JP2005133940A - 締結具および締結ボルト - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本締結具における締結ボルト1は、外周部に雄ネジ11が設けられた棒状のボルト本体10と、このボルト本体10の端部に設けられてボルト本体10よりも大径の頭部20とを有し、上記頭部20の下面は、ボルト貫通孔31を設けた第一部材3のテーパ状座面31に当接されるようにボルト本体10に向けて縮径するテーパ面とすると共にこのテーパ面が曲面仕上げされたテーパ曲面21とする。これにより、締結ボルト1をねじ込む第二部材4のネジ孔40が傾斜しているような場合でも、テーパ曲面21が第一部材3におけるテーパ状座面31上を適宜にスライドし、ボルト本体10のねじ込み方向をネジ孔40の軸線方向と略一致させるので、無理なく締結ボルト1をネジ孔40と同心上に進入させて行くことができる。
【選択図】 図1
Description
また、上記締結ボルトは、図9(a)に示すような締結具としての軸継手に使用される。この場合、締結ボルト501は、2本の軸505を連結させる軸継手において軸505を固定するための締付体507の締め付けに用いられる(特許文献1)。この締付体507は、中心部に軸505(他の部材)を挿通する軸孔部571を設けると共に半径方向にすり割溝572を設け、且つ、すり割溝572の対向する一方の端部503(第一部材)にボルト貫通孔530を設けると共に他方の端部504(第二部材)にネジ孔540を設けたものであり、締結ボルト501は、このボルト貫通孔530を通してネジ孔540に螺合される。従って、上記締結ボルト501をねじ込んで行くと、すり割溝572の間隔が狭められて締付体507の軸孔部571を縮径させ、この縮径による軸孔部571の面圧によって軸505を締め付け固定させる。
なお、すり割溝を2箇所に設けて締付体が2分割されて2本の締結ボルト501を用いて締付ける場合も(特許文献1の図1)、各々の締結ボルト501を均等に締付けることは実際上困難であり、上記同様の問題が生じ得る。
本発明は、締結ボルトの緩みを防止して部材に対する締結力が強化される締結具および締結ボルトを実現するものである。
これによると、上記第一部材と上記第二部材とが傾斜しているような場合あるいは締結ボルト自体が曲がっているような場合等であっても、締結ボルトの頭部下面とボルト貫通孔の座面とがテーパ同士のため、局部的なきつい片当りが防止され、締付け時の変位荷重が上記テーパ状座面で受け止められる。従って、ボルト締付け時に座面に作用する変位荷重や焼付きを大幅に緩和することができる。
これにより、締結ボルトを締付けるに従って締付体のすり割溝の対向する端面が傾斜しボルト貫通孔の座面が傾斜されてきても、締結ボルトの頭部下面とボルト貫通孔の座面とがテーパ同士のため、局部的なきつい片当りが防止され、締付け時の変位荷重が上記テーパ状座面で受け止められる。よって、ボルト締付け時に座面に作用する変位荷重や焼付きを大幅に緩和することができる。
これにより、中心の軸孔部に配置した軸に対する締付けの作用点を軸の軸芯から遠ざけて締付体による軸の締付け力を大きくすることができ、その結果、軸への伝達トルクを一層向上させることができる。
しかも、締結具が軸継手の如く回転体に用いられるときには、上記した回転時の遠心力が締結ボルトにより大きく作用することとなり、その結果、回転時の締結ボルトの軸力が一層増幅されるので、軸に対する締付体の締結力が一層強化され、伝達トルクの低下を低減することができる。
これにより、締結ボルトの締付けに伴って第一部材と第二部材が傾斜しても、上記オフセットのスペース分締結ボルトの姿勢が融通されるので、締結ボルトの頭部下面のテーパ面が片当りを起こすことなくテーパ状座面に略全周的に当接させることができる。従って、締付け時の座面に作用する焼付きが大幅に緩和されるため、締結ボルトの締付け力が安定し且つ十分に軸力に変換することができる。
これにより、上記第一部材と上記第二部材とを固着させるとき、第二部材のネジ孔が傾斜しているような場合、あるいは締結ボルト自体が曲がっているような場合であっても、上記頭部下面のテーパ曲面が上記ボルト貫通孔のテーパ状座面上を適宜にスライドしてボルト本体の姿勢が第二部材のネジ孔の軸線方向と略一致される。従って、ボルト本体のねじ込みが第二部材のネジ孔の軸線方向と略一致され、無理なく締結ボルトを上記ネジ孔と同心上に進入させて行くことができる。よって、第二部材のネジ孔が傾斜している場合等でも、ボルト締付け時に締結ボルトのテーパ曲面がボルト貫通孔のテーパ状座面に略全周的に接触され、局部的な片当りが生じない。
これにより、締付け時の座面に作用する焼付きが大幅に緩和されるため、締結ボルトの締付け力が安定し且つ十分に軸力に変換することができる。
これにより、例えば、上記第一部材と上記第二部材とを固着させるとき、第二部材のネジ孔が傾斜しているような場合、あるいは締結ボルト自体が曲がっているような場合であっても、上記頭部下面のテーパ曲面が上記ボルト貫通孔のテーパ状座面上を適宜にスライドしてボルト本体の姿勢が第二部材のネジ孔の軸線方向と略一致される。従って、ボルト本体のねじ込みが第二部材のネジ孔の軸線方向と略一致され、無理なく締結ボルトを上記ネジ孔と同心上に進入させて行くことができる。よって、第二部材のネジ孔が傾斜している場合等でも、ボルト締付け時に締結ボルトのテーパ曲面がボルト貫通孔のテーパ状座面に略全周的に接触され、局部的な片当りが生じない。
本発明に係る締結ボルトによれば、本締結ボルトをねじ込む部材が傾斜したり、あるいは締結ボルト自体が曲がっているような場合であっても、座面や締結ボルトに大きな変位荷重が加わることがなく、第一部材と第二部材とを無理なく固定させることができる。また、緩み止め効果が確実に発揮され、2つの部材間に対する強固な締結力を確実に発揮することができる。
(実施の形態1)
実施の形態1は、本発明に係る締結具である。
図1(a)に示すように、この締結具は、ボルト貫通孔30およびテーパ状座面31を設けた第一部材3と、ネジ孔40を設けた第二部材4と、これらの部材3,4を締結させる締結ボルト1とを備えるものである。
締結ボルト1は、外周部に雄ネジ11が設けられた棒状のボルト本体10と、このボルト本体10の端部に設けられてボルト本体10よりも大径で円柱状の頭部20とを有する。この締結ボルト1は、六角穴付きボルトであって、上記頭部20の上面に六角レンチを嵌め込むための六角穴(図2を参照)が設けられると共に頭部20の側面にローレット加工が施されている。また、上記頭部20の下面は、ボルト本体10の先端側に向けて縮径するテーパ面とし、且つ、このテーパ面を外側に膨らむクラウニング(曲面)が施されたテーパ曲面21とする。このテーパ曲面21は、ボルト貫通孔30に形成されたテーパ溝からなるテーパ状座面31に当接される。
なお、上記締結ボルト1は、頭部20を円柱状とした六角穴付きボルトとするが、この頭部20を六角柱状に形成した六角ボルトでもよい。
これにより、締結ボルト1を無理なく上記ネジ孔40と同心上に進入させて行くことができる。従って、締結ボルト1をねじ込む第二部材4のネジ孔40が傾斜している場合であっても、締結ボルト1やテーパ状座面31に大きな変位荷重が加わることがなく、第一部材3と第二部材4とを緩み無く固定させることができる。
また、上記締結ボルト1は、頭部20のテーパ曲面21と第一部材3のテーパ状座面31とが全周的に略線接触となるので、面圧が小さくねじ込み易い。すなわち、締結ボルトのねじ込みトルク効率がよい。
しかも、上記締結ボルト1は、傾いたネジ孔40にねじ込んだ場合でも、テーパ状座面31におけるテーパ曲面21の接触位置が略全周的に同じ高さになるので(図1(a)中の符号h、図1(b)中の符号h)、上記テーパ嵌合力が頭部20の略同じ高さ位置hに均等に作用する。従って、上記緩み止め効果が確実に発揮され、部材3,4間に対する強固な締結力を確実に発揮することができる。
なお、以上の図1に示した例では、第二部材4のネジ孔40が傾く場合で説明したが、ネジ孔40は傾くことなく略直角に形成されているものの、締結ボルト1自体の頭部20とボルト本体10とが曲がって形成されている場合でも、上記同様に、このような曲がった締結ボルト1の上記テーパ曲面21が上記テーパ状座面31上を適宜にスライドし、ボルト本体10のねじ込みを第二部材4のネジ孔40の軸線方向と略一致させることができる。従って、このような曲がった締結ボルト1であっても、無理なくネジ孔40と同心上に進入させて行くことができ、テーパ状座面31や締結ボルト1に大きな変位荷重が加わることがなく、第一部材3と第二部材4とを無理なく固定させることができる。
実施の形態2は、本発明に係る締結具としての軸継手である。
図2に示すように、この軸継手6は、中心の軸孔部71に至るすり割溝72を設けたC字型の2つの締付体7を、板バネ中間体8で連結させたものである。2つの締付体7は、一方の締付体7に駆動軸となる軸5aが配置され、他方の締付体7に従動軸となる軸5aが配置される。これにより、この軸継手6によって2本の軸5a,5aを連結させる。
図3(a)に示すように、上記締付体7は、すり割溝72の対向する一方の端部3a(第一部材3)にはボルト貫通孔30が設けられ、また、他方の端部4a(第二部材4)には締結ボルト1を螺合させるネジ孔40aが設けられている。また、上記ボルト貫通孔30aは、入口側に拡径するテーパ溝としたテーパ状座面31aが設けられている。このテーパ状座面31aは、締結ボルト1のテーパ曲面21と全周的に当接する。そして、締結ボルト1は、締付体7の一方の端部3aのボルト貫通孔30aに通して他方の端部4aのネジ孔40aに螺合される。
このとき、図3(b)に示すように、すり割溝72の対向する互いの端部3a,4aが傾斜されてくるが、締結ボルト1のテーパ曲面21が一方の端部3aのテーパ状座面31a上で適宜にスライドされ、これにより、締結ボルト1の姿勢がネジ孔40aの軸線方向と略一致し、無理なく締結ボルト1をネジ孔40aと同心上に進入させて行くことができる。従って、締結ボルト1やテーパ状座面31aに変位荷重が加わることがなく、強い力(大きな締付けトルク)を要せずにスムーズにこの締結ボルト1をねじ込むことができる。
実施の形態3は、本発明に係る締結具としての他の軸継手である。
図4に示すように、この軸継手6cに使用される締結ボルト1aは、頭部20aの下面がテーパ面21aに形成されて締付体7cのボルト貫通孔30aに設けたテーパ溝からなるテーパ状座面31aに略合致して没入される。すなわち、この締結ボルト1aの頭部20a下面は、ボルト本体10の先端側に向けて縮径するテーパ面21aに形成されているが、上記実施の形態1のようなテーパ曲面21が形成されたものではない。また、上記軸継手6cの締結体7cは、軸孔部71のすり割溝72と対向する個所に、この締付体7cの縮径を円滑に行わせるための補助溝13が軸方向に設けられている。その他の構成は、上記実施の形態2のものと同様であり、図4中に図2、図3(a)および図3(b)と同一の符号を付して説明を省略する。
また、締結ボルト1aの頭部20a下面のテーパ面21aをボルト貫通孔30a入口のテーパ状座面31aに没入させることによって、締結ボルト1aを締結体7cの一端部3aに深く潜り込ませることができる。従って、締結ボルト1aの締付け後の状態においては締結ボルト1aの頭部20aが締付体7cの外周面から突出するようなことも防止できる。
また、このものも、軸継手6cの回転時に締結ボルト1aは遠心力を受けるが、締結ボルト1は、ボルト貫通孔30aのテーパ状座面31aとテーパ嵌合されているので、遠心力を受ける締結ボルト1aには頭部20aのテーパ面21aがボルト貫通孔30aのテーパ状座面31aに押付けられて引抜き方向の力が作用する。従って、回転時においては締結ボルト1aの雄ネジ11と締付体7cのネジ孔40aとの螺合による軸力が増幅されることとなり、軸5aに対する締付体7cの締結力が強化され、伝達トルクを増強することができる。
(1)本発明の締結具としての軸継手は、例えば、図5(a)に示す軸継手6aのように、締付体7aは、すり割溝72a,72bが180度位置に2個所設けられて2分割された半円状の分割片からなるものに適用してもよい。この場合、2分割された締結体7aの一つの分割片が一方の端部3a(第一部材3)あるいは他方の端部4a(第二部材4)を具備する。
また、図5(b)に示す軸継手6bのように、締付体7bは、すり割溝72a,72bが180度位置に2個所設けられて2分割された半円状の分割片からなるものに適用してもよい。この場合、2分割された締付体7bの一つの分割片が一方の端部3a(第一部材3)と他方の端部4a(第二部材4)の両方を具備する。従って、このものは、締付体7bとなる一対の分割片が同一構造であるので、その製造上有利である。
これにより、中心の軸孔部71に配置した軸5dに対する締付けの作用点を軸5dの軸芯から遠ざけて締付体7dによる軸5dの締付け力を大きくすることができ、その結果、軸5dへの伝達トルクを一層向上させることができる点で有利である。
しかも、軸継手の回転時の遠心力が締結ボルト1dにより大きく作用することとなり、その結果、回転時の締結ボルト1dの軸力が一層増幅されるので、軸5dに対する締付体7dの締結力が一層強化され、伝達トルクを一層増強することができる。
これにより、締結ボルト1aの締付けに伴ってすり割溝72の対向する端部3e,4e(第一部材3eと第二部材4e)が傾斜しても、上記オフセットのスペース分締結ボルト1aの姿勢が融通されるので、締結ボルト1aの頭部20a下面のテーパ面21a(あるいはテーパ曲面でもよい)が片当りを起こすことなくテーパ状座面31eに略全周的に当接させることができる。従って、締付け時のテーパ状座面31eに対する焼付きや変位荷重が大幅に緩和されるため、締結ボルト1aの締付け力が安定し且つ十分に軸力に変換することができる。
実施例1〜3としてボルトの頭部の下面がテーパ曲面に形成された締結ボルト(図1(a)の締結ボルト1)を用い、また、実施例4〜6として頭部の下面が単なるテーパ面に形成された締結ボルト(図4の締結ボルト1a)を用い、これらの締結ボルトによって軸を挟持させた締付体を締付けたときの伝達トルクを測定した。ここで、伝達トルクとは、締結ボルトを所定の締付トルクで締付けた後、軸を回転しないように固定し、締付体を回転方向に負荷を掛けたときに、締付体が回転し始めたときのトルク値をいう。
実施例1および実施例4では、締結ボルトとしては、頭部のサイズがM5サイズ(頭部直径が8.5mm)のものを用い、締付体としては、図3(a)に示すCリング型の締付体7を用いた。
実施例3および実施例6は、締結ボルトとしては、頭部のサイズがM6サイズ(頭部直径が10mm)のものを用い、締付体としては、図5(a)に示す半円状分割片を一対にした締付体7aを用いた。従って、この実施例3および実施例6では、締結ボルトが2本使用される。
なお、上記実施例1〜3で用いた締結ボルトにおいて、頭部下面におけるテーパ曲面の曲率は、M5サイズの実施例1の締結ボルトが7Rであり、M6サイズの実施例2および3の各締結ボルトが8Rである。
比較例1では、締結ボルトの頭部サイズがM5サイズ(頭部直径が8.5mm)で、締付体が図3(a)に示すCリング型のものである。この比較例1は、実施例1,4に対応する。
比較例2では、締結ボルトの頭部サイズがM6サイズ(頭部直径が10mm)で、締付体が図3(a)に示すCリング型のものである。この比較例2は、実施例2,5に対応する。
なお、締付体および締結ボルトの材質は、実施例1〜6、比較例1〜3のいずれも、鋼である。
そして、実施例1,4および比較例1では、締結ボルトを締付けトルク7.6N・mの力で締付けた。また、実施例2,3,5,6および比較例2,3では、2本の締結ボルトをそれぞれ締付けトルク13.4N・mの力で締付けた。
3 第一部材
3a 一方の端部(第一部材)
4 第二部材
4a 他方の端部(第二部材)
5 他の部材
5a 軸(他の部材)
6 軸継手
7 締付体
10 ボルト本体
11 雄ネジ
20 頭部
21 テーパ曲面
31,31a テーパ状座面
30,30a ボルト貫通孔
40,40a ネジ孔
72 すり割溝
h テーパ状座面でのテーパ曲面の接触位置高さ
Claims (7)
- ボルト貫通孔を設けた第一部材と、ネジ孔を設けた第二部材と、上記第一部材のボルト貫通孔に挿通させて上記第二部材のネジ孔にねじ込んでこれらの部材を締結させる締結ボルトとを備えた締結具において、
上記第一部材におけるボルト貫通孔の座面は、テーパ溝に形成されたテーパ状座面とし、
上記締結ボルトは、外周部に雄ネジが設けられた棒状のボルト本体と、このボルト本体の端部に設けられてボルト本体よりも大径で上記ボルト貫通孔の座面に当接される頭部とを有し、且つ、上記頭部の下面がボルト本体の先端側に向けて縮径するテーパ面に形成されていることを特徴とする締結具。 - 中心部に軸を挿通する軸孔部を設けるとともに軸方向にすり割溝を設け、且つ該すり割溝の対向する一端部に座面を有したボルト貫通孔を設けると共に他端部にネジ孔を設けた締付体と、
上記締付体における一端部のボルト貫通孔を通して他端部のネジ孔に螺合させて該締付体を周方向に締付ける締結ボルトとを備えた締結具において、
上記締付体におけるボルト貫通孔の座面は、テーパ溝に形成されたテーパ状座面とし、
上記締結ボルトは、外周部に雄ネジが設けられた棒状のボルト本体と、このボルト本体の端部に設けられてボルト本体よりも大径で上記ボルト貫通孔の座面に当接される頭部とを有し、且つ、上記頭部の下面がボルト本体の先端側に向けて縮径するテーパ面に形成されていることを特徴とする締結具。 - 請求項2に記載の締結具において、
上記締結ボルトが上記すり割溝の中間部分よりも外寄りに配置されるように上記ボルト貫通孔と上記ネジ孔が形成されていることを特徴とする締結具。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の締結具において、
上記ボルト貫通孔の中心線が上記ネジ孔の中心線に対して外寄りに配置されるように上記ボルト貫通孔と上記ネジ孔とがオフセットされていることを特徴とする締結具。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の締結具において、
上記締結ボルトにおける頭部下面のテーパ面は、外側に膨らむ曲面仕上げが施されたテーパ曲面に形成されていることを特徴とする締結具。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の締結具において、
上記締結ボルトにおける頭部下面のテーパ面には、摩擦抵抗を低減させる安定化剤がコーティングされていることを特徴とする締結具。 - 外周部に雄ネジが設けられた棒状のボルト本体と、このボルト本体の端部に設けられてボルト本体よりも大径の頭部とを有する締結ボルトにおいて、
上記頭部下面は、ボルト本体の先端側に向けて縮径するテーパ面に形成され、且つ該テーパ面が外側に膨らむ曲面仕上げが施されたテーパ曲面に形成されていることを特徴とする締結ボルト。
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