JP2005042928A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ギャップの精度を可及的に向上させ、かつ、軸線方向における部品の配置スペースを抑制することの可能な駆動力伝達装置を提供する。
【解決手段】 第1回転部材7,27と第2回転部材2,20との間のトルク伝達を制御するクラッチ機構49と、クラッチ機構49を係合・解放させる電磁石35と、電磁石35とギャップE1,F1を介して配置された磁性体28,30と、回転不能に配置された固定部材1,6とを備えた駆動力伝達装置において、電磁石35を支持する第1軸受41と、固定部材1,6と電磁石35との相対回転を防止する回り止め機構69,71,72と、電磁石35を半径方向に位置決めする位置決め機構65,66とを備え、電磁石35と固定部材1との間に配置され、かつ、電磁石35を軸方向に付勢する皿ばね68を備え、回り止め機構69,71,72が、電磁石35の外周側に形成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両のトランスミッションまたはトランスファまたはデファレンシャルまたはプロペラシャフトの中途部位などに適用される駆動力伝達装置に関するものである。
一般に、車両の駆動力伝達装置には複数の回転部材が配置されており、エンジンの出力が複数の回転部材を介して車輪に伝達される。また、駆動力伝達装置において、複数の回転部材同士の間にクラッチ機構が配置されている場合は、必要に応じてクラッチ機構の係合・解放を行うことで、トルクの伝達または遮断を任意に切り換えることが可能である。このように、複数の回転部材のトルク伝達経路にクラッチ機構が配置された駆動力伝達装置の一例が特許文献1に記載されている。
この特許文献1に記載された駆動力伝達装置は、中空に形成されたキャリヤ(固定部材)と、キャリヤの内部に挿入された連結軸(第1回転部材)と、キャリヤの内部に配置され、かつ、連結軸と相対回転可能なハブ(第2回転部材)とを備えている。連結軸とハブとが軸線上に配置され、キャリヤと連結軸との間には軸受が装着されている。
また、キャリヤには環状の電磁石が取り付けられ、ボルトにより電磁石とキャリヤとが回り止め固定されている。さらに、連結軸には円筒状の側壁(磁性体)が固定されており、側壁と電磁石との間には所定のギャップが設定されている。さらに、側壁の外周にはドラムが接続されており、ドラムとハブとの間には、パイロットクラッチとメインクラッチとが配置されている。
パイロットクラッチは、ドラムの内周にスプライン嵌合されたクラッチディスクと、ハブの外周に軸線方向に移動可能に取り付けられたカム部材と、カム部材の外周にスプライン嵌合されたクラッチプレートと、電磁力により側壁側に吸引されるアーマチュアとにより構成されている。また、メインクラッチは、ドラムの内周にスプライン嵌合されたクラッチディスクと、ハブのフランジにスプライン嵌合されたクラッチプレートとにより構成されている。さらに、カム部材とメインクラッチとの間には、軸線方向に移動可能な押圧部材が配置されている。さらにまた、カム部材と押圧部材との間にはボールが挿入されている。
上記構成の駆動力伝達装置によれば、電磁石に電流が供給されない場合はパイロットクラッチが解放されており、連結軸のトルクはハブに伝達されない。また、電磁石に電流が供給された場合は、側壁とアーマチュアとを磁束が通過して電磁力によりアーマチュアが側壁側に吸引される。すると、パイロットクラッチが係合されてカム部材が回転され、カム部材の回転がボールに伝達されて押圧部材が軸線方向に動作し、メインクラッチが係合されて連結軸のトルクがハブに伝達される。
このように、特許文献1に記載された駆動力伝達装置においては、電磁石により形成される電磁力により、パイロットクラッチの係合・解放が制御される。言い換えれば、電磁石と側壁との間に設定されるギャップの透磁率により、連結軸からハブに伝達されるトルクの伝達特性が決定される。
特開平3−282019号公報
しかし、特許文献1に記載された駆動力伝達装置においては、側壁が、連結軸および軸受を介してキャリヤに取り付けられている一方、電磁石が、ボルトによりキャリヤに回り止め固定されている。つまり、側壁と電磁石との間に形成されるギャップが、ボルトと軸受との複数の部材により設定されている。このため、側壁と電磁石とのギャップの設定精度が低下する可能性がある。
その結果、アーマチュアを動作させるための磁気吸引力の制御が困難になり、パイロットクラッチの係合力(トルク容量)、ひいてはメインクラッチの係合力が所期の値に制御されず、駆動力伝達機能が低下する可能性があった。
この発明は上記事情を背景としてなされたもので、電磁石と磁性体との間に形成されるギャップの精度を可及的に向上させることの可能な駆動力伝達装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、軸線を中心として相対回転可能に配置された第1回転部材および第2回転部材と、この第1回転部材と第2回転部材との間のトルク伝達を制御するクラッチ機構と、このクラッチ機構を係合・解放させる電磁力を発生し、かつ、前記軸線を中心として配置された環状の電磁石と、この電磁石に対してギャップを介して配置された磁性体と、前記第1回転部材および前記電磁石を保持するために回転不能に配置された固定部材とを備えた駆動力伝達装置において、前記第1回転部材と前記電磁石との間に配置されて前記ギャップを設定するように前記電磁石を支持する第1軸受と、前記固定部材と前記電磁石との相対回転を防止する回り止め機構と、前記電磁石を前記固定部材に対して半径方向に位置決めする位置決め機構とを備えているとともに、前記位置決め機構が、前記電磁石と前記固定部材とを、相互に軸方向に相対移動可能に嵌合させて、前記電磁石を前記固定部材に対して半径方向に位置決めする構成であり、前記電磁石と前記固定部材との間に配置され、かつ、前記電磁石を軸方向に付勢する皿ばねを備え、前記回り止め機構が、前記電磁石の外周側に形成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、前記電磁石と、この電磁石に電流を供給する電線を接続するためのコネクタとが一体的に設けられ、前記回り止め機構が、前記コネクタと前記固定部材とを係合させて前記固定部材と前記電磁石との相対回転を防止する構成であることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成に加えて、前記位置決め機構と前記第1軸受とが、半径方向にオーバーラップして配置されており、前記固定部材と前記第1回転部材の外周との間に配置されてこの第1回転部材を支持する第2軸受が設けられており、前記第1回転部材の内周側からこの第1の回転部材を支持する第3軸受が設けられていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、第1回転部材と電磁石との間に配置された単一の第1軸受によりギャップが設定される。ここで、第1軸受は装着される部材と支持する部材との半径方向の相対位置を正確に設定することのできる寸法精度を本来備えているため、ギャップの設定精度が可及的に向上する。したがって、クラッチ機構の係合力、言い換えればトルク容量の制御が容易になり、第1回転部材と第2回転部材との間で相互に伝達される駆動力の伝達機能が向上する。また、電磁石が皿ばねにより軸方向に付勢される。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様の効果を得られる他、コネクタにより電磁石の回り止めを行うことができ、部品点数が抑制される。また、電磁石の回り止めが完了した状態で、コネクタが固定部材に対して所定の位置に係合されるため、電線をコネクタに接続する作業を容易に行える。さらに、請求項3の発明によれば、請求項1または2と同様の効果を得られる。
(実施例1)
つぎに、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1および図2は、スタンバイ四輪駆動車に搭載された駆動力伝達装置を示す正面半断面図である。この駆動力伝達装置は、プロペラシャフトとデファレンシャルとの間に配置されている。図1および図2において、1はデファレンシャルキャリヤで、デファレンシャルキャリヤ1は回転不能に固定されている。このデファレンシャルキャリヤ1の内部には軸線A1を中心として回転されるドライブピニオンシャフト2が配置されている。デファレンシャルキャリヤ1の内周には軸受3が装着されており、軸受3によりドライブピニオンシャフト2が回転可能に支持されている。
ドライブピニオンシャフト2には、軸受3の軸線A1方向の両側にスリーブ4とナット5とが取り付けられている。このスリーブ4とナット5とにより軸受3が挟み付けられて、ドライブピニオンシャフト2とデファレンシャルキャリヤ1とが軸線A1方向に位置決めされている。なお、デファレンシャルキャリヤ1の内部には、公知の歯車機構により構成されたデファレンシャルが配置されている。
また、デファレンシャルキャリヤ1の開口端には、軸線A1を中心とする円筒状のカバー6が固定されている。そして、カバー6の外部からカバー6の内部およびデファレンシャルキャリヤ1の内部に亘り、有底円筒状のカップリングケース7が配置されている。このカップリングケース7は、アルミニウムなどの非磁性材料により構成されている。カップリングケース7は、小径円筒部9と底部10と環状の接続部11と大径円筒部12とを備えている。
この小径円筒部9はカバー6の開口部8に配置され、底部10により、小径円筒部9におけるカバー6の外部側端部が閉塞されている。環状の接続部11は、小径円筒部9におけるカバー6の内部側端部から外周側に向けて張り出されている。大径円筒部12は、接続部11の外周端からデファレンシャルキャリヤ1の内部側に向けて配置されている。また、カバー6の開口部8側の端部内周には、シール軸受13が固定されている。このシール軸受13の内部には潤滑用のグリースが封入されている。そして、シール軸受13の内輪がカップリングケース7の小径円筒部9の外周に装着されている。
小径円筒部9には軸線A1方向に貫通されたオイル注入孔9Aが形成されている。このオイル注入孔9Aはカップリングオイル室(後述)にオイルを注入するためのもので、オイル注入後にはオイル注入孔9Aにボール9Bが圧入されて液密にシールされる。また、オイル注入孔9Aの入口側がかしめられており、カップリングオイル室の圧力によりボール9Bがオイル注入孔9Aから抜け出すことが防止されている。なお、小径円筒部9の外部端面には、軸線A1を中心とする円周上に4箇所の雌ねじ部9Cが形成されている。
一方、カップリングケース7の小径円筒部9におけるカバー6の外部側端面にはフランジ17が取り付けられている。フランジ17には軸線A1を中心とする円周上に4箇所の孔17Aが形成されている。そして、カップリングケース7とフランジ17とが植込みボルト78により固定されている。植込みボルト78は、円周方向に4本配置されている。この植込みボルト78には、その長さ方向に植込み側雄ねじ部79と、ナット側雄ねじ部80とが形成されている。そして、植込み側雄ねじ部79の外径が、ナット側雄ねじ部80の外径よりも大きい値に設定されている。
植込み側雄ねじ部79は雌ねじ部9Cに植え込まれている。そして、植込み側雄ねじ部79の先端が雌ねじ部9Cの奥端に当接することにより、植込みボルト78と小径円筒部9とのねじ込み方向の位置決めが行われている。植込みボルト80はフランジ17の孔17Aに挿入されている。そして、ナット側雌ねじ部80にはナット81が螺着され、ナット81の締め付けにより、カップリングケース7とフランジ17とが相互に固定されている。なお、フランジ17とナット81との間にはワッシャ82が介在されている。さらに、フランジ17は、プロペラシャフト(図示せず)に接続される。また、小径円筒部9の外周には円筒状のダストデフレクター19が嵌合されており、ダストデフレクター19により外部からのダストの侵入が防止されている。また、開口部8はシール軸受13によりシールされている。
前記カバー6の内部には軸線A1を中心として回転されるシャフト20が配置されている。このシャフト20の内部には隔壁21により軸線A1方向に区画された凹部22,23が形成されている。凹部22,23は軸線A1を中心とする円柱状の空間である。そして、デファレンシャルキャリヤ1側に配置された凹部22の内周にはドライブピニオンシャフト2の先端がスプライン嵌合されている。
また、シャフト20の軸線A1方向の長さは、デファレンシャルキャリヤ1の開口端からカップリングケース7の小径円筒部9の内方に到達する値に設定されている。そして、小径円筒部9の内周と、シャフト20の小径円筒部9側の端部外周との間に軸受24が装着され、軸受24によりシャフト20が回転可能に支持されている。さらに、小径円筒部9の内周に装着されたスナップリング25と、シャフト20の外周に装着されたスナップリング26とにより軸受24が挟み付けられ、シャフト20とカップリングケース7とが軸線A1方向に位置決めされている。
前記シャフト20の外周側には環状の回転子27が配置されている。この回転子27は、カップリングケース7の内部からデファレンシャルキャリヤ1の内部に到達する軸線A1方向の長さを備えている。回転子27は軸線A1を中心として回転可能であり、回転子27は、半径方向の断面形状がほぼL字形の内筒部28と、内筒部28の外周に固定された環状の遮断部材29と、遮断部材29の外周に固定された外筒部30とにより構成されている。
内筒部28および外筒部30は鉄などの磁性材料により構成され、遮断部材29は非磁性材料により構成されている。そして、回転子27の外筒部30がカップリングケース7の内周にねじ結合され、かつ、溶接により回転不能に固定されているため、カップリングケース7と回転子27とが一体的に回転される。
また、回転子27の内筒部28の内周には金属製のブッシュ31が嵌合されている。そして、ブッシュ31によりシャフト20が支持され、回転子27とシャフト20とが相対回転可能に構成されている。さらに、内筒部28の内周とシャフト20の外周との間には、ゴム状弾性体により構成されたXリング32が装着されている。このXリング32により、シャフト20と回転子27との間が液密にシールされている。さらに、外筒部30の外周とカップリングケース7の内周との間には、ゴム状弾性体により構成されたOリング33が装着されている。このOリング33により、回転子27とカップリングケース7との間が液密にシールされている。
さらにまた、デファレンシャルキャリヤ1の内周には、ゴム状弾性体および金属補強環により構成されたオイルシール34が装着されている。オイルシール34によりデファレンシャルキャリヤ1と回転子27との間が液密にシールされている。そして、デファレンシャルキャリヤ1の内部に、Xリング32およびオイルシール34により液密にシールされたデファレンシャルオイル室B1が形成されている。前記ドライブピニオンシャフト2はデファレンシャルオイル室B1に配置されている。
また、デファレンシャルキャリヤ1とカバー6とカップリングケース7と回転子27とにより取り囲まれた空間が、オイルシール34とOリング33とシール軸受13とにより周囲の空間から液密および気密にシールされて電磁石収納室C1が形成されている。さらに、カップリングケース7とシャフト20と回転子27とにより取り囲まれた空間が、Oリング33とXリング32とにより周囲の空間から液密にシールされてカップリングオイル室D1が形成されている。
前記電磁石収納室C1には電磁石35が配置されている。この電磁石35は、磁性材料により構成された環状の鉄心36と、鉄心36に巻き付けられたコイル37と、コイル37に電流を供給する電線38とを備えている。前記回転子27の内筒部28と外筒部30との間には、環状の凹部39が形成されている。この凹部39内に電磁石35が配置されている。
また、電磁石35の鉄心36には、軸線A1を中心とする円筒部65が形成され、円筒部65と、回転子27との間に軸受(ラジアル軸受)41が装着されている。さらに、軸受41と、内筒部28に取り付けられたスナップリング42と、鉄心36に取り付けられたスナップリング43とにより、電磁石35と回転子27とが軸線A1方向に位置決めされている。
一方、デファレンシャルキャリヤ1の内周には、軸線A1を中心とする環状の凹部66が形成されている。この凹部66の内周に円筒部65が嵌合されている。つまり、凹部66と円筒部65とにより、インロウ継手が構成されている。そして、軸受41と凹部66とが、半径方向にオーバーラップして配置されている。その結果、鉄心36が、凹部66および軸受41により半径方向に位置決めされている。このような構成により、鉄心36の内周と内筒部27との間のギャップE1と、鉄心36の外周と外筒部30との間のギャップF1とが設定されている。また、凹部66の端面と円筒部65との間には、環状のシム67と、環状の皿ばね68とが配置されている。この皿ばね68の弾性力により、鉄心36が図中左側に付勢されている。
さらに図1のように、鉄心36の外周の一部には突出部69が形成され、突出部69には切欠部70が形成されている。一方、カバー6におけるデファレンシャルキャリヤ1との突き合わせ端面には、孔71が形成されている。この孔71には回り止めピン72が嵌合され、回り止めピン72の先端が切欠部70に配置されている。
この回り止めピン72と突出部69との係合により、カバー6と鉄心36との相対回転が防止されている。つまり、孔71と回り止めピン72と突出部69と切欠部70とにより、回り止め機構が構成されている。そして、この実施例では、これらの回り止め機構が、開口部1A,6Aに臨み配置されている。
一方、電磁石35のコイル37には、図2のように、ボビン73を介して電線74が接続されている。この電線74はコイル37に電流を供給するための構成である。そして、カバー6には孔75が形成されており、電線74に取り付けたグロメット76が孔75に嵌合されている。なお、孔75におけるグロメット76よりも外部側には、接着剤77が埋め込まれている。
さらに、カップリングケース7と回転子27との結合機構を、図2に基づいて説明する。外筒部30の外周にはナット83がねじ結合されている。そして、ナット83とカップリングケース7との対向面同士が当接されている。このため、カップリングケース7が、図中右側に押圧された場合は、その荷重に対応する反力がナット83に生じる。その結果、カップリングケース7と回転子27のねじ部のガタ分だけ、回転子27がカップリングケース7に対して移動することが抑制される。このため、カップリングケース7の軸線A1方向の荷重により、メインクラッチ50およびパイロットクラッチ49の伝達トルクが変動することが抑制される。
前記カップリングオイル室D1には、電磁石35の電磁力により係合・解放されるパイロットクラッチ49と、パイロットクラッチ49の係合に連動して係合されてカップリングケース7のトルクをシャフト20に伝達するメインクラッチ50とが配置されている。
パイロットクラッチ49は、アーマチュア51と複数のクラッチディスク52と複数のクラッチプレート54とを備えている。このアーマチュア51は、回転子27から所定間隔をおいた位置に配置されている。また、複数のクラッチディスク52は、アーマチュア51と回転子27との間に配置されている。さらに、複数のクラッチディスク52と複数のクラッチプレート54とは交互に配置されている。これらアーマチュア51および複数のクラッチディスク52の外周が、カップリングケース7の内周にスプライン嵌合されている。
また、シャフト20の外周には環状のカム53が装着されており、クラッチプレート54の内周がカム53の外周にスプライン嵌合されている。環状のカム53とシャフト20とは相対回転可能に構成されている。また、カム53と回転子27の内筒部28との間にはスラスト軸受20Aが配置されている。スラスト軸受20Aは、カム53に作用するスラスト荷重を受け止め、かつ、回転子27とカム53とを相対回転可能に維持するために配置されている。
一方、メインクラッチ50はパイロットクラッチ49とカップリングケース7の小径円筒部9との間に配置されている。このメインクラッチ50は、複数のクラッチディスク55と、複数のクラッチディスク55と交互に配置された複数のクラッチプレート56とを備えている。これら複数のクラッチディスク55の外周がカップリングケース7の内周にスプライン嵌合され、クラッチプレート56の内周がシャフト20の外周にスプライン嵌合されている。
さらに、メインクラッチ50とパイロットクラッチ49との間には環状のピストン57が配置されている。ピストン57はシャフト20の外周にスプライン嵌合されている。図3に示すように、ピストン57とカム53との対向面には、断面台形の溝58,59が形成されている。溝58,59には逆方向に傾斜された受圧面58A,59Aがそれぞれ形成されている。そして、溝58,59にはボール60が配置されている。上記のように一体的に組み付けられたカップリング7とパイロットクラッチ49とメインクラッチ50と電磁石35とにより、1つのユニットが構成されている。
上記カップリングオイル室D1には、クラッチディスク52,55およびクラッチプレート54,56の耐摩耗性およびオイル切れ性ならびに耐ジャダー性を良好に維持する特性を備えたカップリングオイルが封入されている。このカップリングオイルとしては、鉱油系の潤滑油に各種の添加剤を加えたものが例示される。また、デファレンシャルオイル室B1には、温度による粘度変化が少なく、また、流動点が低く、さらに、耐熱および酸化安定性がよく、耐荷重性に優れた特性の潤滑油が封入されている。この潤滑油としては、鉱油系の潤滑油が例示される。
つぎに、上記構成の駆動力伝達装置の動作を説明する。まず、電磁石35に電流が供給されない場合は、パイロットクラッチ49およびメインクラッチ50が解放されている。このため、図示しないプロペラシャフトからカップリングケース7に伝達されたトルクは、シャフト20およびドライブピニオンシャフト2には伝達されない。
一方、電磁石35に電流が供給されると、鉄心36と外筒部30とアーマチュア51と内筒部28とを磁束が通過して磁気回路が形成される。このため、電磁力(磁気吸引力)により、アーマチュア51が、外筒部30および内筒部28側に移動する。すると、複数のクラッチディスク52と、複数のクラッチプレート54とが係合される。その結果、カップリングケース7のトルクが、パイロットクラッチ49を介してカム53に伝達される。
カム53にトルクが伝達されると、図3に示すようにカム53とピストン57とが矢印方向に相対回転する。すると、ボール60が、同一方向に傾斜された受圧面58A,59Aに押し付けられ、受圧面58A,59Aがボール60を溝58,59の外部に押し出す力が作用する。その結果、カム53とピストン57とが、軸線A1方向において相互に離反する向きのスラスト荷重が生じる。
ここで、カム53はスラスト軸受20Aにより受け止められており、回転子27側に移動することが防止されている。このため、前記スラスト荷重により、ピストン57がメインクラッチ50側に押し付けられ、複数のクラッチディスク55と、複数のクラッチプレート56とが係合される。つまり、パイロットクラッチ49の係合力が、カム53とボール60とピストン57とにより増幅され、メインクラッチ50に伝達される。メインクラッチ50が係合されると、カップリングケース7のトルクがメインクラッチ50を介してシャフト20およびドライブピニオンシャフト2に伝達される。
そして、図1および図2の駆動力伝達装置によれば、凹部66と円筒部65との嵌合により、電磁石35とデファレンシャルキャリヤ1との半径方向の位置決めが行われている。そして、単一の軸受41によりギャップE1,F1が設定されている。ここで、軸受41は装着される部材と支持する部材との半径方向の相対位置を正確に設定することのできる寸法精度を本来備えているため、ギャップE1,F1の設定精度が可及的に向上する。したがって、メインクラッチ50の係合力、言い換えればトルク容量の制御が容易になり、カップリングケース7からシャフト20およびドライブピニオンシャフト2に伝達される駆動力の伝達機能が向上する。
また、図1および図2の駆動力伝達装置では、軸受41と円筒部65と凹部66とが半径方向にオーバーラップして配置されている。言い換えれば、軸受41と円筒部65と凹部66とが、軸線A1を中心として同心状に配置されている。このため、軸線A1方向における軸受41および円筒部65ならびに凹部66の配置スペースが抑制される。したがって、駆動力伝達装置を軸線A1方向において可及的に小型化することができる。
さらに、図1および図2の駆動力伝達装置では、円筒部65と凹部66との嵌合により、デファレンシャルキャリヤ1に対する電磁石35の半径方向の位置決めが行われている。つまり、デファレンシャルキャリヤ1と電磁石35とを半径方向に位置決めするために軸受などの部品を必要としない。したがって、駆動力伝達装置の部品点数が抑制され、駆動力伝達装置の製造工数の低減と、駆動力伝達装置の軽量化と、駆動力伝達装置の製造コストの低減とを図ることができる。
また、電磁石収納室C1が、オイルシール34とOリング33とシール軸受13とにより流体密(液密および気密)にシールされている。そして、電磁石収納室C1には、電磁石35およびギャップE1,F1が配置されている。このため、デファレンシャルオイル室B1に封入されているデファレンシャルオイル、またはギヤ同士の噛み合いにより生じる摩耗粉などの異物が、電磁石収納室C1に侵入することが抑制される。
また、Oリング33により、カップリングオイル室D1に封入されているカップリングオイルが電磁石収納室C1に侵入することが抑制される。さらに、シール軸受13により、デファレンシャルキャリヤ1の外部の水や異物が電磁石収納室C1に侵入することが防止される。さらにまた、シール軸受13、シール軸受16の内部に封入されている潤滑用のグリースが電磁石収納室C1に漏れることが抑制される。
このため、電磁石35の鉄心36と、回転子27の外筒部30および内筒部27との間に形成されるギャップE1,F1に空気だけが介在され、ギャップE1,F1に水またはオイルまたは異物などが侵入することを防止できる。その結果、ギャップE1,F1の透磁率を均一に維持することが可能になり、電磁石35により形成される磁気吸引力が安定する。言い換えれば、電磁石35に通電される電流とパイロットクラッチ49の係合力との関係が安定する。したがって、メインクラッチ50の係合力の制御が容易になり、駆動力伝達装置の駆動力伝達機能が向上する。
また、この実施例1では、カップリングケース7の内部に、Oリング33およびXリング32により液密にシールされたカップリングオイル室D1が形成されている。そして、カップリングオイル室D1にパイロットクラッチ49およびメインクラッチ50が配置されている。また、カップリングオイル室D1には、カップリングオイルが封入されている。ここで、Xリング32は、その構造により耐圧性に優れている。このため、カップリングオイル室D1のカップリングオイルがデファレンシャルオイル室B1に侵入したり、デファレンシャルオイル室B1のデファレンシャルオイルがカップリングオイル室D1に侵入したりすることが抑制される。
このため、カップリングオイル室D1に要求される特性に適合したオイルと、デファレンシャルオイル室B1に要求される特性や性能に適合したオイルとを別個に選択して封入することが可能になる。具体的には、カップリングオイル室D1には、パイロットクラッチ49およびメインクラッチ50を構成するクラッチ板の耐摩耗性およびオイル切れ性ならびに耐ジャダー性を良好に維持する特性を備えたカップリングオイルが封入される。このカップリングオイルとしては、鉱油系の潤滑油に各種の添加剤を加えたものが例示される。また、デファレンシャルオイル室B1には、温度による粘度変化が少なく、流動点が低く、耐熱および酸化安定性がよく、耐荷重性に優れた潤滑油が封入される。この潤滑油としては、鉱油系の潤滑油が例示される。
そして、この駆動力伝達装置の搭載箇所としては、例えばトランスミッション、またはプロペラシャフトとデファレンシャルとの間、あるいは四輪駆動車のトランスファなどが挙げられる。駆動力伝達装置をいずれの箇所に搭載する場合でも、ほかの動力伝達機構や構成部品に要求される機能や特性との適合性に関わりなく、パイロットクラッチ49またはメインクラッチ50の特性や性能に適合するカップリングオイルを選択することができる。したがって、駆動力伝達装置の搭載位置やレイアウトの自由度が拡大される。
また、この実施例1においては、カップリングケース7とパイロットクラッチ49とメインクラッチ50とを備えた単独のユニットが形成される。そして、このユニット単独で、パイロットクラッチ49またはメインクラッチ50の耐摩耗性およびオイル切れ性ならびに耐ジャダー性などのトルク伝達特性を、管理または評価することが可能になる。したがって、車両の製造工程において、駆動力伝達装置を車両に搭載する前の段階で、ユニット単位で性能を管理することが容易になる。
さらに、シャフト20と回転子27との間が、Xリング32により液密にシールされている。このため、デファレンシャルオイル室B1側で発生した摩耗粉などの異物がカップリングオイル室D1に侵入することが抑制される。したがって、異物がパイロットクラッチ49のクラッチディスク52とクラッチプレート54との間、またはメインクラッチ50のクラッチディスク55とクラッチプレート56との間に侵入する可能性もない。その結果、パイロットクラッチ49、メインクラッチ50の係合・解放動作が安定し、かつ、クラッチ板の摩耗や損傷が防止され、駆動力伝達機能および耐久性が向上する。
さらにまた、シャフト20に凹部23が形成され、この凹部23がカップリングオイル室D1に開口されている。そして、凹部23によりカップリングオイル室D1の容積が拡大されている。つまり、カップリンクケース7内部のデッドスペースであるシャフト20自体を利用して凹部23が形成され、凹部23にもカップリングオイルが収容されている。したがって、カップリングケース7を大型化させずにカップリングオイルの収容量を可及的に増大させることが可能になり、カップリングオイルの耐久性が向上する。
さらに、実施例1において、シール軸受41に代えて、シールの設けられていない軸受を用いることも可能である。つまり、デファレンシャルオイル室D1と電磁石収納室C1との間がオイルシール34により液密にシールされているため、デファレンシャルオイル室D1に封入されているオイルが電磁石収納室C1側に浸入する可能性がないからである。
ここで、実施例1で説明した構成と、この発明との対応関係を説明する。すなわち、デファレンシャルキャリヤ1とカバー6とがこの発明の固定部材に相当し、カップリングケース7と回転子27とがこの発明の第1回転部材に相当する。また、シャフト20とドライブピニオンシャフト2とがこの発明の第2回転部材に相当し、パイロットクラッチ49がこの発明のクラッチ機構に相当し、外筒部30と内筒部28とが、この発明の磁性体に相当する。
さらに、突出部69および切欠部70および回り止めピン72が、この発明の回り止め機構に相当する。さらにまた、軸受41が、この発明の第1軸受に相当し、円筒部65および凹部66が、この発明の位置決め機構に相当する。さらにまた、シール軸受13が、この発明の第2軸受に相当し、軸受24が、この発明の第3軸受に相当する。
(実施例2)
この発明の駆動力伝達装置の実施例2を、図4および図5に基づいて説明する。図4および図5は、駆動力伝達装置を示す正面半断面図である。実施例1と実施例2とを比較した場合、電磁石35の構成と、電磁石35の回り止め機構とが相違している。
この実施例2にいおては、電磁石35の鉄心36の外周に結合部89が形成されている。すなわち、鉄心36と結合部89とが磁性材料により一体化されている。この結合部89は、デファレンシャルキャリヤ1側に向けて突出している。また、結合部89は有底円筒状に構成され、結合部89の軸線G1と、軸線A1とが平行に配置されている。また、結合部89の外周には環状の取付溝90が形成され、取付溝90にはOリング91が取り付けられている。
一方、デファレンシャルキャリヤ1には取付孔92が形成され、結合部89が取付孔92内に嵌合されている。そして、取付孔92と結合部90との間がOリングによりシールされている。このように結合部89が取付孔92に嵌合され、結合部89とデファレンシャルキャリヤ1との係合力により、電磁石35が回り止めされている。これらの回り止め機構は、開口部1A,6Aに臨み配置されている。また、結合部89の固定孔93がデファレンシャルキャリヤ1の外部側に開口され、固定孔93には電線(リード線)を接続するためのコネクタ94が固定されている。なお、実施例2におけるその他の構成は、実施例1の構成と同様である。
また、この実施例2によれば、格別の部品を用いることなく、電磁石35に一体化された結合部89により、電磁石35の回り止めが行われる。このため、駆動力伝達装置の部品点数が抑制され、動力伝達装置の製造工数の低減と、駆動力伝達装置の軽量化と、駆動力伝達装置の製造コストの低減とを図ることができる。
さらに、実施例2によれば、結合部89にコネクタ94が取り付けられている。このため、結合部89を取付孔92に嵌合させるだけで、デファレンシャルキャリヤ1に対するコネクタ94の取り回しと、デファレンシャルキャリヤ1に対する電磁石35の回り止めと、結合部89の外周のシールとを完了させることができる。したがって、駆動力伝達装置の組み立て作業性が向上し、かつ、駆動力伝達装置の組み立て工数が低減される。
ここで、実施例2の構成と、この発明との対応関係を説明する。すなわち、コネクタ94と結合部89と取付孔92とがこの発明の回り止め機構に相当する。つまり、この回り止め機構は、デファレンシャルキャリヤ1とカバー6との当接面の内側に配置されている。実施例2のその他の構成と、この発明の構成との対応関係は、実施例1の構成とこの発明の構成との対応関係と同じである。この実施例2においても、実施例1と同様の構成部分については、実施例1と同様の作用効果を得られる。
この発明の駆動力伝達装置の実施例1を示す正面半断面図である。 図1の駆動力伝達装置の残りの半分を示す正面半断面図である。 図1および図2に示されたメインクラッチを係合するための構成であり、カムとボールとピストンとの関係を示す部分的な断面図である。 この発明の駆動力伝達装置の実施例2を示す正面半断面図である。 図4の駆動力伝達装置の残りの半分を示す正面半断面図である。
符号の説明
1…デファレンシャルキャリヤ、 2…ドライブピニオンシャフト、 6…カバー、 7…カップリングケース、 13…シール軸受、 20…シャフト、 24,41…軸受、 27…回転子、 35…電磁石、 49…パイロットクラッチ、 65…円筒部、 66…凹部、 69…突出部、 70,88…切欠部、 72…回り止めピン、 74…電線、 89…結合部、 92…取り付け孔、 94…コネクタ、 A1…軸線。

Claims (3)

  1. 軸線を中心として相対回転可能に配置された第1回転部材および第2回転部材と、この第1回転部材と第2回転部材との間のトルク伝達を制御するクラッチ機構と、このクラッチ機構を係合・解放させる電磁力を発生し、かつ、前記軸線を中心として配置された環状の電磁石と、この電磁石に対してギャップを介して配置された磁性体と、前記第1回転部材および前記電磁石を保持するために回転不能に配置された固定部材とを備えた駆動力伝達装置において、
    前記第1回転部材と前記電磁石との間に配置されて前記ギャップを設定するように前記電磁石を支持する第1軸受と、前記固定部材と前記電磁石との相対回転を防止する回り止め機構と、前記電磁石を前記固定部材に対して半径方向に位置決めする位置決め機構とを備えているとともに、前記位置決め機構が、前記電磁石と前記固定部材とを、相互に軸方向に相対移動可能に嵌合させて、前記電磁石を前記固定部材に対して半径方向に位置決めする構成であり、前記電磁石と前記固定部材との間に配置され、かつ、前記電磁石を軸方向に付勢する皿ばねを備え、前記回り止め機構が、前記電磁石の外周側に形成されていることを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 前記電磁石と、この電磁石に電流を供給する電線を接続するためのコネクタとが一体的に設けられ、前記回り止め機構が、前記コネクタと前記固定部材とを係合させて前記固定部材と前記電磁石との相対回転を防止する構成であることを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  3. 前記位置決め機構と前記第1軸受とが、半径方向にオーバーラップして配置されており、前記固定部材と前記第1回転部材の外周との間に配置されてこの第1回転部材を支持する第2軸受が設けられており、前記第1回転部材の内周側からこの第1の回転部材を支持する第3軸受が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動力伝達装置。
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