JP2005063823A - 放電灯点灯回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 直流−交流変換回路において交流変換及び昇圧の機能をもち、放電灯に係る電圧や電流の検出回路を備えた放電灯点灯回路において、小型化及び低コスト化を図るとともに、電圧検出や電流検出の精度を充分に保証する。
【解決手段】 放電灯点灯回路1は、直流入力を受けて交流変換を行う直流−交流変換回路3と、放電灯10にかかる電圧や電流について検出する検出回路12、13を備え、直流−交流変換回路3の出力する電力を制御して放電灯10の点灯制御を行う。直流−交流変換回路3が、交流変換用トランス7、スイッチング素子5H、5L、共振用コンデンサ8を有しており、共振用コンデンサ8と交流変換用トランス7のインダクタンス成分又はインダクタンス素子9とを直列共振させる。検出回路12、13は、交流変換用トランス7の検出用巻線7vやインダクタンス素子9を用いて放電灯10の電圧や電流を検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放電灯点灯回路における放電灯の電圧検出及び電流検出を、安価で精度良く行うための技術に関する。
メタルハライドランプ等の放電灯の点灯回路には、DC−DCコンバータの構成をもった直流電源回路と、直流−交流変換回路(インバータ)、起動回路を備えた構成が知られており、放電灯にかかる電圧や放電灯に流れる電流を検出するための回路を備えている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
放電灯の定常点灯時に一定電力で放電灯を制御する場合、電力制御のために放電灯の電圧及び電流の検出を行う必要がある。例えば、放電灯の電流検出方法については、DC−DCコンバータと直流−交流変換回路との間に検出用抵抗(シャント抵抗)を設けて電圧に変換した値を検出する方法が挙げられる。また、放電灯の電圧検出方法については、DC−DCコンバータの出力電圧が放電灯に印加される電圧にほぼ等しい場合に、該電圧を分圧抵抗により検出する方法が挙げられる。これらの方法では、放電灯に係る電圧や電流の検出信号を直流電圧及び電流として得ることができる。
ところで、上記した2段階の電圧変換(直流電圧変換と直流−交流変換)を行う構成形態において回路規模が大きくなると、装置の小型化に適さないため、直流−交流変換回路における1段階の電圧変換により昇圧された出力を放電灯に供給するようにした構成が採用される(例えば、特許文献3参照。)。そして、放電灯の電圧及び電流の検出については、放電灯の出力端子電圧を直接的に検出する方法や、放電灯に対して直列に接続された検出用抵抗や検出用コイルを用いて電流検出を行う方法が挙げられる。
特開平7−142182号公報
特開平10−312896号公報 特開平7−169583号公報
しかしながら、従来の方法では、装置の小型化や低コスト化、あるいは検出精度等の面で問題がある。
例えば、放電灯が接続される交流出力端子の電圧を検波する検出回路を設ける場合に、放電灯の起動時には高電圧のパルス(所謂スタータパルス)が発生するため、検出回路の構成素子を守るための保護回路が必要となり、これがコスト上昇を齎し、あるいは小型化に支障を来す原因となる。また、放電灯に流れる電流を検出するためにシャント抵抗等の検出素子を用いて電圧変換する場合には、放電灯の点灯時において該検出素子から得られる最低電圧が低いと検出精度の悪化を招く虞がある。そして、交流波形の検波回路においてダイオード等の整流素子を用いる場合には、その順方向電圧降下が温度や順方向電流の大きさによって影響を受けるため、検出電圧振幅が小さい交流電圧を検出する必要性が生じたときに、正確な検出を行うことが難しくなる(尚、シャント抵抗の抵抗値を大きくすれば検出電圧振幅を大きくすることが可能ではあるが、該抵抗で発生する損失が増加する等の問題が残る。)。
そこで、本発明は、直流−交流変換回路において交流変換及び昇圧(起動用信号の昇圧を含む。)の機能をもち、放電灯に係る電圧や電流の検出回路を備えた放電灯点灯回路において、小型化及び低コスト化を図るとともに、電圧検出や電流検出の精度を充分に保証することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するために、直流入力を受けて交流への変換を行う直流−交流変換回路と、放電灯にかかる電圧又は該放電灯に流れる電流について検出する検出回路を備え、該直流−交流変換回路の出力する電力を制御して放電灯の点灯制御を行う放電灯点灯回路において、下記に示す構成を有するものである。
・直流−交流変換回路が、交流変換用トランスと、複数のスイッチング素子と、共振用コンデンサを有しており、該スイッチング素子を駆動して、共振用コンデンサと、交流変換用トランスのインダクタンス成分又は該共振用コンデンサに接続されたインダクタンス素子とを直列共振させること。
・検出回路が、上記交流変換用トランスの巻線又は上記インダクタンス素子を用いて放電灯の電圧検出又は電流検出を行うこと。
さらには、上記構成において下記の手段を設けることができる。
・上記インダクタンス素子とともにトランスを形成する補助巻線(該巻線の出力から放電灯の電流検出を行う。)
・上記交流変換用トランスに設けられた検出用巻線(該巻線の出力から放電灯の電圧検出を行う。)
・上記検出回路を構成するコンデンサ及び整流素子(上記交流変換用トランスの巻線又は上記インダクタンス素子から検出した交流信号を直流信号に変換する。)
・放電灯の起動の際に上記交流変換用トランスの巻線から発生する高電圧に伴う検出電圧を抑制するための回路。
従って、本発明によれば、交流変換用トランスの巻線や、共振用コンデンサとともに共振回路を構成するインダクタンス素子を流用して放電灯の電圧検出や電流検出を行うことができる。そして、電流検出用の抵抗素子を用いる必要がない。
本発明によれば、交流変換用トランスの巻線や既存のインダクタンス素子を用いて簡易に電圧や電流の検出を行えるので、回路の小型化や低コスト化に適している。また、抵抗素子を要しないので、該素子の損失等を考慮する必要がなく、検出振幅を充分に確保して必要な検出精度を得ることができる。
そして、上記インダクタンス素子に対する補助巻線や、交流変換用トランスの巻線を用いることにより、簡易な構成で検出を行うことができる。
また、交流変換用トランスの巻線やインダクタンス素子から検出した交流信号を直流信号に変換することにより、検出後の信号処理が容易であり、さらには、放電灯の起動用信号の発生に伴う高電圧を抑制するための回路を設けることにより、起動時の検出電圧値が過大にならないように規制することができる。
本発明は、メタルハライドランプのような自動車用照明光源等に用いられる各種放電灯の点灯回路に適用することが可能であり、以下に示す目的を達成することができる。
・放電灯の起動時に起動回路によって発生される起動用パルス電圧から、放電灯の電圧検出回路及び電流検出回路を保護するとともに、これを簡単な回路構成で実現すること(小型化や低コスト化に寄与すること)
・放電灯の点灯時において、交流出力端子から放電灯に印加される電圧を直接的に検出する方法と同等の精度をもって電圧検出を行えるようにすること
・抵抗素子(シャント抵抗等)を用いることなく、充分に大きな検出振幅をもって放電灯の電流検出を行うことにより、回路の電力損失を低減し、精度の高い検出を行うこと。
図1は、本発明に係る基本構成例を示すものであり、放電灯点灯回路1は、直流電源2から電源供給を受ける直流−交流変換回路3と、起動回路4を備えている。
直流−交流変換回路3は、バッテリ等から直流入力を受けて交流変換及び昇圧を行うために設けられている。本例では、2つのスイッチング素子5H、5Lと、それらを駆動してスイッチング制御を行う制御手段6を備えている。つまり、高段側のスイッチング素子5Hの一端が電源端子に接続され、該スイッチング素子の他端が低段側のスイッチング素子5Lを介して接地されており、制御手段6によって各素子5H、5Lが交互にオン/オフされる。尚、本例では、素子5H、5Lに電界効果トランジスタ(FET)を用いているが、バイポーラトランジスタ等の半導体スイッチング素子を適宜に用いることができる。本例のようにFETを使用する場合には、制御手段6からそのゲートに供給される駆動電圧に従ってそのオン/オフ状態が規定されるが、寄生ダイオードをFET自身が有しているので、両FETがともにオフ状態である時の電流はこの寄生ダイオードを介して流れることになる。また、バイポーラトランジスタを使用する場合には、制御手段6からベースに信号が供給されてそのオン/オフ状態が規定される。該トランジスタに対してダイオードを並列に接続すれば、両トランジスタがオフ状態の時の電流が該ダイオードを介して流れることになる。
直流−交流変換回路3は、交流変換用トランス7を有しており、その一次側回路と二次側回路とが絶縁された構造をもっている。そして、本例では、共振用コンデンサ8と、インダクタ又はインダクタンス成分との共振現象を利用した回路構成が用いられている。つまり、構成形態としては、例えば、下記の2通りが挙げられる。
(I)共振用コンデンサ8とインダクタンス素子9及び交流変換用トランス7の一次巻線7pによるインダクタンスとの共振を利用した形態
(II)共振用コンデンサ8と、インダクタンス素子9及び交流変換用トランス7のリーケージ(漏れ)インダクタンスとの共振を利用した形態。
先ず、上記(I)では、共振用コイル等のインダクタンス素子9を付設し、例えば、該素子の一端を共振用コンデンサ8に接続して、該コンデンサをスイッチング素子5Hと5Lとの接続点に接続する。そして、インダクタンス素子9の他端を交流変換用トランス7の一次巻線7pに接続した構成が挙げられる。この場合、インダクタンス素子9と一次巻線7pとの直列合成リアクタンスを用いている。
また、上記(II)では、インダクタンス素子9とリーケージインダクタンスとの直列合成リアクタンスを用いることができる。
いずれの形態でも、共振用コンデンサ8と誘導性要素(インダクタンス成分やインダクタンス素子)との直列共振を利用し、スイッチング素子5H、5Lの駆動周波数を直列共振周波数以上の値に規定して該スイッチング素子を交互にオン/オフさせれば、交流変換用トランス7の二次巻線7sに接続された放電灯10の正弦波点灯を行うことができる。尚、制御手段6による各スイッチング素子の駆動制御において、スイッチング素子がともにオン状態とならないように相反的にそれぞれの素子を駆動する必要がある(オンデューティーの制御等に依る。)。また、直列共振周波数については、これを「f」と記し、共振用コンデンサ8の静電容量を「Cr」、インダクタンス素子9のインダクタンスを「Lr」、トランスの一次側インダクタンスを「Lp1」と記すとき、例えば、放電灯の点灯前では上記形態(I)とされて、「f=f1=1/(2・π・√(Cr・(Lr+Lp1))」となり、また、点灯後には上記形態(II)とされて、「f=f2≒1/(2・π・√(Cr・Lr))」となる(f1<f2)。
本発明の適用において制御手段6の構成形態の如何を問わないが、例えば、放電灯の点灯前の無負荷出力電圧を制御する回路や、放電灯の点灯後における過渡的な投入電力及び定常状態における投入電力について制御するための回路を設けることにより制御電圧を規定し、該電圧をV(電圧)−F(周波数)変換することによって得られるパルス信号を整形したものをスイッチング素子5H、5Lへの制御信号として送出する構成形態等が挙げられる。
尚、放電灯を安定に制御するためには、スイッチング素子5H、5Lの駆動周波数に関して、起動用信号の発生前の周波数値よりも放電灯が点灯した後の周波数値を高くすることが望ましい。起動用信号の印加によって放電灯が点灯する前の状態では、交流変換用トランス7の二次側回路が開放状態とされ、よって、該トランスは等価的にチョークコイルとみなせる。そのため、この状態での直列共振周波数は上記f1であり、点灯時のf2よりも周波数値が小さく、起動時にはf1付近の駆動周波数をもってスイッチング素子を制御する。そして、放電灯の点灯後には、共振用コンデンサ8の静電容量と、インダクタンス素子9のインダクタンス又は該インダクタンス及び交流変換用トランス7のリーケージインダクタンスによって決まる直列共振周波数f2の付近に位置する駆動周波数をもってスイッチング素子を制御する。
電力制御においては、直列共振周波数よりも高い駆動周波数でスイッチング制御を行うことが好ましく、また、駆動周波数を直列共振周波数に一致させた場合には最大電力を取り出せるので、該電力を初期電力として放電灯に供給することで放電灯の発光を促進して速やかに定常状態へと移行させることができる。尚、直列共振周波数未満の駆動周波数をもってスイッチング制御を行った場合には、共振用コンデンサの静電容量と上記インダクタンスとの合成インピーダンスが容量性領域に入り、制御し難い状態に陥ってしまうため、そのような状態を極力回避するように駆動周波数(スイッチング周波数)を制御することが望ましい。
起動回路4は、放電灯10に起動用信号を供給するために設けられており、起動時における起動回路4の出力が交流変換用トランス7にて昇圧されて放電灯10に印加される(交流変換された出力に対して起動用信号が重畳されて放電灯に供給される。)。
本例では、起動回路4の出力端子の一方を交流変換用トランス7の一次巻線7pの途中に接続し、他方の出力端子を一次巻線7pの一端(グランド側端子)に接続した形態を示しているが、これに限らず、起動回路4の両出力端子を交流変換用トランス7の一次巻線7pの途中にそれぞれ接続した形態等が挙げられる。また、交流変換用トランス7の二次側において放電灯10を起動させるのに必要な波高値を有するパルス電圧を発生させるためには、起動回路4内のコンデンサに対して出来るだけ高い電圧を供給してその充電を行う必要があり、本例では、起動回路4の入力端子の一方を共振用コンデンサ8とインダクタンス素子9との間に接続し、他方の入力端子をグランド側ラインに接続することで、共振電圧を利用している。尚、この他には、交流変換用トランスの二次側から起動回路に入力電圧を得る形態や、インダクタンス素子9とともにトランスを構成する補助巻線(後述の巻線11)を設けて、該補助巻線から起動回路への入力電圧を得る形態等が挙げられる。
起動回路4についてはその構成の如何を問わないが、例えば、複数の整流素子、コンデンサ、スイッチ素子を用いて構成され、スイッチ素子としては、スパークギャップやバリスタ等の自己降伏型素子や、サイリスタ、IGBT(絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ)、FET等の制御端子を備えた半導体素子を用いることができる。
インダクタンス素子9とともにトランスを形成する補助巻線11は、放電灯10に流れる電流の相当電流を検出するために設けられており、該補助巻線の出力は電流検出回路12に送られる。つまり、放電灯の電流検出については、インダクタンス素子9あるいはその一部及び補助巻線11を用いて行われ、その検出結果が制御手段6に送出され、放電灯の電力制御や点消灯の判別等に利用される。
また、放電灯10にかかる電圧検出については、交流変換用トランス7の一次巻線7p若しくはその一部又は二次巻線7s若しくはその一部又は該トランスに設けられた検出用巻線7vの出力に基いて行われる。本例では、検出用巻線7vの出力が電圧検出回路13に送られ、該回路によって放電灯10にかかる電圧に相当する検出電圧が得られる。そして、これが制御手段6に送出されて放電灯の電力制御や点消灯の判別等に利用される。
図2は、電流検出回路12の構成について一例を示したものである。
補助巻線11の一端(非接地側端子)には、複数の分圧抵抗14、14、…が接続されており、最低段に位置する分圧抵抗14の一端が整流素子15に接続され、該抵抗14の他端が接地されている。本例では、整流素子15としてダイオード(ショットキーバリアダイオード等)が用いられており、そのアノードに抵抗分圧された電圧が供給され、該ダイオードのカソードが検出出力端子の一方に接続されている。
コンデンサ16はその一端が整流素子(ダイオード)15のカソードに接続され、他端が接地されており、該コンデンサ16に対して並列に抵抗17が接続されている。
このように電流検出回路12としては、基本的な構成の検波回路を用いることができ、インダクタンス素子9(あるいはその一部)及び補助巻線11を用いて検出した交流信号が直流信号に変換されるので(図2の検出電圧「VS1」参照。)、後段の制御手段6等で利用し易い信号が得られる。
起動回路4によって発生される起動用信号(パルス電圧)に対しては、複数の抵抗素子を用いて分圧することによって、そのピーク電圧に対応する検出電圧を問題のないレベルまで抑えることができる。従って、放電灯の起動の際に発生する高電圧(検出電圧)を抑制するための回路構成が非常に簡単である。尚、インダクタンス素子9及び補助巻線11からなるトランスの巻数比を小さく設定する方法では、放電灯の点灯時における検出電圧振幅が過小になってしまった場合に十分な検出精度が得られない場合がある。
出力電流(交流変換用トランス7の二次電流であり、これを「I2」と記す。)は、トランス7の一次電流(これを「I1」と記す。)に比例しており、インダクタンス素子9にI1が流れるので、角周波数「ω」の値を既知として(スイッチング素子の駆動周波数に対応する。)、「I1・(ω・Lr)」についての検出を行うことにより、ランプ電流を間接的に知ることができる。
図3は、横軸に放電灯のランプ電流をとり、縦軸に電流検出信号の電圧レベルをとって両者間の比例関係を例示したものである。このグラフの傾斜を求めて分散及び標準偏差を計算すると、3%以下の誤差範囲に収まることが確認されているが、さらに検出精度を高めるには、温度補償回路や、周波数(=ω/(2・π))の変化に応じた補正回路等を設けて誤差を少なくすることが好ましい。
図4は、電圧検出回路13の構成について一例を示したものであり、その基本構成において整流素子及びコンデンサを含む検波回路が用いられている。
検出用巻線7vの非接地側端子(図4のa点参照。)は、コンデンサ18の一端に接続されており、該コンデンサの他端が接地されている。そして、コンデンサ18に対して並列に設けられたコンデンサ19がダイオード20のカソード及びダイオード21のアノードに接続されている。尚、ダイオード20のアノードは接地されている。
そして、整流用のダイオード21のカソードが、検出出力端子の一方に接続されるとともに、ツェナーダイオード22のカソード及びコンデンサ23の一端に接続されており、ツェナーダイオード22のアノード及びコンデンサ23の他端が接地されている。
抵抗24はコンデンサ23に対して並列に接続されており、検出電圧「VS2」が得られる。
尚、コンデンサ18、19については、起動時のパルス電圧(一次巻線7pのうち、起動回路4の出力端子が接続される巻線部分の巻数を「n1」、検出用巻線7vの巻数を「n2」と記し、起動回路4の出力電圧を「V1」と記すとき、このパルス電圧は「V1×(n2/n1)」となる。)に耐え得る素子を用いる必要があるが、その他の素子には高い耐圧を要求されない。
本回路において、放電灯の起動時には高電圧パルスが加わった状態で検出用巻線7vに電圧がかかることになるが、コンデンサ19及び23、抵抗24を用いて検出することができる。尚、コンデンサ19、23のインピーダンスの大きさについては、コンデンサ23の方が1桁程小さく、また、抵抗24の抵抗値が、コンデンサ23のインピーダンスに比べて十分に大きくされており、図4のb点(ダイオード21のアノードとコンデンサ19との接続点)にかかる電圧は、コンデンサ19と23のインピーダンス比によって決まる。
放電灯が点灯した後の状態では、ダイオード21の作用によって電流が一方向にしか流れず、コンデンサ23が充電されて徐々に電荷がたまり、その両端電圧(図4のc点参照)が上昇していく。そして、検出用巻線7vの一端の電位(図4のa点の電位)と、コンデンサ23の端子電位(図4のc点の電位)とがほぼ等しくなると、コンデンサ19には電流が流れなくなる。つまり、放電灯の定常時における検出電圧は、検出用巻線7vにかかる電圧が小さい場合でも、コンデンサ19と23で分圧することなく検出することができ、これにより必要な精度が保証される。
尚、初段のコンデンサ18は、再点弧電圧の吸収を目的として付設されたものである。放電灯が点灯した直後のランプ電圧が低い時には、例えば、図5に概略的に示す電圧波形において、狭幅パルス状の再点弧電圧の波高ピークが大きいため、電圧検出回路が誤ってこのピーク部分の電圧を検出してしまった場合に、正確な電圧が得られなくなる。そこで、周波数の高い再点弧電圧に関して、これをコンデンサ18で鈍らせることにより正確な電圧検出を行える構成としている。
また、ツェナーダイオード22は、起動用のパルス電圧の発生に伴う高電圧を抑制するためのクランプ素子としての機能を有し、該パルス電圧発生時のサージ電圧に対するリミッタの役目を果たす。尚、ツェナーダイオードに限らず、その代替策として、例えば、トランジスタを用いる場合には、PNPトランジスタのベースに基準電圧を入力してコレクタを接地し、エミッタをクランプしたい信号ラインに接続する構成形態が挙げられる。あるいは、演算増幅器を用いる場合には、ダイオードのアノードと反転(負)入力端子を接続し、該ダイオードのカソードと出力端子を接続するとともに、非反転(正)入力端子に基準電圧を入力させた、シンク専用のバッファを構成することで、該ダイオードのアノードに接続される信号ラインが基準電圧以上にならないようにクランプすることができる。
図6は、横軸に放電灯のランプ電圧をとり、縦軸に電圧検出信号のレベルをとって両者間の比例関係を例示したものである。このグラフの傾斜を求めて分散及び標準偏差を計算すると、3%以下の誤差範囲に収まることが確認されている。尚、本回路でも、必要に応じて温度補償回路等を設けることが可能である。
本発明に係る基本構成例を示す図である。 本発明に係る電流検出回路の構成例を示す回路図である。 放電灯のランプ電流と電流検出信号との関係を例示したグラフ図である。 本発明に係る電圧検出回路の構成例を示す回路図である。 ランプ電圧波形を概略的に示す説明図である。 放電灯のランプ電圧と電圧検出信号との関係を例示したグラフ図である。
符号の説明
1…放電灯点灯回路、3…直流−交流変換回路、4…起動回路、5H、5L…スイッチング素子、6…制御手段、7…交流変換用トランス、7p…一次巻線、7s…二次巻線、7v…検出用巻線、8…共振用コンデンサ、9…インダクタンス素子、10…放電灯、11…補助巻線、12、13…検出回路

Claims (5)

  1. 直流入力を受けて交流への変換を行う直流−交流変換回路と、放電灯にかかる電圧又は該放電灯に流れる電流について検出する検出回路を備え、該直流−交流変換回路の出力する電力を制御して放電灯の点灯制御を行う放電灯点灯回路において、
    上記直流−交流変換回路が、交流変換用トランスと、複数のスイッチング素子と、共振用コンデンサを有しており、該スイッチング素子を駆動して、共振用コンデンサと、交流変換用トランスのインダクタンス成分又は該共振用コンデンサに接続されたインダクタンス素子とを直列共振させるとともに、
    上記検出回路が、上記交流変換用トランスの巻線又は上記インダクタンス素子を用いて上記放電灯の電圧検出又は電流検出を行う
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  2. 請求項1に記載した放電灯点灯回路において、
    上記インダクタンス素子とともにトランスを形成する補助巻線を設け、該補助巻線の出力から上記放電灯の電流検出を行う
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  3. 請求項1又は請求項2に記載した放電灯点灯回路において、
    上記交流変換用トランスの一次巻線若しくは二次巻線又は該トランスに設けられた検出用巻線の出力から上記放電灯の電圧検出を行う
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  4. 請求項1又は請求項2又は請求項3に記載した放電灯点灯回路において、
    上記検出回路がコンデンサ及び整流素子を備えており、上記交流変換用トランスの巻線又は上記インダクタンス素子から検出した交流信号を直流信号に変換する
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  5. 請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4に記載した放電灯点灯回路において、
    上記放電灯の起動の際に上記交流変換用トランスの巻線から発生する高電圧に伴う検出電圧を抑制するための回路を、上記検出回路に設けた
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
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