JP2005116345A - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接点反転時の動作速度を速めてアークの発生を抑えると共に、接点の接触圧を高めることによりバウンスを小さくできるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】 操作軸16が操作された時、回転軸15の回動に伴ってバイメタル片13が第2の回転板18を介して第1の回転板17を回動させて一対の接点板2、3をオンさせると共に、ヒーター14が過熱されて所定の温度に達した時には、バイメタル片13が変位することにより第2の回転板18を介して第1の回転板17を回動させてオン状態の一対の接点板2、3をオフさせるスイッチ装置であって、第1の回転板17と第2の回転板18を、反転用の捻りコイルばね19で連動可能に連結させ、第1の回転板17を回動させる際に、捻りコイルばね19の反転力によって接点駆動部17dを接点板2と瞬発的に係脱させるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチ装置に係り、特に電気コンロなどの電気調理器の温度調節部に使用されるスイッチ装置の構造に関する。
従来のスイッチ装置の構造としては、電気コンロのヒーターを出力制御するのに、加熱サーモバイメタルなどの温度センサを備えた制御群により操作するスイッチ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のスイッチ装置の構造を図12、図13に示す。図12はスイッチ装置の内部を示す平面図、図13は要部を示す部分詳細図である。
図において、スイッチ装置101は、器具スイッチ106を備えた定時式出力制御装置であり、このスイッチ106は加熱型サーモバイメタル115により操作される。このスイッチ装置101はスナップスイッチであり、接点136と反対のカウンタストップ137の間隔を変えるための調整装置139を有している。このカウンタストップ137は可動スイッチ接点134用のもので、スイッチ装置の設定範囲を変えるために操作される。
すなわち、低設定レンジでは器具スイッチ106のスイッチングヒステリシスがさらに小さくなり、より高い設定レンジではスイッチングヒステリシスがより大きくなる。このことから、器具スイッチ106では、関連スイッチオン持続時間をより小さな値に正確に設定できる。それにより低設定レンジで非常に精密な出力制御が行なえる。
スイッチ装置101は次のように操作される。スイッチオフ位置では、スイッチ接点134は接点136に非接触で対向しており、カウンタストップ137のストップ位置にある。設定スピンドル108をスイッチオンレンジ位置にすると、スイッチ接点134は閉位置に移る。この閉位置では、スイッチ接点134はスイッチ素子114とランナー146の間に生じるレバー作用により接点136に当接する。制御する電気器具は別として、加熱抵抗116をスイッチオンする。
加熱抵抗116によりサーモバイメタル115を加熱すると、スイッチ素子114は、補償装置120とスパイラルスプリング118の当接側に片寄る。つまり、スナップスプリングの圧力プレート上を当接動作方向に片寄るのである。この動作は、双安定スナップスプリング131の死点つまりスイッチ点に到達するまでつづき、スナップスプリング131が他端位置の方向に弾性的にとび上る。
これにより、スイッチ接点134は接点136から離れかつカウンタストップ137に当接する。スイッチ接点134が開くので、加熱抵抗116には電流が流れない。それで、サーモバイメタル115は再び冷え初期位置にもどる。つまりスナップスプリング131の死点がもとにもどり、スナップスプリング131が1端位置に向けて弾性的に再び上るのである。それにより、スイッチ接点134は閉位置にもどる。
特許第2631376号公報
しかしながら、上述した従来のスイッチ装置においては、スイッチング接点がバイメタルからの力とスナップスプリングからの力とのバランスにより動作する構成であるので、バイメタルの動作速度が遅いことから、スイッチング接点の接続切り換え時にアークが飛び易く、またスイッチング接点の接続切り換わり時には、スイッチング接点を押す力が小さくなっているので、バウンスが出やすいという問題があった。
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、接点反転時の動作速度を速めてアークの発生を抑えると共に、接点の反転後には常に必要な荷重を加えることで接点の接触圧を高めることによりバウンスを小さくでき、負荷寿命特性の優れたスイッチ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、収納部を有するケースと、前記収納部内に配設された少なくとも一対の接点板と、回動可能に配設され前記接点板のうち少なくとも一つを押圧する接点駆動部を有する第1の回転板と、この第1の回転板と連動可能に連結された第2の回転板と、前記第1及び第2の回転板を軸支する回転軸と、前記第2の回転板に係合され、前記回転軸の回動に伴って前記第2の回転板を回動するバイメタル片と、このバイメタル片を加熱するヒーターと、前記回転軸を回動する操作軸とを備え、前記操作軸が操作された時、前記回転軸の回動に伴って前記バイメタル片が前記第2の回転板を介して前記第1の回転板を回動させて一対の前記接点板をオンさせると共に、前記ヒーターが過熱されて所定の温度に達した時には、前記バイメタル片が変位することにより前記第2の回転板を介して前記第1の回転板を回動させてオン状態の一対の前記接点板をオフさせるスイッチ装置であって、前記第1の回転板と前記第2の回転板を、反転用の捻りコイルばねで連動可能に連結させ、前記第1の回転板を回動させる際に、前記捻りコイルばねの反転力によって前記接点駆動部を前記接点板と瞬発的に係脱させるようにした構成とした。
また、第2の解決手段として、前記第1の回転板には第1係止部を形成し、前記第2の回転板には第2係止部を設け、前記捻りコイルばねを前記第1及び第2係止部に遊びを持たせた状態で係合し、前記第1の回転板が回動する際に前記捻りコイルばねが前記第1及び第2係止部内で遊動することにより前記捻りコイルばねが反転動作を行なうようにした構成とした。
また、第3の解決手段として、前記回転軸の回動支点から前記第1の回転板と前記捻りコイルばねとの係合部までの距離を、前記回動支点から前記接点駆動部までの距離よりも長く形成した構成とした。
また、第4の解決手段として、前記一対の接点板を、可撓性を有するばね材で形成した構成とした。
また、第5の解決手段として、前記ケースの収納部に、前記接点板を複数配設し、これらの接点板を前記ケースの外方へ導出する複数の外部端子に接続すると共に、これらの外部端子を前記ケースの底面に一列状に配置した構成とした。
以上説明したように、本発明のスイッチ装置は、収納部を有するケースと、収納部内に配設された少なくとも一対の接点板と、回動可能に配設され接点板のうち少なくとも一つを押圧する接点駆動部を有する第1の回転板と、第1の回転板と連動可能に連結された第2の回転板と、第1及び第2の回転板を軸支する回転軸と、第2の回転板に係合され、回転軸の回動に伴って第2の回転板を回動するバイメタル片と、バイメタル片を加熱するヒーターと、回転軸を回動する操作軸とを備え、操作軸が操作された時、回転軸の回動に伴ってバイメタル片が第2の回転板を介して第1の回転板を回動させて一対の接点板をオンさせると共に、ヒーターが過熱されて所定の温度に達した時には、バイメタル片が変位することにより第2の回転板を介して第1の回転板を回動させてオン状態の一対の接点板をオフさせるスイッチ装置であって、第1の回転板と第2の回転板を、反転用の捻りコイルばねで連動可能に連結させ、第1の回転板を回動させる際に、捻りコイルばねの反転力によって接点駆動部を接点板と瞬発的に係脱させるようにしたことから、接点の切り換わり時には接点板を駆動する第1の回転板が捻りコイルばねの反転力によって瞬時に回動するので、アークの発生が抑えられ、反転する際、接点に常に高い接触圧を加えることができるため、バウンスを小さくすることができ、接点の消耗などを抑制し負荷寿命特性に優れたスイッチ装置を提供できる。
また、第1の回転板には第1係止部を形成し、第2の回転板には第2係止部を設け、捻りコイルばねを第1及び第2係止部に遊びを持たせた状態で係合し、第1の回転板が回動する際に捻りコイルばねが第1及び第2係止部内で遊動することにより捻りコイルばねが反転動作を行なうようにしたことから、捻りコイルばねの張力上の反転ポイント(死点)を超えた時に、捻りコイルばねが第1及び第2係止部内を自走して捻りコイルばねの作用方向が逆になるため、反転動作を確実に行なえ、接点の切り換えを瞬時に行なうことができる。
また、回転軸の回動支点から第1の回転板と捻りコイルばねとの係合部までの距離を、回動支点から接点駆動部までの距離よりも長く形成したことから、てこの原理を利用することにより、接点へ加わる接触圧を、捻りコイルばねが付勢するばね圧に比べて大きく設定することができる。
また、一対の接点板を、可撓性を有するばね材で形成したことから、接点の切り換え時にはこれらの接点板が撓むので、衝撃を緩和して切り換え時の音を静音化することができる。
また、ケースの収納部に、接点板を複数配設し、これらの接点板をケースの外方へ導出する複数の外部端子に接続すると共に、これらの外部端子をケースの底面に一列状に配置したことから、ハーネスなどの配線時に誤配線の防止や作業性の向上が図れる。また、コネクタなどの接続が可能となり、製品への組立て性の向上が図れる。
以下、本発明のスイッチ装置の実施形態を図1乃至図11に示す。図1は本発明のスイッチ装置の分解斜視図、図2はスイッチ装置の要部の斜視図、図3はスイッチ装置のオフ時を示す要部平面図、図4はスイッチ装置のオン時を示す要部平面図、図5はスイッチ装置のターンオフ時を示す要部平面図、図6及び図7はスイッチ装置のオン時からターンオフ時に移行する過程で捻りコイルばねが反転する直前を示す動作説明図、図8及び図9はスイッチ装置のオン時からターンオフ時に移行する過程で捻りコイルばねが反転した直後を示す動作説明図、図10及び図11はスイッチ装置の裏面側から見た斜視図である。
図において、ケース1は、合成樹脂などの絶縁材で上面開口の箱状に形成されており、収納部1aを有している。また、ケース1の対向する一対の側面には、凹溝からなる取付け溝1bが形成されている。また、前記収納部1a内には、導電性の金属板からなる複数の接点板2〜4、及びこれら接点板2〜4の一部と接続された、同じく導電性の金属板からなる複数の端子板5〜9が配設されている。
また、接点板2〜4は可撓性を有する薄板の金属板で形成されており、自らがばね性を有している。このように、接点板2〜4を、可撓性を有するばね材で形成することで、接点の切り換え時にはこれらの接点板2〜4が撓むので、衝撃を緩和して切り換え時の音を静音化することができる。
前記端子板5〜9は、その一端が収納部1a内に表出して、収納部1aの一端側に所定の間隔を保ってそれぞれ並列して配設されている。また、この端子板5〜9の他端側は、ケース1の底面から外方へ突出して外部端子5a〜9aが形成されている。前記端子板5〜9のうち、5及び6にはそれぞれ接点板2及び3が電気的に導通して接続されており、接点板2と3は一定の間隔を保って対向して配設されている。
また、端子板9には接点板4が電気的に導通して接続されており、接点板4と端子板7及び8とが一定の間隔を保って対向して配設されている。すなわち、接点板2及び3と端子板5及び6とで第1のスイッチ部を構成し、接点版4と端子板7〜9とで第2のスイッチ部を構成している。また、初期状態においては、接点板2と3とは電気的に離間しており、同じく接点板4と端子板7及び8とは電気的に離間している。
また、図10に示すように、前記外部端子5a〜9aは、前記ケース1の外方へ導出すると共に、これらの外部端子5a〜9aはケース1の底面に一列状に配置されている。このように配置したことから、ハーネスなどの配線時に誤配線の防止や作業性の向上が図れるものとなっている。
また、図11に示すように、ケース1の底面に、外部端子5a〜9aを囲むようにホルダ部1cを設けるようにすれば、スイッチ装置へのコネクタなどの接続が可能となり、製品への組立て性の向上が図れるものとなる。
また、前記収納部1aには、支持端子10に揺動可能に軸支された揺動部材11が配設されている、この揺動部材11は略L字状に形成されており、軸支部を挟んで一端側には、後述する回転軸15の回動に伴って駆動される駆動板部12が設けられている。また、他端側には、先端が略J字状に屈曲されたバイメタル片13が設けられ、このバイメタル片13にはヒーター14が取付けられている。
回転軸15は、合成樹脂などの絶縁材で形成され、円柱状の基部15aと、この基部15aの中央に環状に突出して設けられたカム部15bとを有している。このカム部15bの側面部には、凹凸からなるカム面15dが設けられており、回転軸15が回動される時、このカム面15dにより揺動部材11の駆動板部12が駆動されるものとなる。また、基部15aの上面側には外部操作用の操作軸16が係合される係合溝部15cが設けられており、操作軸16の回動に伴って回転軸15も回動するものとなっている。
操作軸16は、金属材などで棒状に形成され、一端側が前記回転軸15の係合溝部15cに係合され、他端側に図示しない操作つまみが適宜取り付けられて回転動作されるものとなっている。
第1の回転板17は、合成樹脂などの絶縁材から略L字状に形成されており、この第1の回転体17の中央には、前記回転軸15に回動可能に挿通される軸孔17aが設けられている。この軸孔17aを挟んだ一方には矩形状の基板部17bが設けられ、この基板部17bの先端側には後述する捻りコイルばね19が遊動可能に係止される第1係止部17cが設けられている。
また、軸孔17aを挟んで基板部17bの延設方向と直交する方向には、接点駆動部17dが形成されており、第1の回転板17が後述する第2の回転板18の回動に連動して回動する時に、この接点駆動部17dの先端が前記第1のスイッチ部を構成する接点板2と当接して接点板2及び3の開閉を行なうようになっている。
また、回転軸15の回動支点、すなわち軸孔17aの中心から第1係止部17cまでの距離が、軸孔17aの中心から接点駆動部17dの先端までの距離よりも長くなるように形成されている。
このように、てこの原理を利用することにより、接点へ加わる接触圧を、捻りコイルばね19が付勢するばね圧に比べて大きく設定することができるものとなっている。
第2の回転板18は、同じく合成樹脂などの絶縁材から略L字状に形成されており、この第2の回転板18の中央には、同じく前記回転軸15に回動可能に挿通される軸孔18aが設けられている。この軸孔18aを挟んだ一方には平板状の基板部18bが設けられ、同じくこの基板部18bの先端側には後述する捻りコイルばね19が遊動可能に係止される第2係止部18cが設けられている。
また、軸孔18aを挟んで基板部18bの延設方向と直交する方向には、細長状のアーム部18dが形成されており、このアーム部18dに前記揺動部材11の他端側に設けられたバイメタル片13の略J字状に屈曲された先端が係合されている。前記揺動部材11の回動に伴ってバイメタル片13に係合された第2の回転板18が回動されるようになっている。
前記第1及び第2の回転板17、18は、互いの軸孔17a、18aが前記回転軸15の基部15aに回動可能に挿通されて前記収納部1a内に収容されている。また、それぞれの基板部17b、18bの先端側に設けられた、それぞれの第1及び第2係止部17c、18cには、ばね性を有する金属線材などで両端に弾性腕部を有するコイル状の捻りコイルばね19が遊動可能に係止されている。
カバー20は、金属材で形成されており、平板状の上板部20aと、この上板部20aの対向する一方の側面から下方に延出して設けられた取付け片20bを有する一対の取付け板部20cが設けられている。また、上板部20aには、操作軸16が挿通される挿通孔20dが設けられている。このカバー20がケース1の開口部上に装着される際に、前記取付け片20bが、ケース1の取付け溝1bに係合されて抜け止めされるものとなる。
次に、上記構成のスイッチ装置の動作を、図3乃至図9を用いて説明する。
まず、図3に示す初期の状態では、回転軸15は回動されず、第1のスイッチ部と第2のスイッチ部のそれぞれの接点板2、3、4は動作されず離間されてオフ状態を維持している。
次に、図4に示すように、操作軸16が図示しない操作つまみの回転動作により回動されると、回転軸15も連動して回動する。この時、回転軸15のカム部15bに設けられたカム面15dの凸部に係止されていた揺動部材11の駆動板部12が、カム面15dの凹部に移動し、支持端子10を支点として反時計方向に回動されることにより、他端側に設けられたバイメタル片13も反時計方向へ回動する。そして、バイメタル片13の略J字状の先端に係合された第2の回転板18の細長状のアーム部18dが、バイメタル片13の回動に伴って同じく反時計方向へ回動されることになる。
この時、第2の回転板18の、軸孔18aを挟んだ一方側の基板部18bの先端側の第2係止部18cに、遊動可能に係止された捻りコイルばね19の一方の弾性腕部も、第2係止部18cの中を遊動しながら圧縮されていき、捻りコイルばね19の張力上の反転ポイント(死点)、すなわち、他方の弾性腕部が第1の回転板17の第1係止部17cに係止されている位置とが交差する点、を超えた時に、捻りコイルばね19が反転して、第1の回転板17が回転軸15を軸として時計方向に回動する。
そして、第1の回転板17が、第2の回転板18の回動に連動して回動する時に、第1の回転板17の接点駆動部17dの先端が、第1のスイッチ部を構成する接点板2を押圧して、この接点板2のばね圧に抗して、接点板2に対向して配設された接点板3と接触させることにより、第1のスイッチ部がオン状態となる。
この時、接点板2及び3は可撓性を有する薄板の金属板で形成されており、自らがばね性を有しているので、接点の切り換え時にはこれらの接点板2、3が撓むので、衝撃を緩和して切り換え時の音を静音化することができる。
また、回転軸15の回動により、図示しないカム部によって、第2のスイッチ部を構成している接点板4も押圧されることになり、接点板4と端子部7及び8が接触するものとなり、同時に第2のスイッチ部がオン状態となる。
この回転軸15の回動動作によって、第1及び第2ののスイッチ部が電気的に導通され、電子機器の回路がオンされるものとなる。すなわち、上記構成から分かるように、本スイッチ装置の回路構成は、電子機器側の負荷と完全に電気的に遮断する、ダブルライン構成となっている。
このように、前記捻りコイルばね19を第1及び第2の回転板17、18の第1及び第2係止部17c、18cに遊びを持たせた状態で係合し、第1の回転板17が回動する際に、捻りコイルばね19が第1及び第2係止部17c、18c内で遊動することにより捻りコイルばね19が反転動作を行なうようにしたことから、捻りコイルばね19の張力上の反転ポイント(死点)を超えた時に、捻りコイルばね19が第1及び第2係止部17c、18c内を自走して、捻りコイルばね19の作用方向が逆になるため、反転動作を確実に行なえ、接点の切り換えを瞬時に行なうことができるものとなっている。
尚、上記したような捻りコイルばね19による反転動作は、第1及び第2係止部17c、18cとの係合が設計上のクリアランスのみで自走できるスペースを設けなくても行なえることは言うまでもない。
スイッチ装置がオン状態、すなわち、図4の状態では、接点板2と3、及び接点板4を介して、ヒーター14に電流が通電された状態となっており、第1及び第2のスイッチ部がオン状態の間、ヒーター14が加熱されるものとなる。
この状態で、ヒーター14がある所定の温度に達すると、図5に示すように、ヒーター14に一体的に取付けられたバイメタル片13が熱によって図示右側、すなわち、時計方向へ変位し、バイメタル片13の先端に係合された、第2の回転板18のアーム部18dが時計方向へ回動されるものとなる。
このバイメタル片13の熱による変位の状態を、図6乃至図9に示している。図6及び7はバイメタル片13が変位して第2の回転板18が時計方向に回動され、捻りコイルばね19が反転ポイント(死点)に達する直前の状態を示している。また、図8及び9はバイメタル片13が変位して第2の回転板18が時計方向に回動され、捻りコイルばね19が反転した直後の状態を示している。
この状態から、捻りコイルばね19が反転して、第1の回転板17が回転軸15を軸として反時計方向に回動するものとなる。
そして、第1の回転板17が、第2の回転板18の回動に連動して回動する時に、第1の回転板17の接点駆動部17dの先端が、第1のスイッチ部を構成する接点板2の押圧を解除して、この接点板2のばね圧によって、接点板2が接点板3と離間することとなり、第1のスイッチ部がオフ状態となる(図5)。
尚、この状態では接点板4と端子板7、8の導通は保持されており第2のスイッチ部はオン状態となっている。
この状態から、ヒーター14の温度が下がり、バイメタル片13が基の状態に復帰すると、図4に示すように、バイメタル片13の反時計方向への回動に伴って、第2の回転板18も反時計方向へ回動され、この第2の回転板18の回動に連動して、捻りコイルばね19の反転動作によって、第1の回転板17が時計方向へ回動することで、第1の回転板17の接点駆動部17dの先端が、接点板2を押圧して、再び、接点板2に対向して配設された接点板3と接触させることにより、第1のスイッチ部がオン状態になるものとなる。
このように、上記構成のスイッチ装置は、外部電子機器、例えば電気コンロ等のヒーターを出力制御するのに最適なものとなっている。
上記した本発明のスイッチ装置の構成によれば、操作軸16が操作された時、回転軸15の回動に伴ってバイメタル片13が第2の回転板18を介して第1の回転板17を回動させて一対の接点板2、3をオンさせると共に、ヒーター14が過熱されて所定の温度に達した時には、バイメタル片13が変位することにより第2の回転板18を介して第1の回転板17を回動させてオン状態の一対の接点板2、3をオフさせるスイッチ装置であって、第1の回転板17と第2の回転板18を、反転用の捻りコイルばね19で連動可能に連結させ、第1の回転板17を回動させる際に、捻りコイルばね19の反転力によって接点駆動部17dを接点板2と瞬発的に係脱させるようにしたことから、接点の切り換わり時には接点板2を駆動する第1の回転板17が捻りコイルばね19の反転力によって瞬時に回動するので、アークの発生が抑えられ、反転する際、接点に常に高い接触圧を加えることができるため、バウンスを小さくすることができ、接点の消耗などを抑制し負荷寿命特性に優れたスイッチ装置を提供できるものとなっている。
本発明のスイッチ装置を示す分解斜視図である。 本発明のスイッチ装置を示す要部の斜視図である。 本発明のスイッチ装置のオフ時を示す要部平面図である。 本発明のスイッチ装置のオン時を示す要部平面図である。 本発明のスイッチ装置のターンオフ時を示す要部平面図である。 本発明のスイッチ装置のオン時からターンオフ時に移行する過程で捻りコイルばねが反転する直前を示す動作説明図である。 本発明のスイッチ装置のオン時からターンオフ時に移行する過程で捻りコイルばねが反転する直前を示す動作説明図である。 本発明のスイッチ装置のオン時からターンオフ時に移行する過程で捻りコイルばねが反転した直後を示す動作説明図である。 本発明のスイッチ装置のオン時からターンオフ時に移行する過程で捻りコイルばねが反転した直後を示す動作説明図である。 本発明のスイッチ装置の裏面側から見た斜視図である。 本発明のスイッチ装置の裏面側から見た斜視図である。 従来のスイッチ装置の内部を示す平面図である。 従来のスイッチ装置の要部を示す部分詳細図である。
符号の説明
1:ケース
1a:収納部
1b:取付け溝
1c:ホルダ部
2:接点板
3:接点板
4:接点板
5:端子板
5a:外部端子
6:端子板
6a:外部端子
7:端子板
7a:外部端子
8:端子板
8a:外部端子
9:端子板
9a:外部端子
10:支持端子
11:揺動部材
12:駆動板部
13:バイメタル片
14:ヒーター
15:回転軸
15a:基部
15b:カム部
15c:係合溝部
15d:カム面
16:操作軸
17:第1の回転板
17a:軸孔
17b:基板部
17c:第1係止部
17d:接点駆動部
18:第2の回転板
18a:軸孔
18b:基板部
18c:第2係止部
18d:アーム部
19:捻りコイルばね
20:カバー
20a:上板部
20b:取付け片
20c:取付け板部
20d:挿通孔

Claims (5)

  1. 収納部を有するケースと、前記収納部内に配設された少なくとも一対の接点板と、回動可能に配設され前記接点板のうち少なくとも一つを押圧する接点駆動部を有する第1の回転板と、この第1の回転板と連動可能に連結された第2の回転板と、前記第1及び第2の回転板を軸支する回転軸と、前記第2の回転板に係合され、前記回転軸の回動に伴って前記第2の回転板を回動するバイメタル片と、このバイメタル片を加熱するヒーターと、前記回転軸を回動する操作軸とを備え、前記操作軸が操作された時、前記回転軸の回動に伴って前記バイメタル片が前記第2の回転板を介して前記第1の回転板を回動させて一対の前記接点板をオンさせると共に、前記ヒーターが過熱されて所定の温度に達した時には、前記バイメタル片が変位することにより前記第2の回転板を介して前記第1の回転板を回動させてオン状態の一対の前記接点板をオフさせるスイッチ装置であって、前記第1の回転板と前記第2の回転板を、反転用の捻りコイルばねで連動可能に連結させ、前記第1の回転板を回動させる際に、前記捻りコイルばねの反転力によって前記接点駆動部を前記接点板と瞬発的に係脱させるようにしたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記第1の回転板には第1係止部を形成し、前記第2の回転板には第2係止部を設け、前記捻りコイルばねを前記第1及び第2係止部に遊びを持たせた状態で係合し、前記第1の回転板が回動する際に前記捻りコイルばねが前記第1及び第2係止部内で遊動することにより前記捻りコイルばねが反転動作を行なうようにしたことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記回転軸の回動支点から前記第1の回転板と前記捻りコイルばねとの係止部までの距離を、前記回動支点から前記接点駆動部までの距離よりも長く形成したことを特徴とする請求項2記載のスイッチ装置。
  4. 前記一対の接点板を、可撓性を有するばね材で形成したことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  5. 前記ケースの収納部に、前記接点板を複数配設し、これらの接点板を前記ケースの外方へ導出する複数の外部端子に接続すると共に、これらの外部端子を前記ケースの底面に一列状に配置したことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
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