JP2005100697A - 燃料電池用セパレータ、燃料電池スタック及び燃料電池車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐食性に優れ、コーナー部での生成水の凝縮を防止して発電性能を高めた燃料電池用セパレータ、燃料電池スタック及びこれを搭載した燃料電池車両を提供する。
【解決手段】ガスを流通させるガス流路溝4と電流を導通させるリブ山3とを隣接して交互に配置して断面が連続した波型形状のガス流路部2を備えた金属板製の燃料電池用セパレータ1であって、ガス流路部2は、ガス流路溝4を複数平行に配置した直線部6と、直線部6のガス流路溝4に対してほぼ直角にガス流路溝4が曲がるコーナー部7とを有し、1本のガス流路溝4における直線部6の断面積に対するコーナー部7の断面積の比率が、1.0〜1.2であることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】ガスを流通させるガス流路溝4と電流を導通させるリブ山3とを隣接して交互に配置して断面が連続した波型形状のガス流路部2を備えた金属板製の燃料電池用セパレータ1であって、ガス流路部2は、ガス流路溝4を複数平行に配置した直線部6と、直線部6のガス流路溝4に対してほぼ直角にガス流路溝4が曲がるコーナー部7とを有し、1本のガス流路溝4における直線部6の断面積に対するコーナー部7の断面積の比率が、1.0〜1.2であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、マルチパス・サーペンタイン型等に代表されるコーナー部を有するガス流路パターンを形成した固体高分子電解質型の燃料電池用セパレータ、燃料電池スタック及びこれを搭載した燃料電池車両に関する。
燃料電池は、燃料である水素ガスと酸素ガスとを電気化学的に反応させて、燃料の持つ化学エネルギを電気エネルギに直接変換する装置である。化学エネルギを電気エネルギに直接変換できるため、燃料電池の発電効率は火力発電などの他の発電システムに比べて高い。また、化石燃料を使用しないため資源の枯渇が問題とならず、発電に伴い排気ガスが生じない等の利点を有するため、燃料電池は地球環境保護の観点からも注目されている。
燃料電池は、使用される電解質の種類に応じて、固体高分子電解質型、リン酸型、溶融炭酸塩型及び固体酸化物型等がある。そのうちの1つである固体高分子電解質型燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)は、電解質として分子中にプロトン交換基を有する高分子樹脂膜を使用して、高分子樹脂膜を飽和に含水させるとプロトン伝導性電解質として機能することを利用した電池である。固体高分子電解質型燃料電池は、比較的低温で作動し、発電効率も高いため、電気自動車搭載用を始めとする各種の用途が見込まれている。
上記固体高分子電解質型燃料電池は燃料電池スタックを含み、燃料電池スタックは、基本単位となる単セルを複数個積層して加圧保持した後、両端部をエンドフランジで挟み、締結ボルトにより固定して一体に構成される。
図9は、燃料電池スタックを形成する単セルの構成を示す断面図である。図9に示すように、単セル30は、固体高分子電解質膜31の両側に酸素極32及び水素極33を接合して一体化した膜電極接合体を有する。酸素極32及び水素極33は、反応膜34及びガス拡散層35(GDL: gas diffusion layer)を備えた2層構造であり、反応膜34は固体高分子電解質膜31側に形成される。酸素極32及び水素極33の両側には、酸素極側セパレータ36及び水素極側セパレータ37を各々設置し、各セパレータ36,37により、酸素ガス流路、水素ガス流路及び冷却水流路を形成している。
上記構成の単セルは、固体高分子電解質膜31の両側に酸素極32,水素極33を配置して、通常、ホットプレス法により一体に接合して膜電極接合体を構成し、膜電極接合体の両側にセパレータ36,37を配置する。酸素極32及び水素極33はポーラス状であり、その内部をガスや水が通過する。上記単セルから構成される燃料電池では、水素極側に、水素、二酸化炭素、窒素、水蒸気の混合ガスを供給し、酸素極側に空気及び水蒸気を供給すると、主に、固体高分子電解質膜31と反応膜34との間の接触面において電気化学反応が起こる。以下、より具体的な反応について説明する。
上記構成の燃料電池スタックにおいて、酸素ガス流路及び水素ガス流路に酸素ガス及び水素ガスが各々供給されると、酸素ガス及び水素ガスが各ガス拡散膜35を介して反応膜34側に供給され、水素極側及び酸素極側の反応膜34において反応が起こる。
上記構成の燃料電池スタックにおいて、酸素ガス流路及び水素ガス流路に酸素ガス及び水素ガスが各々供給されると、酸素ガス及び水素ガスが各ガス拡散膜35を介して反応膜34側に供給され、水素極側及び酸素極側の反応膜34において反応が起こる。
[化1]
水素極側:H2 →2H+ +2e- ・・・式(1)
酸素極側:(1/2)O2 +2H+ +2e- →H2 O・・・式(2)
水素極33側に水素ガスが供給されると、式(1)の反応が進行して、2H+ と2e-とが生成する。2H+は、水和状態で固体高分子電解質膜31内を移動して酸素極32側に流れ、2e- は負荷38を通って水素極33から酸素極32に流れる。酸素極32側では、2H+と2e- と供給された酸素ガスとにより、式(2)の反応が進行して、電力が生成する。
水素極側:H2 →2H+ +2e- ・・・式(1)
酸素極側:(1/2)O2 +2H+ +2e- →H2 O・・・式(2)
水素極33側に水素ガスが供給されると、式(1)の反応が進行して、2H+ と2e-とが生成する。2H+は、水和状態で固体高分子電解質膜31内を移動して酸素極32側に流れ、2e- は負荷38を通って水素極33から酸素極32に流れる。酸素極32側では、2H+と2e- と供給された酸素ガスとにより、式(2)の反応が進行して、電力が生成する。
上記燃料電池スタックに使用されるセパレータは、各単セル間を電気的に接続する機能を有するため、電気伝導性が良好であり、かつ、構成材料との接触抵抗が低いことが要求される。また、セパレータは、水素ガスと酸素ガスとを隔離するものであるため、水素ガスや酸素ガスの反応ガスに対してのガス気密性が高いことが必要である。さらに、燃料電池に供給される各ガスの温度は、80[℃]〜90[℃]と高温であり、セパレータは高温状態のガスに晒されるため、水素ガス及び酸素ガスの酸化還元反応に対する耐食性が要求される。
例えば、セパレータとして、原材料であるカーボンをプレート状に成形し、その両面側に反応ガス流路を形成したものが開示されている(非特許文献1参照)。
図10は、プレート状のカーボン製セパレータを使用した単セルの構成を示す断面図である。図10に示すように、固体高分子電解質膜39の両面側に酸素極40及び水素極41を設置して膜電極接合体とし、この膜電極接合体の両面側にセパレータ42,43を配置している。
しかしながら、セパレータをカーボン製にすると、セパレータとガス拡散電極等の構成材料との接触抵抗は低く、この点からは優れているが、金属製のセパレータと比較すると強度が低かった。セパレータの厚さを薄くして燃料電池を小型化し、燃料電池を自動車等の移動体車両に搭載したいという要求があるが、セパレータの厚さを薄くするためには限界があり、セパレータの厚さは、少なくとも1[mm]〜5[mm]程度必要であった。
そこで、近年、燃料電池の小型化及び低コスト化を実現するために、金属薄板をプレス成形して、断面が連続した波型形状を有するセパレータを使用する試みがなされている(特許文献1及び特許文献2参照)。
さらに、前述したように、セパレータの特性として、ガス拡散電極等の構成材料との間の接触電気抵抗が低く、水素ガス及び酸素ガスの酸化還元反応に対して高い耐食性を有することが要求される。このため、金属板表面に貴金属層を形成して、5%以上の圧下率で圧延加工を施してクラッド化したクラッド合金薄板を所定形状にプレス成形し、水素ガス又は酸素ガスを流通させるガス通路を形成したセパレータが開示されている(特許文献3及び特許文献4参照)。
本技術によれば、基材上に貴金属層を表面被覆して、基材及び貴金属層の両者を圧延しているため、両者の密着力が高くなりクラッド材と同程度の密着力を得られる。また、貴金属層のポーラス構造を緻密化することができるだけでなく、ピンホールが閉孔して耐食性が良くなる。このため、圧延後に塑性加工を施しても、皮膜である貴金属層が剥離することがない。さらに、圧延すると耐食性が向上するため、皮膜を薄肉化して低コスト化できるだけでなく、表面に貴金属層を形成したため、ガス拡散電極等の構成材料との接触電気抵抗を低くすることができる。
「固体高分子型燃料電池の開発と実用化」(株)技術情報協会1999年発行(第92頁) 特開2000−323149号公報(第4頁、第1図)
特開2002−190305号公報(第3頁、第1図)
特開2002−260681号公報(第3頁、第2図)
特開2002−254180号公報(第2頁、第1図)
「固体高分子型燃料電池の開発と実用化」(株)技術情報協会1999年発行(第92頁)
通常、燃料電池用セパレータでは、反応ガスの流速を早めて生成水の排出を促進させるために、サーペンタイン型と呼ばれるガス流路デザインを使用している。
サーペンタイン型流路を備えた燃料電池用セパレータでは、水素ガスと酸素ガスとの反応面積を大きくとるために、1パスあたり複数のガス流路溝を形成して、複数のガス流路溝から形成されるパスを複数平行に配置し、平行に配置したパス同士をコーナー部により接続して、直線部とコーナー部との各ガス流路溝を連結している。
上記構成のコーナー部を有するサーペイン型流路を備えた燃料電池用セパレータでは、直線部よりもコーナー部におけるガス流路溝の溝幅が広くなるため、1本のガス流路溝における断面積は、直線部よりもコーナー部の方が大きくなる。このため、直線部のガス流路溝を通過したガスがコーナー部のガス流路溝に流れると、ガスの流速が遅くなり、コーナー部のガス流路溝において生成水が凝縮してしまっていた。また、コーナー部のガス流路溝に、著しく生成水が凝縮した場合には、凝縮した生成水がコーナー部のガス流路溝を塞ぎガスの流通が滞り、その結果、燃料電池の発電性能が低下していた。
また、金属薄板をプレス成形して、サーペンタイン型流路を形成したセパレータとした場合には、直線部よりもコーナー部における加工度が大きくなり、コーナー部のガス流路溝断面におけるリブ山肩部が、特に強加工されてしまい、セパレータの成形が困難となっていた。
さらに、上述した金属板表面上に貴金属層を形成して5[%]以上の圧下率により軽圧延加工を施してクラッド化したクラッド合金薄板を使用した場合は、ガス流路部におけるコーナー部断面形状のリブ山肩部において、下地母材に局所的に過大な伸び歪が生じてしまっていた。そして、下地母材に過大な伸び歪が生じると、表層に形成した貴金属層が追随できず、貴金属層に数[μm]×数十 [μm]程度の多数の微小クラックが発生し、微小クラックの発生部位で下地母材が露出してしまっていた。その結果、下地母材表面に貴金属層を形成した割には、セパレータの耐食性を向上することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、第1の発明である燃料電池用セパレータは、ガスを流通させるガス流路溝と電流を導通させるリブ山とを隣接して交互に配置して断面が連続した波型形状のガス流路部を備えた金属板製の燃料電池用セパレータであって、前記ガス流路部は、ガス流路溝を複数平行に配置した直線部と、前記直線部のガス流路溝に対してほぼ直角にガス流路溝が曲がるコーナー部とを有し、1本のガス流路溝における前記直線部の断面積に対する前記コーナー部の断面積の比率が、1.0〜1.2であることを要旨とする。
また、第2の発明である燃料電池スタックは、電解質膜の両面にそれぞれ酸化剤極及び燃料極を形成した膜電極接合体と、前記膜電極接合体の酸化剤極側に配置した酸化剤極側セパレータと、前記膜電極接合体の燃料極側に配置した燃料極側セパレータと、を有し、前記膜電極接合体と前記各セパレータとの間にそれぞれ燃料ガス流路及び酸化剤ガス流路を形成した単セルを複数個積層し、各単セル間に冷却水流路を形成した燃料電池スタックであって、前記酸化剤極側セパレータ及び燃料極側セパレータは、上記燃料電池用セパレータであることを要旨とする。
さらに、第3の発明である燃料電池車両は、上記燃料電電池スタックを搭載し、これを動力源として用いたことを要旨とする。
本発明の燃料電池用セパレータによれば、1本のガス流路溝における直線部及びコーナー部の断面積を同程度にしてコーナー部での生成水の排出速度を直線部とほぼ同等に維持することにより、コーナー部での生成水の凝縮を防止し、燃料電池の発電性能を高めることができる。
本発明の燃料電池スタックによれば、小型化及び低コスト化できると共に、発電性能を高めることができる。
本発明の燃料電池車両によれば、小型化及び低コスト化した燃料電池スタックを搭載することにより、走行距離の長距離化を実現できると共にスタイリングの自由度を確保することができる。
以下、本発明の燃料電池用セパレータ、燃料電池スタック及び燃料電池車両について、本発明の実施の形態に係る燃料電池スタックを搭載した燃料電池電気自動車の例を挙げて第1実施形態から第3実施形態までを用いて説明する。
<第1実施形態(図1〜図4、表1)>
本発明の実施形態では、サーペンタイン型のガス流路部を構成した固体高分子型燃料電池用セパレータ(以下、単に「燃料電池用セパレータ」とする。)を例に挙げて説明する。なお、本実施形態では、1パス当り3本のガス流路溝を備えたガス流路を構成した5パス・サーペンタイン型を適用した。
本発明の実施形態では、サーペンタイン型のガス流路部を構成した固体高分子型燃料電池用セパレータ(以下、単に「燃料電池用セパレータ」とする。)を例に挙げて説明する。なお、本実施形態では、1パス当り3本のガス流路溝を備えたガス流路を構成した5パス・サーペンタイン型を適用した。
図1は、5パス・サーペンタイン型のガス流路部を形成した燃料電池用セパレータのガス流路面側の上面図であり、図2は、その断面形状を示す模式図である。
図1に示すように、燃料電池用セパレータ1は、発電部としての中央部にガス流路部2を形成しており、ガス流路部2は、電流を導通させる凸形状のリブ山3とリブ山3に隣接した凹形状のガス流路溝4とを交互に構成している。ガス流路溝4の両端は、中央部のガス流路部2対角線上の端部に形成されたガスマニホールド5a,5bに連結しており、一方のガスマニホールド5aから他端のガスマニホールド5bまで5パス構成している。
ガス流路部2は、1パス当り3本のガス流路溝4を平行に配置しており、直線部6と、直線部6のガス流路溝4に対してほぼ直角に曲がるコーナー部7と、を備えており、隣接するパスのガス流路溝4はコーナー部7で連結している。
ガス流路部2を形成した中央部外周のセパレータ1の外周縁部にはビード部8を形成している。
図2は、図1に示す燃料電池用セパレータ1の断面を模式的に示す図であり、セパレータ1を断面から観察すると、図2に示すように、ガス流路部は連続した波型形状を有する。
図3は、図1及び図2に示す燃料電池用セパレータ1の中央部2に形成されたガス流路部2を示す斜視図である。図3に示すように、燃料電池用セパレータ1のガス流路部2には、リブ山平坦部9からリブ山斜面部10を介してガス流路溝底部11が連続しており、リブ山平坦部9及びガス流路溝底部11が略平行に配置される。
図1に示すセパレータ1のガス流路部2の直線部6におけるA−A´断面図を図4に模式的に示す。本図に示すように、ピッチP、リブ山幅L1、溝底幅L3、斜面幅L2、溝深さd、縦壁部の斜度θである。
本発明の実施の形態に係るセパレータにおいては、1本のガス流路溝4における、直線部6の断面積に対するコーナー部7の断面積の比率を1.0〜1.2として構成することが好ましい。なお、直線部6及びコーナー部7の断面積は、図1に示すA−A´断面図及びB−B´断面図における1本のガス流路溝4について、その断面形状から(P+L3−L1)d/2[mm2]を算出して求めたものである。直線部6の断面積に対するコーナー部7の断面積の比率が、1.0未満になるとコーナー部でのガスの流速が遅くなり発電性能が低下してしまい、一方、断面積の比率が1.2を超えると、コーナー部7におけるガス流路溝4の断面積が大となりガス流速が遅くなり生成水が凝縮しやすく、著しい場合には凝縮した生成水によりガス流路溝4が塞がり、発電性能が低下してしまうからである。より好ましくは、1本のガス流路溝4のコーナー部7と直線部6との断面積を同等とし、断面積の比率を1.0とすることが好ましく、断面積を同等にすることにより、ガスの流速を一定として、発電性能を高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係る燃料電池用セパレータ1は、以下に示す形状とすることにより、1本のガス流路溝4における直線部6の断面積に対するコーナー部7の断面積の比率を1.0〜1.2の範囲とすることができる。
具体的には、コーナー部7のリブ山幅L1が直線部6のリブ山幅L1と同等又は直線部6よりも長くすると共に、コーナー部7の溝底の幅L3が直線部6と同等又は直線部6よりも短くすることが好ましい。本形状にリブ山幅L1を規定することにより、直線部6及びコーナー部7におけるガス流路溝4の断面積の比率を上記の値にできるだけでなく、コーナー部7での破断を防止することができる。
また、コーナー部7の縦壁部の斜度θは、直線部6の縦壁部の斜度θよりも小さくすることが好ましい。本形状に構成することにより、ガス流路部2のコーナー部7での破断を効果的に防止することができる。
さらに、ガス流路部2の断面形状におけるコーナー部7の周長の伸びが、直線部6の周長の伸びよりも小さくすることが好ましい。なお、周長の伸びは、周長測定部のセパレータを、測定する方向に切断し、光学顕微鏡にて観察・写真撮影することにより断面形状を取得し、この断面形状より測定したものである。本形状に周長の伸びを構成することにより、コーナー部7での破断を効果的に防止することができる。
また、コーナー部7のリブ山肩部曲率半径及び溝底隅部曲率半径の少なくとも一方が、直線部6のリブ山肩部曲率半径及び溝底隅部曲率半径の各々よりも大きいことが好ましい。本形状に構成することにより、コーナー部7での破断を更に効果的に防止することができるだけでなく、母材上に形成した被覆層の微小な破断の発生を防止することができる。
上記形状の燃料電池用セパレータ1は、下地母材である金属板の両面に耐食性かつ導電性の表面処理を施して被覆層を形成したクラッド合金薄板から構成される。
下地母材である金属板としては、鉄基合金、Ni基合金、Ti基合金及びステンレス合金の中から選択される1種又は2種以上を組み合わせた合金から形成すると良く、このような種類の合金を使用することにより、耐食性かつ生産性の優れた燃料電池セパレータを低コストにより提供することができる。上記鉄基合金の中でも、SUS304及びSUS316等のオーステナイト系ステンレス鋼板を使用することが最も好ましく、耐食性及び生産性の優れた燃料電池セパレータを低コストにより提供することができる。
被覆層は、下地母材である金属板上に耐食性かつ導電性の表面処理を施して形成した貴金属であり、より具体的には、金属板上に厚さ0.01[μm]〜0.05[μm]の貴金属層を形成したものである。貴金属層の厚さを0.01[μm]〜0.05[μm]の範囲としたが、貴金属層の厚さが0.01[μm]未満になると耐食性が低下してしまい、0.05[μm]を超えるとコストが高騰するためである。そして、下地母材である金属板上に、貴金属層を形成して上で、5[%] 〜15[%]の圧下率で圧延加工してクラッド化したクラッド合金薄板を用いている。なお、圧下率を5[%] 〜15[%]と規定したが、圧下率が5[%]未満になると、表面金属層の欠陥が大きくなり耐食性が低下し、圧下率が15[%]を超えると、所定の厚さにすることができないからである。
貴金属層は、金(Au)、プラチナ(Pt)又は銀(Ag)等の貴金属から構成することが好ましい。貴金属層を形成することにより、耐食性及び生産性が良好であると共に、隣接するガス拡散電極等の構成材料との接触電気抵抗が低く、燃料電池の発電性能の良い燃料電池用セパレータを得ることができる。
以下、実施例1〜実施例3及び比較例1〜比較例3により説明する。
以下、実施例1〜実施例3及び比較例1〜比較例3により説明する。
実施例1〜実施例4
各実施例では、厚さ0.11[mm]のSUS316L溶体化処理(BA)材の薄板の両面に、厚さ0.03[μm]のAuメッキを施し、これを圧下率10[%]で冷間圧延加工を施してクラッド化した、厚さ0.1[mm]のクラッド合金薄板を使用した。周辺部のプレス成形加工を受けていない部分の板厚は、0.1[mm]である。
各実施例では、厚さ0.11[mm]のSUS316L溶体化処理(BA)材の薄板の両面に、厚さ0.03[μm]のAuメッキを施し、これを圧下率10[%]で冷間圧延加工を施してクラッド化した、厚さ0.1[mm]のクラッド合金薄板を使用した。周辺部のプレス成形加工を受けていない部分の板厚は、0.1[mm]である。
次に、クラッド合金薄板を寸法150[mm]×150[mm]に切り出し、ガス流路部2(アクティブエリア)寸法が100[mm]×100[mm]の5パス・サーペンタイン型流路を張り出して成形し、セパレータとした。
なお、張り出し成形は、材料を延伸する予備プレス成形工程を1段と、所定の形状とするための仕上げプレス成形工程を1段と、を備えた多段プレス成形である。予備プレス成形後の成形高さは0.82[mm]であり、仕上げプレス後の製品の成形高さは0.60[mm]である。また、クラッド合金薄板の圧延方向は、サーペンタインの長手方向と直角の方向に揃えたものである。
実施例1〜実施例4は、表1に示すように、ガス流路部2の寸法を各種変えて各セパレータを構成したものであり、各セパレータは、いずれも1本のガス流路溝4における直線部6の断面積に対するコーナー部7の断面積の比率を1.0〜1.2とした。
比較例1〜比較例3
比較例1〜比較例3では、1本のガス流路溝4における直線部6の断面積に対するコーナー部7の断面積の比率が1.2を超えるように各セパレータを構成したものである。その他は、上述した実施例1〜実施例4と同様の方法を使用して各セパレータを作製した。
比較例1〜比較例3では、1本のガス流路溝4における直線部6の断面積に対するコーナー部7の断面積の比率が1.2を超えるように各セパレータを構成したものである。その他は、上述した実施例1〜実施例4と同様の方法を使用して各セパレータを作製した。
次に、作製した実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例3の各セパレータを使用して、燃料電池の単セルを構成した。高分子電解質型膜としては、スルホン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体膜(商品名;ナフィオン112、デュポン株式会社)を用い、ガス拡散電極としてカーボンブラックで担持した白金触媒を塗布したカーボンペーパ(東レ(株)製 TGP−H−090)を用いた。また、図示しないが、十分な剛性を備えたエンドプレートを使用して、高分子電解質型膜及びガス拡散電極を1[MPa]の面圧で締め付けて、燃料電池の単セルを構成した。
さらに、得られた燃料電池の単セルの発電性能を評価した。発電性能は、0.5[A/cm2]の電流を取り出した時の電池の起電力[mV]により評価した。表1に、発電性能の評価結果を示す。
表1に示すように、1本のガス流路溝における直線部の断面積に対するコーナー部の断面積の比率を1.0〜1.2の範囲とした実施例1〜実施例4の各セパレータでは、上記比率の範囲外となる比較例1のセパレータに比べて、起電力が高く、発電性能が優れていた。また、特に、実施例3における、コーナー部と直線部との断面積を同様としたセパレータでは、電池の起電力が693[mV]と高い値を示しており、発電性能が良好であった。これに対して、比較例2及び比較例3の各セパレータでは、断面積の比率を1.41以上としたため、コーナー部におけるリブ山肩部で破断が観測され、発電性能を評価することができなかった。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、サーペンタイン型ガス流路のコーナー部の断面積を直線部の断面積の比率を1.0〜1.2の範囲に規定することにより、コーナー部での生成水の凝縮を防止することができ、優れた発電性能を得ることができる。
なお、本実施形態では、1パス当り3本のガス流路溝を備えたガス流路を構成した5パス・サーペンタイン型のセパレータを例示したが、サーペンタイン型の流路を構成したセパレータに限定されるものではなく、直線部及びコーナー部のガス流路溝を形成したその他の形状のガス流路部を形成したセパレータであっても良い。
<第2実施形態(図5〜図7)>
本実施形態では、第1実施形態で作製した燃料電池用セパレータを用いて単セルを形成し、単セルを複数個積層して燃料電池スタックとし、燃料電池を構成した。
本実施形態では、第1実施形態で作製した燃料電池用セパレータを用いて単セルを形成し、単セルを複数個積層して燃料電池スタックとし、燃料電池を構成した。
図5は、燃料電池スタックの一部を模式的に示した断面図である。図5に示すように、燃料電池スタック12は、単セル13を複数個積層したものであり、各単セル13間の内部に冷却水流路14を形成したバイポーラプレート構造を有する。各単セル13は、固体高分子型電解質膜15の両面に各々酸化剤極を有するガス拡散層16と燃料極を有するガス拡散層17とを形成して膜電極接合体(MEA)とし、膜電極接合体の酸化剤極側に酸化剤極側セパレータ18を配置して内部に酸化剤ガス流路19を形成し、膜電極接合体の燃料極側に燃料極側セパレータ20を配置して内部に燃料ガス流路21を形成している。
固体高分子型電解質膜15としては、スルホン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体膜(商品名;ナフィオン1128(登録商標)、デュポン株式会社)等を使用することができる。
上記燃料電池スタック12は、例えば、以下の手順により組み立てることができる。
まず、準備した酸化剤極側セパレータ18及び燃料極側セパレータ20上に、固体高分子電解質膜15と酸化剤極及び燃料極を有する各ガス拡散層16,17を備えた膜電極接合体(MEA)を重ね合わせて、交互にセパレータ18,20と膜電極接合体とを複数重ね合わせて積層した。積層後、図6に示すように、両端部にエンドフランジ22を配置して外周部を締結ボルト23により締結して、燃料電池スタック24を構成した。図7は、燃料電池スタック24を斜視的に示す図である。
本実施形態によれば、本発明の実施の形態に係る燃料電池用セパレータを使用して燃料電池スタックを組み立てることにより、コンパクトであると共に発電性能の良い燃料電池スタックを有する燃料電池を提供することができる。
また、本実施形態によれば、発電性能を損なうことなく高い発電効率を維持できると共に、燃料電池スタック及び燃料電池を小型化することができる。
<第3実施形態(図8)>
本実施形態では、燃料電池車両の一例として、第2実施形態により作製した燃料電池スタックを含む燃料電池を動力源として用いた燃料電池電気自動車を挙げて説明する。
本実施形態では、燃料電池車両の一例として、第2実施形態により作製した燃料電池スタックを含む燃料電池を動力源として用いた燃料電池電気自動車を挙げて説明する。
図8は、燃料電池スタックを搭載した電気自動車の外観を示す図である。図8(a)は電気自動車の側面図、図8(b)は電気自動車の上面図であり、図8(b)に示すように、車体25前方に、左右のフロントサイドメンバとフードリッジのほか、フロントサイドメンバを含む左右のフードリッジ同士を互いに連結するダッシュロア部材をそれぞれ組み合わせて溶接接合したエンジンコンパートメント部26を形成している。本発明の実施の形態に係る電気自動車では、エンジンコンパートメント部26内に燃料電池スタック24を搭載している。
本実施形態によれば、本発明の実施の形態に係る燃料電池セパレータを適用した発電性能の良い燃料電池スタックを自動車等の車両に搭載することにより、燃料電池電気自動車の燃費向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、小型化した軽量の燃料電池スタックを車両に搭載することにより、車両重量を低減して省燃費化を図ることができ、走行距離の長距離化を図ることができる。
さらに、本実施形態によれば、小型の燃料電池を移動体車両等に搭載することにより、車室内空間をより広く活用することができ、スタイリングの自由度を確保することができる。
なお、燃料電池車両の一例として電気自動車を挙げたが、本発明は電気自動車等の車両に限定されるものではなく、電気エネルギが要求される航空機その他の機関にも適用することが可能である。
1…固体高分子型燃料電池用セパレータ,
2…ガス流路部,
3…リブ山,
4…ガス流路溝,
5a, 5b…ガスマニホールド,
6…直線部,
7…コーナー部,
8…ビード部,
2…ガス流路部,
3…リブ山,
4…ガス流路溝,
5a, 5b…ガスマニホールド,
6…直線部,
7…コーナー部,
8…ビード部,
Claims (10)
- ガスを流通させるガス流路溝と電流を導通させるリブ山とを隣接して交互に配置して断面が連続した波型形状のガス流路部を備えた金属板製の燃料電池用セパレータであって、
前記ガス流路部は、ガス流路溝を複数平行に配置した直線部と、前記直線部のガス流路溝に対してほぼ直角にガス流路溝が曲がるコーナー部とを有し、
1本のガス流路溝における前記直線部の断面積に対する前記コーナー部の断面積の比率が、1.0〜1.2であることを特徴とする燃料電池用セパレータ。 - 前記ガス流路部の断面形状における前記コーナー部のリブ山平坦部の幅が直線部と同等又は直線部よりも長いと共に、前記コーナー部の溝底の幅が直線部と同等又は直線部よりも短いことを特徴とする請求項1記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記ガス流路部の断面形状における前記コーナー部の縦壁部の斜度が、前記直線部の縦壁部の斜度よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記ガス流路部の断面形状における前記コーナー部の周長の伸びが、前記直線部の周長の伸びよりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記ガス流路部の断面形状における前記コーナー部のリブ山肩部曲率半径及び溝底隅部曲率半径の少なくとも一方が、前記直線部よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記金属板は、鉄基合金、Ni基合金、Ti基合金及びステンレス合金の中から選択される1種又は2種以上を組み合わせた合金から形成される母材と、この母材上に耐食性かつ導電性の表面処理を施して形成された被覆層と、を有することを特徴とする請求項1記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記金属板は、母材上に0.01μm〜0.05μmの厚さの貴金属層を形成して、5%〜15%の圧下率で圧延加工してクラッド化したクラッド合金薄板であることを特徴とする請求項6記載の燃料電池用セパレータ。
- 前記母材は、オーステナイト系ステンレス鋼から形成されることを特徴とする請求項6又は7記載の燃料電池用セパレータ。
- 電解質膜の両面にそれぞれ酸化剤極及び燃料極を形成した膜電極接合体と、前記膜電極接合体の酸化剤極側に配置した酸化剤極側セパレータと、前記膜電極接合体の燃料極側に配置した燃料極側セパレータと、を有し、前記膜電極接合体と前記各セパレータとの間にそれぞれ燃料ガス流路及び酸化剤ガス流路を形成した単セルを複数個積層し、各単セル間に冷却水流路を形成した燃料電池スタックであって、前記酸化剤極側セパレータ及び燃料極側セパレータは、請求項1乃至8のいずかに記載の燃料電池用セパレータであることを特徴とする燃料電池スタック。
- 請求項9記載の燃料電池スタックを搭載し、これを動力源として用いたことを特徴とする燃料電池車両。
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-
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