又は記録に必要な範囲内に抑える第1回折構造を有し、前記第2発散角変換素子は、前記波長λ2及びλ3の出射光束の発散角度を共に入射時点より小さくすると共に前記波長λ2の出射光束の発散角度を前記波長λ3の出射光束の発散角度よりも小さくして出射する第2回折構造を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1回折構造を用いて第1光束のみに回折作用を与え、第2回折構造を用いて第2光束及び第3光束に回折作用を与えることで、対物光学素子に回折構造を設けない構成であっても、十分な光量の確保と収差補正性能を有した互換用光ピックアップ装置を得られる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記第2光源と前記第3光源はパッケージ化された光源ユニットであることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、第2光源と第3光源とがパッケージ化された光源ユニットを用いることで、光ピックアップ装置の光学系を構成する光学素子を第2光束と第3光束とで共通化でき、光ピックアップ装置の小型化や部品点数の削減を実現できる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置において、前記第1集光スポットの色収差の絶対値を0.15μm/nm以下に抑えることで、この色収差を情報の再生及び/又は記録に必要な範囲内に抑えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、前記光ピックアップ装置使用時において、前記波長λ2の光束により前記第2光情報記録媒体上に形成される第2集光スポットの色収差の絶対値を0.25μm/nm以下に抑えることで、この色収差を情報の再生及び/又は記録に必要な範囲内に抑えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、前記第2発散角変換素子が前記波長λ2の光束を平行光として出射し、前記波長λ3の光束を発散光として出射することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の光ピックアップ装置において、前記第1発散角変換素子が前記波長λ1の光束を平行光又は収束光として出射することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、前記第2発散角変換素子が前記波長λ2とλ3の光束を共に発散光として出射することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の光ピックアップ装置において、前記第1発散角変換素子が前記波長λ1の光束を平行光として出射することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、前記第2発散角変換素子が前記波長λ2の光束を収束光として出射し、前記波長λ3の光束を発散光として出射することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9に記載の光ピックアップ装置において、前記第1発散角変換素子が前記波長λ1の光束を平行光として出射することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、380nm≦λ1≦450nm、0.5mm≦t1≦0.7mmを満たすことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、380nm≦λ1≦450nm、0.08mm≦t1≦0.12mmを満たすことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12に記載の光ピックアップ装置において、前記波長λ1の光束の光路中にビームエキスパンダーを備えることを特徴とする。
本発明によれば、高密度光ディスクとDVDとCDとの互換性を有し、光量確保と色収差補正を両立した光ピックアップ装置を得られる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、AOD(第1光情報記録媒体)とDVD(第2光情報記録媒体)とCD(第3光情報記録媒体)との何れに対しても適切に情報の記録/再生を行える第1の光ピックアップ装置PUの構成を概略的に示す図である。AODの光学的仕様は、波長λ1=407nm、保護層(保護基板)PL1の厚さt1=0.6mm、開口数NA1=0.65であり、DVDの光学的仕様は、波長λ2=655nm、保護層PL2の厚さt2=0.6mm、開口数NA2=0.65であり、CDの光学的仕様は、波長λ3=785nm、保護層PL3の厚さt3=1.2mm、開口数NA3=0.51である。
但し、波長、保護層の厚さ、及び開口数の組合せはこれに限られない。また、第1光情報記録媒体として、保護層PL1の厚さt1が0.1mm程度の高密度光ディスクを用いても良い。
光ピックアップ装置PUは、AODに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され407nmのレーザ光束(第1光束)を射出する青紫色半導体レーザLD1(第1光源)、第1光束用の光検出器PD1、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され655nmのレーザ光束(第2光束)を射出する赤色半導体レーザLD2(第2光源)とCDに対して情報の記録/再生を行う場合に発光され785nmのレーザ光束(第3光束)を射出する赤外半導体レーザLD3(第3光源)とが一体化された光源ユニットLU23、第2光束及び第3光束共通の光検出器PD23、第1光束のみが通過する第1発散角変換素子L1、第2光束及び第3光束が通過する第2発散角変換素子L2、各レーザ光束を情報記録面RL1、RL2、RL3上に集光させる機能を有する対物光学素子OBJ、第1ビームスプリッターBS1、第2ビームスプリッターBS2、第3ビームスプリッターBS3、絞りSTO、センサーレンズSEN1及びSEN2等から構成されている。
なお、詳しい説明は後述するが、第1発散角変換素子L1の光学面上には、第1光束の波長変動に起因してAODの情報記録面RL1上の第1集光スポットの色収差を補正するための第1回折構造が形成されており、第2発散角変換素子L2の光学面上には、第2光束と第3光束の発散角度を共に入射時点より小さくすると共に第2光束の発散角度を第3光束の発散角度よりも小さくして出射する第2回折構造が形成されている。また、対物光学素子OBJの光学面には回折構造が形成されておらず、光学面が屈折面で構成されている。
光ピックアップ装置PUにおいて、AODに対して情報の記録/再生を行う場合には、図1において実線でその光線経路を描いたように、まず、青紫色半導体レーザLD1を発光させる。青紫色半導体レーザLD1から射出された発散光束は、第1ビームスプリッターBS1を通過し、第1発散角変換素子L1に至る。
そして、第1発散角変換素子L1を透過する際に第1回折構造から回折作用を受けることにより生じる第1光束の所定次数の回折光は平行光束に変換され、第2ビームスプリッターBS2を通過して、対物光学素子OBJに至る。
そして、対物光学素子OBJの屈折面で屈折作用を与え、第1光束をAODの保護層PL1を介して情報記録面RL1上に集光させることでスポット(第1集光スポット)を形成する。
そして、対物光学素子OBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータAC(図示せず)によってフォーカシングやトラッキングを行う。情報記録面RL1で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学素子OBJ、第2ビームスプリッターBS2、第1発散角変換素子L1を通過し、第1ビームスプリッターBS1で分岐され、センサーレンズSEN1により非点収差が与えられて、光検出器PD1の受光面上に収束する。そして、光検出器PD1の出力信号を用いてAODに記録された情報を読み取ることができる。
ここで、AODに対して情報の記録/再生を行う際に、例えば、青紫色半導体レーザLD1の波長変化、保護層PL1の厚さ誤差、2層ディスクの情報記録面間のフォーカスジャンプ、環境温度変化や2軸アクチュエータAC2の発熱に伴う対物光学素子OBJの屈折率変化等の影響で情報記録面RL1上の第1集光スポットの球面収差が補正過剰方向あるいは補正不足方向に変化した場合であっても、情報記録面RL1上の第1集光スポットの色収差を情報の再生及び又は記録に必要な範囲内に抑えることができるように、第1回折構造が設計されている。具体的には、第1集光スポットの色収差の絶対値が0.15μm/nm以下となるように第1回折構造が設計されている。
また、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図1において一点鎖線でその光線経路を描いたように、まず、赤色半導体レーザLD2を発光させる。赤色半導体レーザLD2から射出された発散光束は、第3ビームスプリッターBS3を通過し、第2発散角変換素子L2に至る。
そして、第2発散角変換素子L2を透過する際に第2回折構造から回折作用を受けることにより生じる第2光束の所定次数の回折光は平行光束に変換され、第2ビームスプリッターBS2で反射して、対物光学素子OBJに至る。
そして、対物光学素子OBJの屈折面で屈折作用を与え、第2光束をDVDの保護層PL2を介して情報記録面RL2上に集光させることでスポット(第2集光スポット)を形成する。
そして、対物光学素子OBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングを行う。情報記録面RL2で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学素子OBJ、第2ビームスプリッターBS2、第2発散角変換素子L2を通過し、第3ビームスプリッターBS3で分岐され、光検出器PD23の受光面上に収束する。そして、光検出器PD23の出力信号を用いてDVDに記録された情報を読み取ることができる。
通常、対物光学素子OBJはAODに対して最適化されているので、対物光学素子OBJに対して第2光束が入射した場合、DVDの情報記録面RL2上の第2集光スポットは、対物光学素子OBJの波長分散の影響で球面収差が補正過剰方向に変化する。そこで、本発明においては、DVDに対して情報の記録/再生を行う場合に、この球面収差変化が補正されるように第2回折構造を設計している。具体的には、第2集光スポットの色収差の絶対値が0.25μm/nm以下となるように第2回折構造が設計されている。
また、CDに対して情報の記録/再生を行う場合には、図1において点線でその光線経路を描いたように、まず、赤外半導体レーザLD3を発光させる。赤外半導体レーザLD3から射出された発散光束は、第3ビームスプリッターBS3を通過して、第2発散角変換素子L2に至る。
そして、第2発散角変換素子L2を透過する際に第2回折構造から回折作用を受けることにより生じる第3光束の所定次数の回折光は、入射時点の発散角度よりも小さい発散角度に変換され、第2発散角変換素子L2から出射される。但し、第2発散角変換素子L2から出射される第2光束の発散角度の方が、第2発散角変換素子L2から出射される第3光束の発散角度よりも小さくなるようになっている。
第2発散角変換素子L2から発散光として出射された第3光束は、第2ビームスプリッターBS2で反射して、対物光学素子OBJに至る。
そして、対物光学素子OBJの屈折面で屈折作用を与え、第3光束をCDの保護層PL3を介して情報記録面RL3上に集光させることでスポット(第3集光スポット)を形成する。この第3集光スポットは、色収差が情報の再生及び又は記録に必要な範囲内に抑えられている。
そして、対物光学素子OBJは、その周辺に配置された2軸アクチュエータACによってフォーカシングやトラッキングを行う。情報記録面RL3で情報ピットにより変調された反射光束は、再び対物光学素子OBJ、第2ビームスプリッターBS2、第2発散角変換素子L2を通過し、第3ビームスプリッターBS3で分岐され、光検出器PD23の受光面上に収束する。そして、光検出器PD23の出力信号を用いてCDに記録された情報を読み取ることができる。
通常、対物光学素子OBJはAODに対して最適化されているので、対物光学素子OBJに対して第3光束が入射した場合、CDの情報記録面RL3上の第3集光スポットは、対物光学素子OBJの波長分散の影響と、AODの保護層PL1とCDの保護層PL3の厚みの違いの影響で球面収差が補正過剰方向に変化する。そこで、本発明においては、CDに対して情報の記録/再生を行う場合に、この球面収差変化が補正されるように第2回折構造を設計している。
第1回折構造及び第2回折構造としては、例えば、図2に示すようなブレーズ型回折構造DOEや、図3に示すような、内部に階段構造が形成された複数の輪帯Rが、光軸を中心として配列された構造である重畳型回折構造HOEが挙げられる。
一般的な重畳型回折構造HOEの構造及び設計手法について説明すると、各輪帯R内に形成された階段構造の1段あたりの深さd0は、d0=k×λ1/(n1−1)(μm)で算出される値に設定され、各輪帯Rの分割数Nは5に設定されている。但し、λ1は青紫色半導体レーザから射出されるレーザ光束の波長をミクロン単位で表したものであり(ここでは、λ1=0.408μm)、n1は収差補正素子L1の波長λ1に対する屈折率である(ここでは、n1=1.5242)。
この重畳型回折構造HOEに対して、波長λ1のレーザ光束が入射した場合、隣接する階段間ではk×λ1(μm)の光路差が発生し、波長λ1のレーザ光束は実質的に位相差が与えられないので回折されずにそのまま透過する。尚、以下の説明では、重畳型回折構造により実質的に位相差が与えられずにそのまま透過する光束を0次回折光という。
例えばk=2の場合、この重畳型回折構造HOEに対して、赤色半導体レーザから射出される波長λ2(ここでは、λ2=0.658μm)のレーザ光束が入射した場合、隣接する階段間ではd0×(n2−1)−λ2=0.13μmの光路差が生じることになり、5分割された輪帯R1つ分では、0.13×5=0.65μmと波長λ2の1波長分の光路差が生じるので、隣接する輪帯Rを透過した波面がそれぞれ1波長ずれて重なり合うことになる。即ち、この重畳型回折構造HOEにより波長λ2の光束は1次方向に回折される回折光となる。尚、n2は収差補正素子L2の波長λ2に対する屈折率である(ここでは、n2=1.5064)。このときの波長λ2のレーザ光束の1次回折光の回折効率は、87.5%となるが、DVDに対する情報の記録/再生には十分な光量である。
また、このような構造とした重畳型回折構造HOEに対して、赤外半導体レーザから射出される波長λ3(ここでは、λ3=0.785μm)のレーザ光束が入射した場合、λ3≒2×λ1であるので、隣接する階段間では1×λ3(μm)の光路差が発生し、波長λ3のレーザ光束も波長λ1のレーザ光束と同様に、実質的に位相差が与えられないので回折されずにそのまま透過する(0次回折光)。
第2回折構造として重畳型回折構造HOEを第2発散角変換素子L2に形成する場合には、波長λ2と波長λ3の光束に対する対物光学素子OBJの光学系倍率を異ならしめることで、DVDとCDの保護層の厚さの違いに起因する球面収差を補正することができる。
なお、本実施の形態においては、第1発散角変換素子L1には第1光束のみが通過するので、上述したような重畳型回折構造HOEの波長選択性を利用する必要は無いが、例えば、第1発散角変換素子L1を、第2ビームスプリッターBS2と対物光学素子OBJの間に配置する場合には、第1発散角変換素子L1には第1〜第3光束が通過することになる。この場合には、第1発散角変換素子L1に重畳型回折構造HOEを形成し、重畳型回折構造HOEの波長選択性を利用して、第1発散角変換素子では第1光束に対してのみ回折作用を与え、第2光束及び第3光束には回折作用を与えない構成にすることができる。
以上のように、本実施の形態に示した光ピックアップ装置PUでは、第1回折構造を用いて第1光束のみに回折作用を与え、第2回折構造を用いて第2光束及び第3光束に回折作用を与えることで、対物光学素子OBJに回折構造を設けない構成であっても、十分な光量の確保と収差補正性能を有した高密度光ディスク/DVD/CDの互換用光ピックアップ装置を得られる。
また、第2光源LD2と第3光源LD3とがパッケージ化された光源ユニットLU23を用いることで、光ピックアップ装置PUの光学系を構成する光学素子を第2光束と第3光束とで共通化でき、光ピックアップ装置PUの小型化や部品点数の削減を実現できる。
なお、本実施の形態においては第2発散角変換素子L2が波長λ2の光束を平行光として出射し、波長λ3の光束を発散光として出射するものとしたが、これに限らず、第2発散角変換素子L2が波長λ2とλ3の光束を共に発散光として出射する構成や、波長λ2の光束を収束光として出射し、波長λ3の光束を発散光として出射する構成であってもよい。
また、第1発散角変換素子L1が波長λ1の光束を収束光として出射する構成であってもよい。
光ピックアップ装置の構成を示す要部平面図である。 対物光学素子の構造を示す要部平面図である。 対物光学素子の構造を示す要部平面図である。
符号の説明
LD 光源
OBJ 対物レンズ
PU 光ピックアップ装置
RL 情報記録面
L1 第1発散角変換素子
L2 第2発散角変換素子

Claims (13)

  1. 第1光源から出射される波長λ1の光束を用いて保護基板厚t1の第1光情報記録媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行い、第2光源から出射される波長λ2(λ1<λ2)の光束を用いて保護基板厚t2(t1≦t2)の第2光情報記録媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行い、第3光源から出射される波長λ3(λ2<λ3)の光束を用いて保護基板厚t3(t2<t3)の第2光情報記録媒体に対して情報の再生及び/又は記録を行なう光ピックアップ装置において、
    前記波長λ1、λ2及びλ3の光束を前記各情報記録媒体上に集光させる対物光学素子と、少なくとも前記波長λ1の光束が通過する第1発散角変換素子と、少なくとも前記波長λ2及びλ3の光束が通過する第2発散角変換素子と、前記波長λ1、λ2及びλ3の光束の光路を合致させるビームスプリッターとを備え、
    前記ビームスプリッターと前記光源との間に、前記第1発散角変換素子と前記第2発散角変換素子のうち少なくとも一方が配置され、
    前記対物光学素子の光学面は屈折面のみで構成されており、
    前記第1発散角変換素子は、前記光ピックアップ装置使用時において前記第1光源から出射される光束の波長がλ1から変動した際に、前記第1光情報記録媒体上に形成される第1集光スポットの色収差を情報の再生及び/又は記録に必要な範囲内に抑える第1回折構造を有し、
    前記第2発散角変換素子は、前記波長λ2及びλ3の出射光束の発散角度を共に入射時点より小さくすると共に前記波長λ2の出射光束の発散角度を前記波長λ3の出射光束の発散角度よりも小さくして出射する第2回折構造を有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記第2光源と前記第3光源はパッケージ化された光源ユニットであることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置において、
    前記第1集光スポットの色収差の絶対値を0.15μm/nm以下に抑えることで、この色収差を情報の再生及び/又は記録に必要な範囲内に抑えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、
    前記光ピックアップ装置使用時において、前記波長λ2の光束により前記第2光情報記録媒体上に形成される第2集光スポットの色収差の絶対値を0.25μm/nm以下に抑えることで、この色収差を情報の再生及び/又は記録に必要な範囲内に抑えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、
    前記第2発散角変換素子が前記波長λ2の光束を平行光として出射し、前記波長λ3の光束を発散光として出射することを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項5に記載の光ピックアップ装置において、
    前記第1発散角変換素子が前記波長λ1の光束を平行光又は収束光として出射することを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、
    前記第2発散角変換素子が前記波長λ2とλ3の光束を共に発散光として出射することを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 請求項7に記載の光ピックアップ装置において、
    前記第1発散角変換素子が前記波長λ1の光束を平行光として出射することを特徴とする光ピックアップ装置。
  9. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、
    前記第2発散角変換素子が前記波長λ2の光束を収束光として出射し、前記波長λ3の光束を発散光として出射することを特徴とする光ピックアップ装置。
  10. 請求項9に記載の光ピックアップ装置において、
    前記第1発散角変換素子が前記波長λ1の光束を平行光として出射することを特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、
    380nm≦λ1≦450nm
    0.5mm≦t1≦0.7mm
    を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、
    380nm≦λ1≦450nm
    0.08mm≦t1≦0.12mm
    を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。
  13. 請求項12に記載の光ピックアップ装置において、
    前記波長λ1の光束の光路中にビームエキスパンダーを備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
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JP2007280549A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Sony Corp 光ピックアップ及び光ディスク装置

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