JP2005106079A - 回転継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シール溝の加工を容易且つ高精度で行うことを可能とさせ、環状シール部材を変形させることなくシール溝に装着できるようにした回転継手を提供する。
【解決手段】 回転継手11は、固定体15に形成された軸線方向の穴13内に回転軸17を回転可能に収容し、回転軸17の外周に形成された第1の流体ポート27と固定体15に形成された第2の流体ポート33とを流体連通させる。第1の流体ポート27をそれぞれ対応する第2の流体ポート33に連通させるために、穴13の内周面と回転軸17の外周面との間にリング状をなす複数の環状部材19が重ねて挿入される。そして、環状部材19の内周面と軸線方向端面とにより形成される角部に断面L字形の環状シール溝35が形成されて、軸線方向端面側から環状シール溝35に環状シール部材37が挿入される。
【選択図】 図1
【解決手段】 回転継手11は、固定体15に形成された軸線方向の穴13内に回転軸17を回転可能に収容し、回転軸17の外周に形成された第1の流体ポート27と固定体15に形成された第2の流体ポート33とを流体連通させる。第1の流体ポート27をそれぞれ対応する第2の流体ポート33に連通させるために、穴13の内周面と回転軸17の外周面との間にリング状をなす複数の環状部材19が重ねて挿入される。そして、環状部材19の内周面と軸線方向端面とにより形成される角部に断面L字形の環状シール溝35が形成されて、軸線方向端面側から環状シール溝35に環状シール部材37が挿入される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、工作機械、建設機械、産業機械等の固定側装置に設けられた流体配管と回転側装置に設けられた流体配管とを連通させて、両流体配管間に流体を流通させる回転継手に関する。
工作機械のテーブルなどの回転装置では、固定側装置に回転可能に支持される回転側装置に固定側装置から流体を供給することが要求される場合がある。このような場合、例えば特許文献1に記載されているように、固定側装置に設けられた流体供給源から延びる流体供給管と回転側装置に設けられた流体配管とを回転継手を介して連通接続させる。
このような回転継手は、固定側装置に固定接続される固定体と、回転側装置に固定接続されて固定体の軸線方向の穴に回転可能に収容される回転軸とによって構成される。回転軸の外周面にはその回転軸線方向に間隔をあけて複数の流体ポートが形成されており、流体ポートと回転側装置の流体配管とが回転軸に形成された流体通路によって接続されている。また、固定体の軸線方向の穴の内周面には、回転軸の各流体ポートと対応する軸線方向位置に環状溝が形成されており、環状溝と固定側装置の流体供給管とが固定体に形成された流体通路によって接続されている。このようにして、回転側装置の流体配管と固定側装置の流体供給管とは回転継手の流体通路を介して接続され、固定側装置の流体供給管から回転側装置の流体配管に流体を供給する。
上記のような回転継手では、流体の漏れが発生することを防止するために、固定体の軸線方向の穴の内周面に環状シール溝を設け、このシール溝にOリングなどの環状シール部材を装着して、隣り合う流体ポートの間をシールする。この環状シール部材は、軸線方向の穴の径よりも大きいが、装着の際に固定体の軸線方向の穴の内部を通して設置する必要があるため、一旦折り曲げた状態で穴に挿入され、シール溝内に配置した後、元の円環形態に復帰させる。
ところが、高圧用のシール部材などでは、可撓性のあまり高くない材料が使用されることが多く、変形させた状態で装着すると変形が戻り切らず、漏れの原因となることがある。このため、上記シール部材の変形を確実に解消すべく、シール部材を加熱して自然復帰させる付加的な工程が必要となるという問題があった。また、環状シール部材の外径を小さくすると曲げ変形時の湾曲半径も小さくならざるを得ないので、上記加熱工程を経ても元の形状に復帰できなくなる。このため、環状シール部材の外径には一定の制限があり、回転継手の小型化が困難であるという問題があった。さらに、上記シール溝の加工は、内径加工で且つ深穴加工であり、加工精度管理が困難であるという問題があった。
本発明は前述の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、シール溝の加工を容易且つ高精度で行うことを可能とさせ、環状シール部材を変形させることなくシール溝に装着できるようにした回転継手を提供することである。
前述の目的を達成するため、固定体に形成された軸線方向の穴内に回転軸を回転可能に収容し、前記回転軸の外周に形成された第1の流体ポートと前記固定体に形成された第2の流体ポートとを流体連通させる回転継手において、前記回転軸に形成された第1の流体ポートをそれぞれ前記固定体に形成された対応する第2の流体ポートに連通させるために、前記固定体の内周面と前記回転軸の外周面との間にリング状をなす複数の環状部材を重ねて挿入し、前記各環状部材の内周面と軸線方向端面とにより形成される角部に断面L字形の環状シール溝を形成して軸線方向端面側から前記環状シール溝に環状シール部材を挿入する回転継手が提供される。
前述のように、回転軸に形成された第1の流体ポートをそれぞれ固定体に形成された対応する第2の流体ポートに連通させるために、固定体の内周面と回転軸の外周面との間の環状間隙に複数の環状部材を積層状に挿入し、その各環状部材の内周面と軸線方向端面との角部に断面L字形の環状シール溝を形成しそこに環状シール部材を装着することによりシール部を構成しているので、環状部材の環状シール溝の加工は環状部材を軸線方向の穴から取り出した状態で行うことができ、容易且つ高精度の加工が可能である。また、環状部材の環状シール溝は軸線方向端面に形成されているので、環状シール部材を元のリング形状のまま軸線方向端面側から環状シール溝に装着することができ、環状シール部材の変形の問題は発生しない。したがって、変形を元に戻すための工程も不要となる。
また、前記第1の流体ポートと前記第2の流体ポートとの間に配置される環状部材には、前記環状部材の内周面に設けられた内側環状溝と、前記環状部材の外周面に設けられた外側環状溝と、前記第1の流体ポートと前記第2の流体ポートとを連通させる連通路とが形成されており、前記内側環状溝に前記第1の流体ポートが開口し、前記外側環状溝に前記第2の流体ポートが開口するようになっている回転継手が提供される。
前述のように、第1の流体ポートと第2の流体ポートとの間に挟まれて配置される環状部材の内周面及び外周面にそれぞれ内側環状溝及び外側環状溝が設けられ、これらが連通路で連通しているので、固定体の第1の流体ポートが外側環状溝に開口し且つ回転軸の第2の流体ポートが内側環状溝に開口していれば、軸線方向の穴内における環状部材の向きと無関係に第1の流体ポートと第2の流体ポートとを連通させることができる。
また、前記環状シール部材は、内周側に配置された耐摩耗性の高い材料からなる部分と、外周側に配置された弾性の高い材料からなる部分とを備える回転継手が提供される。
前述のように、回転軸との摩擦が生じる環状シール部材の内周側には耐摩耗性の高い材料からなる部分が配置されているので、環状シール部材は摩耗しにくい一方、環状シール部材の外周側には弾性の高い材料からなる部分が配置されているので、環状シール部材が回転軸に密着するように押し付けられ、高いシール性を提供することができる。
前述のように、回転軸との摩擦が生じる環状シール部材の内周側には耐摩耗性の高い材料からなる部分が配置されているので、環状シール部材は摩耗しにくい一方、環状シール部材の外周側には弾性の高い材料からなる部分が配置されているので、環状シール部材が回転軸に密着するように押し付けられ、高いシール性を提供することができる。
以上説明したように本発明によれば、固定体の内周面と回転軸の外周面との間の環状隙間に積層状に挿入された環状部材の内周面と軸線方向端面との角部に断面L字形の環状シール溝を形成し、この環状シール溝に軸線方向端面側から環状シール部材を装着するようにしたので、環状シール溝の加工を容易且つ高精度に行うことができ、所要精度の管理が容易となる。また、環状シール部材を変形させることなく環状シール溝に装着することができるようになるので、漏れの発生を抑制することが可能となる。さらに、環状シール部材の直径を小さくできるようになるので、回転継手を小型化することも可能になる。直径が小さくできれば、結果的に回転継手の回転負荷を小さくすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の回転継手の全体構造を示す断面図、図2は本発明の回転継手を使用した工作機械の回転テーブル装置の断面図である。
図1を参照すると、回転継手11は、軸線方向の穴13を有した円筒形状の固定体15と、穴13内に回転可能に収容されている回転軸17と、穴13の内周面と回転軸17の外周面との間に形成された環状隙間に積層状に挿入されたリング形状をなす複数の環状部材19と、固定体15の上部に取り付けられた蓋部材21とを備え、固定体15は固定側装置に固定接続され、回転軸17は回転側装置に固定接続される。また、蓋部材21の中央には、回転軸17と同軸の貫通穴23が形成されており、この貫通穴23を通して回転軸17が蓋部材21の上方に突出し、回転側装置に接続できるようになっている。
回転軸17には、回転軸線周りの異なる位置に軸線方向に延びる複数の第1の流体通路25が形成されており、各第1の流体通路25の一端は回転軸17の上端面に開口している一方、他端は軸線方向の異なる位置で回転軸17の外周面に開口し、第1の流体ポート27を形成している。そして、回転軸17が回転側装置に固定接続されると共に、各第1の流体通路25の一端に回転側装置の流体配管が接続される。
固定体15にも、軸線周りの異なる位置に軸線方向に延びる複数の第2の流体通路29が形成されている。各第2の流体通路29の一端は固定体15の底面に開口し、その周囲には固定体15を固定側装置に接続したときの漏れ止めのためのOリング31が取り付けられている。一方、各第2の流体通路29の他端は、固定体15の穴13に収容したときの回転軸17の各第1の流体ポート27と対応する軸線方向位置で穴13の内周面に開口し、第2の流体ポート33を形成している。そして、固定体15が固定側装置に固定接続されると共に、各第2の流体通路29の一端に固定側装置の各流体配管が接続される。
なお、図1においては、説明及び図示の便宜上、回転軸17の各第1の流体通路25及び固定体15の各第2の流体通路29が同じ軸線周り位置(すなわち、軸線周りの同じ角度位置)にあるものとして図示しているが、上述したように、実際には各第1及び第2の流体通路25、29は軸線周りの異なる位置に設けられていることに留意されたい。
なお、図1においては、説明及び図示の便宜上、回転軸17の各第1の流体通路25及び固定体15の各第2の流体通路29が同じ軸線周り位置(すなわち、軸線周りの同じ角度位置)にあるものとして図示しているが、上述したように、実際には各第1及び第2の流体通路25、29は軸線周りの異なる位置に設けられていることに留意されたい。
環状部材19の内周面と軸線方向端面とにより形成される角部には、断面L字形の環状シール溝35が形成されており、この環状シール溝35に環状シール部材37が装着される。また、リング形状をなす環状部材19の内周面と外周面にはそれぞれ内側環状溝39と外側環状溝41が設けられており、内側環状溝39と外側環状溝41とは環状部材19内を半径方向に延びる単数又は複数の連通路43により連通されている。これら内側環状溝39、連通路43及び外側環状溝41は、回転軸17の第1の流体ポート27と固定体15の第2の流体ポート33とを接続する接続通路を構成している。
回転軸17の第1の流体ポート27及び固定体15の第2の流体ポート33の位置並びに環状部材19の各部寸法は、環状部材19を固定体15の穴13に挿入したとき、回転軸17の各第1の流体ポート27が環状部材19の各内側環状溝39内に開口し、固定体15の各第2の流体ポート33が環状部材19の各外側環状溝41内に開口するように定められている。すなわち、環状部材19は、固定体15の穴13内に積層状に挿入されたときに、接続通路が回転軸17の第1の流体ポート27と固定体15の第2の流体ポート33とを連通させる位置に配置されるようになっている。
このような環状部材19では、断面L字形の環状シール溝35が環状部材19の軸線方向端面と内周面とにより形成される角部に形成されているので、環状シール溝35に環状シール部材37を装着する際、環状シール部材37を変形させずに元の円環形状を保ったまま軸線方向端面側から環状シール溝35に挿入することができるので、環状シール部材37の変形による漏れの問題が発生することはない。さらに、各環状シール溝35は、固定体15に直接形成されているのではなく環状部材19に形成されており、環状部材19単位で加工することができ、しかも環状部材19の軸線方向端面に形成されているので、加工を容易且つ高精度に行うことができる。また、環状シール溝35の仕上げ面粗さ、各部寸法を容易に測定することができ、所要精度の管理を確実且つ容易に行うことができる。
その上、上記のような環状部材19の接続通路の構成は、環状部材19が回転軸線周りに如何なる向きに配置された場合でも、回転軸17の第1の流体ポート27と固定体15の第2の流体ポート33とを接続させることを可能とさせ、環状部材19を穴13内に挿入する際に作業者が環状部材19の向きを意識する必要をなくし、挿入を容易にさせている。
上記環状部材19に装着される環状シール部材37は、内周側に配置された耐摩耗性の高い材料からなる部分37aと、外周側に配置された弾性の高い材料からなる部分37bとを備えていることが好ましい。回転軸17との摩擦が生じる環状シール部材37の内周側に耐摩耗性の高い材料からなる部分37aを配置することにより、環状シール部材37を摩耗しにくくして、環状シール部材37の交換頻度を長くすることを可能とさせる一方、環状シール部材37の外周側に弾性の高い材料からなる部分37bを配置することにより、環状シール部材37の内周側部分を回転軸17に密着するように押し付け、高いシール性を実現させ、高耐摩耗性と高シール性とを両立させることができる。例えば部分37aを断面コの字形のテフロン製のリング部材とし、部分37bをゴム製のOリングとすれば良い。
次に、図1に示されている回転継手11の組み立て手順について説明する。
最初に、機械加工等により環状部材19の軸線方向端面と内周面とにより形成される角部に断面L字形の環状シール溝35を形成する。次に、環状シール部材37を変形させることなく円環形状のまま環状部材19の軸線方向端面側から環状シール溝35に挿入、装着し、環状シールセグメントを作成する。次に、固定体15の穴13内に複数の環状シールセグメントを回転軸17の回転軸線と同軸上に積層状に挿入していく。このとき、各環状シールセグメント同士の間の外周部にOリングを設置することが好ましい。そして、蓋部材21を固定体15の上部に取り付け、ネジ45などで固定する。次に、蓋部材21の貫通穴23を通してリング形状をなす環状部材19の中心部に回転軸17を挿入する。このようにして回転継手11を組み立てたとき、回転軸17の各第1の流体ポート27が各環状部材19の内側環状溝39内に開口すると共に、固定体15の各第2の流体ポート33が各環状部材19の外側環状溝41内に開口し、回転軸17の第1の流体ポート27と固定体15の対応する第2の流体ポート33とが環状部材19の接続通路を介して連通接続される。また、回転軸17の軸線方向に隣り合う第1の流体ポート27の間は環状部材19の環状シール溝35に装着された環状シール部材37によってシールされ、漏れの発生が防止される。
最初に、機械加工等により環状部材19の軸線方向端面と内周面とにより形成される角部に断面L字形の環状シール溝35を形成する。次に、環状シール部材37を変形させることなく円環形状のまま環状部材19の軸線方向端面側から環状シール溝35に挿入、装着し、環状シールセグメントを作成する。次に、固定体15の穴13内に複数の環状シールセグメントを回転軸17の回転軸線と同軸上に積層状に挿入していく。このとき、各環状シールセグメント同士の間の外周部にOリングを設置することが好ましい。そして、蓋部材21を固定体15の上部に取り付け、ネジ45などで固定する。次に、蓋部材21の貫通穴23を通してリング形状をなす環状部材19の中心部に回転軸17を挿入する。このようにして回転継手11を組み立てたとき、回転軸17の各第1の流体ポート27が各環状部材19の内側環状溝39内に開口すると共に、固定体15の各第2の流体ポート33が各環状部材19の外側環状溝41内に開口し、回転軸17の第1の流体ポート27と固定体15の対応する第2の流体ポート33とが環状部材19の接続通路を介して連通接続される。また、回転軸17の軸線方向に隣り合う第1の流体ポート27の間は環状部材19の環状シール溝35に装着された環状シール部材37によってシールされ、漏れの発生が防止される。
このように、本発明の回転継手11によれば、シール部が環状部材19の軸線方向端面と内周面との角部に形成された環状シール溝35に装着された環状シール部材37により構成されるので、環状シール部材37を変形させることなく環状シール溝35に装着できると共に、環状部材19を固定体15の穴13に挿入して回転継手11を組み立て後には、回転軸17の軸線方向に隣り合う第1の流体ポート27同士間のシールがなされるようになる。
以上、図1に図示されている実施形態を参照して、本発明の回転継手11を説明したが、本発明の回転継手11は図示されている実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、回転軸17の外周面と固定体15の穴13の内周面との間の環状隙間に積層状に配置された環状部材19の全てに、内側環状溝39、連通路43及び外側環状溝41からなる接続通路が形成されているが、接続通路は、第1の流体ポート27と第2の流体ポート33との間に挟まれて配置される環状部材19にのみ形成されていればよい。すなわち、第1の流体ポート27と第2の流体ポート33との間に挟まれて配置された環状シールセグメント同士の間に接続通路が形成されていない環状部材19をスペーサとして挿入、配置するようにしてもよい。また、環状シール溝35も全ての環状部材19に形成されている必要はなく、回転軸線方向に隣り合う第1の流体ポート27同士間のシールがなされるようになっていればよい。
図2には、本発明の回転継手11を工作機械の回転テーブル装置47に使用した適用例が示されている。工作機械の回転テーブル装置47は、ベース49と、ベース49上に軸受51を介して回転可能に支持された回転テーブル53と、回転テーブル53上に設置されている四面イケール55とを備えている。四面イケール55には、ワークWを固定把持するための油圧クランパ57が設けられており、固定側装置であるベース49から回転側装置である回転テーブル53上の四面イケール55に油圧を供給する必要がある。そこで、ベース49に設けられた油圧供給源(図示せず)に接続された流体配管59と回転テーブル53及び四面イケール55に設けられた流体配管61とを接続するために本発明の回転継手11を使用している。
回転継手11の固定体15は固定側装置であるベース49に取り付けられ、固定体15の底面に開口する第2の流体通路29と油圧供給源から延びる流体配管59とが接続されている。また、回転継手11の回転軸17は、回転側装置である回転テーブル53の下面に取り付けられ、回転軸17の上端に開口する第1の流体通路25と回転テーブル53及び四面イケール55に設けられた流体配管61とが接続されている。
このように回転継手11を設置することにより、回転テーブル53及び四面イケール55の流体配管61と油圧供給源から延びる流体配管59とが回転継手11を介して連通接続され、油圧クランパ57に油圧を供給することが可能となる。
このように回転継手11を設置することにより、回転テーブル53及び四面イケール55の流体配管61と油圧供給源から延びる流体配管59とが回転継手11を介して連通接続され、油圧クランパ57に油圧を供給することが可能となる。
11 回転継手
13 穴
15 固定体
17 回転軸
19 環状部材
27 第1の流体ポート
33 第2の流体ポート
35 環状シール溝
37 環状シール部材
39 内側環状溝
41 外側環状溝
43 連通路
13 穴
15 固定体
17 回転軸
19 環状部材
27 第1の流体ポート
33 第2の流体ポート
35 環状シール溝
37 環状シール部材
39 内側環状溝
41 外側環状溝
43 連通路
Claims (3)
- 固定体に形成された軸線方向の穴内に回転軸を回転可能に収容し、前記回転軸の外周に形成された第1の流体ポートと前記固定体に形成された第2の流体ポートとを流体連通させる回転継手において、
前記回転軸に形成された第1の流体ポートをそれぞれ前記固定体に形成された対応する第2の流体ポートに連通させるために、前記固定体の内周面と前記回転軸の外周面との間にリング状をなす複数の環状部材を重ねて挿入し、前記各環状部材の内周面と軸線方向端面とにより形成される角部に断面L字形の環状シール溝を形成して軸線方向端面側から前記環状シール溝に環状シール部材を挿入することを特徴とした回転継手。 - 前記第1の流体ポートと前記第2の流体ポートとの間に配置される環状部材には、前記環状部材の内周面に設けられた内側環状溝と、前記環状部材の外周面に設けられた外側環状溝と、前記第1の流体ポートと前記第2の流体ポートとを連通させる連通路とが形成されており、前記内側環状溝に前記第1の流体ポートが開口し、前記外側環状溝に前記第2の流体ポートが開口するようになっている請求項1に記載の回転継手。
- 前記環状シール部材は、内周側に配置された耐摩耗性の高い材料からなる部分と、外周側に配置された弾性の高い材料からなる部分とを備える請求項1又は請求項2に記載の回転継手。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114269511A (zh) * | 2019-07-31 | 2022-04-01 | 德克尔马霍普夫龙滕有限公司 | 在机床控制单元和电子部件之间传输能量和信号的传输装置和方法 |
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- 2003-09-26 JP JP2003336050A patent/JP2005106079A/ja active Pending
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JP2022543219A (ja) * | 2019-07-31 | 2022-10-11 | ディッケル マホ プロンテン ゲーエムベーハー | 工作機械の制御部と電子部品との間でエネルギーおよび信号を伝送するための伝送装置および方法 |
JP7490748B2 (ja) | 2019-07-31 | 2024-05-27 | ディッケル マホ プロンテン ゲーエムベーハー | 工作機械の制御部と電子部品との間でエネルギーおよび信号を伝送するための伝送装置および方法 |
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