JP2005103020A - 飲食用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 冷えた飲食物を入れたときは、その冷えた飲食物が長い間、温まらず、熱い飲食物を入れたときは、その飲食物が長い間、冷めない飲食用容器を提案する。
【解決手段】 飲食用容器の本体部2の内部に、保冷・保温剤3が封入されている。飲食用容器を冷凍庫で冷却してから、その飲食用容器に冷たい飲食物を入れ、逆に飲食用容器を加熱してから、その飲食用容器に熱い飲食物を入れる。
【選択図】 図1
【解決手段】 飲食用容器の本体部2の内部に、保冷・保温剤3が封入されている。飲食用容器を冷凍庫で冷却してから、その飲食用容器に冷たい飲食物を入れ、逆に飲食用容器を加熱してから、その飲食用容器に熱い飲食物を入れる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、茶碗、皿、カップなどの飲食用容器に関するものである。
飲食用容器に冷えた飲食物を入れてこれを飲食する際、途中で飲食物が温まってしまえば、せっかくの飲食物の風味が損なわれてしまう。逆に、飲食用容器に加熱した飲食物を入れてこれを飲食するとき、その飲食物が冷えてしまえば、やはりその味が低下する。
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去できる飲食用容器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、保冷機能と保温機能を備えた保冷・保温剤が内部に封入されていることを特徴とする飲食用容器を提案する(請求項1)。
その際、前記保冷・保温剤の外側に断熱層が設けられていると有利である。(請求項2)。
本発明によれば、飲食用容器に加熱した飲食物又は冷却した飲食物を入れて、これを飲食するとき、飲食物がすぐにさめたり、温まってしまう不具合を阻止できる。
図1は飲食用容器の一例である湯飲み茶碗の垂直断面図である。ここに示した湯飲み茶碗1は、その骨格をなす本体部2と、該本体部2の内部に封入された保冷・保温剤3とを有している。保冷・保温剤3は、保冷機能と保温機能を共に有する材料から構成され、例えば、高吸水性樹脂と、水と、防腐剤とから成る保冷・保温剤が用いられる。高吸水性樹脂は、アクリルアミド、アクリル酸からできる水溶性高分子である。また、本体部2は、例えば、一般の陶磁器の素地に用いられる材料、樹脂又は金属などから構成される。陶磁器の素地が用いられた場合には、その表面に上薬が施されることは一般の陶磁器と変りはない。保冷・保温剤3は、そのまま本体部2の内部に仕込まれるか、又はフィルムから成る袋に入れられた状態で本体部2の内部に仕込まれる。
上述のように、図1に示した湯飲み茶碗1より成る飲食用容器は、保冷機能と保温機能を備えた保冷・保温剤が内部に封入されているので、この湯飲み茶碗1に例えば冷たいお茶を入れてこれを飲む場合には、その湯飲み茶碗1を予め冷凍庫などに入れてこれを冷却し、しかる後、その湯飲み茶碗1に冷えたお茶を入れる。このようにすれば、保冷・保温剤3の保冷機能によって、お茶が長い間、温まることはなく、その風味が損なわれることはない。
また、湯飲み茶碗1に熱いお茶を入れてこれを飲むときは、その湯飲み茶碗1を予め加熱してから、これに熱いお茶を入れる。このようにすれば、保冷・保温剤3の保温機能によって、お茶が長い間、冷えることはなく、そのお茶の風味が損なわれることはない。
また、飲食用容器の保冷・保温剤の外側に断熱層を設けることもできる。図2に示した湯飲み茶碗1においては、その本体部2の内部に封入された保冷・保温剤3の外側に断熱層4が設けられている。この断熱層4は、例えば、断熱樹脂や断熱シリコンなどから構成される。かかる断熱層4が設けられていると、その湯飲み茶碗1に例えば冷えたお茶を入れた場合、その湯飲み茶碗1の外側面に発生する結露を抑えることができる。また当該湯飲み茶碗1に熱いお茶を入れた場合も、安心してその外側面に手を当ててこれを持つことができる。
図3に示した湯飲み茶碗1の場合には、断熱層4が湯飲み茶碗1の外側に露出し、保冷・保温剤3の内側に本体部2が設けられている。また図4に示した湯飲み茶碗1の場合には、保冷・保温剤3の外側の本体部2の部分が真空の空間5となっていて、この空間5によって断熱層が構成されている。図3及び図4に示した飲食用容器によっても、図2に示した飲食用容器と同様な作用効果を奏することができる。また、図2乃至図4に示した湯飲み茶碗1の本体部2も、図1に示した本体部と同様な材料により構成されている。
本発明は、湯飲み茶碗に限らず、他の茶碗、皿、コーヒーカップなどのカップ、サラダボールなどの飲食用容器に広く適用できるものである。
3 保冷・保温剤
4 断熱層
4 断熱層
Claims (2)
- 保冷機能と保温機能を備えた保冷・保温剤が内部に封入されていることを特徴とする飲食用容器。
- 前記保冷・保温剤の外側に断熱層が設けられている請求項1に記載の飲食用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003341282A JP2005103020A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 飲食用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003341282A JP2005103020A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 飲食用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005103020A true JP2005103020A (ja) | 2005-04-21 |
Family
ID=34535928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003341282A Pending JP2005103020A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 飲食用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005103020A (ja) |
-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003341282A patent/JP2005103020A/ja active Pending
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