JP2005023744A - 回転開閉体の助勢装置 - Google Patents

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Hiroyoshi Furuoka
弘好 古岡
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Abstract

【課題】トルク発生手段の設置スペース及び動作スペースを節減し、取付け位置の煩雑な計算が不要であり、取付け作業にあたって熟練性を要しないようにする。
【解決手段】互いに平行な表側腹面1Aと裏側1Bを有し、無負荷状態では裏側腹面1Bを内側にして巻き込まれている板状の巻バネ1をトルク発生手段として使用しており、回転開閉体2の側に着力軸4が取り付けられ、固定枠体3の側にヒンジ軸5と同軸にホルダ6が取り付けられており、巻バネ1の巻き込まれた先端部分1Cが着力軸4に嵌められて、一方の腹面(1Aまたは1B)が着力軸4の側面に当接しており、S字状または逆S字状に反転させた巻バネ1の基端部分1Dが、他方の腹面(1Bまたは1A)をホルダ6の外側面に添接させてホルダ6に固定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気機器収納キャビネットなどの扉といった回転開閉体に使用され、用途に応じて回転開閉体に対して閉鎖方向または開放方向のトルクを与える助勢装置に関するものである。
シリンダー内に密閉されたガスの圧力によって回転開閉体を開放方向に回転付勢するガスダンパーをトルク発生手段とした回転開閉体の開放助勢装置は既に各種分野で使用されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
ガスダンパーのガス反力はガスダンパーの中心軸線方向に作用するものであるから、ガスダンパーの中心軸線が回転開閉体の表面に対して直角であるとき、ガス反力の利用度合は最大となる。
ガスダンパーを回転開閉体の裏側に収容する通常の使用形態では、ガスダンパーの中心軸線と回転開閉体の表面がなす角度は直角とはなっておらず、直角位置からの偏差により生ずる分力がロス分となっている。
そのため、シリンダー本体の末端部を固定枠体に枢着する固定支点の位置と、ピストンロッドの末端部を回転開閉体に枢着する回動支点の位置をどこにするかは、ガスダンパーの性能を最大限に発揮させ、かつ、ガスダンパーの構成部品に無理な応力負担を掛けないようにするためには、極めて重要であり、これらの取付け位置の計算過程は複雑である。
また、計算結果の記載された施工仕様書通りの正しい寸法位置に正確に取付ける必要があるため、取付け作業には一定以上の熟練性が要求され、入念な計測施工と微妙な調整作業が必要となる。
ガスダンパーは、回転開閉体の端部に設けられるものであるが、一定の直径と長さ寸法を有し、かつ、軸方向に伸縮するものであるから、それに対応した広い設置スペースと動作スペースを確保する必要がある。
実公平4−39344号公報 実公平6−33007号公報
解決しようとする問題点は、トルク発生手段の取付け位置の計算過程が複雑である点と、トルク発生手段の取付け作業に熟練性と微妙な調整作業が必要な点と、トルク発生手段の設置スペース及び動作スペースが広くなる点である。
本発明は、互いに平行な表側腹面1Aと裏側1Bを有し、無負荷状態では裏側腹面1Bを内側にして巻き込まれる板状の巻バネ1をトルク発生手段として使用し、回転開閉体2の側に着力軸4を取り付け、固定枠体3の側にヒンジ軸5と同軸にホルダ6を取り付け、巻バネ1の巻き込まれた先端部分1Cを着力軸4に嵌めて、一方の腹面を着力軸4の側面に当接させ、巻バネ1をS字状または逆S字状に反転して、巻バネ1の基端部分1Dの他方の腹面をホルダ6に添接させてホルダ6に固定し、回転開閉体2に対して開放方向または閉鎖方向のトルクを与えることを最も主要な特徴とする。
本発明の回転開閉体の助勢装置は、トルク発生手段として、互いに平行な表側腹面1Aと裏側1Bを有し無負荷状態では裏側腹面1Bを内側にして巻き込まれる板状の巻バネ1を使用し、巻バネ1の基端部分1Dを固定枠体3側のホルダ6に固定し、巻バネ1の巻き込まれた先端部分1Cを回転開閉体2側の着力軸4に嵌めて成るので、ガスダンパーをトルク発生手段とした場合と比較して、設置スペース及び動作スペースが大幅に縮減され、トルク発生手段が他の可動部品と干渉したり、人の出入りや物品の収納に際しての制約原因となることもない。
巻バネ1をS字状または逆S字状に反転し、ホルダ6と着力軸4に当接する腹面を一方については表側腹面1Aにして、他方については裏側腹面1Bにして、ホルダ6と着力軸4に装着するだけであるから、ガスダンパーのように固定支点と可動支点の設定位置を煩雑な計算過程を経て算出する必要がない。
トルク発生手段としての巻バネ1はヒンジの内部の所定位置に簡単に組み込まれるため、ガスダンパーを使用したときとは異なり、取付け作業が簡単・平易化され、熟練性を要する微妙な調整作業も必要なくなる。
上記S字状または逆S字状に反転して装着された巻バネ1は、回転開閉体2の起動当初の極めて短い時間間隔では、トルクがリニアに急峻に立ち上がるが、それ以降の開閉動作中においてはトルクの大きさは一定となるから、回転開閉体2の開閉動作は定速度でなされる。
バネ鋼材を巻き込み成形した後、焼き入れ処理することによって巻バネ母材を製作し、装着対象物の着力軸4とホルダ6間の配置距離と、回転開閉体2の移動角度に対応した所要の長さに巻バネ母材を切断した後、基端部分1Dをホルダ6に固定し、先端部分1Cを着力軸4に押し当てることによって、取付け位置の計算過程の不要化、省スペース化と取付けの平易化を実現した。
図1から図5は、本発明装置の実施例1を示すものであって、断面円形ドラム状のホルダ6は、ヒンジの固定側部材7に固定されており、ホルダ6の中心孔8には、拡大頭部5aを有するヒンジ軸5が貫通している。ヒンジ軸5の先端部の横断孔14には、抜け止め用の割りピン13が挿入されている。割りピン13と固定側部材7に間には、座金16が介在している。
着力軸4は、溶接とビス15によってヒンジの回動側部材9に固定されており、ホルダ6と着力軸4は互いに平行に配置されている。固定側部材7は、側面に張り出した取付け板部7a,7bの貫通孔11を通るビスによってキャビネット本体などの固定枠体3に固着される。
回動側部材9は、側面に張り出した取付け板部9a,9bの貫通孔12を通るビスによって蓋や扉などの回転開閉体2にビスなど固着される。回動側部材9にはカバー17が被せられ、ビス18で固定されている。
図3に示したように回転開閉体2が固定枠体3に対して閉鎖位置にあるときには、巻バネ1の先端部分1Cは、約一巻分が着力軸4に嵌められており、裏側腹面1Bが着力軸4の外側の側面に当接している。巻バネ1の基端部分1Dは、その表側腹面1Aがホルダ6の約1/4円周分に当接しており、ビス10によってホルダ6に固着されている。すなわち、巻バネ1は、逆S字状(裏返しS字状)に反転して着力軸4とホルダ6に装着されている。
図5に示したように、回転開閉体2がヒンジ軸5を中心に開放回転させられるとき、回転角度が増すにつれて、先端部分1Cの巻き込みは展伸させられて、裏側腹面1Bと着力軸4との接触長さは短くなり、その一方、基端部分1Dは巻き込まれて、表側腹面1Aとホルダ6との接触長さが長くなる。板状の巻バネ1がこのように弾性変形されられることによって、図5において反時計回り方向(矢印方向)のトルクが発生し、回転開閉体2から手を離すと、回転開閉体2は、そのトルクに回転助勢されて自動的に閉鎖方向に回転する。
図6は、本発明装置の実施例2を示すものであって、断面円形ドラム状のホルダ6は、ヒンジの固定側部材7に固定されており、ホルダ6の中心孔8には、ヒンジ軸5が貫通している。着力軸4はヒンジの回動側部材9に固定されており、ホルダ6と着力軸4は互いに平行に配置されている。固定側部材7は、キャビネット本体などの固定枠体3にビスなどによって固着され、回動側部材9は、蓋や扉などの回転開閉体2にビスなどによって固着される。
図6に示したように回転開閉体2が固定枠体3に対して閉鎖位置にあるときには、巻バネ1の先端部分1Cは、約一巻分が着力軸4に嵌められており、表側腹面1Aが着力軸4の外側の側面に当接している。巻バネ1の基端部分1Dは、その裏側腹面1Bがホルダ6の約1/4円周分に当接しており、ビス10によってホルダ6に固着されている。すなわち、巻バネ1は、S字状に反転して着力軸4とホルダ6に装着されている。
回転開閉体2には、図6において時計回り方向(矢印方向)のトルクが働いており、固定枠体3に対する回転開閉体2にロック装置を解錠すると、回転開閉体2はヒンジ軸5を中心に開放方向に回転助勢される。回転開閉体2の回転角度が増すにつれて、先端部分1Cの巻き込みは展伸させられて、表側腹面1Aと着力軸4との接触長さは短くなり、その一方、基端部分1Dの裏側腹面1Bとホルダ6との接触長さが長くなる。
実施例1と実施例2では、着力軸4とホルダ6間に装着される板状の巻バネ1は、左右並列に2枚使用しているが、これは一枚だけにしたり、あるいは3枚以上の複数にすることによって、助勢対象の回転開閉体2の大きさや重量に対応して、得られるトルクの大きさを増減することができる。
また、着力軸4とホルダ6間に懸架装着される板状の巻バネ1は、2枚以上に上下重ね合わせることによって、助勢対象の回転開閉体2の大きさや重量に対応して、得られるトルクの大きさを増減変更することができる。この重ね合わせによるときは、助勢装置全体の横幅を徒に拡大させることがなく、コンパクトな設計が可能である。
着力軸4とホルダ6間に装着される板状の巻バネ1は、左右並列に2枚以上、また、上下に2枚以上重ね合わせて使用することもでき、これによって大重量の負荷に対しても適用することができる。
ホルダ6をヒンジ軸5と同軸な円形ドラム状に形成したときには、巻バネ1の撓曲変形がドラム周面に沿って滑らかな曲面状になされ、局部的に無理な鋭角的曲げが生じないので、巻バネ1の繰り返し曲げ使用時の寿命を延長させることができる。
助勢装置の正面図である。(実施例1) 助勢装置の右側面図である。(実施例1) 助勢装置の閉鎖状態の縦断面図である。(実施例1) 助勢装置の背面図である。(実施例1) 助勢装置の開放状態の縦断面図である。(実施例1) 助勢装置の閉鎖状態の縦断面図である。(実施例2)
符号の説明
1 巻バネ
2 回転開閉体
3 固定枠体
4 着力軸
5 ヒンジ軸
6 ホルダ
7 ヒンジの固定側部材
8 中心貫通孔
9 ヒンジの回動側部材
10 固定ビス

Claims (4)

  1. 互いに平行な表側腹面1Aと裏側1Bを有し、無負荷状態では裏側腹面1Bを内側にして巻き込まれている板状の巻バネ1をトルク発生手段として使用しており、回転開閉体2の側に着力軸4が取り付けられ、固定枠体3の側にヒンジ軸5と同軸にホルダ6が取り付けられており、巻バネ1の巻き込まれた先端部分1Cが着力軸4に嵌められて、一方の腹面が着力軸4の側面に当接しており、S字状または逆S字状に反転させた巻バネ1の基端部分1Dが、他方の腹面をホルダ6の外側面に添接させてホルダ6に固定されており、回転開閉体2に対して開放方向または閉鎖方向のトルクを与える回転開閉体の助勢装置。
  2. 着力軸4とホルダ6間に板状の巻バネ1が、左右並列に2枚以上装着されていることを
    特徴とする請求項1に記載の助勢装置。
  3. 2枚以上の巻バネを上下に重ね合わせて、着力軸4とホルダ6間に装着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の助勢装置。
  4. ホルダ6を円形ドラム状に形成し、ドラムの曲面に沿って巻バネ1を撓曲変形させるようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の助勢装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009203679A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Nippon Kaba Kk 煽り止め装置

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