JP2005128302A - 自己形成光導波路構造体の製造方法、光電気複合配線構造体の製造方法、自己形成光導波路構造体製造用の光照射装置 - Google Patents

自己形成光導波路構造体の製造方法、光電気複合配線構造体の製造方法、自己形成光導波路構造体製造用の光照射装置 Download PDF

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正樹 大野
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Abstract

【課題】コアの高効率接続が可能なため光の伝送ロスを低減でき、しかも生産性の向上及び低コスト化を達成しやすい自己形成光導波路構造体の製造方法の提供。
【解決手段】本発明は、光が伝搬するコア34、コア34を取り囲むクラッド37、及び、光を反射する光反射面22を有する光路変換部21を備える自己形成光導波路構造体31の製造方法である。この製造方法は、感光性媒質層形成工程とコア形成工程とを含む。感光性媒質層形成工程では、光路変換部21をその内部に有する感光性媒質層61を形成する。コア形成工程では、感光性媒質層61内の光路変換部21の光反射面22に向けて双方向から光を照射して、感光性媒質層61を選択的に光硬化させる。この照射により、周囲の部分よりも屈折率が高いコア34が自己形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自己形成光導波路構造体の製造方法、光電気複合配線構造体の製造方法、自己形成光導波路構造体製造用の光照射装置に関するものである。
近年、インターネットに代表される情報通信技術の発達や、情報処理装置の処理速度の飛躍的向上などに伴って、画像等の大容量データを送受信するニーズが高まりつつある。かかる大容量データを情報通信設備を通じて自由にやり取りするためには10Gbps以上の情報伝達速度が望ましく、そのような高速通信環境を実現しうる技術として光通信技術に大きな期待が寄せられている。一方、機器内の配線基板間での接続、配線基板内の半導体チップ間での接続、半導体チップ内での接続など、比較的短い距離における信号伝達経路に関しても、高速で信号を伝送することが近年望まれている。このため、従来一般的であった金属製の伝送媒体から、光伝送媒体へと移行することが理想的である。
光伝送媒体としては例えば光導波路が従来よく知られており、その中でも最近では自己形成光導波路技術が注目されている(例えば、特許文献1,2参照)。自己形成光導波路技術とは、光導波路形成用の感光性媒質層に光を照射することにより、光照射部分のみを選択的に重合して硬化させ、周囲の部分よりも屈折率の高いコアを形成する技術のことをいう。自己形成と呼ばれる所以は、感光性媒質層内を伝搬する光が自らコアを形成しながら進む点にある。そして、この技術によれば、光軸ずれのないコアを比較的容易に形成可能であると考えられている。
特許文献1には、下記のような自己形成光導波路の作製方法が開示されている。即ち、あらかじめ基板上に光導波路を形成し、さらにその上に光学素子を搭載しておく。光導波路の一部には光路変換部を形成しておく。次に、基板と光学素子との間の間隙(具体的には、光導波路における光路変換部と光学素子との間の間隙)に感光性樹脂材料を充填する。そして、光導波路の一端から光を入射させることにより、光路変換部の光反射面に向けて1方向から光を当て、感光性樹脂材料からなる層の所定箇所に選択的にコアを形成する。
また、特許文献2には、下記のような自己形成光導波路の作製方法が開示されている。即ち、光ファイバの先端に設けられた収容体の内部にあらかじめ光路変換部品であるミラーを所定角度にて立設させるとともに、収容体の外表面に光線センサ等の光学素子を搭載しておく。次に、収容体の内部に感光性樹脂材料を充填する。ここで、光ファイバの先端から収容部内に光を入射させることにより、ミラーの光反射面に向けて1方向から光を当て、反射光を光センサに受光させるようにする。そして、光センサの出力が最大になるように光センサや光ファイバ等の位置調整を行う。このような入光位置・受光位置の設定が完了したら、次に本格的に光照射を行って、感光性樹脂材料からなる層の所定箇所に選択的にコアを形成する。
特開2002−98863号公報
特開2002−365459号公報
ところが、上記特許文献1,2記載の作製方法は、一方向のみから光を当てコアを形成する方法であることから、高効率接続を実現するためには入光位置及び受光位置をそれぞれ極めて正確に設定する必要がある。つまり、入光位置及び受光位置の設定精度が低いと、光導波路や光ファイバの発した光のうち光学素子まで到達する光の割合が減少する結果、コアによる光結合の効率が低下してしまうからである。しかし、高効率接続を実現しようとすると、各部品の位置を微調整する煩雑な作業が要求されるため、生産性低下や製造コスト増といった問題が発生する。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コアの高効率接続が可能なため光の伝送ロスを低減でき、しかも生産性の向上及び低コスト化を達成しやすい自己形成光導波路構造体の製造方法、光電気複合配線構造体の製造方法を提供することにある。また、本発明の別の目的は、上記の優れた製造方法を実施するのに好適な自己形成光導波路構造体製造用の光照射装置を提供することにある。
課題を解決するための手段、作用及び効果
そして上記課題を解決するための手段としては、光が伝搬するコア、前記コアを取り囲むクラッド、及び、前記コア内を伝搬する光を反射する光反射面を有する光路変換部を備える自己形成光導波路構造体の製造方法において、前記光路変換部をその内部に有する感光性媒質層を形成する感光性媒質層形成工程と、前記感光性媒質層内の前記光路変換部の光反射面に向けて双方向から光を照射して、前記感光性媒質層を選択的に光硬化させることにより、周囲の部分よりも屈折率が高い前記コアを形成するコア形成工程とを含むことを特徴とする自己形成光導波路構造体の製造方法、がある。
従って、この製造方法では、感光性媒質層の形成後にコア形成工程を行うにあたり、感光性媒質層内の光路変換部の光反射面に向けて双方向から光を照射する。すると、照射強度が大きい光軸上にて重合反応が起こる結果、入光位置を起点として感光性媒質層が双方向から選択的に光硬化され、周囲の部分よりも屈折率が高い部分(即ちコア)が次第に長尺化していく。双方向から延びてきたコアの先端部はやがて互いに接続し、コアが完成する。つまり、上記のように双方向から光を照射するこの製造方法によれば、入光位置等の設定精度の高低にあまり左右されることなく、コアの先端部同士を容易にかつ確実に接続することができる。よって、コアの高効率接続を実現することができ、光の伝送ロスの小さい光導波路構造体を得ることが可能となる。
また、この製造方法によれば、高効率接続の実現のために各部品の位置を微調整する、という煩雑な作業が特に要求されなくなる。ゆえに、生産性の向上及び低コスト化を達成しやすくなる。
上記の製造方法は、支持基板の基板主面上に位置合わせ基準部を形成するとともに、その位置合わせ基準部を基準として前記光路変換部を形成する光路変換部形成工程と、前記支持基板の基板主面上に感光性材料を塗布することにより、前記光路変換部をその内部に有する感光性媒質層を形成する感光性媒質層形成工程と、前記位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、それら入光位置に合わせて一対の光照射手段を配置する光照射手段位置合わせ工程と、前記入光位置に配置された前記一対の光照射手段により、前記感光性媒質層内の前記光路変換部の光反射面に向けて双方向から光を照射して、前記感光性媒質層を選択的に光硬化させることにより、周囲の部分よりも屈折率が高い前記コアを形成するコア形成工程とを含むことが好ましい。
即ち、光路変換部形成工程にて位置合わせ基準部を基準として光路変換部を形成した後、さらにそれ以降の工程にて当該位置合わせ基準部を基準としてコアを形成している。そのため、光路変換部とコアとの位置ずれを低減することができ、より容易にかつ確実に高効率接続を実現することができる。よって、光の伝送ロスの小さい光導波路構造体を得やすくなる。
また、上記課題を解決するための別の手段としては、光導波路主面、光が伝搬するコア、前記コアを取り囲むクラッド、前記コア内を伝搬する光を反射する光反射面を有する光路変換部、及び、前記光導波路主面上に配置された導体層を備える自己形成光導波路構造体と、前記導体層上に搭載された光学素子とを備える光電気複合配線構造体の製造方法において、支持基板の基板主面上に位置合わせ基準部を形成するとともに、その位置合わせ基準部を基準として前記光路変換部を形成する光路変換部形成工程と、前記支持基板の基板主面上に感光性材料を塗布することにより、前記光路変換部をその内部に有する感光性媒質層を形成する感光性媒質層形成工程と、前記位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、それら入光位置に合わせて一対の光照射手段を配置する光照射手段位置合わせ工程と、前記入光位置に配置された前記一対の光照射手段により、前記感光性媒質層内の前記光路変換部の光反射面に向けて双方向から光を照射して、前記感光性媒質層を選択的に光硬化させることにより、周囲の部分よりも屈折率が高い前記コアを形成するコア形成工程と、前記感光性媒質層を硬化させることにより、前記クラッドを形成するクラッド形成工程と、前記位置合わせ基準部を基準として前記光導波路主面上に前記導体層を形成する導体層形成工程と、前記導体層上に前記光学素子を搭載する光学素子搭載工程とを含むことを特徴とする光電気複合配線構造体の製造方法、がある。
従って、この製造方法によれば、上述した作用効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。即ち、光路変換部形成工程にて位置合わせ基準部を基準として光路変換部を形成した後、さらにそれ以降の工程にて当該位置合わせ基準部を基準としてコア及び光学素子搭載用の導体層を形成している。そのため、光路変換部とコアと光学素子との位置ずれを低減することができ、よりいっそう容易にかつ確実に高効率接続を実現することができる。よって、光の伝送ロスの小さい光導波路構造体を備えた、高性能の光電気複合配線構造体を得やすくなる。
以下、本発明の自己形成光導波路構造体の製造方法、光電気複合配線構造体の製造方法について詳細に説明する。
上記製造方法を経て製造されるべき自己形成光導波路構造体は、光が伝搬するコア、前記コアを取り囲むクラッド、及び、前記コア内を伝搬する光を反射する光反射面を有する光路変換部を備える。自己形成光導波路構造体は、ポリマ材料からなる薄層状、板状またはフィルム状の部材である。前記ポリマ材料としては、具体的には、フッ素化ポリイミド等のポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、重水素化PMMA、重水素フッ素化PMMA等のアクリル樹脂、ポリオレフィン系樹脂などが好適である。なお、このようなポリマ材料には感光性が付与されている。
前記光路変換部は、コア内を伝搬する光を反射する光反射面を1箇所または2箇所以上有している。好適な光路変換部としては、例えば、V字溝のような凹部を挙げることができ、この場合にはV字溝の傾斜面が光反射面として機能する。なお、V字溝の内面に金属膜が形成されていると、光の反射効率を向上させることができる。金属膜の形成に使用される金属材料としては、金、銀、銅、ロジウム、ニッケルなどが好適である。
また、別の好適な光路変換部としては、傾斜した光反射面を有する金属小塊状の光路変換部品などを挙げることができる。このような光路変換部品は、例えばキャピラリボンディングの技術を利用して比較的簡単にかつ精度よく作製することが可能である。
上記の製造方法においては、まず、支持基板の基板主面上に位置合わせ基準部を形成するとともに、その位置合わせ基準部を基準として光路変換部を形成する光路変換部形成工程を実施する。
前記支持基板は、少なくともコアの自己形成が完了するまでの間、感光性媒質層を支持してフラットな状態に保つ役割を有している。かかる支持基板は、自己形成光導波路構造体の完成前に除去されてもよく、あるいは完成品の一部としてそのまま残されてもよい。支持基板を完成品の一部として残す方法の利点は、支持基板除去工程を省略できるため工数減につながり、生産性向上及び低コスト化を達成しやすくなることである。完成品の一部として残される支持基板の好適例としては、例えば、樹脂、セラミック、ガラス等からなる絶縁層と、導体層とを有する配線基板がある。前記導体層は基板外表面に形成されていてもよく、基板内部に形成されていてもよい。これらの導体層同士の接続を図るために、基板内部にビアホール導体が形成されていてもよい。なお、導体層やビアホール導体は、例えば、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)などを用いて形成される。
位置合わせ基準部の具体例としては、支持基板の基板主面上に形成された導体層の一部(例えばパッド)や、印刷にて形成されたマークなどがあるほか、支持基板の基板主面上にて現れるビアホール導体やスルーホール導体の端面などがある。また、位置合わせ基準部を基準として光路変換部を形成する手法としては、従来公知の手法を採用することが可能である。例えば、CCDカメラ等の撮像手段で位置合わせ基準部を含む領域を撮影し、この画像を解析した結果に基づいて、光路変換部の形成位置を決定する方法などが好適である。
続く感光性媒質層形成工程では、支持基板の基板主面上に感光性材料を塗布することにより、光路変換部をその内部に有する感光性媒質層を形成する。
前記感光性材料とはいわゆる自己形成光導波路材のことを意味し、具体例を挙げると、感光性を付与したポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン系樹脂などがある。このような感光性材料は塗布された後に乾燥して非流動化される。
光照射手段位置合わせ工程では、位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、それら入光位置に合わせて一対の光照射手段を配置する。位置合わせ基準部を基準とする入光位置の決定等は、人手により行ってもよいが、所定の装置を用いて自動的に行うことが、位置合わせ精度向上及び生産性向上の観点から望ましい。この場合においても、CCDカメラで位置合わせ基準部を撮影し、この画像を解析した結果に基づいて、入光位置を決定する方法などが好適である。入光位置の決定後には、従来公知の駆動手段を用いて光照射手段を移動させることにより、光照射手段を入光位置に合わせて配置することが好ましい。この場合、一対の光照射手段を共通の駆動手段により一括して移動させてもよいが、光照射手段ごとに個別の駆動手段により独立して移動させてもよい。
前記入光位置は、感光性媒質層における任意の位置に設定可能である。つまり、入光位置は、感光性媒質層の第1主面上、第2主面上または端面上のいずれにも設定可能である。なお、入光位置は同一面内の2箇所に設定されることがよく、この場合には入光位置の決定を比較的容易に行うことが可能となる。
また、前記光照射手段の例としては、光源に接続された光ファイバや、このような光ファイバの先端に設けられたMTコネクタなどを挙げることができる。光ファイバ等の利点は、比較的安価であることに加え、入光位置に径の小さいスポット光を照射するのに適した構造を有していることである。
続くコア形成工程では、入光位置に配置された一対の光照射手段により、感光性媒質層内の光路変換部の光反射面に向けて双方向から光を照射する。その結果、感光性媒質層を選択的に光硬化させることにより、周囲の部分よりも屈折率が高いコアを自己形成する。
本工程にて照射される光としては、感光性媒質層を光重合させることが可能な波長及び強度の光がよく、具体的には、赤色、青色または緑色のレーザ光やUV光などが好適である。本工程を通じて、光は、光反射面に向けて双方向からほぼ等しい時間、略同じタイミングで照射されることがよい。この方法によれば、コアの自己形成に要する時間を短縮でき、生産性が確実に向上する。
また、クラッド形成工程では、感光性媒質層を硬化させることによりクラッドを形成する。感光性媒質層を硬化させる具体的手法としては、感光性媒質層の全体に光を照射することがよい。この場合、例えば広範囲の照射に適した面光源ランプ等を用いることが好ましい。また、感光性媒質層に熱硬化性を付与しておき、感光性媒質層を所定温度に加熱して硬化させることも可能である。なお、形状のよいコアを確実に形成するためには、クラッド形成工程を少なくともコア形成工程後に実施することが好ましい。
続く導体層形成工程では、位置合わせ基準部を基準として光導波路主面上に導体層を形成する。かかる導体層は、導電性金属を材料として用いて従来公知の手法により形成される。導電性金属としては、金、銀、銅、ニッケル、クロム、チタン、アルミニウムなどを挙げることができる。導電性金属からなる薄膜を光導波路主面上に形成する手法としては、例えば、スパッタ、CVD、PVD、真空蒸着、めっきなどがある。その後、薄膜はフォトリソグラフィによりパターニングされる。
本工程においても、CCDカメラで位置合わせ基準部を撮影し、この画像を解析した結果に基づきフォトリソグラフィを行って、導体層を形成することが好適である。この手法によれば導体層を正確な位置に形成しやすくなる。
続く光学素子搭載工程では、光導波路主面(即ち硬化したクラッドの表面)にある導体層上に1つまたは2つ以上の光学素子を搭載する。その搭載方法としては、例えば、ワイヤボンディングやフリップチップボンディング等の手法、異方導電性材料を用いた手法などを採用することができる。発光部を有する光学素子(即ち発光素子)としては、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)、半導体レーザダイオード(Laser Diode ;LD)、面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser;VCSEL)等を挙げることができる。これらの発光素子は、入力した電気信号を光信号に変換した後、その光信号を所定部位に向けて発光部から出射する機能を備えている。一方、受光部を有する光学素子(即ち受光素子)としては、例えば、pinフォトダイオード(pin Photo Diode;pin PD)、アバランシェフォトダイオード(APD)等を挙げることができる。これらの受光素子は、光信号を受光部にて入射し、その入射した光信号を電気信号に変換して出力する機能を有している。なお、前記光学素子は発光部及び受光部の両方を有するものであってもよい。前記光学素子に使用する好適な材料としては、例えば、Si、Ge、InGaAs、GaAsP、GaAlAsなどを挙げることができる。
本工程では、光導波路主面上において発光素子の近傍にドライバ素子を搭載し、受光素子の近傍にレシーバ素子を搭載することがよい。発光素子とドライバ素子との距離、受光素子とレシーバ素子との距離が短くなるため、高速応答化を達成しやすくなる。
上記課題を解決するためのさらに別の手段としては、一対の光照射手段と、前記一対の光照射手段をそれぞれ独立して移動させる駆動手段と、照射対象物における位置合わせ基準部を認識し、その位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、さらに前記駆動手段を駆動して前記一対の光照射手段を前記入光位置にそれぞれ配置する位置合わせ手段とを備えることを特徴とする自己形成光導波路構造体製造用の光照射装置、がある。
従って、この光照射装置によれば、位置合わせ手段が、位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、さらに駆動手段を駆動して一対の光照射手段を入光位置にそれぞれ配置する。この場合、駆動手段は一対の光照射手段をそれぞれ独立して移動可能であるため、各々の位置を微調整することが可能となり、一対の光照射手段を極めて正確に配置することができる。ゆえに、この装置によれば、前述したような光照射手段位置合わせ工程及びコア形成工程を確実に行うことができる。よって、上記の優れた製造方法を実施するのに好適な自己形成光導波路構造体製造用の光照射装置を提供することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明を具体化した第1実施形態の光電気複合配線構造体10及びその製造方法を、図1〜図13に基づき詳細に説明する。
図1には、本実施形態の光電気複合配線構造体10が示されている。この光電気複合配線構造体10は、自己形成光導波路構造体31をセラミック配線基板11(支持基板)の上面12(基板主面)に設けた構造となっている。自己形成光導波路構造体31は、光導波路本体30、光路変換部品21(光路変換部)、VCSEL41(光学素子)、フォトダイオード51(光学素子)等によって構成されている。
セラミック配線基板11は、上面12及び下面13を有する略矩形状の板部材であり、アルミナ焼結体を主成分として構成されている。このセラミック配線基板11は、いわゆる多層配線基板であって、その内部には配線層(図示略)が形成されている。セラミック配線基板11の上面12における外周部は、ICチップ26等のような各種電子部品を実装するための接続パッド14が複数箇所に形成されている。また、上面12における略中央部は自己形成光導波路構造体31を搭載するためのエリアとして設定されていて、その搭載エリアには位置合わせ用パッド16及び光路変換部品用パッド17が配置されている。位置合わせ用パッド16は搭載エリアにおける外周部に位置している。セラミック配線基板11の内部には、層間接続のための図示しないビアホール導体が形成されている。また、セラミック配線基板11の下面13全体には、複数の接続端子15が設けられている。本実施形態の場合、配線層、ビアホール導体、接続パッド14、接続端子15、位置合わせ用パッド16及び光路変換部品用パッド17が、いずれもタングステン(W)を用いて形成されている。なお、光路変換部品用パッド17上には、略四角錐形状の金バンプからなる光路変換部品21が接合されている。光路変換部品21における4つの側面は、基板主面である上面12に対して約45°傾斜している。かかる側面のうちの1つが、光の進行方向を約90°変更する光反射面22としての役割を果たすようになっている。
図1に示されるように、自己形成光導波路構造体31は上面12略中央部に位置する搭載エリアに搭載されている。自己形成光導波路構造体31の主要部分である光導波路本体30は、薄層状に形成され、上面32(光導波路主面)及び下面33を有している。光導波路本体30は、光が伝搬するコア34及びそれを上下左右から取り囲むクラッド37を有している。本実施形態の場合、コア34及びクラッド37はエポキシ系樹脂からなる。コア34の屈折率はクラッド37の屈折率よりも高くなっている。図1では、コア34が見掛け上1本であるが、実際には複数本(具体的には4本)のコア34が互いに平行に形成されている。
各々のコア34は、光導波路本体30の上面32における所定箇所を起点とし、同じく上面32における別の箇所を終点として延設されている。これらのコア34は、光導波路本体30の上面32に沿って平行に延びる水平部35と、光導波路本体30の上面32に対して垂直に延びる垂直部36とによって構成されている。水平部35と垂直部36とが連結する部分は略直角に屈曲した屈曲部40となっており、本実施形態の各コア34はこのような屈曲部40を2箇所に有している。従って、コア34を伝搬する光の進行方向が、2回変換されるようになっている。
光導波路本体30の上面には接続パッド39(導体層)が形成されており、接続パッド39同士は図示しない配線パターン(導体層)を介して接続されている。接続パッド39のうちの一部のものは、図示しないボンディングワイヤを介して、セラミック配線基板11側の導体に接続されている。また、発光側垂直部36を包囲して配置された複数の接続パッド39上には、発光手段の一種であるVCSEL41(光学素子)がはんだ付けされている。受光側垂直部36を包囲して配置された複数の接続パッド39上には、受光手段の一種であるフォトダイオード51(光学素子)がはんだ付けされている。
VCSEL41は発光面を下向きにして搭載され、その発光面内においては複数(ここでは4つ)の発光部42が配列されている。各々の発光部42は、各々の発光側垂直部35の直上に位置している。従って、各発光部42は、図1の鉛直下方向)に所定波長のレーザ光を出射するようになっている。一方、フォトダイオード51は受光面を下向きにして搭載され、その受光面内においては複数(ここでは4つ)の受光部52が配列されている。各々の受光部52は、各々の受光側垂直部35の直上に位置している。従って、各受光部52は、図1の鉛直下方向)からやってくる所定波長のレーザ光を受光可能となっている。
光導波路本体30の上面においてVCSEL41のすぐ隣には、VCSEL41を駆動するためのドライバIC(図示略)が搭載されている。ドライバICとVCSEL41とは、上面32に形成された比較的短い配線パターンを介して電気的に接続されている。また、光導波路本体30の上面においてフォトダイオード51のすぐ隣には、レシーバIC(図示略)が搭載されている。レシーバICとフォトダイオード51とは、上面32に形成された比較的短い配線パターンを介して電気的に接続されている。
ここで、上記構成の自己形成光導波路構造体31の一般的な動作について簡単に述べておく。
VCSEL41、ドライバIC42、フォトダイオード51及びレシーバIC52は、セラミック配線基板11側からの電力供給により、動作可能な状態となる。ドライバIC42からVCSEL41に電気信号が出力されると、VCSEL41は入力した電気信号を光信号(レーザ光)に変換した後、その信号を含むレーザ光を各々の発光部15から下方に向けて出射する。VCSEL41の出射光は、光導波路本体30の上面31からコア34内に入射する。具体的にいうと、VCSEL41の出射光は、コア34における発光側垂直部36の上端面からその内部に入り込む。光は、発光側垂直部36を伝搬して光反射面22に到り、そこで進行方向を約90°変更して、水平部35に入り込む。水平部35を伝搬した光は、再び光反射面22にて進行方向を約90°変更し、受光側垂直部36に入り込む。受光側垂直部36を伝搬した光は、その上端面から外部に出て、最終的にはフォトダイオード51の受光部52に入射する。フォトダイオード51は受光した光信号を電気信号に変換してレシーバIC52に出力する。レシーバIC52はそれを元の電気信号の状態に戻し増幅して外部に出力するようになっている。
次に、光電気複合配線構造体10の製造方法について説明する。その前に図2に基づいて自己形成光導波路構造体製造用の光照射装置101について述べる。
本実施形態の光照射装置101は、制御コンピュータ102、一対の光照射手段(第1受発光手段111及び第2受発光手段121)、第1駆動手段112、第2駆動手段122、レーザ光源114、第1光強度測定手段113、第2光強度測定手段123、面照射ランプ115、CCDカメラ116等を備えている。
制御コンピュータ102は、制御部103と、キーボード等の入力操作部104と、液晶ディスプレイ等のディスプレイ105を備えている。制御部103は、CPU106、RAM107、ROM108及び入出力インターフェース(I/F)109を備えている。CPU106は、RAM107、ROM108及び入出力インターフェース109に対して電気的に接続されている。ROM108には、各種のプログラム(画像処理プログラム、入光位置決定プログラム、光照射手段位置調整プログラム、発光時間等制御プログラムなど)が格納されている。RAM107には、前記各種プログラムを実行する際に各種データが一時的に記憶されるようになっている。CPU106は、ROM108から適宜読み出してきた各種プログラムを実行するようになっている。
本実施形態の第1受発光手段111及び第2受発光手段121は、いずれも光ファイバ(マルチモードファイバ)からなり、これら光ファイバの一端はレーザ光源114に接続されている。レーザ光源114はコア34の形成に適した波長及び強度のレーザ光を発生させる役割を果たすものであって、制御部103の入出力インターフェース109に接続されている。レーザ光源114はCPU106から発せられる所定の制御信号により作動するようになっている。
第1受発光手段111の先端部(第1受発光部)は、第1駆動手段112に支持されるとともに、感光性媒質層61に対向して配置されている。第1駆動手段112は、感光性媒質層61の上面に平行なX,Y方向に第1受発光部を移動させる役割を果たすものであって、制御部103の入出力インターフェース109に接続されている。第2受発光手段121の先端部(第2受発光部)は、第2駆動手段122に支持されるとともに、感光性媒質層61に対向して配置されている。第2駆動手段122は、感光性媒質層61の上面に平行なX,Y方向に第2受発光部を移動させる役割を果たすものであって、制御部103の入出力インターフェース109に接続されている。このように本実施形態では、一対の光照射手段がそれぞれ独立して移動するように構成されている。
なお、第1駆動手段112は、例えば一対の直動アクチュエータ(例えば電動シリンダなど)を直交配置することにより構成可能であり、CPU106から発せられる所定の制御信号により作動するようになっている。同様に、第2駆動手段122も、例えば一対の直動アクチュエータを直交配置することにより構成可能であり、CPU106から発せられる所定の制御信号により作動するようになっている。
第1光強度測定手段113は、第2受発光部から出射して第1受発光部に入射したレーザ光の強度を測定するために、光ファイバの途上に設けられている。第2光強度測定手段123は、第1受発光部から出射して第2受発光部に入射したレーザ光の強度を測定するために、光ファイバの途上に設けられている。第1光強度測定手段113及び第2光強度測定手段123は、制御部103の入出力インターフェース109に接続されており、光の強度を測定して得た出力信号を制御部103に対して出力するようになっている。
面照射ランプ115は、クラッド37の形成に適した光を発生させるものであって、感光性媒質層61に対向して配置されている。面照射ランプ115は、図示しないドライバ回路を介して制御部103の入出力インターフェース109に接続されている。面照射ランプ115は、CPU106から発せられる所定の制御信号により点灯・消灯するようになっている。
CCDカメラ116は、位置合わせ用パッド16などを撮影すべく、感光性媒質層61の上方にて離間配置されている。CCDカメラ116は、制御部103の入出力インターフェース109に接続されており、撮影によって得た画像データ信号を制御部103に対して出力するようになっている。かかる画像データ信号は、CPU106において画像処理される。
そして、上記のように構成された光照射装置101を用いて光電気複合配線構造体10を製造する。そのプロセスを図3〜図13に従って説明する。
まず、以下の手順に従って、支持基板であるセラミック配線基板11を作製する。
セラミック粉末、有機バインダ、溶剤、可塑剤などを均一に混合・混練してなる原料スラリーを作製し、この原料スラリーを用いてドクターブレード装置によるシート成形を行って、所定厚みのグリーンシートを複数枚形成する。グリーンシートにおける所定部分にパンチ加工を施して、ビアホール用孔を形成する。次に、ペースト印刷装置を用いてタングステンペーストを印刷する。そして、これら複数枚のグリーンシートを積層してプレスすることにより一体化し、グリーンシート積層体とする。次に、周知の手法に従って乾燥工程、脱脂工程、焼成工程を行い、グリーンシート積層体を焼結させる。その結果、上面12に位置合わせ用パッド16及び光路変換部品用パッド17を有するセラミック配線基板11を得る。
次に、ワイヤボンディング装置のキャピラリに金ワイヤを供給しておき、その金ワイヤの先端を塊状にしておく。そして、キャピラリを光路変換部品用パッド17上に押し付けて金属塊を固着させると同時に、型押し治具を兼ねるキャピラリによってその金属塊を所定形状のバンプに成形する。これにより、約45°の傾斜角度のついた光反射面22を有する略四角錐状の光路変換部品21を形成する(図3参照)。なお、キャピラリによる金属塊の押し付け後、キャピラリとは別の型押し治具を用いて当該金属塊を所定形状に成形してもよい。
このような光路変換部品21の成形に先立ち、CPU106が制御信号をCCDカメラ116に出力し、これによりCCDカメラ116が作動して画像を撮影する。次いで、CPU106は、CCDカメラ116の画像データ信号を制御部103内に取り込ませるとともに、画像処理プログラムに従って画像処理を行い、画像における位置合わせ用パッド16の位置を特定する。そして、CPU106は、この位置合わせ用パッド16の中心点の座標を基準点として設定し、この基準点の座標に基づいて光路変換部品21を形成すべき位置の座標を決定する。すると、CPU106は、光路変換部品21を形成すべき位置の座標データを含む制御信号を生成し、その制御信号を図示しないワイヤボンディング装置に出力する。その結果、ワイヤボンディング装置がキャピラリの先端を所定の位置まで移動させ、正確な位置に光路変換部品21を形成するようになっている。
次に、感光性媒質層形成工程を実施することにより、セラミック配線基板11の上面12における搭載エリアに感光性材料を均一に塗布し、さらにこれを所定時間乾燥して半硬化させて感光性媒質層61とする(図4参照)。本実施形態では、エポキシ系樹脂に少量の光硬化材を添加してなる感光性材料を用いている。前記光硬化材としては、ジアゾニウム塩、スルホニウム塩、ヨードニウム塩、セレニウム塩などが好適である。また、前記光硬化材の添加量は0.05重量%以上10重量%以下であればよく、本実施形態では2重量%程度に設定している。
次に、光照射手段位置合わせ工程では、位置合わせ用パッド16を基準として入光位置43,53を2箇所決定し、それら入光位置43,53に合わせて一対の光照射手段を配置する。具体的には下記のようにする。
即ち、本工程では、CPU106が、前述の工程にて特定した位置合わせ用パッド16の中心点の座標を基準点として設定し、この基準点の座標に基づいて入光位置43,53の座標を2箇所決定する。入光位置43,53の決定後、CPU106は、所定の制御信号を出力して第1駆動手段112を動作させる。その結果、第1受発光手段111の先端部(第1受発光部)を一方の入光位置43に合わせて配置する。同様にCPU106は、所定の制御信号を出力して第2駆動手段122を動作させる。その結果、第2受発光手段121の先端部(第2受発光部)を他方の入光位置53に合わせて配置する(図5参照)。上記のように本工程では、入光位置43,53の決定や、入光位置43,53への受発光部の移動を自動的に行っているので、位置合わせ精度向上及び生産性向上を達成しやすくなっている。また、個別の駆動手段112,122を用いて第1受発光部及び第2受発光部を独立して移動させているので、それらを一括して移動させる場合に比較して、それらを正確な位置に配置することができる。
続く位置確認工程では、感光性媒質層61内の光路変換部品21の光反射面22に向けて一方向から(ここでは第2受発光手段121のみから)レーザ光を照射する。そして、このレーザ光を第1受発光手段111の受発光部から取り込み、その強度を第1光強度測定手段113によって測定する。CPU106は、光の強度を測定して得た出力信号を取り込み、あらかじめ定められた光強度の基準値と比較する。光強度の実測値が光強度の基準値を超えていれば、CPU106は、第1受発光部及び第2受発光部が正確な位置に配置されていると判断する。逆に、光強度の実測値が光強度の基準値を超えていなければ、CPU106は、第1受発光部及び第2受発光部が正確な位置に配置されていないと判断し、駆動手段112,122を作動させて位置の微調整を行う。
なお、このような位置確認工程は不要であれば省略しても構わない。
続くコア形成工程では、第1受発光手段111の先端部(第1受発光部)及び第2受発光手段121の先端部(第2受発光部)により、感光性媒質層61内の光路変換部品21の光反射面22に向けて双方向から光を同時に照射する。本実施形態では、波長が490nmのブルーレーザ光を用い、このブルーレーザ光を5mW/cm2以上40mW/cm2以下に設定して、5秒以上60秒以下(好ましくは15秒)の時間照射している。
図7は、ブルーレーザ光の照射を開始してから約5秒経過後の状態を示している。この時点では、コア34における垂直部36が自己形成しながら次第に長尺化していく。図8は、ブルーレーザ光の照射を開始してから約10秒経過後の状態を示している。この時点では、コア34における垂直部36の形成はすでに終了し、水平部35が自己形成しながら次第に長尺化していく。そして最終的には、双方向から延びてきた水平部35の先端部同士が中間地点にて接続し、コア34が完成する(図9参照)。この場合、仮に双方向から延びてく水平部35の光軸が若干ずれていたとしても、両者は確実に接続しうる。もっとも、本実施形態では、第1受発光部及び第2受発光部を正確な位置に配置しているため、光軸のずれは殆どなく、水平部35同士を極めて高い効率で接続することができる。
続くクラッド形成工程では、CPU106が所定の制御信号を出力して面光源ランプ115を点灯させる(図10参照)。その結果、感光性媒質層61の全体にUV光が照射され、感光性媒質層61が全体的に光重合により硬化する。これによりコア34を上下左右から取り囲むクラッド37が形成され、光導波路本体30が完成する。本実施形態では、UV光を、0.1mW/cm2以上30mW/cm2以下の照度(好ましくは0.3mW/cm2)に設定して、30秒照射している。
続く導体層形成工程では、まず、光導波路本体30を別の装置に移して、光導波路本体30の上面32における外周部にマスクを設ける、そして、さらにこの光導波路本体30をスパッタ装置に移してスパッタを行い、外周部を除く上面32全体に導電性金属薄膜を形成する。スパッタされる金属としては、例えば、クロム(Cr)やチタン(Ti)などが好適である。次に、前記マスクを除去して位置合わせ用パッド16を視認可能な状態にした後、導電性金属薄膜上にフォトレジスト層を形成する。次に、フォトレジスト層が形成された光導波路本体30を露光装置に移し、位置合わせ用パッド16を基準としてフォトレジスト層の露光を行う。この後、現像を行ってフォトレジスト層の所定位置に開口部を設け、さらにその開口部を介してエッチングを行う。その結果、光路変換部品21やコア34との位置ずれ量が小さい接続パッド39を形成することができる(図11参照)。なお、クロム(Cr)やチタン(Ti)などからなる導電性金属薄膜の上に、さらに銅(Cu)、ニッケル(Ni)、金(Au)などをめっきしてもよい。
ここで、前記光導波路本体30を光照射装置101に移して下記のような検査工程を実施する。この検査工程では、まず、CPU106が制御信号をCCDカメラ116に出力し、これによりCCDカメラ116が作動して光導波路本体30を撮影する。次いで、CPU106は、CCDカメラ116の画像データ信号を制御部103内に取り込ませるとともに、画像処理プログラムに従って画像処理を行い、画像における接続パッド39の位置を特定する。そして、CPU106は、接続パッド39の中心点の座標を基準点として設定し、この基準点の座標に基づいて、光学素子の受発光部が配置されるであろう位置の座標を予測する。すると、CPU106は、受発光部配置予定位置の座標データを含む制御信号を生成し、その制御信号を出力して第1駆動手段112及び第2駆動手段122を動作させる。これにより、第1受発光手段111の先端部(第1受発光部)、第2受発光手段121の先端部(第2受発光部)を、受発光部配置予定位置にそれぞれ配置する。この状態でコア34の一端に向けて一方向から(ここでは第2受発光手段121のみから)レーザ光を照射する(図12参照)。そして、コア34の他端から出射するレーザ光を第1受発光手段111の受発光部から取り込み、その強度を第1光強度測定手段113によって測定する。CPU106は、光の強度を測定して得た出力信号を取り込んで、入射光と出射光との比率(即ちパワー損失率)を算出し、その算出された比率とあらかじめ定めた許容値と比較することにより、良品及び不良品の判定を行う。ここで、パワー損失率が許容値を超えていれば、CPU106は、コア34が高効率接続されかつ接続パッド39が正しい位置に形成された良品であると判断する。逆に、パワー損失率が許容値を超えていなければ、CPU106は、コア34が高効率接続されかつ接続パッド39が正しい位置に形成された良品ではない、つまり不良品であると判断する。よって、この場合には、その不良品を取り除くか、あるいは所定の修正作業を行って良品に変えるようにする。なお、本実施形態によると、光学素子搭載工程前に修正作業を実施できるので、修正作業を比較的容易に行うことができる。
なお、このような検査工程は不要であれば省略してもよい。
続く光学素子搭載工程では、先の工程で良品と判断されたものについて、光導波路本体30の上面32にある接続パッド39上に、VCSEL41、ドライバIC42、フォトダイオード51及びレシーバIC52をはんだ付けする(図13参照)。なお、このような光学素子搭載に先立ち、CPU106が制御信号をCCDカメラ116に出力し、これによりCCDカメラ116が作動して位置合わせ用パッド16,38の画像を撮影する。次いで、CPU106は、CCDカメラ116の画像データ信号を制御部103内に取り込んだ後、画像処理プログラムに従って画像処理を行い、画像における位置合わせ用パッド38の位置を特定する。そして、CPU106は、この位置合わせ用パッド38の中心点の座標を基準点として設定し、この基準点の座標に基づいて光学素子を搭載すべき位置の座標をそれぞれ決定する。そして、各々の光学素子を、図示しないチップマウンタを用いて前記座標まで搬送し、接続パッド39に押し付けるようにする。
以上の結果、所望の自己形成光導波路構造体30を備えた光電気複合配線構造体10が完成する。
従って、本実施形態によれば以下のような作用効果を奏する。
(1)上記のように双方向からレーザ光を照射してコア34を自己形成するこの製造方法によれば、入光位置43,53等の設定精度の高低にあまり左右されることなく、コア34の先端部同士を容易にかつ確実に接続でき、もって高効率接続を実現することができる。よって、光の伝送ロスの小さい自己光導波路構造体31を得ることが可能となる。
(2)また、この製造方法によれば、高効率接続の実現のために各部品の位置を微調整する、という煩雑な作業が特に要求されなくなる。ゆえに、生産性の向上及び低コスト化を達成しやすくなる。
(3)この製造方法によれば、光路変換部形成工程にて位置合わせ用パッド16を基準として光路変換部品21を形成した後、さらにそれ以降の工程にて実質的に当該位置合わせ用パッド16を基準としてコア34、光学素子搭載用の接続パッド39を形成している。そのため、光路変換部品21とコア34と光学素子との位置ずれを低減することができ、より容易にかつ確実に高効率接続を実現することができる。そして、このことは光の伝送ロスの低減にも確実に貢献する。
(4)本実施形態の製造方法を経て得られる自己光導波路構造体31の場合、光学素子等の搭載用の導体層である接続パッド39が上面32に形成されている。そして、上面32においてVCSEL41の近傍にはドライバICが搭載され、上面32においてフォトダイオード51の近傍にはレシーバICが搭載されている。ゆえに、VCSEL41とドライバICとの距離、フォトダイオード51とレシーバICとの距離が短くなるため、高速応答化を達成しやすくなる。
(5)上記構成を有する本実施形態の光照射装置101によれば、前述したような光照射手段位置合わせ工程、コア形成工程、クラッド形成工程等を確実にかつ自動的に行うことができる。よって、この光照射装置101は、本実施形態の上記製造方法を実施するのに極めて好適である。しかも、この光照射装置101によれば、光の照射によるコア34やクラッド37の形成ばかりでなく、併せて良品・不良品の検査を行うこともできる。
[第2実施形態]
以下、本発明を具体化した第2実施形態の光電気複合配線構造体10の製造方法を、図14,図15に基づき詳細に説明する。
図14に示されるように、本実施形態の光電気複合配線構造体10では、セラミック配線基板11の上面12及び下面13を貫通する貫通孔73が形成され、その貫通孔73の内部にもコア34及びクラッド37が配置されている。また、第1実施形態では、金バンプからなる光路変換部品21を1つのコア34につき2つ設けていたが、ここでは一方の光路変換部を上記光路変換部品21とし、他方の光路変換部をV字溝71の内面に金属薄膜72を形成した構造となっている。ここでは、コア34の始端がセラミック配線基板11の上面12に配置され、終端が下面13に配置されている。
さて、このような構造の光電気複合配線構造体10を製造するためには、光路変換部品形成工程を行って光路変換部品21を形成し、さらに感光性媒質層形成工程を行って感光性媒質層61を形成する。そして、その感光性媒質層61にダイシング加工を施してV字溝71を形成し、さらにV字溝71の内面にスパッタ等により金属薄膜72を形成する。この後、図15に示されるように、セラミック基板11の上面12側にて入光位置43を1つ決定し、下面13側にて入光位置53を決定する。そして、このようにして決定された2箇所の入光位置43,53に合わせて、第1受発光手段111の先端部及び第2受発光手段121の先端部をそれぞれ配置する。この後、双方向からレーザ光を照射して、感光性媒質層61を選択的に光硬化させれば、高い接続効率でコア34を自己形成することができる。
そして、この後さらにクラッド形成工程、導体層形成工程、検査工程、光学素子搭載工程等を実施すれば、図14に示す所望の光電気複合配線構造体10を完成させることができる。
[第3実施形態]
以下、本発明を具体化した第3実施形態の光電気複合配線構造体10の製造方法を、図16,図17に基づき詳細に説明する。
図16に示されるように、本実施形態の光電気複合配線構造体10の場合、コア34が水平部35のみを有していて垂直部36を全く有していない。つまり、ここではコア34が支持基板であるセラミック配線基板11の上面12に対して平行に延設されていて、その始端及び終端が光導波路本体30の端面に位置している。なお、ここでは第1実施形態とは異なる形状、具体的には平面視で略直角二等辺三角形状の光路変換部品131,132,133を用いている。
さて、このような構造の光電気複合配線構造体10を製造するためには、光路変換部品形成工程及び感光性媒質層形成工程を行った後、図17に示されるように、感光性媒質層61の端面にて入光位置43,53を2箇所決定し、そこに一対の光照射手段を配置する。本実施形態では、一対の光照射手段として、光ファイバ135とMTコネクタ134とを用いている。この後、双方向からレーザ光を照射して、感光性媒質層61を選択的に光硬化させれば、高い接続効率でコア34を自己形成することができる。
そして、この後さらにクラッド形成工程、導体層形成工程、検査工程、光学素子搭載工程等を実施すれば、図16に示す所望の光電気複合配線構造体10を完成させることができる。
なお、本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において任意に変更することが可能である。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)光導波路主面、光が伝搬するコア、前記コアを取り囲むクラッド、前記コア内を伝搬する光を反射する光反射面を有する光路変換部、及び、前記光導波路主面上に配置された導体層を備える自己形成光導波路構造体と、前記導体層上に搭載された光学素子とを備える光電気複合配線構造体の製造方法において、支持基板の基板主面上に位置合わせ基準部を形成するとともに、その位置合わせ基準部を基準として前記光路変換部を形成する光路変換部形成工程と、前記支持基板の基板主面上に感光性材料を塗布することにより、前記光路変換部をその内部に有する感光性媒質層を形成する感光性媒質層形成工程と、前記位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、それら入光位置に合わせて一対の光照射手段を配置する光照射手段位置合わせ工程と、前記入光位置に配置された前記一対の光照射手段により、前記感光性媒質層内の前記光路変換部の光反射面に向けて双方向から光を照射して、前記感光性媒質層を選択的に光硬化させることにより、周囲の部分よりも屈折率が高い前記コアを形成するコア形成工程と、前記コア形成工程後に前記感光性媒質層を硬化させることにより、前記クラッドを形成するクラッド形成工程と、前記位置合わせ基準部を基準として前記光導波路主面上に前記導体層を形成する導体層形成工程と、前記光導波路主面上に形成された前記導体層を基準として前記コアの形成状態を検査することにより、良品であるか否かを検査する検査工程と、前記検査工程により良品と判定されたものについて、前記導体層上に前記光学素子を搭載する光学素子搭載工程とを含むことを特徴とする光電気複合配線構造体の製造方法。
(2)技術的思想(1)において、前記検査工程では、前記コアの一端側から光を入射させた場合に前記コアの他端側から出射する光の強度を測定し、その測定結果から入射光と出射光との比率を算出し、その算出された比率とあらかじめ定めた基準値と比較することにより、良品及び不良品の判定を行うことを特徴とする光電気複合配線構造体の製造方法。
(3)第1受発光部を有する第1受発光手段と、第2受発光部を有する第2受発光手段と、前記第1受発光部を移動させる第1駆動手段と、前記第1受発光部と独立して前記第2受発光部を移動させる第2駆動手段と、照射対象物における位置合わせ基準部を認識し、その位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、さらに前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を駆動して前記第1受発光部及び前記第2受発光部を前記入光位置にそれぞれ配置する位置合わせ手段と、前記第1受発光部から出射して前記第2受発光部に入射した光、または、前記第2受発光部から出射して前記第1受発光部に入射した光の強度を測定する光強度測定手段とを備えることを特徴とする自己形成光導波路製造用の光照射装置。
(4)第1受発光部を有する第1受発光手段と、第2受発光部を有する第2受発光手段と、前記第1受発光部を移動させる第1駆動手段と、前記第1受発光部と独立して前記第2受発光部を移動させる第2駆動手段と、照射対象物を撮影する撮像手段と、前記照射対象物における特定部位を位置合わせ基準部として設定する位置合わせ基準部設定手段と、前記位置合わせ基準部設定手段が設定した前記位置合わせ基準部を基準として、入光位置を2箇所決定する入光位置決定手段と、前記入光位置決定手段が決定した2箇所の入光位置に合わせて前記第1光照射手段及び前記第2光照射手段をそれぞれ配置すべく、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する駆動制御手段と、前記第1受発光部から出射して前記第2受発光部に入射した光、または、前記第2受発光部から出射して前記第1受発光部に入射した光の強度を測定する光強度測定手段とを備えることを特徴とする自己形成光導波路製造用の光照射装置。
本発明を具体化した第1実施形態の光電気複合配線構造体を示す概略断面図。 第1実施形態にて使用される自己形成光導波路構造体製造用の光照射装置の構成を示す概略図。 第1実施形態の製造過程において、光路変換部品を形成した状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、感光性媒質層を形成した状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、入光位置に一対の光照射手段を配置した状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、位置確認工程を行っている状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、コアを形成している状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、コアを形成している状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、コアの形成が完了した状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、クラッドを形成している状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、光導波路本体の上面に接続パッドを形成した状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、前記接続パッド等の検査を行っている状態を示す部分概略断面図。 第1実施形態の製造過程において、光学素子が搭載された状態を示す部分概略断面図。 第2実施形態の光電気複合配線構造体を示す部分概略断面図。 第2実施形態の製造過程におけるコア形成工程を説明するための部分概略断面図。 第3実施形態の光電気複合配線構造体を示す部分概略平面図。 第3実施形態の製造過程におけるコア形成工程を説明するための部分概略平面図。
符号の説明
10…光電気複合配線構造体
11…支持基板としてのセラミック配線基板
12…基板主面としての上面
16…位置合わせ基準部としての位置合わせ用パッド
21…光路変換部としての光路変換部品
22…光反射面
31…自己形成光導波路構造体
32…光導波路主面
34…コア
37…クラッド
39…導体層としての接続パッド
41…光学素子としてのVCSEL
43,53…入光位置
51…光学素子としてのフォトダイオード
61…感光性媒質層
72…光路変換部としての金属薄膜
101…光照射装置
103…位置合わせ手段を構成する制御部
111…光照射手段としての第1受発光手段
112…位置合わせ手段を構成する第1駆動手段
121…光照射手段としての第2受発光手段
122…位置合わせ手段を構成する第2駆動手段

Claims (4)

  1. 光が伝搬するコア、前記コアを取り囲むクラッド、及び、前記コア内を伝搬する光を反射する光反射面を有する光路変換部を備える自己形成光導波路構造体の製造方法において、
    前記光路変換部をその内部に有する感光性媒質層を形成する感光性媒質層形成工程と、
    前記感光性媒質層内の前記光路変換部の光反射面に向けて双方向から光を照射して、前記感光性媒質層を選択的に光硬化させることにより、周囲の部分よりも屈折率が高い前記コアを形成するコア形成工程と
    を含むことを特徴とする自己形成光導波路構造体の製造方法。
  2. 支持基板の基板主面上に位置合わせ基準部を形成するとともに、その位置合わせ基準部を基準として前記光路変換部を形成する光路変換部形成工程と、
    前記支持基板の基板主面上に感光性材料を塗布することにより、前記光路変換部をその内部に有する感光性媒質層を形成する感光性媒質層形成工程と、
    前記位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、それら入光位置に合わせて一対の光照射手段を配置する光照射手段位置合わせ工程と、
    前記入光位置に配置された前記一対の光照射手段により、前記感光性媒質層内の前記光路変換部の光反射面に向けて双方向から光を照射して、前記感光性媒質層を選択的に光硬化させることにより、周囲の部分よりも屈折率が高い前記コアを形成するコア形成工程と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の自己形成光導波路構造体の製造方法。
  3. 光導波路主面、光が伝搬するコア、前記コアを取り囲むクラッド、前記コア内を伝搬する光を反射する光反射面を有する光路変換部、及び、前記光導波路主面上に配置された導体層を備える自己形成光導波路構造体と、前記導体層上に搭載された光学素子とを備える光電気複合配線構造体の製造方法において、
    支持基板の基板主面上に位置合わせ基準部を形成するとともに、その位置合わせ基準部を基準として前記光路変換部を形成する光路変換部形成工程と、
    前記支持基板の基板主面上に感光性材料を塗布することにより、前記光路変換部をその内部に有する感光性媒質層を形成する感光性媒質層形成工程と、
    前記位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、それら入光位置に合わせて一対の光照射手段を配置する光照射手段位置合わせ工程と、
    前記入光位置に配置された前記一対の光照射手段により、前記感光性媒質層内の前記光路変換部の光反射面に向けて双方向から光を照射して、前記感光性媒質層を選択的に光硬化させることにより、周囲の部分よりも屈折率が高い前記コアを形成するコア形成工程と、
    前記感光性媒質層を硬化させることにより、前記クラッドを形成するクラッド形成工程と、
    前記位置合わせ基準部を基準として前記光導波路主面上に前記導体層を形成する導体層形成工程と、
    前記導体層上に前記光学素子を搭載する光学素子搭載工程と
    を含むことを特徴とする光電気複合配線構造体の製造方法。
  4. 一対の光照射手段と、
    前記一対の光照射手段をそれぞれ独立して移動させる駆動手段と、
    照射対象物における位置合わせ基準部を認識し、その位置合わせ基準部を基準として入光位置を2箇所決定し、さらに前記駆動手段を駆動して前記一対の光照射手段を前記入光位置にそれぞれ配置する位置合わせ手段と
    を備えることを特徴とする自己形成光導波路構造体製造用の光照射装置。
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