JP2005057683A - 無線通信機器およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
提供する。
【解決手段】 無線通信部12が他の無線通信機器から受信したデータが、無線通信機器
が設置されている設置位置情報である場合に、CPU11が、この設置位置情報を利用し
た位置情報ディレクトリCを記憶部13に作成させる。他の無線通信機器から受信したデ
ータは、次に位置情報を受信するまでは、記憶部13上に作成された位置情報ディレクト
リCに格納される。
【選択図】 図1
Description
機器に関する。
リア(以下、「エリア」という)毎に、公衆向け情報メッセージをユーザに対して無料で
送付するシステムが存在する。また、このような情報メッセージ送付システムでは、個々
に送受信する音声データや情報メッセージとは別に、位置情報といわれるエリア毎に所有
するパラメータが存在し、このパラメータを各システムから取得することにより、無線通
信機器は現在の位置を自動認識することができる。
信機器においては、各エリア毎に所有されるパラメータである位置情報を活用し、メッセ
ージのエリア別の自動格納、新規エリアを検出したときの新規ディレクトリの自動構築、
構築された新規ディレクトリのディレクトリ名称の付加、又は位置情報の変化を記録し、
移動先エリアにリンクする公衆向け情報メッセージの最優先処理などを行うことがなされ
ている(例えば、特許文献1,2参照)。
ることが必要となる。しかしながら、上述した従来の無線通信機器では、以下のような問
題がある。
ーザであるデータ受信側の無線通信機器は通常、個人の所有物であり、記憶したデータを
その個人が読み出すような利用シーンにおいては、送信側が指定するディレクトリ名やフ
ァイル名が受信側で重複したり、まぎらわしい表記であったりするなど、ユーザにそのデ
ータが何かを想起させるのが困難だったりする問題があった。
る手法も考えられるが、この場合、位置情報を持たないサービスは受信できないこととな
ってしまう。
かし、受信データの数が膨大であれば、その都度ユーザはディレクトリやファイル名を指
定せねばならず、ユーザに非常な負担をかけることとなる。
する方法も考えられるが、この手法ではデータを読み出す際に、どれが何のデータなのか
分かりにくくなるという問題がある。
受信するような場面において、位置情報を基に受信するファイルの整理を容易にする無線
通信機器及びこの制御方法を提供することを目的とする。
信機器と位置情報を持たない第2の無線通信機器の間で無線通信が可能な通信手段と、こ
の通信手段を介して受信したデータが所定のディレクトリに分類されて記録される記録手
段と、前記第1の無線通信機器から受信したデータは、前記第1の無線通信機器より受信
した前記位置情報に対応して作成されたディレクトリに記録し、前記第2の無線通信機器
から受信したデータは、前回受信したデータが記録されたディレクトリに記録する記録制
御手段とを具備したこと特徴としている。
置情報を持たない第2の無線通信機器の間で無線通信が可能な通信手段を有する無線通信
機器の制御方法において、この通信手段を介して受信したデータを所定のディレクトリに
分類して記録し、前記第1の無線通信機器から受信したデータは、前記第1の無線通信機
器より受信した前記位置情報に対応して作成されたディレクトリに記録し、前記第2の無
線通信機器から受信したデータは、前回受信したデータが記録されたディレクトリに記録
することを特徴としている。
受信するような場面において、位置情報を基に受信するファイルの整理が容易となる。
以下に、本発明による無線通信機器の第1の実施の形態を図1乃至図3を参照して説明
する。
g Unit)11と、無線通信部12と、記憶部13と、出力部14と入力部15とで
構成される。ここでCPU11は、無線通信部12と記憶部13と出力部14と入力部1
5とに接続されている。
器1全体の制御を行うものである。具体的には、無線通信部12へコマンドを送出したり
、無線通信部12からの応答や無線通信部12が受信した他の無線通信機器からのデータ
を受けたりする。また、無線通信部12から得た受信データを記憶部13に保存したり、
出力部14へ出力するなどの制御を行う。更に、入力部15からの指示を受けて命令を実
行する。
uetoothやIEEE802.11bなどの無線通信規格準拠モジュール等である。
持する。記憶部13は、例えばハードディスクドライブやDVD−RAM、メモリーチッ
プ、又はこれらの組み合わせ等である。
クトリによって階層化され、保存ファイルはディレクトリパスとファイル名によって一意
に決定できる。
14は、例えば液晶ディスプレイやスピーカ又はこれらの組み合わせ等である。
分である。入力部15は、例えばキーボードやボタンスイッチ、マイクロフォン又はこれ
らの組み合わせ等である。
乃至図3を用いて詳細に説明する。
御方法を表すフローチャートである。
変化を示した図である。
器1の初期化を行う(図2のステップS10)。
ディレクトリA)を新規に作成する(ステップS20)。この電源ディレクトリAは、以
後、電源が切断されるまで、この電源ディレクトリAの下にファイルやディレクトリを格
納する役目を果たす。
1に初めて電源を投入する際は勿論、一度電源を切って、再び電源を投入する際にも、以
前に作成された電源ディレクトリAとは別の電源ディレクトリAを作成する。
別がつくものであればどのような名前でも良い。即ち、日付によるもの(例えば、200
3年6月24日だとすると、「¥20030624」)、時刻によるもの(例えば、9時
30分だとすると、「¥0930」)、日付と時刻の組み合わせによるもの(例えば、6
月24日の9時30分だとすると、「¥0624−0930」)等その名前の付け方は特
に制限が無い。
ダムの文字や数字、記号又はこれらの組み合わせ(以下、「乱数」という。)を発生させ
、これを利用して電源ディレクトリAの名前を決定しても良い。
イルシステム)上であればその位置は特に限定しない。
レクトリ(暫定ディレクトリB)を作成する(ステップS30)。この暫定ディレクトリ
Bは、暫定的な保存用カレントディレクトリとしての役目を果たす。即ち、後述する位置
情報ディレクトリCが作成されるまでの間(図2のステップS100,図3−(2)参照
)、この暫定ディレクトリBの下に受信ファイルを格納する役目を果たす。
ィレクトリとして作られる。
ディレクトリであることを認識できる方が利用しやすいため、CPU11に乱数を発生さ
せてその名前を決定する方法よりも、例えば、「¥START」や「¥INIT」といっ
た予め固定の名前を用意しておき、これを用いて暫定ディレクトリの名前を決定した方が
ユーザにとっては利用しやすいと考えられる。
0)。従って、例えば、電源ディレクトリAを日付を基に作成した「20030624」
、暫定ディレクトリBを「START」とすると、無線通信機器1の電源を投入するだけ
で、記憶部13には図3−(1)に示すような「¥20030624¥START」とい
うディレクトリが作成され、かつ、このディレクトリがカレントディレクトリに設定され
ることとなる。
。従って、例えば、図3−(1)の状態で、無線通信機器1が、「schedule」と
いうファイルを受信したとすると、図4に示すように「「¥20030624¥STAR
T¥schedule」というファイルが作成されることとなる。
記憶部13のルートディレクトリ直下に受信データが保存されてしまうことを回避できる
。また、通信相手である他の無線通信機器が位置情報を持たない無線通信機器の場合であ
ってもデータを受信し、かつ、制御プログラムX等の他のアプリケーション等のファイル
と容易に区別することができる。
機器の探索又は他の無線通信機器からの接続要求を待つ(ステップS50)。
Inquiry動作に相当し、接続要求待ち動作は、Page_Scan動作に相当する
ものである。
様であるが、固定型であるか否かは問わない。この他の無線通信機器が固定型である場合
には、自らを「固定型」であるとする識別情報と、後述する設置場所情報を持つ。
。この通信接続の確立は、どちらの側からの通信接続要求であっても構わない。即ち、無
線通信機器1から通信接続を要求した場合であっても良いし、通信相手である他の無線通
信機器からの通信接続要求であっても良い。
/Page_Scan動作およびそれに続くLink Controller層での物理
リンク確立、さらにLink Manager Protocolを用いた論理リンクの
確立を経て通信リンクを確立することに相当するものである。
る(ステップS70)。この判断は、CPU11が、無線通信部12を介して通信相手の
無線通信機器より、「固定型」である旨の識別情報を獲得したか否かで行う。
o)、後述するステップS110に進む。
、更に通信相手の無線通信機器から設置場所情報を受信する(ステップS80)。
ている場所を示す位置情報であり、通常、当該通信機器の管理者により設置前に予め設定
されている情報である。具体的には、「JR東京駅北口付近」、「ABCビル6F」、「
○○自宅」、「△△株式会社受付」などの文字情報がこれに当たる。
S90)。即ち、電源ディレクトリAの直下に、ステップS80で受信した設置場所情報
の名前に基づいたディレクトリと同一の名前のディレクトリが存在するかを判断する。
のYes)、後述するステップS110に進む。
11は受信した位置情報を利用して記憶部13にディレクトリ(位置情報ディレクトリC
)を作成する(ステップS100)。この位置情報ディレクトリCは、電源ディレクトリ
Aの直下に作成する。従って、暫定ディレクトリBと同階層に作成されることとなる。
のまま利用する。従って、例えば、図3−(1)の状態、即ち、電源ディレクトリAが「
¥200306024」で、暫定ディレクトリBの名前が「START」の場合、無線通
信機器1が「JR東京駅北口付近」なる位置情報を受信したとすると、図3−(2)に示
すように、「¥20030624¥START」の他に「¥20030624¥JR東京
駅北口付近」という新たなディレクトリが作成されることとなる。
する(ステップS110)。即ち、同一名の位置情報ディレクトリCが既に存在している
場合は、CPU11はその既存の位置情報ディレクトリCをカレントディレクトリに設定
する。一方、CPU11が新規に位置情報ディレクトリCを作成した場合は、その作成し
た位置情報ディレクトリCをカレントディレクトリとして設定する。また、電源ディレク
トリA内に位置情報ディレクトリCが存在しない場合は、暫定ディレクトリBをカレント
ディレクトリとして設定する。
ステップS120)。
する場合だけでなく、通信相手側からファイル送信要求を受ける場合の双方を含む。
要求を入力する等の方式で無線通信機器1のユーザが個別に判断して、受信のトリガをか
けても良いし、制御プログラムXに特定の判定基準を盛り込んでおきCPU11により自
動的に受信するようにしても良い。
するステップS140に進む。
1は無線通信部12を介して通信相手の無線通信機器よりファイルを受信し、記憶部13
へ保存する(ステップS130)。
イルでも良い。また、受信ファイル自体がディレクトリ構造を持った複数のファイルでも
良い。
Hyper Text Markup Language)ファイルであっても良いし、
GIF(Graphics Interchange Format)等の画像ファイル
であっても良いし、ドキュメントファイルであっても良い。そして、本実施の形態におい
ては、保存するデータのファイル名は、通信相手から受信したファイル名をそのまま利用
し、無線通信機器1自身が受信ファイルの名前を変換することはない。
レクトリに保存される。
30624¥JR東京駅北口付近」であるときに、「朝刊ニュース」なる名前のファイル
を受信したとすると、図3−(3)に示すように「¥20030624¥JR東京駅北口
付近¥朝刊ニュース」というファイルが記憶部13上に保存される。
受信したデータと同じディレクトリである「¥20030624¥JR東京駅北口付近」
というディレクトリ直下にファイルを保存する。即ち、無線通信機器1が位置情報を受信
しないまま、次のファイル、例えば、“setup”と“data”からなる「tool
」というファイルを受信したとすると、図3−(4)に示すように、「¥2003062
4¥JR東京駅北口付近¥tool」というファイルが記憶部13上に保存されることと
なる。
テップS140)。この通信切断の判断は、上記ステップS120におけるファイル受信
と同様、無線通信機器1のユーザが個別に判断して、通信切断のトリガをかけても良いし
、制御プログラムXに設定された特定の判断基準を用いて、CPU11により自動的に通
信切断をするように設定しても良い。
して通信切断を要求する場合だけでなく、通信相手の無線通信機器からの通信切断要求や
、通信環境の劣化等に起因する等の不意の通信切断も含まれる。
たステップS120に戻り、再度ファイルを受信するか否かを判断することとなる。
の通信接続を切断する(ステップS150)。
)。ここでいう電源切断の判断とは、無線通信機器1のユーザにより、例えば、入力部1
5を介して電源切断が入力されたことにより電源切断が判断された場合だけでなく、バッ
テリ残量不足による無線通信機器1の自動の電源切断の場合も含まれる。
o)、前述のステップS50に戻り、無線通信機器1が通信可能な他の無線通信機器の探
索や他の無線通信機器からの接続要求を待つこととなる。
無線通信機器1の電源の切断を行い(ステップS170)、本発明の実施の形態に係る全
ての処理が終了する。
に位置情報ディレクトリCを作成し、この作成以降、次の位置情報を取得するまでは、当
該作成した位置情報ディレクトリCの下に受信データを格納するように無線通信機器1を
制御することで以下のような効果がある。
でユーザが効率的に認識することが可能な場所へ保存することができる。
沿った区別が容易になる。
ィレクトリ直下に受信データファイルが保存されてしまうことを回避でき、他のシステム
ファイルとの混同によるファイルの所在確認の効率悪化を防止できる。
以下に、本発明による無線通信機器の第2の実施の形態を図1及び図4乃至図9を用い
て説明する。
の制御方法を表すフローチャートである。この第2の実施の形態の各ステップについて、
図2に示す第1の実施の形態の制御プログラムXの制御方法の各ステップと同一部分は同
一符号で示し、その説明を省略する。
すフローチャートが、第1の実施の形態に係る無線通信機器1における制御プログラムX
の制御方法を表すフローチャートと異なる点は、図5において、ステップS90の次に往
復区別機能としてステップS91とステップS92が追加された点と、ステップS90と
ステップS100の間に更新抑制機能としてステップS95が追加された点と、ステップ
S110とステップS120の間に強制更新機能としてステップS111〜ステップS1
13が追加された点とステップS150とステップS160の間に空ディレクトリ削除機
能としてステップS151が追加されたことである。以下これら4つの機能について説明
する。
いても、当該既存のディレクトリが作成された時間から所定の時間(往復区別時間T1)
を経過していると判断した場合には、新たに別のディレクトリを作成する機能である。
図5のステップS90のYesの場合、即ち、受信した設置場所情報と同一名の位置情報
ディレクトリCが存在する場合には、CPU11は、その既存の位置情報ディレクトリC
が作成された時間からステップS90に至るまでの所定の経過時間(例えば、各々の位置
情報の受信時刻の差)を計算し、その経過時間と往復区別時間T1との大小を判断する(
ステップS91)。
ステップS91のNo)、ステップS110に進み、既存の位置情報ディレクトリCをカ
レントディレクトリに設定する。
テップS91のYes)、ステップS80で受信した設置場所情報を基に位置情報ディレ
クトリCを作成し(ステップS92)、その作成した位置情報ディレクトリCをカレント
ディレクトリに設定する(ステップS110)。
報ディレクトリの作成と異なる点は、そのディレクトリの名前のつけ方である。即ち、ス
テップS100では、設置場所情報がそのまま位置情報ディレクトリCの名前となってい
たが、ステップS92の場合は、この方法を採用すると、同一名のディレクトリが重複し
てしまうため、これと区別でき、かつ、設置場所情報を利用した名前を決定する。
し、更に、位置情報ディレクトリCの名前のつけ方が、設置場所情報に添え字を付加した
形式で作成されるように設定してある場合、図4の状態から、その後に設置場所情報とし
て「JR東京駅北口付近」を受信し、次に、「朝刊ニュース」、更に“setup”と“
data”からなる「tool」というファイルを受信したとすると、各ファイルが往復
区別時間T1である2時間を越えない範囲で受信していた場合は、図6−(1)に示すよ
うに「¥20030624¥START¥dchedule」、「¥20030624¥
JR東京駅北口付近¥朝刊ニュース」、「¥20030624¥JR東京駅北口付近¥t
ool」という3つのファイルが記憶部13に作成されることとなる。
2時間を上回る3時間を経過した後に「tool」を受信した場合は、図6−(2)に示
すように、「¥20030624¥START¥JR東京駅北口付近−(2)」というデ
ィレクトリが自動的に記憶部13に作成され、「tool」はこのディレクトリに保存さ
れることとなる。
達し、また、自宅に戻ってくるような場合、往復区別時間T1を経過していれば、往路に
おいて受信したファイルと復路において受信したファイルが異なるディレクトリに保存さ
れることとなり、更に受信したファイルの区別が容易になる。
クトリを作成した時間から所定の時間(更新抑制時間T2)を経過していない場合には、
新たなディレクトリの作成を抑制する機能である。
図5のステップS90のNoの場合、即ち、受信した設置場所情報と同一名の位置情報デ
ィレクトリCが存在していない場合には、CPU11は、最後に作成したディレクトリの
時間からステップS90に至るまでの所定の経過時間(例えば、各々の位置情報の受信時
刻の差)を計算し、その経過時間と更新抑制時間T2の大小を判断する(ステップS95
)。
T2を経過していると判断した場合には(ステップS95のYes)、通常通り、ステッ
プS100に進み、受信した設置場所情報を基に新たな位置情報ディレクトリCを作成す
る。
を経過していないと判断した場合には(ステップS95のNo)、ステップS100を実
施せず、ステップS110に進み、既に設定されているカレントディレクトリを引き続き
保存用のカレントディレクトリに設定する(ステップS110)。
した場合、図4の状態から、その後に設置場所情報として「JR東京駅北口付近」を受信
し、更に「朝刊ニュース」ファイルを受信した後、次に設置場所情報として「ABCビル
6F」を受信し、更に“setup”と“data”からなる「tool」というファイ
ルを受信したとすると、各設置場所情報が更新抑制時間T2である10分を越えて受信し
ていた場合は、図7−(1)に示すように「¥20030624¥START¥dche
dule」、「¥20030624¥JR東京駅北口付近¥朝刊ニュース」、「¥200
30624¥ABCビル6F¥tool」という3つのファイルが記憶部13に作成され
ることとなる。
ちに受信していた場合は、図7−(2)に示すように、「¥20030624¥ABCビ
ル6F」なるディレクトリは作成されず、「tool」は「¥20030624¥JR東
京駅北口付近」に格納されることとなる。
い距離にあるような場合、カレントディレクトリが頻繁に更新されることが無くなり、不
要なディレクトリの作成が無くなり、これによりファイルの整理や検索が容易になる。
レクトリを作成した時間から所定の時間(強制更新時間T3)を経過した場合には、強制
的に新たなディレクトリを作成する機能である。
図5のステップS110を実施した後、CPU11は、最後に作成したディレクトリの時
間からステップS110に至るまでの経過時間を計算し、その経過時間と強制更新時間T
3の大小を判断する(ステップS111)。
T3を経過していないと判断した場合には(ステップS111のNo)、通常通り、ステ
ップS120に進み、CPU11は通信相手からファイルを受信するか否かの判断を行う
。
を経過していると判断した場合には(ステップS111のYes)、位置情報ディレクト
リCを作成する(ステップS112)。そして、この作成した位置情報ディレクトリCを
カレントディレクトリに設定する(ステップS113)。
報ディレクトリの作成と異なる点はステップS91がステップS100と異なるのと同じ
であるため、この説明は省略する。
、更に、位置情報ディレクトリCの名前のつけ方が、設置場所情報に添え字を付加した形
式で作成されるように設定してある場合、図4の状態から、その後に設置場所情報として
「JR東京駅北口付近」を受信し、更に「朝刊ニュース」ファイルを受信した後、次に設
置場所情報として「ABCビル6F」を受信し、この受信から1時間以内に、更に“se
tup”と“data”からなる「tool」というファイルを受信した場合は、図8−
(1)に示すように「¥20030624¥START¥dchedule」、「¥20
030624¥JR東京駅北口付近¥朝刊ニュース」、「¥20030624¥ABCビ
ル6F¥tool」という3つのファイルが記憶部13に作成されることとなる。
受信から1時間を経過した1時間30分後に受信したような場合は、図8−(2)に示す
ように、新たに「¥20030624¥ABCビル6F−(2)」なるディレクトリが作
成され、「tool」はこのディレクトリに格納されることとなる。
設置場所情報を受信しないような場合でも、1つの位置情報ディレクトリCの下に数多く
のファイルが受信され、結果としてファイの整理や検索が困難になる弊害を防止すること
が出来る。また、同一の名前を持ちながら内容が更新されているようなファイル(例えば
、朝早く受信した株式情報ファイルと、夕方に受信した株式情報ファイル等)では、ユー
ザに上書き許可を求めたり、別名保存を促したりすることがなくなり、無線通信機器1の
操作性が向上する。
ィレクトリであるディレクトリの中に何ら受信ファイルが存在しない、いわゆる空のディ
レクトリの場合には、その空のディレクトリ自体を削除する機能である。
レクトリが空のディレクトリ(空ディレクトリ)である場合は、その空ディレクトリを削
除してステップS160に進むこととなる。
、その後に設置場所情報として「JR東京駅北口付近」を受信し、更に「朝刊ニュース」
ファイルを受信し、更に“setup”と“data”からなる「tool」というファ
イルを受信し、次に設置場所情報として「ABCビル6F」を受信し、次に、設置場所情
報として「○○自宅」を受信し、そして「夕刊ニュース」というファイルを受信し、次に
、設置場所情報として「△△株式会社」を受信し、そして「メール1」と「メール2」の
ファイルを受信した場合には、図9−(1)に示すように「¥20030624¥STA
RT¥dchedule」、「¥20030624¥JR東京駅北口付近¥朝刊ニュース
」、「¥20030624¥JR東京駅北口付近¥tool」、「¥20030624¥
ABCビル6F」、「¥20030624¥○○自宅¥夕刊ニュース」、「¥20030
624¥△△株式会社¥メール1」、「¥20030624¥△△株式会社¥メール2」
なるファイル又はディレクトリが作成されることとなる。
」は何らファイルを受信していないため、このディレクトリは削除され、結局図9−(2
)に示すように「¥20030624¥START¥dchedule」、「¥2003
0624¥JR東京駅北口付近¥朝刊ニュース」、「¥20030624¥JR東京駅北
口付近¥tool」、「¥20030624¥○○自宅¥夕刊ニュース」、「¥2003
0624¥△△株式会社¥メール1」、「¥20030624¥△△株式会社¥メール2
」なるファイルが作成されることとなる。
整理でき、記憶部13を効率よく利用することが可能となる。
め、この4つの中の任意の数の機能を追加することが可能となる。即ち、上述した往復区
別機能、更新抑制機能、強制更新機能、空ディレクトリ削除機能の4つを全て追加しても
良いし、任意の1つ又は2つあるいは3つの機能を選択して追加しても良い。
11 CPU
12 無線通信部
13 記憶部
14 出力部
15 入力部
A 電源ディレクトリ
B 暫定ディレクトリ
C 位置情報ディレクトリ
X 制御プログラム
T1 往復区別時間
T2 更新抑制時間
T3 強制更新時間
Claims (14)
- 位置情報を持った第1の無線通信機器と位置情報を持たない第2の無線通
信機器の間で無線通信が可能な通信手段と、
この通信手段を介して受信したデータが所定のディレクトリに分類されて記録される記
録手段と、
前記第1の無線通信機器から受信したデータは、前記第1の無線通信機器より受信した前
記位置情報に対応して作成されたディレクトリに記録し、前記第2の無線通信機器から受
信したデータは、前回受信したデータが記録されたディレクトリに記録する記録制御手段
と、
を具備したこと特徴とする無線通信機器。 - 前記位置情報に対応して作成されたディレクトリは、前記無線通信機器へ
の電源投入の際に、前記位置情報に対応して作成されたディレクトリの1つ親のディレク
トリを作成した後に、このディレクトリの1つ子のディレクトリとして作成されることを
特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。 - 前記第2の無線通信機器から受信したデータは、前記位置情報に対応して
作成されたディレクトリが作成される前は、予め設定された情報に対応して作成されたデ
ィレクトリに記録されること、
を特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。 - 前記記録制御手段は第1の前記位置情報と第2の前記位置情報の内容が同
一で、かつ、各々の受信時刻の差が一定時間以上の場合には、前記第1の無線通信機器か
ら受信したデータは、既存のディレクトリと異なり、かつ、前記位置情報に対応して作成
されたディレクトリに記録し、前記第2の無線通信機器から受信したデータは、前回受信
したデータが記録されたディレクトリに記録すること、
を特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。 - 前記記録制御手段は第1の前記位置情報と第2の前記位置情報の受信時刻
の差が一定時間以下の場合には、前記第2の前記位置情報に対応して作成されたディレク
トリは作成せず、前記第1の無線通信機器から受信したデータと前記第2の無線通信機器
から受信したデータは、前回受信したデータが記録されたディレクトリに記録すること、
を特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。 - 前記記録制御手段は第1の前記位置情報を受信してから一定時間以上経過
しても第2の前記位置情報を受信しない場合には、前記第1の無線通信機器から受信した
データは、既存のディレクトリと異なり、かつ、前記第1の無線通信機器より受信した前
記位置情報に対応して作成されたディレクトリに記録し、前記第2の無線通信機器から受
信したデータは、前回受信したデータが記録されたディレクトリに記録すること、
を特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。 - 前記第1の無線通信機器との通信を切断した際に、既存の前記位置情報に
対応して作成されたディレクトリが空のディレクトリである場合に、前記空のディレクト
リを削除する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。 - 位置情報を持った第1の無線通信機器と位置情報を持たない第2の無線通
信機器の間で無線通信が可能な通信手段を有する無線通信機器の制御方法において、
この通信手段を介して受信したデータを所定のディレクトリに分類して記録し、
前記第1の無線通信機器から受信したデータは、前記第1の無線通信機器より受信した前
記位置情報に対応して作成されたディレクトリに記録し、前記第2の無線通信機器から受
信したデータは、前回受信したデータが記録されたディレクトリに記録すること
を特徴とする無線通信機器の制御方法。 - 前記位置情報に対応して作成されたディレクトリは、前記無線通信機器へ
の電源投入の際に、前記位置情報に対応して作成されたディレクトリの1つ親のディレク
トリを作成した後に、このディレクトリの1つ子のディレクトリとして作成されるステッ
プを備えたことを特徴とする請求項8に記載の無線通信機器の制御方法。 - 前記第2の無線通信機器から受信したデータは、前記位置情報に対応し
て作成されたディレクトリが作成される前は、予め設定された情報に対応して作成された
ディレクトリに記録されること、
を具備したことを特徴とする請求項8に記載の無線通信機器の制御方法。 - 第1の前記位置情報と第2の前記位置情報の内容が同一で、かつ、各々
の受信時刻の差が一定時間以上の場合には、前記第1の無線通信機器から受信したデータ
は、既存のディレクトリと異なり、かつ、前記位置情報に対応して作成されたディレクト
リに記録し、前記第2の無線通信機器から受信したデータは、前回受信したデータが記録
されたディレクトリに記録すること、
を特徴とする請求項8に記載の無線通信機器の制御方法。 - 前記記録制御ステップは第1の前記位置情報と第2の前記位置情報の受
信時刻の差が一定時間以下の場合には、前記第2の前記位置情報に対応して作成されたデ
ィレクトリは作成せず、前記第1の無線通信機器から受信したデータと前記第2の無線通
信機器から受信したデータは、前回受信したデータが記録されたディレクトリに記録する
こと、
を具備したこと特徴とする請求項8に記載の無線通信機器の制御方法。 - 前記記録制御ステップは第1の前記位置情報を受信してから一定時間以
上経過しても第2の前記位置情報を受信しない場合には、前記第1の無線通信機器から受
信したデータは、既存のディレクトリと異なり、かつ、前記第1の無線通信機器より受信
した前記位置情報に対応して作成されたディレクトリに記録し、前記第2の無線通信機器
から受信したデータは、前回受信したデータが記録されたディレクトリに記録すること、
を特徴とする請求項8に記載の無線通信機器の制御方法。 - 前記第1の無線通信機器との通信を切断した際に、既存の前記位置情報
に対応して作成されたディレクトリが空のディレクトリである場合に、前記空のディレク
トリを削除することを特徴とする請求項8に記載の無線通信機器の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003289205A JP2005057683A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 無線通信機器およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003289205A JP2005057683A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 無線通信機器およびその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005057683A true JP2005057683A (ja) | 2005-03-03 |
JP2005057683A5 JP2005057683A5 (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=34367613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003289205A Pending JP2005057683A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 無線通信機器およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005057683A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008018533A (ja) * | 2006-06-16 | 2008-01-31 | Seiko Epson Corp | 印刷装置 |
-
2003
- 2003-08-07 JP JP2003289205A patent/JP2005057683A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008018533A (ja) * | 2006-06-16 | 2008-01-31 | Seiko Epson Corp | 印刷装置 |
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