JP2005104927A - 催眠剤組成物 - Google Patents

催眠剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005104927A
JP2005104927A JP2003342641A JP2003342641A JP2005104927A JP 2005104927 A JP2005104927 A JP 2005104927A JP 2003342641 A JP2003342641 A JP 2003342641A JP 2003342641 A JP2003342641 A JP 2003342641A JP 2005104927 A JP2005104927 A JP 2005104927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vitamin
antihistamine
weight
hypnotic
action
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003342641A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4780907B2 (ja
Inventor
Katsuya Shimoo
克也 下尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2003342641A priority Critical patent/JP4780907B2/ja
Priority to PCT/JP2004/011879 priority patent/WO2005032546A1/ja
Publication of JP2005104927A publication Critical patent/JP2005104927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4780907B2 publication Critical patent/JP4780907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/335Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin
    • A61K31/365Lactones
    • A61K31/375Ascorbic acid, i.e. vitamin C; Salts thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/20Hypnotics; Sedatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

【課題】抗ヒスタミン薬の催眠作用に悪影響を与えることなく、抗ヒスタミン薬の中枢神経系の副作用(目覚め後の気分不快感や倦怠感)が軽減してなる催眠剤組成物を提供する。
【解決手段】催眠作用を有する抗ヒスタミン薬、特にエタノールアミン系化合物、プロピルアミン系化合物、フェノチアジン系化合物、ピペラジン系化合物、ピペリジン系化合物及びこれらの薬学上許容される塩よりなる群から選択される少なくとも1種に、ビタミンC類を併用する。
【選択図】なし

Description

本発明は、催眠剤組成物に関する。より詳細には、催眠作用を有する抗ヒスタミン成分を有効成分とする催眠剤組成物に関する。さらに、本発明は当該抗ヒスタミン成分が有する目覚め後の気分不快感(悪心や頭重感を含む)または倦怠感などの副作用を軽減する方法に関する。なお、本明細書において「催眠剤組成物」とは、寝付きが悪い、眠りが浅い等といった不眠傾向のあるヒトの催眠及び就眠を円滑に行わせる作用(睡眠改善作用)を有する医薬組成物を意味する。
従来知られている催眠剤は、大きく分けて、バルビツール酸系化合物、非バルビツール酸系化合物、ベンゾジアゼピン系化合物、及び非ベンゾジアゼピン系化合物に分類されるが、これらはいずれも中枢抑制作用があり、依存性を生ずることがある。このため、不眠症の治療には、かねてから副作用の心配が少ない薬物が求められている。この目的で、例えば、漢方薬や各種の植物抽出物や精油など、精神安定、鎮静、または抗不安作用を有する天然由来成分が、催眠剤または催眠補助剤として提案されている。
一方、塩酸ジフェンヒドラミンは、従来より、皮膚のかゆみを鎮めたり、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を抑える目的で使用されている薬剤であるが、服用により眠気を催す副作用がある。最近、日本でもこの副作用を逆に利用した催眠剤・就眠剤が開発され、市販されるようになっている。しかしながら、塩酸ジフェンヒドラミンは、脳の神経細胞を興奮させて覚醒の維持・調節を行うヒスタミンの働きを抑制する作用がある抗ヒスタミン剤であり、眠気を招く有効な投与量では、起床時の気分不快感(悪心、頭重感)や倦怠感などの副作用を伴うという問題がある。従って、かかる塩酸ジフェンヒドラミン等の抗ヒスタミン剤の催眠作用を利用しながら、不都合な副作用の発生を抑制・軽減した薬剤の開発が求められている。
こうした目的で、従来、塩酸ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン剤に、カノコソウ(吉草根)、酸棗仁、または西洋チャボ時計草抽出エキスを組み合わせることによって、抗ヒスタミン剤の催眠作用を増強させることで使用量を低減させ、その結果、抗ヒスタミン剤が有する副作用を軽減させてなる催眠剤が提案されている(例えば、特許文献1及び2等参照のこと)。
特開平4−36243号公報 特開平10−17482号公報
本発明は、目覚め後の気分不快感(悪心及び頭重感を含む)または倦怠感などの抗ヒスタミン剤が有する副作用が有意に抑制され、安全で所望の催眠作用を有する医薬組成物を提供することを目的とする。さらに本発明は、塩酸ジフェンヒドラミンやマレイン酸クロルフェニラミンなどの抗ヒスタミン薬について、所望の催眠作用を維持しながら、目覚め後の気分不快感や倦怠感などの副作用を軽減する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討していたところ、催眠作用を有する抗ヒスタミン成分に、ビタミンC類を組み合わせて使用することにより、当該抗ヒスタミン成分の所望の催眠効果を維持しながら、目覚め後の気分不快感や倦怠感といった副作用が軽減できることを見いだして本発明を完成した。
本発明は、かかる知見に基づいて開発されたものであり、下記の態様を有するものである:
項1. 睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬とビタミンC類を含有する催眠剤組成物。
項2. 抗ヒスタミン薬が、エタノールアミン系化合物、プロピルアミン系化合物、フェノチアジン系化合物、ピペラジン系化合物、ピペリジン系化合物及びこれらの薬学上許容される塩よりなる群から選択される少なくとも1種の、睡眠作用を有する薬物である項1に記載する催眠剤組成物。
項3. 抗ヒスタミン薬が、ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミンまたはそれらの薬学上許容される塩である項1または2に記載する催眠剤組成物。
なお、当該催眠剤組成物には、下記の態様のものも含まれる:
(1)さらに、ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類より成る群から選択される少なくとも一種を含有する項1乃至3のいずれかに記載する催眠剤組成物。
項4. 睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬にビタミンC類を組み合わせて用いることを特徴とする、当該抗ヒスタミン薬が有する副作用の軽減方法。
なお、当該方法には、下記の態様のものも含まれる:
(2)抗ヒスタミン薬が、エタノールアミン系化合物、プロピルアミン系化合物、フェノチアジン系化合物、ピペラジン系化合物、ピペリジン系化合物及びこれらの薬学上許容される塩よりなる群から選択される少なくとも1種の、睡眠作用を有する薬物である項4に記載する抗ヒスタミン薬が有する副作用の軽減方法。
(3)抗ヒスタミン薬が、ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミンまたはそれらの薬学上許容される塩である項4に記載する抗ヒスタミン薬が有する副作用の軽減方法。
(4)さらに、ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類より成る群から選択される少なくとも一種を組み合わせて用いる項4に記載する抗ヒスタミン薬が有する副作用の軽減方法。
項5. ビタミンC類を、睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬の副作用軽減剤として使用する方法。
なお、当該方法には、下記の態様のものも含まれる:
(5)抗ヒスタミン薬が、エタノールアミン系化合物、プロピルアミン系化合物、フェノチアジン系化合物、ピペラジン系化合物、ピペリジン系化合物及びこれらの薬学上許容される塩よりなる群から選択される少なくとも1種の、睡眠作用を有する薬物である項5に記載する方法。
(6)抗ヒスタミン薬が、ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミンまたはそれらの薬学上許容される塩である項5に記載する方法。
(7)ビタミンC類を、ビタミンC類と、ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類より成る群から選択される少なくとも一種とを含むビタミンC類含有組成物として用いる項5に記載する方法。
項6. 抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤が有する副作用を軽減するために処方された催眠剤組成物の製造方法において、当該組成物に配合する成分としてビタミンC類を用いる方法。
なお、当該方法には、下記の態様のものも含まれる:
(8)抗ヒスタミン薬が、エタノールアミン系化合物、プロピルアミン系化合物、フェノチアジン系化合物、ピペラジン系化合物、ピペリジン系化合物及びこれらの薬学上許容される塩よりなる群から選択される少なくとも1種の、睡眠作用を有する薬物である項6に記載する方法。
(9)抗ヒスタミン薬が、ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミンまたはそれらの薬学上許容される塩である項6に記載する方法。
(10)ビタミンC類を、ビタミンC類に加えて、ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類より成る群から選択される少なくとも一種を含む、ビタミンC類含有組成物として用いる項6に記載する方法。
以下に、本発明を詳細に説明する。
I.催眠剤組成物
本発明の催眠剤組成物は、催眠作用を有する抗ヒスタミン薬に加えて、ビタミンC類を含有するものであって、当該抗ヒスタミン薬の抗ヒスタミン作用に基づいて催眠作用を有しながらも、当該抗ヒスタミン薬が有する中枢神経系の副作用、特に目覚め後の気分不快感(悪心及び頭重感を含む)または倦怠感といった作用が、ビタミンC類を含まない抗ヒスタミン薬を主薬とする催眠剤組成物に比して、有意に抑制・軽減されてなることを特徴とするものである。
本発明が対象とする抗ヒスタミン薬とは、中枢神経系におけるヒスタミンの働きを抑え、催眠作用を有するものである。かかる作用を有する抗ヒスタミン薬としては、具体的には、ジフェンヒドラミン、ジメンヒドリナート、ジフェニルピラリン若しくはクレマスチンといったエタノールアミン系化合物、またはこれらの薬学上許容される塩;クロルフェニラミン若しくはトリプロリジンといったプロピルアミン系化合物、またはこれらの薬学上許容される塩;プロメタジンもしくはアリメマジンといったフェノチアジン系化化合物、またはこれらの薬学上許容される塩;ヒドロキシジンもしくはホモクロルシクリジンといったピペラジン系化合物、またはこれらの薬学上許容される塩;並びにシプロヘプタジンといったピペリジン系化合物、またはこれらの薬学上許容される塩を挙げることができる。
これらの薬学上許容される塩としては、上記成分の塩酸塩(例えば、塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェニルピラリン、塩酸プロメタジン、塩酸ホモクロルシクリジン、塩酸ヒドロキシジン、塩酸シプロヘプタジンなど)、硫酸塩、及び硝酸塩などの無機酸塩、並びに上記成分のサリチル酸塩(例えば、サリチル酸ジフェンヒドラミン)、タンニン酸塩(例えば、タンニン酸ジフェンヒドラミン)、ラウリル酸塩(ラウリル酸ジフェンヒドラミン)、及びマレイン酸塩(例えば、d−マレイン酸クロルフェニラミン、dl−マレイン酸クロルフェニラミン)、テオクル酸塩(例えば、テオクル酸ジフェニルピラリンなど)、フマル酸塩(例えば、フマル酸クレマスチンなど)、酒石酸塩(例えば、酒石酸アリメマジンなど)、パモ酸塩(例えば、パモ酸ヒドロキシジンなど)などの有機酸塩を挙げることができる。
好ましくはジフェンヒドラミンまたはクロルフェニラミン及びこれらの薬学上許容される塩(具体的には塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、d−マレイン酸クロルフェニラミン、またはdl−マレイン酸クロルフェニラミン等)であり、より好ましくはジフェンヒドラミン及びその薬学上許容される塩(具体的には塩酸ジフェンヒドラミン)である。
本発明の催眠剤組成物におけるこれらの抗ヒスタミン薬の含有割合は、特に制限されず、0.01〜99.9重量%の範囲から適宜選択することができる。具体的には抗ヒスタミン薬の一日当たりの投与量を基準に、ビタミンC類の配合割合、投与する医薬組成物の形態並びにその単位投与用量等を考慮して適宜選択することができる。なお、抗ヒスタミン薬の投与量は、成人1日あたり通常1〜300mgの範囲であり、好ましくは5〜200mg、より好ましくは10〜100mgである。本発明の催眠剤組成物における抗ヒスタミン薬の好適な含有割合としては0.1〜50重量%、より好ましくは0.2〜30重量%、さらに好ましくは0.5〜20重量%を例示することができる。
上記抗ヒスタミン薬と組み合わせて用いられるビタミンC類としては、アスコルビン酸、及びその薬学的に許容される塩(例えば、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カルシウムなど)、並びにその薬学的に許容される誘導体(例えば、アスコルビン酸2-グルコシド、アスコルビン酸2-リン酸、アスコルビン酸2-硫酸、アスコルビン酸脂肪酸エステルなどのアスコルビン酸のエステル誘導体)を挙げることができる。好ましくは、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、及びアスコルビン酸カルシウムである。
本発明の催眠剤組成物中に含まれるビタミンC類の割合は、催眠剤組成物中に含まれる抗ヒスタミン薬の催眠作用に悪影響を与えることなく、抗ヒスタミン薬が有する上記副作用(目覚め後の気分不快感や倦怠感)を抑制・軽減することのできる範囲であれば、特に制限されない。具体的には、催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対するビタミンC類の配合割合として、10〜200000重量部の範囲から適宜選択することができる。好ましくは25〜40000重量部、より好ましくは50〜20000重量部の範囲である。この限りにおいて特に制限されないが、催眠剤組成物100重量%中に含まれるビタミンC類の割合としては、0.001〜99.99重量%の範囲を挙げることができる。好ましくは1〜90重量%、より好ましくは10〜80重量%、さらに好ましくは20〜80重量%である。
本発明の催眠剤組成物は、本発明の効果を損なわないことを限度として、上記抗ヒスタミン薬及びビタミンC類に加えて、ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類より成る群から選択される少なくとも一種を配合することもできる
上記抗ヒスタミン薬及びビタミンC類と組み合わせて用いられるビタミンB類としては、ビタミンB1〔チアミン、及びその薬学上許容される塩(例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、硝酸ビスチアミン、チアミンジスルフィド、及びチアミンジセチル硫酸エステル塩など)など〕、およびビタミンB1誘導体(例えば、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、フルスルチアミン、塩酸フルスルチアミン、プロスルチアミン、ベンフォチアミン、塩酸ジセチアミンなど)といったビタミンB1類;ビタミンB2類〔リボフラビン、及びその薬学上許容される塩(例えば、リン酸リボフラビンナトリウムやフラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム等)、及び酪酸リボフラビンなど〕;ビタミンB6類〔ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン、及びこれらの5'-リン酸エステル、並びにこれらの薬学上許容される塩(例えば塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサールなど)など〕;ビタミンB12類〔コバラミン、シアノコバラミン、メコバラミン、ヒドロキソコバラミン、及びそれらの薬学上許容される塩(例えば、塩酸ヒドロキソコバラミン及び酢酸ヒドロキソコバラミンなど)など〕;ナイアシン〔ニコチン酸、ニコチン酸アミド、及びその薬学上許容される塩など〕;パントテン酸類〔パントテン酸及びその薬学上許容される塩(例えばパントテン酸カルシウムやパントテン酸ナトリウム)、パンテノールなど〕;ビオチン;及びホラシン(葉酸またはその薬学上許容される塩など)を挙げることができる。好ましくはビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類及びビタミンB12類である。なお、ビタミンB類は、上記の同一群に属するビタミンを単品又は複数用いてもよいし、2種またはそれ以上の異なる群に属するビタミンを各々組み合わせて用いてもよい。後者の場合、その組み合わせの態様として、例えば、ビタミンB1類とビタミンB2類とビタミンB6類との組み合わせ、ビタミンB1類とビタミンB2類とビタミンB6類とビタミンB12類の組み合わせ、及びビタミンB2類とビタミンB6類との組み合わせ等を挙げることできる。但し、かかる組み合わせの態様は単なる例示であって、これらの組み合わせ態様に何等制限されるものではない。
本発明の催眠剤組成物がビタミンB類を含む場合、催眠剤組成物中におけるビタミンB類の含有量は、抗ヒスタミン薬とビタミンC類を含む催眠剤組成物の作用(催眠作用及び副作用軽減作用)に悪影響を与えない範囲であれば、特に制限されない。好ましくは、ビタミンC類が有する抗ヒスタミン薬の副作用(目覚め後の気分不快感や倦怠作用)への抑制・軽減作用を増強し得るような割合である。
具体的には、ビタミンB1類を用いる場合、催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対するビタミンB1類の配合割合として、通常0.1〜10000重量部の範囲を挙げることができる。好ましくは0.5〜2000重量部、1〜1000重量部の範囲である。この限りにおいて特に制限されないが、催眠剤組成物100重量%中に含まれるビタミンB1類の割合としては、0.00001〜98重量%の範囲を挙げることができる。好ましくは0.01〜50重量%、より好ましくは0.05〜30重量%、さらに好ましくは0.05〜20重量%である。
ビタミンB2類を用いる場合、催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対するビタミンB2類の配合割合として、通常0.5〜5000重量部の範囲を挙げることができる。好ましくは1〜1000重量部、2〜500重量部の範囲である。この限りにおいて特に制限されないが、催眠剤組成物100重量%中に含まれるビタミンB2類の割合としては、0.00005〜97重量%の範囲を挙げることができる。好ましくは0.01〜50重量%、より好ましくは0.05〜30重量%、さらに好ましくは0.05〜20重量%である。
ビタミンB6類を用いる場合、催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対するビタミンB6類の配合割合として、通常1〜10000重量部の範囲を挙げることができる。好ましくは2〜2000重量部、5〜1000重量部の範囲である。この限りにおいて特に制限されないが、催眠剤組成物100重量%中に含まれるビタミンB6類の割合としては0.0001〜98重量%の範囲を挙げることができる。好ましくは0.01〜50重量%、より好ましくは0.05〜30重量%、さらに好ましくは0.1〜20重量%である。
ビタミンB12類を用いる場合、催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対するビタミンB12類の配合割合として、通常1×10-4〜150重量部の範囲を挙げることができる。好ましくは5×10-4〜30重量部、1×10-3〜15重量部の範囲である。この限りにおいて特に制限されないが、催眠剤組成物100重量%中に含まれるビタミンB12類の割合としては、1×10-8〜59重量%の範囲を挙げることができる。好ましくは0.0001〜10重量%、より好ましくは0.001〜5重量%、さらに好ましくは0.001〜1重量%である。
上記抗ヒスタミン薬及びビタミンC類と組み合わせて用いられるビタミンE類としては、トコフェロール、その薬学的に許容される塩またはその薬学的に許容される誘導体である。ここで誘導体としては、ビタミンE類に属するものであって薬学的に許容されるものであればよく、具体的には、薬学上許容されるトコフェロールのC1〜C30エステル、好ましくはトコフェロールのC2〜C20エステルが含まれる。日本薬局方に収載されているものとしては、例えばコハク酸d-α-トコフェロール、コハク酸dl-α-トコフェロール、コハク酸トコフェロール、コハク酸dl-α-トコフェロールカルシウム、コハク酸トコフェロール酢酸カルシウム、酢酸トコフェロール、及びトコフェロール等が挙げられる。日本薬局方収載外のものとしては、例えば酢酸d-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール、d-δ-トコフェロール、dl-α-トコフェロール、ニコチン酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、リノール酸DL-α-トコフェロール、d-α-トコフェロール、天然ビタミンE、及びD-α-トコフェリルポリエチレングリコール-1000-スクシナート等のビタミンEトコフェリル誘導体を挙げることができる。好ましくは酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、コハク酸d-α-トコフェロールである。
本発明の催眠剤組成物がビタミンE類を含む場合、催眠剤組成物中におけるビタミンE類の含有量は、抗ヒスタミン薬とビタミンC類を含む催眠剤組成物の作用(催眠作用及び副作用軽減作用)に悪影響を与えない範囲であれば、特に制限されない。好ましくは、ビタミンC類が有する抗ヒスタミン薬の副作用(目覚め後の気分不快感や倦怠作用)への抑制・軽減作用を増強し得る割合である。具体的には、催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対するビタミンE類の配合割合として、3〜60000重量部の範囲から適宜選択することができる。好ましくは5〜12000重量部、より好ましくは10〜6000重量部の範囲である。この限りにおいて特に制限されないが、催眠剤組成物100重量%中に含まれるビタミンE類の割合としては、0.0003〜98重量%の範囲を挙げることができる。好ましくは0.01〜50重量%、より好ましくは0.05〜30重量%、さらに好ましくは0.05〜20重量%である。
上記抗ヒスタミン薬及びビタミンC類と組み合わせてタウリンを使用する場合、催眠剤組成物中におけるタウリンの含有量は、抗ヒスタミン薬とビタミンC類を含む催眠剤組成物の作用(催眠作用及び副作用軽減作用)に悪影響を与えない範囲であれば、特に制限されない。好ましくは、ビタミンC類が有する抗ヒスタミン薬の副作用(目覚め後の気分不快感や倦怠作用)への抑制・軽減作用を増強し得る割合である。具体的には、催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対するタウリンの配合割合として、5〜300000重量部の範囲から適宜選択することができる。好ましくは10〜60000重量部、より好ましくは20〜30000重量部の範囲である。この限りにおいて特に制限されないが、催眠剤組成物100重量%中に含まれるタウリンの割合としては、0.0005〜99重量%の範囲を挙げることができる。好ましくは0.1〜60重量%、より好ましくは0.1〜50重量%、さらに好ましくは1〜30重量%である。
上記抗ヒスタミン薬及びビタミンC類と組み合わせて用いられるイノシトール類としては、イノシトールの他、イノシトールグルコシド、イノシトールホスホグリセリド、イノシトールヘキサニコチネート、及びメゾイノシトールヘキサニコチネート等のイノシトールの薬学上許容される誘導体を挙げることができる。好ましくはイノシトール、及びイノシトールヘキサニコチネートである。
上記抗ヒスタミン薬及びビタミンC類と組み合わせてイノシトール類を使用する場合、催眠剤組成物中におけるイノシトール類の含有量は、抗ヒスタミン薬とビタミンC類を含む催眠剤組成物の作用(催眠作用及び副作用軽減作用)に悪影響を与えない範囲であれば、特に制限されない。好ましくは、ビタミンC類が有する抗ヒスタミン薬の副作用(目覚め後の気分不快感や倦怠作用)への抑制・軽減作用を増強し得る割合である。具体的には、催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対するイノシトール類の配合割合として、1〜180000重量部の範囲から適宜選択することができる。好ましくは2〜36000重量部、より好ましくは5〜18000重量部の範囲である。この限りにおいて特に制限されないが、催眠剤組成物100重量%中に含まれるイノシトール類の割合としては、0.0001〜99重量%の範囲を挙げることができる。好ましくは0.01〜50重量%、より好ましくは0.05〜30重量%、さらに好ましくは0.1〜20重量%である。
なお、上記ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン及びイノシトール類は、それぞれ単独で抗ヒスタミン薬及びビタミンC類と併用することができるが、2以上を任意に組み合わせて抗ヒスタミン薬と併用することもできる。
本発明の催眠剤組成物は、本発明の効果を損なわないことを限度として他の薬効成分を含むこともできる。これらの薬効成分としては、ブロムワレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素等の催眠鎮静剤;ゴオウ、ジャコウ、リュウノウ、d−ボルネオール、ジンコウ、レイヨウカク、動物胆(熊胆)、ニンジン、サフラン、オウレン、ホップ、チョウトウコウ、カギカズラ、チョウジ、サンソウニン、カンゾウ、カノコソウ、西洋チャボ時計草、トウキ、ブクリョウ、サイコ、センキュウ、ソウジュツ、シャクヤク、西洋サンザシ、西洋ヤドリギ等の植物を原料とした鎮静作用のある生薬これらを含む漢方薬を挙げることができる。
本発明の催眠剤組成物は、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、カプセル剤、液剤、シロップ剤、懸濁剤、乳剤、及び吸入剤などの経口剤として、また坐剤等の非経口剤として調製され、投与することができる。かかる経口剤及び非経口剤(坐剤)は、その形態に応じて当業界において慣用的に用いられる製造方法に従って調製することができる。
本発明の催眠剤組成物は、上記成分の他に、製剤化並びにその安定化の為に、製剤形態に応じて薬学上許容される各種の担体並びに添加剤を配合することもできる。例えば、経口投与剤用の添加剤としては、乳糖、マンニット、トウモロコシデンプン、部分α化デンプン、結晶セルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースナトリウム、乳糖、タルクなどの賦形剤;デンプン、α−デンプン、ゼラチン、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロースなどの結合剤;デンプン、カルボキシメチルセルロースカルシウム、低置換ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルスターチなどの崩壊剤;ステアリン酸マグネシウム、タルク、無水ケイ酸などの滑沢剤;ポリソルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及びプルロニックなどの懸濁化剤;白糖、タルク、沈降炭酸カルシウム、ゼラチン、アラビアゴム、プルラン、カルナウバロウ、ヒドロキシプロピルメチルフタレートなどのコーティング剤;白糖、ブドウ糖、サッカリンナトリウム、ソルビトール、クエン酸、及びアスパルテームなどの矯味剤;更に各種の光沢化剤、安定化剤、着色剤等を挙げることができる。
また、坐剤等の非経口剤用の添加剤としては、坐剤の基剤として従来公知のものを用いることができる。例えば、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、コーンスターチ、トラガントガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デキストリン、カルボキシメチルデンプン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、メトキシエチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドンなどのポリマー;ミツロウ、オリーブ油、カカオ油、ゴマ油、大豆油、ホホバ油、アボカド油、椿油、落花生油、牛脂、豚脂、ラノリン等、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などの油脂類;白色ワセリン;流動パラフィン、シリコーン油、揮発性シリコーン油、ペトロラタム等の鉱油;ハイドロカーボンゲル軟膏(例えば、プラスチベース(商品名;大正製薬(株)製));ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの高級脂肪酸;乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のエステル類;セチルアルコール、オクチルドデカノール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール;ポリエチレングリコール;モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、プロピレングリコールモノステアリン酸エステル、ポリオキシエチレンセチルアルコールエーテル等の非イオン性界面活性剤;セチル硫酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、N-アシルグルタミン酸ナトリウムなどの陰イオン性界面活性剤;エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール;トリエタノールアミンなどを挙げることができる。
さらに必要に応じて、1,3−ブチレングリコール、アスコルビン酸、トコフェロール等の抗酸化剤;安息香酸やパラベン等の防腐剤;ポリエチレングリコール、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、及びカルボキシプロピルセルロース等の増粘剤;クエン酸、乳酸、塩酸、及びホウ酸などの酸、またはリン酸二水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びトリエタノールアミン等のアルカリなどの緩衝剤(pH調整剤);カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機充填剤などを配合することもできる。
本発明の催眠剤組成物を治療上用いる場合の投与量は、患者の年齢、性別、不眠症状の程度、及び投与方法により左右されるが、成人に対する1日あたりの抗ヒスタミン薬の投与量に換算して、1〜300mg程度、好ましくは5〜200mg程度、より好ましくは10〜100mg程度となるような割合を挙げることができる。なお、本発明の催眠剤組成物は、当該用量を1日に1回乃至数回に分けて投与することもできる。 本発明の催眠剤組成物は、寝付きが悪いときや眠りが浅いとき、通常就眠前に服用使用することができる。
本発明の催眠剤組成物は、抗ヒスタミン薬にビタミンC類を組み合わせて用いることにより、抗ヒスタミン薬に基づいて本発明の所望な催眠作用を発揮できるとともに、抗ヒスタミン薬が有する被験者にとって不都合な副作用、具体的には寝起き後の気分不快感や頭重感、または倦怠感などの中枢神経系の副作用が軽減緩和されてなるものであり、効能及び副作用の点から好ましい催眠剤として用いることができる。
II.抗ヒスタミン薬が有する副作用の軽減方法
本発明の方法は、催眠作用を有する抗ヒスタミン薬に、ビタミンC類を組み合わせて使用することによって実施することができる。本発明において、対象とする抗ヒスタミン薬の副作用としては、具体的に脳におけるヒスタミンの働きが抑制される結果生じる、特に目覚め後の気分不快感(悪心や頭重感を含む)または倦怠感などの中枢神経系の副作用を挙げることができる。
抗ヒスタミン薬としては、催眠作用を有する前記(I)に記載するものを挙げることができる。好ましくは、ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミン及びこれらの薬学上許容される塩、具体的には塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、d−マレイン酸クロルフェニラミン、dl−マレイン酸クロルフェニラミンを挙げることができる。より好ましくはジフェンヒドラミン及びこの薬学上許容される塩、特に塩酸ジフェンヒドラミンである。
当該抗ヒスタミン薬に組み合わせて用いられるビタミンC類としては、前記(I)に記載するものを挙げることができる。好ましくはアスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、及びアスコルビン酸カルシウムである。
抗ヒスタミン薬と組み合わせて用いられるビタミンC類の割合としては、抗ヒスタミン薬の催眠作用に悪影響を与えることなく、抗ヒスタミン薬が有する副作用(目覚め後の気分不快感や倦怠感)を抑制・軽減することのできる範囲であれば、特に制限されない。例えば抗ヒスタミン薬100重量部に対する各ビタミンC類の使用割合として、通常10〜200000重量部の範囲を挙げることができる。好ましくは25〜40000重量部、より好ましくは50〜20000重量部の範囲である。
睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬に対して、ビタミンC類を組み合わせて用いる態様としては、特に制限されず、使用時(服用時)に睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬とビタミンC類とが併用される方法であればよい。例えば、抗ヒスタミン薬を有効成分とする睡眠剤組成物にビタミンC類を配合して一剤(合剤)として提供する方法、抗ヒスタミン薬を有効成分とする睡眠剤組成物と、ビタミンC類またはそれを含有する組成物との組み合わせ剤として提供する方法などを挙げることができる。
なお、本発明の目的を達成するために、抗ヒスタミン薬に、ビタミンC類と共に、ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類より成る群から選択される少なくとも一種を組み合わせて用いることもできる。この場合に使用できるビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類の種類は、前述(I)する通りである。ビタミンB類として、好ましくはビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB6類及びビタミンB12類であり、より好ましくは塩酸フルスルチアミン、ベンフォチアミン及び硝酸チアミン(以上、ビタミンB1類)、酪酸リボフラビン(ビタミンB2類)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6類)、及びシアノコバラミン(ビタミンB12類)である。かかるビタミンB類は、同一群に属するビタミンを単品又は複数用いてもよいし、2種またはそれ以上の異なる群に属するビタミンを各々組み合わせて用いてもよい。後者の場合、その組み合わせの態様としては、ビタミンB1類とビタミンB2類とビタミンB6類との組み合わせ、ビタミンB1類とビタミンB2類とビタミンB6類とビタミンB12類の組み合わせ、及びビタミンB2類とビタミンB6類との組み合わせを例示することができる。但し、かかる組み合わせの態様は単なる例示であって、これらの組み合わせに限定されるものではない。
また、ビタミンE類として、好ましくは酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール及びコハク酸d-α-トコフェロールを、またイノシトール類として、好ましくはイノシトール、及びイノシトールヘキサニコチネートを挙げることができる。
例えばビタミンB類を用いる場合、抗ヒスタミン薬100重量部に対する各ビタミンB類の使用割合は、ビタミンB1類の場合、通常0.1〜10000重量部の範囲、好ましくは0.5〜2000重量部、より好ましくは1〜1000重量部;ビタミンB2類の場合、通常0.5〜5000重量部の範囲、好ましくは1〜1000重量部、より好ましくは2〜500重量部;ビタミンB6類の場合、通常1〜10000重量部の範囲、好ましくは2〜2000重量部、より好ましくは5〜1000重量部;ビタミンB12類の場合、通常1×10-4〜150重量部の範囲、好ましくは5×10-4〜30重量部、より好ましくは1×10-3〜15重量部を挙げることができる。
ビタミンE類を併用する場合、抗ヒスタミン薬100重量部に対するビタミンE類の使用割合は通常3〜60000重量部の範囲から適宜選択することができる。好ましくは5〜12000重量部、より好ましくは10〜6000重量部の範囲である。タウリンを併用する場合、抗ヒスタミン薬100重量部に対するタウリンの使用割合は通常5〜300000重量部の範囲から適宜選択することができる。好ましくは10〜60000重量部、より好ましくは20〜30000重量部の範囲である。イノシトール類を併用する場合、抗ヒスタミン薬100重量部に対するイノシトール類の使用割合は1〜180000重量部の範囲から適宜選択することができる。好ましくは2〜36000重量部、より好ましくは5〜18000重量部の範囲である。
なお、上記ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン及びイノシトール類は、それぞれ単独でビタミンC類と組み合わせて、抗ヒスタミン薬と併用することができるが、2以上を任意に組み合わせてビタミンC類と共に抗ヒスタミン薬と併用することもできる。
本発明の方法によれば、抗ヒスタミン薬にビタミンC類を組み合わせて用いることにより、抗ヒスタミン薬の所望の催眠作用を維持しながら、その好ましくない特に中枢神経系の副作用(目覚め後の気分不快感(悪心及び頭重感を含む)、または倦怠感)を軽減することができる。よって本発明の方法は、副作用が少なく所望の催眠作用を発揮する催眠剤組成物を調製し、提供するために有効に利用することができる。
III.ビタミンC類の使用方法
さらに本発明は、ビタミンC類について新たな用途を提供するものである。
具体的には、本発明は第1に、ビタミンC類を、睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬の副作用軽減剤として使用する方法(第1方法)を提供する。
また本発明は第2に、抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤組成物が有する副作用を軽減するために処方された催眠剤組成物の製造方法において、当該組成物に配合する成分としてビタミンC類を用いる方法(第2方法)を提供する。
ここで、対象とする睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬の副作用としては、上記(II)で述べるように、脳におけるヒスタミンの働きが抑制される結果生じる、特に目覚め後の気分不快感(悪心や頭重感を含む)や倦怠感などの中枢神経系の副作用を挙げることができる。
また、ここで対象とする抗ヒスタミン薬の種類やその使用用量、並びにそれと組み合わせて用いるビタミンC類の種類及びその使用割合としては、いずれも前記(I)及び(II)に記載するものを挙げることができる。
睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬としては、好適にはジフェンヒドラミンまたはクロルフェニラミン及びこれらの薬学上許容される塩(具体的には塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、d−マレイン酸クロルフェニラミン、またはdl−マレイン酸クロルフェニラミン等)を、より好ましくはジフェンヒドラミン及びその薬学上許容される塩(具体的には塩酸ジフェンヒドラミン)を挙げることができる。
ビタミンC類としては、前記(I)に記載するものを挙げることができる。好ましくはアスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、及びアスコルビン酸カルシウムである。ビタミンC類の使用割合は、抗ヒスタミン薬の催眠作用に悪影響を与えることなく、抗ヒスタミン薬が有する副作用(目覚め後の気分不快感や倦怠感)を抑制・軽減することのできる範囲であれば、特に制限されない。具体的には、対象となる抗ヒスタミン薬(第2方法の場合は、催眠剤組成物中に含まれる抗ヒスタミン薬)100重量部に対する各ビタミンC類の使用割合として、通常10〜200000重量部の範囲、好ましくは25〜40000重量部、より好ましくは50〜20000重量部を例示することができる。
上記第1方法は、抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤組成物に、副作用軽減剤としてビタミンC類単独またはビタミンC類を含む組成物を配合することによって実施することもできるし、また、ビタミンC類単独またはビタミンC類を含む組成物を、抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤組成物に対する副作用軽減剤として、当該催眠剤組成物の併用剤(または補助剤)として使用することによって実施することもできる。
この場合、ビタミンC類を含む組成物としては、ビタミンC類に加えて、ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類より成る群から選択される少なくとも一種を含有するものを挙げることができる。この場合に使用できるビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類の種類は、(I)または(II)に前述する通りである。なお、ビタミンB類は、同一群に属するビタミンを単品又は複数用いてもよいし、2種またはそれ以上の異なる群に属するビタミンを各々組み合わせて用いてもよい。後者の場合、その組み合わせの態様としては、ビタミンB1類とビタミンB2類とビタミンB6類との組み合わせ、ビタミンB1類とビタミンB2類とビタミンB6類とビタミンB12類の組み合わせ、及びビタミンB2類とビタミンB6類との組み合わせを例示することができる。但しこれらの組み合わせは例示であり、何等制限されるものではない。
ビタミンB類、ビタミンE類、タウリンまたはイノシトール類の配合割合は、抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤組成物に対する副作用軽減剤としてのビタミンC類の効果を妨げない範囲であればよいが、増強し得る範囲を選択することが好ましい。例えば、ビタミンB1類を用いる場合は、対象とする催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対してビタミンB1類が通常0.1〜10000重量部の割合になるような範囲から適宜選択することができる。好ましくは0.5〜2000重量部、より好ましくは1〜1000重量部の範囲である。ビタミンB2類を用いる場合は、対象とする催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対してビタミンB2類が通常0.5〜5000重量部の割合になるような範囲から適宜選択することができる。好ましくは1〜1000重量部、より好ましくは2〜500重量部の範囲である。ビタミンB6類を用いる場合は、副作用軽減剤を組み合わせて用いる催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対してビタミンB6類が通常1〜10000重量部の割合になるような範囲から適宜選択することができる。好ましくは2〜2000重量部、より好ましくは5〜1000重量部の範囲である。ビタミンB12類を用いる場合は、対象とする催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対してビタミンB12類が通常1×10-4〜150重量部の割合になるような範囲から適宜選択することができる。好ましくは5×10-4〜30重量部、より好ましくは1×10-3〜15重量部の範囲である。
またビタミンE類を用いる場合は、対象とする催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対してビタミンE類が通常3〜60000重量部の割合になるような範囲から適宜選択することができる。好ましくは5〜12000重量部、より好ましくは10〜6000重量部の範囲である。タウリンを用いる場合は、対象とする催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対してタウリンが通常5〜300000重量部の割合になるような範囲から適宜選択することができる。好ましくは10〜60000重量部、より好ましくは20〜30000重量部の範囲である。イノシトール類を用いる場合は、対象とする催眠剤組成物中の抗ヒスタミン薬100重量部に対してイノシトール類が通常1〜180000重量部の割合になるような範囲から適宜選択することができる。好ましくは2〜36000重量部、より好ましくは5〜18000重量部の範囲である。
なお、上記ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン及びイノシトール類は、それぞれ単独でビタミンC類と組み合わせて用いることができるが、2以上を任意に組み合わせてビタミンC類と組み合わせて用いることもできる。
本発明の上記第1方法において、抗ヒスタミン薬に、ビタミンC類またはそれを含む組成物を用いることにより、抗ヒスタミン薬の所望の催眠作用を維持しながら、その好ましくない、特に中枢神経系の副作用(目覚め後の気分不快感(悪心や頭重感を含む)、または倦怠感)を軽減することができる。よって本発明は、ビタミンC類の抗ヒスタミン薬の副作用軽減剤としての新たな用途を提供するものである。
また本発明は第2に、抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤組成物が有する副作用を軽減するために処方された催眠剤組成物の製造方法において、当該組成物に配合する成分としてビタミンC類を用いる方法(第2方法)を提供する。
なお、上記第2方法において、抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤組成物は、前記(I)に記載するように、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、カプセル剤、液剤、シロップ剤、懸濁剤、乳剤または吸入剤などの経口剤の形態を有するもの、または坐剤等の非経口剤の形態を有するものであり、その形態に応じて慣用的に用いられる担体や添加剤を用いて(例えば、前記(I)参照のこと)、慣用の製造方法に従って調製することができる。本発明の第2方法は、催眠剤組成物の製造において、有効成分である抗ヒスタミン薬、また薬学上許容される担体や添加剤に加えて、ビタミンC類を成分として用いることによって実施することができる。この場合、ビタミンC類と組み合わせて、ビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類より成る群から選択される少なくとも一種を配合することもできる。この場合に使用できるビタミンB類、ビタミンE類、タウリン、及びイノシトール類の種類は、(I)または(II)に前述する通りである。ビタミンB類、ビタミンE類、タウリンまたはイノシトール類の配合割合は、抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤組成物に対する副作用軽減剤としてのビタミンC類の効果を妨げない範囲であればよいが、増強し得る範囲を選択することが好ましい。具体的には、最終的に調製される催眠剤組成物中に含まれる抗ヒスタミン薬100重量部に対する各成分(ビタミンB類、ビタミンE類、タウリンまたはイノシトール類)の配合割合として、また最終催眠剤組成物100重量%中に含まれる各成分の配合割合として、前記(I)に記載する割合を同様に挙げることができる。
本発明の上記第2方法において、抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤組成物の製造に際して、組成物成分としてビタミンC類を用いることにより、抗ヒスタミン薬に基づいて得られる所望の催眠作用を維持しながら、その好ましくない中枢神経系の副作用(目覚め後の気分不快感(悪心や頭重感)または倦怠作用)を軽減することができる。よって本発明は、抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤組成物であって、且つ中枢神経系の好ましくない副作用を起こさない組成物を製造するための方法において、ビタミンC類を処方成分として用いる方法を提供するものである。
以下、実施例及び試験例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例などに限定されるものではない。
試験例1
(1)健常成人(被験者)を対象として、表1に記載する処方からなる催眠剤組成物(比較例、実施例1〜8)を服用してもらい、各催眠剤組成物について催眠作用及びその副作用について評価を行った。各催眠剤組成物は、各成分を下記の配合量に基づいて日本薬局方の製剤総則(散剤)に規定する方法に従って、散剤として調製した。
なお、服用は就寝前30分〜1時間に1回服用することとし、服用の際、アルコールや他の精神神経用薬は併用しなかった。また、各被験者(1群:6名ずつ)には、比較例、または各実施例の催眠剤組成物のいずれかを服用してもらい、これらの催眠剤組成物の催眠作用及び副作用を評価してもらった。
Figure 2005104927
(2)各催眠剤組成物(比較例、実施例1〜8)の催眠作用を、各被験者に、寝付き、眠りの深さ、及び翌朝の目覚め時の覚醒感、の3点について、表2〜4に記載する5つの基準に従ってSD法により評価してもらった。結果を表2〜4に併せて記載する。なお、各表中の数字は、該当する被験者の人数を意味する。
Figure 2005104927
Figure 2005104927
Figure 2005104927
(3)各催眠剤組成物(比較例、実施例1〜8)について、目覚め後6時間までの間における気分不快感(悪心や頭重感を含む)、めまい、及び倦怠感の有無について表5〜7に記載する4つの基準に従ってSD法により評価してもらった。
Figure 2005104927
Figure 2005104927
Figure 2005104927
上記に示すように、ビタミンC類を、抗ヒスタミン薬と併用して用いることによって、抗ヒスタミン薬の所望の催眠作用はそのままに、好ましくない目覚め後の気分不快感(悪心や頭重感)や倦怠感が有意に軽減されており、良好な目覚めが得られることがわかった。またその効果は、ビタミンC類とビタミンB2類、ビタミンC類とビタミンE類を組み合わせて用いることによって、なおよくなることがわかった。
処方例1 錠剤
下記の組成からなる催眠剤組成物(錠剤)を、常法に従って調製した。
<処方> 1回投与量:2錠(就寝前1回)
塩酸ジフェンヒドラミン 50(mg)
アスコルビン酸 200
乳糖 30
でんぷん 10
結晶セルロース 200
ステアリン酸マグネシウム 5
白色セラック 5
計 500mg/2錠。
処方例2 錠剤
下記の組成からなる催眠剤組成物(錠剤)を、常法に従って調製した。
<処方> 1回投与量:2錠
塩酸ジフェンヒドラミン 50(mg)
アスコルビン酸ナトリウム 700
ヒドロキシプロピルセルロース 10
結晶セルロース 200
クロスカルメロース 30
ステアリン酸マグネシウム 10
計 1000mg/2錠。
処方例3 顆粒剤
下記の組成からなる催眠剤組成物(顆粒剤)を、常法に従って調製した。
<処方> 1回投与量:1包(就寝前1回)
塩酸ジフェンヒドラミン 50(mg)
アスコルビン酸カルシウム 400
デンプン 300
白糖 80
ショ糖脂肪酸エステル 100
D−ソルビトール 10
ヒドロキシプロピルセルロース 60
計 1000mg/1包。
処方例4 散剤
下記の組成からなる催眠剤組成物(散剤)を、常法に従って調製した。
<処方> 1回投与量:1包(就寝前1回)
塩酸ジフェンヒドラミン 50(mg)
アスコルビン酸 50
乳糖 640
デンプン 200
ヒドロキシプロピルセルロース 10
クロスカルメロース 50
計 1000mg/1包。
本発明によれば、抗ヒスタミン薬にビタミンC類を併用することにより、抗ヒスタミン薬の催眠作用に悪影響を与えることなく、抗ヒスタミン薬の中枢神経系の副作用(目覚め後の気分不快感や倦怠感)を軽減することができる。よって、本発明によれば、安全で催眠効果の高い催眠剤を提供することができる。

Claims (6)

  1. 睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬とビタミンC類を含有する催眠剤組成物。
  2. 抗ヒスタミン薬が、エタノールアミン系化合物、プロピルアミン系化合物、フェノチアジン系化合物、ピペラジン系化合物、ピペリジン系化合物及びこれらの薬学上許容される塩よりなる群から選択される少なくとも1種の、睡眠作用を有する薬物である請求項1に記載する催眠剤組成物。
  3. 抗ヒスタミン薬が、ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミンまたはそれらの薬学上許容される塩である請求項1または2に記載する催眠剤組成物。
  4. 睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬にビタミンC類を組み合わせて用いることを特徴とする、当該抗ヒスタミン薬が有する副作用の軽減方法。
  5. ビタミンC類を、睡眠作用を有する抗ヒスタミン薬の副作用軽減剤として使用する方法。
  6. 抗ヒスタミン薬を有効成分とする催眠剤が有する副作用を軽減するために処方された催眠剤組成物の製造方法において、当該組成物に配合する成分としてビタミンC類を用いる方法。
JP2003342641A 2003-09-30 2003-09-30 催眠剤組成物 Expired - Fee Related JP4780907B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003342641A JP4780907B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 催眠剤組成物
PCT/JP2004/011879 WO2005032546A1 (ja) 2003-09-30 2004-08-19 催眠剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003342641A JP4780907B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 催眠剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005104927A true JP2005104927A (ja) 2005-04-21
JP4780907B2 JP4780907B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=34419267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003342641A Expired - Fee Related JP4780907B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 催眠剤組成物

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4780907B2 (ja)
WO (1) WO2005032546A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005104926A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 催眠剤組成物
WO2007034778A1 (ja) * 2005-09-20 2007-03-29 Takeda Pharmaceutical Company Limited 睡眠障害予防治療剤
KR20070070307A (ko) * 2005-08-24 2007-07-04 에스에스 세야쿠 가부시키 가이샤 수면 개선 의약 조성물
JP2007291071A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Daiichi Sankyo Healthcare Co Ltd 催眠用医薬組成物
JP2013129652A (ja) * 2011-11-22 2013-07-04 Daiichi Sankyo Healthcare Co Ltd 抗ヒスタミン剤組成物

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8150520B2 (en) 2002-04-08 2012-04-03 Ardian, Inc. Methods for catheter-based renal denervation
DE102007040615A1 (de) * 2007-08-27 2009-03-05 Bitop Ag Osmolyte zur Behandlung von allergisch oder viral bedingten Atemwegserkrankungen

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145613A (en) * 1979-05-04 1980-11-13 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc Thirst-relieving composition
JPS6383021A (ja) * 1986-09-26 1988-04-13 Kao Corp 内服液剤組成物
JPH0436243A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Fujisawa Pharmaceut Co Ltd 催眠・鎮静剤
JPH07227256A (ja) * 1993-12-24 1995-08-29 Takeda Chem Ind Ltd 経口液剤
JPH1017482A (ja) * 1996-07-03 1998-01-20 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 催眠剤組成物
JPH1053520A (ja) * 1996-06-03 1998-02-24 Takeda Chem Ind Ltd 抗疲労剤
JP2003119141A (ja) * 2001-10-11 2003-04-23 Ss Pharmaceut Co Ltd 吸収性を向上した経口投与製剤

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145613A (en) * 1979-05-04 1980-11-13 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc Thirst-relieving composition
JPS6383021A (ja) * 1986-09-26 1988-04-13 Kao Corp 内服液剤組成物
JPH0436243A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Fujisawa Pharmaceut Co Ltd 催眠・鎮静剤
JPH07227256A (ja) * 1993-12-24 1995-08-29 Takeda Chem Ind Ltd 経口液剤
JPH1053520A (ja) * 1996-06-03 1998-02-24 Takeda Chem Ind Ltd 抗疲労剤
JPH1017482A (ja) * 1996-07-03 1998-01-20 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 催眠剤組成物
JP2003119141A (ja) * 2001-10-11 2003-04-23 Ss Pharmaceut Co Ltd 吸収性を向上した経口投与製剤

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005104926A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 催眠剤組成物
JP4721631B2 (ja) * 2003-09-30 2011-07-13 小林製薬株式会社 催眠剤組成物
KR20070070307A (ko) * 2005-08-24 2007-07-04 에스에스 세야쿠 가부시키 가이샤 수면 개선 의약 조성물
WO2007034778A1 (ja) * 2005-09-20 2007-03-29 Takeda Pharmaceutical Company Limited 睡眠障害予防治療剤
JP2007291071A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Daiichi Sankyo Healthcare Co Ltd 催眠用医薬組成物
JP2013129652A (ja) * 2011-11-22 2013-07-04 Daiichi Sankyo Healthcare Co Ltd 抗ヒスタミン剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4780907B2 (ja) 2011-09-28
WO2005032546A1 (ja) 2005-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Maxmen et al. Psychotropic drugs: Fast facts
JP4832045B2 (ja) メキタジン、イブプロフェン及びトラネキサム酸含有医薬組成物
US6498247B2 (en) Alkali or alkaline earth metal of n-butyric acid for treatment of cognitive and emotional conditions
JPH02240021A (ja) 抑うつ障害の治療用に適した制御放出製薬組成物
AU741511B2 (en) Pharmaceutical composition comprising at least tyrosine and an iron compound fortreating parkinson's disease or depression
JP4780907B2 (ja) 催眠剤組成物
JPH0733332B2 (ja) 痴呆症状改善・治療剤
AU2022252766A1 (en) Treatment of hand eczema
Connor et al. Adverse-effect profile of kava
WO2011073981A2 (en) Compositions and methods for treating somnolence
JPH0667842B2 (ja) 基本的うつ病を軽減するためのうつ病治療剤
Cassano et al. The panic-agoraphobic spectrum: rationale, assessment, and clinical usefulness
JP4786127B2 (ja) 色素沈着改善治療薬
JP4721631B2 (ja) 催眠剤組成物
JP4578083B2 (ja) 催眠剤組成物
JP4794123B2 (ja) 催眠剤組成物
JP2016513694A (ja) ビタミンb12欠乏症を治療する方法
JP5094899B2 (ja) 催眠剤組成物
JP4613031B2 (ja) 催眠剤組成物
KR20050058468A (ko) 하지불안증후군 또는 관련 장애 치료용 아데노신 a2a 수용체 길항제
JP2005325070A (ja) 睡眠改善剤
CN117858705A (zh) 使用抗病毒化合物和硝唑尼特进行治疗
JP6087988B2 (ja) 鼻汁分泌抑制用組成物
AU2001255223B2 (en) Treatment of fibromyalgia and chronic fatigue syndrome
JPH0680564A (ja) 抗色素沈着治療薬

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110308

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4780907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees