JP2005045691A - 圧電振動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
耐衝撃性に優れた信頼性の高い圧電振動装置を提供する。
【解決手段】
筐体12の主面上において、支柱14A,14Bによって、圧電振動板16,24の中心が支持されており、前記筐体12の主面に対して略平行となっている。前記圧電振動板24の両端側には、ヤング率2GPa以下のスペーサ34A,34Bが設けられており、圧電振動板16と24との接触による破損を防止する。また、筐体12の主面上には、前記スペーサ34A,34Bと対応する位置に、他のスペーサ32A,32Bが設けられており、筐体12主面との接触による圧電振動板24の破損を防止する。このように、圧電振動板16,24の振幅を規制することにより、衝撃が加えられたときでも、圧電振動板16,24の割れや曲がりが防止され、耐衝撃性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、筐体振動型の平面状のスピーカやレシーバなどの音響変換電子機器や、バイブレータなどの振動変換電子機器に利用される圧電振動装置に関するものであり、更に具体的には、耐衝撃性,実装性,信頼性の改良に関するものである。
圧電素子を利用した圧電振動装置は、簡易な電気音響変換器やアクチュエータとして広く利用されており、特に最近では、携帯電話や携帯情報端末などの分野で多用されている。従来の圧電振動装置は、金属製の振動板の表面に圧電素子を貼り合わせたバイモルフ素子やユニモルフ素子の略中央部を支持部材で支持し、該片持ち梁型の圧電振動体を駆動することによって、低周波数領域での高い駆動力を得ていた(例えば、特許文献1)。
また、分布モードを発生させるために、共振周波数の異なる複数枚の圧電振動板を用いてアクチュエータを構成したものもある。例えば、パネルスピーカの圧電振動体として、特許文献2では、複数の長方形圧電振動板を1本の支柱でパネル上に略平行に支持し、前記圧電振動板の振動を支柱を介して前記パネルに伝えることで振動させ、音を発生するようにしたトランスデューサが開示されている。また、特許文献3では、周縁部に沿って弾性体を取り付けた1枚もしくは複数枚の円盤状の圧電振動板を、1本の支柱で支持した音発生装置が記載されており、音響特性の改善効果を得ている。
図10には、従来の圧電振動装置の一例が示されている。図示の圧電振動装置200は、音響パネル202上に、支柱204と圧電振動板206,212からなる圧電振動体201が固定された構造となっており、前記圧電振動板206,212は、前記支柱204によって、音響パネル202に対して略平行となるように支持されている。前記圧電振動板206は、42アロイなどの金属系材料もしくはポリエチレンテレフタラート(PET)などの樹脂材料からなる振動板208に、Ni,Pd,Agなどの電極層が表面に形成された圧電素子209,210を貼り付けたバイモルフ構造となっている。他方の圧電振動板212も同様の構成となっており、振動板214に圧電素子215,216が貼り付けられたバイモルフ構造となっている。また、前記支柱204は、ステンレスなどの金属系材料もしくはPET,アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)などの樹脂材料で成型され、音響パネル202は、例えば、ガラスやハニカム構造のアルミなどで形成されている。
前記圧電振動板206,212の各電極と振動板208,214には、例えば、導電性ペーストやハンダ218,220,224,226などによって、導線222及び228が接続されている。そして、これら導線222及び228を介して電気的信号を印加することにより、圧電振動板206,212が振動し、その振動が支柱204に伝わる。更に、該支柱204を介して圧電振動体201が固定されている音響パネル202に振動が伝わることで、音響パネル202が振動し、音を発生させる。
特開2000−224696号公報(第4〜第8図) WO01/54450国際公開公報(Fig9) 特開2000−134682号公報(第1図及び第3図)
しかしながら、以上のような背景技術には次のような不都合がある。
(1)衝撃荷重が圧電振動体に加わると、圧電振動板に過大な応力が加わり、脆弱材料である圧電素子を破壊してしまったり、支柱からの脱落,振動板曲がりなどの構造的障害を生ずる他、焦電効果による起電力発生に伴って回路へ影響を及ぼす恐れもある。また、複数枚の圧電振動板を用いる場合では、圧電振動板と筐体との接触による破壊のほかにも、各圧電振動板同士の衝突による圧電素子の破壊も生じてしまう。
(2)圧電振動板を複数用いると、錦糸線による半田付けなどの電気的接続方法や、支柱への圧電振動板の貼り付け,支柱と電気的接続端子の取り付けなどの実装方法が複雑になり、生産性の低下を招きコストが高くなる。
この発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、耐衝撃性に優れた圧電振動装置を提供することである。他の目的は、実装性の改善・信頼性の向上を図ることである。
前記目的を達成するため、本発明は、電極が形成された圧電素子によって構成した圧電振動板を、筐体に振動可能に支持した圧電振動装置であって、前記圧電振動板の略中央部に設けられており、該圧電振動板を、前記筐体の主面の一つに対して略平行となるように支持する支持手段,前記圧電振動板と前記主面との間に設けられており、これら各部間の距離よりも短い厚みを有するとともに、前記圧電振動板と前記主面との接触を防止する振幅規制手段,を備えたことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記圧電振動板が複数設けられており、前記支持手段によって互いに略平行となるように支持されるとともに、前記振幅規制手段が、前記複数の圧電振動板間に設けられ、圧電振動板同士の接触を防止することを特徴とする。好ましくは、前記振幅規制手段のヤング率が、2GPa以下であることを特徴とする。
本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1)筐体の主面の一つと圧電振動板の間,複数の圧電振動板同士の間に、振幅規制手段を設けることとしたので、大きな振幅が抑制され、圧電素子にかかる応力を緩和し、破損を防止することができる。また、複数枚の圧電振動板同士の衝突や、圧電振動板と筐体との衝突による破損も防止できるため、耐衝撃性を向上させることができる。
(2)筐体の主面の一つと圧電振動板の間,複数の圧電振動板同士の間の隙間を、加速抑制手段で満たし、該加速抑制手段を介して振動を伝達することとしたので、立ち上がりの鋭い変位を抑制することができ、圧電素子の破壊を引き起こすような荷重発生を抑制することができる。
(3)圧電振動板の両端を支柱で固定し、筐体の主面に対して略平行となるように支持することとしたので、前記圧電振動板の略中央のみを支持した片持ち梁型の構造に比べ、発生変位を抑制できるため、圧電素子の破壊を防ぐことができる。
(4)支柱を内蔵した筐体に、位置合わせ用の手段を設けた圧電振動板を入れることとしたので位置合わせが容易になるとともに、複数の圧電振動板同士を、接続端子が設けられた部材で支えることとしたので、電気的接続も含めて実装が容易となる。また、ケース構造により、取り扱いが容易になり、実装周囲への影響を考慮する必要がなくなるとともに、圧電振動板が支柱から脱落することがない。更に、前記筐体内に加速規制手段を封入することとしたので、圧電振動板の急激な変形加速を抑え、耐衝撃性を向上させることができ、同時に、変形による起電力も低減させることができる。
(5)支柱を内蔵した筐体に、位置合わせ用の手段を設けた圧電振動板を入れ、複数の圧電振動板同士を、接続端子が設けられた部材で支えるとともに、前記圧電振動板の規制を抑制するスロープを設けることとしたので、振動板曲がり,圧電体の割れなどを防ぎ、耐衝撃性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、いくつかの実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1を参照して、本発明の実施例1について説明する。図1(A)は、本実施例の外観を示す斜視図であり、その#A−#A線に沿って切断した断面を矢印方向に見た状態が、同図(B)の断面図に示されている。
同図に示すように、本実施例の圧電振動装置10は、携帯電話などの筐体(ケース)12の主面の1つに、略長方形の圧電振動板16及び24の略中央部が、支柱14A,14Bによって前記筐体12に対して略平行となるように固定されている。なお、圧電振動板16,24と支柱14A,14Bは、筐体12,支柱14A,圧電振動板24,支柱14B,圧電振動板16の順となるように重ね合わせて、接着剤などによって固定されているが、これら重なり部分を上方からビス止めあるいはネジ止めするようにしてもよい。前記支柱14A,14Bとしては、例えば、ステンレスなどの鉄系合金,真ちゅうなどの銅系合金,ポリカーボネートなどの硬質樹脂などが用いられるが、これに限定されるものではなく公知の各種の材質のものが利用できる。
前記圧電振動板16は、略長方形の振動板18の表裏に、該振動板18とほぼ同寸法であって、厚さ方向に分極した圧電素子(圧電セラミックス)20,22が貼り合わせられたバイモルフ構造となっている。これら圧電素子20,22は、圧電体の表裏両面に駆動用の電極層(図示せず)がそれぞれ形成された構成となっている。他方の圧電振動板24も同様の構成となっており、振動板26の表裏両面に圧電素子28,30が貼り合わせられたバイモルフ構造となっている。なお、圧電素子28,30についても、その表裏両面には図示しない電極層がそれぞれ形成されている。前記振動板18,26としては、例えば、42アロイや真ちゅうなどが用いられる。また、圧電素子20,22の圧電体としては、例えば、PZT(ジルコン酸チタン酸鉛)などが用いられ、電極層としては、例えば、銀,白金,パラジウムなどが用いられる。
圧電素子20の上下電極,圧電素子22の上下電極のそれぞれに電圧を印加することで、圧電素子20,22の圧電体にそれぞれ分極が施される。このようにして分極が施された圧電素子20,22を、例えば、導電性接着剤を用いて前記振動板18に貼り合わせることで圧電振動板16が得られる。なお、本例では、圧電素子20の下部電極,圧電素子22の上部電極,振動板18は共通電位となっており、必要に応じてアースされる。
更に、本実施例では、前記圧電振動板24の両端部24A,24Bには、スペーサ34A,34Bが設けられている。また、前記筐体12の主面上には、前記スペーサ34A,34Bと対応する位置に、他のスペーサ32A,32Bが設けられている。これらスペーサ32A,32B,34A,34Bは、圧電振動板16,24が、設計範囲を超えるような大きな振幅をしないように強制的に振幅を抑制するものであって、ヤング率2GPa以下の軟らかい材料によって構成されている。このようなスペーサ32A,32B,34A,34Bの材料としては、上述したヤング率を満たすものであれば、どのようなものであってもよいが、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ナイロン,合成ゴムなどのバルク材料や、ポリスチレンやメラミン樹脂などの硬い樹脂を発泡させて実質的に剛性を低下させた材料などを用いることができる。
次に、本実施例の作用を説明する。上述したバイモルフ構造の圧電振動板16,24は、一般的な圧電バイモルフとして作用して振動する。すなわち、圧電振動板16においては、各圧電素子20,22の圧電体の分極方向及び中央の電極として作用する振動板18に対する外側の電極電圧の関係により、一方の圧電素子が長手方向に伸びると、他方の圧電素子が長手方向に縮むことで、図の上下方向に屈曲変位する。圧電振動板24についても同様である。なお、圧電振動板16,24は、振動装置全体としての利得の周波数特性が平坦となるように、異なる長さに設定されている。
この場合において、本実施例では、筐体12の主面と圧電振動板24の間にスペーサ32A,32Bが設けられており、圧電振動板16,24間にもスペーサ34A,34Bが取り付けられている。このため、スペーサ32A,32B,34A,34Bの大きさや取り付ける位置などを、予め圧電振動板16,24が設計範囲を超えるような大きな振幅をしないように設定することにより、過剰な振幅を抑制することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、ヤング率2GPa以下の軟らかい材料で構成されたスペーサが、筐体12と圧電振動板24との間,圧電振動板24と圧電振動板26との間にそれぞれ設けられる。このため、圧電振動板16,24の共振周波数を大きく変えることなく過剰の振幅を抑制でき、圧電素子20,22,28,30にかかる応力を緩和し、これらの破壊が防止される。また、圧電振動板24と筐体12との接触,あるいは、圧電振動板16,24同士の接触による破損も防ぐことができ、耐衝撃性が改善されて信頼性が向上する。
次に、図2を参昭して、本発明の実施例2について説明する。同図(A)は本実施例の構成を示す斜視図であり、その#B−#B線に沿って切断した断面を矢印方向に見た状態が同図(B)に示されている。なお、上述した実施例と同一あるいは対応する構成要素には、同一の符号を用いることとする(以下の実施例についても同様)。
図2に示すように、本実施例の圧電振動装置40は、基本的には上述した実施例と同様の構成となっており、筐体12の主面上に、圧電振動板16及び24が、支柱14A,14Bによって略平行に固定されている。そして、前記筐体12の主面と圧電振動板24の間の空間と、圧電振動板16と24との間の空間には、柔軟性の弾性材料42が充填されており、この弾性材料42を介して、圧電振動板16,24の振動が筐体12に伝達される。前記弾性材料42としては、柔軟性があり、ヤング率が100MPa以下で、かつ、ポアソン比が0.45以上のものであればどのようなものであってもよいが、例えば、3次元架橋した樹脂に有機液体を膨潤させてなるゲル,具体的には、シリコーン樹脂にシリコーン油を膨潤させたシリコーンゲルなどが適している。
本実施例によれば、弾性率が極めて小さく、体積弾性率の大きな弾性材料42を介して、圧電振動板16,24の振動が筐体12に伝達される。このため、可聴音域のような比較的低周波数領域の振動に対しては減衰が小さく、衝撃変位のような立ち上がりの鋭く大きな変位に対しては、変位の加速度を抑制することができ、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。なお、前記弾性材料42は、前記空間全体に充填してもよく、また、前記空間の一部のみに充填してもよい。前記空間の一部のみに充填する場合は、組み立ての作業性が向上する。また、前記空間全体に充填する場合は、圧電振動装置の姿勢に影響されることなく、安定して加速度抑制効果が得られる。
次に、図3を参照して、本発明の実施例3について説明する。図3(A)は、本実施例の構成を示す斜視図であり、その#C−#C線に沿って切断した断面を矢印方向に見た状態が、同図(B)に示されている。上述した実施例1及び2はいずれも、略長方形の圧電振動板16,24の略中心を支柱14A,14Bで支持した構造であったが、本形態は、圧電振動板16,24の両端を支柱で固定した例である。
図3に示すように、本実施例の圧電振動装置50は、筐体12の主面に対して圧電振動板16,24が略平行となるように、支柱52,54によって前記圧電振動板16,24の両端が支持された構造となっている。前記圧電振動板16は、支柱52,54の上方に形成された段差52A,54A上に置かれ、圧電振動板24は、前記段差52A,54Aの下方に形成された嵌合部52B,54Bに嵌め込むようにして、接着剤などにより固定される。支柱52,54自体も、筐体12の主面に対して接着剤などで固定され、圧電振動板16,24の振動を筐体12に伝達する構造となっている。
前記支柱52,54としては、同質の材料(例えば、ヤング率100GPa以上の剛性の高い材料など)で形成し、双方から同じように圧電振動板16,24の振動を伝達するようにしてもよいし、一方の支柱(例えば52)を、他方の支柱(例えば54)よりも10倍以上の剛性をもつ材料で構成し、剛性の高い支柱(この場合は52)から圧電振動板16,24の振動を伝達する構成としてもよい。この場合は、剛性の高い支柱材料として、ヤング率100GPa以上の金属,例えば、ステンレスなどの鉄系材料などを用い、剛性の低い材料として、ヤング率が10GPa以下の樹脂材料,例えば、PET,ナイロンなどを用いることができる。本実施例によれば、圧電振動板16,24の両端が支柱52,54によって支持されているため、衝撃荷重が加わった場合でも、背景技術のような片持ち梁型に比べ発生変位を抑制できる。従って、圧電素子の破壊を防ぐことができるとともに、共振周波数を大きく変えることなく、不必要な大変位を抑制できる。
次に、上述した実施例1〜実施例3について、具体例を挙げて説明する。具体例1〜具体例4,比較例1〜比較例3を、以下の通りに作製し、後述する方法に従って比較試験を行った。なお、図4には、比較例の構造が示されている。図4(A)は斜視図であり、その#D−#D線に沿って切断した断面を矢印方向に見た状態が、同図(B)に示されている。同図に示す圧電振動装置60は、上述した実施例1と基本的には同様の構成となっているが、耐衝撃性の手段としてのスペーサなどは一切設けられていない。
具体例1……実施例1と同様の構成で、スペーサとして、ヤング率1.2GPaのナイロンを使用し、支柱としてステンレスを使用した。
比較例1……図4に示す圧電振動装置60と同様の構成で、支柱としてステンレスを使用した。
比較例2……実施例1と同様の構成で、スペーサとしてヤング率3GPaの硬質ナイロンを使用し、支柱としてステンレスを使用した。
具体例2……実施例2と同様の構成で、弾性材料としてヤング率60MPa,ポアソン比0.47のシリコーンゲルを使用し、支柱としてステンレスを使用した。
比較例3……実施例2と同様の構成で、弾性材料(充填する材料)としてヤング率400MPa,ポアソン比0.4の弾性ゴムを使用し、支柱としてステンレスを利用した。
具体例3……実施例3と同様の構成で、支柱は両方ともヤング率200GPaのステンレスを利用した。
具体例4……実施例3と同様の構成で、一方の支柱としてヤング率200GPaのステンレスを使用し、他方の支柱としてヤング率3GPaの硬質ナイロンを使用した。
なお、上述した具体例,比較例の作製においては、圧電振動板は長さ40mm,幅7mmとし、厚さは、金属振動板部分が0.04mm,圧電素子は厚さ0.1mmのものを2枚使用したバイモルフ構造とした。また、圧電振動板16,24間と、振動板24と筐体12の主面との間の距離は1mmとした。
以上のようにして作製した比較例1〜3,具体例1〜4の圧電振動装置を、大きさが50mm×50mm,厚さが1.5mmのABS樹脂筐体12に固定し、3Vrmsの交流電圧を印加して、発生する音の周波数特性を測定した。このとき、筐体12から測定用マイクまでの距離は10cmとした。また、耐衝撃性を調べるために、衝撃試験機を用いて、3000Gの衝撃荷重を印加し、試験後に圧電素子を観察して、クラックの有無を調べた。試験結果を、以下の表1に示す。
Figure 2005045691
表1に示す結果を比較すると、衝撃に対する対策を施していない比較例1では、衝撃荷重の印加によって亀裂が発生した。衝撃対策を施した具体例1〜4では、共振周波数,音圧は比較例1と同等であるが、亀裂の発生は認められなかった。これらの結果から、スペーサの挿入,弾性材料の充填,圧電振動板の両端での支持という本発明の手段が、耐衝撃性に効果があると認められる。
また、具体例1に対して、スペーサのヤング率が2GPa以上である比較例2では、音質は変化しないものの、スペーサに振動板が衝突することによって亀裂が発生した。同様に、具体例2に対して、充填剤のヤング率が100MPa以上,ポアソン比が0.45以下である比較例3では、変位抑制効果が強すぎるため、過大変位による亀裂発生はなかったが、通常の駆動条件の変位も抑制されてしまい、1次共振周波数が800Hzと高く、音圧が60dBと低くなった。以上の結果から、スペーサのヤング率,充填する弾性材料のヤング率及びポアソン比が、上述した具体例で示した適正な範囲内であることが重要であると分かる。
次に、図5及び図6を参照して、本発明の実施例4について説明する。図5(A)は、本形態の外観を示す斜視図,その#E−#E線に沿って切断した断面を矢印方向に見た状態が同図(B)に示されている。同図(C)及び(D)は、前記(B)の部分拡大図で、電気的接続の様子を示している。また、図6は、本実施例の構成を示す分解斜視図である。これらの図に示すように、本実施例の圧電振動装置70は、上下に分割可能なケース71内に、圧電振動板84,92が略平行に収納されており、該ケース71内に振動の急激な加速を抑制するための粘性液体108が満たされている。そして、下部ケース72の底面72Aに設けられた支柱74,上部ケース78の上面78Aに設けられた支柱80,前記圧電振動板84,92間に配置された支持棒100によって、前記ケース71が取り付けられるパネルに伝達する構成となっている。
まず、ケース71は、上述したように下部ケース72と上部ケース78に分割可能な構成となっており、下部ケース72の底面72Aの略中央には、前記圧電振動板84に接する支柱74が予め内蔵されている。該支柱74は、圧電振動板84の振動を阻害することがないように、該圧電振動板84へ向けて鋭くなった断面略3角形の三角柱状に形成されている。なお、図示の例では断面略3角形としたが、圧電振動板84の振動を阻害しない形状であれば、断面は台形や半円状などであってもよい。また、下部ケース72の側面72Bの略中央の上端には、前記圧電振動板84に取り付けられた突部86A,91を受ける受部76が形成されている。上部ケース78の構成も同様であり、その上面78Aには、支柱80が設けられ、側面78Bの略中央下端には、圧電振動板92に取り付けられた突部94A,99を受ける受部82が形成されている。
このようなケース71は、例えば、ステンレスなどの金属系材料,あるいは、PETやABSなどの樹脂材料で成形される。なお、図示の例は、上下から圧電振動板84,92を挟み込む構成となっているが、左右からの挟み込みであってもよいし、上下のいずれか又は左右のいずれか片方が蓋であってもよい。
次に、圧電振動板84は、図5(D)に示すように、金属板などにより構成された振動板86の表面に、圧電素子87,88が貼り付けられたバイモルフ構造となっており、該圧電素子87は、圧電層87Bの表裏に電極層87A,87Cが形成された構造となっている。圧電素子88についても同様に、圧電層88Bの表裏に電極層88A,88Cが形成された構造となっている。前記振動板86の長辺の略中央には、前記下部ケース72の縁に設けられた受部76に係止するとともに、該振動板86及び前記電極層87A,88Cの引き出し部を兼ねる突部86Aが形成されている。図示の例では、該突部86Aは、前記振動板86と一体に形成されている。また、圧電振動板84の略中央には、前記突部86Aと対向する長辺側に、PETなどの絶縁フィルム89を介して、銅又はカーボンなどの導電テープ90が設けられている。
該絶縁フィルム89及び導電テープ90は、圧電振動板84の縁を上下から挟み込むとともに、重なり部分が延出するように取り付けられている。そして、該延出した突部91が、前記下部ケース72の受部76に係止するとともに、圧電素子88の上部電極層88Aと圧電素子87の下部電極層87Cの引き出し部となっている。このような構成の圧電振動板84を、下部ケース72の上方から、前記突部86A,91を前記受部76へ嵌るように下ろしていくと、圧電振動板84を下部ケース71内に予め設定した高さ位置で略平行に固定することができる。
もう一方の圧電振動板92についても同様に、図5(C)に示すように、振動板94上に圧電素子95,96が貼り付けられたバイモルフ構造となっており、前記振動板94には突部94Aが形成され、その対向する長辺側には、前記圧電素子96を挟み込むように絶縁フィルム97,導電テープ98が設けられている。そして、これらテープの延出した突部99が上部ケース78への位置合わせと電極引き出し部を兼ねている。すなわち、突部94Aは、振動板94,圧電素子96の下部電極層96C,圧電素子95の上部電極層95Aの引き出し部となり、突部99は、圧電素子96の上部電極層96Aと、圧電素子95の下部電極層95Cの引き出し部として作用する。このような圧電振動板92の上方から上部ケース78を下ろして受部82を、前記突部94A,99に嵌めるようにすると、容易に位置合わせが可能となる。
次に、前記圧電振動板84及び92の間に配置される支持棒100について説明する。支持棒100は、断面略長方形の棒状体となっており、本体102の両端には、前記圧電振動板84,92の各電極層と電気的接続を行うための接続端子104A,104Bが設けられている。前記接続端子104A,104Bは、例えば、銀や銅などの導電性接着剤などを塗布することにより形成される。また、支持棒100の代わりに、燐青銅に金メッキを施すなどしたバネを使用し、該バネの接触などによっても、圧電振動板84,92同士の電気的接続が可能である。すなわち、圧電振動板84,支持棒100,圧電振動板92を重ね合わせると、前記圧電振動板84,92の突部86A,94Aが、支持棒100の接続端子104Aと電気的に接続し、他方の突部91,99が接続端子104Bに接続することによって、両面の圧電素子86,92の電極の導通を行うことが可能となっている。
以上のような構成の各部は、図6に示すように、予め支柱74が内蔵された下部ケース72に、圧電振動板84を嵌め込み、その上に、前記支持棒100を介して圧電振動板92をのせ、更に、その上方から、支柱80が内蔵された上部ケース78を、受部82が突部94A,99に嵌るように重ね合わせることにより、容易に位置合わせを行うことができる。また、下部ケース72の受部76と、上部ケース78の受部82との突き合わせ位置に形成された窓106からは、接続端子104B,突部91,99が露出し、反対側の窓107からは、同じく接続端子104A、突部86A,94Aが露出しており、これらにリード線などを接続することで、圧電振動板84.92に駆動用の電気信号を印加することができる。最後に、ケース71を密封したら、例えば注射器などを利用して、該ケース71内に粘性液体108を封入する。該粘性液体108としては、電気信号による圧電振動板84,92の振動を阻害しないものであればどのようなものであってもよいが、例えば、シリコーンオイルなどが利用される。また、前記条件を満たすものであれば、粘性液体に限らず、ゲル状の低粘度材やゼリー状物体を封入するようにしてもよい。
このように、本実施例によれば、次のような効果が得られる。
(1)支柱74,80を内蔵したケース71に、位置合わせと電極引き出しを兼ねる突部86A,91,94A,99を設けた圧電振動板84,92を入れることとしたので、実装しやすく圧電振動板84,92の位置合わせが容易にできる。また、前記圧電振動板84,92同士を、接続端子104A,104Bが設けられた支持棒100で支えることとしたので、電気的接続の点からも実装が容易になる。
(2)ケース構造により、取り扱いがし易くなり、圧電振動板84,92のむき出しによる実装周囲への影響を考慮する必要が無くなる。また、ケース71による封止構造のため、圧電振動板84,92が支柱74,80から脱落することがなくなり、更に実装が容易になるとともに、コスト低減が期待できる。
(3)ケース71内に粘性液体108を封入することとしたので、圧電振動板84,92に過度の応力がかかっても、圧電振動板84,92の急激な変形加速が抑えられることにより、振動板曲がり、圧電体の割れなどを防ぎ、耐衝撃性を向上させることができる。同時に、変形による起電力も低減させることができる。更に、耐衝撃性の向上により、耐久性が要求される携帯機器にも採用が可能となる。
次に、図7を参照して、本発明の実施例5について説明する。本実施例は、上述した実施例4と同様に、圧電振動板がケース内に封止された構造となっている。図7は、本実施例の構造を示す主要断面図である。なお、上述した実施例4と同一又は対応する構成要素には、同一の符号を用いることとする。
図7に示すように、本実施例の圧電振動装置120は、圧電振動板84,92を支持する支柱74,80が内蔵されたケース71の底面と上面に、弾性材料からなるスロープ122A,122B,124A,124Bが設けられている。また、電気的接続端子104Aが設けられた支持棒100の側面にも、スロープ126A,126Bが設けられている。すなわち、圧電振動板84,92とケース71の間と、圧電振動板84,92同士の間にスロープが設けられている。これらスロープ122A〜126A,122B〜126Bは、圧電振動板84,92の必要な振動を遮ることがないように、中心から外側に向かって厚みが薄くなっている。このようなスロープを設けることにより、耐衝撃性を向上させることができる。また、これらスロープの長さは、衝撃緩和と電気信号による振動の阻害にならない範囲で任意に設定する。また、電気信号による圧電振動板84,92の振動を阻害しなければ、これらスロープは圧電振動板84,92と接触していてもよい。本形態の実装方法・電極引出構造などは、上述した実施例と同様である。
このように、本実施例によれば、スロープ122A〜126A,122B〜126Bを設けることとしたので、圧電振動板84,92の局部的な過度の変形が抑えられ、上述した実施例4と同様の効果が得られる。更に、前記スロープ122A〜126A,122B〜126Bを、例えば、PET,ABSなどの樹脂材料,もしくは、発泡性ゴムなどの弾性材料で形成することにより、更に耐衝撃性を向上させることができる。
次に、図8を参照して、本発明の実施例6について説明する。図8は、本発明の主要断面図である。前記実施例5では、ケース71内に支柱とは別体としてスロープを設けることとしたが、本実施例の圧電振動装置130は、スロープが支柱を兼ねる例である。図8に示すように、下部ケース72の底面には、中央がもっとも厚みのある曲面形状のスロープ132が形成されている。該スロープ132は、前記実施例における支柱74とスロープ122A,122Bに相当するものである。また、上部ケース78の上面には、同様の曲面状のスロープ134が設けられており、更に、支持棒100の側面には、曲面形状のスロープ136A,136Bが設けられている。これらのスロープ132,134,136A,136Bの形状・大きさは、上述した実施例5と同様の基準で設定され、材料も同様のものが使用される。また、本実施例の作用・効果は上述した実施例と同様である。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した材料や形状・寸法は一例であり、同様の作用を奏するように設計変更可能である。圧電振動板の構造もユニモルフ,バイモルフのいずれであってもよい。また、圧電素子自体が、圧電層と電極層を交互に積層した積層構造のものであってもよく、その積層数,内部電極の接続パターン,引出構造なども必要に応じて適宜変更可能である。また、前記形態では、圧電振動板を2枚使用することとしたが、更に多くの圧電振動板を用いてもよいし、一枚の圧電振動板のみを含む構成としてもよく、その数は状況に応じて適宜増減してよい。また、前記実施例を組み合わせるようにしてもよい。例えば、実施例4で示した粘性液体を、実施例5や実施例6のケース内に充填するという具合である。
(2)前記実施例1で示したスペーサの形状は一例であり、同様の効果を奏するように、その形状は適宜変更してよい。例えば、実施例5及び6で示されるようなスロープ形状とするなどである。また、前記実施例1では、筐体12の主面や圧電振動板24にスペーサを設けることとしたが、同様の効果を奏するように、その位置は適宜変更してよい。例えば、図9(A)に示す圧電振動装置140では、筐体142の内側底面144に、2つの圧電振動板156,158が支柱154によって略水平に支持されている。そして、筐体142の内側側面148には、突起152A〜152Cが、圧電振動板156,158の振幅を規制する位置に設けられ、同様の突起152D〜152Fが、前記側面148に対向する側面150にも設けられている。これら、突起152A〜152Fは、上述した実施例1のスペーサ32A,32B,34A,34Bと同様の弾性材料により構成される。すなわち、前記実施例1では、筐体12の底面や圧電振動板24にスペーサを設けたが、本実施例では、筐体142の側面にスペーサを設けたものであり、これによっても前記実施例と同様の効果を得ることができる。
また、図9(B)に示す圧電振動装置160のように、筐体142の底面144に、上述した例の突起152A〜152Fと同様の材質からなる支柱162,164を設け、該支柱162,164に設けた規制部162A,162B,164A,164Bにより、圧電振動板156,158の振幅を規制するようにしてもよい。なお、本例は、圧電振動板156,158の両端を、対向するように配置した支柱162,164で挟み込むような構成としたが、同図(C)に示す圧電振動装置170のように、支柱162,164の規制部162A,162B,164A,164Bの開放部分が同方向(図示の例では、紙面の手前向き)に向くように配置して、圧電振動板156,158の振幅を規制するようにしてもよい。
(3)本発明の好適な応用例としては、携帯電話,携帯情報端末(PDA),ボイスレコーダ,PC(パソコン)などの各種電子機器のスピーカがある。他にアクチュエータなど、各種の用途に適用してよい。
本発明によれば、圧電振動板の耐衝撃性が向上するので、例えば携帯電話のように落下による衝撃が加えられる機器に好適である。
本発明の実施例1を示す図であり、(A)は外観を示す斜視図,(B)は前記(A)を#A−#A線に沿って切断した断面図である。 本発明の実施例2を示す図であり、(A)は外観を示す斜視図,(B)は前記(A)を#B−#B線に沿って切断した断面図である。 本発明の実施例3を示す図であり、(A)は外観を示す斜視図,(B)は前記(A)を#C−#C線に沿って切断した断面図である。 前記実施例に対する比較例の構成を示す図であり、(A)は外観を示す斜視図,(B)は前記(A)を#D−#D線に沿って切断した断面図である。 本発明の実施例5を示す図であり、(A)は外観を示す斜視図,(B)は前記Aを#E−#E線に沿って切断した断面図,(C)及び(D)は、前記(B)の部分拡大図である。 前記実施例の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例5の構造を示す主要断面図である。 本発明の実施例6の構造を示す主要断面図である。 本発明の他の実施例を示す図である。 背景技術の一例を示す図である。
符号の説明
10:圧電振動装置
12:筐体
14,14A,14B:支柱
16,24:圧電振動板
16A,16B,24A,24B:端部
18,26:振動板
20,22,28,30:圧電素子
32A,32B,34A,34B:スペーサ
40:圧電振動装置
42:弾性材料
50:圧電振動装置
52,54:支柱
52A,54A:段差
52B,54B:嵌合部
60:圧電振動装置
70:圧電振動装置
71:ケース
72:下部ケース
72A:底面
72B,78B:側面
74,80:支柱
76,82:受部
78:上部ケース
78A:上面
84,92:圧電振動板
86,94:振動板
86A,94A:突部
87,88,95,96:圧電素子
87A,87C,88A,88C,95A,95C,96A,96C:電極層
87B,88B,95B,96B:圧電層
89,97:絶縁フィルム
90,98:導電テープ
91,99:突部
100:支持棒
102:本体
104A,104B:接続端子
106,107:窓
108:粘性液体
120:圧電振動装置
122A,122B,124A,124B,126A,126B:スロープ
130:圧電振動装置
132,134:スロープ(兼支柱)
136A,136B:スロープ
140,160,170:圧電振動装置
142:筐体
144:底面
146:上面
148,150:側面
152A〜152F:突部
154:支柱
156,158:圧電震動板
162,164:支柱
162A,162B,164A,164B:規制部
200:圧電振動装置
201:圧電振動体
202:音響パネル
204:支柱
206,212:圧電振動板
208,214:振動板
209,210,215,216:圧電素子
218,220,224,226:半田
222,228:導線

Claims (17)

  1. 電極が形成された圧電素子によって構成した圧電振動板を、筐体に振動可能に支持した圧電振動装置であって、
    前記圧電振動板の略中央部に設けられており、該圧電振動板を、前記筐体の主面の一つに対して略平行となるように支持する支持手段,
    前記圧電振動板と前記主面との間に設けられており、これら各部間の距離よりも短い厚みを有するとともに、前記圧電振動板と前記主面との接触を防止する振幅規制手段,
    を備えたことを特徴とする圧電振動装置。
  2. 前記圧電振動板が複数設けられており、前記支持手段によって互いに略平行となるように支持されるとともに、
    前記振幅規制手段が、前記複数の圧電振動板間に設けられ、圧電振動板同士の接触を防止することを特徴とする請求項1記載の圧電振動装置。
  3. 前記振幅規制手段のヤング率が、2GPa以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の圧電振動装置。
  4. 電極が形成された圧電素子によって構成した圧電振動板を、筐体に振動可能に支持した圧電振動装置であって、
    前記圧電振動板の略中央部に設けられており、該圧電振動板を、前記筐体の主面の一つに対して略平行となるように支持する支持手段,
    前記圧電振動板と前記主面との間の空間に充填されており、前記圧電振動板の振動を前記主面に伝達する加速抑制手段,
    を備えたことを特徴とする圧電振動装置。
  5. 前記圧電振動板が複数設けられており、前記支持手段によって互いに略平行となるように支持されるとともに、
    前記加速抑制手段を、前記複数の圧電振動板間の空間に充填したことを特徴とする請求項4記載の圧電振動装置。
  6. 前記加速抑制手段は、ヤング率が200MPa以下,かつ、ポアソン比が0.45以上の弾性材料であることを特徴とする請求項4又は5記載の圧電振動装置。
  7. 電極が形成された圧電素子によって構成した略長方形の圧電振動板を、筐体に振動可能に支持した圧電振動装置であって、前記圧電振動板が少なくとも一つ以上設けられるとともに、
    前記圧電振動板の両端側に設けられた一組の支持手段によって、前記圧電振動板を、前記筐体の主面の一つに対して略平行となるように支持したことを特徴とする圧電振動装置。
  8. 前記一組の支持手段の一方を、他方よりも10倍以上の剛性を有する材料で構成し、該剛性の高い支持手段が主として前記圧電振動板の振動を、前記筐体に伝達することを特徴とする請求項7記載の圧電振動装置。
  9. 前記剛性の高い支持手段をヤング率100GPa以上の金属で構成し、前記剛性の低い支持手段をヤング率10GPa以下の樹脂材料で構成したことを特徴とする請求項8記載の圧電振動装置。
  10. 電極が形成された圧電素子によって構成した圧電振動板を、筐体に振動可能に支持した圧電振動装置であって、
    前記圧電振動板を振動可能に支持するとともに、少なくとも一組の対向する主面を有し、かつ、全体を前記対向する主面の一方の面をそれぞれ含むように分割可能な筐体,
    前記筐体の対向する主面の内側に設けられており、前記圧電振動板の振動を前記筐体に伝達する支持手段,
    前記圧電振動板の端部ないし縁部に設けられており、前記筐体に設けられた位置決め手段に係止して、該圧電振動板を前記筐体の対向する主面に対して略平行に支持するとともに、該圧電振動板の圧電素子の電極引き出し構造を備えた係止手段,
    前記筐体内に封入されており、前記圧電振動板の急激な加速の抑制を行う加速抑制手段,
    を備えたことを特徴とする圧電振動装置。
  11. 前記加速抑制手段が、粘性液体,ゲル状低粘度材,ゼリー状物体のいずれかであることを特徴とする請求項10記載の圧電振動装置。
  12. 電極が形成された圧電素子によって構成した圧電振動板を、筐体に振動可能に支持した圧電振動装置であって、
    前記圧電振動板を振動可能に支持するとともに、少なくとも一組の対向する主面を有し、かつ、全体を前記対向する主面の一方の面をそれぞれ含むように分割可能な筐体,
    前記筐体の対向する主面の内側に設けられており、前記圧電振動板の振動を前記筐体に伝達する支持手段,
    前記圧電振動板に設けられており、前記筐体に設けられた位置決め手段に係止して、該圧電振動板を前記筐体の対向する主面に対して略平行に支持するとともに、該圧電振動板の圧電素子の電極引き出し構造を備えた係止手段,
    前記筐体の対向する主面の内側に設けられており、前記圧電振動板の振幅を規制するスロープ状ないし曲面状の第1の振幅規制手段,
    を備えたことを特徴とする圧電振動装置。
  13. 前記第1の振幅規制手段が、弾性材料からなることを特徴とする請求項12記載の圧電振動装置。
  14. 前記第1の振幅規制手段が、前記支持手段を兼ねることを特徴とする請求項12又は13記載の圧電振動装置。
  15. 前記圧電振動板を複数備えるとともに、
    該複数の圧電振動板間に配置された角柱状の棒状体,
    該棒状体の両端側に設けられるとともに、前記圧電振動板の電極引き出し構造と接続する接続端子,
    を備えたことを特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載の圧電振動装置。
  16. 前記棒状体の側面に、スロープ状ないし曲面状の第2の振幅規制手段を設けたことを特徴とする請求項15記載の圧電振動装置。
  17. 前記支持手段が、前記圧電振動板へ向けて鋭くなった傾斜面ないし曲面を有することを特徴とする請求項10〜16のいずれかに記載の圧電振動装置。

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