JP2005025295A - コンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サーバから提供されるコンテンツを変更することなく、容易にそのコンテンツから必要な情報だけを切り出すことができるようにする。
【解決手段】ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得する(ステップS1)。利用者からの操作入力によりコンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納する(ステップS2)。コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を利用者から受け取ると、指定された場所に格納されている最新コンテンツを取得する(ステップS3)。抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを最新コンテンツから抽出し、最新部分コンテンツをコンテンツ取得要求への応答として送信する(ステップS4)。
【選択図】 図1
【解決手段】ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得する(ステップS1)。利用者からの操作入力によりコンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納する(ステップS2)。コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を利用者から受け取ると、指定された場所に格納されている最新コンテンツを取得する(ステップS3)。抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを最新コンテンツから抽出し、最新部分コンテンツをコンテンツ取得要求への応答として送信する(ステップS4)。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンテンツの内容を変換するコンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置に関し、特にサーバから取得したコンテンツを変換して利用者に提供するためのコンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、企業の情報発信や企業内の業務システムとして利用されるウェブページサーバの数は急激に増加している。また、そのサーバから提供されるコンテンツやアプリケーションプログラムも増加の一途を辿っている。これらコンテンツの参照やアプリケーションプログラムを実行する利用者は、必要な情報を得て、必要な作業を実行するためにウェブページサーバ上のコンテンツやアプリケーション間のリンクを辿っていく(ページを切り替える)必要がある。
【0003】
多くの場合、目的のコンテンツ等を参照するのに複数のリンクを辿らなければならない。リンクを辿る回数が多いと、作業効率が低下するとともに、利用者の操作も煩雑となる。しかも、複数のコンテンツ等を見比べて作業をする場合、それぞれのコンテンツを交互に表示させたのでは、作業効率が悪い。そこで、必要な複数のコンテンツ等を1つの画面上に1度に並べて表示することができるコンテンツ統合装置が提供されている。
【0004】
コンテンツ統合装置は、1つのHTML(HyperText Markup Language)文書上にTABLEタグやFRAMEタグなどで画面内を複数の領域に区切る。そして、コンテンツ統合装置は、各領域内にウェブページサーバ上のコンテンツやアプリケーションを割り当てて、複数のコンテンツやアプリケーションの実行結果等を1つの画面上に表示する(たとえば、非特許文献1参照)。
【0005】
なお、画面内の領域に表示されるコンテンツやアプリケーションの実行内容は、ウェブページサーバが提供する情報のすべてが表示される。そのため、表示すべき内容が、割り当てられた表示領域内に収まらない場合が発生する。この場合、領域からはみ出した情報を見るには画面をスクロールさせる必要があり、作業が煩雑である。
【0006】
また、狭い領域内にコンテンツやアプリケーションの一部分を切り取って表示させるために、ウェブページサーバ上のコンテンツに切り取る範囲を指定する機能やあるいは切り取る位置情報を外部の定義ファイルで指定する機能を有するコンテンツ統合装置も存在する。具体的には、プロキシサーバにより、ユーザが要求したページ(ウェブコンテンツ)にカスタマイズのためのプログラム(カスタマイザ)を埋め込む。カスタマイザは、ユーザの操作に応じて、ページをカスタマイズする操作に関するデータをサーバに記憶する。その後、カスタマイザは、記憶されたカスタマイズ操作に関するデータに基づいて、カスタマイズ操作を再現する(たとえば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−222324号公報(第1図)
【非特許文献1】
高田 裕志、倉田 典、“一歩先行くビジネスポータルサーバ”、[online]、2001年9月、FUJITSU.52,p428−433、富士通、[平成15年6月11日検索]、インターネット<http://magazine.fujitsu.com/vol52−5/paper07.pdf>
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンテンツ統合装置では、各コンテンツやアプリケーションプログラムの表示領域が狭い点、ウェブページサーバから発信される情報には利用者にとって不必要な情報が含まれている点からコンテンツやアプリケーションプログラムの一部分を切り取って表示させる必要がある。しかしながら、従来のコンテンツ統合装置では、コンテンツやアプリケーションを切り取って表示させる領域の指定のためにウェブページサーバ上に保存されたコンテンツやアプリケーションプログラムを変更したり、切り取る位置情報を指定するためにコンテンツのソースコード(HTML)を解析したりする必要があり、操作が複雑であった。そのため、コンテンツを編集して表示させる場合、コンテンツ統合装置の管理者がそのシステムの全利用者共通の編集内容を設定し、全利用者に対して共通の編集結果が表示されていた。
【0009】
ところが、企業内の複数のユーザは、それぞれ業務内容が異なる。そのため、ウェブページサーバから発信される情報の中の必要な部分は、利用者や利用するクライアント装置によって異なる。従来の方法では、運用管理者が決めた1つの定義に従って情報が切り取られることになり、必ずしも個々の利用者にとって必要な情報にならない場合があった。
【0010】
なお、上記特許文献1の技術では、ユーザ毎に、コンテンツに対するオブジェクトの追加、オブジェクトの属性の変更、オブジェクトの消去等が可能である。ここで、コンテンツ内の一部のみを表示させたい場合、表示する必要のないオブジェクトを消去させればよい。ただし、この方法では、元のコンテンツの内容が変更され新たなオブジェクトが追加された場合、追加されたオブジェクトは表示されてしまう。そこで、コンテンツが変更される毎に不要なオブジェクトの消去指示を行う必要が生じ、煩雑な作業を強いられることとなる。
【0011】
そこで、任意のオブジェクトを指定して、そのオブジェクトのみを表示させるための技術が必要となる。なお、単にオブジェクト等の情報を切り取って組み合わせただけでは、個々の情報が連続して表示されるだけになり、情報としての有用性が損なわれる。そのため、抽出した情報は、分かり易く表示されることが望まれる。
【0012】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、サーバから提供されるコンテンツを変更することなく、容易にそのコンテンツから必要な情報だけを切り出すことができるコンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すようなコンテンツ処理をコンピュータ1に実行させるコンテンツ変換プログラムが提供される。本発明に係るコンテンツ変換プログラムは、利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するためのものである。このコンテンツ変換プログラムをコンピュータ1に実行させることにより、コンピュータ1が以下の処理を行う。
【0014】
コンピュータ1は、ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得する(ステップS1)。次に、コンピュータ1は、利用者からの操作入力によりコンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納する(ステップS2)。さらに、コンピュータ1は、コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を利用者から受け取ると、指定された場所に格納されている最新コンテンツを取得する(ステップS3)。そして、コンピュータ1は、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納されている抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを最新コンテンツから抽出し、最新部分コンテンツをコンテンツ取得要求への応答として送信する(ステップS4)。
【0015】
このようなコンテンツ変換プログラムによれば、コンテンツ内の部分コンテンツが利用者から指定されると、部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報が編集情報データベース1aに格納される。その後、最新コンテンツを取得した際には、抽出箇所定義情報で定義された位置の最新部分コンテンツが抽出され、送信される。
【0016】
また、上記課題を解決するために、利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するためのコンテンツ変換方法において、ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、ことを特徴とするコンテンツ変換方法が提供される。
【0017】
このようなコンテンツ変換方法によれば、コンテンツ内の部分コンテンツが利用者から指定されると、部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報が編集情報データベースに格納される。その後、最新コンテンツを取得した際には、抽出箇所定義情報で定義された位置の最新部分コンテンツが抽出され、送信される。
【0018】
また、上記課題を解決するために、利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換装置において、ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納する抽出箇所定義情報格納手段と、前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得する最新コンテンツ取得手段と、前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する最新部分コンテンツ応答手段と、を有することを特徴とするコンテンツ変換装置が提供される。
【0019】
このようなコンテンツ変換装置によれば、コンテンツ取得手段が取得したコンテンツ内の部分コンテンツが利用者から指定されると、抽出箇所定義情報格納手段により、部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報が編集情報データベースに格納される。その後、最新コンテンツ取得手段により最新コンテンツが取得されると、最新部分コンテンツ応答手段により、抽出箇所定義情報で定義された位置の最新部分コンテンツが抽出され、送信される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、実施の形態に適用される発明の概要について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。なお、本発明では、予めサーバ上に登録されている文書ファイル等のコンテンツに限らず、アプリケーションプログラムの実行結果として生成される情報もコンテンツの概念に含めるものとする。すなわち、サーバ等で逐次生成して提供される情報も、予めサーバ等に格納されたコンテンツと同様に本発明の変換処理の対象とすることができる。
【0021】
図1は、実施の形態に適用される発明の概念図である。コンピュータ1には、サーバ2,3やクライアント装置4,5がネットワークを介して接続されている。コンピュータ1は、コンテンツ変換プログラムに従って、以下の処理を実行する。なお、サーバ2は、コンテンツ2aをコンピュータ1等に対してネットワークを介して提供している。同様に、サーバ3は、コンテンツ3aをコンピュータ1等に対してネットワークを介して提供している。
【0022】
コンピュータ1は、ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得する(ステップS1)。たとえば、サーバ2からコンテンツ2aを取得する。
【0023】
次に、コンピュータ1は、利用者からの操作入力によりコンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納する(ステップS2)。たとえば、ステップS1でコンテンツ2aを取得したとき、コンピュータ1はコンテンツ2aの内容をクライアント装置4に表示させる。そして、クライアント装置4の利用者から部分コンテンツが指定されると、コンピュータ1は、その部分コンテンツに応じた抽出箇所定義情報を、クライアント装置4の利用者に関連付けて編集情報データベース1aに格納する。
【0024】
さらに、コンピュータ1は、ステップS1で取得したコンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を利用者から受け取ると、指定された場所に格納されている最新コンテンツを取得する(ステップS3)。
【0025】
そして、コンピュータ1は、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納されている抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを最新コンテンツから抽出し、最新部分コンテンツをコンテンツ取得要求への応答として送信する(ステップS4)。
【0026】
このように、コンテンツ変換プログラムをコンピュータに実行させることで、クライアント装置4,5を使用する利用者は、サーバ2,3で提供されるコンテンツ2a,3aから任意の部分コンテンツを抽出対象として指定できる。すると、以後、クライアント装置4,5から、コンテンツ2a,3aの取得要求を出すと、抽出対象として指定された部分コンテンツのみが抽出され、クライアント装置4,5に送られる。
【0027】
たとえば、図1の例では、サーバ2で提供されているコンテンツ2aには、「ニュース」や「会社案内」という表題の部分コンテンツが含まれている。また、サーバ3で提供されているコンテンツ3aには、「プレスリリース」や「投資家の皆様へ」という表題の部分コンテンツが含まれている。
【0028】
ここで、クライアント装置4の利用者が、サーバ2,3を運営している企業の最新情報を知りたい場合、部分コンテンツとして、コンテンツ2a内の「ニュース」の項目や、コンテンツ3a内の「プレスリリース」の項目を指定する。以後、クライアント装置4の利用者がコンテンツ2aやコンテンツ3aへの取得要求を出すと、コンピュータ1からは、コンテンツ2aの「ニュース」の項目内の情報や、コンテンツ3aの「プレスリリース」の項目内の情報が抽出され、抽出された情報のみが送られる。送られた情報は、クライアント装置4に表示される。
【0029】
また、クライアント装置5の利用者が、サーバ2,3を運営している企業への投資関連情報を知りたい場合、部分コンテンツとして、コンテンツ2a内の「会社案内」の項目や、コンテンツ3a内の「投資家の皆様へ」の項目を指定する。以後、クライアント装置5の利用者がコンテンツ2aやコンテンツ3aへの取得要求を出すと、コンピュータ1からは、コンテンツ2aの「会社案内」の項目内の情報や、コンテンツ3aの「投資家の皆様へ」の項目内の情報が抽出され、抽出された情報のみが送られる。送られた情報は、クライアント装置4に表示される。
【0030】
このように、利用者毎に、適宜更新されるコンテンツ内の有用な情報のみを容易に取捨選択して画面表示させることができるため、無駄な情報が排除でき、有用な情報を効率良く参照することができる。しかも、コンピュータ1にコンテンツ統合機能を備えることで、複数のコンテンツ2a,3aを一画面内の個別のフレームに表示させることができる。このとき、コンテンツ2a,3a内の必要なコンテンツのみを表示させれば、1つの表示領域(フレーム)内での画像のスクロール等の作業が省け、作業効率が向上する。
【0031】
また、本発明では、利用者がコンテンツ内の抽出すべき部分を指定すれば、抽出箇所定義情報が編集情報データベース1aに格納される。したがって、利用者は、抽出すべき部分コンテンツが、元のコンテンツのデータ構造上の何処に存在するのかを意識する必要がない。そのため、利用者が、コンテンツのデータ構造を理解していなくても、任意の部分コンテンツの抽出指示が可能である。
【0032】
さらに、抽出される部分コンテンツは、コンテンツのデータ構造上の位置によって特定される。そのため、元のコンテンツ内の同じ位置の情報が更新された場合にも、クライアント装置に対して更新後の情報を抽出して表示させることができる。
【0033】
次に、コンテンツ統合装置上で本発明を実現した場合の例を、実施の形態として説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。図2に示すように、ネットワーク21を介して複数のウェブページサーバ31,32,・・・とコンテンツ統合装置100とが接続されている。また、コンテンツ統合装置100は、ネットワーク22を介して複数のクライアント装置41,42,・・・に接続されている。
【0034】
ウェブページサーバ31,32,・・・は、クライアント装置41,42,・・・等からの要求に応答してウェブページ等のコンテンツや、その他の処理機能を提供するコンピュータである。
【0035】
クライアント装置41,42,・・・は、利用者の操作入力に応答してウェブページサーバ31,32,・・・に対してアクセスし、ウェブページ等のコンテンツを取得するコンピュータである。
【0036】
コンテンツ統合装置100は、ウェブページサーバ31,32,・・・からクライアント装置41,42,・・・に送られるコンテンツを編集するコンピュータである。コンテンツの編集内容は、クライアント装置41,42,・・・毎に定義される。
【0037】
図3は、本発明の実施の形態に用いるコンテンツ統合装置のハードウェア構成例を示す図である。コンテンツ統合装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、および通信インタフェース106,107が接続されている。
【0038】
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
【0039】
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス108を介してCPU101に送信する。
【0040】
通信インタフェース106は、ネットワーク21に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク21を介して、ウェブページサーバ31,32,・・・等の他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
【0041】
通信インタフェース107は、ネットワーク22に接続されている。通信インタフェース107は、ネットワーク22を介して、クライアント装置41,42,・・・等の他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
【0042】
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3には、コンテンツ統合装置100のハードウェア構成例を示したが、ウェブページサーバ31,32,・・・やクライアント装置41,42,・・・も同様のハードウェア構成で実現できる。
【0043】
以下、クライアント装置41を操作する利用者がウェブページサーバ31で提供されるウェブページを参照する場合を例に採り、コンテンツ統合装置100におけるコンテンツ変換、統合等の処理について詳細に説明する。
【0044】
図4は、コンテンツ統合装置の内部構成を示すブロック図である。コンテンツ統合装置100は、利用者管理データベース110、ウェブページアクセス部120、正規化部130、コンテンツ整形部140、統合管理部150、およびコンテンツ編集部160を有している。
【0045】
利用者管理データベース110は、クライアント装置41を用いてウェブページサーバ31にアクセスする各利用者に関する情報(利用者情報)が登録されたデータベースである。利用者情報では、利用者の識別情報に対応付けて、レイアウト定義情報や、編集内容定義情報などが登録されている。レイアウト定義情報は、クライアント装置に表示する画面のレイアウトを定義する情報である。たとえば、複数のコンテンツをフレームに分けて表示する際の各コンテンツの所在(たとえばURL(Uniform Resource Locator))や、フレームのサイズ等の情報である。また、編集内容定義情報は、コンテンツを編集した上で表示させる場合の編集内容を定義する情報である。
【0046】
ウェブページアクセス部120は、統合管理部150やコンテンツ編集部160からの要求に応答してウェブページサーバ31にアクセスし、コンテンツ等を取得する。取得するコンテンツは、たとえば、HTMLで既述されたウェブページや、そのウェブページ内に表示される画像等のオブジェクトである。また、ウェブページサーバ31に対して何らかの処理を要求した場合、ウェブページアクセス部120はウェブページサーバ31から処理結果を受け取る。たとえば、インターネット上のコンテンツの検索要求(ウェブ検索要求)がクライアント装置41からウェブページサーバ31に送られた場合、ウェブページアクセス部120は、検索結果をHTML形式のコンテンツとしてウェブページサーバ31から受け取る。このような検索結果を示すHTMLのコンテンツも、コンテンツ編集の対象となる。
【0047】
ウェブページアクセス部120は、統合管理部150からの要求に応じてコンテンツ取得した場合、利用者管理データベース110を参照する。そして、ウェブページアクセス部120は、コンテンツの取得要求を出した利用者によって、そのコンテンツの編集内容が定義されているかどうかを判断する。編集内容が定義されていれば、ウェブページアクセス部120は、取得したコンテンツを正規化部130に送る。編集内容が定義されていなければ、取得したコンテンツは、統合管理装置150に渡される。
【0048】
また、ウェブページアクセス部120は、コンテンツ編集部160からの要求に応じてコンテンツを取得した場合、そのコンテンツを正規化部130に送る。なお、ウェブページアクセス部120は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0049】
正規化部130は、ウェブページの正規化を行う。ここで、正規化とは、XHTML(The Extensible HyperText Markup Language)形式に変換する処理である。XHTMLは、データ構造を定義可能なXML(eXtensible Markup Language)を使ってHTML相当のタグを定義し、表示態様に関してHTMLと同様に制御できるようにしたものである。これにより、HTMLに定義されていた表示態様に加え、HTMLに含まれているコンテンツのデータ構造を定義することができる。
【0050】
データ構造は、たとえば木構造で定義される。木構造では、コンテンツの親子関係によって、各コンテンツが関連付けられる。そして、木構造の最上位(ルート)からの木構造を辿る経路(パス)により、任意のコンテンツのデータ構造上の位置を定義することができる。正規化部130は、XHTMLに正規化したコンテンツをコンテンツ整形部140またはコンテンツ編集部160に渡す。
【0051】
具体的には、統合管理部150からの要求に応答して取得されたコンテンツを正規化した場合、正規化部130は、正規化したコンテンツをコンテンツ整形部140に渡す。また、コンテンツ編集部160からの要求に応答して取得されたコンテンツを正規化した場合、正規化部130は、正規化したコンテンツをコンテンツ編集部160に渡す。正規化部130は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0052】
コンテンツ整形部140は、XHTMLに正規化されたコンテンツを調整定義ファイル(編集内容が定義されたファイル)にしたがって、カスタマイズされたコンテンツに整形する。本実施の形態では、XSL(Extensible Stylesheet Language)によって編集内容が指定され、XSLT(XSL Transformations)141によって、コンテンツの変換が行われる。なお、コンテンツの編集内容には、元のコンテンツから抽出するデータ構造上の位置の指定、およびその位置のデータを抽出すべき旨の指定が含まれる。変換されたコンテンツは、統合管理部150に送られる。なお、コンテンツ整形部140は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0053】
統合管理部150は、複数のコンテンツを特定の画面上に表示するためのレイアウトの設定や各表示域に表示するコンテンツの保存場所などを設定する機能を有する。たとえば、統合管理部150は、利用者の情報を利用者管理データベース110から読み込み、統合する複数のウェブページサーバ上の複数のコンテンツやアプリケーションプログラムの表示区域(フレーム)を生成する。
【0054】
また、統合管理部150は、ウェブページアクセス部120に対し、ウェブページサーバ31へ接続し、コンテンツを取得する命令を発行する。さらに、統合管理部150は、ウェブページサーバ31から取得し、必要に応じて編集されたコンテンツをコンテンツ整形部140から受け取ると、そのコンテンツをあらかじめ定義された表示レイアウトの領域に埋め込む。そして、統合管理部150は、表示レイアウトに従った表示用のデータをクライアント装置41に送信する。なお、統合管理部150は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0055】
コンテンツ編集部160は、ウェブページアクセス部120を介してコンテンツを取得する。コンテンツ編集部160は、取得したコンテンツのすべての内容をクライアント装置41のGUI(Graphical User Interface)上に表示させる。そして、コンテンツ編集部160は、表示させたコンテンツの中で取り出したい部分や配置変更を利用者に指定させ、その定義情報を利用者管理データベース110に保存する。その際、コンテンツ編集部160は、選択された部分コンテンツの装飾(強調表示等)を行う。
【0056】
また、コンテンツ編集部160は、それらの結果画面をテスト的にクライアント装置41に表示させる。利用者が結果画面を確認し編集内容を確定すると、コンテンツ編集部160は、コンテンツの編集内容をXSL形式のスタイルシートの形で利用者管理データベース110内部に保存する。このスタイルシートがコンテンツ整形部140でのコンテンツ変換に利用される。なお、コンテンツ編集部160は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0057】
図5は、利用者管理データベースのデータ構造例を示す図である。利用者管理データベース110には、利用者、レイアウト情報、コンテンツ保存場所、クライアント装置、およびスタイルシートの欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
【0058】
利用者の欄には、コンテンツ統合装置100を使用可能な利用者の識別情報が登録される。利用者の識別情報としては、たとえば、クライアント装置のネットワーク上のアドレス(IPアドレス等)を使用することができる。あるいは、利用者に対して、コンテンツ統合装置100へのログオンを要求し、ログオン用のアカウントに使用されたユーザ名を利用者の識別情報としてもよい。
【0059】
レイアウト情報の欄には、利用者毎のレイアウト定義情報が設定される。図5の例では、レイアウト情報の欄内にフレーム名とサイズとの欄が設けられている。フレーム名の欄には、画面内に表示されるフレームの名称が設定される。サイズの欄には、フレームのサイズが設定される。図5の例では、元の表示領域内の分割割合をパーセンテージで示している。
【0060】
コンテンツ保存場所の欄には、レイアウトで定義された表示領域の一部に表示させるべきコンテンツの保存場所が設定される。保存場所は、ネットワーク上で一意に識別可能な情報(たとえば、URL)が用いられる。
【0061】
クライアント装置の欄には、クライアント装置の種別が設定される。たとえば、パソコン、携帯電話等の種別が設定される。
スタイルシートの欄には、対応するコンテンツの編集内容が定義された定義ファイルがクライアント装置の種別毎に設定される。この例では、編集内容定義がXSLによって定義されている。
【0062】
なお、図5の例では省略しているが、1人の利用者に対して複数のコンテンツ統合画面レイアウトを定義することもできる。その場合、コンテンツ統合画面毎の識別名を設定し、それぞれにレイアウト情報等を定義する。
【0063】
以上のような構成のコンテンツ統合装置100により、クライアント装置に表示させるコンテンツを各利用者からの要求に応じて編集することができる。
図6は、コンテンツ統合装置の処理手順を示すフローチャートである。以下、図6に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0064】
[ステップS11]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100に対するログオンの手続きを行う。コンテンツ統合装置100は、クライアント装置41からの要求に応じて、利用者のログオン処理を行う。ログオン処理では、たとえば、利用者が入力したユーザ認証情報(たとえば、ユーザIDとパスワード)が予めコンテンツ統合装置100に登録されたユーザ認証情報と合致するか否かを判断する。ユーザ認証情報が合致すれば利用者のログオンを認め、その利用者によるコンテンツ統合装置100の使用を許可する。
【0065】
なお、ログオン処理は、OSが基本的に備えている一般的な機能を使用できる。そのため、図4では、特にログオン処理を実行する要素は省略している。正常にログオンされると、以下の処理が実行される。
【0066】
[ステップS12]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100にアクセスし、コンテンツ統合画面に表示するレイアウトを指示する。コンテンツ統合装置100は、指示に従って利用者に対応するコンテンツ統合画面のレイアウトを決定する。また、コンテンツ統合装置100の統合管理部150は、指示されたレイアウトの内容(レイアウト情報)を、レイアウトを指示した利用者に対応付けて利用者管理データベース110内に登録する。
【0067】
なお、既にレイアウトが指定されている場合には、ステップS12の処理は行わなくてもよい。既にレイアウトが指定されている場合であっても、コンテンツ表示領域の追加や削除等を行う際には、利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100にアクセスして、レイアウトの変更を指示できる。
【0068】
[ステップS13]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100にアクセスし、コンテンツ統合画面内の各表示領域に表示すべきコンテンツの保存場所(URL)を指定する。コンテンツ統合装置100の統合管理部150は、指定されたコンテンツの保存場所を、そのコンテンツを表示させるフレームに関連付けて利用者管理データベース110に登録する。
【0069】
[ステップS14]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100のコンテンツ編集部160に接続し、コンテンツの保存場所(URL)を指定してコンテンツの内容を表示させる。
【0070】
具体的には、クライアント装置41からコンテンツ取得要求を受けたコンテンツ編集部160は、ウェブページアクセス部120にコンテンツの取得要求を出す。ウェブページアクセス部120は、要求に従って、ウェブページサーバ31にアクセスし、コンテンツを取得する。取得したコンテンツは、ウェブページアクセス部120から正規化部130に渡され、正規化部130によってXHTMLに正規化される。正規化されたコンテンツは、コンテンツ編集部160に渡される。コンテンツ編集部160は、取得したコンテンツをクライアント装置41に送り、画面表示させる。
【0071】
[ステップS15]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100のコンテンツ編集部160にアクセスし、コンテンツの編集内容を定義する。
【0072】
具体的には、利用者は、クライアント装置41に表示されたコンテンツの内容から、必要な部分を指定する。たとえば、利用者は、マウス操作により必要な部分を選択し、決定操作を行う。すると、選択された部分を示す情報が、クライアント装置41からコンテンツ編集部160に送られる。コンテンツ編集部160では、元のコンテンツから指定された部分のみを抽出する編集処理の内容をXSL形式で定義する。
【0073】
[ステップS16]コンテンツ編集部160は、ステップS15で定義した編集内容に従ってコンテンツを編集し、編集後のコンテンツをクライアント装置41に送信する。クライアント装置41は、編集後のコンテンツを表示する。
【0074】
[ステップS17]利用者はクライアント装置41を用いて、コンテンツ編集部160に対してクライアント装置41の種別を指定する。たとえば、パーソナルコンピュータ(パソコン)、携帯電話等の種別を指定する。指定内容は、クライアント装置41からコンテンツ編集部160に送られる。コンテンツ編集部160は、指定されたクライアント装置41の種別と、生成されたXSLファイルとを利用者管理データベース110に登録する。
【0075】
[ステップS18]統合管理部150は、利用者管理データベース110に登録された情報に基づいて、複数のコンテンツを統合した画面の情報を生成し、クライアント装置41に送信する。
【0076】
具体的には、コンテンツ統合画面の表示要求を受けた統合管理部150は、各表示領域に表示させるコンテンツの取得要求をウェブページアクセス部120に渡す。ウェブページアクセス部120は、要求されたコンテンツをウェブページサーバ31から取得する。取得したコンテンツは、変更処理の対象であれば正規化部130で正規化される。正規化されたコンテンツは、コンテンツ整形部140に送られる。
【0077】
すると、コンテンツ整形部140によって、正規化されたコンテンツ内の予め指定された部分のみが抽出され、統合管理部150に渡される。部分的に抽出されたコンテンツが統合管理部150において所定のフレームに割り当てられ、そのフレーム内の画像としてクライアント装置41に送信される。クライアント装置41では、部分的に抽出されたコンテンツが画面に表示される。
【0078】
次に、XSL生成処理の手順を詳細に説明する。
図7は、XSL生成処理の手順を示すフローチャートである。以下、図7に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0079】
[ステップS21]ウェブページアクセス部120は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に従って、カスタマイズすべきコンテンツを取得する。取得したコンテンツは正規化部130に渡される。
【0080】
[ステップS22]正規化部130は、取得したコンテンツ(HTML)をXHTMLに変換する。具体的には、正規化部130は、<td>タグで開始し、</td>で閉じるように不足しているタグを追加し、XHTMLに変換する。変換されたXHTMLは、コンテンツ編集部160に渡される。
【0081】
[ステップS23]コンテンツ編集部160は、XHTMLに対し、マウスイベントによって特定の処理(例えば、選択する/しないのポップアップ画面を表示する)を行う指定と、タグの位置を示したID情報を設定する。たとえば、実行前のタグが<table>の場合、実行後のタグは<table id=”21” onmouseover=”xsltg_highlight(this, event);”>となる。たとえば、利用者が選択可能なタグとして、アンカータグとテーブルタグとがあれば、それらのタグに対して順番にIDを付与する。
【0082】
[ステップS24]コンテンツ編集部160は、利用者から選択する領域が指定されると、IDの情報から、該当タグまでの階層情報(ルートからの経路)を取得し、XPathを生成する。XPathは、たとえば“/html[1]/body[1]/table[7]/tr[1]/td[3]/div[1]/table[6]”という記述になる。この記述では、“/”によってタグの名称が区切られており、左側に記載されたタグほど上位となる。また、括弧内の数字はタグのIDである。この記述により、XHTMLのデータ構造における指定された領域の位置が一意に識別できる。
【0083】
[ステップS25]コンテンツ編集部160は、ステップS22でXHTML化したコンテンツに対し、ステップS24で指定したXPathで指定されたタグの配下だけを取り出すXSLファイルを生成する。そして、コンテンツ編集部160は、ユーザのスタイルシートとして利用者管理データベース110に保存する。
【0084】
図8は、生成されるXSLの例を示す図である。図8に示すように、XSL50にはXPathの記述51や、XPathで指定された部分を新たに生成するXHTMLへコピーすることを指示する記述52が含まれている。
【0085】
このようなXSL50に基づいて、コンテンツをクライアントの画面に表示する際に、予め指定された部分のみを抽出して表示させることができる。
図9は、コンテンツ変換処理の手順を示すフローチャートである。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0086】
[ステップS31]統合管理部150は、クライアント装置41から統合画面の表示要求を受け取ると、画面レイアウトにしたがって、各領域に表示するコンテンツのURLをウェブページアクセス部120に渡す。すると、ウェブページアクセス部120がウェブページサーバ31にアクセスしてコンテンツを取得する。たとえば領域が3つあれば、コンテンツ統合装置100は3回のHTTPアクセス要求を発行してコンテンツを取得する。
【0087】
[ステップS32]ウェブページアクセス部120は、取得した各コンテンツのURLに対し、カスタマイズのためのXSLファイルが用意されているか否かを調べる。XSLファイルが用意されている場合、取得したコンテンツが正規化部130に送られ処理がステップS33に進められる。XSLファイルが用意されていない場合、取得したコンテンツが統合管理部150に送られ処理がステップS36に進められる。
【0088】
[ステップS33]正規化部130は、XSLファイルが用意されている場合、取得したHTMLをXHTMLに変換する。変換されたXHTMLのデータは、コンテンツ整形部140に渡される。
【0089】
[ステップS34]コンテンツ整形部140は、利用者管理データベース110から各ユーザのカスタマイズ設定情報に設定されているXSLファイルを読み出す。
【0090】
[ステップS35]コンテンツ整形部140は、ステップS33でXHTMLに変換されたコンテンツに対し、ステップS34で取得したXSLファイルでXSLTを実行する。これにより、カスタマイズされたXHTMLが生成される。生成されたXHTMLのデータは統合管理部150に渡される。
【0091】
[ステップS36]統合管理部150は、受け取ったコンテンツを個別の表示領域に割り当てた表示画像用のデータをクライアント装置41に送信する。すると、クライアント装置41において、カスタマイズされたXHTMLがコンテンツ表示領域に納められた態様で画面表示される。
【0092】
次に、実際に変更されるコンテンツの例について説明する。
図10は、ウェブページサーバに格納されているコンテンツの一例を示す図である。図10には、HTMLで記述されたコンテンツ61をクライアント装置41で直接参照した場合の表示画面のイメージを示している。
【0093】
このような内容のコンテンツ61がコンテンツ編集部160を介してクライアント装置41に送られると、クライアント装置41には編集画面が表示される。
図11は、コンテンツの編集画面の一例を示す図である。表示された編集画面62では、「4月2日 新型プリンタの発売について」の後方に、「A」と表記されたアイコンが表示されている。このアイコンは、HTMLのAタグ(アンカータグ)で定義されていることを示している。
【0094】
利用者は、表示された画面上で抽出すべき部分を指定する。たとえば、マウス等のポインティングデバイスを使用してマウスポインタを移動させ、所望の領域を指定する。選択された部分62aは強調表示される。図11の例では、「新着情報」、「4月1日 人事異動」、「4月2日 新型プリンタの発売について」という文字列が、選択済の部分として強調表示されている。強調表示の方法としては、たとえば、周囲と異なる背景色にする。
【0095】
抽出すべき範囲を決定すると、クライアント装置41の画面には編集後の状態を示す確認画面が表示される。
図12は、編集後の状態を示す確認画面の例を示す図である。確認画面63では、コンテンツに対しコンテンツ編集部160で定義したカスタマイズ結果がテスト的に表示される。図12の例では、図11に示す編集画面62内に選択された部分のみが表示されている。また、この例では「新着情報」に下線が補足されている。
【0096】
利用者は、抽出部分の決定操作を行うと、確認画面63で示された部分を抽出するためのXSL形式のスタイルシートが利用者管理データベース110に登録される。その後、コンテンツ統合装置100を利用したコンテンツの閲覧等を行うと、クライアント装置41には、指定された部分のみが抽出された表示形態でコンテンツ統合画面が表示される。
【0097】
図13は、コンテンツ統合画面の表示例を示す図である。コンテンツ統合画面64には、3つの表示領域64a,64b,64cが設けられている。表示領域64aには、図12に示す確認画面63で確認したコンテンツの内容が表示されている。
【0098】
以下に、コンテンツの編集内容を指定する際の画面の具体例について説明する。
図14は、コンテンツ編集画面の初期状態を示す図である。コンテンツ編集画面70内には、編集対象のコンテンツの内容が表示されている。
【0099】
図15は、編集作業中のコンテンツ編集画面を示す図である。コンテンツ編集画面70内のコンテンツの一部を選択すると、条件設定画面71がポップアップで表示される。条件設定画面71では、出力対象とするか否かの指定や、任意のタグの指定などの条件設定を行うことができる。条件設定画面71で選択した部分の表示態様等の条件を設定すると、その設定内容に応じたXSLが生成される。
【0100】
図16は、編集内容設置後のコンテンツ編集画面を示す図である。編集内容が設定されたコンテンツ編集画面70には、XSLの内容72が表示される。表示されているXSLを画面上で任意に編集することもできる。
【0101】
コンテンツの編集が完了しXSLファイルが生成されると、そのXSLファイルにより生成されるコンテンツを、コンテンツ統合画面内のメニューに割り当てるための画面が表示される。
【0102】
図17は、メニューへの割り当て画面の例を示す図である。割り当て画面80では、タブ81によってメニューを選択することができる。利用者は任意のメニューを選択し、編集したコンテンツを割り当てることができる。
【0103】
その後、利用者がコンテンツ統合画面を表示させ任意のタブを選択すると、そのタブに割り当てられたコンテンツが表示される。その際、コンテンツ内の一部を抽出するためのXSLが設定されていれば、そのXSLに従って抽出された部分のみが画面に表示される。
【0104】
このようして、各利用者がコンテンツ統合装置100を介して得たコンテンツやアプリケーションプログラムをクライアント装置上に表示させ、その中で編集する内容(抽出すべきコンテンツ)を容易に定義できる。そして、利用者が定義した編集内容は、利用者毎に用意された利用者管理データベース110に保存される。これにより、各利用者は、ウェブページサーバ上のコンテンツやアプリケーションプログラムを変更せずに、かつ、コンテンツのソースコード(HTML)を解析することなく、コンテンツの編集を行うことができる。
【0105】
また、コンテンツを編集する内容は、利用者毎に用意された利用者情報に保存されるため、各利用者が必要な情報だけを表示させるように設定することが可能となる。
【0106】
なお、クライアント装置がパーソナルコンピュータであるのか、携帯電話であるのかにより、生成するXSLの内容を変えることができる。
たとえば、図7のステップS25でXSLファイルを保存する際に、アクセス元端末の種別の指定を受け付ける。そして、図9のステップS34において、アクセス元のブラウザ種別(HTTPのUser−Agentヘッダなどで判別)を自動検出し、URLとブラウザ種別の両方に合致するXSLファイルを読み出すことができる。これにより、同一URLコンテンツに対し、パソコンブラウザと携帯電話のそれぞれからのアクセスに応じたコンテンツカスタマイズ結果を画面上に表示可能となる。
【0107】
また、図7のステップS24のXPath生成の処理において、携帯電話向けにカスタマイズする場合は、携帯電話で使用可能なタグであるのかをチェックし、使用不可のタグに対しては警告メッセージを表示することもできる。
【0108】
なお、上記の処理機能は、クライアントサーバシステムのサーバコンピュータによって実現することができる。その場合、コンテンツ統合装置100が有すべきコンテンツ変換処理の内容を記述したコンテンツ変換プログラムが提供される。サーバコンピュータは、クライアントコンピュータからの要求に応答して、コンテンツ変換プログラムを実行する。これにより、上記処理機能がサーバコンピュータ上で実現され、処理結果がクライアントコンピュータに提供される。
【0109】
処理内容を記述したコンテンツ変換プログラムは、サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto−Optical disc)などがある。
【0110】
コンテンツ変換プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのコンテンツ変換プログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。
【0111】
コンテンツ変換プログラムを実行するサーバコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたコンテンツ変換プログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、サーバコンピュータは、自己の記憶装置からコンテンツ変換プログラムを読み取り、コンテンツ変換プログラムに従った処理を実行する。なお、サーバコンピュータは、可搬型記録媒体から直接コンテンツ変換プログラムを読み取り、そのコンテンツ変換プログラムに従った処理を実行することもできる。
【0112】
(付記1) 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換プログラムにおいて、
コンピュータに、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、
処理を実行させることを特徴とするコンテンツ変換プログラム。
【0113】
(付記2) 前記最新部分コンテンツを、複数のフレームに分割された画面の所定のフレーム内に表示させることを特徴とする付記1記載のコンテンツ変換プログラム。
【0114】
(付記3) 前記コンテンツとして表示態様を定義した構造化文書を取得した際には、前記構造化文書を、表示態様を含むデータ構造が定義可能な構造化文書に変換することを特徴とする付記1記載のコンテンツ変換プログラム。
【0115】
(付記4) 前記抽出箇所定義情報を前記編集情報データベースに格納する際には、指定された前記領域を抽出したときの表示態様を前記利用者が使用するクライアント装置の種別に応じて定義することを特徴とする付記1記載のコンテンツ変換プログラム。
【0116】
(付記5) 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するためのコンテンツ変換方法において、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、
ことを特徴とするコンテンツ変換方法。
【0117】
(付記6) 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換装置において、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納する抽出箇所定義情報格納手段と、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得する最新コンテンツ取得手段と、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する最新部分コンテンツ応答手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ変換装置。
【0118】
(付記7) 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記コンピュータに、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、
処理を実行させることを特徴とするコンテンツ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、利用者により指定された部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を編集情報データベースに格納する。そして、同じ利用者からのコンテンツ取得要求に応答して、最新コンテンツから抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを抽出して応答するようにした。そのため、利用者毎に、適宜更新されるコンテンツ内の有用な情報のみを取捨選択して画面表示させることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に適用される発明の概念図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に用いるコンテンツ統合装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図4】コンテンツ統合装置の内部構成を示すブロック図である。
【図5】利用者管理デーベースのデータ構造例を示す図である。
【図6】コンテンツ統合装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】XSL生成処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】生成されるXSLの例を示す図である。
【図9】コンテンツ変換処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】ウェブページサーバに格納されているコンテンツの一例を示す図である。
【図11】コンテンツの編集画面の一例を示す図である。
【図12】編集後の状態を示す確認画面の例を示す図である。
【図13】コンテンツ統合画面の表示例を示す図である。
【図14】コンテンツ編集画面の初期状態を示す図である。
【図15】編集作業中のコンテンツ編集画面を示す図である。
【図16】編集内容設置後のコンテンツ編集画面を示す図である。
【図17】メニューへの割り当て画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ
1a 編集情報データベース
2,3 サーバ
4,5 クライアント装置
21,22 ネットワーク
31,32,・・・ ウェブページサーバ
41,42,・・・ クライアント装置
100 コンテンツ統合装置
110 利用者管理データベース
120 ウェブページアクセス部
130 正規化部
140 コンテンツ整形部
150 統合管理部
160 コンテンツ編集部
【発明の属する技術分野】
本発明はコンテンツの内容を変換するコンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置に関し、特にサーバから取得したコンテンツを変換して利用者に提供するためのコンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、企業の情報発信や企業内の業務システムとして利用されるウェブページサーバの数は急激に増加している。また、そのサーバから提供されるコンテンツやアプリケーションプログラムも増加の一途を辿っている。これらコンテンツの参照やアプリケーションプログラムを実行する利用者は、必要な情報を得て、必要な作業を実行するためにウェブページサーバ上のコンテンツやアプリケーション間のリンクを辿っていく(ページを切り替える)必要がある。
【0003】
多くの場合、目的のコンテンツ等を参照するのに複数のリンクを辿らなければならない。リンクを辿る回数が多いと、作業効率が低下するとともに、利用者の操作も煩雑となる。しかも、複数のコンテンツ等を見比べて作業をする場合、それぞれのコンテンツを交互に表示させたのでは、作業効率が悪い。そこで、必要な複数のコンテンツ等を1つの画面上に1度に並べて表示することができるコンテンツ統合装置が提供されている。
【0004】
コンテンツ統合装置は、1つのHTML(HyperText Markup Language)文書上にTABLEタグやFRAMEタグなどで画面内を複数の領域に区切る。そして、コンテンツ統合装置は、各領域内にウェブページサーバ上のコンテンツやアプリケーションを割り当てて、複数のコンテンツやアプリケーションの実行結果等を1つの画面上に表示する(たとえば、非特許文献1参照)。
【0005】
なお、画面内の領域に表示されるコンテンツやアプリケーションの実行内容は、ウェブページサーバが提供する情報のすべてが表示される。そのため、表示すべき内容が、割り当てられた表示領域内に収まらない場合が発生する。この場合、領域からはみ出した情報を見るには画面をスクロールさせる必要があり、作業が煩雑である。
【0006】
また、狭い領域内にコンテンツやアプリケーションの一部分を切り取って表示させるために、ウェブページサーバ上のコンテンツに切り取る範囲を指定する機能やあるいは切り取る位置情報を外部の定義ファイルで指定する機能を有するコンテンツ統合装置も存在する。具体的には、プロキシサーバにより、ユーザが要求したページ(ウェブコンテンツ)にカスタマイズのためのプログラム(カスタマイザ)を埋め込む。カスタマイザは、ユーザの操作に応じて、ページをカスタマイズする操作に関するデータをサーバに記憶する。その後、カスタマイザは、記憶されたカスタマイズ操作に関するデータに基づいて、カスタマイズ操作を再現する(たとえば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−222324号公報(第1図)
【非特許文献1】
高田 裕志、倉田 典、“一歩先行くビジネスポータルサーバ”、[online]、2001年9月、FUJITSU.52,p428−433、富士通、[平成15年6月11日検索]、インターネット<http://magazine.fujitsu.com/vol52−5/paper07.pdf>
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンテンツ統合装置では、各コンテンツやアプリケーションプログラムの表示領域が狭い点、ウェブページサーバから発信される情報には利用者にとって不必要な情報が含まれている点からコンテンツやアプリケーションプログラムの一部分を切り取って表示させる必要がある。しかしながら、従来のコンテンツ統合装置では、コンテンツやアプリケーションを切り取って表示させる領域の指定のためにウェブページサーバ上に保存されたコンテンツやアプリケーションプログラムを変更したり、切り取る位置情報を指定するためにコンテンツのソースコード(HTML)を解析したりする必要があり、操作が複雑であった。そのため、コンテンツを編集して表示させる場合、コンテンツ統合装置の管理者がそのシステムの全利用者共通の編集内容を設定し、全利用者に対して共通の編集結果が表示されていた。
【0009】
ところが、企業内の複数のユーザは、それぞれ業務内容が異なる。そのため、ウェブページサーバから発信される情報の中の必要な部分は、利用者や利用するクライアント装置によって異なる。従来の方法では、運用管理者が決めた1つの定義に従って情報が切り取られることになり、必ずしも個々の利用者にとって必要な情報にならない場合があった。
【0010】
なお、上記特許文献1の技術では、ユーザ毎に、コンテンツに対するオブジェクトの追加、オブジェクトの属性の変更、オブジェクトの消去等が可能である。ここで、コンテンツ内の一部のみを表示させたい場合、表示する必要のないオブジェクトを消去させればよい。ただし、この方法では、元のコンテンツの内容が変更され新たなオブジェクトが追加された場合、追加されたオブジェクトは表示されてしまう。そこで、コンテンツが変更される毎に不要なオブジェクトの消去指示を行う必要が生じ、煩雑な作業を強いられることとなる。
【0011】
そこで、任意のオブジェクトを指定して、そのオブジェクトのみを表示させるための技術が必要となる。なお、単にオブジェクト等の情報を切り取って組み合わせただけでは、個々の情報が連続して表示されるだけになり、情報としての有用性が損なわれる。そのため、抽出した情報は、分かり易く表示されることが望まれる。
【0012】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、サーバから提供されるコンテンツを変更することなく、容易にそのコンテンツから必要な情報だけを切り出すことができるコンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すようなコンテンツ処理をコンピュータ1に実行させるコンテンツ変換プログラムが提供される。本発明に係るコンテンツ変換プログラムは、利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するためのものである。このコンテンツ変換プログラムをコンピュータ1に実行させることにより、コンピュータ1が以下の処理を行う。
【0014】
コンピュータ1は、ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得する(ステップS1)。次に、コンピュータ1は、利用者からの操作入力によりコンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納する(ステップS2)。さらに、コンピュータ1は、コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を利用者から受け取ると、指定された場所に格納されている最新コンテンツを取得する(ステップS3)。そして、コンピュータ1は、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納されている抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを最新コンテンツから抽出し、最新部分コンテンツをコンテンツ取得要求への応答として送信する(ステップS4)。
【0015】
このようなコンテンツ変換プログラムによれば、コンテンツ内の部分コンテンツが利用者から指定されると、部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報が編集情報データベース1aに格納される。その後、最新コンテンツを取得した際には、抽出箇所定義情報で定義された位置の最新部分コンテンツが抽出され、送信される。
【0016】
また、上記課題を解決するために、利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するためのコンテンツ変換方法において、ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、ことを特徴とするコンテンツ変換方法が提供される。
【0017】
このようなコンテンツ変換方法によれば、コンテンツ内の部分コンテンツが利用者から指定されると、部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報が編集情報データベースに格納される。その後、最新コンテンツを取得した際には、抽出箇所定義情報で定義された位置の最新部分コンテンツが抽出され、送信される。
【0018】
また、上記課題を解決するために、利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換装置において、ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納する抽出箇所定義情報格納手段と、前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得する最新コンテンツ取得手段と、前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する最新部分コンテンツ応答手段と、を有することを特徴とするコンテンツ変換装置が提供される。
【0019】
このようなコンテンツ変換装置によれば、コンテンツ取得手段が取得したコンテンツ内の部分コンテンツが利用者から指定されると、抽出箇所定義情報格納手段により、部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報が編集情報データベースに格納される。その後、最新コンテンツ取得手段により最新コンテンツが取得されると、最新部分コンテンツ応答手段により、抽出箇所定義情報で定義された位置の最新部分コンテンツが抽出され、送信される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、実施の形態に適用される発明の概要について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。なお、本発明では、予めサーバ上に登録されている文書ファイル等のコンテンツに限らず、アプリケーションプログラムの実行結果として生成される情報もコンテンツの概念に含めるものとする。すなわち、サーバ等で逐次生成して提供される情報も、予めサーバ等に格納されたコンテンツと同様に本発明の変換処理の対象とすることができる。
【0021】
図1は、実施の形態に適用される発明の概念図である。コンピュータ1には、サーバ2,3やクライアント装置4,5がネットワークを介して接続されている。コンピュータ1は、コンテンツ変換プログラムに従って、以下の処理を実行する。なお、サーバ2は、コンテンツ2aをコンピュータ1等に対してネットワークを介して提供している。同様に、サーバ3は、コンテンツ3aをコンピュータ1等に対してネットワークを介して提供している。
【0022】
コンピュータ1は、ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得する(ステップS1)。たとえば、サーバ2からコンテンツ2aを取得する。
【0023】
次に、コンピュータ1は、利用者からの操作入力によりコンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納する(ステップS2)。たとえば、ステップS1でコンテンツ2aを取得したとき、コンピュータ1はコンテンツ2aの内容をクライアント装置4に表示させる。そして、クライアント装置4の利用者から部分コンテンツが指定されると、コンピュータ1は、その部分コンテンツに応じた抽出箇所定義情報を、クライアント装置4の利用者に関連付けて編集情報データベース1aに格納する。
【0024】
さらに、コンピュータ1は、ステップS1で取得したコンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を利用者から受け取ると、指定された場所に格納されている最新コンテンツを取得する(ステップS3)。
【0025】
そして、コンピュータ1は、利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベース1aに格納されている抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを最新コンテンツから抽出し、最新部分コンテンツをコンテンツ取得要求への応答として送信する(ステップS4)。
【0026】
このように、コンテンツ変換プログラムをコンピュータに実行させることで、クライアント装置4,5を使用する利用者は、サーバ2,3で提供されるコンテンツ2a,3aから任意の部分コンテンツを抽出対象として指定できる。すると、以後、クライアント装置4,5から、コンテンツ2a,3aの取得要求を出すと、抽出対象として指定された部分コンテンツのみが抽出され、クライアント装置4,5に送られる。
【0027】
たとえば、図1の例では、サーバ2で提供されているコンテンツ2aには、「ニュース」や「会社案内」という表題の部分コンテンツが含まれている。また、サーバ3で提供されているコンテンツ3aには、「プレスリリース」や「投資家の皆様へ」という表題の部分コンテンツが含まれている。
【0028】
ここで、クライアント装置4の利用者が、サーバ2,3を運営している企業の最新情報を知りたい場合、部分コンテンツとして、コンテンツ2a内の「ニュース」の項目や、コンテンツ3a内の「プレスリリース」の項目を指定する。以後、クライアント装置4の利用者がコンテンツ2aやコンテンツ3aへの取得要求を出すと、コンピュータ1からは、コンテンツ2aの「ニュース」の項目内の情報や、コンテンツ3aの「プレスリリース」の項目内の情報が抽出され、抽出された情報のみが送られる。送られた情報は、クライアント装置4に表示される。
【0029】
また、クライアント装置5の利用者が、サーバ2,3を運営している企業への投資関連情報を知りたい場合、部分コンテンツとして、コンテンツ2a内の「会社案内」の項目や、コンテンツ3a内の「投資家の皆様へ」の項目を指定する。以後、クライアント装置5の利用者がコンテンツ2aやコンテンツ3aへの取得要求を出すと、コンピュータ1からは、コンテンツ2aの「会社案内」の項目内の情報や、コンテンツ3aの「投資家の皆様へ」の項目内の情報が抽出され、抽出された情報のみが送られる。送られた情報は、クライアント装置4に表示される。
【0030】
このように、利用者毎に、適宜更新されるコンテンツ内の有用な情報のみを容易に取捨選択して画面表示させることができるため、無駄な情報が排除でき、有用な情報を効率良く参照することができる。しかも、コンピュータ1にコンテンツ統合機能を備えることで、複数のコンテンツ2a,3aを一画面内の個別のフレームに表示させることができる。このとき、コンテンツ2a,3a内の必要なコンテンツのみを表示させれば、1つの表示領域(フレーム)内での画像のスクロール等の作業が省け、作業効率が向上する。
【0031】
また、本発明では、利用者がコンテンツ内の抽出すべき部分を指定すれば、抽出箇所定義情報が編集情報データベース1aに格納される。したがって、利用者は、抽出すべき部分コンテンツが、元のコンテンツのデータ構造上の何処に存在するのかを意識する必要がない。そのため、利用者が、コンテンツのデータ構造を理解していなくても、任意の部分コンテンツの抽出指示が可能である。
【0032】
さらに、抽出される部分コンテンツは、コンテンツのデータ構造上の位置によって特定される。そのため、元のコンテンツ内の同じ位置の情報が更新された場合にも、クライアント装置に対して更新後の情報を抽出して表示させることができる。
【0033】
次に、コンテンツ統合装置上で本発明を実現した場合の例を、実施の形態として説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。図2に示すように、ネットワーク21を介して複数のウェブページサーバ31,32,・・・とコンテンツ統合装置100とが接続されている。また、コンテンツ統合装置100は、ネットワーク22を介して複数のクライアント装置41,42,・・・に接続されている。
【0034】
ウェブページサーバ31,32,・・・は、クライアント装置41,42,・・・等からの要求に応答してウェブページ等のコンテンツや、その他の処理機能を提供するコンピュータである。
【0035】
クライアント装置41,42,・・・は、利用者の操作入力に応答してウェブページサーバ31,32,・・・に対してアクセスし、ウェブページ等のコンテンツを取得するコンピュータである。
【0036】
コンテンツ統合装置100は、ウェブページサーバ31,32,・・・からクライアント装置41,42,・・・に送られるコンテンツを編集するコンピュータである。コンテンツの編集内容は、クライアント装置41,42,・・・毎に定義される。
【0037】
図3は、本発明の実施の形態に用いるコンテンツ統合装置のハードウェア構成例を示す図である。コンテンツ統合装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス108を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、および通信インタフェース106,107が接続されている。
【0038】
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
【0039】
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス108を介してCPU101に送信する。
【0040】
通信インタフェース106は、ネットワーク21に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク21を介して、ウェブページサーバ31,32,・・・等の他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
【0041】
通信インタフェース107は、ネットワーク22に接続されている。通信インタフェース107は、ネットワーク22を介して、クライアント装置41,42,・・・等の他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
【0042】
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3には、コンテンツ統合装置100のハードウェア構成例を示したが、ウェブページサーバ31,32,・・・やクライアント装置41,42,・・・も同様のハードウェア構成で実現できる。
【0043】
以下、クライアント装置41を操作する利用者がウェブページサーバ31で提供されるウェブページを参照する場合を例に採り、コンテンツ統合装置100におけるコンテンツ変換、統合等の処理について詳細に説明する。
【0044】
図4は、コンテンツ統合装置の内部構成を示すブロック図である。コンテンツ統合装置100は、利用者管理データベース110、ウェブページアクセス部120、正規化部130、コンテンツ整形部140、統合管理部150、およびコンテンツ編集部160を有している。
【0045】
利用者管理データベース110は、クライアント装置41を用いてウェブページサーバ31にアクセスする各利用者に関する情報(利用者情報)が登録されたデータベースである。利用者情報では、利用者の識別情報に対応付けて、レイアウト定義情報や、編集内容定義情報などが登録されている。レイアウト定義情報は、クライアント装置に表示する画面のレイアウトを定義する情報である。たとえば、複数のコンテンツをフレームに分けて表示する際の各コンテンツの所在(たとえばURL(Uniform Resource Locator))や、フレームのサイズ等の情報である。また、編集内容定義情報は、コンテンツを編集した上で表示させる場合の編集内容を定義する情報である。
【0046】
ウェブページアクセス部120は、統合管理部150やコンテンツ編集部160からの要求に応答してウェブページサーバ31にアクセスし、コンテンツ等を取得する。取得するコンテンツは、たとえば、HTMLで既述されたウェブページや、そのウェブページ内に表示される画像等のオブジェクトである。また、ウェブページサーバ31に対して何らかの処理を要求した場合、ウェブページアクセス部120はウェブページサーバ31から処理結果を受け取る。たとえば、インターネット上のコンテンツの検索要求(ウェブ検索要求)がクライアント装置41からウェブページサーバ31に送られた場合、ウェブページアクセス部120は、検索結果をHTML形式のコンテンツとしてウェブページサーバ31から受け取る。このような検索結果を示すHTMLのコンテンツも、コンテンツ編集の対象となる。
【0047】
ウェブページアクセス部120は、統合管理部150からの要求に応じてコンテンツ取得した場合、利用者管理データベース110を参照する。そして、ウェブページアクセス部120は、コンテンツの取得要求を出した利用者によって、そのコンテンツの編集内容が定義されているかどうかを判断する。編集内容が定義されていれば、ウェブページアクセス部120は、取得したコンテンツを正規化部130に送る。編集内容が定義されていなければ、取得したコンテンツは、統合管理装置150に渡される。
【0048】
また、ウェブページアクセス部120は、コンテンツ編集部160からの要求に応じてコンテンツを取得した場合、そのコンテンツを正規化部130に送る。なお、ウェブページアクセス部120は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0049】
正規化部130は、ウェブページの正規化を行う。ここで、正規化とは、XHTML(The Extensible HyperText Markup Language)形式に変換する処理である。XHTMLは、データ構造を定義可能なXML(eXtensible Markup Language)を使ってHTML相当のタグを定義し、表示態様に関してHTMLと同様に制御できるようにしたものである。これにより、HTMLに定義されていた表示態様に加え、HTMLに含まれているコンテンツのデータ構造を定義することができる。
【0050】
データ構造は、たとえば木構造で定義される。木構造では、コンテンツの親子関係によって、各コンテンツが関連付けられる。そして、木構造の最上位(ルート)からの木構造を辿る経路(パス)により、任意のコンテンツのデータ構造上の位置を定義することができる。正規化部130は、XHTMLに正規化したコンテンツをコンテンツ整形部140またはコンテンツ編集部160に渡す。
【0051】
具体的には、統合管理部150からの要求に応答して取得されたコンテンツを正規化した場合、正規化部130は、正規化したコンテンツをコンテンツ整形部140に渡す。また、コンテンツ編集部160からの要求に応答して取得されたコンテンツを正規化した場合、正規化部130は、正規化したコンテンツをコンテンツ編集部160に渡す。正規化部130は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0052】
コンテンツ整形部140は、XHTMLに正規化されたコンテンツを調整定義ファイル(編集内容が定義されたファイル)にしたがって、カスタマイズされたコンテンツに整形する。本実施の形態では、XSL(Extensible Stylesheet Language)によって編集内容が指定され、XSLT(XSL Transformations)141によって、コンテンツの変換が行われる。なお、コンテンツの編集内容には、元のコンテンツから抽出するデータ構造上の位置の指定、およびその位置のデータを抽出すべき旨の指定が含まれる。変換されたコンテンツは、統合管理部150に送られる。なお、コンテンツ整形部140は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0053】
統合管理部150は、複数のコンテンツを特定の画面上に表示するためのレイアウトの設定や各表示域に表示するコンテンツの保存場所などを設定する機能を有する。たとえば、統合管理部150は、利用者の情報を利用者管理データベース110から読み込み、統合する複数のウェブページサーバ上の複数のコンテンツやアプリケーションプログラムの表示区域(フレーム)を生成する。
【0054】
また、統合管理部150は、ウェブページアクセス部120に対し、ウェブページサーバ31へ接続し、コンテンツを取得する命令を発行する。さらに、統合管理部150は、ウェブページサーバ31から取得し、必要に応じて編集されたコンテンツをコンテンツ整形部140から受け取ると、そのコンテンツをあらかじめ定義された表示レイアウトの領域に埋め込む。そして、統合管理部150は、表示レイアウトに従った表示用のデータをクライアント装置41に送信する。なお、統合管理部150は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0055】
コンテンツ編集部160は、ウェブページアクセス部120を介してコンテンツを取得する。コンテンツ編集部160は、取得したコンテンツのすべての内容をクライアント装置41のGUI(Graphical User Interface)上に表示させる。そして、コンテンツ編集部160は、表示させたコンテンツの中で取り出したい部分や配置変更を利用者に指定させ、その定義情報を利用者管理データベース110に保存する。その際、コンテンツ編集部160は、選択された部分コンテンツの装飾(強調表示等)を行う。
【0056】
また、コンテンツ編集部160は、それらの結果画面をテスト的にクライアント装置41に表示させる。利用者が結果画面を確認し編集内容を確定すると、コンテンツ編集部160は、コンテンツの編集内容をXSL形式のスタイルシートの形で利用者管理データベース110内部に保存する。このスタイルシートがコンテンツ整形部140でのコンテンツ変換に利用される。なお、コンテンツ編集部160は、たとえば、プラグインプログラムモジュールによって実現される。
【0057】
図5は、利用者管理データベースのデータ構造例を示す図である。利用者管理データベース110には、利用者、レイアウト情報、コンテンツ保存場所、クライアント装置、およびスタイルシートの欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情報同士が互いに関連づけられている。
【0058】
利用者の欄には、コンテンツ統合装置100を使用可能な利用者の識別情報が登録される。利用者の識別情報としては、たとえば、クライアント装置のネットワーク上のアドレス(IPアドレス等)を使用することができる。あるいは、利用者に対して、コンテンツ統合装置100へのログオンを要求し、ログオン用のアカウントに使用されたユーザ名を利用者の識別情報としてもよい。
【0059】
レイアウト情報の欄には、利用者毎のレイアウト定義情報が設定される。図5の例では、レイアウト情報の欄内にフレーム名とサイズとの欄が設けられている。フレーム名の欄には、画面内に表示されるフレームの名称が設定される。サイズの欄には、フレームのサイズが設定される。図5の例では、元の表示領域内の分割割合をパーセンテージで示している。
【0060】
コンテンツ保存場所の欄には、レイアウトで定義された表示領域の一部に表示させるべきコンテンツの保存場所が設定される。保存場所は、ネットワーク上で一意に識別可能な情報(たとえば、URL)が用いられる。
【0061】
クライアント装置の欄には、クライアント装置の種別が設定される。たとえば、パソコン、携帯電話等の種別が設定される。
スタイルシートの欄には、対応するコンテンツの編集内容が定義された定義ファイルがクライアント装置の種別毎に設定される。この例では、編集内容定義がXSLによって定義されている。
【0062】
なお、図5の例では省略しているが、1人の利用者に対して複数のコンテンツ統合画面レイアウトを定義することもできる。その場合、コンテンツ統合画面毎の識別名を設定し、それぞれにレイアウト情報等を定義する。
【0063】
以上のような構成のコンテンツ統合装置100により、クライアント装置に表示させるコンテンツを各利用者からの要求に応じて編集することができる。
図6は、コンテンツ統合装置の処理手順を示すフローチャートである。以下、図6に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0064】
[ステップS11]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100に対するログオンの手続きを行う。コンテンツ統合装置100は、クライアント装置41からの要求に応じて、利用者のログオン処理を行う。ログオン処理では、たとえば、利用者が入力したユーザ認証情報(たとえば、ユーザIDとパスワード)が予めコンテンツ統合装置100に登録されたユーザ認証情報と合致するか否かを判断する。ユーザ認証情報が合致すれば利用者のログオンを認め、その利用者によるコンテンツ統合装置100の使用を許可する。
【0065】
なお、ログオン処理は、OSが基本的に備えている一般的な機能を使用できる。そのため、図4では、特にログオン処理を実行する要素は省略している。正常にログオンされると、以下の処理が実行される。
【0066】
[ステップS12]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100にアクセスし、コンテンツ統合画面に表示するレイアウトを指示する。コンテンツ統合装置100は、指示に従って利用者に対応するコンテンツ統合画面のレイアウトを決定する。また、コンテンツ統合装置100の統合管理部150は、指示されたレイアウトの内容(レイアウト情報)を、レイアウトを指示した利用者に対応付けて利用者管理データベース110内に登録する。
【0067】
なお、既にレイアウトが指定されている場合には、ステップS12の処理は行わなくてもよい。既にレイアウトが指定されている場合であっても、コンテンツ表示領域の追加や削除等を行う際には、利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100にアクセスして、レイアウトの変更を指示できる。
【0068】
[ステップS13]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100にアクセスし、コンテンツ統合画面内の各表示領域に表示すべきコンテンツの保存場所(URL)を指定する。コンテンツ統合装置100の統合管理部150は、指定されたコンテンツの保存場所を、そのコンテンツを表示させるフレームに関連付けて利用者管理データベース110に登録する。
【0069】
[ステップS14]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100のコンテンツ編集部160に接続し、コンテンツの保存場所(URL)を指定してコンテンツの内容を表示させる。
【0070】
具体的には、クライアント装置41からコンテンツ取得要求を受けたコンテンツ編集部160は、ウェブページアクセス部120にコンテンツの取得要求を出す。ウェブページアクセス部120は、要求に従って、ウェブページサーバ31にアクセスし、コンテンツを取得する。取得したコンテンツは、ウェブページアクセス部120から正規化部130に渡され、正規化部130によってXHTMLに正規化される。正規化されたコンテンツは、コンテンツ編集部160に渡される。コンテンツ編集部160は、取得したコンテンツをクライアント装置41に送り、画面表示させる。
【0071】
[ステップS15]利用者はクライアント装置41を用いてコンテンツ統合装置100のコンテンツ編集部160にアクセスし、コンテンツの編集内容を定義する。
【0072】
具体的には、利用者は、クライアント装置41に表示されたコンテンツの内容から、必要な部分を指定する。たとえば、利用者は、マウス操作により必要な部分を選択し、決定操作を行う。すると、選択された部分を示す情報が、クライアント装置41からコンテンツ編集部160に送られる。コンテンツ編集部160では、元のコンテンツから指定された部分のみを抽出する編集処理の内容をXSL形式で定義する。
【0073】
[ステップS16]コンテンツ編集部160は、ステップS15で定義した編集内容に従ってコンテンツを編集し、編集後のコンテンツをクライアント装置41に送信する。クライアント装置41は、編集後のコンテンツを表示する。
【0074】
[ステップS17]利用者はクライアント装置41を用いて、コンテンツ編集部160に対してクライアント装置41の種別を指定する。たとえば、パーソナルコンピュータ(パソコン)、携帯電話等の種別を指定する。指定内容は、クライアント装置41からコンテンツ編集部160に送られる。コンテンツ編集部160は、指定されたクライアント装置41の種別と、生成されたXSLファイルとを利用者管理データベース110に登録する。
【0075】
[ステップS18]統合管理部150は、利用者管理データベース110に登録された情報に基づいて、複数のコンテンツを統合した画面の情報を生成し、クライアント装置41に送信する。
【0076】
具体的には、コンテンツ統合画面の表示要求を受けた統合管理部150は、各表示領域に表示させるコンテンツの取得要求をウェブページアクセス部120に渡す。ウェブページアクセス部120は、要求されたコンテンツをウェブページサーバ31から取得する。取得したコンテンツは、変更処理の対象であれば正規化部130で正規化される。正規化されたコンテンツは、コンテンツ整形部140に送られる。
【0077】
すると、コンテンツ整形部140によって、正規化されたコンテンツ内の予め指定された部分のみが抽出され、統合管理部150に渡される。部分的に抽出されたコンテンツが統合管理部150において所定のフレームに割り当てられ、そのフレーム内の画像としてクライアント装置41に送信される。クライアント装置41では、部分的に抽出されたコンテンツが画面に表示される。
【0078】
次に、XSL生成処理の手順を詳細に説明する。
図7は、XSL生成処理の手順を示すフローチャートである。以下、図7に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0079】
[ステップS21]ウェブページアクセス部120は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に従って、カスタマイズすべきコンテンツを取得する。取得したコンテンツは正規化部130に渡される。
【0080】
[ステップS22]正規化部130は、取得したコンテンツ(HTML)をXHTMLに変換する。具体的には、正規化部130は、<td>タグで開始し、</td>で閉じるように不足しているタグを追加し、XHTMLに変換する。変換されたXHTMLは、コンテンツ編集部160に渡される。
【0081】
[ステップS23]コンテンツ編集部160は、XHTMLに対し、マウスイベントによって特定の処理(例えば、選択する/しないのポップアップ画面を表示する)を行う指定と、タグの位置を示したID情報を設定する。たとえば、実行前のタグが<table>の場合、実行後のタグは<table id=”21” onmouseover=”xsltg_highlight(this, event);”>となる。たとえば、利用者が選択可能なタグとして、アンカータグとテーブルタグとがあれば、それらのタグに対して順番にIDを付与する。
【0082】
[ステップS24]コンテンツ編集部160は、利用者から選択する領域が指定されると、IDの情報から、該当タグまでの階層情報(ルートからの経路)を取得し、XPathを生成する。XPathは、たとえば“/html[1]/body[1]/table[7]/tr[1]/td[3]/div[1]/table[6]”という記述になる。この記述では、“/”によってタグの名称が区切られており、左側に記載されたタグほど上位となる。また、括弧内の数字はタグのIDである。この記述により、XHTMLのデータ構造における指定された領域の位置が一意に識別できる。
【0083】
[ステップS25]コンテンツ編集部160は、ステップS22でXHTML化したコンテンツに対し、ステップS24で指定したXPathで指定されたタグの配下だけを取り出すXSLファイルを生成する。そして、コンテンツ編集部160は、ユーザのスタイルシートとして利用者管理データベース110に保存する。
【0084】
図8は、生成されるXSLの例を示す図である。図8に示すように、XSL50にはXPathの記述51や、XPathで指定された部分を新たに生成するXHTMLへコピーすることを指示する記述52が含まれている。
【0085】
このようなXSL50に基づいて、コンテンツをクライアントの画面に表示する際に、予め指定された部分のみを抽出して表示させることができる。
図9は、コンテンツ変換処理の手順を示すフローチャートである。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0086】
[ステップS31]統合管理部150は、クライアント装置41から統合画面の表示要求を受け取ると、画面レイアウトにしたがって、各領域に表示するコンテンツのURLをウェブページアクセス部120に渡す。すると、ウェブページアクセス部120がウェブページサーバ31にアクセスしてコンテンツを取得する。たとえば領域が3つあれば、コンテンツ統合装置100は3回のHTTPアクセス要求を発行してコンテンツを取得する。
【0087】
[ステップS32]ウェブページアクセス部120は、取得した各コンテンツのURLに対し、カスタマイズのためのXSLファイルが用意されているか否かを調べる。XSLファイルが用意されている場合、取得したコンテンツが正規化部130に送られ処理がステップS33に進められる。XSLファイルが用意されていない場合、取得したコンテンツが統合管理部150に送られ処理がステップS36に進められる。
【0088】
[ステップS33]正規化部130は、XSLファイルが用意されている場合、取得したHTMLをXHTMLに変換する。変換されたXHTMLのデータは、コンテンツ整形部140に渡される。
【0089】
[ステップS34]コンテンツ整形部140は、利用者管理データベース110から各ユーザのカスタマイズ設定情報に設定されているXSLファイルを読み出す。
【0090】
[ステップS35]コンテンツ整形部140は、ステップS33でXHTMLに変換されたコンテンツに対し、ステップS34で取得したXSLファイルでXSLTを実行する。これにより、カスタマイズされたXHTMLが生成される。生成されたXHTMLのデータは統合管理部150に渡される。
【0091】
[ステップS36]統合管理部150は、受け取ったコンテンツを個別の表示領域に割り当てた表示画像用のデータをクライアント装置41に送信する。すると、クライアント装置41において、カスタマイズされたXHTMLがコンテンツ表示領域に納められた態様で画面表示される。
【0092】
次に、実際に変更されるコンテンツの例について説明する。
図10は、ウェブページサーバに格納されているコンテンツの一例を示す図である。図10には、HTMLで記述されたコンテンツ61をクライアント装置41で直接参照した場合の表示画面のイメージを示している。
【0093】
このような内容のコンテンツ61がコンテンツ編集部160を介してクライアント装置41に送られると、クライアント装置41には編集画面が表示される。
図11は、コンテンツの編集画面の一例を示す図である。表示された編集画面62では、「4月2日 新型プリンタの発売について」の後方に、「A」と表記されたアイコンが表示されている。このアイコンは、HTMLのAタグ(アンカータグ)で定義されていることを示している。
【0094】
利用者は、表示された画面上で抽出すべき部分を指定する。たとえば、マウス等のポインティングデバイスを使用してマウスポインタを移動させ、所望の領域を指定する。選択された部分62aは強調表示される。図11の例では、「新着情報」、「4月1日 人事異動」、「4月2日 新型プリンタの発売について」という文字列が、選択済の部分として強調表示されている。強調表示の方法としては、たとえば、周囲と異なる背景色にする。
【0095】
抽出すべき範囲を決定すると、クライアント装置41の画面には編集後の状態を示す確認画面が表示される。
図12は、編集後の状態を示す確認画面の例を示す図である。確認画面63では、コンテンツに対しコンテンツ編集部160で定義したカスタマイズ結果がテスト的に表示される。図12の例では、図11に示す編集画面62内に選択された部分のみが表示されている。また、この例では「新着情報」に下線が補足されている。
【0096】
利用者は、抽出部分の決定操作を行うと、確認画面63で示された部分を抽出するためのXSL形式のスタイルシートが利用者管理データベース110に登録される。その後、コンテンツ統合装置100を利用したコンテンツの閲覧等を行うと、クライアント装置41には、指定された部分のみが抽出された表示形態でコンテンツ統合画面が表示される。
【0097】
図13は、コンテンツ統合画面の表示例を示す図である。コンテンツ統合画面64には、3つの表示領域64a,64b,64cが設けられている。表示領域64aには、図12に示す確認画面63で確認したコンテンツの内容が表示されている。
【0098】
以下に、コンテンツの編集内容を指定する際の画面の具体例について説明する。
図14は、コンテンツ編集画面の初期状態を示す図である。コンテンツ編集画面70内には、編集対象のコンテンツの内容が表示されている。
【0099】
図15は、編集作業中のコンテンツ編集画面を示す図である。コンテンツ編集画面70内のコンテンツの一部を選択すると、条件設定画面71がポップアップで表示される。条件設定画面71では、出力対象とするか否かの指定や、任意のタグの指定などの条件設定を行うことができる。条件設定画面71で選択した部分の表示態様等の条件を設定すると、その設定内容に応じたXSLが生成される。
【0100】
図16は、編集内容設置後のコンテンツ編集画面を示す図である。編集内容が設定されたコンテンツ編集画面70には、XSLの内容72が表示される。表示されているXSLを画面上で任意に編集することもできる。
【0101】
コンテンツの編集が完了しXSLファイルが生成されると、そのXSLファイルにより生成されるコンテンツを、コンテンツ統合画面内のメニューに割り当てるための画面が表示される。
【0102】
図17は、メニューへの割り当て画面の例を示す図である。割り当て画面80では、タブ81によってメニューを選択することができる。利用者は任意のメニューを選択し、編集したコンテンツを割り当てることができる。
【0103】
その後、利用者がコンテンツ統合画面を表示させ任意のタブを選択すると、そのタブに割り当てられたコンテンツが表示される。その際、コンテンツ内の一部を抽出するためのXSLが設定されていれば、そのXSLに従って抽出された部分のみが画面に表示される。
【0104】
このようして、各利用者がコンテンツ統合装置100を介して得たコンテンツやアプリケーションプログラムをクライアント装置上に表示させ、その中で編集する内容(抽出すべきコンテンツ)を容易に定義できる。そして、利用者が定義した編集内容は、利用者毎に用意された利用者管理データベース110に保存される。これにより、各利用者は、ウェブページサーバ上のコンテンツやアプリケーションプログラムを変更せずに、かつ、コンテンツのソースコード(HTML)を解析することなく、コンテンツの編集を行うことができる。
【0105】
また、コンテンツを編集する内容は、利用者毎に用意された利用者情報に保存されるため、各利用者が必要な情報だけを表示させるように設定することが可能となる。
【0106】
なお、クライアント装置がパーソナルコンピュータであるのか、携帯電話であるのかにより、生成するXSLの内容を変えることができる。
たとえば、図7のステップS25でXSLファイルを保存する際に、アクセス元端末の種別の指定を受け付ける。そして、図9のステップS34において、アクセス元のブラウザ種別(HTTPのUser−Agentヘッダなどで判別)を自動検出し、URLとブラウザ種別の両方に合致するXSLファイルを読み出すことができる。これにより、同一URLコンテンツに対し、パソコンブラウザと携帯電話のそれぞれからのアクセスに応じたコンテンツカスタマイズ結果を画面上に表示可能となる。
【0107】
また、図7のステップS24のXPath生成の処理において、携帯電話向けにカスタマイズする場合は、携帯電話で使用可能なタグであるのかをチェックし、使用不可のタグに対しては警告メッセージを表示することもできる。
【0108】
なお、上記の処理機能は、クライアントサーバシステムのサーバコンピュータによって実現することができる。その場合、コンテンツ統合装置100が有すべきコンテンツ変換処理の内容を記述したコンテンツ変換プログラムが提供される。サーバコンピュータは、クライアントコンピュータからの要求に応答して、コンテンツ変換プログラムを実行する。これにより、上記処理機能がサーバコンピュータ上で実現され、処理結果がクライアントコンピュータに提供される。
【0109】
処理内容を記述したコンテンツ変換プログラムは、サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto−Optical disc)などがある。
【0110】
コンテンツ変換プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのコンテンツ変換プログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。
【0111】
コンテンツ変換プログラムを実行するサーバコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたコンテンツ変換プログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、サーバコンピュータは、自己の記憶装置からコンテンツ変換プログラムを読み取り、コンテンツ変換プログラムに従った処理を実行する。なお、サーバコンピュータは、可搬型記録媒体から直接コンテンツ変換プログラムを読み取り、そのコンテンツ変換プログラムに従った処理を実行することもできる。
【0112】
(付記1) 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換プログラムにおいて、
コンピュータに、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、
処理を実行させることを特徴とするコンテンツ変換プログラム。
【0113】
(付記2) 前記最新部分コンテンツを、複数のフレームに分割された画面の所定のフレーム内に表示させることを特徴とする付記1記載のコンテンツ変換プログラム。
【0114】
(付記3) 前記コンテンツとして表示態様を定義した構造化文書を取得した際には、前記構造化文書を、表示態様を含むデータ構造が定義可能な構造化文書に変換することを特徴とする付記1記載のコンテンツ変換プログラム。
【0115】
(付記4) 前記抽出箇所定義情報を前記編集情報データベースに格納する際には、指定された前記領域を抽出したときの表示態様を前記利用者が使用するクライアント装置の種別に応じて定義することを特徴とする付記1記載のコンテンツ変換プログラム。
【0116】
(付記5) 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するためのコンテンツ変換方法において、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、
ことを特徴とするコンテンツ変換方法。
【0117】
(付記6) 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換装置において、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納する抽出箇所定義情報格納手段と、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得する最新コンテンツ取得手段と、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する最新部分コンテンツ応答手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ変換装置。
【0118】
(付記7) 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記コンピュータに、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、
処理を実行させることを特徴とするコンテンツ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、利用者により指定された部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を編集情報データベースに格納する。そして、同じ利用者からのコンテンツ取得要求に応答して、最新コンテンツから抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを抽出して応答するようにした。そのため、利用者毎に、適宜更新されるコンテンツ内の有用な情報のみを取捨選択して画面表示させることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に適用される発明の概念図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に用いるコンテンツ統合装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図4】コンテンツ統合装置の内部構成を示すブロック図である。
【図5】利用者管理デーベースのデータ構造例を示す図である。
【図6】コンテンツ統合装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】XSL生成処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】生成されるXSLの例を示す図である。
【図9】コンテンツ変換処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】ウェブページサーバに格納されているコンテンツの一例を示す図である。
【図11】コンテンツの編集画面の一例を示す図である。
【図12】編集後の状態を示す確認画面の例を示す図である。
【図13】コンテンツ統合画面の表示例を示す図である。
【図14】コンテンツ編集画面の初期状態を示す図である。
【図15】編集作業中のコンテンツ編集画面を示す図である。
【図16】編集内容設置後のコンテンツ編集画面を示す図である。
【図17】メニューへの割り当て画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ
1a 編集情報データベース
2,3 サーバ
4,5 クライアント装置
21,22 ネットワーク
31,32,・・・ ウェブページサーバ
41,42,・・・ クライアント装置
100 コンテンツ統合装置
110 利用者管理データベース
120 ウェブページアクセス部
130 正規化部
140 コンテンツ整形部
150 統合管理部
160 コンテンツ編集部
Claims (5)
- 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換プログラムにおいて、
コンピュータに、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、
処理を実行させることを特徴とするコンテンツ変換プログラム。 - 前記コンテンツとして表示態様を定義した構造化文書を取得した際には、前記構造化文書を、表示態様を含むデータ構造が定義可能な構造化文書に変換することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ変換プログラム。
- 前記抽出箇所定義情報を前記編集情報データベースに格納する際には、指定された前記領域を抽出したときの表示態様を前記利用者が使用するクライアント装置の種別に応じて定義することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ変換プログラム。
- 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するためのコンテンツ変換方法において、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得し、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納し、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得し、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する、
ことを特徴とするコンテンツ変換方法。 - 利用者の要求に応じた形態でコンテンツを表示するコンテンツ変換装置において、
ネットワーク上の任意の場所を指定したコンテンツ取得要求に応答してコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
前記利用者からの操作入力により前記コンテンツの一部分である部分コンテンツが指定されると、指定された前記部分コンテンツのデータ構造上の位置を示す抽出箇所定義情報を、前記利用者の識別情報に対応付けて編集情報データベースに格納する抽出箇所定義情報格納手段と、
前記コンテンツと同じ場所を指定したコンテンツ取得要求を前記利用者から受け取ると、指定された前記場所に格納されている最新コンテンツを取得する最新コンテンツ取得手段と、
前記利用者の識別情報に対応付けて前記編集情報データベースに格納されている前記抽出箇所定義情報で示されている位置の最新部分コンテンツを前記最新コンテンツから抽出し、前記最新部分コンテンツを前記コンテンツ取得要求への応答として送信する最新部分コンテンツ応答手段と、
を有することを特徴とするコンテンツ変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003187274A JP2005025295A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | コンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003187274A JP2005025295A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | コンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005025295A true JP2005025295A (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=34186179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003187274A Withdrawn JP2005025295A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | コンテンツ変換プログラム、コンテンツ変換方法、およびコンテンツ変換装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005025295A (ja) |
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-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003187274A patent/JP2005025295A/ja not_active Withdrawn
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