JP2005033576A - コンテンツ記録再生装置 - Google Patents

コンテンツ記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005033576A
JP2005033576A JP2003271342A JP2003271342A JP2005033576A JP 2005033576 A JP2005033576 A JP 2005033576A JP 2003271342 A JP2003271342 A JP 2003271342A JP 2003271342 A JP2003271342 A JP 2003271342A JP 2005033576 A JP2005033576 A JP 2005033576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
recording
video
composite
file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003271342A
Other languages
English (en)
Inventor
Takako Araki
孝子 荒木
Shigekazu Minechika
重和 峯近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2003271342A priority Critical patent/JP2005033576A/ja
Publication of JP2005033576A publication Critical patent/JP2005033576A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【構成】 アナログ受信機12および14によって受信された第1番組のデータおよび第2番組のデータは、ミキサ22によって視覚的にいって左側の番組または右側の番組となるように複合され、複合されたデータは1つの複合コンテンツとしてハードディスク50に記録される。複合コンテンツに含まれる2つの番組は、左側か右側かという位置情報によって管理される。たとえば、第1番組のデータを再生する操作をすると複合コンテンツが再生され、位置情報に基づいて再生コンテンツから第1番組に相当する映像信号が抽出される。抽出された映像信号はモニタに映像として表示されるとともに、ハードディスク50に単一コンテンツとして記録される。
【効果】 複合コンテンツに含まれる番組データを単一コンテンツ化し、一般的なコンテンツ再生装置で再生することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、コンテンツ記録再生装置に関し、特にたとえば、単一コンテンツおよび複数のコンテンツが複合された複合コンテンツの記録および再生を行う、コンテンツ記録再生装置に関する。
従来のコンテンツ記録再生装置の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1のコンテンツ記録再生装置は、同時に入力される複数の映像信号および音声信号を1つの複合コンテンツとして磁気テープに記録するものである。
特開平9−70004号公報[H04N 5/7826]
複合コンテンツに含まれる映像信号および音声信号を他の一般的なコンテンツ再生装置で再生できるように複合コンテンツから抽出して単一コンテンツにしたいという要望がある。しかし、特許文献1の従来技術では、記録媒体が磁気テープであるため、コンテンツを再生しながら同時に再生しているコンテンツを磁気テープに記録することができない。それゆえに、複合コンテンツから1つのコンテンツを抽出し、抽出したそのコンテンツを同一の磁気テープに単一コンテンツとして記録することができないという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、複合コンテンツに含まれるコンテンツを容易に単一コンテンツとし、一般的なコンテンツ再生装置で再生可能にできる、コンテンツ記録再生装置を提供することである。
請求項1の発明は、複合コンテンツを形成する複数のコンテンツの中から所望のコンテンツが選択されたとき複合コンテンツを管理情報に基づいて記録媒体から再生する第1再生手段、第1再生手段によって再生された複合コンテンツから所望のコンテンツを抽出する抽出手段、抽出手段によって抽出された所望のコンテンツを単一コンテンツとして記録媒体に記録する記録手段、および記録手段による記録が完了したとき管理情報の一部を更新する更新手段を備える、コンテンツ記録再生装置である。
請求項1の発明では、第1再生手段は複合コンテンツを形成する複数のコンテンツの中から所望のコンテンツが選択されると管理情報に基づいて複合コンテンツを記録媒体から再生する。抽出手段は第1再生手段によって再生された複合コンテンツから所望のコンテンツを抽出する。記録手段は抽出手段によって抽出された所望のコンテンツを単一コンテンツとして記録媒体に記録する。そして、更新手段は記録手段による記録が完了したときに記録手段によって記録された単一コンテンツを管理する管理情報の一部を更新する。したがって、請求項1の発明によれば、複合コンテンツを形成するコンテンツを単一コンテンツにすることができる。
請求項2の発明は、単一コンテンツが選択されたとき更新手段によって更新された管理情報に基づいて単一コンテンツを記録媒体から再生する第2再生手段をさらに備える、請求項1記載のコンテンツ記録再生装置である。
請求項2の発明では、第2再生手段は単一コンテンツが選択されたとき更新手段によって更新された管理情報に基づいて単一コンテンツを記録媒体から再生する。したがって、請求項2の発明によれば、複合コンテンツから単一コンテンツに変更されたコンテンツを再生することができる。
請求項3の発明は、管理情報は管理すべきコンテンツの記録位置を示す位置情報を含み、更新手段は所望のコンテンツを管理する管理情報に含まれる位置情報を更新する位置情報更新手段を含む、請求項1または2記載のコンテンツ記録再生装置である。
請求項3の発明では、管理情報には管理すべきコンテンツの記録媒体上のどこから記録されているかを示す記録位置を含んでおり、位置情報更新手段は、複合コンテンツを形成するコンテンツが単一コンテンツに変更されるとそのコンテンツの管理情報に含まれる記録位置を複合コンテンツの記録位置から単一コンテンツの記録位置へと更新する。請求項3の発明によれば、複合コンテンツを形成したり単一コンテンツに変更されたりするコンテンツの記録媒体上の記録開始位置を容易に管理することができる。
請求項4の発明は、管理情報は管理すべきコンテンツが複合コンテンツの一部であるか単一コンテンツであるかを識別する識別情報を含み、更新手段は所望のコンテンツを管理する管理情報に含まれる識別情報を更新する識別情報更新手段を含み、識別情報に基づいて記録媒体に記録されたコンテンツの記録態様を案内する案内手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置である。
請求項4の発明では、管理情報には管理すべきコンテンツが複合コンテンツの一部であるか単一コンテンツであるかを識別する識別情報を含んでおり、識別情報更新手段は、複合コンテンツを形成するコンテンツが単一コンテンツに変更されるとそのコンテンツの管理情報に含まれる識別情報をコンテンツが複合コンテンツの位置部であることを示す情報から単一コンテンツであることを示す情報へと更新する。請求項4の発明によれば、複合コンテンツを形成したり単一コンテンツに変更されたりするコンテンツが複合コンテンツの一部であるか単一コンテンツであるかを容易に識別することができる。
請求項5の発明は、コンテンツは映像コンテンツを含み、管理情報は所望の映像コンテンツの映像が複合コンテンツの映像のどの部分であるかを示す映像位置情報を含み、抽出手段は、映像位置情報に基づいて複合コンテンツから所望の映像コンテンツを抽出する映像抽出手段、および映像抽出手段によって抽出された所望の映像コンテンツの映像のサイズを調整するサイズ調整手段をふくむ、請求項1ないし4のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置である。
請求項5の発明では、コンテンツには映像が含まれ、映像抽出手段は複合コンテンツに含まれる複数の映像の中から所望のコンテンツの映像部分を抽出し、サイズ調整手段は映像抽出手段によって抽出された所望のコンテンツの映像部分を本来のサイズに調整する。請求項5の発明によれば、コンテンツとして映像を扱うことができる。
請求項6の発明は、映像抽出手段によって抽出された所望の映像コンテンツをモニタに出力する映像出力手段をさらに備える、請求項5記載のコンテンツ記録再生装置である。
請求項6の発明では、映像出力手段は映像抽出手段によって抽出された所望の映像コンテンツをモニタに出力する。請求項6の発明によれば、映像コンテンツを見ながら複合コンテンツの一部であるコンテンツを単一コンテンツに変更することができる。
請求項7の発明は、コンテンツはモノラル音声コンテンツを含み、抽出手段は、所望のコンテンツに対応するモノラル音声コンテンツを複合コンテンツから抽出する音声抽出手段、音声抽出手段によって抽出されたモノラル音声コンテンツを所望のコンテンツのLチャネル音声もしくはRチャネル音声のどちらか一方に割り当てる割当手段、および音声抽出手段によって抽出されたモノラル音声コンテンツを用いて所望のコンテンツのLチャネル音声もしくはRチャネル音声の他方を補完する補完手段をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置である。
請求項7の発明では、コンテンツには音声が含まれる。音声抽出手段は複合コンテンツから所望のコンテンツに対応するモノラル音声コンテンツを抽出し、割当手段は音声抽出手段によって抽出されたモノラル音声を所望のコンテンツのLチャネル音声もしくはRチャネル音声のどちらか一方に割り当てる。また、補完手段は音声抽出手段によって抽出されたモノラル音声コンテンツを用いて所望のコンテンツの他方のLチャネル音声もしくはRチャネル音声を補完する。つまり、複合コンテンツから抽出されたコンテンツの音声はLチャネルの音声とRチャネルの音声とが同じとなる。請求項7の発明によれば、コンテンツとして音声を取り扱うことができる。
請求項8の発明は、所望のコンテンツのLチャネル音声およびRチャネル音声をスピーカに出力する音声出力手段をさらに備える、請求項7記載のコンテンツ記録再生装置である。
請求項8の発明では、音声出力手段は所望のコンテンツのLチャネル音声およびRチャネル音声をスピーカに出力する。請求項8の発明によれば、音声コンテンツを聴きながら複合コンテンツの一部であるコンテンツを単一コンテンツに変更することができる。
請求項9の発明は、コンテンツ記録再生装置によって実行される記録再生プログラムであって、(a)複合コンテンツを形成する複数のコンテンツの中から所望のコンテンツが選択されたとき複合コンテンツを管理情報に基づいて記録媒体から再生する再生ステップ、(b)再生ステップによって再生された複合コンテンツから所望のコンテンツを抽出する抽出ステップ、(c)抽出ステップによって抽出された所望のコンテンツを単一コンテンツとして記憶媒体に記録する記録ステップ、および(d)記録ステップによる記録が完了したとき管理情報の一部を更新する更新ステップを備える、記録再生プログラムである。
請求項9の発明では、まず、複合コンテンツを形成する複数のコンテンツの中から所望のコンテンツが選択されたとき複合コンテンツを管理情報に基づいて記録媒体から再生する。次に、再生された複合コンテンツから所望のコンテンツを抽出する。そして、抽出された所望のコンテンツを単一コンテンツとして記録媒体に記録する。最後に、単一コンテンツの記録が完了したとき管理情報の一部を更新する。請求項9の発明によれば、複合コンテンツを形成するコンテンツを単一コンテンツにすることができる。
この発明によれば、複合コンテンツを再生と同時に記録が可能な記録媒体に記録し、再生した複合コンテンツから所望のコンテンツを抽出して記録媒体に記録する。また、複合コンテンツに含まれる各々のコンテンツは、複合コンテンツであるか単一コンテンツであるかの別を示す識別子や記録媒体における位置などを含む管理情報によって個々に管理されるので、複合コンテンツから所望のコンテンツを抽出して単一コンテンツとする際にコンテンツのデータに操作を加える必要がない。したがって、複合コンテンツに含まれるコンテンツを容易に単一コンテンツとすることができ、単一コンテンツ化されたコンテンツを他の一般的なコンテンツ再生装置で再生することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のハードディスクビデオレコーダ10は、アナログ受信機12および14を含む。図示しないアンテナによって捉えられた高周波テレビジョン信号は、アナログ受信機12および14に与えられる。
このハードディスクビデオレコーダ10によれば、アナログ受信機12および14によって受信された2つの放送チャンネルの番組を同時に1つのファイルとして記録することができる。そして、1つのファイルに記録された2つの番組の一方を再生するときに、再生しながら同時に記録することによって、再生されている番組のデータを単一の別のファイルにできる。
操作パネル80によって2番組録画(同時録画)モードと所望の2つの放送チャネルつまり第1放送チャネルおよび第2放送チャネルとが選択されると、CPU84は、アナログ受信機12に第1放送チャネルの選択を命令し、アナログ受信機14に第2放送チャネルの選択を命令し、そして2番組記録モードをMPEG処理用LSI20に設定する。
アナログ受信機12からは第1放送チャネルのコンポジットビデオ信号とLチャネルおよびRチャネルのオーディオ信号とが出力され、アナログ受信機14からは第2放送チャネルのコンポジットビデオ信号とLチャネルおよびRチャネルのオーディオ信号とが出力される。
NTSCデコーダ16はアナログ受信機12から出力されたコンポジットビデオ信号をデコードしてビデオデータを生成し、NTSCデコーダ18はアナログ受信機14から出力されたコンポジットビデオ信号をデコードしてビデオデータを生成する。図2(A)および図2(B)から分かるように、いずれのビデオデータも、1フィールドの水平画素数および垂直画素数はそれぞれ“720”および“240”である。
生成された2つの放送チャネルのビデオデータはミキサ22によって互いに複合され、これによって図2(C)に示す複合ビデオデータが得られる。複合ビデオデータについても、1フィールドの水平画素数および垂直画素数は“720”および“240”である。また、複合ビデオデータを形成する各ラインの水平方向前半(画面左側)には第1放送チャネルのビデオ成分が含まれ、各ラインの水平方向後半(画面右側)には第2放送チャネルのビデオ成分が含まれる。したがって、1つの放送チャネルのビデオデータの水平画素は2分の1に間引かれている。セレクタ24はミキサ22から出力された複合ビデオデータを選択し、MPEG−Vエンコーダ26はセレクタ24から出力された複合ビデオデータをビデオES(ES:Elementary Stream)に変換し、パケット化回路28は変換されたビデオESをパケット化する。
一方、アナログ受信機12から出力されたLチャネルおよびRチャネルのオーディオ信号はそれぞれ、A/D変換器30および32によってディジタル信号に変換される。また、アナログ受信機14から出力されたLチャネルおよびRチャネルのオーディオ信号はそれぞれ、A/D変換器34および36によってディジタル信号に変換される。セレクタ38はA/D変換器30および34から出力されたLチャネルのオーディオデータを選択し、MPEG−Aエンコーダ40はセレクタ38から出力されたオーディオデータをオーディオESに変換し、そしてパケット化回路42はオーディオESをパケット化する。なお、セレクタ38が選択するのは、A/D変換器32および36から出力されたRチャネルのオーディオデータであってもよい。
マルチプレクサ44は、パケット化回路28および42からそれぞれ出力されたビデオPESおよびオーディオPESを多重してMPEG−PSを生成し、生成したMPEG−PSをMPEGバッファ46を介してHDD48に与える。MPEG−PSは、HDD48によってMPEGファイル形式でハードディスク50に記録される。こうして、第1放送チャネルの番組と第2放送チャネルの番組とが、1つのMPEGファイルとして記録される。
操作パネル80によって通常録画モードと所望の1チャネルつまり第1放送チャネルとが選択されると、CPU84は、アナログ受信機12および14のうちアナログ受信機12に第1放送チャネルの選択を指示し、MPEG処理用LSI20に通常録画モードを設定する。セレクタ24は、NTSCエンコーダ16から出力されたビデオデータを選択し、セレクタ38は、A/D変換器30から出力されたLチャネルのオーディオデータとA/D変換器32から出力されたRチャネルのオーディオデータとを選択する。この結果、第1放送チャネルの番組が1つのMPEGファイルに格納された状態でハードディスク50に記録される。
以上説明したように、ハードディスク50に記録されるMPEGファイルには、1チャネルのみのデータからなるファイル(以下、“単一ファイル”と呼ぶ)と2つのチャネルのデータからなるファイル(以下、“複合ファイル”と呼ぶ)が存在する。
ハードディスク50に記録されるMPEGファイルは、図3に示すようなデータ構成となっている。図3からわかるように、MPEGファイルは、“File Entry”と“実データ(ビデオデータおよびオーディオデータ)”とを含んでいる。File Entryは、実データについての情報が記録された複数の項目を階層的に含んでおり、これらの項目の中に“Implementation Use Area”という項目と“Extent Location”という項目が含まれている。
図4(A)および図4(B)から分かるように、単一ファイルの場合にはMPEGファイル1つに対してFile Entryは1つであるが、複合ファイルの場合にはMPEGファイル1つに対して2つのFile Entry(第1放送チャネルの番組データ用のFile Entry(L)と第2放送チャネルの番組データ用のFile Entry(R))が存在する。
Implementation Use Areaの項目は6バイトの長さを持っており、このうちの1バイト目(IUA[0]と表す)を単一ファイルと複合ファイルとを区別するために使用する。単一ファイルの場合には、IUA[0]のすべてのビットが“0”(00000000(00h))であるが、複合ファイルの場合には、IUA[0]の2ビット目を“1”(00000010(02h))とする。また、複合ファイルには左側の映像データ(第1放送チャネルの番組)と右側の画像データ(第2放送チャネルの番組)とがあるので、右側の画像データのFile EntryのIUA[0]の1ビット目に“1”(00000011(03h))を立てることによって左側の画像データと右側の画像データとを区別する。
つまり、図4(A)および図4(B)に示すように、単一ファイルの場合にはFile EntryのIUA[0]は“00h”であり、複合ファイルの左側の映像データのFile Entry(L)のIUA[0]は“02h”であり、複合ファイルの右側の映像データのFile Entry(R)のIUA[0]は“03h”となる。
“Extent Location”の項目は4バイトの長さを持っており、“実データ”のハードディスク50上の記録開始位置がこの項目に格納される。なお、複合ファイルである場合には、左側の画像データと右側の画像データとの両方のFile EntryのExtent Locationの値は同じ(ハードディスク50上のデータの開始位置が同じ)となる。
CPU84は、File EntryおよびEPG(Electronic Program Guide)を基に、図6に示すような番組管理テーブルを内部メモリ上に作成してファイルを管理している。図6に示すように、番組管理テーブルには、“番組名”、“単一ファイル(1ch)であるか複合ファイル(2ch)であるかの種別”、複合ファイルである場合に“左側の映像データであるか右側の映像データであるかの種別”および“ディスク内の開始位置”の項目を備えている。この番組管理テーブルは、MPEGファイル単位ではなく、File Entry単位で番組のデータを管理する。したがって、図6の番組Bおよび番組Cからわかるように、複合ファイルの場合、MPEGファイルは1つであるが、ファイルに含まれる2つの番組のデータが別々に管理される。つまり、たとえば、番組Bは、複合ファイルに左側の画像データとして記録されており、ハードディスク50上における開始位置は“00002000h”である。同様に番組Cは、複合ファイルに右側のデータとして記録されており、ハードディスク50上における開始位置は番組Bと同じで“00002000h”である。番組Aおよび番組Dは単一ファイルである。
ユーザが録画番組を再生する場合には、モニタ68に、図8に示すようなユーザ用メニューが表示される。このメニューは番組管理テーブルと同様にFile EntryおよびEPGを基に作成される。図8からわかるように、番組Bおよび番組Cは1つのMPEGファイル(複合ファイル)として記録されているが、ユーザメニューには複合ファイルであることは表示されていない、したがってユーザが単一ファイルであるか複合ファイルであるかを意識することはない。つまり、ユーザは複合ファイルとして記録されている2つの番組を別々に扱うことができる。
ユーザがユーザ用メニューに基づいて操作パネル80から操作し、たとえば、複合ファイルに納められている番組B(記録映画)の再生を指示すると、CPU84は、選択された番組Bが納められているMPEGファイル(複合ファイルであり、番組Bと番組Cとの2つの番組のデータを含んでいる)をハードディスク50から特定し、特定したMPEGファイルの再生をHDD48に命令する。HDD48は、所望のMPEGファイルからMPEG−PSを読み出し、読み出されたMPEG−PSをMPEGバッファ52を通してデマルチプレクサ54に与える。
デマルチプレクサ54は、与えられたMPEG−PSからビデオPESパケットおよびオーディオPESパケットを抽出し、ビデオPESパケットを非パケット化回路56に、オーディオPESパケットを非パケット化回路60にそれぞれ与える。非パケット化回路56および60はそれぞれ、ビデオPESおよびオーディオPESをビデオESおよびオーディオESに変換し、変換したビデオESおよびオーディオESをMPEG−Vデコーダ58およびMPEG−Aデコーダ62に与える。
MPEG−Vデコーダ58は、与えられたビデオESをデコードしてビデオデータを生成し、生成したビデオデータをビデオプロセサ64に与える。ビデオプロセサ64は、CPU84の指示にしたがって、MPEG−Vデコーダ58から与えられたビデオデータに含まれる左右2つの画像データ(この例では、番組Bおよび番組C)のうちの一方の画像データ(番組B)を抽出して出力する。
ビデオプロセサ64は、具体的には図9に示すように構成されている。つまり、ビデオプロセサ64はSEL(SELector)90、データ伸長回路92およびデータ選択回路94を含んでいる。SEL90には、MPEG−Vデコーダ58からのビデオデータ(入力A)と、MPEG−Vデコーダ58から出力されデータ選択回路94およびデータ伸長回路92を介したビデオデータ(入力B)とが入力される。データ選択回路94にはビデオデータの他に、CPU84からL/R選択信号が与えられる。データ選択回路94は、CPU84から与えられるL/R選択信号にしたがって、ビデオデータに含まれる左側(L)の画像データに相当する部分と右側(R)の画像データに相当する部分とのどちらかを1ライン毎に選択してデータ伸長回路92に出力する。
データ選択回路94には、図示しないクロック生成回路が発生した、ビデオデータを形成する画素をカウントする図10(B)に示すようなクロック信号(Clock)が入力される。また、データ選択回路94は、L/R選択信号が左側の画像データの選択を示しているときには図10(C)に示すようなイネーブル信号ENABLE_Lを生成し、L/R選択信号が右側の画像データの選択を示しているときには図10(D)に示すようなイネーブル信号ENABLE_Rを生成する。図10(A)に示すビデオデータがイネーブル信号ENABLE_Lもしくはイネーブル信号ENABLE_Rのどちらかのタイミングで抽出されることにより、左側の画像データと右側の画像データとのどちらか一方が選択されて出力される。
データ伸長回路92は、こうしてデータ選択回路94から与えられたビデオデータを横方向に2倍に伸長してSEL90に与える。このように、SEL90には、MPEG−Vデコーダ58から出力されたそのままのビデオデータ(入力A)と、左側もしくは右側の画像データが抽出されてかつ伸長されたビデオデータ(入力B)とが入力される。通常時(単一ファイルの再生時)にはSEL90は、出力Aのビデオデータを選択して出力する。しかし、複合ファイルのビデオデータの再生の際には、CPU84から2ch選択信号がSEL90に入力され、SEL90は2ch選択信号に応じて出力Bのビデオデータを出力する。
入力Aもしくは入力Bのビデオデータは、ビデオプロセサ64によってNTSCエンコーダ66およびSEL24に与えられる。
NTSCエンコーダ66に与えられたビデオデータは、コンポジットビデオ信号に変換され、変換されたコンポジットビデオ信号は映像モニタ68に出力される。この結果、複合ファイルとして記録されていた2つの番組映像のうちの一方の番組映像(この例では番組B(記録映画))が映像モニタ68に表示される。
MPEG−Aデコーダ62は、非パケット化回路60から与えられたオーディオESをデコードして第1放送チャネルの番組(番組B(記録映画))に対応するLチャネルのオーディオデータと第2放送チャネルの番組(番組C(サッカーワールドカップ))に対応するRチャネルのオーディオデータとを生成する。生成されたこれらのオーディオデータは、オーディオプロセサ70に与えられる。オーディオプロセサ70は、与えられたLチャネルのオーディオデータとRチャネルのオーディオデータのうち再生が指定されていないRチャネル(番組C(サッカーワールドカップ))のオーディオデータをカットし、Lチャネル(番組B(記録映画))のオーディオデータを出力するとともに、Lチャネルのオーディオデータと同じ内容のデータをRチャネルのオーディオデータとして出力する。
オーディオプロセサ70は、具体的には図11に示すように4つのSEL100、102、104および106から構成されている。SEL102には、LチャネルのオーディオデータとSEL100からの出力が入力され、SEL106には、RチャネルのオーディオデータとSEL104からの出力が入力される。そして、通常時(単一ファイルの再生時)には、SEL102はLチャネルのオーディオデータを選択し、SEL106はRチャネルのオーディオデータを選択する。
一方、複合ファイルの番組を再生する際には、CPU84から2ch選択信号がSEL102およびSEL106にそれぞれ与えられ、この2ch選択信号に応じてSEL102はSEL100からの入力を選択して出力し、SEL106はSEL106からの入力を選択して出力する。
SEL100およびSEL104にはLチャネルのオーディオデータおよびRチャネルのオーディオデータの両方が入力される。また、SEL100およびSEL104にはL/R選択信号がCPU84から与えられる。複合ファイルの左側の番組を再生するときには、L/R選択信号はLチャネルのオーディオデータの選択を促がす信号となり、複合ファイルの右側の番組を再生するときには、L/R選択信号はRチャネルのオーディオデータの選択を促がす信号となる。したがって、複合ファイルの左側の番組を再生するときには、SEL102およびSEL106からはともにLチャネルのオーディオデータが出力され、複合ファイルの右側の番組を再生するときには、SEL102およびSEL106からはともにRチャネルのオーディオデータが出力される。
SEL102からの出力はD/A変換器72に与えられ、SEL106からの出力はD/A変換器74に与えられる。そして、D/A変換器72によって変換されたオーディオデータはスピーカ76に与えられ、D/A変換器74によって変換されたオーディオデータはスピーカ78に与えられる。
こうして、番組B(記録映画)のモノラル音声がスピーカ76およびスピーカ78から出力される。なお、以上の説明から分かるように通常再生(単一ファイルの再生)の場合には、スピーカ76からLチャネルの音声が出力され、スピーカ78からRチャネルの音声が出力される。
なお、ビデオデータはビデオプロセサ64によってSEL24にも与えられ、番組B(記録映画)のように複合ファイルとして記録されている番組を再生するときには、CPU84からの制御信号に応じて、SEL24はビデオプロセサ64によって与えられたビデオデータを出力として選択する。
こうしてSEL24によって出力されたビデオデータは、上述したように、MPEG−Vエンコーダ26およびパケット化回路28を介してマルチプレクサ44に与えられる。
また、オーディオプロセサ70からの出力はSEL38にも与えられており、番組B(記録映画)のように複合ファイルとして記録されている番組を再生するときには、CPU84からの制御信号に応じて、SEL38はオーディオプロセサ70によって与えられたビデオデータを出力として選択する。
こうしてSEL38によって出力されたLチャネルのオーディオデータおよびRチャネルのオーディオデータ(内容はLチャネルおよびRチャネルともに同じ)は、上述したように、MPEG−Aエンコーダ40およびパケット化回路42を介してマルチプレクサ44に与えられる。
このように、マルチプレクサ44に与えられたビデオデータ(ビデオPES)およびオーディオデータ(オーディオPES)は、マルチプレクサ44によって多重されてMPEG−PSとなり、MPEGバッファ46を介してHDD48に与えられる。そして、HDD48に与えられたMPEG−PSはHDD48によってハードディスク50に記録される。
このように、複合ファイルとして記録されている番組を再生する場合には、その番組の伸長されたビデオデータおよびオーディオデータが複合ファイルとは別の単一ファイルとしてハードディスク50に記録される。
複合ファイルの再生が終了すると、ハードディスク50への書き込みも終了する。そして、ハードディスク50への書き込みが終了すると、File Entry、および番組管理テーブルを更新する。ハードディスク50に書き込まれたのは、複合ファイルに記録されていた左側(第1放送チャネル)の番組と右側(第2放送チャネル)の番組のうちの左側の番組(番組B(記録映画))なので、図5(A)に示すようにFile Entry(L)を更新する。図5(A)に示すように、番組B(記録映画)のファイルは単一ファイルとなったので、IUA[0]を“02h”から“00h”に変更する。また、ファイルのハードディスク50上の記録開始位置を示すExtent Locationの値を新しく作成された単一ファイルの記録開始位置に変更する。図5(A)の例では、ファイルの開始位置は“00002000h”(図4(B)参照)から“00005000h”に変更されている。
番組管理テーブルは図6に示す内容から図7に示す内容に変更される。図6および図7に示すように、番組Bの項目は、1chと2chとの種別が1chとなり、L側とR側との種別が“−”となる。そして、ファイルの開始位置が“00005000h”に変更される。
このようにFile Entryおよび番組管理テーブルは更新されるが、図8に示したユーザ用メニューの内容は変更されない。しかし、ユーザがユーザ用メニューに基づいて再び番組Bを再生する操作をすると、更新されたFile Entry(L)が参照されるので、ハードディスク50の開始位置“00002000h”から記録されている複合ファイルではなく、開始位置“00005000h”から記録されている単一ファイルが再生される。
ここで、番組Bの番組の再生が行われた後に、番組Cの番組の再生が行われると、番組Bの番組のときと同様の処理が行われ、番組Cの番組についても伸長されたビデオデータおよびオーディオデータがハードディスク50に書き込まれる。そして、File Entry(R)および番組管理テーブルの更新が行われる。このとき、File Entry(R)は図5(B)に示したように、IUA[0]が“00h”となり、Extent Locationがたとえば“00006000h”となる。このようになると、ハードディスク50上の開始位置“00002000h”からの場所には、番組Bおよび番組Cの番組が記録された複合ファイルが存在するが、File Entry(L)は開始位置“00005000h”からの単一ファイルを番組データとして参照し、File Entry(R)は開始位置“00006000h”からの単一ファイルを番組データとして参照するので、システム上、開始位置“00002000h”から記録されている複合ファイルは存在しないものとして扱われる。なお、開始位置“00002000h”から記録されている複合ファイルを磁気的に消去するようにしてもよい。
これらの動作はCPU84によって制御されるが、CPU84はフラッシュメモリ82に記録されているプログラムを実行することによってこれらの動作を制御する。
以下に、図12から図16に示すフロー図を用いてCPU84の動作を説明する。ユーザが操作パネル80を操作して通常録画(第1放送チャネルの番組の録画)の操作をすると、CPU84は、図12のステップS1において、録画操作が行われたと判断する。そして、ステップS3では、これからファイルの書き込みを開始するハードディスク50上の書き込み開始位置“S”を取得して図示しないCPU84の内部メモリに記録する。
ステップS5では、同時録画(第1放送チャネルの番組と第2放送チャネルの番組との同時録画)であるかどうかを判断する。通常録画であるので、ステップS5からステップS21に進む。ステップS21では、SEL24にNTSCデコーダ16の選択を指示する。次のステップS38ではSEL38にA/D変換器30および32の選択を指示する。そして、ステップS25においてビデオデータおよびオーディオデータのハードディスク50への書き込み開始をHDD48に命令する。これによって、アナログ受信機12から出力される第1放送チャネルの番組のビデオデータおよびオーディオデータがハードディスク50に記録される。ステップS25では録画の終了であるかどうかを判断する。この録画の終了には、ユーザの操作パネル80の操作による強制的な終了と、予約録画の場合のようにタイマーによる終了とがある。
ステップS27において録画の終了であると判断すると、ステップS29において書き込み停止をHDD48に命令する。ステップS31ではFile Entryを作成する。ここで作成されるFile Entryは、IUA[0]が“00h”であり、開始位置を示すExtent Locationの値はステップS3において取得した“S”である。そして、図13のステップS33において、作成されたFile Entryをハードディスク50に記録する。
ステップS35では作成したFile EntryおよびEPG(Electric Program Guide)に基づいて番組管理テーブルを更新し、ステップS37ではユーザ用メニューを更新する。
ユーザが操作パネル80から操作して同時録画(第1放送チャネルの番組と第2放送チャネルの番組との同時録画)の操作をすると、CPU84は、図12のステップS1において、録画操作が行われたと判断する。そして、ステップS3では、これからファイルの書き込みを開始するハードディスク50上の書き込み開始位置“S”を取得してCPU84の内部メモリに記録する。
ステップS5では、同時録画であるかどうかを判断する。同時録画なので、ステップS5からステップS7に進む。ステップS7では、SEL24にミキサ22の選択を指示する。次のステップS9ではSEL38にA/D変換器30および34の選択を指示する。そして、ステップS11においてビデオデータおよびオーディオデータのハードディスク50への書き込み開始をHDD48に命令する。これによって、第1放送チャネルの番組と第2放送チャネルの番組とが1つのMPEGファイルとしてハードディスク50に記録される。ステップS13では録画の終了であるかどうかを判断する。この録画の終了には、ユーザの操作パネル80の操作による強制的な終了と、予約録画の場合のようにタイマーによる終了とがある。
ステップS27において録画の終了であると判断すると、ステップS15において書き込み停止をHDD48に命令する。ステップS17およびステップS19では第1放送チャネルの番組用のFile Entry(L)と第2放送チャネルの番組用のFile Entry(R)とを作成する。ステップS17で作成されるFile Entry(L)は、IUA[0]が“02h”でExtent Locationが“S”であり、ステップS19で作成されるFile Entry(R)は、IUA[0]が“03h”でExtent Locationが“S”である。
図13のステップS33では、ステップS17およびステップS19において作成したFile Entry(L)およびFile Entry(R)をハードディスク50に書き込む。そして、ステップS35ではFile Entry(L)およびFile Entry(R)とEPGに基づいて番組管理テーブルの更新を行い、ステップS37においてユーザ用メニューを更新する。
ユーザが操作パネル80から操作してファイルの再生の操作をすると、CPU84は、図14のステップS41において、再生操作が行われたと判断し、ステップS43において、図8に示したようなユーザ用メニューを表示する。ユーザはこのユーザ用メニューを参照しながら操作パネル80から操作して再生する番組を選択する。すると、ステップS45において、番組が選択されたと判断し、ステップS47において、選択された番組のデータが同時録画ファイル(複合ファイル)として記録されているかどうかどうかを番組管理テーブルを参照して判断する。
選択された番組が通常録画ファイル(単一ファイル)として記録されている場合には、ステップS47からステップS49に進む。ステップS49では、MPEG−Vデコーダ58からの入力をそのまま出力とするようにビデオプロセサ64を設定する。また、ステップS51ではMPEG−Aデコーダ62からの入力をそのまま出力とするようにオーディオプロセサ70を設定する。
そして、ステップS53では、選択された番組のファイルの再生の開始を命令する。これによって、選択した番組の映像がモニタ68に表示され、ステレオ音声がスピーカ76および78から出力される。ステップS55では、再生が終了したかどうかを判断し、再生が終了したと判断した場合には、ステップS57において再生の停止を命令する。こにより、番組の再生が終了する。
一方、ユーザが再生を指定した番組が同時録画ファイル(複合ファイル)として記録されている場合には、図15のステップS61において、ハードディスク50への書き込み開始位置“S”を取得する。これは、再生と同時に記録もするためである。そして、ステップS63では、選択された番組は複合ファイルの左側(第1放送チャネル)および右側(第2放送チャネル)のうちの左側であるかどうかを判断する。
左側であると判断する場合には、ステップS65において当該番組に対応するFile Entry(L)のハードディスク50上の位置をポインタPでポイントしておく。そして、ステップS67では、MPEG−Vデコーダ58の出力のうちの左側の映像に相当する部分を出力するようにビデオプロセサ64を設定する。また、ステップS69では、MPEG−Aデコーダ62から出力されるLチャネルのオーディオデータとRチャネルのオーディオデータのうちのLチャネルのオーディオデータを出力するようにオーディオプロセサ70を設定する。
一方、ステップS63において左側でない、つまり右側(第2放送チャネル)であると判断する場合には、ステップS81において当該番組に対応するFile Entry(R)のハードディスク50上の位置をポインタPでポイントしておく。そして、ステップS83では、MPEG−Vデコーダ58の出力のうちの右側の映像に相当する部分を出力するようにビデオプロセサ64を設定する。また、ステップS85では、MPEG−Aデコーダ62から出力されるLチャネルのオーディオデータとRチャネルのオーディオデータのうちのRチャネルのオーディオデータを出力するようにオーディオプロセサ70を設定する。
ステップS71では、セレクタ24にビデオプロセサ64を選択させる。ステップS73では、セレクタ38にオーディオプロセサ70を選択させる。このことによって、ビデオプロセサ64の出力(ビデオデータ)およびオーディオプロセサ70の出力(オーディオデータ)がフィードバックされ、ビデオプロセサ64の出力およびオーディオプロセサ70の出力をハードディスク50に書き込むことができる。
このような状態で、ステップS75において再生の開始命令を行い、ステップS77において書き込みの開始を命令することによって、複合ファイルに含まれる2つの番組のうちの一方の再生が行われるとともに、再生内容が単一ファイルとしてハードディスク50に記録される。
ステップS79では、複合ファイルの再生が終了したかどうかを判断する。なお、この再生の終了には、番組を最後まで再生して終了する場合と、ユーザの操作パネル80からの操作による強制終了とがある。ステップS79において、再生が終了したと判断された場合には、ステップS87において再生の停止命令を行って番組の再生を停止し、ステップS89において書き込みの停止命令を行ってハードディスク50への書き込みを停止する。
ステップS91では、ファイルの再生の停止が、ファイルが最後まで再生されたうえで行われたか否かを判断する。これは、ファイルが最後まで再生された場合にはハードディスク50への書き込み(単一ファイルの作成)を有効とし、途中で再生が停止された場合にはハードディスク50への書き込みを無効とするためである。これによって、番組の内容が途中で中断された単一ファイルが作成されることを防止する。
ステップS91において、ファイルの再生が途中で停止されたと判断するときには、そのまま処理を終了する。一方、ファイルの再生が最後まで行われたと判断するときには、ステップS93において、ポインタPによってポイントしているFile Entryを更新する。この更新は、IUA[0]を“00h”とし、Extent Locationを“S”とすることによって行われる。こうすることによって、File Entryに対応するファイルが複合ファイルから新しく生成された単一ファイルに切り換わる。
ステップS95では、File Entryの更新に基づいて番組管理テーブルを更新する。この更新によって、再生された番組の番組管理テーブルの項目の1chと2chとの種別が1chとなり、L側とR側との種別が“−”となり、ファイルの開始位置が“S”となる。
以上に説明したように、この発明のハードディスクビデオレコーダ10では、ファイルはランダムアクセス可能で再生と同時に記録が可能なハードディスク50に記録されるので、複合ファイルを再生し、再生した信号から所定の番組の信号を抽出して抽出した信号を再び記録することによって複合ファイルに含まれる所定の番組を容易に単一ファイルとすることができる。そして、単一ファイルとなった番組は他の記録媒体、たとえばDVDなどにコピーすることによって他の一般的な再生装置でも再生することができるようになる。
また、この発明のハードディスクビデオレコーダ10では、1つのMPEGファイルに記録された2つの番組を2つの番組にそれぞれ対応した2つのFile Entryを用いて個々に管理することができる。したがって、ユーザは2つの番組が1つのMPEGファイルに納められていることを意識することなく2つの番組のデータをそれぞれ別々に操作することができるので、ユーザの使い勝手も向上する。
なお、上述した実施例は形態を種々に変更することができる。たとえば、上述の例では、複合ファイルとして記録されている番組のデータは、複合ファイルが再生されるとき(ユーザが番組を視聴するとき)に、再生と同時に単一ファイル化されるが、複合ファイルの再生時以外であっても、ユーザの操作に応じて単一ファイル化できるようにしてもよい。
また、複合ファイルに含まれる2つの番組の両方が単一ファイル化された場合に、複合ファイルのデータはシステム上無視されることとしたが、この場合には磁気的に複合ファイルのデータを消去するようにしてもよい。
さらに、上述の例では、記録媒体をハードディスク50としたが、これに代えて半導体メモリを利用してもよい。
この発明の一実施例の構成を示すグロック図である。 図1の実施例において出力される映像の例を示す図解図である。 図1の実施例において作成されるFile Entryの構成を示す図解図である。 図1の実施例において作成されるFile Entryの例を示す図解図である。 図1の実施例において作成されるFile Entryの例を示す図解図である。 図1の実施例において作成される番組管理テーブルの例を示す図解図である。 図1の実施例において作成される番組管理テーブルの例を示す図解図である。 図1の実施例において作成されるユーザ用メニューの例を示す図解図である。 図1の実施例に含まれるビデオプロセサの構成例を示すブロック図である。 ビデオプロセサで処理される信号を示す図解図である。 図1の実施例に含まれるオーディオプロセサの構成例を示すブロック図である。 図1の実施例におけるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図12に続くフロー図である。 図13とは別のルートで図12に続くフロー図である。 図14に続くフロー図である。 図15に続くフロー図である。
符号の説明
10 …ハードディスクビデオレコーダ
12,14 …アナログ受信機
20 …MPEG処理用LSI
48 …HDD
50 …ハードディスク
64 …ビデオプロセサ
70 …オーディオプロセサ
84 …CPU

Claims (9)

  1. 複合コンテンツを形成する複数のコンテンツの中から所望のコンテンツが選択されたとき前記複合コンテンツを管理情報に基づいて記録媒体から再生する第1再生手段、
    前記第1再生手段によって再生された複合コンテンツから前記所望のコンテンツを抽出する抽出手段、
    前記抽出手段によって抽出された前記所望のコンテンツを単一コンテンツとして前記記録媒体に記録する記録手段、および
    前記記録手段による記録が完了したとき前記管理情報の一部を更新する更新手段を備える、コンテンツ記録再生装置。
  2. 前記単一コンテンツが選択されたとき前記更新手段によって更新された管理情報に基づいて前記単一コンテンツを前記記録媒体から再生する第2再生手段をさらに備える、請求項1記載のコンテンツ記録再生装置。
  3. 前記管理情報は管理すべきコンテンツの記録位置を示す位置情報を含み、
    前記更新手段は前記所望のコンテンツを管理する管理情報に含まれる位置情報を更新する位置情報更新手段を含む、請求項1または2記載のコンテンツ記録再生装置。
  4. 前記管理情報は管理すべきコンテンツが前記複合コンテンツの一部であるか前記単一コンテンツであるかを識別する識別情報を含み、
    前記更新手段は前記所望のコンテンツを管理する管理情報に含まれる識別情報を更新する識別情報更新手段を含み、
    前記識別情報に基づいて前記記録媒体に記録されたコンテンツの記録態様を案内する案内手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  5. 前記コンテンツは映像コンテンツを含み、
    前記管理情報は所望の映像コンテンツの映像が前記複合コンテンツの映像のどの部分であるかを示す映像位置情報を含み、
    前記抽出手段は、前記映像位置情報に基づいて前記複合コンテンツから所望の映像コンテンツを抽出する映像抽出手段、および前記映像抽出手段によって抽出された所望の映像コンテンツの映像のサイズを調整するサイズ調整手段をふくむ、請求項1ないし4のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  6. 前記映像抽出手段によって抽出された前記所望の映像コンテンツをモニタに出力する映像出力手段をさらに備える、請求項5記載のコンテンツ記録再生装置。
  7. 前記コンテンツはモノラル音声コンテンツを含み、
    前記抽出手段は、所望のコンテンツに対応するモノラル音声コンテンツを複合コンテンツから抽出する音声抽出手段、前記音声抽出手段によって抽出されたモノラル音声コンテンツを前記所望のコンテンツのLチャネル音声もしくはRチャネル音声のどちらか一方に割り当てる割当手段、および前記音声抽出手段によって抽出されたモノラル音声コンテンツを用いて前記所望のコンテンツのLチャネル音声もしくはRチャネル音声の他方を補完する補完手段をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  8. 前記所望のコンテンツのLチャネル音声およびRチャネル音声をスピーカに出力する音声出力手段をさらに備える、請求項7記載のコンテンツ記録再生装置。
  9. コンテンツ記録再生装置によって実行される記録再生プログラムであって、
    (a)複合コンテンツを形成する複数のコンテンツの中から所望のコンテンツが選択されたとき前記複合コンテンツを管理情報に基づいて記録媒体から再生する再生ステップ、
    (b)前記再生ステップによって再生された複合コンテンツから前記所望のコンテンツを抽出する抽出ステップ、
    (c)前記抽出ステップによって抽出された前記所望のコンテンツを単一コンテンツとして前記記憶媒体に記録する記録ステップ、および
    (d)前記記録ステップによる記録が完了したとき前記管理情報の一部を更新する更新ステップを備える、記録再生プログラム。
JP2003271342A 2003-07-07 2003-07-07 コンテンツ記録再生装置 Withdrawn JP2005033576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003271342A JP2005033576A (ja) 2003-07-07 2003-07-07 コンテンツ記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003271342A JP2005033576A (ja) 2003-07-07 2003-07-07 コンテンツ記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005033576A true JP2005033576A (ja) 2005-02-03

Family

ID=34209248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003271342A Withdrawn JP2005033576A (ja) 2003-07-07 2003-07-07 コンテンツ記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005033576A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101198073B (zh) * 2006-12-06 2011-02-23 株式会社日立制作所 记录方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101198073B (zh) * 2006-12-06 2011-02-23 株式会社日立制作所 记录方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4515863B2 (ja) 記録媒体を通してa/vコンテンツの付加サービス情報を提供するための方法及びそれによる記録媒体
CN100505064C (zh) 声音再生装置
US20060056800A1 (en) Data recording apparatus
JP2010538565A (ja) マルチストリーム再生装置及び再生方法
WO2006121049A1 (ja) データ処理装置
JP4019085B2 (ja) 番組録画装置、番組録画方法および番組録画プログラム
JP2000222822A5 (ja) 記録媒体と記録装置及び再生装置、記録方法及び再生方法
TW200300928A (en) Information processing method and apparatus, program storage medium, program and information recording medium
JP2003111023A (ja) データ記録装置、データ記録方法、プログラム、および媒体
JP4013800B2 (ja) データ作成方法及びデータ記録装置
JP2005033576A (ja) コンテンツ記録再生装置
JP2005039500A (ja) コンテンツ記録再生装置
JP4481911B2 (ja) 記録再生装置
JP4391450B2 (ja) 再生装置、コンテンツ記録媒体、再生装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP4543107B2 (ja) 映像音声再生装置および映像音声再生方法
JP4284594B2 (ja) 記録再生装置及び方法
JP2006148839A (ja) 放送装置、受信装置、及びこれらを備えるデジタル放送システム
JP2002247506A (ja) デジタル音声映像情報の記録装置
KR100850918B1 (ko) 디지털 방송 녹화기기에서의 광고 스킵방법
JP2007334956A (ja) 映像記録装置及び情報表示方法
JP2004274188A (ja) コンテンツ再生装置
JP2007012193A (ja) 記録再生装置及び方法
JP2007334957A (ja) 映像記録装置及び情報表示方法
KR20000025954A (ko) 재생 리스트 생성방법
JP2003274339A (ja) 情報記憶装置、情報記憶方法および記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061003