JP2005141877A - ディスク再生装置におけるディスク挿排機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピックアップの寸法形状に制約を受けることなく、MD(ディスク)の挿排時に、ピックアップ用開口部に脱落することがないディスク再生装置におけるディスク挿排機構を提供する。
【解決手段】 MDの挿排をおこなう挿排ホルダ41aの両端部に突起部70を形成し、この突起部70の上面部71とクランパ20に形成した鍔部80の内面部81とを当接させることにより、クランパ20の内部に配置された挿排ホルダ41aを、クランパ20の鍔部80と挿排ホルダ41aに形成された突起部70との係合により支持し、ピックアップ用開口部60から挿排ホルダ41aが脱落することを防止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、MD(ミニディスク)などを再生するディスク再生装置におけるディスクの挿排機構に関し、特にMDなどのカートリッジ収納型のディスクをディスク再生装置に挿入するとともに、このディスクの取り出し(排出)をおこなうディスク再生装置におけるディスク挿排機構に関する。
近年では、オーディオ機器としてMD(ミニディスク)に記録された音楽を再生することのできる車載用のMD再生装置が広く普及している。このMD再生装置は、ターンテーブルに載置(セット)されたMDをスピンドルモータにより高速回転させ、このMDのディスク面(トラック)に記録された情報をピックアップの対物レンズを介して読み取ることにより音声情報として再生するものである。概略的には、ピックアップによりレーザビームを対物レンズを介してディスクの記録面に照射し、このディスクから反射された反射光をRF信号として取得し、このRF信号をアナログ信号に変換することで、ディスクに記録された音声情報を再生するようにしている。
また、上述のように構成されるMD再生装置には、MD再生装置の挿入口から挿入されたディスク(MD)をピックアップによる読み取り位置まで移動し、ターンテーブル上に載置(セット)するための挿入機構および再びMDを装置本体から排出して取り出すための排出機構(以下、挿入機構および排出機構を含めて『MD(ディスク)挿排機構』と称する)が設けられている。
以下、従来のMD再生装置におけるMD挿排機構の概略について、図1を参照して、簡単に説明する。すなわち、図1に示すように、MD再生装置10の主要部は、挿入口11から挿入されたディスク(MD)を内部に保持するクランパ20と、このクランパ20の内部を進退自在(図1の上下方向)に移動するとともに、ディスク(MD)を把時した状態で、このディスク(MD)をターンテーブル30の位置まで移送(挿入)およびターンテーブル30の位置から排出する挿排機構40と、ターンテーブル30に載置されたMDの情報を読み取るピックアップ50とから構成されている。
すなわち、挿排機構40は、クランパ20および挿排ホルダ41aと、これらクランパ20および挿排ホルダ41aをターンテーブル30の位置まで、上下に移送可能とする昇降機構(図示せず)とを備えており、このうち、挿排ホルダ41aは、クランパ20の内部にその片側(図1の右側)が支持された状態で配設されている。
また、挿排ホルダ41aには、挿入口11から挿入されたMDを把持するための一対の把持アーム43、43が設けられている。これら把持アーム43、43先端部には、鉤状の爪部44が形成されており、この爪部44がMDに形成された凹部と係合することにより、MDを挿排ホルダ41によって、ピックアップ50による読み取り位置(ターンテーブル30の位置)まで移送するようにしている。
また、クランパ20の所定位置(ピックアップ50による読み取り位置)には、ピックアップ用開口部60が形成されている。このピックアップ用の開口部60は、ピックアップ50がクランパ20或いは挿排ホルダ41と干渉(接触)することを防止するために形成されている。
以上のように構成される挿排機構40においては、挿入口11から挿入されたディスク(MD)は、挿排ホルダ41の把持アーム43により、把持された状態で、クランパ20内を移動し、このクランパ20の所定の位置まで移動した後、昇降機構の作動により、このクランパ20および挿排ホルダ41がターンテーブル30の位置まで下降し、MDをターンテーブル30上に載置する。以下、ターンテーブル30はスピンドルモータ(図示せず)の駆動により、回転するとともに、ピックアップ50による読み取りがおこなわれるものとなる。
そして、従来から、この種のターンテーブルの挿排機構としては、光ディスクとカートリッジ型の両方の媒体を単一の装置でローディングすることができる光ディスク媒体用ローディング装置が記載されている(特許文献1参照)。
特開2001−184766号公報
しかしながら、上述した従来におけるディスク再生装置における挿排機構の場合、以下のような問題がある。すなわち、元来、MD用のMD再生装置は、車載用のオーディオ機器としてではなく、持ち運び用のポータブルタイプ用(MDプレーヤ)として主に普及している。そして、このようなポータブルタイプのMDプレーヤに搭載されているピックアップは、薄さを追求しているため、ディスクとピックアップ本体との距離が近くなっている。また、この様な薄型のピックアップは量産できるため、量産効果により安価となっている。
一方、車載用のMD再生装置には、ディスクとピックアップの本体との距離が遠いピックアップが搭載されていることが多かった。そして、このようなピックアップは、ポータブルタイプ用(MDプレーヤ)との共用ができないため、生産数量が限定されることからコストが高価となっている。
ここで、同形状のピックアップの大量生産や互換性、部品コストの低減を考慮すると、車載用のMD再生装置に搭載するピックアップも、汎用機と同様に、コストの安価なピックアップを採用することが望ましい。
ところが、前述したように、ポータブルタイプ用(MDプレーヤ)のピックアップは、ディスクとピックアップとの距離が近いため、このようなピックアップを、車載用のMD再生装置に搭載した場合には、このピックアップとの干渉を防止するために、ピックアップ用開口部60を従来よりも広く(大きく)する必要がある。ところが、上述したような理由から、ピックアップ用開口部60の寸法を大きく設定した場合には、図7の挿排ホルダ41aが載置された状態から、図8に示すように、クランパ20内を移動する挿排ホルダ41aの片側(図8の左側)がピックアップ用開口部60から脱落する恐れがあり、この結果、ディスクの挿排不良が発生するという問題がある。
以上のように、車載用のMD再生装置に搭載するピックアップの形状(寸法)に制約を受けることなく、MDに対する挿排を良好におこなうことができるディスク再生装置の挿排機構の実現が要求されている。
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、車載用のMD再生装置に搭載する採用(搭載)するピックアップの形状(寸法)に制約を受けることなく、ディスクに対する挿排を良好におこなうことができるディスク再生装置におけるディスク挿排機構を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明に係るディスク再生装置におけるディスク挿排機構は、挿入口から挿入されたディスクを内部に保持するクランパと、当該クランパ内を進退自在に移動するとともに、前記ディスクを把時した状態で、当該ディスクをターンテーブルの位置まで挿入およびターンテーブルの位置から排出する挿排ホルダを備えた挿排機構と、ターンテーブルに載置されたディスクの情報を読み取るピックアップとから構成されるディスク再生装置における挿排機構であって、前記クランパの両端部には、内方に向けて屈曲した鍔部が設けられ、前記挿排ホルダの両端部には、突起部が形成され、前記挿排ホルダによる、前記ディスクの挿排時には、前記鍔部の内面部に対して、前記挿排ホルダの突起部が当接自在となっていることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、クランパの両端部には、内方に向けて屈曲した鍔部が設けられ、前記挿排ホルダの両端部には、突起部が形成され、前記挿排ホルダによる、前記ディスクの挿排時には、前記鍔部の内面部に対して、前記挿排ホルダの突起部が当接自在となっている。
また、請求項2の発明に係るディスク再生装置におけるディスク挿排機構は、請求項1に記載の発明において、前記突起部には、当該突起部の内側に向けて、ほぼ直角に延出された延出部が形成され、当該延出部は、前記鍔部の内面部または外面部に対して当接自在となっていることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、突起部の内側に向けて、ほぼ直角に延出された延出部が形成され、当該延出部は、前記鍔部の内面部または外面部に対して当接自在となっている。
また、請求項3の発明に係るディスク再生装置におけるディスク挿排機構は、請求項1の発明において、前記突起部には、当該突起部の内側に向けて、ほぼ直角に延出された延出部が形成され、挿排ホルダの両端部に形成される突起部の高さ寸法は、前記鍔部の内面部に対して近接する位置となるように設定されていることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、挿排ホルダに形成された両端部の突起部の高さ寸法は、前記鍔部の内面部に対して近接する位置となるように設定されている。
また、請求項4の発明に係るディスク再生装置におけるディスク挿排機構は、前記突起部は、前記挿排ホルダを構成する材料と同一の材料により一体成形されていることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、前記突起部は、前記挿排ホルダを構成する材料と同一の材料により一体成形されている。
請求項1の発明によれば、クランパの両端部には、内方に向けて屈曲した鍔部が設けられ、前記挿排ホルダの両端部には、突起部が形成され、前記挿排ホルダによる、前記ディスクの挿排時には、前記鍔部の内面部に対して、前記挿排ホルダの突起部が当接自在となっているので、ピックアップ用開口部を大きく設定した場合でも、このピックアップ用開口部から挿排ホルダの脱落を防止することができるうえ、MDの挿排不良(ローディング不良)を防止できるという効果を奏する。これによって、ピックアップ部品のコストダウンを実現できるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、前記突起部には、当該突起部の内側に向けて、ほぼ直角に延出された延出部が形成され、当該延出部が、前記鍔部の内面部または外面部に対して当接自在となっているので、挿排ホルダの両端部に形成された延出部が、鍔部の内面部または外面部と係合することにより、この挿排ホルダがピックアップ用開口部から脱落する防止作用をより向上できるという効果を奏する。
また、請求項3の本発明によれば、挿排ホルダの両端部に形成される突起部の高さ寸法は、前記鍔部の内面部に対して近接する位置となるように設定されているので、突起部によりピックアップ用開口部から挿排ホルダが脱落することを防止できるうえ、クランパの内部で移動する挿排ホルダの傾きが最小となることから、挿排ホルダをクランパの内部で安定した状態で支持することができ、これにより、クランパ内を移動する挿排ホルダの摺動性を良好とすることができるという効果を奏する。
また、請求項4の本発明によれば、前記突起部は、前記挿排ホルダを構成する材料と同一となる材料により一体成形されているので、突起部の強度の確保および製造を容易におこなうことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るディスク再生装置におけるディスク挿排機構の好適な実施例を詳細に説明する。図1は、本発明に係るMD再生装置10を構成する要部を示す概略構成図を、図2は、図1のX−X断面図をそれぞれ示している。また、図中の矢印Pは、MD(ディスク)の挿入方向を示している。なお、以下に示す実施例によりこの発明が限定されるものではない。
すなわち、図1に示すように、MD再生装置10は、挿入口11から挿入されたディスク(MD)を内部に保持するクランパ20と、このクランパ20の内部を図1の上下方向(A-B方向)に向けて進退自在に移動するとともに、ディスク(MD)を把時した状態で、このディスク(MD)をターンテーブル30の位置まで移送(挿入)およびターンテーブル30の位置から排出する挿排機構40と、このターンテーブル30を高速回転させるスピンドルモータ(図示せず)と、ターンテーブル30に載置されたMDの情報を読み取るピックアップ50とから構成されている。
挿排機構40は、クランパ20および挿排ホルダ41aと、これらクランパ20および挿排ホルダ41aをターンテーブル30の位置まで、上下に移送可能とする駆動モータおよび伝達ギヤとから構成される昇降機構(図示せず)とを備えており、このうち、挿排ホルダ41は、クランパ20の内部にその片側(図1の右側)が支持された状態で配設されている。
また、挿排ホルダ41aには、挿入口11から挿入されたMDを把持するための一対の把持アーム43、43が設けられるとともに、これら把持アーム43、43の先端部には、鉤状の爪部44が形成されており、この爪部44がMDに形成された凹部と係合することにより、MDを挿排ホルダ41aによって、ディスクをピックアップ50による読み取り位置(ターンテーブル30の位置)まで移送するようにしている。
51は、ピックアップにより照射されたレーザビームを収束させて焦点を生成するための対物レンズである。このピックアップ50は、対物レンズ51以外に、レーザビームを発振するレーザ発信機(LD)、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、シリンカドリカルレンズ、フォトディテクタ(PD)などを備えて構成されている。ディスク(MD)は、図1のP方向から挿入することにより、挿排ホルダ41aの把持アーム43により把持されクランパ20内を移動しながら、昇降機構の作動によりターンテーブル30上にセットされる。
ここで、本実施例1の特徴は、クランパ20の内部に配置されるとともに、MD(ディスク)の挿排をおこなう挿排ホルダ41aの両端部に突起部70を形成し、この突起部70とクランパ20を構成する鍔部80とが互いに係合するように構成したことにある。
すなわち、図2に示すように、クランパ20は四角形状の平板部21(板金)と、この平板部21の両側に位置する側壁部22とにより構成され、これら側壁部22には内方に向けて直角に屈曲した鍔部80がそれぞれ設けられている。一方、挿排ホルダ41aは、この挿排ホルダ41aを内部に収納するクランパ20の平板部21よりも、僅かに幅寸法が小さい平板部42により構成されるとともに、この平板部42の両端部には、上方(図2の上側)に向けて突出する突起部70が設けられている。
そして、図2に示すように、この挿排ホルダ41aは、クランパ20の内部に配置された状態では、突起部70の上面部71が、クランパ20に形成された鍔部80の内面部81と当接するように構成されている。すなわち、挿排ホルダ41aは、クランパ20の内部で、このクランパ20を構成する鍔部80と挿排ホルダ41aに形成された突起部70との係合により支持されている。これにより、挿排ホルダ41aによる挿排時に、この挿排ホルダ41aがクランパ20の内部でピックアップ用開口部60側(図2の右下)に向けて傾斜することが規制されるとともに、この挿排ホルダ41aの移動時に、ピックアップ用開口部60からの脱落を防止することができる。
ここで、図2の例では、突起部70を挿排ホルダ41aを構成する平板部42の両端部に形成しているが、この突起部70は、挿排ホルダ41aの両側ではなく、平板部42の片側にのみ設けるようにしてもよい。この場合も、挿排ホルダ41aのいずれか一方に設けられた突起部70が、クランパ20の鍔部80と当接するため、ピックアップ用開口部60からの脱落防止効果を発揮することができる。
ここで、挿排ホルダ41の両端部に形成する突起部70は、挿排ホルダ41aを構成する材料(例えば、樹脂材料)と同一材料により一体成形することにより形成することができることから、この場合、挿排ホルダ41aに形成する突起部70の製造を容易におこなうことができる。
以上説明したように、本実施例1によると、MDの挿排をおこなう挿排ホルダ41aの両端部に突起部70を形成し、この突起部70の上面部71とクランパ20に形成した鍔部80の内面部81とを当接させることにより、クランパ20の内部に配置された挿排ホルダ41aを、クランパ20の鍔部80と挿排ホルダ41aに形成された突起部70との係合により支持することができるので、ピックアップ用開口部60が大きく設定されていた場合であっても、このピックアップ用開口部60から挿排ホルダ41aが脱落することを防止できる。これにより、ピックアップの形状(寸法)に制約を受けることなく、MDの挿排時の挿排を良好におこなうことができる。
次に、本発明のディスク再生装置におけるディスク挿排機構に係る実施例2を説明する。図3は、本実施例2に係る挿排機構の要部である挿排ホルダ41bの拡大断面図を示している。ここで、前述した実施例1では、挿排ホルダ41aの両端部に、突起部70を形成し、この突起部70をクランパ20の鍔部80(内面部81)に当接させることにより、ピックアップ用開口部60から挿排ホルダ41aが脱落することを防止しているが、本実施例2では、挿排ホルダ41bの両端部に設けた突起部70を外方に向けて、突縁部72とし、この突縁部72と鍔部80とを係合させる構成としたことに特徴がある。
すなわち、図3に示すように、挿排ホルダ41bの両端部に設けた突起部70は、外方に向けて、直角に延出させた突縁部72とし、この突縁部72と鍔部80とを係合させるとともに、突縁部72の上面部71と鍔部80の内面部81とを当接させている。これにより、前述した実施例1よりも、突縁部72と鍔部80との係合作用が増大するものとなり、さらに、ピックアップ用開口部60に対する挿排ホルダ41bの脱落防止効果を向上することができる。
以上説明したように、本実施例2によると、MDの挿排をおこなう挿排ホルダ41bの両端部に設けた突起部70を外方に向けて、突縁部72とし、この突縁部72の上面部71と鍔部80の内面部81とを当接させているので、挿排ホルダ41bの移動時に、ピックアップ用開口部60から挿排ホルダ41bが脱落することを防止することができる。
次に、本発明のディスク再生装置におけるディスク挿排機構に係る実施例3を説明する。図4は、本実施例3に係る挿排機構の要部である挿排ホルダ41cの拡大断面図を示している。ここで、本実施例3の特徴は、クランパ20の両端部に設けた側壁部22の高さ寸法aと、挿排ホルダ41cの両端部に形成した突起部70の高さ寸法bとを所定の値となるように設定したことにある。
すなわち、図4に示すように、前記実施例1、2と同様に、挿排ホルダ41cの両端部には突起部70を形成しており、本実施例3において、側壁部22の高さ寸法aに対して、突起部70の高さ寸法bは、突起部70がクランパ20の内面部81と近接する位置となるように設定している。具体的には、クランパ20の鍔部80の内面部81と突起部70の上面部71との間で、僅かに隙間tが生じるように側壁部22の高さ寸法aと突起部70の高さ寸法bとを所定値に設定している。ここで、高さ寸法aと突起部70の高さ寸法bとの差により生じる隙間tは、クランパ20に対して、挿排ホルダ41の傾斜が最小となるように設定された値である。
上述したように、本実施例3では、クランパ20を構成する側壁部22の高さ寸法aに対して、突起部70の高さ寸法bは、突起部70がクランパ20の内面部81と近接する位置となるように設定しし、この突起部70の上面部71と鍔部80の内面部81との間に隙間tが形成(保持)されるように構成しているので、挿排ホルダ41cがピックアップ用開口部60から脱落することを防止できるうえ、クランパ20の内部で挿排ホルダ41が傾斜する角度を最小とすることができる。また、安定した状態で挿排ホルダ41をクランパ20の内部で支持するとともに、クランパ20内を移動する挿排ホルダ41の摺動性を向上させることができる。
次に、本発明のディスク再生装置におけるディスク挿排機構に係る実施例4を説明する。図5は、本実施例4に係る挿排機構の要部である挿排ホルダ41dの拡大断面図を示している。すなわち、図5に示すように、本実施例4では、クランパ20に形成された鍔部80の上面側と挿排ホルダ41dの突起部70に形成された突縁部72の下面側とが互いに係合するように構成している。
具体的には、クランパ20に形成された鍔部80の外面部82に対して、挿排ホルダ41dの突起部70に形成された突縁部72の下面部73が当接するように構成している。これにより、挿排ホルダ41dの突起部70に形成された突縁部72の下面部73とクランパ20の鍔部80の外面部82とが互いに係合することとなり、MD(ディスク)の挿排時に、クランパ20内を移動する挿排ホルダ41dは、鍔部80に両側から支持された状態で、ピックアップ用開口部60に対する挿排ホルダ41dの脱落防止を図ることができる。
次に、本発明のディスク再生装置における挿排機構に係る実施例5を説明する。図6は、本実施例5に係る挿排機構の要部である挿排ホルダ41eの拡大断面図を示している。すなわち、図6に示すように、本実施例5では、クランパ20の側壁部22に形成されている突片90により、挿排ホルダ41eの突縁部72を支持するように構成したことにある。具体的には、挿排ホルダ41の突起部70に形成された突縁部72をクランパ20の側壁部22に形成されている突片23の上面部に係合するように構成している。
これにより、挿排ホルダ41eの突起部70に形成された突縁部72をクランパ20の側壁部22に形成されている突片23により、両側から支持することにより、挿排ホルダ41eの脱落防止を図ることができる。なお、図6に示す突片90は、新たにクランパ20に形成するものはなく、予め、MD(ディスク)の開閉シャッタを作動させるために設けられた突片を利用するものとする。
なお、前述した各実施例1〜5では、本発明のディスク再生装置におけるディスク挿排機構をMDディスク用のMD(ミニディスク)を記録媒体とする再生装置に適用するものとしているが、本発明は、MDだけではなく、その他カートリッジ型のディスクを記録媒体として使用するディスク再生装置に適用することができる。
以上のように、本発明に係るディスク再生装置におけるディスク挿排機構は、車載用のオーディオ装置として自動車に搭載されるMD再生装置の挿排機構に適している。
本実施例1に係るディスク挿排機構が適用されるディスク再生装置の概略を示す構成図である。 図1に示したディスク挿排機構の要部を示す拡大断面図である。 本実施例2に係るディスク挿排機構の要部を示す拡大断面図である。 本実施例3に係るディスク挿排機構の要部を示す拡大断面図である。 本実施例4に係るディスク挿排機構の要部を示す拡大断面図である。 本実施例5に係るディスク挿排機構の要部を示す拡大断面図である。 従来のディスク挿排機構の要部を示す拡大断面図である。 ピックアップ用開口部から脱落する挿排ホルダを説明する図である。
符号の説明
10 MD再生装置
11 挿入口
20 クランパ
21、42 平板部
22 側壁部
30 ターンテーブル
40 挿排機構
41a、41b、41c、41d、41e 挿排ホルダ
43 把持アーム
44 爪部
50 ピックアップ
51 対物レンズ
60 ピックアップ用開口部
70 突起部
71 上面部
72 突縁部
73 下面部
80 鍔部
81 内面部
82 外面部

Claims (4)

  1. 挿入口から挿入されたディスクを内部に保持するクランパと、当該クランパ内を進退自在に移動するとともに、前記ディスクを把時した状態で、当該ディスクをターンテーブルの位置まで挿入およびターンテーブルの位置から排出する挿排ホルダとを備える挿排機構と、ターンテーブルに載置されたディスクの情報を読み取るピックアップとから構成されるディスク再生装置における挿排機構であって、
    前記クランパの両端部には、内方に向けて屈曲した鍔部が設けられ、
    前記挿排ホルダの両端部には、突起部が形成され、
    前記挿排ホルダによる、前記ディスクの挿排時には、前記鍔部の内面部に対して、前記挿排ホルダの突起部が当接自在となっていることを特徴とするディスク再生装置におけるディスク挿排機構。
  2. 前記突起部には、当該突起部の外側に向けて、ほぼ直角に延出された延出部が形成され、当該延出部は、前記鍔部の内面部に対して当接自在となっていることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置におけるディスク挿排機構。
  3. 前記突起部には、当該突起部の外側に向けて、ほぼ直角に延出された延出部が形成され、前記突起部の高さ寸法は、前記鍔部の内面部または外面部に対して近接する位置となるように選定されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置におけるディスク挿排機構。
  4. 前記突起部は、前記挿排ホルダを構成する材料と同一の材料により一体成形されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載のディスク再生装置におけるディスク挿排機構。
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