JP2005064296A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板の処理効率を向上させるとともに、処理コストを低減することができる基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
【解決手段】 基板処理装置100においては、基板Wに対して所定のアッシング後基板温度T1までの昇温を伴う所定の処理がアッシング部ASHにより行われ、アッシング部ASHにより処理された基板Wの温度を調整する温度調整動作が温度調整部TCにより行われ、温度調整部TCにより温度調整された基板Wに洗浄液を用いた洗浄処理が洗浄処理部MPC1,MPC2により行われる。この温度調整部TCにより基板Wの温度がアッシング後基板温度T1と異なりかつ常温よりも高い目標基板温度T2に調整されるように、温度調整部TCがメイン制御部4により制御される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板に種々の処理を行なう基板処理装置および基板処理方法に関する。
半導体デバイス、液晶ディスプレイ等の製造工程では、半導体ウエハ、ガラス基板等の基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、イオン注入、レジスト剥離、層間絶縁膜の形成、熱処理等の各種処理が行われる。
図8は、従来の基板処理装置の一例を示す模式図である(特許文献1参照)。
図8に示す基板処理装置120は、複数の洗浄ユニット101を備える。インデクサロボット121が移載アーム122をカセット125に差し入れて未処理の基板Wを取り出し、基板搬送ロボット111の搬送アーム112にその基板Wを渡す。基板搬送ロボット111は、受け取った基板Wを搬送アーム112に保持しつつ、4つの洗浄ユニット101のいずれか1つに搬入する。未処理の基板Wが搬入された洗浄ユニット101は、洗浄液によりその基板Wを洗浄する。
基板Wの表面の洗浄処理が終了した後、基板搬送ロボット111が搬送アーム112を用いて当該洗浄ユニット101から基板Wを搬出する。そして、基板搬送ロボット111は、インデクサロボット121の移載アーム122に洗浄処理済の基板Wを渡す。最後に、インデクサロボット121が洗浄処理済の基板Wをカセット125に収納する。このように、従来の基板処理装置120においては、基板Wに洗浄処理を施して、パーティクル(塵埃)等による基板Wの汚染を除去することができる。
特開2003−100695号公報
しかしながら、従来の基板処理装置120では、基板Wの洗浄処理工程において、基板Wの汚染を短時間では完全に除去できない場合もある。そのため、基板Wの汚染除去に時間がかかっている。その結果、基板1枚当たりの処理コストが増大する。
そこで、洗浄液の温度をその洗浄液による洗浄効果が向上するように調整して、基板Wの汚染除去の時間を短縮する方法がある。
しかし、基板Wに吐出された洗浄液の温度は、基板Wの温度に左右されて変動するため、洗浄液の汚染除去能力が効率よく基板Wに作用せず、汚染除去の時間を十分に短縮することが困難となる。
本発明の目的は、基板の処理効率を向上させるとともに、処理コストを低減することができる基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
第1の発明に係る基板処理装置は、基板に対して所定の第1温度までの昇温を伴う所定の処理を行なう第1の処理部と、第1の処理部により処理された基板の温度を調整する温度調整動作を行なう第2の処理部と、第2の処理部により温度調整された基板に処理流体を用いた処理を行なう第3の処理部と、第2の処理部において基板の温度が第1温度と異なりかつ常温よりも高い第2温度に調整されるように第2の処理部の温度調整動作を制御する制御部とを備えたものである。
本発明に係る基板処理装置においては、基板に対して所定の第1温度までの昇温を伴う所定の処理が第1の処理部により行われ、第1の処理部により処理された基板の温度を調整する温度調整動作が第2の処理部により行われ、第2の処理部により温度調整された基板に処理流体を用いた処理が第3の処理部により行われる。この第2の処理部により基板の温度が第1温度と異なりかつ常温よりも高い第2温度に調整されるように、第2の処理部が制御部により制御される。ここで、常温とは、温度調整処理を行なわない場合の温度である。
それにより、第3の処理部に搬入される基板の温度が常温よりも高くなるので、第3の処理部における処理流体の温度の低下が防止される。したがって、第3の処理部において処理流体を用いた処理の速度が向上する。その結果、基板の処理時間を短縮することができるとともに処理の効率を向上させることができる。したがって、基板一枚当たりの処理コストを低減することができる。
第3の処理部は、第1温度よりも低い第3温度の処理流体を用いて基板に処理を行い、第2温度は、第1温度よりも低くかつ第3温度以上であってもよい。
この場合、第2温度が第1温度よりも低くかつ第3温度よりも高いので、第2の処理部において基板に熱エネルギーを与えることなく基板の温度を第2温度に調整することができる。したがって、第1の処理部において基板に与えられた熱エネルギーを有効に利用することができる。したがって、基板一枚当たりの処理コストを低減することができる。
第3の処理部は、第1温度よりも高い第3温度の処理流体を用いて基板に処理を行い、第2温度は、第1温度よりも高くかつ第3温度とほぼ等しいものであってもよい。
この場合、第2温度が第1温度よりも高くかつ第3温度とほぼ等しいので、第2の処理部において基板に与える熱エネルギーが少なくて済む。したがって、第1の処理部において基板に与えられた熱エネルギーを有効に利用することができる。したがって、基板一枚当たりの処理コストを低減することができる。
第2温度は、第3の処理部における基板の処理速度を向上させることが可能な温度であってもよい。
この場合、基板の温度が第3の処理部における基板の処理速度を向上させることが可能な温度に調整されるので、基板の処理時間を短縮することができるとともに処理の効率を向上させることができる。
制御部は、第2の処理部において基板に温度調整処理を行なう時間を制御してもよい。この場合、基板の温度を容易に調整することができる。
第2の処理部は、基板が載置される温度調整プレートを備え、制御部は、温度調整プレートの温度を、第2温度よりも低く設定し、温度調整プレートに載置された基板の温度が第2温度に調整されるように温度調整プレートに基板が載置される時間を制御してもよい。
この場合、温度調整プレートの温度が第2温度よりも低く設定されるので、制御部は、短時間で基板の温度を第2温度に調整することができる。
第2の処理部は、基板が載置される温度調整プレートを備え、制御部は、温度調整プレートを第2温度とほぼ同じに設定し、温度調整プレートに載置された基板の温度が第2温度になるために必要な時間以上の時間基板を温度調整プレートに載置させてもよい。
この場合、温度調整プレートの温度が第2温度とほぼ同じに設定されるので、制御部は、基板の温度を精度よく第2温度に制御することができる。また、温度調整プレート上に長い時間基板を載置することができる。したがって、第2の処理部を第3の処理部での処理を行なうタイミング調整を行なうためのバッファとして用いることができる。
制御部は、処理流体の種類に応じて第2の処理部の温度調整動作を変更可能であってもよい。
この場合、第3の処理部において用いる処理流体の種類に応じて温度調整動作を変更することができるので、処理流体の種類に応じて第3の処理部における基板の処理速度を向上させることができる。
第2の発明に係る基板処理方法は、基板に対して所定の第1温度までの昇温を伴う所定の処理を行なうステップと、処理された基板の温度を第1温度と異なりかつ常温よりも高い第2温度に調整するステップと、温度調整された基板に処理流体を用いた処理を行なうステップとを備えたものである。
本発明に係る基板処理方法においては、基板に対して所定の第1温度までの昇温を伴う所定の処理が行われる。処理された基板の温度が第1温度と異なりかつ常温よりも高い第2温度に調整される。そして、温度調整された基板に処理流体を用いた処理が行われる。ここで、常温とは、温度調整処理を行なわない場合の温度である。
それにより、第3の処理部に搬入される基板の温度が常温よりも高くなるので、処理流体の温度の低下が防止される。したがって、第3の処理部において処理流体を用いた処理の速度が向上する。その結果、基板の処理時間を短縮することができるとともに処理の効率を向上させることができる。したがって、基板一枚当たりの処理コストを低減することができる。
本発明によれば、基板に対して所定の第1温度までの昇温を伴う所定の処理が第1の処理部により行われ、第1の処理部により処理された基板の温度を調整する温度調整動作が第2の処理部により行われ、第2の処理部により温度調整された基板に処理流体を用いた処理が第3の処理部により行われる。この第2の処理部により基板の温度が第1温度と異なりかつ常温よりも高い第2温度に調整されるように、第2の処理部が制御部により制御される。ここで、常温とは、温度調整処理を行なわない場合の温度である。
それにより、第3の処理部に搬入される基板の温度が常温よりも高くなるので、第3の処理部における処理流体の温度の低下が防止される。したがって、第3の処理部において処理流体を用いた処理の速度が向上する。その結果、基板の処理時間を短縮することができるとともに処理の効率を向上させることができる。したがって、基板一枚当たりの処理コストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
以下の説明において、基板とは、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
図1は本発明の実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。
図1に示すように、基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。
処理領域Aには、メイン制御部4、洗浄処理部MPC1,MPC2および流体ボックス部2a,2bが配置されている。
流体ボックス部2a,2bは、それぞれ洗浄処理部MPC1,MPC2への処理液の供給および洗浄処理部MPC1,MPC2からの使用済処理液の排液等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、処理液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
洗浄処理部MPC1,MPC2では、純水または薬液等の処理液を用いた残渣除去処理を含む洗浄処理が行われるとともに、洗浄処理後の基板の乾燥処理も行われる。
なお、本実施の形態においては、洗浄処理部MPC1と洗浄処理部MPC2は、同等の機能を有しており、基板処理のスループットを向上させるために2台搭載されている。ただし、基板処理のスループットを十分に確保できる場合は、例えば洗浄処理部MPC1を1台だけ搭載させてもよい。
処理領域Bには、アッシング部ASH、複数の温度調整部TCおよびアッシャ制御部3が配置されている。
アッシング部ASHでは、加熱プレート(図示せず)上に基板が載置された状態にて減圧下で酸素プラズマによりアッシング処理が行われる。
また、複数の温度調整部TCでは、後述する温度調整プレート(図示せず)上に基板が載置された状態でペルチェ素子および水冷ジャケット等により基板の温度が所定の温度に調整される。
以下、アッシング部ASH、複数の温度調整部TCおよび洗浄処理部MPC1,MPC2を処理ユニットと総称する。搬送領域Cには、基板搬送ロボットCRが移動自在に設けられている。
処理領域A,Bの一端部側には、基板の搬入および搬出を行なうインデクサIDが配置されている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。本実施の形態においては、キャリア1として、基板Wを密閉した状態で収納するFOUP(Front Opening Unified Pod)を用いているが、これに限定されるものではなく、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッド、OC(Open Cassette )等を用いてもよい。
基板搬送ロボットCRおよびインデクサロボットIRは、それぞれ基板Wを保持するための搬送アームを有する多関節アーム型である。
インデクサロボットIRは一対の搬送アームIRH1,IRH2を備え、基板搬送ロボットCRは一対の搬送アームCRH1,CRH2を備える。インデクサロボットIRの搬送アームIRH1は搬送アームIRH2より上方に設けられ、基板搬送ロボットCRの搬送アームCRH1は搬送アームCRH2より上方に設けられている。
インデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、搬送アームIRH2を用いてキャリア1から基板Wを取り出し、基板搬送ロボットCRの搬送アームCRH2に渡す。基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを処理ユニットに搬送する。
また、基板搬送ロボットCRは、処理ユニットで所定の処理を施された基板Wを搬送アームCRH1を用いて処理ユニットから取り出し、インデクサロボットIRの搬送アームIRH1に渡す。インデクサロボットIRは、基板搬送ロボットCRから渡された基板Wをキャリア1に戻す。
このように、基板搬送ロボットCRおよびインデクサロボットIRは、それぞれの一方の搬送アームIRH2,CRH2で未処理の基板Wを搬送し、他方の搬送アームIRH1,CRH1で処理済の基板Wを搬送する。それにより、未処理の基板Wに付着していたパーティクルが処理済の基板Wへと転移することを防止できる。
なお、本実施の形態においては、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの両方が、それぞれ、一対の搬送アームを有するダブルアーム型のものである例について説明したが、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRのいずれか一方または両方が、1つの搬送アームのみを持つシングルアーム型であってもよい。
アッシャ制御部3およびメイン制御部4の動作については、後述する。
図2は、図1の基板処理装置100の模式的縦断面図である。
図2によれば、基板処理装置100の処理領域B内には、3つの温度調整部TCが上下3段に積層して設けられている。また、搬送領域Cの上部には、フィルタファンユニットFFUが設けられており、下部には基板搬送ロボットCRが設けられている。処理領域A内には、洗浄処理部MPC2が設けられている。
洗浄処理部MPC2および3つの温度調整部TCの搬送領域C側の側面には、それぞれ開口部が設けられており、その開口部の各々にはシャッタSHが取り付けられている。これら複数のシャッタSHは、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作に応じて開閉動作を行なう。
基板搬送ロボットCRは、内部に設けられた昇降駆動装置(図示せず)により矢印Zの方向に昇降しつつインデクサロボットIR(図1参照)から受け渡された基板Wを、3つの温度調整部TCうちいずれか1つの温度調整部TCに搬入する。温度調整部TCは、基板Wに温度調整処理を施す。続いて、基板搬送ロボットCRは、温度調整部TCから基板Wを搬出して洗浄処理部MPC2に搬入する。洗浄処理部MPC2は、後述するように、基板Wに所定の洗浄処理を施す。これらの温度調整部TC内および洗浄処理部MPC2内の動作については後述する。なお、洗浄処理部MPC1の構成および動作も、洗浄処理部MPC2の構成および動作と同様である。
次に、図3は、温度調整部TCの構造の一例を示す模式的断面図である。
図3において、温度調整部TCは、基板搬入出口OSを有する筐体20を備える。筐体20の基板搬入出口OSには、シャッタSHがエアシリンダ等の駆動装置PSにより開閉自在に設けられている。
筐体20内には、温度調整プレートPLが設けられている。温度調整プレートPLの上面には基板Wの裏面を支持する3つの球状スペーサ21が略正三角形状に配置されている。この温度調整プレートPLは、伝熱性の高い部材から構成され、後述する温度調整装置により温度調整プレートPLの表面温度が所定の温度に制御される。それにより、温度調整プレートPLの上方にわずかな隙間をもって支持された基板Wの温度が所定の温度に調整される。温度調整プレートPLには、温度センサ22が埋設されている。この温度センサ22の出力は、図1のメイン制御部4に入力される。
なお、本実施の形態においては、温度調整プレートPLに温度センサ22が埋設されているが、これに限定されず、他の温度計測機器、例えば放射温度計を用いて基板Wの温度を計測してもよい。
また、温度調整プレートPLの下面には温度調整装置23が設けられる。この温度調整装置23は、例えばぺルチェ素子から構成される。ぺルチェ素子は、電流が供給されることにより一面側で吸熱し、他面側で放熱する。これにより、熱を移動させることができる。熱の移動方向は、ペルチェ素子に供給する電流の方向を切り替えることにより、切り替えることができる。このぺルチェ素子を用いた温度調整装置23は、温度調整プレートPLの温度を短時間で調整することができる。
さらに、温度調整装置23の下面には、水冷ジャケット24が設けられる。水冷ジャケット24には、伝熱性の高い板状部材の内部に冷却水を循環させるための冷却水通路25が形成されている。冷却水通路25は、循環配管26を介して外部、例えば基板処理装置100が配置される工場の冷却水供給源27に接続されている。なお、本実施の形態においては、冷却水供給源27は、冷却水貯留タンクあるいは半導体製品生産工場の冷却水ユーティリティ等に相当する。
例えば、温度調整装置23は、温度調整プレートPLの温度を上昇させるときには、水冷ジャケット24の熱を温度調整プレートPL側へ移動させ、温度調整プレートPLの温度を低下させるときには、温度調整プレートPLの熱を水冷ジャケット24に移動させる。
また、温度調整プレートPL、温度調整装置23および水冷ジャケット24には、複数の貫通孔29が形成される。本実施においては、貫通孔29は3つである。この3つの貫通孔29の内部には、それぞれ基板Wの裏面を支持する昇降ピン28が設けられる。3つの昇降ピン28は、昇降装置30により上下方向に移動する。
図3の筐体20内の上部には、不活性ガス供給チャンバ15が配設されている。不活性ガス供給チャンバ15の上部には不活性ガス導入口14が設けられ、下面には複数の不活性ガス噴出孔16が設けられている。
不活性ガス供給チャンバ15の不活性ガス導入口14には、窒素ガス等の不活性ガスを導く給気管路13が接続されている。給気管路13は、流量調整弁V1を介して窒素ガス等の不活性ガスを供給するガス供給源(図示せず)に接続されている。なお、本実施の形態においては、ガス供給源は、窒素ガス等のガスボンベあるいは半導体製品生産工場の窒素ガスユーティリティ等に相当する。
また、筐体20の下方には、排気口17が設けられている。排気口17には、筐体20内のガスを排出する排気管路18が接続されている。排気管路18は、流量調整弁V2を介して工場の排気設備(図示せず)に接続されている。
流量調整弁V1が開放されることにより、窒素ガス等の不活性ガスが、不活性ガス導入口14および複数の不活性ガス噴出孔16を介して基板Wに噴出される。また、流量調整弁V2が開放されることにより、基板Wに噴出された不活性ガスが、排気口17および排気管路18より排気される。
図4は本実施の形態に係る基板処理装置の洗浄処理部MPC1,MPC2の側面図である。
図4の洗浄処理部MPC1,MPC2は、純水または薬液等の処理液によるアッシング処理後の基板Wの表面に付着した残渣の除去処理、洗浄処理後の基板Wの乾燥処理等を行なう。
図4に示すように、洗浄処理部MPC1,MPC2は、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック41を備える。スピンチャック41は、チャック回転駆動機構56によって回転される回転軸45の上端に固定されている。基板Wは、アッシング処理後の残渣除去処理、洗浄処理後の基板Wの乾燥処理等を行なう場合に、スピンチャック41により水平に保持された状態で回転する。
スピンチャック41の外方には、回動モータ80が設けられている。回動モータ80には、回動軸81が接続されている。また、回動軸81には、アーム82が水平方向に延びるように連結され、アーム82の先端に洗浄ノズル70が設けられている。
洗浄ノズル70は、アッシング処理後の基板Wの表面に付着している残渣を除去するための純水または薬液等の処理液を吐出する。なお、本実施の形態においては、温度調整部TCにより基板Wの温度調整処理が施された後、洗浄処理部MPC1,MPC2において洗浄処理が施される。
スピンチャック41の回転軸45は中空軸からなる。回転軸45の内部には、処理液供給管46が挿通されている。処理液供給管46には、純水またはエッチング液である薬液等の処理液が供給される。処理液供給管46は、スピンチャック41に保持された基板Wの下面に近接する位置まで延びている。処理液供給管46の先端には、基板Wの下面中央に向けて処理液を吐出する下面ノズル47が設けられている。
スピンチャック41は、処理カップ43内に収容されている。処理カップ43の内側には、筒状の仕切壁53が設けられている。また、スピンチャック41の周囲を取り囲むように、基板Wの処理に用いられた処理液を排液するための排液空間51が形成されている。さらに、排液空間51を取り囲むように、処理カップ43と仕切壁53の間に基板Wの処理に用いられた処理液を回収するための回収液空間52が形成されている。
排液空間51には、排液処理装置(図示せず)へ処理液を導くための排液管54が接続され、回収液空間52には、回収処理装置(図示せず)へ処理液を導くための回収管55が接続されている。
処理カップ43の上方には、基板Wからの処理液が外方へ飛散することを防止するためのガード44が設けられている。このガード44は、回転軸45に対して回転対称な形状からなっている。ガード44の上端部の内面には、断面く字状の排液案内溝61が環状に形成されている。
また、ガード44の下端部の内面には、外側下方に傾斜する傾斜面からなる回収液案内部62が形成されている。回収液案内部62の上端付近には、処理カップ43の仕切壁53を受け入れるための仕切壁収納溝63が形成されている。
このガード44には、ボールねじ機構等で構成されたガード昇降駆動機構(図示せず)が設けられている。ガード昇降駆動機構は、ガード44を、回収液案内部62がスピンチャック41に保持された基板Wの外周端面に対向する回収位置と、排液案内溝61がスピンチャック41に保持された基板Wの外周端面に対向する排液位置との間で上下動させる。ガード44が回収位置(図4に示すガードの位置)にある場合には、基板Wから外方へ飛散した処理液が回収液案内部62により回収液空間52に導かれ、回収管55を通して回収される。一方、ガード44が排液位置にある場合には、基板Wから外方へ飛散した処理液が排液案内溝61により排液空間51に導かれ、排液管54を通して排液される。以上の構成により、処理液の排液および回収が行われる。
なお、スピンチャック41への基板Wの搬入の際には、ガード昇降駆動機構は、ガード44を排液位置よりもさらに下方に退避させ、ガード44の上端部44aがスピンチャック41の基板W保持高さよりも低い位置となるように移動させる。
スピンチャック41の上方には、中心部に開口を有する円板状の遮断板42が設けられている。アーム48の先端付近から鉛直下方向に支持軸49が設けられ、その支持軸49の下端に、遮断板42がスピンチャック41に保持された基板Wの上面に対向するように取り付けられている。
支持軸49の内部には、遮断板42の開口に連通した窒素ガス供給路50が挿通されている。窒素ガス供給路50には、窒素ガス(N2)が供給される。この窒素ガス供給路50は、基板Wの洗浄処理後の基板Wの乾燥処理時に、基板Wに対して窒素ガスを供給する。
ここで、基板Wの材料がシリコン(Si)等のように疎水性を有する場合には、基板Wの表面で乾燥むらが生じやすく、乾燥後に基板Wの表面にしみ(以下、ウォーターマークと呼ぶ)が発生する。洗浄処理後の基板Wの乾燥処理時に、遮断板42を基板Wに近接させた状態で、基板Wと遮断板42との間の隙間に対して窒素ガスを供給することにより、基板Wの表面にウォーターマークが発生することを防止することができる。
また、窒素ガス供給路50の内部には、遮断板42の開口に連通した処理液供給管59が挿通されている。処理液供給管59には、純水等のリンス液が供給される。リンス液を処理液供給管59を通して基板Wの表面に供給することにより、洗浄処理後の基板Wの表面に残留する処理液が洗い流される。リンス液の他の例としては、イソプロピルアルコール(IPA)等の有機溶剤、オゾンを純水に溶解させたオゾン水または水素を純水に溶解させた水素水等が挙げられる。
アーム48には、遮断板昇降駆動機構57および遮断板回転駆動機構58が接続されている。遮断板昇降駆動機構57は、遮断板42をスピンチャック41に保持された基板Wの上面に近接した位置とスピンチャック41から上方に離れた位置との間で上下動させる。
図5は図1の基板処理装置100の制御系の構成を示すブロック図である。図1の基板処理装置100には、アッシャ制御部3およびメイン制御部4が設けられている。
メイン制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRによる基板搬送動作、洗浄処理部MPC1,MPC2および複数の温度調整部TCの各種動作を制御する。なお、メイン制御部4は、各温度調整部TCに設けられた温度センサ22の温度計測値に基づいて温度調整装置23を制御する。
アッシャ制御部3は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、アッシング部ASHで行われる基板Wのアッシング処理について各種動作を制御する。
次いで、図6は本実施の形態に係る基板処理装置100における処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、基板搬送ロボットCRにより基板Wがアッシング部ASHに搬入される(ステップS1)。そして、アッシング部ASH内で基板Wのアッシング処理が行われる(ステップS2)。アッシング処理後の基板Wの温度(以下、アッシング後基板温度T1と呼ぶ)は、約50℃〜300℃の範囲内になる。
次に、基板搬送ロボットCRによる基板Wの搬送が行われる(ステップS3)。この場合、基板搬送ロボットCRは、アッシング処理後の基板Wをアッシング部ASHから搬出し、温度調整部TCに搬入する。
続いて、温度調整部TC内で基板Wの温度調整処理が行われる(ステップS4)。この温度調整部TC内における温度調整処理の詳細については後述する。この温度調整処理により基板Wの温度が目標基板温度T2に調整される。
この目標基板温度T2は、常温(約22℃〜約24℃)から約100℃までの範囲内で、洗浄処理部MPC1,MPC2において使用される処理液の洗浄能力が最も高くなる温度にほぼ等しくなるように処理液の種類ごとに応じて設定される。
例えば、硫酸および過酸化水素水の混合液によるアッシング残渣除去液を用いて基板Wの残渣を除去する場合には、目標基板温度T2は約80℃から約110℃の間になるように設定することが好ましい。
また、基板Wのパーティクルの除去および金属不純物の除去を行なう場合には、アンモニア(NH4OH)と過酸化水素(H22)と水(H2O)とを1:2:20の割合で混合した処理液(SC−1)が用いられる。この処理液(SC−1)を用いて基板Wの洗浄を行なう場合には、目標基板温度T2は約50℃に設定することが好ましい。
次に、基板搬送ロボットCRによる基板Wの搬送が行われる(ステップS5)。この場合、基板搬送ロボットCRは、温度調整処理後の基板Wを温度調整部TCから搬出し、洗浄処理部MPC1,MPC2のうち既に基板Wが収容されていない方の洗浄処理部に搬入する。
次いで、洗浄処理部MPC1,MPC2内で基板Wの残渣除去処理が行われる(ステップS6)。この場合、図4の洗浄ノズル70から吐出される純水または薬液等の処理液によりアッシング処理後の基板Wの表面に付着した残渣が除去される。
この場合、処理液の温度(以下、処理液温度T3と呼ぶ)は、処理液の洗浄能力が最も高くなる温度、すなわち処理液の反応が最も高くなる温度に調整されている。
続いて、洗浄処理部MPC1,MPC2内で基板Wの表面の乾燥処理が行われる(ステップS7)。この場合、遮断板42がスピンチャック41に保持された基板Wの上面に近接しつつ窒素ガス供給路50から遮断板42下面と基板W上面との間の空間に窒素ガスが供給されると同時に、スピンチャック41により水平に保持された状態で基板Wが回転されることにより、基板Wの表面に残留する液滴が振り切られ除去される。
その後、基板搬送ロボットCRにより洗浄処理部MPC1,MPC2から基板Wが搬出される(ステップS8)。
なお、目標基板温度T2は、温度調整部TCから洗浄処理部MPC1,MPC2に搬送された基板Wの温度が処理液温度T3とほぼ等しくなるように設定される。すなわち、目標基板温度T2は、温度調整部TCから洗浄処理部MPC1,MPC2への搬送時低下する温度だけ処理液温度T3よりも高く設定することが好ましい。
次に、図7は温度調整部TCにおける温度調整処理の一例を示すフローチャートである。ここで、メイン制御部4は、温度調整部TCの温度調整プレートPLの温度が予め設定された温度(以下、設定温度と呼ぶ。)T4になるように、温度調整装置23を制御している。
設定温度T4は、目標基板温度T2よりも所定の値だけ低い温度に設定されている。それにより、短時間で基板Wの温度を目標基板温度T2に調整することができる。
まず、メイン制御部4は、基板搬送ロボットCRの搬送アームCRH2により温度調整部TC内へ基板Wを搬入させる(ステップS41)。
続いて、メイン制御部4は、温度調整部TC内の昇降装置30により3本の昇降ピン28を上昇させる(ステップS42)。これにより、基板搬送ロボットCRの搬送アームCRH2に保持された基板Wは、3本の昇降ピン28に受け渡される。
次いで、メイン制御部4は、基板搬送ロボットCRの搬送アームCRH2を温度調整部TCより退出させる(ステップS43)。
続いて、メイン制御部4は、温度調整部TC内の3本の昇降装置30により昇降ピン28を下降させる(ステップS44)。それにより、基板Wは、温度調整プレートPL上にわずかな隙間をもって3つの球状スペーサ21(図3参照)上に載置される。また、メイン制御部4は、基板Wが温度調整プレートPL上に載置されてからの経過時間t1の計測を開始する。
続いて、メイン制御部4は、経過時間t1が予め設定された時間(以下、設定時間と呼ぶ。)tに達したか否かを判定する(ステップS45)。ここで、予め設定された設定時間tとは、基板Wが設定温度T4に調整された温度調整プレートPL上に載置されてから基板Wの温度が目標基板温度T2になるまでの時間であり、予め計測されるものである。
メイン制御部4は、経過時間t1が設定時間tに達していない場合には、経過時間t1が設定時間tに達するまで待機する。一方、メイン制御部4は、経過時間t1が設定時間tに達した場合には、温度調整部TC内の昇降装置30により3本の昇降ピン28を上昇させる(ステップS46)。それにより、基板Wが3本の昇降ピン28に支持されつつ上昇し、温度調整プレートPLから離間する。
続いて、メイン制御部4は、基板搬送ロボットCRの搬送アームCRH2を温度調整部TCに進入させる(ステップS47)。その後、メイン制御部4は、温度調整部TC内の昇降装置30により3本の昇降ピン28を下降させる(ステップS48)。それにより、温度調整処理の施された基板Wが3本の昇降ピン28から基板搬送ロボットCRの搬送アームCRH2に受け渡される。
最後に、メイン制御部4は、基板搬送ロボットCRの搬送アームCRH2により基板Wを温度調整部TC内から搬出させる(ステップS49)。このようにして、アッシング処理された基板Wの温度を温度調整部TCにおいて目標基板温度T2に短時間で調整することが可能となる。
以上のように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、アッシング部ASHにおいてアッシング処理が施された基板Wが、温度調整部TCにおいて目標基板温度T2に調整された後、洗浄処理部MPC1,MPC2に搬送される。この場合、目標基板温度T2は、洗浄処理部MPC1,MPC2における処理液温度T3とほぼ等しく設定されているので、洗浄処理部MPC1,MPC2において、基板Wに吐出される処理液の温度が基板Wの温度により低下することが防止される。したがって、洗浄処理部MPC1,MPC2において処理液の温度が処理能力を最大限に発揮できる温度に保たれる。
その結果、基板Wの残渣を含む汚染除去の時間を短縮することができるとともに、基板Wの汚染を完全に除去することが容易となる。また、基板Wの汚染除去を効率よく行なうことができるので、基板W一枚当たりの処理コストを低減することができる。
また、アッシング部ASH、温度調整部TCおよび洗浄処理部MPC1,MPC2とが同一の基板処理装置100内に構成されているので、アッシング処理後の基板Wの温度を有効利用して温度調整部TCにおいて基板Wの温度を目標基板温度T2に調整することができる。それにより、洗浄処理工程の前において、洗浄処理部MPC1,MPC2に搬送された基板Wの温度を目標基板温度T2に調整するために、加熱装置等を用いて基板Wに熱エネルギーを与えることが不要となる。その結果、新たなエネルギーの追加および加熱装置の追加を行なわずに基板Wの洗浄効率を向上させることができる。
さらに、本実施の形態においては、アッシング部ASH、温度調整部TCおよび洗浄処理部MPC1,MPC2とが同一の基板処理装置100内に構成されているので、アッシング処理後に基板Wをキャリア1内に収納して搬送する必要がない。そのため、基板Wの搬送時間および待機時間を削減することが可能となり、基板Wの処理時間を一定に保つことが可能となる。
なお、上記実施の形態においては、温度調整部TCの温度調整プレートPLの温度を目標基板温度T2よりも所定値だけ低い温度に設定することとしたが、これに限定されず、温度調整部TCの温度調整プレートPLの温度を目標基板温度T2と同じ値に設定してもよい。この場合、基板Wを温度調整プレートPL上に比較的長い時間載置することにより、基板Wの温度を目標基板温度T2に調整することができる。
この場合、温度調整部TCに長い時間基板Wを載置しても基板Wの温度を目標基板温度T2に保つことができるので、基板Wを洗浄処理部MPC1,MPC2に搬入するタイミング調整を行なうためのバッファとして用いることが可能となる。それにより、基板処理装置100における基板Wの処理の無駄な時間を削減して、効率よく基板Wの処理を行なうことができる。
また、アッシング後温度T1が処理液温度T3よりも低い場合には、温度調整部TCにおいて、基板Wの温度を昇温させることにより目標基板温度T2を処理液温度T3とほぼ等しく調整してもよい。
本実施の形態においては、アッシング部ASHが第1の処理部に相当し、温度調整部TCが第2の処理部に相当し、洗浄処理部MPC1,MPC2が第3の処理部に相当し、温度調整装置23が温度調整プレートに相当し、アッシング後基板温度T1が第1温度に相当し、目標基板温度T2が第2温度に相当し、処理液温度T3が第3温度に相当し、メイン制御部4が制御部に相当する。
なお、上記実施の形態においては、第3の処理部として洗浄処理部MPC1,MPC2を用いることとしたが、これに限定されず、他の任意の洗浄処理装置、例えば、基板Wの表面をポリマー除去液により除去するポリマー除去装置を用いてもよい。シュウ酸((COOH)2 ・2H2 O)ベースのポリマー除去液(PX−3)を用いて基板Wのポリマー除去を行なう場合には、目標基板温度T2は約45℃から約50℃の間に設定することが好ましい。
さらに、第3の処理部として純水等の処理液およびブラシを用いて基板Wの表面を物理的に洗浄するブラシ洗浄装置を用いてもよい。第3の処理部として、基板Wの表面をフッ酸蒸気を用いて洗浄するフッ酸蒸気洗浄装置等の気相洗浄装置を用いてもよい。
また、第3の処理部としてエッチング装置を用いてもよい。フッ酸(HF)の蒸気を用いてBPSG(ホウ素燐ケイ酸ガラス:Boro-Phospho silicate glass)膜の選択エッチングを行なう場合には、目標基板温度T2は約60℃に設定することが好ましい。それにより、BPSG膜の選択エッチングを行なう際の選択性を向上させることができる。
さらに、上記実施の形態においては、第1の処理部としてアッシング部ASHを用いているが、第1の処理部としてホットプレート等の加熱装置を用いてもよい。第2の処理部として温度調整部TCを用いているが、第2の処理部としてファンにより基板Wの温度を調整する冷風ユニットを用いてもよい。
上記実施の形態においては、各処理ユニットとして枚様式の処理ユニットを用いているが、バッチ式の処理ユニットを用いてもよい。
本発明は、基板に温度調整処理を行なう基板処理装置および基板処理方法に有用である。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置の模式的縦断面図である。 温度調整部の構造の一例を示す模式的断面図である。 本実施の形態に係る基板処理装置の洗浄処理部の側面図である。 図1の基板処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る基板処理装置における処理の一例を示すフローチャートである。 温度調整部における温度調整処理の一例を示すフローチャートである。 従来の基板処理装置の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 キャリア
2a,2b 流体ボックス
4 メイン制御部
21 球状スペーサ
22 温度センサ
23 温度調整装置
24 水冷ジャケット
28 昇降ピン
30 昇降装置
70 洗浄ノズル
100 基板処理装置
A,B 処理領域
ASH アッシング部
C 搬送領域
CR 基板搬送ロボット
CRH1,CRH2 基板搬送ロボットの搬送アーム
FFU フィルタファンユニット
IR インデクサロボット
IRH1,IRH2 インデクサロボットの搬送アーム
MPC1,MPC2 洗浄処理部
PL 温度調整プレート
SH シャッタ
T1 アッシング後温度
T2 目標基板温度
T3 処理液温度
T4 設定温度
TC 温度調整部
W 基板

Claims (9)

  1. 基板に対して所定の第1温度までの昇温を伴う所定の処理を行なう第1の処理部と、
    前記第1の処理部により処理された基板の温度を調整する温度調整動作を行なう第2の処理部と、
    前記第2の処理部により温度調整された基板に処理流体を用いた処理を行なう第3の処理部と、
    前記第2の処理部において基板の温度が前記第1温度と異なりかつ常温よりも高い第2温度に調整されるように前記第2の処理部の温度調整動作を制御する制御部とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記第3の処理部は、前記第1温度よりも低い第3温度の処理流体を用いて基板に処理を行い、
    前記第2温度は、前記第1温度よりも低くかつ前記第3温度以上であることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記第3の処理部は、前記第1温度よりも高い第3温度の処理流体を用いて基板に処理を行い、
    前記第2温度は、前記第1温度よりも高くかつ前記第3温度とほぼ等しいことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  4. 前記第2温度は、前記第3の処理部における基板の処理速度を向上させることが可能な温度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の処理部において基板に温度調整処理を行なう時間を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記第2の処理部は、前記基板が載置される温度調整プレートを備え、
    前記制御部は、前記温度調整プレートの温度を前記第2温度よりも低く設定し、
    前記温度調整プレートに載置された基板の温度が前記第2温度に調整されるように前記温度調整プレートに基板が載置される時間を制御することを特徴とする請求項5記載の基板処理装置。
  7. 前記第2の処理部は、前記基板が載置される温度調整プレートを備え、
    前記制御部は、前記温度調整プレートを前記第2温度とほぼ同じに設定し、前記温度調整プレートに載置された基板の温度が第2温度になるために必要な時間以上の時間基板を温度調整プレートに載置させることを特徴とする請求項5記載の基板処理装置。
  8. 前記制御部は、処理流体の種類に応じて前記第2の処理部の温度調整動作を変更可能なことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  9. 基板に対して所定の第1温度までの昇温を伴う所定の処理を行なうステップと、
    前記処理された基板の温度を前記第1温度と異なりかつ常温よりも高い第2温度に調整するステップと、
    前記温度調整された基板に処理流体を用いた処理を行なうステップとを備えたことを特徴とする基板処理方法。
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