JP2005085202A - 画像処理装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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素明 青山
Masaki Sumiya
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Abstract

【課題】 ユーザの誤操作により、支払う意志のない著作権料相当額を支払うという不利益をユーザに対して被らせることのない画像処理装置を提供する。
【解決手段】 原稿に予め付与された識別情報に対応した課金情報に基づき、読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による画像データの出力に対する課金を算出する画像処理装置の制御方法において、課金額の表示を行ってから所定時間内に指示の入力がなかった場合、読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による画像データの出力を中止する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像処理装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、著作者の正当な権利を保護する機運が高まっており、デジタル化されたデータについては、例えば複製制御(コピーコントロール)CD、コピー世代制御システム(CGMS:Copy Generation Management System)、デジタルコピー防止規格(SCMS: Serial Copy Management System)等の技術が知られている。
一方、複写機やスキャナ等の画像処理装置においても、小説等の著作物の不法なコピーを阻止したり、正当な対価が著作者に支払われるようにする技術が提案されている。
例えば、片綴じ原稿に記されている小説等の作品に対する著作権を保護するために、片綴じ原稿に付されたISBN(国際標準図書番号)などの識別情報を、バーコードリーダなどの識別情報読取手段によって読み取り、読取結果と、記憶手段に記憶している関連付け情報とに基づいて、該識別情報に対応する著作権情報を特定する。そして、特定した著作権情報が片綴じ原稿に記されている作品の著作権を保護すべき旨の内容であった場合には、例えばユーザに対してその旨を報知して注意を促したり、出力手段による出力を制限したりなどする原稿読取装置が知られている(例えば特許文献1)。
また、機密文書の複写に関して、ユーザ及び文書の両面からきめ細かい機密管理を行い、機密事項の不要な漏洩を防ぐことを目的として、原稿に埋め込まれているRFID(Radio Frequency Identification)を読み取り、読み取ったRFIDに基づいて、その原稿の複写を行うか否かを制御する複写機が知られている(例えば特許文献2)。
特開2002−314787号公報 特開2001−160117号公報
ところが、特許文献1に記載の原稿読取装置では、全ての原稿を読み取った後、画像データを出力するに際して著作権料相当の支払を求められる場合があり、その際には支払うべき著作権料相当額(及びコピー料金)とその支払を受諾するか否かを求める画面が表示されることになるが、ユーザによっては、その画面に対する回答を保留したまま、原稿読取装置の元を立ち去る場合がある。このような場合に、他のユーザが支払を受諾する旨回答をすると、回答を保留したユーザあるいは他のユーザは支払う意志のない著作権料相当額を支払うことになり、また他のユーザは所望していない原稿の出力を得ることになってしまう。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、ユーザの誤操作により、支払う意志のない著作権料相当額を支払うという不利益をユーザに対して被らせることのない画像処理装置を提供することを第1の目的とする。
また、特許文献1に記載の原稿読取装置では、識別情報をバーコードリーダによって読み取っているため、ユーザにとっては、通常の原稿読取操作に加えて、原稿の中から識別情報が付された箇所を見つけ出して、をバーコードリーダによって読み取る作業が必要となり作業が煩雑となる。また、ようやく見つけ出した識別情報をバーコードリーダによって読み取ったところ、出力手段による出力が禁止されている原稿であることが判明した場合には、ユーザにとっては相当の工数が無駄なものとなる。
そこで本発明は、ユーザに煩雑な作業を強いることなく、小説等の著作物の不法なコピーを阻止したり、正当な対価が著作者に支払われることを可能とした画像処理装置を提供することを第2の目的とする。
さらに、画像処理装置の導入初期に著作権情報や識別情報に不備があった場合、原稿読み取りやコピー出力等の画像処理動作を続行することが不可能となる場合が想定される。そこで本発明は、著作権情報や識別情報に不備があった場合であっても、原稿読み取りやコピー出力を行うことを可能とした画像処理装置を提供することを他の目的とする。
請求項1に係る発明は、原稿を読み取る読取手段と、
前記読取手段で読み取られた画像データを出力する出力手段と、
前記原稿に予め付与された識別情報を取得する識別情報取得手段と、
識別情報と対応付けられた課金情報を記憶する課金情報記憶手段と、
前記課金情報記憶手段に記憶された課金情報の中から、前記識別情報取得手段で取得された識別情報に対応した課金情報を特定する特定手段と、
前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出する課金算出手段とを有し、
前記課金算出手段は、前記特定手段が前記識別情報取得手段で取得された識別情報に対応した課金情報を特定できた場合、前記特定手段で特定された課金情報に基づき、前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出する画像処理装置において、
前記課金算出手段で算出した課金額を表示する表示手段と、
操作入力を行う操作入力手段と、
前記表示手段による課金額の表示を行ってから所定時間内に前記操作入力手段からの前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力を指示する入力がなかった場合、前記識別情報取得手段で取得された識別情報が付与された原稿に基づく前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力を中止する制御を行う制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2に係る発明は、原稿を読み取る読取手段と、
前記読取手段で読み取られた画像データを出力する出力手段と、
前記原稿に予め付与された識別情報を取得する識別情報取得手段と、
識別情報と対応付けられた著作権情報を記憶する著作権情報記憶手段と、
前記著作権情報記憶手段に記憶された著作権情報の中から、前記識別情報取得手段で取得された識別情報に対応した著作権情報を特定する特定手段と、
前記特定手段で特定された著作権情報に基づき、前記読取手段又は前記出力手段を制御する制御手段とを有する画像処理装置において、
前記識別情報取得手段による識別情報の取得は、所定の領域に電波エリアを形成し、この電波エリア内に存在する無線媒体の識別情報を取得することによって行われることを特徴とする画像処理装置である。
請求項3に係る発明は、前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出する課金算出手段を有し、
前記特定手段において、前記識別情報取得手段で取得された識別情報に対応した著作権情報を特定できた場合、前記課金算出手段は、前記特定手段で特定された著作権情報に基づき、前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置である。
請求項4に係る発明は、前記画像処理装置を利用するユーザのユーザIDを入力するユーザID入力手段と、
前記ユーザID入力手段で入力されたユーザIDと、前記識別情報取得手段で取得された識別情報と、前記識別情報取得手段で取得された識別情報が付与された原稿に基づく前記読取手段による読み取りの履歴又は前記出力手段による出力の履歴とを対応付けて記憶するジョブ履歴記憶手段とを有することを特徴とする請求項1又は3に記載の画像処理装置である。
請求項5に係る発明は、前記課金算出手段は、前記ジョブ履歴記憶手段に記憶された情報に基づき、前記画像処理装置を利用するユーザのユーザID毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置である。
請求項6に係る発明は、前記課金算出手段は、前記ジョブ履歴記憶手段に記憶された情報に基づき、前記識別情報取得手段で取得された識別情報毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置である。
請求項7に係る発明は、原稿に予め付与された識別情報を取得する識別情報取得工程と、
予め識別情報と対応付けて記憶された課金情報の中から、取得された識別情報に対応した課金情報を特定する課金情報特定工程と、
特定された課金情報に基づき、読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による前記読取手段で読み取られた画像データの出力に対する課金を算出する課金算出工程とを含む画像処理装置の制御方法において、
算出された課金の金額を表示する金額表示工程と、
課金額の表示を行ってから所定時間内に読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による前記読取手段で読み取られた画像データの出力を指示する入力がなかった場合、読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による前記読取手段で読み取られた画像データの出力を中止する出力中止工程とを含むことを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
請求項8に係る発明は、原稿に予め付与された識別情報を取得する識別情報取得工程と、
予め識別情報と対応付けて記憶された著作権情報の中から、取得された識別情報に対応した著作権情報を特定する著作権情報特定工程と、
特定された著作権情報に基づき、読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による前記読取手段で読み取られた画像データの出力を制御する制御工程とを含む画像処理装置の制御方法において、
前記識別情報取得工程は、所定の領域に電波エリアを形成し、この電波エリア内に存在する無線媒体の識別情報を取得することによって行われることを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
請求項9に係る発明は、取得された識別情報に対応した著作権情報を特定できた場合、特定された著作権情報に基づき、前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出する課金算出工程を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法である。
請求項10に係る発明は、画像処理装置を利用するユーザのユーザIDを入力するID入力工程と、
入力されたユーザIDと、取得された識別情報と、取得された識別情報が付与された原稿に基づく前記読取手段による読み取りの履歴又は前記出力手段による出力の履歴とを対応付けてジョブ履歴として記憶するジョブ履歴記憶工程とを含むことを特徴とする請求項7又は9に記載の画像処理装置の制御方法である。
請求項11に係る発明は、ジョブ履歴に基づき、前記画像処理装置を利用するユーザのユーザID毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計する課金集計工程を含むことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置の制御方法である。
請求項12に係る発明は、ジョブ履歴に基づき、取得された識別情報毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計する課金集計工程を含むことを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置の制御方法である。
請求項13に係る発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
請求項14に係る発明は、請求項7〜12の何れか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
請求項15に係る発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項16に係る発明は、請求項7〜12の何れか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1又は7に記載の発明によれば、表示手段による課金額の表示を行ってから所定時間内に操作入力手段からの読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力を行う指示の入力がなかった場合、識別情報取得手段で取得された識別情報が付与された原稿に基づく読取手段による読み取り又は出力手段による出力を中止する制御を行うので、著作権料相当額(及びコピー料金)の支払受諾を保留したまま、原稿読取装置の元を立ち去るユーザがいても、所定時間経過後にはに支払う意志のない著作権料相当額を支払うという不利益をユーザに対して被らせることがない。
請求項2又は8に記載の発明によれば、識別情報取得手段による識別情報の取得は、所定の領域に電波エリアを形成し、この電波エリア内に存在する無線媒体の識別情報を取得することによって行われるので、ユーザは識別情報が付された箇所を探し出すことなく、当該識別情報が付された原稿の識別情報と対応付けられた著作権情報に基づく、出力の制限や著作権料の支払義務を知ることができ、ユーザにとって煩雑な作業や無駄な工数を発生させることなく、著作物の不法なコピーを阻止したり、正当な対価が著作者に支払われることを可能とする。
請求項3又は9に記載の発明によれば、取得された識別情報に対応した著作権情報を特定できた場合、特定された著作権情報に基づき、前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出するので、著作権者の正当な権利を保護することができる一方、取得された識別情報に対応した著作権情報を特定できなかった場合には、通常の課金処理のみを行うので、当該画像処理装置の導入初期に著作権情報や識別情報に不備があった場合であっても、ユーザは原稿読み取りやコピー出力を行うことが可能となる。
請求項4又は10に記載の発明によれば、入力されたユーザIDと、取得された識別情報と、取得された識別情報が付与された原稿に基づく前記読取手段による読み取りの履歴又は前記出力手段による出力の履歴とを対応付けてジョブ履歴として記憶することにより、著作権料の徴収ならびに支払を確実に行うことが可能となる。
請求項5又は11に記載の発明によれば、ジョブ履歴に基づき、前記画像処理装置を利用するユーザのユーザID毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計するので、ユーザ毎に著作権料がいくら課金されているのか、容易に知ることができ、ユーザ毎の著作権料の徴収を漏れなく、確実に行うことが可能となる。
請求項6又は12に記載の発明によれば、ジョブ履歴に基づき、取得された識別情報毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計するので、識別情報毎に著作権料を支払わなければならないのか、容易に知ることができ、著作権者毎に著作権料の支払を漏れなく、確実に行うことが可能となる。
以下、本発明の画像処理装置の一実施形態について説明する。図1には、画像処理装置の全体構成が概略的に示されている。なお、本実施形態では、画像処理装置として、プリント機能、コピー機能、スキャナ機能など多機能を有するスキャナ付プリンタを例に説明する。
図1において、画像処理装置Aは、読取手段である原稿読取装置10、自動原稿送り装置20、出力手段であるプリンタ30とを備えており、プリンタ30は、画像形成部31、画像処理部32、画像書込部33、高圧電源部34、給紙搬送部35、定着部36、排紙部37、自動両面コピーのための再搬送手段(ADU)38を備えている。
自動原稿送り装置20の原稿給紙台21上に第1面を上向きにして載置された原稿d2は、給紙ローラ22、分離ローラ23により送り出されて、レジストローラ24を経て搬送路25を通過して、原稿案内部材26とスリット露光用ガラス12の上面とが対向する位置において、原稿読取装置10の光学系により原稿d2の片面又は両面の画像が読み取られる。読み取り処理後の原稿d2は排紙ローラ27により排出され、原稿押さえカバー兼用の原稿排出台(以下、単に原稿排出台という)28上に載置される。自動原稿送り装置20は、片面原稿読み取り機能と両面原稿読み取り機能とを有する。
原稿読取装置10の光学系は、光源(参照符号なし)と第1ミラー161とを備える露光ユニット16、第2ミラー171と第3ミラー172から成るVミラーユニット17、結像レンズ18、及び、CCDイメージセンサ(以下、単にCCDという)19により構成されている。
自動原稿送り装置20による原稿読み取りは、露光ユニット16がスリット露光用ガラス12の下方に停止した位置において、停止している露光ユニット16を原稿d2が通過するときに行われる。また、原稿台ガラス11上に載置された原稿d1の読み取りは、露光ユニット16、Vミラーユニット17を移動させながら走査露光して行われる。原稿d1又は原稿d2の読み取られた画像信号はCCD19により光電変換され、画像処理部32において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込部33に送られる。
なお、原稿d2には識別情報を有する無線媒体であるRFIDタグが埋め込まれており、識別情報取得手段であるリーダ・ライタ100は露光ユニット16及び原稿給紙台21に取り付けられている。これにより、自動原稿送り装置20による原稿読み取りにおいては原稿給紙台21に載置された全ての原稿に付与された識別情報を一括して取得することができるとともに、露光ユニット16を通過する原稿に付与された識別情報を1枚毎に個別に取得することもできる。また、ブック型原稿の如く、原稿台ガラス11上に載置された原稿を読み取る場合においても、ブック型原稿に付与された識別情報を取得することができる。なお、リーダ・ライタ100が取り付けられた露光ユニット16は、例えば特開2001−24845号公報に記載のものが使用できる。
画像書込部33においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部31の像担持体31Aに照射され、潜像を形成する。画像形成部31においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われ、給紙搬送部35の給紙カセット35Aから給紙された用紙Sに画像が転写される。画像を担持した用紙Sは、定着部36により定着され、排紙部37から排紙トレイ37Cに排出される。あるいは排紙路切り替え板37Aにより再搬送手段38に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは、再び画像形成部31において両面画像処理された後、排紙部37の排紙ローラ37Bにより排紙トレイ37Cに排出される。
ここで、識別情報を有する無線媒体であるRFIDタグ、及び識別情報取得手段であるリーダ・ライタ100の電気的構成を説明する。
まず、原稿d2に埋め込まれたRFIDタグ40は、図2(a)に示すように、電波信号を送受信するためのアンテナ用コイル41と、共振コンデンサ42と、変復調回路43と、CPU44と、整流・平滑回路45と、メモリ部を構成するROM46及び情報を読み書き可能な記憶素子、例えば消去可能な不揮発性メモリとしてのEEPROM47とから構成されている。
アンテナ用コイル41は、共振コンデンサ42と並列に接続されて共振回路を構成し、リーダ・ライタ100から所定の高周波数の電力用電波信号が送信されてくると、これを受信して整流・平滑回路45に供給する。整流・平滑回路45は、動作用電源回路を構成するもので、共振回路から送信されてきた電力用電波信号を整流し、平滑化して一定電圧の直流電力(動作用電力)にしてCPU44などに供給する。
リーダ・ライタ100から送信されてくる信号は、電力用電波信号に重畳して送信されるようになっており、その信号は、変復調回路43により復調されてCPU44に与えられる。CPU44は、ROM46に記憶された動作プログラムに従って動作するもので、変復調回路43から入力される信号に応じた処理を実行し、受信したデータをEEPROM47に書き込んだり、EEPROM47からデータを読み出して変復調回路43により変調し、アンテナ用コイル41から電波信号として送信したりする。
なお、以上のようなRFIDタグ40において、アンテナ用コイル41はフィルム48に印刷手段によって設けられ、変復調回路43、CPU44、整流・平滑回路45、ROM46、EEPROM47は小チップにして上記フィルム48に実装され、そして該フィルム48は図2(b)に示すように原稿d2の中に埋め込まれている。
また、書籍の如きブック型原稿d3においては、図2(c)に示すように背表紙部分に貼付されているので、原稿台ガラス11上に載置された状態で、露光ユニット16に取り付けられたリーダ・ライタ100による識別情報の取得が可能であるのに加え、本棚に配架された場合であっても、背表紙部分あるRFIDタグ40は、携帯型リーダライタ等との電波信号の送受信が可能なので、蔵書管理、在庫管理を容易に行うことが可能である。
本実施の形態においては、RFIDタグ40は、縦横400μm、厚さ60μmの直方体形チップで、電波信号の周波数は2.45GHzである。また、RFIDタグ40は読み取り専用であり、製造工程で128ビットの読み取り専用データを識別情報として製造段階でROM46に記録して出荷されている。なお、識別情報は、8ビットのヘッダ部、28ビットの製造者識別番号、24ビットの商品クラス識別番号、36ビットの商品識別番号等により構成されている。
一方、露光ユニット16及び原稿給紙台21に取り付けられたリーダ・ライタ100は、図3に示すように、送信アンテナ用コイル101を備えた送信部102及び受信アンテナ用コイル103を備えた受信部104からなり、それら送信部102及び受信部103は画像処理装置A全体を制御する制御手段としての全体制御部52に接続されている。
そして、RFIDタグ40と通信する場合、まず、全体制御部52は、キャリア信号を送信部102で変調させて電力用電波信号として送信アンテナ用コイル101から送信させ、1cmから30cm程度の所定の領域に電波エリアを形成する。その後、送信すべきデータ信号を電力用電波信号に重畳するように送信部102で変調させて送信アンテナ用コイル101から送信させる。RFIDタグ40から送信された電波信号については、これを受信アンテナ用コイル103で受信させ、受信部104で復調させて識別情報として処理するようになっている。
次に、画像処理装置Aの制御系51を説明する。図4は、画像処理装置Aの機能的構成を示すブロック図である。図4に示すように、画像処理装置Aは、制御手段である全体制御部52、画像読取制御部53、RAM54、操作入力手段及びユーザID入力手段である操作入力部55a、表示部55、課金情報記憶手段、著作権情報記憶手段及びジョブ履歴記憶手段である記憶部56、画像形成制御部57、著作権情報の特定手段である識別情報処理部58、課金算出手段である課金処理部59、通信制御部60により構成され、各部はバス61により接続されている。
制御手段である全体制御部52は、不図示のCPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶部56に記憶されているプログラムをRAM54に読み出し、当該プログラムに従って各部を集中制御する。すなわち、全体制御部52は画像形成に関する各種処理を実行し、処理結果をRAM54に格納すると共に表示部55に表示させる。そして、RAM54に格納した処理結果を記憶部56内部の所定の格納領域に保存させる。
画像読取制御部53は、読取手段である原稿読取装置10及び自動原稿送り装置20を主に制御し、原稿読取装置10で読み取った画像データを画像形成制御部57あるいは通信制御部60に出力する。ここで、画像データは、図形や写真などのイメージデータに限らず、文字や記号などのテキストデータも含む。
RAM(Random Access Memory)54は、全体制御部52により実行制御される各種処理において、記憶部56から読み出されたプログラム、入力、若しくは出力データ及びパラメータ等の一時的な格納領域を形成する。
表示手段である表示部55は、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)等により構成され、全体制御部52から入力される表示信号に従って画面上に各種操作釦や画像データの状態表示や著作権情報、課金情報の表示を行う。
また、表示部55は、操作入力手段及びユーザID入力手段である操作入力部55aが一体的に構成されている。操作入力部55aは、透明電極が格子状に配置された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル等により構成されるが、視認性の観点から光の透過率が高いものが望ましい。操作入力部55aは、手指や専用のタッチペン等で押された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として全体制御部52に出力する。また、操作入力部55aは、数字釦や、各種設定を切り換える機能釦などの各種操作釦を備えている。
記憶部56は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−OnlyMemory)等の不揮発性の半導体メモリにより構成され、画像処理装置Aで実行可能な各種プログラムや機能に応じた設定内容などを記憶する。また、記憶部56は、下記の各機能を実行するための記憶領域を有する。
(1)プリンタ30による画像形成や、原稿読取装置10による原稿の読み取りに対して支払う料金を算出するための情報である課金情報をRFIDタグ40に付与された識別情報と対応付けて記憶する。
(2)プリンタ30による画像形成や、原稿読取装置10による原稿の読み取りに対して、警告の表示や動作の禁止等の制御を行うか、若しくは支払う料金を算出するための情報である著作権情報をRFIDタグ40に付与された識別情報と対応付けて記憶する。
(3)プリンタ30による画像形成や、原稿読取装置10による原稿の読み取りの実行履歴を、画像形成や原稿読み取りの実行日時、操作入力部55aで入力されるユーザID、リーダ・ライタ100で取得されたRFIDタグ40の識別情報と対応付けて、ジョブ履歴として記憶する。
すなわち、記憶部56は、本発明の請求項で記載した課金情報記憶手段、著作権情報記憶手段、ジョブ履歴記憶手段としての機能を有する。
画像形成制御部57は、出力手段であるプリンタ30を主に制御する。画像形成制御部7は、画像読取装置10から出力された画像データに対して、操作入力部55aからの入力指示に従い、画像処理部32に拡大縮小、回転及び位置変更などの画像処理をさせ、その画像処理した画像データを画像書込部33に出力する。
特定手段である識別情報処理部58は、記憶部56に記憶された課金情報及び著作権情報の中から、リーダ・ライタ100により取得されたRFIDタグ40の識別情報に対応したものを特定する。具体的には、記憶部56の課金情報及び著作権情報の記憶領域に、取得された識別情報と一致するものが含まれていないか対比を行い、一致するものがあった場合には、当該識別情報と対応付けられて記憶されている課金情報及び著作権情報を課金処理部59及び全体制御部52に出力し、一致するものが含まれていない場合には、一致するものが含まれていないという情報(例えば、NULL値)を課金処理部59及び全体制御部52に出力する。
課金算出手段である課金処理部59は、識別情報処理部58で出力された課金情報あるいは著作権情報に基づいて、プリンタ30による画像形成や、原稿読取装置10による原稿の読み取りに対して、支払うべき料金を算出し、表示部55や記憶部56に出力する。具体的には、プリンタ30でプリントした用紙の枚数や画像の総数、あるいは原稿読取装置10で読み取った現行の総ページ数に、課金情報に含まれている画像1枚当たりの単価や用紙1枚当たりの単価を乗算して料金を算出するとともに、記憶部56に記憶されたジョブ履歴に基づいて、ユーザID毎、ジョブの実行日時毎、あるいは識別情報毎に課金を集計し、表示部55や記憶部56に出力する。
通信制御部60は、モデム(MODEM:Modulater/DEModulater)、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)等によって構成され、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線などの通信回線を介してネットワークに接続される外部機器との通信を行うための通信制御を行う。通信制御部60は、画像読取装置10で読み取った画像データをネットワークに接続される外部機器に送信する場合には出力手段として機能することになる。
次に、画像処理装置Aの動作を説明する。図5は、画像処理装置Aの原稿読取装置10に原稿が載置された後に、図4に示した画像処理装置Aの制御系51により実行される課金処理ならびに著作権管理処理を示す。以下、図5を参照して課金処理ならびに著作権管理処理について説明する。
ステップS101では、操作入力部55aからユーザIDが入力される(ID入力工程)。ユーザIDは、公知のものが利用可能である。なお、本実施の形態においてユーザとは、課金の支払を行う個人又は組織であって、必ずしも画像処理装置Aを操作するユーザと同一であるとは限らない。
ステップS102では、原稿読取装置10に原稿d2又はd3が載置されると、リーダ・ライタ100により原稿に付与されたRFIDタグ40の識別情報が読み取られる(識別情報取得工程)。
ステップS103では、RFIDタグの識別情報が取得されたか否かが判断される。RFIDタグの識別情報が取得されると(ステップS103;YES)、ステップS104の処理が実行され、RFIDタグの識別情報が取得されないと(ステップS103;NO)、ステップS110の処理が実行される。
ステップS104では、識別情報処理部58が、記憶部56の著作権情報記憶領域の中から、ステップS102で取得された識別情報に対応する著作権情報を検索する(著作権情報特定工程)。
ステップS105では、全体制御部51が、ステップS104で検索された著作権情報にコピー又はスキャン禁止の制御情報があるか否かを判断する。著作権情報にコピー又はスキャン禁止の制御情報が含まれていると(ステップS105;YES)、ステップS112の処理が実行され、著作権情報にコピー又はスキャン禁止の制御情報が含まれていないと(ステップS105;NO)、ステップS106の処理が実行される。
ステップS106では、識別情報処理部58が、記憶部56の課金情報記憶領域の中から、ステップS102で取得された識別情報に対応する課金情報を検索する(課金情報特定工程)。
ステップS107では、全体制御部51が、ステップS104で検索された著作権情報あるいはステップS106で検索された課金情報に著作権料の支払が必要か否かを判断する。課金情報に著作権料支払の必要があると(ステップS107;YES)、ステップS108の処理が実行され、課金情報に著作権料支払の必要がないと(ステップS107;NO)、ステップS110の処理が実行される。
ステップS108では、課金処理部59が、ステップS104で検索された著作権情報あるいはステップS106で検索された課金情報に基づいて当該原稿のコピー又はスキャン料金を算出し(課金算出工程)、全体制御部51が、表示部55に例えば図6に示すように、著作権料を通常のコピー又はスキャン料金に追加した形で表示させ、ユーザに対して著作権料を上乗せしたコピー又はスキャン料金を支払うかどうかの入力を促す(金額表示工程)。
図5に戻って、ステップS109では、全体制御部51が、ステップS108の表示に対して、操作入力部55aから著作権料を上乗せしたコピー又はスキャン料金の支払いを了承する旨の入力が所定時間内に行われるか否かを判断する。了承する旨の入力が所定時間内に行われると(ステップS109;YES)、ステップS111の処理が実行され、了承する旨の入力が所定時間内に行われないと(ステップS109;NO)、ステップS113の処理が実行される。
ステップS110では、課金処理部59が通常のコピー又はスキャンを行った際の料金を算出し、全体制御部51が画像処理装置Aによるコピー又はスキャンを実行させる。
ステップS111では、全体制御部51が画像処理装置Aによるコピー又はスキャンを実行させる。
ステップS112では、全体制御部51が、表示部55に当該原稿は、コピー又はスキャンができない旨を表示させる。
ステップS113では、全体制御部51が、画像処理装置Aによるコピー又はスキャンを中止させて、処理を終了する(出力中止工程)。
ステップS114では、全体制御部51が、コピー又はスキャンの実行日時、ステップS101で入力されたユーザID、ステップS102で取得されたRFIDタグ40の識別情報とステップS108又はステップS110で算出された料金とを対応付けて、ジョブ履歴として記憶部56のジョブ履歴記憶領域に記憶させて(ジョブ履歴記憶工程)処理を終了する。
以上説明したように、画像処理装置Aによれば、表示部55による課金額の表示を行ってから所定時間内に操作部入力部55aからの原稿読取装置10による読み取り又はプリンタ30による出力を行う指示の入力がなかった場合、リーダ・ライタ100で取得されたRFIDタグ40の識別情報が付与された原稿のコピー又はスキャンを中止する制御を行うので、著作権料相当額(及びコピー料金)の支払受諾を保留したまま、画像処理装置Aの元を立ち去るユーザがいても、所定時間経過後にはに支払う意志のない著作権料相当額を支払うという不利益をユーザに対して被らせることがない。
また、画像処理装置Aによれば、原稿に付与されたRFIDタグ40の識別情報の取得は、原稿読取装置10に設けられたリーダ・ライタ100によって所定の領域に電波エリアを形成し、この電波エリア内に存在するRFIDタグ40の識別情報を取得することによって行われるので、ユーザはバーコードが付された箇所を探し出すことなく、RFIDタグ40が付された原稿の識別情報と対応付けられた著作権情報に基づく、出力の制限や著作権料の支払義務を知ることができ、ユーザにとって煩雑な作業や無駄な工数を発生させることなく、著作物の不法なコピーを阻止したり、正当な対価が著作者に支払われることを可能とする。
図7は、図5のステップS114で記憶部56に記憶されるジョブ履歴のデータ構成の一例と、その表示例を示す。図7(a)は、ジョブ履歴のデータ構成の一例であり、図5のステップS101で入力されたユーザID、コピー又はスキャンの実行日時、図5のステップS110又はステップS111で原稿読取装置10が読み取った(スキャンした)枚数あるいはプリンタ30が出力したプリント枚数、図5のステップS102で取得されたRFIDタグ40の識別情報、図5のステップS108又はステップS110で算出された料金とが対応付けられて、例えばCSVファイル等の表形式で記憶部56のジョブ履歴領域に記憶されている。
図7(b)は、月度毎にユーザID毎に集計されたジョブ履歴の表示例である。図7(a)に示したジョブ履歴に含まれるコピー(スキャン)枚数と支払が発生する著作権料とを、ユーザID毎に合算集計している(課金集計工程)。このように集計することにより、ユーザ毎に著作権料がいくら課金されていたのか、容易に知ることができる。
図7(c)は、月度毎にRFIDタグ40の識別情報毎に集計されたジョブ履歴の表示例である。図7(a)に示したジョブ履歴に含まれるコピー(スキャン)枚数と支払が発生する著作権料とを、識別情報毎に合算集計している(課金集計工程)。このように集計することにより、識別情報毎に著作権料を支払わなければならないのか、容易に知ることができる。
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る画像処理装置の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態において、画像処理装置としてスキャナ付プリンタを例にとり説明したが、複写機、ファクシミリ、プリンタ情報提供端末(例えばキオスク端末)等の画像処理装置に対しても適用可能である。
また、本実施の形態においては、画像処理装置Aに内蔵された制御系51と記憶部56に記憶された著作権情報、課金情報及びジョブ履歴を例にとり説明したが、制御系51は、画像処理装置Aを制御可能なコンピュータが具備しており、画像処理システムとして構成すること可能である。
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えばフロッピー(R)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
その他、画像処理装置を構成する各構成の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明にかかわる画像処理装置の全体構成概略図である。 本発明にかかわる無線媒体であるRFIDタグの電気的構成を示すブロック図ならびに原稿への取り付け例を示す模式図である。 本発明にかかわる識別情報取得手段であるリーダ・ライタの電気的構成を示すブロック図である。 本発明にかかわる画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 画像処理装置の制御系により実行される課金処理ならびに著作権管理処理を説明するフローチャートである。 本実施形態における著作権料を上乗せしたコピー又はスキャン料金の表示画面の一例を示す模式図である。 本発明にかかわるジョブ履歴のデータ構成の一例と、その表示例を示す模式図である。
符号の説明
A 画像処理装置
10 原稿読取装置
16 露光ユニット
100 リーダ・ライタ
20 自動原稿送り装置
21 原稿給紙台
30 プリンタ
40 RFIDタグ
41 アンテナ用コイル
48 フィルム
52 全体制御部
53 画像読取制御部
54 RAM
55 表示部
55a 操作入力部
56 記憶部56
57 画像形成制御部
58 識別情報処理部
59 課金処理部
60 通信制御部

Claims (16)

  1. 原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取られた画像データを出力する出力手段と、
    前記原稿に予め付与された識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    識別情報と対応付けられた課金情報を記憶する課金情報記憶手段と、
    前記課金情報記憶手段に記憶された課金情報の中から、前記識別情報取得手段で取得された識別情報に対応した課金情報を特定する特定手段と、
    前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出する課金算出手段とを有し、
    前記課金算出手段は、前記特定手段が前記識別情報取得手段で取得された識別情報に対応した課金情報を特定できた場合、前記特定手段で特定された課金情報に基づき、前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出する画像処理装置において、
    前記課金算出手段で算出した課金額を表示する表示手段と、
    操作入力を行う操作入力手段と、
    前記表示手段による課金額の表示を行ってから所定時間内に前記操作入力手段からの前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力を指示する入力がなかった場合、前記識別情報取得手段で取得された識別情報が付与された原稿に基づく前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力を中止する制御を行う制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取られた画像データを出力する出力手段と、
    前記原稿に予め付与された識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    識別情報と対応付けられた著作権情報を記憶する著作権情報記憶手段と、
    前記著作権情報記憶手段に記憶された著作権情報の中から、前記識別情報取得手段で取得された識別情報に対応した著作権情報を特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定された著作権情報に基づき、前記読取手段又は前記出力手段を制御する制御手段とを有する画像処理装置において、
    前記識別情報取得手段による識別情報の取得は、所定の領域に電波エリアを形成し、この電波エリア内に存在する無線媒体の識別情報を取得することによって行われることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出する課金算出手段を有し、
    前記特定手段において、前記識別情報取得手段で取得された識別情報に対応した著作権情報を特定できた場合、前記課金算出手段は、前記特定手段で特定された著作権情報に基づき、前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理装置を利用するユーザのユーザIDを入力するユーザID入力手段と、
    前記ユーザID入力手段で入力されたユーザIDと、前記識別情報取得手段で取得された識別情報と、前記識別情報取得手段で取得された識別情報が付与された原稿に基づく前記読取手段による読み取りの履歴又は前記出力手段による出力の履歴とを対応付けて記憶するジョブ履歴記憶手段とを有することを特徴とする請求項1又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記課金算出手段は、前記ジョブ履歴記憶手段に記憶された情報に基づき、前記画像処理装置を利用するユーザのユーザID毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記課金算出手段は、前記ジョブ履歴記憶手段に記憶された情報に基づき、前記識別情報取得手段で取得された識別情報毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 原稿に予め付与された識別情報を取得する識別情報取得工程と、
    予め識別情報と対応付けて記憶された課金情報の中から、取得された識別情報に対応した課金情報を特定する課金情報特定工程と、
    特定された課金情報に基づき、読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による前記読取手段で読み取られた画像データの出力に対する課金を算出する課金算出工程とを含む画像処理装置の制御方法において、
    算出された課金の金額を表示する金額表示工程と、
    課金額の表示を行ってから所定時間内に読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による前記読取手段で読み取られた画像データの出力を指示する入力がなかった場合、読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による前記読取手段で読み取られた画像データの出力を中止する出力中止工程とを含むことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 原稿に予め付与された識別情報を取得する識別情報取得工程と、
    予め識別情報と対応付けて記憶された著作権情報の中から、取得された識別情報に対応した著作権情報を特定する著作権情報特定工程と、
    特定された著作権情報に基づき、読取手段による原稿の読み取り又は出力手段による前記読取手段で読み取られた画像データの出力を制御する制御工程とを含む画像処理装置の制御方法において、
    前記識別情報取得工程は、所定の領域に電波エリアを形成し、この電波エリア内に存在する無線媒体の識別情報を取得することによって行われることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  9. 取得された識別情報に対応した著作権情報を特定できた場合、特定された著作権情報に基づき、前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を算出する課金算出工程を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 画像処理装置を利用するユーザのユーザIDを入力するID入力工程と、
    入力されたユーザIDと、取得された識別情報と、取得された識別情報が付与された原稿に基づく前記読取手段による読み取りの履歴又は前記出力手段による出力の履歴とを対応付けてジョブ履歴として記憶するジョブ履歴記憶工程とを含むことを特徴とする請求項7又は9に記載の画像処理装置の制御方法。
  11. ジョブ履歴に基づき、前記画像処理装置を利用するユーザのユーザID毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計する課金集計工程を含むことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置の制御方法。
  12. ジョブ履歴に基づき、取得された識別情報毎に前記読取手段による読み取り又は前記出力手段による出力に対する課金を集計する課金集計工程を含むことを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置の制御方法。
  13. 請求項1〜6の何れか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  14. 請求項7〜12の何れか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  15. 請求項1〜6の何れか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  16. 請求項7〜12の何れか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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