JP2005061616A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

車輪用軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005061616A
JP2005061616A JP2004198854A JP2004198854A JP2005061616A JP 2005061616 A JP2005061616 A JP 2005061616A JP 2004198854 A JP2004198854 A JP 2004198854A JP 2004198854 A JP2004198854 A JP 2004198854A JP 2005061616 A JP2005061616 A JP 2005061616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outboard
wheel
seal
raceway
periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004198854A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Suzuki
Takayasu Takubo
孝康 田窪
昭吾 鈴木
Original Assignee
Ntn Corp
Ntn株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2003280447 priority Critical
Application filed by Ntn Corp, Ntn株式会社 filed Critical Ntn Corp
Priority to JP2004198854A priority patent/JP2005061616A/ja
Publication of JP2005061616A publication Critical patent/JP2005061616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Abstract

【課題】 軽量化を高度に図ると同時に、アウトボード側のシールの断面高さを確保し、簡易な構成で優れた密封性能を有する車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】 車輪用軸受装置は、アウトボード側端の外周に車輪取付用のフランジ12を有するハブ輪4と、ハブ輪4のインボード側端に嵌合した内輪5とでなる内方部材2を備える。フランジ12は、外周の円周方向複数箇所に切欠状凹み部18を有する。切欠状凹み部18は、フランジ12に設けられた複数のボルト孔14の配列のピッチ円よりも内径側まで凹むものとする。外方部材1のアウトボード側の端部1cは、内方部材2の軌道面2aのアウトボード側縁2aaよりもインボード側に位置する形状とする。外方部材1のアウトボード側端の外周に嵌合させた環状のシール芯金8と、このシール芯金8に固着されて内方部材2に摺接するゴム状の弾性体9とで構成するシール7を、外方部材1と内方部材2の間に設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動車における小型車両用等の車輪用軸受装置に関する。
自動車用部品では、燃費の向上のために軽量化が強く望まれており、車輪用軸受装置においても軽量化が求められる。特に、小型車、例えば排気量が1000ccクラスの乗用車や軽乗用車などの車輪用軸受装置では、作用荷重の割合にして、重量が重いものとなっており、軽量化の余地が大きい。
軽量化を図った提案例としては、図4に示すものがある。この車輪用軸受装置は、車輪取付用のフランジ32を有するハブ輪24と、そのインボード側端に嵌合した内輪25と、これらハブ輪24および内輪25と外方部材21の対向する軌道面21a,22a間に介在した複列のボール23とでなる。上記構成において、ハブ輪24の車輪取付用のフランジ32を、円周方向の複数箇所に切欠状凹み部39を有するものとすることで、軽量化が図られている。この車輪用軸受装置において、アウトボード側のシール27は、外方部材21の内径面に嵌合されている。この提案例と同様な車輪用軸受装置としては、例えば特許文献1に示されるものがある。
特開2003−94905号公報
図4や特許文献1に示されるものは、車輪取付用のフランジ32の円周方向の複数箇所に切欠状凹部39を有するものとすることで、軽量化が図られているが、切欠状凹部39の形成で軽量化を図るには強度上で限りがあり、ハブ輪の強度,寿命を確保しつつ、さらなる軽量化を図ることが望まれる。
また、軽乗用車等の小型車の車輪用軸受装置は、ボール23の径が小さいため、シール27の軸受径方向の断面高さを十分に確保することが難しい。確保するためには、外方部材21の外径を大きくする必要があり、重量増となる。シール27の断面高さを十分に得ずにシール性能を確保するには、シール構造を複雑にしたり、加工精度を上げるなどの何らかの処置が必要で、コスト高になる。
この発明の目的は、軽量化を高度に図ると同時に、アウトボード側のシールの断面高さを確保し、簡易な構成で優れた密封性能が得られるようにした車輪用軸受装置を提供することである。
この発明の車輪用軸受装置は、アウトボード側端の外周に車輪取付用のフランジを有するハブ輪、および前記ハブ輪のインボード側端の外周に嵌合した内輪からなる内方部材と、前記内方部材に形成された複列の軌道面に対向する複列の軌道面を有する外方部材と、両列の対向する軌道面間に介在した複列の転動体とを有し、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受装置であって、前記車輪取付用のフランジが、円周方向の複数箇所に切欠状凹み部を有し、前記外方部材のアウトボード側端が、内方部材の軌道面のアウトボード側縁よりもインボード側に位置するものとし、前記外方部材と内方部材間の軸受空間のアウトボード側端を密封するシールを、前記外方部材のアウトボード側端の外周に嵌合させた環状のシール芯金と、このシール芯金に固着されて前記内方部材の外周に摺接するゴム状の弾性体とで構成したことを特徴とする。
この構成によると、車輪取付用のフランジの円周方向の複数箇所に切欠状凹み部を設けたため、ハブ輪において強度上で過剰な箇所を少なくできて、強度,寿命を確保しつつ、ハブ輪の軽量化が得られる。また、外方部材のアウトボード側端を、内方部材の軌道面のアウトボード側縁よりもインボード側の位置となるように切り落とした形状としたため、外方部材についても軽量化が図れる。外方部材のアウトボード側端は、接触角を持つ場合など、軸受構造によっては強度上で不要な部分となる。従来のようにシールを外方部材の内径面に嵌合させる場合は、外方部材を内方部材の軌道面よりもアウトボード側へ長くする必要があるが、強度上では不要とできる。このような強度上で不要となる部分を省くことで、より軽量化が図れる。内方部材および外方部材のそれぞれにつき、上記のように軽量化を図るため、軽量化のための除肉部分が影響しあって強度低下を招くことが回避され、高度に軽量化を進めることができる。
外方部材のアウトボード側端を切り落とした形状としたことは、軽量化と同時に、シール芯金を配置する軸方向空間を、外方部材の端部と車輪取付用のフランジとの間に広く確保することに貢献できる。そのため、アウトボード側のシールを、外方部材の外周に嵌合させたシール芯金と、このシール芯金に固着された弾性体とで構成することが可能となる。このように、アウトボード側のシールを、外方部材の外周に嵌合させたシール芯金と、このシール芯金に固着された弾性体とで構成することで、外方部材の外径寸法を小さくしても、シールの軸受径方向の断面高さを十分に確保することができる。例えば、軽自動車等の小型車両用等の転動体径が小さな車輪用軸受装置においても、上記シールの断面高さを十分に確保できる。そのため、形状や精度上で無理なくシールが設計できて、簡易な構成のシールで優れた密封性能を得ることができる。
また、車輪取付用フランジの周方向複数箇所に切欠状凹み部が設けられていると、シール芯金を外方部材の外径面に嵌合させる作業に対して、作業空間が得易く、作業性が向上する。
このように、軽量化の促進と同時に、密封性能を高める効果が得られ、またシール取付作業性の向上や、コスト低下にもつながる。
前記複列の軌道面および転動体は、背面合わせのアンギュラ玉軸受型のものであっても良い。
アンギュラ玉軸受型であると接触角が生じるため、背面合わせの場合に、外方部材のアウトボード側の軌道面は、この軌道面を形成する円周溝の溝底付近までのもので済む。すなわち、内方部材の対向する軌道面のアウトボード側縁よりもインボード側までのもので足りる。外方部材のアウトボード側の端部は、軌道面の必要な幅が確保できれば良く、それよりも長くする強度上の必要性はない。このような不要部分を除くことで、軽量化が得られる。
この発明において、前記切欠状凹み部は、前記車輪取付用のフランジに設けられた複数のボルト孔の配列のピッチ円よりも内径側まで凹むものとしても良い。切欠状凹み部が上記ピッチ円よりも内径側まで凹むものとすることで、軽量化を高度に進めることができる。ピッチ円よりも内径側まで凹ませても、切欠状凹み部の形状等により、強度確保が図れる。
なお、切欠状凹み部の軸受軸心方向に沿う底面の断面形状は、例えばインボード側へ次第に凹みが深くなる断面形状としても良く、また軸心に平行な断面形状としても良い。ハブ輪の車輪取付用のフランジにおけるアウトボード側の面は、ブレーキパイロット等が設けられる部分であり、ブレーキパイロット径がある程度大きいため、切欠状凹み部を深く形成することは難しいが、上記車輪取付用のフランジのインボード側の面は、比較的に余裕があり、切欠状凹み部をインボード側でフレーキパイット径よりも内径側にすることで、より軽量化を図ることができる。
この発明において、前記外方部材の弾性体が摺接するスリンガを、前記内方部材の外周に嵌合させても良い。
スリンガを設けると、内方部材におけるシール摺動面がスリンガ表面となるため、スリンガに錆の発生し難い材質や表面処理がなされたものを用いることで、耐発錆性を向上させることができる。また、スリンガを設けると、スリンガの形状の選定により、グリース漏れや外部からの泥水,塵埃等の侵入する漏れ経路を長く得ることができる。例えば、スリンガを断面L字状とすることで、シールに対して、限られた空間内で径方向面と軸方向面とを得て、シールを接触させることができ、漏れ経路が長くできると共に、弾性体のリップの数を増やすことが容易となり、シール性を向上させることができる。
この発明において、前記内方部材の外周に形成された複列の軌道面のうち、アウトボード側の軌道面は、ハブ輪に直接形成されたものであっても良い。また、別体の内輪をハブ輪に圧入し、その内輪にアウトボード側の軌道面を形成しても良い。
アウトボード側の軌道面をハブ輪に直接形成した場合は、内輪を嵌合するためにハブ輪の外径を小径とする必要がなくて、ハブ輪の断面寸法を大きくでき、そのため、前記切欠状凹み部を深く成形しても、ハブ輪の強度確保が容易であり、軽量化が図り易い。
この発明の車輪用軸受装置は、車輪取付用のフランジが、円周方向の複数箇所に切欠状凹み部を有し、かつ前記外方部材のアウトボード側端が、内方部材の軌道面のアウトボード側縁よりもインボード側に位置するものとし、前記外方部材と内方部材間の軸受空間のアウトボード側端を密封するシールを、前記外方部材のアウトボード側端の外周に嵌合させた環状のシール芯金と、このシール芯金に固着されて前記内方部材の外周に摺接するゴム状の弾性体とで構成したため、軽量化を高度に図る同時に、アウトボード側のシールの断面高さを確保し、簡易な構成で優れた密封性能を得ることができる。
この発明の第1の実施形態を図1および図2と共に説明する。図1の上半部は図2のX−Y断面を示し、下半部はX−X断面を示す。この車輪用軸受装置は、軽自動車等の比較的小型の自動車用であって、従動輪支持用であり、背面合わせの複列のアンギュラ玉軸受形式とされている。
この車輪用軸受装置は、内周に複列の軌道面1a,1bを有する外方部材1と、この外方部材1よりもアウトボード側に位置する車輪取付用のフランジ12を有しかつ前記複列の軌道面1a,1bに対向する軌道面2a,2bを有する内方部材2と、両列の対向する軌道面1a,1b,2a,2b間に介在した転動体3とを有する。転動体3はボールからなり、各列毎に保持器6で保持されている。なお、この明細書において、車輪用軸受装置を車両に取付けた状態で、車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と言い、中央側となる側をインボード側と言う。図1においては、左側がアウトボード側であり、右側がインボード側である。
内方部材2は、上記車輪取付用のフランジ12をアウトボード側端の外周に有するハブ輪4と、このハブ輪4のインボード側端の外周に嵌合した内輪5とでなり、これらハブ輪4および内輪5に上記各列の軌道面2a,2bが形成されている。ハブ輪4は、インボード側の端部の外周に内輪嵌合面4bを有し、この内輪嵌合面4bに前記内輪5が嵌合する。ハブ輪4の内輪嵌合面4bのさらにインボード側端は、内輪5の幅面を押し付けるフランジ状の加締部4cとされており、この加締部4cにより内輪3が軸方向に締め付け固定される。
ハブ輪4の車輪取付用のフランジ12には、外周部に複数本のボルト孔14が形成され、ハブボルト15が挿通される。フランジ12には、ブレーキロータを介してホイール(いずれも図示せず)が重ねられ、その重なり状態で上記ハブボルト15およびナット(図示せず)により取付けられる。
外方部材1は、外径面に車体取付用のフランジ13が設けられ、フランジ13の外周部に複数のボルト挿通孔26が周方向に分配して形成されている。外方部材1は、ボルト挿通孔26を貫通するナックルボルト(図示せず)により、車体側の懸架装置におけるナックル(図示せず)にフランジ13が取付けられる。
外方部材1は、そのアウトボード側端1cが、内方部材2の軌道面2aのアウトボード側縁2aaよりもインボード側に位置するように短く形成されている。詳しくは、外方部材1のアウトボードの軌道面1aは円弧溝に形成されているが、アンギュラ玉軸受型であって接触角が生じており、またアウトボード側が正面となるため、軌道面1aとして必要な部分は上記円弧溝の底部付近よりもインボード側の部分のみである。外方部材1のアウトボード側端は、この軌道面1aとして必要な部分よりもアウトボード側の部分を省略した形状、つまり切り落とした形状とされている。外方部材1における省略する部分は、軌道面1aとして必要な部分よりもアウトボード側の部分の全体であっても良く、また一部を残しても良いが、内方部材2の軌道面2aのアウトボード側縁2aaよりもインボード側に上記アウトボード側端1cが位置するようにすることが好ましい。
ハブ輪4のアウトボード側の軌道面2aよりもアウトボード側の外径面部分は、軌道面2aの近傍部分が円筒面状部2dとされ、この円筒面状部2dからアウトボード側へ次第に拡径する円弧状断面の拡径部分2eが続き、この拡径部分2eから車輪取付用のフランジ12の基端部付近の側面が続く。
外方部材1のアウトボード側端1cは、車輪取付用のフランジ12における基端部付近の側面に対向する。
外方部材1には、外方部材1と内方部材2間の軸受空間のアウトボード側端を密封するシール7が取付けられている。シール7は、外方部材1のアウトボード側端の外周に嵌合させた環状のシール芯金8と、このシール芯金8に一体に固着されてハブ輪3の外周に摺接するゴム状の弾性体9とで構成される。なお、インボード側には図示されていないが外方部材1の開口にキャップを取付けることにより密封してもよいし、外方部材1の円周と内輪5との間にいわゆるパックシールを設けて密封してもよい。
シール芯金8は、外方部材1の外周面に嵌合する筒部8aと、外方部材1の端面に当接する平板状の中間板部8bと、この中間板部8bの内径側端から内径側へ斜めアウトボード側に延びる傾斜部8cとを有する。傾斜部8cの先端は内径側へ折れ曲がった折曲り部8caを有している。
弾性体9は、ゴムまたは合成樹脂等からなり、シール芯金8の傾斜部8cに加硫接着等により一体に固着されている。弾性体9は、軸受空間に対して互いに内外に位置する複数のシールリップ9a,9bを有し、最内側のシールリップ9aは軸受空間の内側へ、他のシールリップ9bは軸受空間の外側へそれぞれ先端が延びている。最内側のシールリップ9aは、ハブ輪4における上記円筒状面部2dに接触し、外側のシールリップ9bは拡径部2eに接触する。
内方部材2の車輪取付用のフランジ12は、図2に示すように、円周方向の複数箇所に切欠状凹み部18を有している。換言すれば、上記フランジ12は、上記切欠状凹み部18の間の部分からなる複数本の放射状のリブ12aにより、外周部分が形成されている。各リブ12aに上記ボルト孔14(図2には図示を省略)が設けられる。
切欠状凹み部18は、その底部がアウトボード側端よりもインボード側端の方が深く凹んだ形状とされている。この切欠状凹み部18の底部の最深部は、車輪取付用のフランジ12に設けられた複数のボルト孔14の配列のピッチ円りも内径側に達し、インボード側ではフランジ12のアウトボード側にあるブレーキパイロット部16よりも内径側に達している(図1参照)。この切欠状凹み部18の最も深い径方向位置は、ハブ輪4の軌道面2aの肩部または肩部の付近まで達するようにしても良いが、上記拡径部分2eよりも外径側とすることが好ましい。また、切欠状凹み部18の底部は、インボード側端におおいて、各リブ部12a間の円周方向の中央が最も深く、リブ部12aに近づくに従って浅くなる形状とされている。
外方部材1の車体取付用のフランジ13も、図2に示すように円周方向の複数箇所に切欠状凹み部19を有し、上記フランジ13は、上記切欠状凹み部19の間の部分からなる複数本の放射状のリブ13aにより、外周部分が形成されている。各リブ13aに上記ボルト挿通孔26が設けられる。
図1において、内方部材2におけるハブ輪4のアウトボード側の端面には、上記ブレーキロータ(図示せず)の内径面を案内するブレーキパイロット部16が突出して設けられている。このブレーキパイロット部16からさらに突出して、前記ホイール(図示せず)を案内するホイールパイロット部17が設けられている。ホイールパイロット部17は、軽量化のため、円周方向に間隔を開けて並ぶ複数個の分割パイロット部に分割されている。
ハブ輪4のアウトボード端面の中央には、軽量化のための凹部20が、軌道面2aの軸方向位置付近の深さまで設けられている。凹部20は、ハブ輪4のアウトボード側部分がカップ状となる断面形状に形成されている。
この構成の車輪用軸受装置によると、ハブ輪4の車輪取付用フランジ12に上記切欠状凹み部18を設けたため、車輪用軸受装置の軽量化が図れる。切欠状凹み部18は、必要強度を確保した上で、車輪取付用のフランジ12に設けられた複数のボルト孔14の配列のピッチ円PCDよりも内径側まで凹むものとすることが可能である。このように深く切欠状凹み部18を形成することで、できるだけ無駄な材料を省いて軽量化を高度に図ることができる。
また、外方部材1のアウトボード端1cを、軌道面1aの近傍で切り落とした位置となるように外方部材1を形成したため、シール芯金8を配置する軸方向空間を、外方部材1の端部1cと車輪取付用のフランジ12との間に広く確保でき、かつこれと同時に軽量化を達成することができる。
すなわち、この実施形態におけるように、アンギュラ玉軸受型であると接触角が生じるため、背面合わせの場合に、外方部材1のアウトボード側の軌道面1aは、この軌道面1aを形成する円周溝の溝底付近までのもので済む。外方部材1のアウトボード側の端部1cは、軌道面1aの必要な幅が確保できれば良く、それよりも長くする強度上の必要性はない。シールを従来のように外方部材の内径面に嵌合させる場合は、外方部材を軌道面よりも長くする必要があるが、この実施形態のように外方部材1の外周にシール芯金8を嵌合させる構成では、外方部材1をアウトボード側に長く突出させる必要はない。このような強度上の不要部分を除くことで、軽量化が得られる。
アウトボード側のシール7は、外方部材1の外周に嵌合させたシール芯金8とこのシール芯金8に固着された弾性体9とで構成したため、外方部材1の外径寸法を小さくしても、シール7の軸受径方向の断面高さを十分に確保することができる。外方部材1のアウトボード端1cを上記のように短くしたため、このような外方部材1の外周に嵌合させたシール芯金8を用いることが可能になる。これにより、軽自動車等の転動体3の径が小さな車輪用軸受装置においても、シール7の断面高さを十分に確保できる。そのため、形状や精度上で無理なくシール7が設計できて、簡易な構成のシール7で優れた密封性能を得ることができる。したがって、シール7の設置上で外方部材1を大径化する必要がなくて、軽量化と密封性能とが両立でき、またコスト低下にもつながる。
図3は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、図1,図2に示す第1の実施形態において、外方部材1のシール7における弾性体9が摺接するスリンガ25を、内方部材2のハブ輪4の外周に嵌合させたものである。スリンガ25は、金属板のプレス成形品等からなり、円筒部25aと立板部25bとからなる断面L字状とされている。スリンガ25の材質としては、ステンレス鋼等の錆の発生し難い材質が選定され、あるいは鋼板に防錆用の表面処理を施したものが用いられる。シール7の弾性体9は、上記2つのシールリップ9a,9bよりも外側に位置するサイド側のシールリップ9cを有し、このサイド側シールリップ9cがスリンガ25の立板部25b接する。ラジアル側の上記シールリップ9a,9bは、スリンガ25の円筒部25aに接する。
この構成のようにスリンガ25を設けると、内方部材2におけるシール摺動面がスリンガ25となるため、スリンガ25に錆の発生し難い材質や表面処理がなされたものを用いることで、耐発錆性を向上させることができる。また、この実施形態におけるような断面L字状のスリンガ25を設けると、シール7に対して、限られた空間内で径方向面と軸方向面とを得て、シール7を接触させることができ、漏れ経路が長くできると共に、弾性体9のシールリップの数を増やすことが容易となり、シール性をより一層向上させることができる。この実施形態におけるその他の構成,効果は、第1の実施形態と同様である。
なお、前記各実施形態では、いずれもハブ輪4の外周にアウトボード側の軌道面2aを形成したが、別体の内輪(図示せず)をハブ輪に圧入し、その内輪の外周にアウトボード側の軌道面を形成しても良い。転動体5は、ボールの他に、円すいころであっても良い。また、前記各実施形態では、従動輪タイプを示したが、駆動輪タイプであっても良い。
この発明の第1の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 同車輪用軸受装置をインボード側から見た概略側面図である。 この発明の他の実施形態にかかる車輪用軸受装置の断面図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1…外方部材
1a,1b…軌道面
1c…アウトボード側の端部
2…内方部材
2a,2b…軌道面
3…転動体
4…ハブ輪
5…内輪
7…シール
8…シール芯金
9…弾性体
9a〜9c…リールリップ
12…車輪取付用のフランジ
13…車体取付用のフランジ
14…ボルト孔
18…切欠状凹み部
25…スリンガ
PCD…ピッチ円

Claims (5)

  1. アウトボード側端の外周に車輪取付用のフランジを有するハブ輪、および前記ハブ輪のインボード側端の外周に嵌合した内輪からなる内方部材と、この内方部材に形成された複列の軌道面に対向する複列の軌道面を有する外方部材と、両列の対向する軌道面間に介在した複列の転動体とを有し、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受装置であって、 前記車輪取付用のフランジが、円周方向の複数箇所に切欠状凹み部を有し、
    前記外方部材のアウトボード側端が、内方部材の軌道面のアウトボード側縁よりもインボード側に位置するものとし、
    前記外方部材と内方部材間の軸受空間のアウトボード側端を密封するシールを、前記外方部材のアウトボード側端の外周に嵌合させた環状のシール芯金と、このシール芯金に固着されて前記内方部材の外周に摺接するゴム状の弾性体とで構成したことを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 請求項1において、前記複列の軌道面および転動体が、背面合わせのアンギュラ玉軸受型のものである車輪用軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記切欠状凹み部は、前記車輪取付用のフランジに設けられた複数のボルト孔の配列のピッチ円よりも内径側まで凹むものとした車輪用軸受装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記外方部材の弾性体が摺接するスリンガを、前記内方部材の外周に嵌合させた車輪用軸受装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記内方部材の外周に形成された複列の軌道面のうち、アウトボード側の軌道面がハブ輪に直接形成された車輪用軸受装置。
JP2004198854A 2003-07-25 2004-07-06 車輪用軸受装置 Pending JP2005061616A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003280447 2003-07-25
JP2004198854A JP2005061616A (ja) 2003-07-25 2004-07-06 車輪用軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198854A JP2005061616A (ja) 2003-07-25 2004-07-06 車輪用軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005061616A true JP2005061616A (ja) 2005-03-10

Family

ID=34380111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004198854A Pending JP2005061616A (ja) 2003-07-25 2004-07-06 車輪用軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005061616A (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273246A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Jtekt Corp ハブユニット
EP1759882A2 (en) * 2005-08-31 2007-03-07 JTEKT Corporation Wheel hub rolling element bearing assembly with sealing arrangement
JP2007069838A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Jtekt Corp 転がり軸受装置
WO2007049437A1 (ja) * 2005-10-27 2007-05-03 Ntn Corporation 車輪用軸受装置
JP2007113719A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2007113718A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2007132454A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2007315508A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Ntn Corp 車輪用軸受装置
WO2007138740A1 (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Ntn Corporation 車輪用軸受装置
JP2007333081A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2007333082A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Ntn Corp 車輪用軸受装置
WO2008059615A1 (fr) * 2006-11-14 2008-05-22 Ntn Corporation Dispositif de palier pour véhicule
WO2008059617A1 (fr) * 2006-11-14 2008-05-22 Ntn Corporation Dispositif de palier pour roue
JP2008121838A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2008157328A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2008157367A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2008175395A (ja) * 2008-02-04 2008-07-31 Ntn Corp 車輪用軸受装置
WO2009057269A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Ntn Corporation 車輪用軸受装置
JP2009108952A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2009121505A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2009144792A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Ntn Corp 車輪用軸受装置
US7708467B2 (en) * 2006-04-12 2010-05-04 Ntn Corporation Vehicle wheel bearing apparatus
US8092095B2 (en) 2005-05-12 2012-01-10 Ntn Corporation Wheel support bearing assembly
JP2012184848A (ja) * 2012-04-25 2012-09-27 Ntn Corp 車輪用軸受装置
US9534635B2 (en) 2005-10-04 2017-01-03 Ntn Corporation Wheel bearing apparatus

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273246A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Jtekt Corp ハブユニット
US8092095B2 (en) 2005-05-12 2012-01-10 Ntn Corporation Wheel support bearing assembly
EP1759882A2 (en) * 2005-08-31 2007-03-07 JTEKT Corporation Wheel hub rolling element bearing assembly with sealing arrangement
US7614795B2 (en) 2005-08-31 2009-11-10 Jtekt Corporation Rolling bearing assembly
EP1759882A3 (en) * 2005-08-31 2009-03-25 JTEKT Corporation Wheel hub rolling element bearing assembly with sealing arrangement
JP2007069838A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Jtekt Corp 転がり軸受装置
US9534635B2 (en) 2005-10-04 2017-01-03 Ntn Corporation Wheel bearing apparatus
US9797453B2 (en) 2005-10-04 2017-10-24 Ntn Corporation Wheel bearing apparatus
JP2007113718A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2007113719A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ntn Corp 車輪用軸受装置
EP1947355A4 (en) * 2005-10-27 2010-07-28 Ntn Toyo Bearing Co Ltd BEARING DEVICE FOR WHEEL
EP1947355A1 (en) * 2005-10-27 2008-07-23 Ntn Corporation Bearing device for wheel
WO2007049437A1 (ja) * 2005-10-27 2007-05-03 Ntn Corporation 車輪用軸受装置
US7832941B2 (en) 2005-10-27 2010-11-16 Ntn Corporation Bearing apparatus for a wheel of vehicle
JP2007132454A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP4697792B2 (ja) * 2005-11-11 2011-06-08 Ntn株式会社 車輪用軸受装置
US7708467B2 (en) * 2006-04-12 2010-05-04 Ntn Corporation Vehicle wheel bearing apparatus
US7641394B2 (en) 2006-05-26 2010-01-05 Ntn Corporation Bearing apparatus for a wheel of vehicle
JP2007315508A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Ntn Corp 車輪用軸受装置
WO2007138740A1 (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Ntn Corporation 車輪用軸受装置
JP2007333082A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2007333081A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Ntn Corp 車輪用軸受装置
US9097284B2 (en) 2006-11-14 2015-08-04 Ntn Corporation Wheel bearing apparatus for a vehicle
US7862242B2 (en) 2006-11-14 2011-01-04 Ntn Corporation Wheel bearing apparatus for a vehicle
JP2008121838A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2008121839A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Ntn Corp 車輪用軸受装置
WO2008059617A1 (fr) * 2006-11-14 2008-05-22 Ntn Corporation Dispositif de palier pour roue
WO2008059615A1 (fr) * 2006-11-14 2008-05-22 Ntn Corporation Dispositif de palier pour véhicule
JP2008157328A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2008157367A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2009108952A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Ntn Corp 車輪用軸受装置
WO2009057269A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Ntn Corporation 車輪用軸受装置
JP2009121505A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2009144792A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2008175395A (ja) * 2008-02-04 2008-07-31 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2012184848A (ja) * 2012-04-25 2012-09-27 Ntn Corp 車輪用軸受装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1770296B1 (en) Vehicle bearing device
JP4371429B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP4466112B2 (ja) 車輪支持用転がり軸受ユニット
US9534635B2 (en) Wheel bearing apparatus
US6715926B2 (en) Wheel bearing assembly
JP5311649B2 (ja) 環状密封装置
EP1795788B1 (en) A bearing for a wheel of vehicle
US7648284B2 (en) Bearing apparatus for a wheel of vehicle
JP5836584B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP4484104B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP5676289B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP4526998B2 (ja) 駆動車輪用軸受装置
EP1623846A1 (en) Tapered roller bearing device for wheel
EP2103451A1 (en) Wheel supporting device
US8840313B2 (en) Bearing apparatus for a wheel of vehicle
US7648283B2 (en) Bearing apparatus for a wheel of vehicle
US20040017048A1 (en) Wheel support bearing assembly
KR101484812B1 (ko) 휠 베어링 유닛
JP5109369B2 (ja) 車輪用転がり軸受装置
US20130127119A1 (en) Sealing assembly for rolling bearings
JP2009150437A (ja) 車輪用軸受装置
EP2980432B1 (en) Wheel bearing device
US8021054B2 (en) Wheel bearing apparatus for a vehicle
JP4873606B2 (ja) 車輪用軸受装置
WO2013141319A1 (ja) 車輪用軸受装置