JP2005112872A - インクジェット記録用インク組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な記録物の発色及び耐ガス性を両立でき、特に、耐ガス性(とりわけ耐オゾン性)に優れたインクジェット記録用インク組成物を提供するする。
【解決手段】 少なくとも有機顔料及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用インク組成物において、前記有機顔料は、その一次粒子径が100nm以下であり、かつ、BET比表面積が80m/g以下であるインクジェット記録用インク組成物、又は、少なくとも有機顔料及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用インク組成物において、前記有機顔料は、その分散粒子径が30〜200nmであり、かつ、BET比表面積が80m/g以下であるインクジェット記録用インク組成物により解決する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット記録用インク組成物に関し、詳しくは、良好な記録物の発色及び耐ガス性を両立でき、特に、耐ガス性(とりわけ耐オゾン性)に優れたインクジェット記録用インク組成物に関する。
インクジェット記録方法は、インク組成物の小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷方法である。この方法は、比較的安価な装置で高解像度、高品位な画像を、高速で印刷可能であるという特徴を有する。通常、インクジェット記録に使用されるインク組成物は、水を主成分とし、これに着色成分および浸透促進剤や湿潤剤などの水溶性有機溶媒を含有したものが一般的である。着色剤としては染料または顔料を用いることができるが、印刷物の耐光性、耐水性、耐ガス性等の耐候性の点で顔料が優れているため、顔料インクの需要が高まっており、顔料の特性を活かした顔料インクの開発が進められている。
例えば、特開2003−128961号公報では、記録画像の光沢、色再現性、耐光性向上を目的として、特定粒子径の顔料を含むインク組成物が開示されている。具体的には、一次粒子径(数平均)が50nm未満でかつ特定の針状比率を有する顔料粒子を含むインクジェット記録用顔料インクが開示されている(特許文献1)。
しかしながら、かかるインクでは、特に記録画像の耐ガス性が不十分という問題があった。また、従来のインクジェット記録用インク組成物では、記録画像の発色と耐ガス性の両方を満足するものが得られておらず、これらを両立できるインク組成物が要望されていた。
特開2003−128961号公報
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、良好な記録物の発色及び耐ガス性を両立でき、特に、耐ガス性(とりわけ耐オゾン性)に優れたインクジェット記録用インク組成物を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討した結果、顔料として特定の粒子径とともに他の物性を備えた有機顔料を用いたインクジェット記録用インク組成物が、前記目的を達成し得るとの知見を得た。
本発明はその知見に基づきなされたものであり、少なくとも有機顔料及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用インク組成物において、前記有機顔料は、その一次粒子径が100nm以下であり、かつ、BET比表面積が80m/g以下であるインクジェット記録用インク組成物(以下「第1発明」という)を提供するものである。
前記有機顔料は、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントバイオレット23及びC.I.ピグメントレッド122からなる群より選択されることが好ましい。
前記有機顔料の分散粒子径は、30〜200nmであることが好ましい。
また、本発明は、少なくとも有機顔料及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用インク組成物において、前記有機顔料は、その分散粒子径が30〜200nmであり、かつ、BET比表面積が80m/g以下であるインクジェット記録用インク組成物(以下「第2発明」という)を提供するものである。
本第1及び第2発明によれば、良好な記録物の発色及び耐ガス性を両立でき、特に、耐ガス性(とりわけ耐オゾン性)に優れたインクジェット記録用インク組成物が提供される。本第1及び第2発明において、「耐ガス性」とは、記録物が、NOx、SOx、O等の酸化ガスに触れることにより劣化することに対する耐性をいう。
(第1発明)
第1発明のインクジェット記録用インク組成物は、既述のとおり、少なくとも有機顔料及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用インク組成物において、前記有機顔料の一次粒子径が100nm以下であり、かつ、BET比表面積が80m/g以下である。
本発明に用いられる有機顔料としては、前記のような一次粒子径及びBET比表面積を備える限り制限されないが、例えば、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、アゾレーキ、キレートアゾ顔料などのアゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料等の多環式顔料、染料キレート(たとえば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、蛍光顔料等が挙げられる。
有機顔料は、その一次粒子径が100nm以下である。有機顔料の一次粒子径は、発色と耐光性の点で、10〜100nm、特に、30〜90nmの範囲であることが好ましい。第1発明においては、有機顔料の一次粒子径が100nmを超えると、記録画像の発色に悪影響を及ぼし、十分な発色が得られないおそれがある。
本発明において、「一次粒子径」とは、単結晶又はそれに近い結晶子が集まって形成している粒子の大きさをいう。有機顔料の一次粒子径の測定は、電子顕微鏡法による。これは電子顕微鏡写真から顔料粒子の大きさを計測するもので、有機顔料を有機溶媒に分散し、支持膜に固定して透過型電子顕微鏡写真から画像処理し計測することにより、より信頼性がある値を求めることができる。具体的には、個々の一次粒子径の短軸径と長軸径を計測し、その面積と等しい円の直径を算術的に求めそれを一次粒子径とし、一定の視野から50個以上の有機顔料粒子をランダムに選択して平均値を求める。他の測定法でも同等の信頼性が得られれば差し支えないが、数値に実質的な差がある場合は上記の方法で求めた値を採用する。
更に、本発明においては、一次粒子径100nm以下の前記有機顔料は、後述の第2発明で規定する分散粒子径が30〜200nmであることが、顔料分散・沈降抑制及び耐光性向上の観点から特に好ましい。
有機顔料のBET比表面積は、既述のとおり、80m/g以下である。BET比表面積が80m2/gを超えると、耐ガス性に悪影響を及ぼし、記録画像の劣化をもたらす。また、有機顔料のBET比表面積の範囲は、記録画像の劣化の点で、10〜80m/g、特に、15〜75m/gであることが好ましい。
本発明において、「BET比表面積」は、GEMINI2360(マイクロメリティックス社製のBET比表面積測定装置)を使用して測定した値をいう。同等の測定値を求めることができる他の機種を用いても差し支えないが、測定値に差がある場合は上記の機種で求めた値を採用するものとする。測定方法は、あらかじめ、サンプルセルに有機顔料を入れて窒素ガスで置換しつつ、150℃で1.5時間乾燥させて水分を除去する。より詳細には、有機顔料の質量と測定時の気圧を測定し、この気圧の0.1、0.15、0.2、0.25、0.3倍の相対気圧5点での1gあたりの窒素吸着量を測定する。この5点の窒素吸収量からBET法にて計算し、比表面積を算出する。
上記有機顔料は、そのカラーインデックスにおいても特に制限はなく、種々のものを用いることができるが、特にC.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントバイオレット23及びC.I.ピグメントレッド122からなる群より選択されることが好ましい。
上記有機顔料は、例えば、微粒子化したり、一定の粒子径のものを選定することにより得ることができる。
微粒子化の方法としては、公知の方法で行うことができるが、例えば、ビーズミルやボールミルなどを用いて磨砕剤とともに磨砕して、その後磨砕剤を除去する方法、ジェットミルなどを使用する機械的方法、顔料を良溶媒に溶解させて、その後貧溶媒を加えて微細な粒子を析出させる方法、あるいは顔料の合成時に一次粒子径ができるだけ細かく、かつ表面活性の低い顔料を合成する等の方法がある。特に好ましい方法としては、不活性ガス中での蒸発法による微粒子化、すなわち気相法である。この気相法とは、真空条件下で原料となる有機顔料を加熱、蒸発させて不活性ガス中を通過させるもので、この際に蒸発分子はガス分子と連続的に衝突するため、蒸発分子が冷却され凝集することによって微粒子が生成するというものである。この方法を用いると前述したように、一次粒子径が100nm以下の有機顔料を得ることができる。
本発明において、有機顔料の分散を安定化させるためには分散剤が有効である。好適な分散剤としては、スルホン酸基、カルボン酸基、アミノ基などのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、無機酸塩、有機酸塩などのイオン性の親水基を有する水溶性高分子等を挙げることができ、これらを単独あるいは2種以上混合して用いることができる。
詳しくは、カルボキシメチルセルロース塩、ビスコースなどのセルロース誘導体、アルギン酸塩、ゼラチン、アルブミン、カゼイン、アラビアゴム、トンガントゴム、リグニンスルホン酸塩などの天然高分子類、カチオンでんぷん、リン酸でんぷん、カルボキシメチルでんぷん塩などのでんぷん誘導体、ポリアクリル酸塩、ポリビニル硫酸塩、ポリ(4−ビニルピリジン)塩、ポリアミド、ポリアリルアミン塩、縮合ナフタレンスルホン酸塩、スチレン−アクリル酸塩共重合物、スチレン−メタクリル酸塩共重合物、アクリル酸エステル−アクリル酸塩共重合物、アクリル酸エステル−メタクリル酸塩共重合物、メタクリル酸エステル−アクリル酸塩共重合物、メタクリル酸エステル−メタクリル酸塩共重合物、スチレン−イタコン酸塩共重合物、イタコン酸エステル−イタコン酸塩共重合物、ビニルナフタレン−アクリル酸塩共重合物、ビニルナフタレン−メタクリル酸塩共重合物、ビニルナフタレン−イタコン酸塩共重合物などの合成高分子類などがある。
これら水溶性高分子は、重量平均分子量が2,000〜1,000,000の範囲であることが好ましい。重量平均分子量が2,000以上であれば、画像の耐擦過性を向上することができる。1,000,000以下であれば、インク粘度をインクジェット方式において吐出可能な範囲にしやすい。
また、水溶性高分子を用いる場合、インク全量に対して0.01〜20重量%の範囲で添加することが好ましい。0.01重量%以上であれば、画像の耐擦過性を向上することができる。20重量%以下であれば、インク粘度をインクジェット方式において吐出可能な範囲にしやすい。
また、次に挙げる水溶性高分子も分散剤として使用できる場合がある。使用するに際しては、1種類でも良いし、2種類以上併用してもかまわない。
即ち、水酸基、カルボニル基、ポリエチレンオキシル基、アルコキシ基、ラクタム類、エステル基などの非イオン性の親水基を有する水溶性高分子を単独あるいは2種以上混合して用いることができる。
詳しくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリアミンサルホン、ビニルアルコール−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール−部分ホルマール化物、ポリビニルアルコール−部分ブチラール化物、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体などの合成高分子類、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース誘導体、ヒドロキシアルキルでんぷん、酢酸でんぷん、架橋でんぷん、デキストリンなどのでんぷん誘導体などが挙げられる。
また、分散剤として、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤を用いることもできる。
詳しくは、アニオン界面活性剤としてカルボン酸塩、単純アルキル・スルフォネート、変性アルキル・スルフォネート、アルキル・アリル・スルフォネート、アルキル硫酸エステル塩、硫酸化油、硫酸エステル、硫酸化脂肪酸モノグリセライド、硫酸化アルカノール・アミド、硫酸化エーテル、アルキル燐酸エステル塩、アルキル・ベンゼン・フォスフォン酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤として、単純アミン塩、変性アミン塩、テトラアルキル第4級アンモニウム塩、変性トリアルキル第4級アンモニウム塩、トリアルキル・ベンジル第4級アンモニウム塩、変性トリアルキル・ベンジル第4級アンモニウム塩、アルキル・ピリジニウム塩、変性アルキル・ピリジニウム塩、アルキル・キノリニウム塩、アルキル・フォスフォニウム塩、アルキル・スルフォニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ベタイン、スルフォベタイン、サルフェートベタイン等が挙げられる。ノニオン界面活性剤としては、脂肪酸モノグリセリン・エステル、脂肪酸ポリグリコール・エステル、脂肪酸ソルビタン・エステル、脂肪酸蔗糖エステル、脂肪酸アルカノール・アミド、脂肪酸ポリエチレン・グリコール縮合物、脂肪酸アミド・ポリエチレン・グリコール縮合物、脂肪酸アルコール・ポリエチレン・グリコール縮合物、脂肪酸アミン・ポリエチレン・グリコール縮合物、脂肪酸メルカプタン・ポリエチレン・グリコール縮合物、アルキル・フェノール・ポリエチレン・グリコール縮合物、ポリプロピレン・グリコール・ポリエチレン・グリコール縮合物等が挙げられる。
また、分散剤としては、市販のものを使用することができ、その具体例としては、ジョンソンポリマー株式会社製、水溶液タイプでは、ジョンクリル61J(分子量12000、酸価195)、エマルジョンタイプでは、ジョンクリル450(分子量100000〜200000、酸価100)などが挙げられる。さらに、ジョンクリル67(分子量12500、酸価213)、ジョンクリル678(分子量8500、酸価215)、ジョンクリル586(分子量4600、酸価108)、ジョンクリル680(分子量4900、酸価215)ジョンクリル683(分子量8000、酸価160)、ジョンクリル690(分子量16500、酸価240)などのフレーク状のものはアルカリ中和溶解させて使用することができる。なお、分子量とは、重量平均分子量を示す。
前記分散剤は、前記インク組成物中において、有機顔料に対して、固形分換算で好ましくは、10〜150重量%、更に好ましくは、15〜100重量%含有される。
また、本発明に使用されるインク組成物には、上述した有機顔料および分散剤の代わりに、顔料粒子表面に直接分散性付与基を化学的に導入した、いわゆる表面処理顔料(自己分散顔料)を用いることもできる。
本発明のインク組成物には、水溶性有機溶媒や各種添加剤が含有される。該水溶性有機溶媒や各種添加剤としては、浸透促進剤、湿潤剤、pH調整剤等を挙げることができる。
浸透促進剤は、記録媒体への濡れ性を高めて有機顔料の浸透性を高めるため好ましい。浸透促進剤としては、例えば、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等の各種界面活性剤;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロレングリコールモノブチルエーテル、プロレングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル;1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール等のジオールが挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。特に、1,2−ヘキサンジオール等のジオールを用いることが好ましい。
前記浸透促進剤は、インク組成物中、1〜15重量%程度が好ましく、より好ましくは2〜10重量%程度である。
前記浸透促進剤として、アセチレングリコール系化合物、例えば、下記の一般式(I)で表わされるアセチレングリコール系化合物や、ポリシロキサン系化合物、例えば、下記の一般式(II)で表されるポリシロキサン系化合物を使用することもできる。
Figure 2005112872
(式中、R1〜R4は、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表わす。m及びnは、それぞれ独立して、0≦m+n≦50を満たす整数である。)
Figure 2005112872
(式中、R〜R11は、それぞれ独立して、C1−6アルキル基であり、j、k及びgは、それぞれ独立して、1以上の整数であり、EOはエチレンオキシ基であり、POはプロピレンオキシ基であり、p及びqは0以上の整数であるが、但しp+qは1以上の整数であり、EO及びPOは、[ ]内においてその順序は問わず、ランダムであってもブロックであってもよい)
該アセチレングリコール系化合物としては、市販されているものを用いることができ、例えば、サーフィノール82、440、465、STG(商品名、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)、オルフィンY、オルフィンE1010(商品名、日信化学工業製)などが挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。
また、該ポリシロキサン系化合物としては、例えば、ビッグケミー・ジャパン株式会社より市販されているシリコン系界面活性剤BYK−345、BYK−346、BYK−347、又はBYK−348が利用可能である。
該アセチレングリコール系化合物及び/又はポリシロキサン系化合物の添加量は、前記インク中、好ましくは、0.1〜5重量%、更に好ましくは、0.3〜2重量%である。
湿潤剤は、インクジェットプリンタのノズルの目詰まりを防止するため好ましい。湿潤剤としては、例えば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、分子量2000以下のポリエチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、イソブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、メソエリスリトール、ペンタエリスリトール等が挙げられ、好ましくはグリセリンである。
湿潤剤の添加量は適宜決定されてよいが、インク組成物に対して1〜30重量%程度が好ましく、より好ましくは5〜15重量%程度である。
pH調整剤としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン等を挙げることができる。pH調整剤の添加量は目的とするpHに応じて決定される。
本実施形態に係るインク組成物には、必要に応じて、水溶性ロジン類等の定着剤、安息香酸ナトリウム等の防黴剤・防腐剤、アロハネート類等の酸化防止剤・紫外線吸収剤、キレート剤等の添加剤を含有させることができる。
本発明によれば、前述したインクジェット記録用インク組成物を使用して記録媒体に画像を形成するインクジェット記録方法が提供される。
本発明のインクジェット記録方法によれば、前述した構成からなるインクジェット記録用インク組成物を使用するため、発色と耐ガス性の双方に優れた印字画像を形成することができる。
本発明のインクジェット記録方法は、画像を形成するための記録媒体は、特に制限されず、種々の記録媒体に適用することができる。
また、本発明によれば、前述したインクジェット記録用インク組成物を使用して記録媒体に画像が形成されてなる記録物が提供される。
本発明の記録物は、前述した構成からなるインクジェット記録用インク組成物を使用してなるため、発色と耐ガス性の双方に優れた印字画像を有するものである。
本発明の記録物としては、普通紙上において上記のように印字品質に優れた印刷画像を有するものや、光沢紙上において上記のように印字品質に優れた印字画像を有するもの等を挙げることができる。
(第2発明)
第2発明のインクジェット記録用インク組成物は、既述のとおり、少なくとも有機顔料及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用インク組成物において、前記有機顔料の分散粒子径が30〜200nmであり、かつ、BET比表面積が80m/g以下である。
なお、第2発明のインクジェット記録用インク組成物に関しては、第1発明と異なる部分以外は、前記第1発明と同様である。したがって、本発明に関しては、特に詳述しない事項については、前述した第1発明について説明した事項が適宜適用される。
有機顔料の分散粒子径は、30nm〜200nmである。さらに、フィルター処理等を行い粗大粒子を除去して、最終的に有機顔料の分散粒子径を40〜150nmの範囲とするのがより好ましい。
特に、分散粒子径が40nm以上の範囲は有機顔料の分離や沈降を防止する効果が高い。また、分散粒子径150nm以下の範囲は特に粒子の制御や耐光性などの性能がより優れている。中でも特に好ましくは50〜120nmの範囲で、これらの諸特性が最も優れている。一方、第2発明においては、分散粒子径が200nmを超える場合、有機顔料の分離や沈降が発生しやすくなる恐れがある。また、分散粒子径が30nm未満の場合、粒子の制御や耐光性などの性能が劣るおそれがある。
本発明において、「分散粒子径」とは、有機顔料が分散液中に分散した状態での粒子の大きさをいう。有機顔料の分散粒子径の測定は、測定装置として、コールターN4(COULTER社製)を使用して動的光散乱法により求めた粒度分布から体積50%径を求める。この体積50%径を有機顔料の分散粒子径として採用する。
以下の組成を有する顔料インク組成物を次の操作によって調製した。着色剤としてのC.I.ピグメントバイオレット23(一次粒子径50nm、BET比表面積60m/g、分散粒子径70nm)10.0重量%を、分散剤としてのスチレン−アクリル酸共重合体のアンモニウム塩(Mw10000、酸価122、ポリマー成分15%)20.0重量%及び溶剤としての水70.0重量%に十分に混合した後、この混合液をサンドミル(安川製作所社製)中でガラスビーズ(直径1.7mm、混合液の1.5倍量(重量))とともに分散した。分散後、ガラスビーズを取り除き、顔料分散液を得た。
別途、顔料分散液以外の組成(下記参照)でビヒクルを調製し、当該ビヒクルを前記顔料分散液中に徐々に滴下しつつ、十分に撹拌した。これを5μmのメンブランフィルターでろ過し、インクジェット記録用水性顔料インク組成物を得た。以下にその組成を示す。
顔料分散液 25.0重量%
BYK348(ビックケミー・ジャパン社製) 0.5重量%
1,2−ヘキサンジオール 10.0重量%
グリセリン 14.0重量%
トリエタノールアミン 1.0重量%
純水 残 量
以下の組成を有する顔料インク組成物を次の操作によって調製した。着色剤としてのC.I.ピグメントバイオレット19(一次粒子径90nm、BET比表面積20m/g、分散粒子径95nm)10.0重量%を、分散剤としてのスチレン−アクリル酸共重合体のアンモニウム塩(Mw10000、酸価122、ポリマー成分15%)30.0重量%及び溶剤としての水60.0重量%に十分に混合した後、この混合液をサンドミル(安川製作所社製)中でガラスビーズ(直径1.7mm、混合液の1.5倍量(重量))とともに分散した。分散後、ガラスビーズを取り除き、顔料分散液を得た。
別途、顔料分散液以外の組成(下記参照)でビヒクルを調製し、当該ビヒクルを前記顔料分散液中に徐々に滴下しつつ、十分に撹拌した。これを5μmのメンブランフィルターでろ過し、インクジェット記録用水性顔料インク組成物を得た。以下にその組成を示す。
顔料分散液 20.0重量%
BYK348(ビックケミー・ジャパン社製) 0.5重量%
1,2−ヘキサンジオール 10.0重量%
グリセリン 14.0重量%
トリエタノールアミン 1.0重量%
純水 残 量
以下の組成を有する顔料インク組成物を次の操作によって調製した。着色剤としてのC.I.ピグメントレッド122(一次粒子径90nm、BET比表面積34m/g、分散粒子径100nm)10.0重量%を、分散剤としてのスチレン−アクリル酸共重合体のアンモニウム塩(Mw10000、酸価122、ポリマー成分15%)30.0重量%及び溶剤としての水60.0重量%に十分に混合した後、この混合液をサンドミル(安川製作所社製)中でガラスビーズ(直径1.7mm、混合液の1.5倍量(重量))とともに分散した。分散後、ガラスビーズを取り除き、顔料分散液を得た。
別途、顔料分散液以外の組成(下記参照)でビヒクルを調製し、当該ビヒクルを前記顔料分散液中に徐々に滴下しつつ、十分に撹拌した。これを5μmのメンブランフィルターでろ過し、インクジェット記録用水性顔料インク組成物を得た。以下にその組成を示す。
顔料分散液 25.0重量%
BYK348(ビックケミー・ジャパン社製) 0.5重量%
1,2−ヘキサンジオール 10.0重量%
グリセリン 14.0重量%
トリエタノールアミン 1.0重量%
純水 残 量
[比較例1]
着色剤としてC.I.ピグメントバイオレット23(一次粒子径60nm、BET比表面積86m/g、分散粒子径75nm)を用いる以外は、実施例1記載の方法でインクジェット記録用水性顔料インク組成物を得た。
[比較例2]
着色剤としてC.I.ピグメントバイオレット23(一次粒子径150nm、BET比表面積85m/g、分散粒子径180nm)を用いる以外は、実施例1記載の方法でインクジェット記録用水性顔料インク組成物を得た。
[比較例3]
着色剤としてC.I.ピグメントバイオレット19(一次粒子径170nm、BET比表面積70m/g、分散粒子径210nm)を用いる以外は、実施例2記載の方法でインクジェット記録用水性顔料インク組成物を得た。
[試験例1]発色
実施例1〜3及び比較例1〜3のインク組成物を用い、以下の要領で発色の評価を行った。インクジェットプリンター[PM−980C(セイコーエプソン(株)社製)]を用い、PM写真用紙[インクジェット専用紙(セイコーエプソン(株)社製)]に20%、40%、60%、80%、100%の印字Dutyで印刷した。サンプルを様々な角度から観察し、印刷物の発色を目視で評価した。評価基準は以下の通りである。
評価A:各Dutyにおいて鮮やかな発色である
評価B:低いDuty側は鮮やかな発色であるが、高Duty側でくすんだ発色である
評価C:各Dutyにわたってくすんだ発色である
[試験例2]耐ガス性
実施例1〜3及び比較例1〜3のインク組成物を用い、以下の要領で耐ガス性の評価を行った。O.D.(Optical Density)が、0.9から1.1の範囲に入るように印加デューティ(Duty)を調整してインクジェットプリンター[PM−980C(セイコーエプソン(株)社製)]を用い、PM写真用紙[インクジェット専用紙(セイコーエプソン(株)社製)]に印刷を行った。
得られた印刷物を、オゾンウエザーメーターOMS−H型(商品名、スガ試験機社製)を用い、オゾン濃度200ppm、24℃、相対湿度60%RHの条件下にて、印刷物を3時間オゾンに曝露した。
曝露後の各印刷物のO.D.を、濃度計(Spectrolino:Gretag社製)を用いて測定し、次式により光学濃度残存率(ROD)を求めた。測定条件は、FilterにRedを用い、光源をD50とし、視野角を2度として行った。
ROD(%)=(D/D)×100
(式中、Dは曝露試験後のO.D.値であり、Dは曝露試験前のO.D.値である)
以下に評価基準を示す。
評価A:RODが80%以上
評価B:RODが70%以上80%未満
評価C:RODが70%未満
試験例1及び試験例2の結果を、顔料の一次粒子径、BET比表面積及び分散粒子径と併せて以下に示す。
Figure 2005112872

Claims (4)

  1. 少なくとも有機顔料及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用インク組成物において、
    前記有機顔料は、その一次粒子径が100nm以下であり、かつ、BET比表面積が80m/g以下であるインクジェット記録用インク組成物。
  2. 前記有機顔料が、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントバイオレット23及びC.I.ピグメントレッド122からなる群より選択される、請求項1記載のインクジェット記録用インク組成物。
  3. 前記有機顔料の分散粒子径が30〜200nmである請求項1又は2記載のインクジェット記録用インク組成物。
  4. 少なくとも有機顔料及び水溶性有機溶媒を含有するインクジェット記録用インク組成物において、
    前記有機顔料は、その分散粒子径が30〜200nmであり、かつ、BET比表面積が80m/g以下であるインクジェット記録用インク組成物。
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