JP2005143456A - 家畜の飼育法 - Google Patents

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【課題】 飼育環境の改善、飼育作業の効率化、飼育費用の節減、肉質の向上と安定、悪臭の拡散防止などを図ることが可能な家畜の飼育法の提供。
【解決手段】 床下空間を設けた畜舎の床に敷いた、空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストが通過可能な敷料用支持材の上に、空気が流通可能で上層敷料よりもC/N比が低い下層敷料と家畜が生活し易い上層敷料を敷き詰め、これらの敷料には予め消臭剤兼発酵促進剤を含浸させておき、床下空間に温風又は常温の空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み機構、上部空間に室内の温度センサーを設けて、温風又は常温の空気の吹き込み温度や量を変えることにより室内温度を自動調節し、更に下層敷料層に湿度センサーを設けて、温風又は常温の空気と消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み量を自動調節することにより、敷料内の温度と水分率を常に好気性微生物が活動し易い条件に調整する家畜の飼育法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、家畜の飼育法に関する。
鶏、牛、豚などの家畜の飼育には敷料を用いる。敷料とは、畜舎の床に敷く資材のことで、堅い床の衝撃を抑えて家畜が怪我をしないように保護すること、家畜が床に直接寝たような場合に体が冷えるのを防止すること、糞尿を吸着することにより家畜の体や床を乾いた状態にして清潔に保つことなどの機能により、家畜の健康状態を良好に保つ目的で使用される。例えば敷料を使っている牛舎と使っていない牛舎を比べると、前者の方が明らかに乳房炎の発生比率が低くなる。
敷料は敷き込む厚さにもよるが、数日から数ヶ月で泥濘化し、敷料としての機能を喪失するので頻繁に交換しなければならない。機能を喪失する理由は、敷料中の水分量が飽和状態になり、敷料の吸水能力が無くなると共に微生物が繁殖できなくなるためである。交換により掻き出した敷料は、通常の場合、堆肥化処理を行うが、泥濘化しているためそのままでは堆肥化できない。そこで水分調整資材を加えて堆肥化するが、敷料及び水分調整資材のC/N比(窒素と炭素の比率)が高く、完熟堆肥にするために半年〜1年を要するので、広大な施設が必要になるという問題がある。
また従来の畜舎では、図1の鶏小屋の例に示すように、床に敷料を敷き詰め、年間を通じてエアコンで室内温度を38℃前後に保って飼育している。しかし、このような方式では、鶏の糞尿から発する悪臭や嫌気性発酵により発生する悪臭を全く消臭することができず、しかも鶏小屋内はエアコンによる空気の流通以外は密閉状態であるから、悪臭とその元であるアンモニアなどの健康上有害な物質が充満した状態となる。また、鶏の尿のため、敷料表面を常に乾いた状態に保つことも容易でない。即ち鶏小屋内の環境を常に衛生的に保持することは難しく、鶏は極めて劣悪な環境で飼育されることになる。その結果、ストレス、病原性微生物、寄生虫などによる病害が発生し易くなるため、抗生物質などを与えて病害を防いでいるのが実情である。当然ながら、これでは肉質は良くならず、残留する抗生物質などの人体への悪影響も問題である。更に悪臭が拡散して周辺の住民に迷惑を掛けることも多い。
寒さに弱い鶏と異なり、牛や豚はむしろ暑さに弱いため、25〜30℃位で飼育する必要があり、夏場は畜舎内の通気を充分に行わないと生育障害を起す。そこで、畜舎の側面を開放し自然換気を行っているため、畜舎の悪臭が周辺に臭気公害を引き起している。
上記のような従来法の問題点を解消するための改良法として、非特許文献1には、鶏舎全体を発酵ワールドとし、鶏舎の床をそのまま堆肥にする方法が記載されており、第35頁には、地面の上に4層の層状構造の床を設けた図が示されている。しかし、本発明のように床下空間を設けて消臭剤兼発酵促進剤ミストなどを吹き込む方法については記載も示唆もされていない。
「発酵利用の自然養鶏」笹村出著、2001年9月30日、社団法人農山漁村文化協会発行
本発明は、飼育環境の改善、飼育作業の効率化、飼育費用の節減、肉質の向上と安定、悪臭の拡散防止などを図ることが可能な家畜の飼育法の提供を目的とする。
上記課題は、次の1)〜3)の発明によって解決される。
1) 床下空間を確保できるように嵩上げした畜舎の床に、空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストが通過可能な敷料用支持材を敷き、その上に、敷料同士の隙間を空気が流通できるような大きさ・形状であって上層敷料よりもC/N比が低い下層敷料を敷き詰め、その上に、籾殻やオガクズなどの家畜が歩き易く生活し易い上層敷料を敷き詰め、これらの敷料には予め消臭剤兼発酵促進剤を含浸させておき、床下空間に温風又は常温の空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み機構、上部空間に室内の温度センサーを設けて、温風又は常温の空気の吹き込み温度や量を変えることにより室内温度を自動調節し、更に下層敷料層に湿度センサーを設けて、温風又は常温の空気と消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み量を自動調節することにより、敷料内の温度と水分率を常に好気性微生物が活動し易い条件に調整することを特徴とする家畜の飼育法。
2) 畜舎内の天井近辺に消臭剤兼発酵促進剤ミストの散布ノズルを設け、壁面に換気扇を設けたことを特徴とする1)記載の家畜の飼育法。
3) 畜舎の外に温風発生器兼送風器及びミスト発生器を設けたことを特徴とする1)又は2)記載の家畜の飼育法。
以下、上記本発明について詳しく説明する。
畜舎に敷料を敷き込むことは本出願前公知であるが、単一資材を薄く敷き込むだけであり、好気性微生物の活動に適した環境にはなっていない。好気性微生物の活動には充分な酸素、適度な水分と温度が重要であるが、最も重要な水分率を常に適切に維持することは容易でない。一つの対策として敷料を40cm以上の厚さに敷き込めば、水分の吸収量が増大するので、多量の水分が供給されても泥濘化しないで済むが、敷料資材として籾殻やオガクズなどを単独で用いた場合には、資材のC/N比が高すぎて敷料の腐植化が進み難く、そのため層の上の方と下の方で腐植化の度合いが異なり全体を堆肥化するのに非常に長期間を要することになる。
これに対し、本発明の2層敷料方式では、上層に籾殻やオガクズなどを用いるが、籾殻は吸水性が低いため、尿などの水分が籾殻を通過して下層の剪定枝葉に吸収され、上層を常に乾燥状態に保つことができる。オガクズの場合は籾殻よりも吸水性が高いため、籾殻に比べて2倍程度厚く敷き込む必要がある。また、籾殻のC/N比は凡そ1000、オガクズは凡そ500、剪定枝葉は凡そ50〜60であり、堆肥化即ち腐植化に適したC/N比は凡そ40であるから、下層に剪定枝葉を用いれば敷料全体のC/N比が下がって腐食化が進み易くなり、10〜12ヶ月で概ね敷料は堆肥化される。
従って、本発明のように敷料を2層構造とし、上層に用いる籾殻やオガクズなどの資材よりもC/N比の低い剪定枝葉などの資材を下層に用いれば、敷料の保温性、好気性微生物の活動の場(菌床)、清潔な飼育環境、敷料の堆肥化(腐植化)などの点で理想的な状態を実現することができる。
図2に本発明の飼育法で用いる鶏小屋の一例を示す。
鶏小屋の床は20〜25cm程度嵩上げし、床下空間を確保した上で空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストが通過できる支持材を敷き、その上に敷料を敷き詰める。支持材の材質は、敷料を支持することができ且つ空気を通すものならば特に限定されないが、ポーラス構造で通気性が良く微生物による劣化を起さないポリエステル製の不織布が好ましい。厚さは10〜15mm程度のものを用いる。敷料は2層構造とし、下層には敷料同士の隙間を空気が流通できるような大きさ・形状であって上層敷料よりもC/N比が低い敷料を用いる。具体例としては後述する剪定枝葉を植繊機などで綿状に破砕したものなどが挙げられる。上層には家畜が歩き易く気持ちよく生活できるように、下層敷料よりも細かくて柔らかい籾殻やオガクズなどを用いる。敷き詰める厚さは通常上層が4〜5cm程度、全体で40〜50cm程度とするが、適宜変更可能である。また敷料は消臭剤兼発酵促進剤を含浸させて用いる。
床下空間には温風(30〜50℃程度)又は常温の空気(15〜25℃程度)及び消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み機構(通常は配管とノズル)を設ける。温風器兼送風器及びミスト発生器は通常鶏小屋の外に設ける。温風器兼送風器とミスト発生器を一体化してもよい。鶏小屋の上部空間には室内の温度センサーを設け、温風又は常温の空気の吹き込み温度や量を変えることにより室内温度を自動調節する。室内温度は38℃位が好ましい。また、下層敷料層には湿度センサーを設けて、床下の温風又は常温の空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み量を自動調節する。このようにして、敷料内の温度と水分率を常に好気性微生物が活動し易い条件に調整する。好気性微生物が活動し易い条件は、通常、温度が25〜35℃、水分率が50〜60%(湿度70〜80%)程度である。特に温風を吹き込む時期は、敷料が乾燥し過ぎて菌床としての機能が失われることがあり、鶏の糞尿を分解する力が低下し、敷料が泥濘化したり悪臭が発生したりするので、水分率を適切に保つ必要がある。従って、例えば湿度センサーから下層敷料層の湿度が60%未満になったという信号が出た時にミストが自動的に噴霧されるように設定すればよい。
更に、必要に応じて天井近辺に消臭剤兼発酵促進剤ミストの散布ノズルを設置してもよく、外気温の高い時期に換気により室温を下げるため壁面に換気扇を設けてもよい。
牛や豚を飼育する畜舎の場合には、図2と若干構造を変える必要がある。
例えば牛舎では、ストール(牛床)の下に鶏小屋の床下空間のような通気用の空間を設けることは難しいが、幸い牛は係留して飼育されるため、糞尿溝を設けて糞尿を自然流下又はバーンクリーナーにより牛舎外に排出する構造の牛舎が多い。そこで、糞尿溝の深さを従来よりも深い60〜70cm位にし、その下部に空間を設けて温風又は常温の空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み機構を併設すれば、糞尿の掻き出しをせずに済み無臭牛舎を実現できる。牛舎の場合、ストールとして剪定枝葉を綿状に破砕したものなどを下層敷料層に厚さ40cm程度敷き込めば、冬には暖かなベッドになり、夏には敷料内の通気により爽やかなベッドとなる。また、飼育頭数が少ない場合には、ストールを作らず囲いのみで自由に休ませる方式もあるが、この場合には囲い内に上記と同様の敷料を厚さ40cm程度敷き込み、敷料の下に通気パイプを通し、温風又は常温の空気を送る構造とすればよい。
豚舎には、排糞排尿場所と休む場所とを分けたデンマーク式豚舎と、囲いの中にスノコを敷き、その下に便槽(ピット)を設け、糞尿をスクレーバーで掻き出す高密度豚舎がある。何れも便槽があるので、その下部に空間を設けて温風又は常温の空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み機構を併設すれば、糞尿の掻き出しをせずに済み無臭豚舎を実現できる。豚が休むエリアには牛の場合と同様の敷料を厚さ40cm程度敷き込み、中に通気パイプを設けることにより、夏は涼しく冬は暖かでアンモニアの無い快適な飼育環境が実現できる。
敷料の条件としては、安価で且つ供給に不安が無いことが最も重要であるが、乾燥していて吸水性が高いこと、弾性(クッション性)に富むこと、家畜に対する毒性が無いこと、埃っぽくないこと、家畜の歩行などにより移動し難いこと、堆肥化し易いことなども必要である。更に、敷料自体が脱臭能を有するか、敷料に脱臭能を付与するための処理が容易であることが望ましい。
表1に、上記諸々の条件に関する各敷料の比較結果を示すが、好ましいのは剪定枝葉とオガクズである。特に剪定枝葉は欠点が無いので下層敷料層として最も好ましい。オガクズは抜群の脱臭性があり、吸水性や通気性も優れているので上層敷料層として好ましいが、前述したようにC/N比が高いため、堆肥化しようとした時の分解性に問題があり、入手のし易さにもやや難がある。コスト面からは、表1に示さなかったキノコの廃材が500円/m程度で最も安いが、供給量が少ないため採用できない。オガクズは地域により大きな価格差があるが、概ね2000円/m程度である。剪定枝葉の場合、材料費は無料であるが、使用に際し破砕・粉砕処理が必要である。しかしその費用は1000円/m以下で済むと推定される。
脱臭性については、本発明では消臭剤兼発酵促進剤を効果的に用いて無臭にする。その具体例としては、特開2003−691号(本出願人の先願)に開示されたホウセンカから抽出されたもの(商品名「サンインプレス」)が挙げられる。なお、ここで言う発酵促進剤とは、好気性微生物の活性を高める作用を有する物質のことである。
サンインプレスには、消臭効果を有するケンフェノール、クエルセチン(何れもフラボノイド)、微生物活性効果を有するフェルラ酸、植物成長促進効果を有するスコポレチン、抗酸化作用を有するナフトキノン、抗菌作用を有するパラヒドロキシンなどが含まれており、飲酒の口臭、ニンニク臭、体臭、タバコ臭、生ゴミ臭、畜舎臭などの消臭作用の他に微生物活性化作用、即ち発酵促進作用も有するので、本発明の飼育法に最適である。
敷料には、通常サンインプレスの原液を水で300倍程度に希釈して、敷料1m当り50リットル含浸させる。但しオガクズの場合には、含浸後に水分率が30%以下になるまで乾燥させて用いる。含浸は、例えばスクリュー式攪拌機などを用いて、敷料を攪拌しつつ攪拌面に希釈液をミスト散布することにより行う。
天井近辺からの散布を行う場合には、散布当初の1週間位は原液を300倍程度に希釈して用い、その後は500〜600倍程度に希釈して用いる。
サンインプレスの希釈倍率や使用量が、家畜の種類により大きく変わることはないが、単位面積当りの飼育頭数によっては、若干の調整を必要とする場合もある。
敷料の使用量は、鶏小屋で、1m当り0.4〜0.5m程度、牛舎で、1m当り0.6〜0.7m程度、豚舎で、1m当り0.4〜0.5m程度である。
本発明の飼育法は、次のような特徴及び効果を有する。
<飼育環境の改善>
(1)敷料層に常に新鮮な空気が供給されるので、敷料層のどの部分でも好気性微生物が活動できる環境にあり、嫌気性化することがないから嫌気性発酵による悪臭が発生しない。しかも消臭剤兼発酵促進剤を、敷料に含浸させ、床下から供給し、必要に応じて天井近辺からも散布するので、家畜の糞尿から発する悪臭なども完全に消臭できる。
(2)菌床(=敷料層)が活性化され悪臭の原因となるアンモニアガスなどの発生が抑制されるので、家畜が健康上有害なガスを吸引せずに済み、良好な健康状態で飼育できる。
(3)湿度センサーで敷料層の湿度を常に測定し制御すること、及び活発な発酵により尿の処理能力が高まることから、上層敷料層の表面を菌床として適切な状態に保つことが可能となり、衛生的環境を維持できるので、病原性微生物や寄生虫の家畜への感染を防止できる。
<飼育作業の効率化>
(1)敷料の大きさを調整し発酵促進剤を含浸させ、かつ常に適正な温度・湿度管理を行うので、菌床の分解力が高くなり、敷料を長期間(約10〜12ヶ月)交換しないで使用できる。
(2)使用済み敷料は、ごく短期間(約3週間〜1ヶ月)で且つ無臭で優良な完熟堆肥にできる。
(3)敷料層を菌床として好気性微生物が活動し、家畜の排泄物を速やかに分解するので、排泄物を排出する必要がなくなる。
<飼育費用の節減>
(1)有害ガスが無い環境で、且つ柔らかく乾燥した敷料の上で飼育されるから、家畜がストレスなく健康に育ち、内臓疾患も無く栄養の吸収能力も高いので飼料要求率を改善できる。(飼料要求率改善効果は毎日の体重増加により容易に確認できる)
(2)鶏の場合、室内温度を38℃、上層敷料層の表面温度を35〜38℃位に維持することが好ましいが、微生物の発酵により敷料層の内部温度は35〜50℃になるので、外気温度の低い時期の暖房費を節約できる。
<肉質の向上と安定>
(1)ストレスもなく健康に飼育されるので家畜の肉質が向上し等外が発生しない。
(2)格付け等級の上ランク30%以上を達成できる。
<悪臭の拡散防止>
(1)完全無臭化された飼育法なので、悪臭が拡散して周辺の住民に迷惑を掛けるようなことは全くない。
Figure 2005143456
本発明によれば、飼育環境の改善、飼育作業の効率化、飼育費用の節減、肉質の向上と安定、悪臭の拡散防止などを図ることが可能な家畜の飼育法を提供できる。
従来の鶏小屋の概要を示す図。 本発明の飼育法で用いる鶏小屋の一例を示す図。

Claims (3)

  1. 床下空間を確保できるように嵩上げした畜舎の床に、空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストが通過可能な敷料用支持材を敷き、その上に、敷料同士の隙間を空気が流通できるような大きさ・形状であって上層敷料よりもC/N比が低い下層敷料を敷き詰め、その上に、籾殻やオガクズなどの家畜が歩き易く生活し易い上層敷料を敷き詰め、これらの敷料には予め消臭剤兼発酵促進剤を含浸させておき、床下空間に温風又は常温の空気及び消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み機構、上部空間に室内の温度センサーを設けて、温風又は常温の空気の吹き込み温度や量を変えることにより室内温度を自動調節し、更に下層敷料層に湿度センサーを設けて、温風又は常温の空気と消臭剤兼発酵促進剤ミストの吹き込み量を自動調節することにより、敷料内の温度と水分率を常に好気性微生物が活動し易い条件に調整することを特徴とする家畜の飼育法。
  2. 畜舎内の天井近辺に消臭剤兼発酵促進剤ミストの散布ノズルを設け、壁面に換気扇を設けたことを特徴とする請求項1記載の家畜の飼育法。
  3. 畜舎の外に温風発生器兼送風器及びミスト発生器を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の家畜の飼育法。
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