JP2005033455A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で複数枚の原稿の両面読取時間の短縮を実現でき、かつジャムの発生を極力防止できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿Pが載置される原稿給紙部27と、原稿Pの情報を読み取る原稿読取手段17と、原稿給紙部27に積載された原稿Pを原稿読取手段17に供給する原稿供給手段21と、原稿給紙部27と原稿読取手段17を介して反対側に設けられ片面の情報が読み取られた原稿Pが排出される片面原稿排紙部59と、原稿給紙部27の上方に配置され両面の情報が読み取られた原稿Pが排出される両面原稿排紙部26と、を有する構成とした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ、電子写真複写機、スキャナ等の画像読取装置、特にシート状の原稿の片面もしくは両面の読み取りが可能な画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動原稿送り装置(ADF)を備えた画像読取装置では、搬送ベルトにより原稿をプラテンガラス上に送り、そこで一旦停止させ、スキャナを移動させて原稿の読み取りを行うシート固定タイプと、プラテンガラスの下方にスキャナを停止させておき、送られてくる原稿の読み取りを行うシートスルータイプのものが知られている。
【0003】
ここで、シート固定タイプでは、原稿を1枚ずつプラテンガラスの上に一旦停止させ、スキャナを移動させて読み取りを行うため、特に両面原稿の読み取りを行う場合には、処理時間がかかり、処理スピードが限られるという問題がある。
【0004】
一方、シートスルータイプのものとして、例えば、図6に示す画像読取装置100がある。この画像読取装置100では、原稿給紙トレイ102に原稿の第1面(読取面)を上にして複数枚の原稿を載置し、ピックアップローラ104により最上に位置する原稿から取り出して、上方から下方へUターンする原稿搬送路106に供給される。原稿搬送路106に供給された原稿は、その最下部にあるプラテンガラス(読取位置)108で、下方に待機したスキャナ110により第1面の情報が読み取られる。第1面の情報が読み取られた原稿は、読取位置から上方に湾曲する排紙路112を通過して排紙ローラ114に送られる。
【0005】
排紙ローラ114に送られた原稿は、その搬送方向後端部側を排紙ローラ114によりニップされた状態で、逆回転された排紙ローラ114により原稿戻し路116に送られる。そして、原稿戻し路116から再度プラテンガラス108上に供給され、原稿の第2面の情報がスキャナ110により読み取られる。
【0006】
ところで、第1面と第2面の情報が読み取られた原稿を第1面を上にした状態で排紙トレイ118に排出すると、原稿がページ順に揃わないため、第1面を上にした状態で再度原稿戻し路116及び原稿搬送路106に通され、給紙トレイ102の下方に設けられた排紙トレイ118に排出させるようにしている(以下、適宜「原稿反転処理作業」という。)。このように排出された原稿は第1面が下を向いている状態で排出されるため、ページ順に揃えることが可能となる。
【0007】
しかしながら、従来の画像読取装置100では、原稿反転処理作業が必要なことから、制御機構が複雑となる上、原稿の搬送距離も長くなるため、搬送途中でジャムを起こし易くなるとともに、原稿反転処理作業が終了するまで次の原稿の繰り込みができなくなるため、複数枚の原稿の両面を読み取る読取時間が長くなってしまうという問題がある。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−175279号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、簡易な構成で複数枚の原稿の両面読取時間の短縮を実現でき、かつジャムの発生を極力防止することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、原稿が載置される原稿給紙部と、原稿の情報を読み取る原稿読取手段と、前記原稿給紙部に積載された原稿を前記原稿読取手段に供給する原稿供給手段と、前記原稿給紙部と前記原稿読取手段を介して反対側に設けられ片面の情報が読み取られた原稿が排出される片面原稿排紙部と、前記原稿給紙部の上方に配置され両面の情報が読み取られた原稿が排出される両面原稿排紙部と、を有することを特徴とする。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、原稿給紙部に載置された原稿が原稿供給手段により原稿読取手段に供給され、原稿の片面又は両面の情報が読み取られる。片面の情報が読み取られた原稿は片面原稿排紙部に排出され、両面の情報が読み取られた原稿は両面原稿排紙部に排出される。
ここで、本発明の画像読取装置では、両面原稿排紙部が原稿給紙部の上方に位置しているため、両面原稿排紙部が原稿給紙部の下方に位置していた従来の画像読取装置と比較して、読み取られた原稿を容易に取り出すことができる。また、両面原稿排紙部が原稿給紙部の上方に位置していると、ジャムが発生した場合にも容易に対応することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記原稿読取手段により情報が読み取られた前記原稿を下方から上方にUターンさせて前記両面原稿排紙部の近傍に供給する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段により前記両面原稿排紙部の近傍に供給された前記原稿を所定の場合に前記両面原稿排紙部に排出させ又は所定の場合にスイッチバックさせる排出手段と、前記排出手段によりスイッチバックされた前記原稿を前記原稿読取手段に供給する第2の搬送手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、原稿がその読取面(一方の面)を下に向けた状態で原稿給紙部に載置される。原稿給紙部に載置された複数枚の原稿は、最下層の原稿から原稿供給手段により原稿読取手段に供給される。この原稿読取手段により原稿の一方の面の情報が読み取られる。一方の面の情報が読み取られた原稿は、第1の搬送手段により下方から上方にUターンするようにして両面原稿排紙部の近傍に送られる。両面原稿排紙部の近傍に送られた原稿は、排出手段により一方の面を上方に向けた状態で所定の場合にスイッチバックされる。スイッチバックされた原稿は、第2の搬送手段により原稿読取手段に供給される。この原稿読取手段により、原稿の他方の面の情報が読み取られる。他方の面の情報が読み取られた原稿は、第1の搬送手段により両面原稿排紙部の近傍に送られ、所定の場合に排出手段により両面原稿排紙部に排出される。このように、両面の情報が読み取られた原稿は最初に読み取られた一方の面が下方に向く形で両面原稿排紙部に順次排出されていく。
以上のように本発明の画像読取装置によれば、第1の搬送手段、第2の搬送手段及び排出手段により、両面の情報が読み取られ両面原稿排紙部に排出された原稿をページ順に揃えることができる。このため、簡易な構成により、従来の画像読取装置による原稿の両面読取りのように原稿反転処理作業を不要とすることができるため、両面読み取りの読取時間を大幅に短縮することができる。また、原稿の搬送距離も短くすることができるため、ジャムの発生を極力防止することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像読取装置において、前記原稿の片面読取モードと両面読取モードを選択する選択手段と、前記選択手段において前記片面読取モードが選択されると前記原稿読取手段により一方の面の情報が読み取られた前記原稿を前記片面原稿排紙部に供給する第3の搬送手段と、をさらに備え、
前記選択手段において前記両面読取モードが選択されると、前記原稿読取手段により情報を読み取られた前記原稿が前記第1の搬送手段により下方から上方にUターンされて前記両面原稿排紙部の近傍に供給され、前記排出手段により前記両面原稿排紙部の近傍に供給された原稿がスイッチバックされ、前記第2の搬送手段によりスイッチバックされた前記原稿が前記原稿読取手段に供給され、
前記選択手段において前記片面読取モードが選択されると、前記第3の搬送手段により前記原稿読取手段により一方の面の情報が読み取られた前記原稿を前記片面原稿排紙部に排出させることを備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明よれば、選択手段において両面読取モードが選択されると、原稿読取手段により一方の面の情報を読み取られた原稿が第1の搬送手段により下方から上方にUターンされて両面原稿排紙部の近傍に供給され、排出手段により両面原稿排紙部の近傍に供給された原稿がスイッチバックされる。そして、第2の搬送手段によりスイッチバックされた原稿が原稿読取手段に供給され、他方の面の情報が読み取られる。他方の面の情報が読み取られた原稿は第1の搬送手段及び排出手段により両面原稿排紙部に排出される。
一方、選択手段において片面読取モードが選択されると、第3の搬送手段により原稿読取手段により一方の面の情報が読み取られた原稿が片面原稿排紙部に排出させられる。
以上のように、本発明の画像読取装置によれば、選択手段において片面読取モードが選択されることにより、原稿を片面原稿排紙部に排出させることができる。このため、片面読取モードと両面読取モードの双方に対応することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態に係る画像読取装置について、図面を参照して説明する。
【0017】
図1乃至図4に示すように、画像読取装置10は、複数の給紙カセット12が配置された画像読取装置本体14を備えている。この画像読取装置本体14の上面にはプラテンガラス16が取り付けられており、このプラテンガラス16の下方であり、かつ画像読取装置本体14に内部に原稿Pの情報を読み取るスキャナ17が配置されている。また、画像読取装置本体14の上部前面には、原稿Pの情報読取の開始や中止などを操作する操作パネル18が配置されている。また、図4に示すように、この操作パネル18は、制御部39と接続されている。
【0018】
ここで、画像読取装置本体14の上部には、プラテンガラス16上に原稿Pを供給するための自動原稿送り装置20が取り付けられている。また、自動原稿送り装置20は、画像読取装置10に設けられた取付軸(図示省略)に取り付けられており、この軸回りに回転することによりプラテンガラス16を開閉できるようになっている。また、この自動原稿送り装置20は、一方の面が読み取られた原稿PをUターンさせて後述の両面原稿排出トレイ26に搬送する原稿搬送機構21と、この原稿搬送機構(原稿供給手段)21を覆うカバー部材24と、情報が読み取られる原稿Pが載置される原稿給紙トレイ27と、原稿給紙トレイ27の上方に配置され両面の情報を読み取られた原稿Pが排出される両面原稿排出トレイ26と、を備えている。また、自動原稿送り装置20の側面であって原稿給紙トレイ26とスキャナ17を介して反対側には、片面のみの情報が読み取られた原稿Pが排出される片面原稿排出トレイ59が設けられている。
【0019】
ここで、原稿搬送機構21について詳細に説明する。
【0020】
図2及び図4に示すように、原稿搬送機構21は、原稿給紙トレイ27から原稿Pを繰り出す繰出しローラ25を備えている。また、繰出しローラ25の上流側近傍には、トレイ上の原稿の有無を検出する原稿セットセンサ61が配置されている。なお、この原稿セットセンサ61は、制御部39と接続されている。また、原稿セットセンサ61の下流側近傍には、繰出しローラ25により繰り出された原稿Pをプラテンガラス16上に搬送する複数の搬送ローラ29が配置されている。このため、繰出しローラ25により繰出された原稿Pは、搬送ローラ29により供給搬送路31A、31B、31Cを搬送されてプラテンガラス16上まで供給される。なお、繰出しローラ25及び搬送ローラ29は、後述の制御部39と接続した給紙モータ63により回転駆動される構成となっている。また、繰出しローラ25側に位置する搬送ローラ29の近傍にはフイルム片65が設けられており、このフイルム片65が供給搬送路31Aを搬送されてきた原稿Pが供給搬送路31Bに進行するようにガイドしている。さらに、後述のスキャナ17側に位置する搬送ローラ29の近傍には、読取センサ67が配置されている。なお、この読取センサ67は、制御部39と接続されている。
上記読取センサ67が原稿の先端を検出して給紙モータ(例えば、ステッピングモータ)により所定ステップ数カウントされると、原稿の読取りが開始され、読取センサ67が後端を検出すると、所定ステップ数カウント後に読取りが終了する。
【0021】
また、プラテンガラス16の下流側近傍には、一方の面の情報がスキャナ17により読み取られた原稿Pを第1の搬送路33に通すための第1の切替ローラ35が配置されている。また、プラテンガラス16の下流側近傍には、一方の面の情報がスキャナ17により読み取られた原稿Pを排出搬送路49に通して片面原稿排出トレイ59に排出させるための第2の切替ローラ37が配置されている。この第1の切替ローラ35と第2の切替ローラ37とは、制御部39による出力信号に基づいて作動する片面排出モータ51によりそれぞれ別個独立に回転駆動されるように構成されている。さらに、第1の切替ローラ35と第2の切替ローラ37との間には、排出分岐レバー69が配置されている。この排出分岐レバー69は、制御部39と接続された片面排出ソレノイド71により駆動され、両面読取モードでは第1の切替ローラ35側に原稿を案内し、片面読取モードでは第2の切替ローラ37側に原稿を案内している。
【0022】
また、一方の面の情報が読み取られた原稿Pが第1の切替ローラ35により搬送される第1の搬送路33が配置されている。この第1の搬送路33の近傍には、第1の搬送路33を搬送する原稿Pを後述の排出ローラ23に搬送する搬送ローラ41が配置されている。また、両面原稿排出トレイ26の近傍には、搬送ローラ41により第1の搬送路33を搬送されてきた原稿Pを両面原稿排出トレイ26に排出する排出ローラ23が配置されている。この排出ローラ23は、制御部39と接続した給紙モータ63により制御される電磁クラッチ73により回転駆動される構成となっている。さらに、排出ローラ23の近傍には、反転センサ75が設けられている。この反転センサ75は、制御部39と接続されている。
ここで、反転センサ75の役割について説明する。
反転センサ75が原稿Pの後端を検出し、給紙モータ63が所定ステップ数カウントされると、給紙モータ63の回転を一旦停止し、排出ローラ23で原稿Pの後端をニップした状態とする。そして、排出ローラ23で原稿Pの後端をニップした状態で給紙モータ63を逆転させ、原稿Pをスイッチバックさせる。
【0023】
一方、排出ローラ23の近傍には、スイッチバックした原稿Pを第2の搬送路43に送るための搬送ローラ45が配置されている。第2の搬送路43は、スイッチバックした原稿Pをプラテンガラス16上に供給できるように供給搬送路31Bに接続されている。なお、この搬送ローラ45も、制御部39からの出力信号に基づいて駆動される給紙モータ63により回転駆動させられる構成となっている。また、搬送ローラ45の近傍には、フイルム片77が設けられている。このフイルム片77により、スイッチバックした原稿Pが第2の搬送路43に進行するように原稿Pをガイドする。
【0024】
以上説明したように、原稿搬送機構21には、一方の面の情報が読み取られた原稿Pを下方から上方にUターンして両面原稿排出トレイ26に導く第1の搬送路33と、排出ローラ23によりスイッチバックした原稿Pを再度プラテンガラス16上に供給するための第2の搬送路43とがそれぞれ設けられている。
【0025】
次に、本実施形態の画像読取装置10の作用及び効果について詳細に説明する。先ず、原稿Pの両面読取りの場合(両面読取モード)について説明する。
【0026】
図2に示すように、読み取り面(一方の面、表面)が下方(図2中矢印X方向)を向くように複数枚の原稿Pを原稿給紙トレイ27に載置する。このとき、先に読み取る原稿を下側になるように配置させておく。原稿Pを原稿給紙トレイ27にセットした後、操作パネル18を操作し、両面読取にセットする。
【0027】
次に、原稿セットセンサ61が原稿給紙トレイ27に原稿Pがセットされたことを検出した状態で、操作パネル18のスタートボタン18Aの押下げが制御部39に入力され、給紙モータ63の回転が開始する。これにより、原稿給紙トレイ27に載置された原稿Pが繰出しローラ25に挟まれて下側から順番に原稿搬送機構21の内部に繰り出されていく。繰出しローラ25により繰り出された原稿Pは、供給搬送路31Aを搬送していき、フイルム片65にガイドされながら回転駆動された一方の搬送ローラ29により供給搬送路31Bに進行する。さらに、原稿Pは、回転駆動された他方の搬送ローラ29によりプラテンガラス16上に搬送される。
【0028】
プラテンガラス16上に搬送された原稿Pの一方の面(表面)は、予めプラテンガラス16の下方に待機していたスキャナ17により読み取られる。このスキャナ17は、読取センサ67により原稿Pの先端が検出されると、この検出信号が制御部39に入力され、制御部39から作動命令がスキャナ17に出力され、この作動命令に基づいてスキャナ17が作動する。
【0029】
両面読取モードが選択されると、制御部39により片面排出ソレノイド71が制御され、排出分岐レバー69が排出搬送路49を塞ぎ、原稿Pを第1の搬送路へ案内するようになる。このとき、制御部39は片面排出モータ51に対して第1の切替ローラ35のみを回転させるように制御する。このため、第1の切替ローラ35のみが回転し、第2の切替ローラ37は回転していない。
【0030】
このため、表面が読み取られた原稿Pは、第1の切替ローラ35の回転駆動により第1の搬送路33に搬送される。第1の搬送路33に搬送された原稿Pは、搬送ローラ41によりそのまま第1の搬送路33を搬送され、排出ローラ23に供給される。
【0031】
ここで、図3に示すように、排出ローラ23に供給された原稿Pは、排出ローラ23により挟持される。このとき、原稿Pは、一方の面(表面)が上方(図2中矢印Y方向)を向いた状態で排出ローラ23により挟持されている。そして、原稿Pの後端が反転センサ75に検出され、検出信号が制御部39に入力され、所定ステップ数がカウントされると給紙モータ39が一旦停止される。そして、原稿の大部分が両面排紙トレイに排出され、原稿の後端が排出ローラによりニップされる。このとき、原稿Pは、一方の面(表面)が上方(図2中矢印Y方向)を向いた状態で排出ローラ23により挟持されている。そして、給紙モータ63が逆転されると、原稿Pはスイッチバックを開始する。このとき、給紙モータ63が駆動するが、繰出しローラ25、搬送ローラ29、搬送ローラ41は、電磁クラッチ73の切替により給紙モータ63と接続されていないため、排出ローラ23と同じようには回転駆動しない。
【0032】
排出ローラ23の逆回転により原稿Pはスイッチバックし、制御部39からの出力信号に基づいて回転駆動された搬送ローラ45により第2の搬送路43に送られる。このとき、排出ローラ33側から見ればフイルム片77により第1の搬送路33が塞がれた状態になっているため、スイッチバックされた原稿Pは、第1の搬送路33に進入せず、第2の搬送路43に進行する。第2の搬送路43に送られた原稿Pは、回転駆動された搬送ローラ29により供給搬送路31B、31Cを通って再度プラテンガラス16上に搬送される。プラテンガラス16上に送られた原稿Pは、他方の面(裏面)が下方のスキャナ17を向く状態となっている。読取センサ67により原稿Pが検出されると、スキャナ17により原稿Pの裏面の情報が読み取られる。
【0033】
裏面の情報が読み取られた原稿Pは、排出分岐レバー69が排出搬送路49を塞いでいるため、第1の切替ローラ35により第1の搬送路33に送られる。第1の搬送路33に送られた原稿Pは、搬送ローラ41により排出ローラ23に搬送されていく。そして、原稿Pは、排出ローラ23によりそのまま両面原稿排出トレイ26に排出される。
【0034】
以上のように、原稿給紙トレイ27に載置された原稿Pは、両面の読み取り終了後に、次々に両面原稿排出トレイ26に排出されていく。このとき、原稿Pは、表面が下方を向いた状態で両面原稿排出トレイ26に排出されていき、かつ順次、積層されていくので、両面原稿排出トレイ26に排出された複数枚の原稿Pは、ページ順に揃うことになる。
【0035】
次に、原稿Pの片面読取りの場合(片面読取モード)について説明する。
【0036】
図5に示すように、両面読取りの場合と同様にして、読み取り面(一方の面、表面)が下方(図5中矢印X方向)を向くように複数枚の原稿Pを原稿給紙トレイ27に載置する。このとき、先に読み取る原稿を下側になるように配置させておく。原稿Pを原稿給紙トレイ27にセットした後、操作パネル18を操作し、片面読取にセットする。
【0037】
次に、原稿セットセンサ61が原稿給紙トレイ27に原稿Pがセットされたことを検出した状態で、操作パネル18のスタートボタン18Aの押下が制御部39に入力されると、制御部39からの作動命令により給紙モータ63が作動し繰出しローラ25が回転する。これにより、原稿給紙トレイ27に載置された原稿Pが下側から順番に原稿搬送機構21に繰り出されていく。繰出しローラ25により繰り出された原稿Pは、供給搬送路31Aを搬送していき、さらに、両面読取りの場合と同様に、回転駆動された搬送ローラ29により供給搬送路31B、供給搬送路31Cを経てプラテンガラス16上に搬送される。
【0038】
プラテンガラス16上に搬送された原稿Pの一方の面(表面)は、予めプラテンガラス16の下方に待機していたスキャナ17により読み取られる。このスキャナ17は、読取センサ67により原稿Pの先端が検出されると、この検出信号が制御部39に入力され、制御部39から作動命令がスキャナ17に出力され、この作動命令に基づいてスキャナ17が作動する。
【0039】
ここで、操作パネル18により片面読取にセットされているので、制御部39から第2の切替ローラ35のみを回転させる出力信号が片面排出モータ51に出力される。このため、第2の切替ローラ35のみが回転しており、第1の切替ローラ37は回転していない。また、片面排出ソレノイド71が制御部39により制御され、この片面排出ソレノイド71により排出分岐レバー69が第1の搬送路33を塞ぐように作動される。これにより、原稿Pは、第1の搬送路33に進行することがない。
【0040】
このため、表面が読み取られた原稿Pは、第2の切替ローラ35の回転駆動により、排出搬送路49を経て片面原稿排出トレイ59に排出される。なお、原稿Pは、表面が下方を向いた状態で片面原稿排出トレイ59に排出されていき、かつ順次、積層されていくので、片面原稿排出トレイ59に排出された複数枚の原稿Pは、ページ順に揃うことになる。このように、本発明の画像読取装置10によれば、原稿Pの片面読取りにも対応することができる。
【0041】
以上のように、本実施形態の画像読取装置10においては、原稿Pを第1の搬送路33及び第2の搬送路43を通すことにより、原稿Pの両面の情報を読み取ることができ、そのまま原稿Pを両面原稿排出トレイ26に排出させることによりページ順に揃えることができる。このため、簡易な構成により、従来の画像読取装置100による原稿の両面読取りのように原稿反転処理作業を不要とすることができるため、両面読み取りの読取時間を大幅に短縮することができる。また、原稿Pの搬送距離も短くすることができるため、ジャムの発生を極力防止することができる。
【0042】
なお、前記制御部39は、操作パネル18による操作により両面読取りと片面読取りを判断する形態を説明したが、これに限られるものではなく、例えば、片面原稿排出トレイ59の開閉状態を検知できる検知手段(図示省略)を設け、片面原稿排出トレイ59が開状態となったときに、検知手段から制御部39により片面読取りの情報が伝達される構成にしてもよい。
【0043】
また、排出ローラ23は、制御部39による出力信号により作動する電磁ソレノイドなどのアクチュエータ手段(図示省略)によって相互のロール間の離間距離が調整できるように構成してもよい。
【0044】
この場合、原稿搬送機構21の近傍に原稿Pの長さを検出する検出手段(図示省略)を設け、この検出手段により原稿Pの長さが所定値(例えば、210mm)以上であると検出されると、検出手段から制御部39に検出信号が出力され、アクチュエータ手段が制御部39から出力された信号に基づいて排出ローラ23のロール間を離間させるように構成させることもできる。
【0045】
かかる構成とすることにより、比較的長い原稿Pをスキャナ17で読み取るときに、第1の搬送路33が比較的短い場合でも、原稿Pの先端部が、離間された排出ローラ23のロール間を通過していくため、排出ローラ23が邪魔になることがない。このため、第1の搬送路33を比較的短くすることができ、自動原稿送り装置20を小型化することができるとともに、原稿Pの搬送距離も短くすることができ、ジャムの発生も防止できる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明した本発明の画像読取装置においては以下の効果を奏する。
請求項1記載の発明は、両面原稿排紙部が原稿給紙部の上方に位置しているため、両面原稿排紙部が原稿給紙部の下方に位置していた従来の画像読取装置と比較して、読み取られた原稿を容易に取り出すことができる。また、両面原稿排紙部が原稿給紙部の上方に位置していると、ジャムが発生した場合にも容易に対応することができる。
【0047】
請求項2記載の発明は、第1の搬送手段、第2の搬送手段及び排出手段により、両面の情報が読み取られ両面原稿排紙部に排出された原稿をページ順に揃えることができる。このため、簡易な構成により、従来の画像読取装置による原稿の両面読取りのように原稿反転処理作業を不要とすることができるため、両面読み取りの読取時間を大幅に短縮することができる。また、原稿の搬送距離も短くすることができるため、ジャムの発生を極力防止することができる。
【0048】
請求項3記載の発明は、選択手段において片面読取モードが選択されることにより、原稿を片面原稿排紙部に排出させることができる。このため、片面読取モードと両面読取モードの双方に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像読取装置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像読取装置で両面読取りを行う場合において原稿の表面を読み取るときのシステム図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る画像読取装置で両面読取りを行う場合において原稿の裏面を読み取るときのシステム図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る画像読取装置を構成する各構成要素を示したブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る画像読取装置で片面読取りを行う場合において原稿の表面を読み取るときのシステム図である。
【図6】従来の画像読取装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 画像読取装置
17 スキャナ(原稿読取手段)
21 原稿搬送機構(原稿供給手段)
23 排出ローラ(排出手段)
25 繰出しローラ(原稿供給手段)
26 両面原稿排出トレイ(両面原稿排紙部)
27 原稿給紙トレイ(原稿給紙部)
29 搬送ローラ(原稿供給手段)
31A供給搬送路(原稿供給手段)
31B供給搬送路(原稿供給手段)
31C供給搬送路(原稿供給手段)
33 第1の搬送路(第1の搬送手段)
37 第2の切替ローラ(片面原稿排出手段)
39 制御部(選択手段)
43 第2の搬送路(第2の搬送手段)
49 排出搬送路(第3の搬送手段)
59 片面原稿排出トレイ(片面原稿排紙部)

Claims (3)

  1. 原稿が載置される原稿給紙部と、原稿の情報を読み取る原稿読取手段と、前記原稿給紙部に積載された原稿を前記原稿読取手段に供給する原稿供給手段と、前記原稿給紙部と前記原稿読取手段を介して反対側に設けられ片面の情報が読み取られた原稿が排出される片面原稿排紙部と、前記原稿給紙部の上方に配置され両面の情報が読み取られた原稿が排出される両面原稿排紙部と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記原稿読取手段により情報が読み取られた前記原稿を下方から上方にUターンさせて前記両面原稿排紙部の近傍に供給する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段により前記両面原稿排紙部の近傍に供給された前記原稿を所定の場合に前記両面原稿排紙部に排出させ又は所定の場合にスイッチバックさせる排出手段と、前記排出手段によりスイッチバックされた前記原稿を前記原稿読取手段に供給する第2の搬送手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿の片面読取モードと両面読取モードを選択する選択手段と、前記選択手段において前記片面読取モードが選択されると前記原稿読取手段により一方の面の情報が読み取られた前記原稿を前記片面原稿排紙部に供給する第3の搬送手段と、をさらに備え、
    前記選択手段において前記両面読取モードが選択されると、前記原稿読取手段により情報を読み取られた前記原稿が前記第1の搬送手段により下方から上方にUターンされて前記両面原稿排紙部の近傍に供給され、前記排出手段により前記両面原稿排紙部の近傍に供給された原稿がスイッチバックされ、前記第2の搬送手段によりスイッチバックされた前記原稿が前記原稿読取手段に供給され、
    前記選択手段において前記片面読取モードが選択されると、前記第3の搬送手段により前記原稿読取手段により一方の面の情報が読み取られた前記原稿を前記片面原稿排紙部に排出させることを備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
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